来年、住宅はコレが来る!!!

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

あっという間におおみそかですね。年の瀬はいかがお過ごしでしょうか。今年はコロナの感染拡大で、在宅勤務が増え、家の中の仕事空間の必要性が高まった年でしたね。

我が家も夫が在宅勤務になり、仕事場所の確保に追われ大変でした(^^;

これから家を建てるあなたは在宅勤務など視野に入れて設計できますね。今後はフレキシブルに働くことが想像されるので、それに対応できるようなプランになっていくでしょう。
リモート授業を受けたり、在宅ワーク、趣味をするスペースを柔軟に仕切ることができるようなプランは、もうすでに取り入れられています。

感染症対策も進んで来ています。玄関に入ってすぐの場所に手洗いを設けるなどは今後は標準になるかもしれませんね。

そして在宅時間が長くなることで、住環境が以前にも増して重要になってきそうですね。

健康を損なうおそれのある建材を使わないのはもちろんですが、それ以上の付加価値がほしくなりますよね。香りやマイナスイオンでリラックスできたり、ヒートショックがなく、快適な室温や湿度を保てたり...!(^^)!

そして「注文住宅」と「建売住宅」の2択だった家の選び方に「規格住宅」の波が来ているようです。


私が家を建てた13年前はほとんどなかった「規格住宅」とはどんなものかというと、間取りや仕様を規格化してあり、その中のいくつかのパターンの中から選択するというものなんです。

選択の種類は会社によって様々ですが、間取り、床材、壁材などを何パターンかから選択できるという会社が多いようです。


部材を規格化することで大量に発注できるため、仕入れ値を抑えることができ、高品質のものでも手ごろな価格で手に入ります。使いやすいと考えられる間取りを、洗練されたデザインで作ってあるのも魅力です。


世の中を見てみても、ユニクロや無印などのように規格化、効率化を図り、高品質なものを安価に提供するということが当たり前になってきています。

住宅を規格化して安価に提供するというのもこの流れなんだそうです。確かにユニクロも無印もデザインがよくて手ごろなのが魅力的ですよね。私もめっちゃ利用してるーー。


タッチハウスは注文住宅もやっていますが、この規格住宅というものもあるんです。自然素材を使った規格住宅に加えて、来年には耐震住宅の規格住宅も発売になるんです!年明けにはお披露目会もありますので、またご案内しますね。


今年もあとわずかとなりました。数ある住宅会社のサイトの中から、タッチハウスのホームページを訪問してくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。

来年もどうぞよろしくお願いします!(^^)!

新年は1月4日(月)よりタッチハウスは平常営業させていただきます。緊急時には遠慮なくご連絡ください。


理想の家を作れるようになる2つの方法

こんにちはタッチハウス広報の平戸です。

いよいよ年末、せわしなくなってきましたね。そろそろ冬休みに入った方も多いのではないかと思います。

まとまったお休みの間には、将来住む家について家族で話されることも多いのではないでしょうか。

特に今年はコロナで、いつもより長い時間を家で過ごさなければならなかった方は、家に対する要望も同時に多くなってきたのでは?

今回は、そんなたくさんの要望を叶えるにはどうしたらいいか、自然素材でほぼ理想に近い家を建てた私の経験から書きたいと思います。

IMG_9083.JPG

夢を共有できるビルダーを見つけ、仲間にする

家は、とてつもなく大きな買い物です。多くの人にとっては一生に1度の買い物。たくさんの借金もするし、どうしても失敗したくないと言う気持ちが強くなります。

あちこちの住宅展示場や、完成見学会に足を運び、気になった住宅会社何社かとやり取りするようになると、できるだけ条件の良いところで建てたいと、金額やスペックを比べ始めるようになります(私がそうでした)

その時の心理は、家電量販店でパソコンや冷蔵庫を選んでいる時と一緒です。予算内でできるだけスペックの良いものを買いたいという感じ...。

でもパソコンや冷蔵庫は家と大きく違うんですよね。家電はすでに出来上がっているものですが、注文住宅の場合は、後から出来上がるもの。住宅会社を決めてから設計や仕様、設備を考えるという感じです。

あなたのイメージを実際に形にするのはビルダーなので、金額やスペックも大事ですが、理想の家のイメージを共有できるかがとても大事です。

家のイメージを明確にする

そんなビルダーを見つけるには、まず第一に自分のイメージが明確なこと。

私の場合は、自然素材で時とともに風格が出てくるような家というイメージがありました。

ちょっと大変ですが、色んな家を見て、調べて、話を聞いてという経験が多ければ多いほどイメージは固まってくると思います。

建てたい家のイメージ...自然素材の家、スタイリッシュな家、外気温に左右されない家...が決まれば、アンテナが立つので自然にそれが得意なビルダーの情報が集まってきます。イメージが明確なほど、ビルダーも見つかりやすくなります。


ビルダーを味方につける

ここで第二のポイントです。ビルダーを味方につけること。

自分の建てたいタイプの家が得意なビルダーさんが見つかったらぜひやってみてほしいのは、対立するのではなく、一緒に問題を解決する仲間になる方法です。

例えば本当はヒノキの床材がいいけど予算が足りない時、値段交渉もいいのですが、率直さがもっと効果的です。

「○○(ビルダーの方)さんの見せてくれたヒノキが本当に素敵で、目に焼き付いて離れないんです。娘や息子をこの床で遊ばせられたらアトピーもよくなりそうで...。でもどうしても予算が足りなくて...。どうしたらこの板を使えるか、一緒に考えてくれませんか?」

みたいな感じです。

人間は皆人の役に立ちたいと思っているものです。この人の役に立ちたいと思ってもらうことが、ビルダーさんの心にも火をつけるのです。そうすると例えば床材は安くならなかったとしても、他の部材で調整してくれたりと、全力であなたの夢をかなえようとしてくれるでしょう。

あなたが信頼すればするほど、ビルダーさんはあなたを満足させようと頑張ってくれます。「返報性の法則」というものがあって、人はもらったものに対してお返しをしようと思う生き物なのです。信頼されると本当にうれしいものなので、お返しがしたくなるんです。

自然素材で建てるとなると、自然素材は完成後もいろんな動きをすることが十分に考えられます。ビルダーとは長いお付き合いになるので信頼しあえる関係を作っておきたいものです。


今回は、理想の家を建てる方法について私の超個人的な見解を述べてみました。家を建てたいと思っているあなたのお役にたてたら、とっても嬉しいです。

ご質問などありましたら何でもお答えしますので、ぜひコメントくださいね!感想などいただけたら、小躍りして喜びます!

大掃除が楽になる壁材って???

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

いよいよ年末押し迫ってきましたね。
大掃除やらなきゃ...と気が重い人も多いのではないでしょうか。

2012102_s.jpg

我が家もやっと重い腰をあげ、昨日、夫と大掃除をしました。
大掃除は普段は見ないふりをしている窓の桟や網戸などを直視することから始めます。
手が届きにくい高い所のほこりも・・・。
全く目に入ってなかったけど、そうとう埃がついてる...。

そう、我が家の壁はホタテ漆喰と珪藻土なのですが、ホタテ漆喰はゴツゴツした仕上げなので、そこへ埃が絡まりやすいのでしょう、天井の近くなどに埃がたまってしまうんですね。

ところが最近は材料自身からマイナスイオンが出て、埃を寄せ付けないという壁材が出ているのだとか。
えー?めちゃめちゃいいなあ。年末の煤はらいしなくていいんじゃない???

そこで今回は、大掃除が楽になるという壁材について聞いてみました。

でそのマイナスイオンってどんなもの?かというと、


イオンとは電気を帯びている小さな物質(原子、分子、または分子集団)のこと。
電気といっても感電するものではなく、その大きさは肉眼ではもちろん、一般の顕微鏡でも見ることができない微粒子です。
プラスの電気を帯びたものを「プラスイオン」、マイナスの電気を帯びたものを「マイナスイオン」と呼ぶのだそうです。

そのマイナスイオンを放出する塗り壁材があるという...。


実際に見て触って体感してきたという、タッチハウスの山田代表に話を聞きました。


平戸「壁からマイナスイオンが出ると壁や天井に埃がつかないってどういう仕組みなんですか?」

山田「マイナスイオンには、空気中の浮遊菌や塵・埃を除去する機能はないんですよ。
でも、たばこの煙や花粉、埃塵など目に見えない小さな分子を結合して中和する作用があるんです。
その結果、空気が浄化されたり脱臭されるといわれています。

実はマイナスイオンの多い部屋は、埃がたまりやすいという事実があります。
どういうことかというと、マイナスイオンが多いと空気中に浮遊している細かな塵や埃が落ちやすくなるんです。
だからこまめに掃除をすれば、より良い空気空間を作ることができるといえます。

マイナスイオンが多い空間にいると、リラクゼーション効果が得られるだけでなく、花粉症や気管支炎などに悩んでた人が、とても楽になったという事例も多くあります。」


平戸「なるほど!埃が下に落ちるから壁や天井にはつきにくくなるんですね。
床なら日常的に掃除しているので、大掃除の時はずいぶん楽になりますね。いいなあ。原料は何なんですか?」

山田「美術館などで珪藻土や漆喰壁や天井を模様加工などする時に出る、本来は捨てられるはずの建材を原料にしているんです。
そこに特別な成分(企業秘密(^^♪)を加えて、マイナスイオンを発生させているそうです。」

平戸「そうなんですね。環境にもやさしいですね~。どんな塗り方でも大丈夫なんですか?」

山田「基本的にはどんな塗り方もOKです。コテやスポンジローラーを使った梨地パターンを付ける仕上げ方が一般的で、落ちついた質感が出ていいと思いますよ。」


平戸「気になるお値段ってどんな感じなんですか?」

山田「おおよそですが、珪藻土と比べて1.3~1.5倍位ですね。」

平戸「私前職の時、マイナスイオンを発生させる装置を売っていたことがあるんです。とても小さく6畳くらいの部屋用のもので10年前に20万円以上したんですよね。

それが、ウイルスや細菌を除菌するというので冬場によく売れたんです。医療用の業務用の大きさもあったようで、そちらは私は販売していなかったんですが、病院などに設置されていたんです。

そういうものが壁に備わっているってすごいですよね。しかも電気代もかからないという...。

そう考えると高くないかも...と思います。
これ、タッチハウスの標準仕様になるんですか?」

山田「リフォームはもちろん、これから新築を建てるお客様にも標準で使っていけるよう考えています!」

平戸「ぜひ標準でお願いします!!」

話を聞き、塗り壁もどんどん進化してるんだなと驚きの連続でした。
昔ながらの塗り壁ももちろんいいけれど、材料が希少だったり施工が難しかったりすると導入することができなくなってしまうこともあります。
進化してどんどんいいものが出てきているんですね。


リフォームにも使えて壁紙の上から塗ることも可能らしいです。
我が家は天井が壁紙なので、リフォームする時はこれに決まりですね!(^^)!


今回は大掃除が楽になる壁材について、タッチハウスの山田から話を聞きました。自然素材で家を建てたいと思っているあなたのお役にたてたら、とっても嬉しいです。

ご質問などありましたら何でもお答えしますので、ぜひコメントくださいね!感想などいただけたら、小躍りして喜びます!

自然の変化に対応できるのが自然素材

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

毎日寒い日が続きますね。
私の住む静岡では富士山がすぐ近くにありますが、今年はもう年末だというのに夏山のように雪が全く積もっていないのです。変な気候です。

2702885_s.jpg

こんな風に暖冬だったり、記録的な寒波が来たり、台風が多かったりと気候が全く同じというような年はやってこないものです。

人間の体も変化する気候や食べ物に影響を受け、日々変化し続けていますよね。

自然住宅に住んで13年、自然な食やライフスタイルに携わって30年の私の観点から、そんな変化に対応できるのが自然素材...という話を今回はしたいと思います。


無垢の床や塗り壁、素敵だけどそれなりにコストアップするし、導入しようかどうか迷ってる...そんなあなたにおススメの記事です。

私は内装がヒノキの床板、ホタテ漆喰の壁という家に住んでいるのですが、気温や雨によって大きく変わるのは室内の湿度です。


同じ温度でも湿度が違うと感じ方が違い、湿度が高いと暑く(あたたかく)感じ、湿度が低い時は寒く(涼しく)感じます。

夏、晴れてお日さまがカンカンに照っているときは空気の温度が高くなっているから暑くて当然なんですが、でも、お日さまが照っていないくもりのときも暑く感じるのは湿度(しつど)が高いから...。

自然素材は調質効果が高く、湿度の高い時期は外から帰ってくると室内はそれほど蒸し蒸ししないのが特徴です。
我が家は昨年までエアコンがなかったのですが、それは梅雨の時期にさほど過ごしにくくなかったから。

集合住宅にいた頃は梅雨時、蒸し暑さが堪えがたかったのと大きく違います。

そして冬は無垢の木や塗り壁が水分を外に出して湿度を上げてくれるので、家に帰るとほんのりとあたたかく感じます。

こんな風に温度や湿度に自動的に対応して調湿してくれるのが自然素材のスゴイ所です。
年によって変わる天候の変化に、人工的な素材は対応する機能を持っていないのです。
それに対応するために、エアコンや換気機能を備え付けています。

もちろんエアコンの良い点はたくさんありますが、その一方で電気代がかさんだり、小さなお子さんの体温調節に必要な汗腺が育たなくなってしまったりすることもあります。
冷房によるな冷えからくる自律神経失調症や、全身のだるさや疲れやすさなど、現代人の不定愁訴の原因の一つにも冷房が数えられています。

かといって使わなければ湿気を調整することができず結露とカビが発生してしまうことも。以前住んでいた鉄筋コンクリート住宅では、結露とカビにずいぶん苦労しました。


自然の調湿効果は自然素材で家を建てたら、無料で半永久的に続くわけで、それは人間の健康にとって計り知れないメリットです。
自然素材の家に住んで具合がよくなる人が多いのは必然なんですね(^^♪

健康はお金では買えないと言いますが、私は食べるものと住環境には投資すべきだと激しく思います。

現代はほんの50年前と比べてものすごく便利になりました。
水くみも、薪割りも、畑仕事もしなくてすみ、少しの距離でも車で移動でき、エアコンで暑さ寒さも自由自在です。
ただ便利な半面、自然から大きくかけ離れてしまっているのも事実です。人間も有機物で自然の一部なので、自然に触れる時間はとても大事です。

自然素材の家で毎日自然に触れて、加工しすぎていない自然な食べものを食べることが、便利な現代社会の恩恵を受けながらも、健康に暮らしていける方法だと思います。


このブログを読んでくださっているあなたは、きっと健康を重視した家づくりを考えていらっしゃることと思います。
今回の記事が少しでもあなたの家づくりの参考になれば幸いです。


今日は「自然の変化に対応できるのが自然素材」というテーマで、私の超個人的な感想をお話しました。
ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

自然素材の家は過度に乾燥しないってホント?

自然素材の家は過度に乾燥しないってホント?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

ここのところ急激に寒くなりました。いよいよ冬本番ですね。
冬になると、顔、肘や膝、足、かかと...色んな所が乾燥してきます。
空気中には水分が含まれていますが、気温が低くなると空気中に含むことができる水分量が減ってしまうので、冬は一年を通して最も空気中の水分が少なくなる季節。
乾燥によって皮膚の水分が減ってしまい、バリア機能が働かなくなって、肌が荒れたりかゆくなったりするわけなんです。

dry-skin.png

乾燥は肌が荒れるだけではありません。口や鼻などの粘膜が乾燥することにより感染症に対する体のバリア機能も低下してしまうので、病原菌やウイルスが体内に入りやすい状態になると言われています。

もちろん家の中の空気も乾燥してきます。
そこで調質作用があると言われる自然素材が気になりますよね。

よく塗り壁や無垢の床などを内装に使うと乾燥しすぎずに快適だと聞きませんか?
でもそれって本当なのかな?実際にはどうなの?と思うのではないでしょうか?
私は疑り深いせいか、建設会社の都合のいいことばかり言ってるんじゃないの?
などと懐疑的な目で見ていた時期がありました。


そこで今回は、自然素材の家を建てて13年の私が、自然素材の家の冬の乾燥の実態についてお伝えしようと思います。
実際冬を過ごしてみて、乾燥具合はどうなのか、結露はしないのか、体調に変化はあったのか...をぶっちゃけてみたいと思います。


ただ正直なところ家の中に湿度計があるわけではないので、あくまでも私の体感になりますのでご理解いただけると幸いです。

自然素材の家を建てたいと思っているあなたの参考になればうれしいです。


我が家は一階がヒノキの床と畳、壁はホタテ漆喰、二階がパインの床で壁はホタテ漆喰、水回りは床がビニールタイルで壁が珪藻土という内装になっています。


室内が乾燥しているかどうか、体感でいうと実はあまりよくわかりません。
ただ、夜寝ているときにのどが乾燥して目が覚めるとか、のどが痛くなるということはなくなったので過度に乾燥はしていないようだ...ということはわかります。
引っ越してみて実際に変化したことをあげてみますね。

☆肌トラブルがなくなった

うちの子供たちは、冬になると肘や膝の内側や、耳の後ろなどが荒れることがよくあり、病院に行くとアトピー性皮膚炎と診断されていました。
それが、引っ越しをしてから病院に行ってないってことに、しばらく経ってから気が付きました。全く症状が出なくなったんです。
不思議ですよね。全部が全部自然素材のせいではないかもしれませんが、環境の変化は大きかったのではないかなと思います。


☆風邪やインフルエンザなど感染症にかかりにくくなった。

家を建てる前に集合住宅に住んでいたころは、夫は毎冬風邪をひくだけでなく、マイコプラズマ肺炎になって1か月も療養したこともあり、感染症に激弱でした。さらに感染症だけでなく、メニエール病になったり、胆石になったりと若かったのに何かと病弱でした。

それが引っ越しをしてからは、風邪をひく回数がすごく減りました。毎年だったのが3~4年に一回くらいで、しょっちゅうかかっていたインフルエンザにもかからなくなりました。関係ないかもしれませんがメニエールも再発しなくなりましたね。

数年前から単身赴任で寮に住み始めて、今はまた毎年風邪をひいているので、家の環境による違いは大きいなと改めて感じています。

2020_13.6.27・28西原恒邸完成見学会_200730.jpg

子供たちも引っ越す前は小さかったせいかもしれませんが、風邪、嘔吐下痢、手足口病、ヘルパンギーナ、溶連菌感染症、アデノウイルス...とずいぶん病院のお世話になりました。

でも引っ越しをしてからは、たまにひく風邪と歯科、眼科くらいで、病院に行く回数がずいぶん減りました。

☆静電気が起きない

以前は服を着たり脱いだりすると、不快な静電気がバチバチ起こったのですが、この家に引っ越してきてからそれが全然ないことに気が付きました。
スカートなどを履くときエレガードという静電気防止スプレーが必須だったのに、13年間一度も買ってないという...。

乾燥すると物の表面が乾いて電気が流れにくくなり、静電気が帯電しやすい状態になると言われています。
だから静電気が起きないということは、乾燥していないということなんですね。

☆結露は洗面所でたまにする

我が家で一か所だけ結露する場所が洗面所です。
先にも書いたように、我が家は水回りの床はビニールタイルです。
壁は珪藻土ですが、洗面所はお風呂からたくさん蒸気が漏れてくる場所だからでしょうか、真冬はガラス窓がうっすら結露しています。
窓枠に垂れるほどではないので放っていますが(^^;

なぜか入居当初のほうが結露が多く、年を経るごとに結露が少なくなってきてる気がします。気候のせいかなあ。

集合住宅にいる時は、「水取りぞうさん」という除湿剤を山のように使っても、北側の押し入れはかびるし、北側の窓は結露がびっしりだったなあ...と、今回この記事を書いていて久しぶりに思い出しました。

以上が私が自然素材の家で13年冬を過ごした体感です。結論を言うと我が家の場合は以前の集合住宅に比べて「乾燥しない家」といえると思います。


乾燥を助長すると言われるエアコン房ではなく、灯油ストーブとオイルヒーターを使っていることも過度に乾燥しない理由の一つかもしれません。

立地もあると思うので「絶対」ではないと思いますが、私の個人的な実感としてはとても快適に冬を過ごせています。


室内が乾燥しても、今は加湿器などもあって快適に過ごすことは全然可能だと思います。

自然素材は人工的な装置に頼らず、自然に快適に過ごしたいという方にとてもいいと思います。

今日は自然素材の家の乾燥状況について、私の超個人的な感想をお話しました。
ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

建ててみて思う工務店のメリット・デメリット

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てようと思ったときに、どんな住宅会社で建てるかはけっこう大きな問題ですよね。

テレビでよく見聞きするような大手ハウスメーカー、地域密着型の工務店...。
私も夫と一緒にずいぶん悩みましたが、最終的には、自然住宅を得意とした地域密着型の工務店で建てました。
もちろんハウスメーカー・工務店とひとくくりにはできないし、個々の会社によって違いはあると思いますが、一つの体験談として参考になればと、
今回は、工務店で家を建ててみて感じたメリット・デメリットをお伝えしようと思います。

我が家は家づくりの一歩としてハウスメーカーのモデルハウス巡りから始めたのですが、大手のハウスメーカーは自由設計と言いながら、
使う部材がある程度規格があって制約が多く、意外と好きなように建てられないのでした。
私が家を建てた13年前は無垢の木やぬりかべを規格内にしている大手はなかったので、自然に大手以外の住宅会社を選びました。

OIP.jpg

建ててみて思う工務店のメリット・デメリット


メリット

☆カスタマイズできる

個人の要望に柔軟に対応してくれるのが工務店の良さです。大手メーカーは多くの人が満足する最大公約数的な家を得意としていますが、工務店は個人の好みに応じたエッジの効いた家づくりが得意な所が多いです。
私たちは無垢の床板・塗り壁・建具・作り付けの家具...などわりと明確なイメージがあり、それを実現してくれたのは工務店でした。

☆価格が安い

工務店は大手ハウスメーカーより安いというのが実感です。合板やビニールクロスより高価なはずの自然素材をほぼ使って建ててもほとんど変わらないか、少し安いという見積りでした。直接地元の職人を組織できたり、テレビコマーシャルなどの宣伝費をあまりかけていないことがその理由のようです。

☆地元密着なので地域に合わせた仕様を熟知している。

家を建てる環境はとても大事で、風が強いのか、湿気は多いのか、その土地によって全然違います。我が家は静岡にあるのですが、設計者は夏と冬の日照時間、太陽の角度、風向き、などを設計に生かし、夏涼しく冬暖かい家を建ててくれました。


デメリット

☆自分の要望をかなえてくれる工務店を自分で探して選ばなければならない施工された家をみせてもらったりして、自分のイメージ通りの家を建ててくれそうかどうか選ぶので、たくさんの工務店の現場を見て歩きました。まあそれも楽しかったですが(^^♪

☆倒産のリスクが大手より高い

今は大手でもどうなるかわからない時代とはいえ、やはりリスクが高いのは確かで、実際、うちを建てた工務店も10年後に倒産してしまいました。工務店といえば地元密着なので、ちょっとしたトラブルにも対処してもらえるのが魅力でしたので、来てもらえなくなってしまったのは残念でした。


とはいえ、工務店は地元にいくつもあるのでちょっとしたトラブルを見てくれる所には困っていません。
ただ建ててる最中に倒産してしまうのは困りますよね。そんな心配のために、万が一、契約した会社が倒産しても、保証会社が工事を引き継ぐ建築会社を紹介し完成をサポートしてくれる「住宅完成保証制度」というものがあります。

支払った金額分よりも工事が進んでいない場合でも、一定の過払金や追加工事金が保証されるため、施主はより安心して住宅を建てることができるというものです。

私たちはこれを利用して、建てている最中の万が一には備えられたので安心でした。

☆最新技術や省エネ効率は大手メーカーの方が勝っている

大手のように潤沢な資本があるわけではないので、最新技術を開発しているところはほとんどないと思います。

以上が私が家を建ててみて思う工務店のメリット・デメリットでした。

実は家を建てる時に工務店を利用する人は、全体の7割にも上るそうです。実際に私も探すのは難しかったけど、私たちの希望を叶えてくれる工務店で家を建てて満足しています。会社は倒産はしてしまったけれど、家が建ってしまえば面倒を見てくれる大工さんはたくさんいるのでそれほど困っていないですしね。

満足できる家を建てるにはまずは自分たちがどんな家に住みたいのか、具体的にイメージしてみてくださいね。

家族でも話し合い、予算、間取り、欲しい設備などゆずれないポイントをはっきりさせてから、モデルハウスや住宅展示場で情報収集すると、自分たちの希望を叶えてくれるメーカーや工務店がみつかりやすくなると思います。

今回は建ててみて思う工務店のメリット・デメリットについて、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

窓を生かしたお部屋が広く感じる間取り計画

こんにちは、タッチハウス広報の平戸です。

自然住宅を建てようと思っているあなたは、家と外とがゆるく自然とつながるような開放的な間取りを考えたことがあるのではないでしょうか。

家の中と外が自然とつながるというと、縁側やウッドデッキ、そして大きな窓などがありますよね。

特に大きな掃き出し窓は太陽の光をたっぷり取り入れることができ、庭の自然も近く感じられるので、リビングやダイニングに掃き出し窓をつけたいと考える方は多いのではないでしょうか。

でも、大きな窓は寒いんじゃない?掃除はどうなんだろう...?実際の使い心地が気になりますよね。

そこで今回は、リビングの南面に大きな掃き出し窓を設置して13年住んでみた経験から、大きな窓ガラスの良かった点、イマイチだったなと感じる点をお伝えしたいと思います。

リビングの大きな掃き出し窓 良かった点

我が家ではリビング・ダイニングの南側に約2.6mの掃き出し窓を2枚つなげ、合計5.2mの開口部にしています。
IMG_7672.jpg


明るく、夏涼しく、冬暖かい

やはり何といっても日差しが入って明るいのがいいですね。曇りの日でも日中リビング・ダイニングの電気をつけることはほぼありません。日差しが入るので冬はとても暖かいです。

ガラス窓は真南に向いているため、夏は太陽の位置が高いのであまり日差しが入ってこないので暑くなりません。こんな風に夏涼しく冬暖かくなるよう光の入り方や風の通り道を設計するのも自然住宅ならではですよね。

「自然住宅建てます」という住宅会社はたくさんありますが、無垢の床板にして塗り壁にするだけという会社も多くあります。でも日本の風土にあった設計にしていないと、せっかくの自然素材もかびてしまったり呼吸ができなくなったりということになりかねません。太陽の光や風を取り入れるのを設計の基本にしているのか、それとも暑さ寒さは冷暖房機器でしのぐように設計しているのかは住宅会社の営業さんや建築士さんとやり取りしていくうちに自然にわかってくると思います。

解放感がある

壁に囲まれてるという感じがなく部屋がとても広く見えます。ガラス越しに見えるウッドデッキもリビングの一部のように目が錯覚するようで、8畳ほどの我が家のリビングですがそれ以上に大きく感じます。

庭の植栽や借景を楽しめる

我が家の場合は窓の外にウッドデッキを設け、その先にほんの少し木を植えています。庭自体は猫の額ほどですが、大きな窓なのでお隣の公園の緑も目に入ってきます。自然との一体感を感じられるような眺めになっています。

一番いる時間が長いリビング・ダイニングの窓から見えるものは結構重要です。どんな景色を見て過ごしたいのか、周囲の景観をどのように取り込みたいのか、施主の考えを引き出して形にするのも建築会社の力量だと思います。住んでからのことをイメージして設計している会社は、きっとあなたの想いを形にしてくれると思います。


リビングの大きな掃き出し窓 イマイチだった点

熱が出て行きやすい

冬は部屋の中まで日差しが入って暖かくなりますが、その熱が出ていくのも窓からです。日が沈むと同時にすぐに逃げていっちゃいます。

シャッターがあればその熱を逃がさないで済んだのかもしれませんが、我が家はシャッターはなくカーテンだけなので、やはり寒い夜は熱がどんどん逃げてしまい冷え込んでしまいます。

設計の段階で寒いだろうとは想像はしていたのですが、予算的な問題と、ズボラな自分は毎日シャッターを開け閉めできないような気がしてシャッターをつけませんでした。後からこんなはずじゃなかったとならないように、大きな窓をつける場合は施工会社さんとじっくり相談した方がいいと思います。


磨くのが大変

大きな窓だけに磨くとなると結構な時間がかかります。

特に湿気の多い時期6月から8月位にかけては窓が汚れやすく、1週間で「もうこんなに汚れちゃったの?」と思う事も。まあ、こまめに拭いているときは汚れも落ちやすいので30分ほどでできるんですが...。乾燥してくる冬場はあまり汚れが目立たない時期です。2~3か月掃除をしなくていいことも。ただ汚れが蓄積するせいか落ちにくくなっちゃいます。


外からの視線が気になる

せっかくの大開口もいつもカーテンを閉めっぱなしではあまり意味がありません。でもカーテンを開けているなら、視線を遮るものがないと外から丸見えになってしまいます。

我が家の場合は目の前が公園になっているため丸見え注意です。公園からの視線を遮る植栽やフェンスなどで、目線を遮るようにしています。

重い

窓が1間半と大き目なため、窓自体が重く、開け閉めが地味にストレスです。ハンドルのついていないタイプの窓なので余計そう感じるのかもしれません。開け閉めしやすいハンドル付きのタイプや軽量のタイプがあったら、そちらにすればよかったと思っています。

テレビを置く場所がない

ソファーに座って正面の場所が窓なのでテレビを置く場所がありません。テレビを置くためにはテレビ台も必要ですよね?もちろんそれも置けません。家具や家電を購入する段階になって大分困ってしまいました。

それで8畳の小さいリビングなのにプロジェクターで映すホームシアターシステムを導入しました。見たい時だけスクリーンを下ろして見ればいいので、テレビを置く場所がいらないからです。

ただ、明るい時間はきれいに見れないし、システムを起動させるのがまあまあめんどくさいので見る時間はとても少ないです。子供が小さい頃はあまりテレビ漬けにしたくなかったのでそれで良かったのですが、まあまあ不便なこともあります(^^;今は小さい卓上のテレビも導入して、それでニュースなどは見ています。

テレビの置き場所はしっかり考えておいた方が良いと思います。

以上が私が感じるリビングの大きな掃き出し窓の良かった点、イマイチだった点です。デメリットの方が多くあがっちゃいましたが、もしもう一度家を建てるとして、窓の大きさをどうするかと考えると...個人的にはやっぱり大きい窓をつけるような気がします。この内と外が繋がっているような解放感はデメリットがあっても捨てがたいな...と。

ただ今はいいけど、もう少し年をとって窓ガラスも拭けなくなってきたら困るなあっていうのは思いますね。自動窓ガラス拭きマシーンができればいいなあ。


今回はリビングの大きな掃き出し窓について、私の超個人的な感想をお話しました。窓ガラスの配置や大きさを考える時に少しでも参考になればと思います。経験の豊富な建築士さんに、窓の向きや大きさ、使いやすいサッシなどじっくり相談してみてくださいね。

ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

木製建具ってどうなの?

こんにちは、タッチハウス広報の平戸です。

自然素材で家を建てたいと検討しているあなたは、無垢の床や塗り壁などに加えて、木の建具なども検討しているのではないでしょうか。

木製ドア、質感が上質でステキですよね。

でも木の建具って立て付けが悪くなるとか歪んでくるとか、よく聞きませんか?
使ったらどんなふうになっていくのか?反ったり、凹んだり、汚れたり・・・色んな事が気になって迷っている方も多いのでは?と思います。
我が家でも、家を建てる時にどんな建具にするか随分悩みましたから...。

そこで今回は、家のドアや収納の建具も無垢ではありませんが木製で作った我が家の、ありのままの13年後の様子をお伝えしようと思います。


我が家は、以前「木製玄関ドアのメリット・デメリット」という記事でも紹介したように、玄関が木製のドアです。
無垢の一枚板というわけではなく、何枚かの板を張り合わせた扉になっています。

室内の部屋の入り口は木製の引き戸、収納は木製の観音開きの扉で、ほとんどがシナ合板という合板で作ってあります。
シナ合板というのは、シナノキ(榀の木)を薄く切った板を表面に貼った木質ボードのことで、シナベニアとも呼ばれます。

まずは
玄関扉

IMG_6149.jpg

以前も書きましたが、木は膨張したり乾燥したりするので、膨張時は扉が閉まりにくかったり、鍵もかけにくい時期があります。
主に梅雨から夏にかけての湿気の多い時期は閉まりにくいです。
とびらの自重で閉まらないので、10分ほどたってから「バタン」と音がして何かと思うと玄関扉が閉まった音だった...ということがよくあります。

室外と室内の温度・湿度が違うのでとてもハードな環境にあるのが玄関扉。しかもピッタリ合わなければ鍵ができないのですから、このくらいで済んでいるのは、収縮率など相当緻密な計算されているのだと思います。
作ってもらうなら、経験豊富な建具屋さんを抱える施工会社でないとですね。
木製ドアは木の狂いなどが計算され、かつオシャレな既製品もあるので、その方が安くて安心かもしれません。

木製ドアのリスクを知り尽くした施工会社さんなら、そういった既製品の木製ドアのこともよく知っているはずなので、
それを尋ねてみるのも、施工会社がしっかりメンテナンスできるかどうかを見極める一つの指針になるかもしれません。

我が家でも、最初の住んで間もなくの頃はドアが壊れちゃった??と心配になり施工会社に見てもらうことがよくありました。
蝶番の具合などを調整してもらったりして良くなったり、こういうものなんだよと木の性質を教えていただいて安心できました。
ドアなどの精密さが求められる建具は、メンテナンスができるという安心感は必須だと思います。


部屋の入り口の戸

我が家の場合ほとんどがシナ合板の引き戸です。

IMG_7348.jpg

引き戸というのは戸袋に余裕があるせいか、合板なので動きが少ないせいか今のところ不都合はありません。

たて付けではありませんが、引き戸の手をかけるところが汚れやすいのが難点ですね。
ちなみに水しぶきもかかると茶色いシミになってしまうので、水回り付近はけっこうぽたぽたとシミがついてしまいます。

ただどちらも水拭きすると取れるので、気付いた時にサッと拭けば大丈夫です。


収納スペースの観音開きの扉

ここもシナ合板です。
IMG_7349.jpg

じつは観音開きにはかなり悩まされました。

扉がずれてきて閉まらなくなる場所が一か所あり、施工会社にも相談して何度か来てもらい蝶番を調節してもらっても、しばらくするとまた閉まらなくなる...の繰り返しでした。
でも何度か見てもらううちに、蝶番のくせみたいなものがわかってきて、わざわざきてもらわなくても自分でも調節できるようになりました。

家の小さな不具合は、慣れると自分でメンテナンスできるようになるのも自然素材の家の特徴かもしれません。
木工ですからね。DIYのようなものです。それでも最初はよくわからないので、やはりメンテナンスしてもらえる施工会社だと安心です。


木製建具 我が家の場合

玄関扉は季節によって閉まりにくくなる

室内の引き戸はたて付けは良いが、手をかける部分が汚れが目立つ

室内の観音扉は場所によって閉まらない

とオールオッケーとはいかない状況です。
こういった不具合というのは自然素材の家にはつきものですので、それを知った上で自然素材の家を建てるのかそれとも狂いのない合板やびにーるッチハウス広報の平戸です。

自然素材で家を建てたいと検討しているあなたは、無垢の床や塗り壁などに加えて、木の建具なども検討しているのではないでしょうか。

木製ドア、質感が上質でステキですよね。

でも木の建具って立て付けが悪くなるとか歪んでくるとか、よく聞きませんか?
使ったらどんなふうになっていくのか?反ったり、凹んだり、汚れたり・・・色んな事が気になって迷っている方も多いのでは?と思います。
我が家でも、家を建てる時にどんな建具にするか随分悩みましたから...。

そこで今回は、家のドアや収納の建具も無垢ではありませんが木製で作った我が家の、ありのままの13年後の様子をお伝えしようと思います。


我が家は、以前「木製玄関ドアのメリット・デメリット」という記事でも紹介したように、玄関が木製のドアです。
無垢の一枚板というわけではなく、何枚かの板を張り合わせた扉になっています。

室内の部屋の入り口は木製の引き戸、収納は木製の観音開きの扉で、ほとんどがシナ合板という合板で作ってあります。
シナ合板というのは、シナノキ(榀の木)を薄く切った板を表面に貼った木質ボードのことで、シナベニアとも呼ばれます。

まずは
玄関扉

IMG_6149.jpg

以前も書きましたが、木は膨張したり乾燥したりするので、膨張時は扉が閉まりにくかったり、鍵もかけにくい時期があります。
主に梅雨から夏にかけての湿気の多い時期は閉まりにくいです。
とびらの自重で閉まらないので、10分ほどたってから「バタン」と音がして何かと思うと玄関扉が閉まった音だった...ということがよくあります。

室外と室内の温度・湿度が違うのでとてもハードな環境にあるのが玄関扉。しかもピッタリ合わなければ鍵ができないのですから、このくらいで済んでいるのは、収縮率など相当緻密な計算されているのだと思います。
作ってもらうなら、経験豊富な建具屋さんを抱える施工会社でないとですね。
木製ドアは木の狂いなどが計算され、かつオシャレな既製品もあるので、その方が安くて安心かもしれません。

木製ドアのリスクを知り尽くした施工会社さんなら、そういった既製品の木製ドアのこともよく知っているはずなので、それを尋ねてみるのも、施工会社がしっかりメンテナンスできるかどうかを見極める一つの指針になるかもしれません。

我が家でも、最初の住んで間もなくの頃はドアが壊れちゃった??と心配になり施工会社に見てもらうことがよくありました。
蝶番の具合などを調整してもらったりして良くなったり、こういうものなんだよと木の性質を教えていただいて安心できました。
ドアなどの精密さが求められる建具は、メンテナンスができるという安心感は必須だと思います。


部屋の入り口の戸

我が家の場合ほとんどがシナ合板の引き戸です。

IMG_7348.jpg

引き戸というのは戸袋に余裕があるせいか、合板なので動きが少ないせいか今のところ不都合はありません。

たて付けではありませんが、引き戸の手をかけるところが汚れやすいのが難点ですね。
ちなみに水しぶきもかかると茶色いシミになってしまうので、水回り付近はけっこうぽたぽたとシミがついてしまいます。

ただどちらも水拭きすると取れるので、気付いた時にサッと拭けば大丈夫です。


収納スペースの観音開きの扉

ここもシナ合板です。
IMG_7349.jpg

じつは観音開きにはかなり悩まされました。

扉がずれてきて閉まらなくなる場所が一か所あり、施工会社にも相談して何度か来てもらい蝶番を調節してもらっても、しばらくするとまた閉まらなくなる...の繰り返しでした。
でも何度か見てもらううちに、蝶番のくせみたいなものがわかってきて、わざわざきてもらわなくても自分でも調節できるようになりました。

家の小さな不具合は、慣れると自分でメンテナンスできるようになるのも自然素材の家の特徴かもしれません。
木工ですからね。DIYのようなものです。それでも最初はよくわからないので、やはりメンテナンスしてもらえる施工会社だと安心です。


木製建具 我が家の場合

玄関扉は季節によって閉まりにくくなる

室内の引き戸はたて付けは良いが、手をかける部分が汚れが目立つ

室内の観音扉は場所によって閉まらない

我が家の場合はこのようにオールオッケーとはいかない状況です。
こういった不具合というのは自然素材の家にはつきものなのかなと思います。それを知った上で自然素材の家を建てるのかそれとも狂いのない合板やビニールクロスの家を建てるのかを選択するのがいいと思います。
建ててみてからこんなはずじゃなかった・・・というのが一番残念ですからね。

ちなみに私は、こういう様々な不具合があっても、やはり自然素材の家にしかない空気感や質感は代えがたいという思いに変わりはありません(^^)


今回は木製建具について、私の超個人的な感想をお話しました。

ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

自然素材の家の大掃除 

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。今日からいよいよ師走。気が重いですが大掃除の季節ですね。

自然素材で家を建てたいと思っているあなたは、自然住宅の年末大掃除のことが気になるのではないでしょうか。

いくら調湿性に優れ快適に過ごせても、汚れがひどくて掃除が大変なのでは導入をためらってしまいますよね。

そこで今回は、13年自然住宅に住み日々家事をしてきた主婦としての経験から、実際に自然素材はどんな風に汚れて、
年末にはどんなお掃除をしているのかを紹介したいと思います。

自然素材の家で特に大きな面積を占めるのが塗り壁と無垢の床板。それぞれどんな大掃除をしているかというと...。

塗り壁

我が家の壁は、珪藻土とホタテ漆喰。

珪藻土はフラットな感じに塗ってあり
IMG_7331.jpg

ホタテの方は表面がゴツゴツしています。
IMG_7332.jpg

大掃除といえば煤払いですが、この表面の仕上げで煤のつき方がけっこう違うんです。
珪藻土はフラットなせいかほとんどつかず、ホタテの方は天井に近い部分に煤が目立つんです。

なので、大掃除では主にホタテ壁の方を重点的に掃除します。やり方は、掃除機の先端にブラシのノズルをつけて煤のある場所を掃除機をかけます。
高い所なのでちょっと大変ですが、夫がノズル持ち私が掃除機を持って後を追いかけるようにしてコツコツかけています。

吹き抜けの部分はさすがに届かないので、はしごをかけて高い場所まで登り、ほうきに濡れたふきんを巻いたものでなぞるようにして拭きとります。

よくある埃とりのモップは繊維がゴツゴツに引っかかって役に立たないのです。ゴツゴツのない珪藻土の方はコチラで大丈夫なんですが...。

台所付近の壁は、気付かずに食材や調味料が飛んでしまっていたりしてシミがついていることがあります。年末には一応そんなシミもチェックしています。

シミがついている時は水で濡らした白いぞうきん(汚れていると汚れがついてしまうのできれいなもの)でシミの部分を叩いて水を浸透させ、それからごしごし拭きます。

ぞうきんはあまり絞らずに、びしょびしょの状態で使うのがポイント。雑巾で落ちなければ古歯ブラシでこすります。

それでも取れない場合、油汚れっぽかったらセスキ炭酸ソーダを水で溶かした液体を吹きかけてからこすってみます。
ケチャップ系の色素汚れだったら酸素系漂白剤を溶かした液体を吹きかけ2~3分おいてからこすります。これでたいていの汚れは落ちます。

我が家でどうしても落ちなかったのは墨です。これだけはうっすらと残ってしまいましたね(^^;

どちらも最後に水をスプレーして薬剤を拭きとります。

無垢の床板
床板は、住み始めの頃は年末の大掃除で蜜蝋ワックスやオイルを塗ることもありましたが、素足で歩くことが多いせいか(足の油で?)年々塗らなくてもつやつやしてくるようになり、今はほとんどやっていません。

普段は掃除機をかける程度の掃除しかしていないので、年末は固く絞った雑巾で気になる汚れを拭きとっています。
水のシミや調味料が落ちたあとなど普段は気付かないシミも、ひざまづいてみるとけっこうあるもので...。水拭きしたあと乾いたぞうきんで拭くと、濡れ雑巾は真っ黒になってることが多く...(^^;かなりスッキリします。

床ではありませんが、無垢板のダイニングテーブルにはオレンジオイルを塗ります。液体や食べ物をこぼす頻度が床より高いので、汚れが染みこまないように塗り込むようにしています。

我が家の壁や床の大掃除はこのくらいです。自然素材の家だからといって、それほど特別な掃除をしなければならないということはありません。

むしろ自然素材でない合板はつやがなくなってしまうので、ワックスかけをしなければならなかったり、紫外線やカビで変色してしまう壁紙をきれいにすることの方がずっと大変かもしれません。

壁も床も、使う材質によって違いがあるので一概には言えないとは思いますが、少しでも参考になればうれしいです。

今回は自然素材の家の大掃除について、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

自然住宅は冬あったかいってホント?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

今年は例年に比べて暖かい日が続きますが、もうすぐ12月。さすがに寒さが本格化してくるでしょう。

新築を考えているあなたは、夏は涼しく冬は暖かい家がいいなと思っているのではないでしょうか。
家を建てようと思っていた頃、私もそんな家に住みたいと思っていました。

なるべく冷暖房に頼らずに自然素材の力で快適に過ごせるのが理想で、自然住宅を建ててくれるところを中心に何年も探しました。
自然住宅を作っているハウスメーカーや工務店の資料やホームページでは、自然素材で建てた家は冬暖かく快適だと書いてあったものの、

「実際はどうなんだろう?」という疑問も常にありました。その時思ったのは実際に住んでいる人の話が聞けたらいいのにということ。

だってハウスメーカーや工務店は自分のところで建てて欲しいからいいことしか言わないんじゃない?なーんて疑っていましたからね(^-^;

でもその当時自然住宅に住んでいる人は少なくて中々出会えませんでした。出会えても本音まで聞けるわけじゃないし。

こんな風に、私は家を建てる前に住んでいる人の本音を聞いてみたかったので、今回は自然住宅に住んで13年の私が、本音で冬の自然住宅の体感をお話ししたいと思います。

これから家を建てようと考えているあなたに少しでも参考になればうれしいです。

0073.JPG

最初に言っておくと我が家は「高気密・高断熱住宅」と言われる魔法瓶のような家ではありません。

結論から言うと、

暖かい
でもちょっと寒い時もある

です。

以前住んでいた賃貸住宅は、帰ってくると凍えるように寒く、特に床はスリッパなしではとてもいられませんでしたが、今の家にはそれがありません。
帰ってきても凍えるような寒さはなく、床もさすがに真冬は素足ではいられませんが、靴下をはけば全然大丈夫なレベルです。

その暖かさは素材によるものと、物理的なものがあると思います。

素材によるもの

直接足が触れる床が無垢の木というのはとても大きいと思います。塩ビシートや合板に比べて、無垢の木はたくさん空気を含んでいるといいますが、本当にあたりが柔らかくひんやりしないんです。

足元が冷えないというのは、想像以上に暖かさを感じる要因になります。たまに実家に行き合板の床に上がると、しみじみそれを感じます。

無垢の床材は床暖房が入れられないので、導入を迷う人もいるかもしれませんが、私の実感としては床暖房は必要ないですね~。

もう一つ、自然素材が調湿してくれるというのも大きいと思います。
賃貸住宅に住んでいる時は、冬場は乾燥して朝起きると喉が痛かったり、肌がカサカサになったりしていましたが、
無垢の木や塗り壁の家は部屋が過度に乾燥してこないんです。

湿度と体感温度には密接な関係があると言います。
乾燥していると涼しさや寒さを感じられ、逆に湿度が高いと暖かさや暑さを感じるようになるらしいんですよね。

気化熱というのを聞いたことがあるでしょうか?
人間の皮膚には水分が貯えられていますが、乾燥した状態では皮膚の水分も奪われやすくなり、気化熱によって体温が奪われます。

乾燥によって体温が奪われると寒く感じる、反対に湿度が多いと水分の蒸発が抑えられるので、気化熱によって体温が奪われないので暖かく感じるということのようです。

物理的要因

我が家は総二階なのですが、東西に長い作りになっているので南面が広いんですね。南面は公園で光を遮るものもないので、冬場は太陽の光が部屋の隅々まで入ってきます。住んでいる場所も静岡県なので冬場は天気の良い日が多いのです。

その太陽光が床材や家全体を温めてくれているというもあるかなと思います。
昼間は暑くて窓を開けたいと思う時もあるほどですから。

まあさすがに夜になれば寒いのでストーブはつけますが、和室も入れて28畳+6畳吹き抜け+リビング階段の空間をストーブ一台でまかなえています。

リビングは全部で3間分の掃き出し窓がありそこから大分冷気が入ってきていると思うので、もしかして雨戸をつければもっと夜暖かかったかもしれません。

唯一寒いと思うのはやはり明け方ですね。朝起きる頃にはさすがにもう熱がこもっていないのです。
私の住んでいる所では、一番寒い1月~2月の朝の気温が1~3度くらいなのですが、家の中の温度はだいたい8~10度前後です。ちょっと寒いです。


今回は冬の自然住宅の体感について、私の超個人的な感想をお話しました。
自然住宅といってもひとくくりにできるものではなく、家の建っている場所や、断熱方法などによって全然ちがってくるとは思いますが、
自然素材と合板・ビニール系の素材との違いは明らかに感じます。

ぬくもりのある自然素材を使った家づくりの参考にしてみてくださいね!

ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

外壁で大後悔。トータルコストで選ぶべき!後編

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。
今回のブログでは、外壁選びに迷うあなたの役に立てるよう、前回に引き続き外壁について書きたいと思います。

前回私の外壁選びの失敗談を書きました。10〜15年でメンテナンス費用がかかる外壁をローコストという理由で選んだものの、
13年経った今、子供にめちゃくちゃお金がかかり、中々塗り直しできない...という(T ^ T)

あの頃はメンテナンスフリーの外壁なんてないと思っていました。もしあったら、多少高くても絶対に使いたかったー^^;
10年ごとに100万円かかることを実感した今だから言えるんですが...。

今から家を建てる予定のあなたには私のような失敗をして欲しくありません。

そこで、今回はメンテナンスフリーの外壁なんて本当にあるのか、タッチハウスの山田代表に聞いてみました。

pa-stucco03-720x509.jpg
スタッコ仕上げ

木造住宅一筋!大工歴35年の山田の目から見た、メンテナンスフリーの外壁とは?

平戸「今日は外壁のことで教えてください!外壁の塗り替えに悩まされているんですが、
現実的にメンテナンスフリーの外壁ってあるんですか?自然素材100%の塗り壁でメンテナンスフリーのものがあるというのも耳にしたんですが、
白州壁とか?山田代表から見るとどうですか?」

山田「白州壁、あまり使いませんね。経験の豊富な左官屋さん2人に聞いてみましたが、表面がざらざらした仕上がりになりどろぼこりがついて汚れてしまったり、
北面は苔が生えたりしておすすめ出来ないとの事でした。定期的にケルヒャー水圧洗浄機で清掃が必要で、ノーメンテとは言えないんです。」

平戸「そうなんですね。やっぱりプロに聞いてみないとわからないものですね。じゃあ山田さんのおススメは何ですか?プロの目から見たメンテナンス面とトータルコストでみた外壁って?」

山田「長持ちするという観点で考えるとモルタル仕上げだと思います!よくクラックが入ると大手メーカーでは言いますが実は施工方法でそれが防げます。

ラスアミという菱形に編んだ長方形の金網を下地に打つのですが、昔は通常縦方向に1枚並行に打ち付けその上からモルタルを塗り始めていました。

タッチハウスでは、最初に縦方向に張り巡らせた後、その上から横方向に張り重ね、最後に窓などの開放部の角の部分に45度にさらに重ね3重にした上にモルタルを塗り込んでいきます。

長方形の金属の収縮の比率の歪みが解消され過去に施工した新築のお宅にクラックの発生は一件もありません!

しかし紫外線による劣化はさけることができず27年何もしなかった近所のお宅も今年の正月明けに外部塗装工事をさせていただきました。」

平戸「モルタルって何ですか?」

山田「セメントと砂を1:3くらいの配分で水で混ぜたものです。」

平戸「27年ノーメンテナンスってスゴイですね!」

山田「ノーメンテに関しては汚れはかなりあったと思うのですが、雨漏りの心配がないのであれば気にならないと言ってくれていました。」

平戸「そうか、手入れをしないと雨漏りしてしまう外壁もあるってことなんですね。」

山田「そうです。モルタル仕上げはリシンかき落とし、スタッコ仕上げなどがあります。」

平戸「見た目もすてきですね!雨漏りもなくて安心だし、メンテナンスもいらないならすごく魅力的だけど、お値段の方はどのくらいなんですか???」

山田「状況にもよりますが
シラス壁の外装材そとん壁 材工 ㎡ 約14000円
モルタルリシン 材工 ㎡ 約10000円
サイディング  材工 ㎡ 約5000円
という感じです。平均的な家一軒で考えると白州壁は210万円、モルタルは150万円で、サイディングは75万円です。」

平戸「へえー、サイディングが10年から15年に一度塗り替えで100万円かかるとしたら、モルタルはそれがいらない分やっぱり安くなりますね。
こういうの13年前にものすごく知りたかった情報です...」

unnamed.gif
リシンカキオトシ

山田との話を終えて思ったのは、職人さんの生の声というのを知る機会が、私達建てる側の人間にはほとんどない、ということ。
情報収集は本やテレビ、モデルハウスやインターネットなどですが、そこにあるのはマーケティングに勝ち残ったメーカーの情報だけ。

実際に施工している職人さんの実感や、住んでいる人の声は入ってきません。ですから、自然素材 外壁 ノーメンテナンスと検索するとたくさん出てくる施工法が実際どうなのかという情報は、
中々入ってこないものなんだと実感しました。

経験豊かな大工さんや塗装屋さんの実感としては、現在の所はメンテナンス的にもコスト的にも、外壁はモルタル仕上げがいいそうです。ぜひ検討してみてくださいね。

このブログではこれからも中々聞くことができない職人さんの声をどんどん紹介していきたいと思います。ぜひまた遊びに来て下さいね!

外壁で後悔しない方法とは?前編

自然住宅を建てようとしているあなたは、室内の素材にはきっと非常に真剣に取り組んでいることと思います。

でも外壁はどうでしょう?正直、家の外なら室内環境には直接影響がないから、予算がなければ安いもので仕方ないか、なーんて思っていませんか?

ええ、我が家がまさしくそうでした。

家の中は無垢の木や塗り壁、キッチンも建具もテーマに沿って製作してもらい、自然素材で溢れた室内に...。

そして、そうなんです。使い切っちゃったんですよね。室内だけで予定していた予算を。

本当は外壁も塗り壁や杉板などにしたかったんです。

でも当時は予算ありきで考えていたので自然素材は高くて無理...。

仕方なく外壁は比較的安価なガリバリウム鋼板という材質を選びました。

同じく安価な外壁として、サイディングというセメントを原料にした窯業系の外壁があります。

こちらはタイルや塗り壁っぽく見せることができて、安価だけど自然素材っぽく仕上げることができます。

でも私は似せて作ったものが好きじゃなく、当時は他の選択肢もみつからず、自然素材とは真逆のイメージだったんですが、仕方なく金属系のガリバリウム鋼板にしました。

外壁を決めたのは後の方だったので、正直ちょっと決め疲れもあったと思います。

ガリバリウム鋼板は、10年ちょっとでメンテナンスしなきゃならないと、知っていましたが、総建設費が安くすむということがその時は結構重要で、
なぜかなんの根拠もなく10年後なら払えるような気がしていました。

リアルに想像できてなかったんです。

13年経った今、二人の子供は私立大学に通い、一人はアパート暮らしで更に留学もしたいと言う...。

そんな時に100万円以上する外壁の塗装なんて...無理...(><)

今考えれば、家を建てる時にもっと真剣にメンテナンスのいらない外壁を探せばよかったんです。

あの頃は、メンテナンスフリーの外壁なんてないってあったとしても高くて無理と思っていたけど、10年ごとに100万円かかるならトータルで考えれば良かった...。

予算を初期費用だけじゃなく、もっと長いスパンで見て立てるべきだったんです。新築時ならローンだって組めたわけだし...。ホントに後悔しています。


とはいっても、本当にメンテナンスのいらない外壁なんてあるんでしょうか???

ちょっと長くなってしまったので、次回はそのあたりを、大工歴30年以上の経験を持つ、タッチハウスの山田代表に聞いてみることにしましょう^_^

それではまた次回お会いしましょう!

大手メーカーと工務店の一長一短(自然住宅編)

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

家を建てようと考えているあなたは、メジャーで安心できそうな大手のハウスメーカーと、地元密着型の工務店では、どちらがいいのか考えているのではないでしょうか。

大手メーカーは、モデルハウスで使い勝手を確認出来たり、イメージを膨らませることができるし、営業マンはビシッとしていて頼りがいがあり何でも希望を叶えてくれそう...

工務店は、面倒見がよくアフターケアが良さそうだし、大手より安く作ってくれそう...

人によってイメージは様々だと思いますが、大手のハウスメーカーにも、工務店のどちらにももちろん一長一短があります。

それをよく知れば、自分の理想の家を建てるにはどちらがいいのか選べるようになりますよね。

そこで、今回は自然住宅を建てたくて何年もリサーチを重ねた私が感じた、大手メーカーと工務店の一長一短について書きたいと思います。  

どちらを選ぶのか判断する時の参考になれば幸いです。

まず、長所短所は一般的なものと自然住宅ならではのものがあるので、こんがらがってしまわないように分けてあげていきますね。

一般的な大手メーカーの長所
・モデルハウスがあること
・会社規模が大きいから信頼できる
・建てている人が多いから口コミをゲットしやすい

一般的な大手メーカーの短所
・モデルハウスや営業スタッフの維持費、研究開発費、広告費などが上乗せされるので価格が高い
・独自の設備(サッシやキッチンなど)からしか選べないことが多い

などが一般的な大手メーカーの一長一短です。

ここからが自然素材編です。

自然住宅の観点から見た大手メーカーの長所
・高価だが、イメージや見本と差のない均一な材料で作れる。
・圧倒的なデータの蓄積から材質を厳選している。

自然住宅の観点から見た大手メーカーの短所
・材料は厳選されているがその中からしか選べない。
・規格外への変更は高くつくので、使いたい材料が規格に入っていない場合にはコストアップする。

ハウスメーカーはたいてい規格が決まっています。木造住宅のメーカーでも床材や壁材を自由に選んだりすることはできないので自由度は低め。そのメーカーのテイストが気に入っていて規格通りで作りたいという人向けですね。

大きい会社で情報量も多く安心感がある反面、それに対する対価も高いという感じでしょうか。工務店を選ぶ場合は自分でアンテナを張り情報を調べなければならないのでけっこう大変ですからね~。

さて次は工務店の一長一短です。

一般的な工務店の長所
・大手のような維持費が少ないため、価格が安い
・設計士や大工さんが営業を兼ねていることも多いので、話が伝わりやすく、細かいニュアンスを含んだ希望が通りやすい

一般的な工務店の短所
・小さい会社だと倒産の可能性などの心配がある
・情報が少なすぎて信頼しにくい

などがあげられると思います。

ここからは自然素材編!

自然住宅の観点から見た工務店の長所
・自由度が高い。この中から選ばなければという規格がない場合が多く、自分の好みの自然素材の材料を取り入れやすい。
・無垢の木や塗り壁などを得意とする工務店に頼むと、それがスタンダードなので高くなかったりする。
・木のことを知り尽くした腕のいい大工さんが多い

自然住宅の観点から見た工務店の短所
・デザイン力が弱い工務店が多い
・人手がなかったり、手間をかけたりするので建てるのに大手メーカーより時間がかかる場合が多い。

工務店のいい所はとにかく自由度が高いこと。工務店のテイストが気に入ればおまかせすることも可能だし、こだわりがたくさんある人はそれを形にすることもできます。

それに腕のいい大工さんは、下請け工事ではなく自分の工務店を持ってやっていることが多いので、下請けに大工仕事を頼んでいる大手メーカーより確かな仕事をしてくれます。

自然素材は、大工さんの技術や勘によって適材適所におさめられるもの...と私は思っているので、私は「無垢の木や塗り壁の施工をデフォルトにしている工務店で建てる」ことを選択しましたが、優先するものは人それぞれなので、それを実現してくれる会社を見つけて下さいね~。


大手メーカーと工務店の一長一短(自然住宅編)いかがだったでしょうか。

大手メーカーと工務店では情報量が全然違います。ザイオンス効果という心理効果を知っているでしょうか?単純接触効果といい、接触機会が増えれば好意や好感が高まる効果があるというものです。大手メーカーにはそういうバイアスがかかっている場合もあるので、冷静な視点を持つことも大事ですね。

両方のメリットデメリットをちゃんと把握することが、自分にとって、家族にとって最適な理想の家を建てる第一歩です。


今回は大手メーカーと工務店の一長一短について、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!


無垢の木に精通した大工さんしか知らない、構造材の話

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

あなたはこういう柱を見たことがありますか?

IMG_6886.jpg

これは背割りという加工をした柱。

この加工が、家の強度を上げるのに重要な役割を果たしているって知っていましたか?そしてこの加工技術を知らない大工さんが増えていることも...。

今回は木造住宅に精通した大工さんに聞いた構造材の話です。

まずはじめに背割りとはどんなものかと言うと?

引用 住宅用語大辞典より
背割りとは、未乾燥の針葉樹の心持ち材などにおいて、製材後の乾燥による材面割れ(背割れという)を防止・軽減させるために行う製材工法のこと。 一般に、化粧的価値の低い材面に、材面のセンターから角材の中心に向けて、適度な深さの溝を角材の全長に渡って入れるが、これを「背割り」や「芯割り」という。


心持ち材というのは中心に年輪のある材木のことで、中心部を避けた心去り材よりも腐りにくく、強度があるため構造材として使われることが多いのだそう。

切れ目を入れることで強度が下がると思われがちなんですが、実は入れた方が強度が上がるそうなんです。その理由は...

下の写真を見てください。

人工乾燥材と自然乾燥材.jpg


写真の右が背割りを入れて乾燥した柱です。背割りの部分に割れが集中する事で開いてきます。立てた後もある程度開いてくるので、壁を押してしまい膨らんできて、壁が微妙に狂ってきます。

こんなイメージ。
S__15327279.jpg

写真の右は背割りを入れずに人工的乾燥したものです。表面の狂いはないのですが、柱の芯の部分の密度が高く強度がある部分に割れが生じています。

なので上からの荷重を支える圧縮強度が落ちてしまうんです。でも、狂いがないためクレームが起きないという理由で現在は主流になっています。

このように強度よりも見た目を優先しているのが今の建設業界です。これがスタンダードなのでこういう木の習性や背割りを知らない大工さんも増えているのだそう。

いつ地震がきてもおかしくない日本に住んでいて、こういった木の性質を知らない大工さんに家を建ててもらうのはリスクが高いですよね。

実は私がこの話を聞いたのは最近のことです。私が家を建てた当時は全く知らなかったのですが、無垢の木を使った木造住宅を専門に作るメーカーだったので、木の性質を知る熟練の大工さんが建ててくれたのだと思います。

無垢の木を日常的に使っているメーカーと、集成材や新建材を日常的に使っているメーカーとでは、知識と経験が全く違います。無垢の木や漆喰などの自然素材の塗り壁で家を建てたいと思っているあなたは、ぜひメーカーの営業マンと話す時に今回の背割りのことを聞いてみてください。その受け答えで、無垢の木に精通したメーカーかどうかがわかります。

ちなみに背割りについて最近私に教えてくれたのが、タッチハウス山田代表です。彼はまあ言ってみれば木のオタクですね。木のことなら何でも相談してみてください。

今回は、無垢の木に精通した大工さんしか知らない構造材の話でした。ご質問などありましたら代表が何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

「せっかく導入したけどいらなかった」設備ベスト3

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

家を建てる時は夢が広がり、あれもこれもとたくさんの設備をつけたくなりますよね。
私も13年前に家を建てる時、あれこれと憧れの設備を導入しました。もちろんつけてよかったものもありますが、
「あー、これはやめとけばよかった...」と後悔している設備もあります。

家を建てるのには予算というものがありますよね。
家を建てる前に自分に必要のない設備がわかっていれば、貴重なお金を他に回せたのに...という思いがあります。

そこで今回は「憧れを盛り込んで新築した家」に13年住んでみた経験から、我が家の「せっかく導入したけどいらなかった」
設備ベスト3を紹介したいと思います。これは自然素材の家に限った話ではないかもしれませんが、何かの参考になれば...(^^♪

それでは行ってみましょう!

☆子供部屋のベランダ
IMG_6811-thumb-autox667-246.jpg

我が家は娘と息子がいてそれぞれ個室があります。そこに掃き出し窓から出られる共通のベランダを付けました。

ベランダで「子供がベランダで遊んだり、椅子を出して夕涼みしたりするかもしれない」

なーんて思っちゃったんですね。ベランダにはそんなイメージを喚起させる何かがあるんでしょうか。
「それにはゆったりしたスペースがないと」と、1坪くらいの大きさで作ってしまったんです。

ええ、あなたが思っている通り、子供たちは一度もベランダで遊びませんでしたね...。
冷静になってみればわかったはずなのに...。今思うと憧れというきらきらにかき消されてしまったんですね。

たまに布団を干すためだけにしか使わないスペース。でも、砂がたまって汚れるし、落ち葉も吹き込むし、広さがあるだけに掃除が大変。

実は落ち葉の掃除を怠っていて、大雨が降った日、排水しきれなくて雨漏りしてしまったこともあるんです。
よくよく聞いてみると、ベランダは非常に雨漏りの危険がある所らしいんですよね。知らなかった―(-_-;)

頻繁に使う場所ならともかく、布団を干すだけの用途なら、窓の外に布団干し用の金具をつければすむことだったなーと今になって思います。

しかも外観を考えてベランダの柵を木にしてしまったので、数年に一度ですが防腐効果のあるペンキを塗るのもまあまあ手間も費用もかかります。

ベランダのメンテナンスは意外に大変です...。

☆風呂場前の庭
IMG_6810-thumb-autox667-248.jpg

「お風呂に入っている時に、窓から庭が見えたら素敵だな...。」
こういうのモデルハウスや住宅雑誌にあるじゃないですか。憧れてたんですよね。
お風呂の窓から見えるように植栽をしてライトも設置。外から除かれないようにぐるりと板塀で囲みました。

でも...窓、意外と小さかったんですよ。ユニットバスなので規格が決まってたらしくて、あれ?って感じでした。

そのせいもあるかもしれないんですが、見ないんですよ...外...。
子どもが小さい頃は一緒に入ったりして忙しくてそれどころじゃなかったというのもあるし、
そもそもお風呂に入る時に何をするのか、しっかり考えておけばよかったんですよね。

実は私の場合はお風呂の時間はたいてい読書しているし、娘や息子はテレビやユーチューブを見ていて窓の外なんて見ないんです。
唯一夫はぼうっとしながらお風呂に入るのが好きな人なのですが、その時に庭を見るかと言うと近眼の夫はメガネを外しているので何にも見えないのだった...。

それでなくても窓を閉めると曇っちゃうし、時が経つにつれて、お風呂場なだけに窓ガラスに水垢がついてきて見えなくなってきちゃうし...。

なんで作っちゃったかなあ...。

お風呂の窓の前にしつらえた立派な紅葉、室外用ライト、板塀...。これらの予算を天井を塗り壁にするために使えばよかったなあ...。

☆キッチンカウンター
IMG_6813-thumb-autox667-250.jpg

朝の忙しい時間にキッチンカウンターで朝食をとりたい。
そうすれば出すのも片づけるのも楽だし、家族と顔を合わせながら食べれていいなと思っていました。

我が家のキッチンはアイランド型なのですが、シンクの反対側に椅子を付けて、座ってご飯を食べられるようにしました。

最初は使ったような気がします。でも記憶がほとんどないほど数回しか使ってないんですね。
収納と兼ねているので、座面が垂直でコロコロがついているという座り心地の悪さもさることながら、
家族の関心がテレビにあるというのを完全に見落としていました。
誰も母の私の顔を見ながらご飯なんて食べたくないんですよね(^^;

この場所を収納にしていたら便利だったなーと今は思いますねえ。これから作り直そうかな...。

以上が我が家の「せっかく買ったけどいらなかった設備」ベスト3です。

ご家庭によって様々な憧れがあると思うのですが、私がおススメしたいのは、一度自分の家族の生活を頭の中でシュミレーションしてみることです。
私たちの場合、憧れの設備が欲しいばかりに、都合のいい事しか思い描けないというバイヤスがかかっていたので、
ぜひそのバイヤスがあるという事を知った上でシュミレーションをしてみてください。

「その設備ホントに必要?」と問いかけながら...(≧▽≦)


今回は「せっかく買ったけどいらなかった設備」について、私の超個人的な感想をお話しました。

ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

自然素材は高い?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

家を建てる時には、やはり気になるのが予算ですよね。特に自然素材は高いというイメージがあると思います。

実際に集成材やビニールタイルなどの建材と比べると高く見えますよね...?でも実はそうでもなかったりするんです。

今回は素材の価格について、実際に自然素材で家を建てた経験から書きたいと思います。

IMG_9187.JPG

メンテナンス費用までトータルで計算すると???

例えば壁材。一般的に漆喰や珪藻土などで仕上げると、クロスの2倍以上はしますよね。我が家でもクロスが1㎡あたり1500円だったのに対して珪藻土は3750円と倍以上でした。

そこで予算の関係で天井はクロスにしたのですが、壁の方が汚れそうなのに、一切触ったりしていない天井の方が汚れが目立つんです。特にキッチン周り。

継ぎ目の部分も目立ってきています。我が家は建ててから13年目なのですが多分先々張替えをすることになると思います。すると、
その分の施工費がかかってきちゃうんですよね。材料費、人工代に足場代...。

それに引き換え、塗り壁は、13年経ってもほとんど汚れが目立たないんです。汚れがついた時は固く絞った雑巾で拭いていたくらいなんですが、意外ときれい。
クロスが時間と共に色褪せて汚い感じになるのと反対に、時間が経ってくると風格が増すというか、かえっていい感じになってくるのです。

だから多分塗り替えはしないで済みそう。そうなんです。20年後、30年後のメンテナンスまで考えると、自然素材は決して高くないなって思います。

これは床材も一緒。無垢材は傷も汚れもつきますが、それ自体が味になっていくんですが、集成材や突板の床材は表面が傷ついて剥がれてしまうと、
それはただの傷で何だかボロくなっていってしまうんですよね。
そう考えると、「ああーやっぱり天井も塗り壁にしておけばよかったな」ってちょっと後悔しています。

施工会社によって建材の値段は全然違う

例えば、自然素材をメインに使って施工している施工会社さんは、自然素材の問屋さんにパイプがあり、常に自然素材を買っていますよね。一年中それを扱っていれば素材の性質や適性もわかってくるので、良心的な施工会社なら無駄に高級な材料を使うこともないし、買う量がまとまれば安くなるのも想像できますよね。

新建材を主に使う会社だと、たまにしか頼まないので直で取引できなかったりして、問屋を多く経由することになり、中間マージンで高くなってしまったり、経験が少ないゆえに高価格のものを信用してしまうこともあると聞きます。

そういう意味で、建材の価格は施工会社次第という事が言えると思います。
理想の家を安く建てたいなら、あなたの理想の家を建てている会社を探すのが近道だと私は思います!(^^)!

今日は住宅素材の価格について、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

匂いと無縁の下駄箱って?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

あなたはご自宅で、消臭剤や芳香剤を使っていますか?

巷では消臭剤や芳香剤の商品が溢れていますよね。それだけ匂いに悩まされている方が多いんだと思います。

実は、家の中の匂いは自然素材を適所に配置すれば発生しないのを知っていますか?

今回は、特に気になる下駄箱の匂いについて、自然住宅に13年住んでいる経験から書きたいと思います。

この記事を読むと、扉を開けたら「なんか臭〜い」とは無縁の下駄を作ることがきっとできるはず^_^


そもそも下駄箱は、空気がこもりやすい玄関にあり、狭く、汚れや水分を含んだままの靴が並ぶという、断トツにニオイがこもりやすい場所。

ニオイの原因は、バクテリアや微生物の発生による場合がほとんど。特に夏は湿気が多いため、バクテリアなどが育ちやすくなります。それらの増殖を防ぐためにも、
⭐︎湿気や水分を断つ 
⭐︎換気をよくする 
⭐︎細かい埃を取り去る
のが大事だと言われています。

我が家は1坪程の玄関に、半間分の作り付けの下駄箱を設置しています。家族4人分の下駄箱にしては小さめだと思います。

以前も少し書きましたが、収納を最小限にして建坪数を減らし、自然素材にお金をかけたかったからです。

そのかわり、少ない収納は内部まで自然素材を使ってもらいました。我が家の押し入れ、下駄箱は杉板張りです。
IMG_6732.jpg

施工会社がすすめてくれた杉は柔らかく、断熱性・吸放湿性に富むため、狭い押し入れの中の湿気を調節するのにうってつけなのだそう。

もちろん針葉樹の特徴でもあるフィトンチッドを放出させています。フィトンチッドは、抗菌.防腐効果があるので、バクテリアの発生を抑え、消臭.防カビにつながるらしいです。

ウンチクはともかく効果は絶大!!

私は基本ものすごくズボラ。だから、靴の埃や泥も、いつもそのままで下駄箱にしまっています。
ズボラなくせに見える所はキレイにしておきたいので、脱いだばかりの湿気たっぷりの靴も、どんどん下駄箱にしまっています。


でも!全く臭わないんですよね。バリバリの運動部の男子の靴が入っていた時も!です。

以前住んでいたアパートでは、普通に臭かったので、杉の消臭効果半端ないです。

もちろんカビが生えた事もないですよー。

多分、ヒノキやヒバなども同じかそれ以上の効果があると思うのですが、杉は比較的安価なのが導入した理由でした。

木材の価格は施工会社によってピンキリなので、一概には言えませんが(^^;;

木材の価格についてはまた次回呟いてみたいと思います。

今回は匂いと無縁の下駄箱について書きました。

私の経験から言うと

下駄箱の内部を針葉樹の無垢板で張る

のがオススメです。特にいつも靴をキレイにしておけないズボラな方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか(⌒▽⌒)

ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!


ストレスフリーなキッチンとは?後編

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

前回、ストレスフリーなキッチンについて
時間が経っても汚れがさっと落ちる素材
汚れが味になる素材のことを書きました。

今回はその後編です。前編を読んでない方は是非前編を先にご覧ください⇓
/diaryblog/2020/10/post-42.html

前回お話したようにキッチンでストレスをなくすには、掃除がラクにできる仕組みづくりがとても大事です。それには

調理台にものを置かないこと

もめっちゃ大事です。油がはねたり、調味料が飛び散ったりして、レンジ台や調理台は調理をする度に汚れますが、調理台に物がおいてあるとそれ自体も汚れるし、
台を拭くためには物を全部どかさなければならないので、手間が増えてしまうんです。

それに、調味料を調理台やガスレンジの周りに置いておくと、さっと使えて便利なように思えますが、そこにあるものを毎回必ず使うとは限りませんよね。
それ以外の調味料を出してくると、調理するスペースが狭くなってしまいます。狭いところで料理をするのってかなりストレスです(^^;

なのでよく使うものは調理台の上に置くのではなく、

1アクションもしくは2アクションで出せる場所に収納する

です。一番よく使う調味料類、毎日使う鍋、まな板、包丁などは、使う場所から動かずに取れる場所に置ければ最強!
できるだけシュミレーションして、具体的な動線をイメージすることが勝利への道でしょう。

そして、本当はワンアクションが一番ですが、そこまで行けなくても、せめてツーアクションで調味料や鍋が取り出せると、
かなりストレスフリーで調理を進めることができるでしょう。

とはいえ、実際に使ってみないとわからないこともありますよね。そんな時のために収納場所をフレキシブルに変えることができるといいですね。
少し余白なスペースがあるものを選んだり、ゆとりを持たせて収納しておくと、実際に使いながら、使い勝手のいいキッチンに作り上げていけます。

我が家ではシンクやガスレンジ、調理台の下は空いていて、そこにワゴンを入れたり棚を入れたりして、その時々に必要なものを入れ替えています。「こんなのがあるといいな」と言うとDIY好きな夫が作ってくれたりするので(^^♪

IMG_6689-thumb-autox667-239.jpg

あとやはり、キッチンは立っている時間が長いので、

立っていても疲れない床材

も外せません。無垢板はビニールタイルや合板に比べて、あたたかさと柔らかさがあるんですね。
素足で触ってもヒヤッとしないし、感触が柔らかいんです。

なんでも木材はパイプ状の細胞の集合体で、その細胞の内側は、私たちの身近な物質の中で最も熱を伝えにくい空気で満たされているんだとか。
だからあたたかく感じるんですね。

木材の中でもパイプ細胞が多いのが針葉樹。杉やヒノキ、パインなどは空気を含む量が断然多いので、あたたかく足触りも柔らかいんだそうです。

我が家のキッチンの床材はヒノキですが、確かに塩ビタイルだったアパート時代と比べて、すごく足腰が楽なんです。疲れにくくしんどさが全然違います。

今回は前編と後編に分けてストレスフリーなキッチンについて、私の超個人的な感想をお話してきましたが、まとめると

時間が経っても汚れがさっと落ちる素材
汚れが味になる素材
調理台にものを置かない
1アクションもしくは2アクションで出せる場所に収納する
立っていても疲れない床材

ということに気をつけるとストレスフリーなキッチンになる!

という記事でした。

ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

ストレスフリーなキッチンとは?前編

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

家を建てる時は外観や素材、間取りや外構などを一生けんめい考えますよね。
でも家は完成すると生活の場所。当たり前ですが、ご飯を作り、洗濯をして、
掃除をする毎日が待っていて、きれいなままじゃいられません。

だからご飯を作りやすい、洗濯のしやすい、掃除のしやすい家というのが主婦にとってはとても重要です。

人によって家事にも優先順位があると思います。

「掃除はそこそこ、料理は好きだからちゃんとやりたい」
「家はきれいじゃないと嫌。キッチンが汚れるからおかずは出来合いの物で十分」
「洗濯は重要。アイロンスペースやクローゼットは充実させたい」

などなど...。自分が何を優先させたいのかを知ることはとても重要ですね。

私の場合は、料理教室を主宰しているので料理に対する優先度はめちゃめちゃ高いと思います。

そこで今日は、毎日のご飯作りをストレスなくできるキッチンについて、
自然素材の家に住んで13年の経験をもとに書きたいと思います。

キッチンは毎日、粉や油が飛び散る場所です。調理が終わってから周囲を拭いてきれいにしたつもりでも、
拭ききれずに積み重なる汚れは多いですよね。

そこで助かっているのが
時間が経っても汚れがさっと落ちる素材
です。

キッチンに多い油と埃が混じった汚れは、時間と共に固くなって取りにくくなっていくのですが、
樹脂系の素材とその他の素材では時間が経ってからの落ちやすさが全然違います。

ホーローやタイル、ステンレスなどの素材では、セスキ炭酸ソーダや強アルカリ水などを吹き付けるとさっと落ちるのに対し、
樹脂系の素材のものはべとべとがなかなか取れません。しかも10年過ぎると経年劣化で色が黄ばんでもろくなってきます。

こういうのが積み重なると、だんだんキッチンが汚れてきて、
キッチンに立つのがストレスになってきちゃうんですよね。

これと同じ理由で
汚れが味になる素材
というのも愛着のあるキッチンにするために、私にとって大きな要素です。

我が家ではキッチン脇の壁は塗り壁、床はヒノキの無垢材です。

IMG_6618.jpg

塗り壁や床に水や調味料が飛び散ることは日常茶飯事です。
その度に拭き掃除はしますが、うっすらシミになったりもしています。
でもそれがいい味になっているんですよね。床も油が飛び散るせいか、
他の部分よりもあめ色が濃くていい感じになってきています。

実は天井はクロスを貼っていて、天井だからたいして汚れは飛び散ってないはずなのに、
塗り壁より汚れが目立つんです。しかも継ぎ目の部分が薄い茶色に変色してきているんですよね。

塗り壁や無垢板が時間が経てば経つほどいい感じになるのに対し、
クロスは劣化が目立ってきて張替えをしたくなってくるんです。
長い目で見れば天井も塗り壁にした方が安く済んだな~と、大変後悔している部分です。


ちょっと長くなってしまったので、次回、後編を書きたいと思います。


今日はストレスフリーなキッチンについて、私の超個人的な感想をお話しました。
ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

玄関のスペースは広い方がいい?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

日に日に寒くなって、鍋が恋しい季節になりましたね~。
我が家で人気の鍋はチゲ鍋!ちょっと辛くしてビールと合わせる...至福のひと時です。

さて、今回は玄関スペースについて書きたいと思います。

玄関は家の顔なので、広くてスッキリ、いつもきれいにしてある...というのが理想のイメージとしてあるのではないでしょうか。

玄関は外から色んなものが入ってくる場所でもあるので、収納スペースもたくさんないと乱雑になってしまう...。そんな風にもよく言いますよね。

そこへいくと我が家の玄関は狭いです!細長い形になっていて、はっきりとはわからないのですが、多分1坪、畳2畳分くらいの広さです。

09ad23822175ac32476f37e0c9a93f88.jpg

しかも収納は天井までの作り付けの半間の靴箱だけです。

IMG_6548.jpg
中に収納できる靴は約50足。傘だって10本が限界です。

IMG_6550-thumb-autox667-231.jpg

収納少なっ!!と思う方もいるかもしれませんね。

家を建てた当時、玄関の隣に収納の小部屋を作るのが流行っていて(今もあるのかな?)子供の遊び道具や部活の道具なんかもしまえると人気でした。

家にかけられる予算って、まあ限られていますよね。我が家の場合は、収納のためのスペースにお金をかけるのをやめて、自然素材にお金をかけようと決めました。

それでこんな玄関になりました。

靴は一人10足+α。それを超えてしまったら各自の部屋のスペースに置くことにしました。そう決めたら、新しい靴を買う時は各自いらない靴を捨てるようになり、結果13年ずっと収まっています。

子どもが大きくなると、一緒にいる時間はほんとに短いんだなと実感します。ベビーカーや三輪車、部活の道具も置く場所が必要なのはほんの少しの間でしたね。

息子がテニスをやっていた6年間はいつも玄関にラケットが立てかけてあってちょっと乱雑でしたが、玄関のスペースはうちはこれでよかったと思っています。

玄関は広い方がいい...確かに狭いよりは広い方がいいかもしれません。でもその分掃除は大変ですよね。

収納は多い方がいい...確かに多ければたくさんの物を持つことができますよね。でも本当に全部必要なものでしょうか?

お客さんがたくさん来る家は玄関は広い方がいいかもしれませんし、広い玄関より生活スペースを優先したいという方もいるかもしれません。
優先順位は本当に人それぞれ。だから何を優先するかがはっきりしていると、限られた予算を有効に使えるのではないでしょうか。


今日は玄関スペースについて、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

水回りの塗り壁ってカビないのかな?           三島市 デザイン×健康住宅

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

自然素材の家と言えば、無垢の木と漆喰や珪藻土などの塗り壁がセットで思い浮かぶことが多いと思います。
自然素材は湿気を吸放出してくれるという性質がありますが、
湿気を吸収したままで放出しないでいるとカビてきてしまうのではないかと心配になりませんか?

私は心配でした。特に水回り。洗面所やトイレなどは特に湿気がこもる場所だけど、
匂いも気になるからできたら調湿機能に加え、匂いも除去してくれるという珪藻土を使いたい...でもかびたら怖いなあ...。


そこで今日は13年間、珪藻土の壁の水回りを使ってきた私が、実際はどうなのかを記事にしていきたいと思います。

我が家の洗面所は家の西にあり、3畳ほどで、壁が珪藻土、天井は紙クロス、床はクッションフロアです。
4人家族で毎日お風呂に入り、ドライヤーもそこでかけていました。

湿気が多いせいか、床がクッションフロアのせいか、我が家ではここだけ、寒い日に窓ガラスが結露します。
そのくらい湿気が多いようなのに、壁がかびてくることはまだありません。

29b8a8a0e7e05773dc24a5058457f8f8f35a70c7.jpg

トイレはというと、家の北西の角にあり広さは1畳、天井と床は洗面所と同じ、紙クロスとクッションフロアです。
実はトイレはカビてしまったところがあるんです。それは手洗いの傍の壁。

a0f5732ca660ebb2fd45a58c00cdc0e4c52fa742-thumb-autox667-220.jpg

蛇口の後ろの手洗いボウルと壁の接している所です。手洗いの度に水がかかり、それを放置しておいたためカビてしまったものと思われます。

もっと頻繁に使用しているはずの洗面所はなぜカビないのかというと、こんな風になっているからなんです。

1a078fd33f08dae445e39b749b3ae3c524d734fa-thumb-autox667-222.jpg

水のかかる所にタイルが貼ってあるからなんですね~。

でもそれ以外の所は今のところ、カビの気配がありません。
日当たりのよくない北西や西にあり、天井も床も自然素材ではないという悪条件でも、しっかり仕事をしてくれています。
きっと吸放出ができているんでしょうね。戸棚の中や窓の付近もからりと乾いています。

もしもう一度家を建てるとしても、私は水回りに珪藻土を使いたいですね。
そして手洗いボウルの周りにはタイルを張りたいと思います。

今日は水回りの塗り壁について、私の超個人的な感想をお話しました。
ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

無垢床板はそったりひび割れたりしないの?      三島市 デザイン×健康住宅

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

日に日に日が短くなって、秋の気配が深まっていますね。

夏は湿気を吸ってくれる無垢材ですが、冬になると乾燥してそりやひび割れなどが出てくるという不安のある方もいるかもしれませんね。

そこで今回は、冬場の無垢床板について、13年無垢の床板や漆喰の壁の家に暮らしている経験からお伝えします。

我が家は一階はヒノキの無垢板と畳、二階はパインの無垢板で、一階二階ともに壁はホタテ漆喰、天井は紙クロスです。

我が家の場合、冬になると面白いほど天然素材は収縮します。畳は5㎜程もすき間があき、床板の目地も夏の倍くらい広がります。

シナ合板の扉は閉まりやすくなるし、タモの木で作った作り付けの戸棚も開け閉めが楽になります。

13年経って、そったりひび割れたりしてきた場所があるかと言うと...、うーん、
思いつかないんですよね。DIYで作ったものはそってしまったものがたくさんあるんですけど(^^;

プロが適材適所に木材を配置してくれたということがやはり大きいのだと思います。

それともう一つ、家の湿度を調節してくれるのは床だけじゃないというのも、住んでいると強く感じますね。
室内の湿度は家全体が調節してくれているという感じです。

実際、部屋を構成するのは床と壁と天井の3つ。その3つが調湿する材料で作られているかいないかで大分違いますよね。

例えば床は無垢板でも、壁と天井がビニールクロスや樹脂系の塗り壁だったりすると、
1/3の湿度調節機能ということになりますからね。

0058.JPG

だから全部をセットで考えた方が、そりやひび割れといった無垢材の変形は避けやすいんじゃないかなと思います。

今日は無垢板のそりやひび割れについて、私の超個人的な感想をお話しました。
ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

無垢の床板と子供2     三島市 自然素材 × 健康住宅

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

前回のブログで「自然住宅で子育てをすると無垢板がどんな風に変化するか」について、実際の写真も添えて書きました。
今回はその続編です。

前回の写真を見て、中にはこんなに傷やシミがついてしまうなら無垢材はやめておこうかなと考える人もいたかもしれません。
でも実は前回の記事では写真での見え方についてちゃんとお伝えできていなかったと反省しておりまして...(^^;

そこで今回は、写真とリアルの感覚の違いについて書いてみたいと思います。

実は無垢板は写真でみるのと実物を見るのは大きく違います。光の加減もあるのかもしれないのですが、
写真で見るほどシミも傷も目立たないんです。
73717B0A-6B23-4D54-96E0-3DA468ACC550.jpg
無垢材の床には数え切れないほど傷やシミがつきます。でも無垢材には傷はついても目立ちづらいという特性があります。
無垢材は年月と共に色が濃くなり、つやも出てきます。それによって傷は目立たなくなってきます。

カメラを寄せて撮れば傷もシミも目立つのですが、立っている目線や、座っている目線ではあまり気にならないんです。

これはもう実際に見てみるしかないと思うので、やはり入居宅見学会などで、実際に住んでいる方の家を見せてもらうのが一番だと思います。

そしてもう一つは、例え傷だらけだったとしても、味わいとして見れるかもしれないということです。
BD779DAF-E061-4E01-B772-BE549E674527.jpg
個人的に無垢材は、ナチュラルなインテリアや生活スタイルに合っていると思います。無垢材の一つ一つに表情があり、
クセも性質も違うからこそ、独特の風合いや足触りが出てきます。生活によってつく傷や汚れもそんな風合いの一つだともいえます。

私が自然派住宅に住みたいと思ったのは、天然の木の柔らかい雰囲気、無垢板の床の足触りと艶が素敵だったからです。
見学した家はどこも10年以上経っていたのですが、あめ色に艶が出た無垢材や、ちっとも古びた感じのしない漆喰の壁が本当にすてきで、
時間が経つとよくなる家に住みたいと思ったものです。

そんな私は傷もシミも風合いとしてとらえてしまっています。このあたりは感覚的なものなので、実際に見学してみて、
傷や汚れが許容範囲かどうか確認するといいと思います。写真や言葉だけで判断するのはもったいないと思います。

ぜひ色んな家を見学して、あなたにとって最高の家を建ててくださいね。今回の記事が少しでも役に立てればうれしいです。

今回は無垢の床板と子供について、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

無垢の床板と子供1    三島市 自然素材 × 健康住宅

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

自然住宅を建てようと思っているあなたは、子育て真っ盛りだったり、
これからお子さんを持とうと思っているのではないでしょうか? 

子供は物を落としたりこぼしたりする天才です。
そんな天才を家の中でやりたいようにさせてあげると、無垢の床板はいったいどんな風になるのか気になりますよね。

そこで今回は、5歳と7歳の汚しの天才と「13年一緒に成長した床」というのを披露したいと思います。

我が家を新築して入居したのは娘が小1、息子が幼稚園の年中の時でした。母の私は元来とってもズボラで気が付かないタイプ。
しかもその当時はほぼ毎日パートに出ていたので超忙しかった(>_<)

必然的に、食べこぼしたり、お風呂からびしょびしょのまま出て来たりしても、気付かずに放置することが多かったんですね。
私の経験上、無垢の床板にしみがつく一番の原因は水分をこぼしたままにしておくことだと思うんです。

その結果がこんな感じです。かなり目立つシミがついています。

IMG_6345.jpg

あまりシミがついていない部分がこんな感じ。
IMG_6346.jpg

部分的に見るとシミがけっこう目立つんですが、全体でみるとこんな感じで

IMG_6347.jpg

引きでみるとあまり目立たなくなります。

もっときちんと手入れすれば全然キレイにキープできている方もたくさんいると思うので、あくまでも一例として見ていただきたいんですが、
こんな風に無垢の木は、汚れが染みこみやすいということは理解しておくといいと思います。

合板だと表面に膜を張るような塗装がされていて、汚れや水分をはじくのでこんな風にはならないですが、
その分、吸湿効果や断熱効果がなく時間と共に劣化してしまうという性質があります。

どれを取るかという選択ですよね~。

13年間子供の食べこぼしなどを放置し、オイル塗装なども3年に一回程度の我が家の床を見ていただいて、参考にしてもらえればと思います(^^♪


今日は無垢の床板と子供について、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

床が温かいって不思議!   三島市 自然素材 × 健康住宅

こんにちは、タッチハウス代表の山田です。
朝晩涼しくなって、上着が必要な陽気になりました。
衣替えもお済になりましたか?

床が温かいって不思議!
家を建てる時に、内装って気になりますよね。
特に寒くなると足元が冷えるのは辛いです。
そんな時に建材のフローリングより、無垢の床板の方が足になじみ
心地よい感覚でいられますよね。

ところが、建材のフローリングでも下地に温水の管を敷詰めたり、電気を通してシートを温めたり
暖房設備を入れる事で床板を温め、床自体が発熱しているかのように感じます。
前回もお話しましたが、石油製品やノリなどの樹脂は温めると体に影響を及ぼすガスを
発生します。

だから、無垢の床板でも、床暖房が出来たらいいのにーと思いますよね。
でも残念ながら、無垢の床板は床暖房とは相性が悪いのです。
0036.JPG
70度くらいに温められた熱源は自然界ではほとんど存在せず、冬場10℃程度の床板がその変化を受けると
対応できなくなり反ったり、割れたり、縮んだりして継ぎ目の隙間が目立ってきたり、劣化を早め悪影響を及ぼします。

では最近よく聞く?床暖房対応の無垢床板ってどうなんだろう。
答えは従来の床板の変形を抑えるために幅を狭くしたり、樹脂をとかしてしみこませたり、塗ったり。
温めたら、体に良くないヤツが発生するものと同じ状況になってしまいます。
厳密には、なんちゃっての天然素材です。
だから体調の整わないあなたは、住環境を意識して
本物の天然素材を、見極めて使用する事が大切です。

今回は自然素材の無垢床板の床暖房について、お話をさせていただきました。
次回も何かヒントにになるものがあれば上げていきますので、ご質問等ありましたら、
コメント欄からいただけましたら、ご案内いたしますのでよろしくお願いいたします。

無垢の家は暖かいってほんと?   三島市 自然素材 × 健康住宅

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

10月になり朝晩が冷え込むようになりました。過ごしやすい気候になりましたが、
衣替えや模様替えをして寒さへの備えを始める時期でもありますね。
自然住宅を建てたいと思っているあなたも、冬の家について色々イメージされているのではないでしょうか?

よく、無垢の木の家は夏は涼しく冬は暖かいと聞きませんか?私も家を建てようと思っていた時よく耳にしていて、
実際にはどうなんだろう?と自然住宅に住んでいる人に体験談を聞かせてもらったりして、とても参考になったものです。

そこで今回は冬場の無垢の家の暖かさについて、実際に13年自然住宅に住んでいる私がその体験をお伝えします。

IMG_6313.jpg

我が家のリビングの床材はヒノキ、2階の床材はパインです。
無垢の木、特に針葉樹材(杉、ヒノキ、パインなど)は木の中にしっかりと空気を含んでいるので素足に暖かく感じるといいますよね。

確かにヒノキもパインは、合板フローリングによくあるひやっとした冷たさがありません。
さらっとしていて、合板によくあるペタつきもないので、よけいにやんわりとした暖かさを感じます。

ただ、あくまでも合板と比べてという話で、床暖房のように暖かいかというとそんなことはありません。
あたりまえですが、気温が下がればそれに比例して床の温度も下がります。

それでも、何だろう、嫌な冷え方じゃないんですよね。
というととても抽象的になってしまうのですが、合板のようにしんしんと足元が冷えるということがないんですね。
しいて言うと畳のような暖かさというか。

多分床の材質によってもずいぶん違うと思うのですが、ヒノキやパインの場合は、ちょうど合板と畳の中間に位置するのかなあという感じです。

また、無垢の木や漆喰などは呼吸をしているといいますよね。
夏は余分な湿気を吸ってからリとさせ、冬は逆に湿気を出して室内の湿度をあげてくれるって。

冬場はある程度湿気があると寒さを和らげてくれるので、それも暖かさに一役買っているかもしれません。

部屋の作り、日当たり、断熱材など色んな要素があるとは思いますが、
我が家では太陽が出ている日はとても暖かく過ごせています。

暖房は寝室・子供部屋はオイルヒーター、洗面所には遠赤外線の電気ストーブ、
リビングには灯油ストーブなどを必要な時に使うという感じです。

現在はいい建材がでているかもしれませんが、私が家を建てた13年前は、
無垢の床材は床暖房と相性が良くないということで導入できませんでした。

床暖房も魅力的だったんですが、そのために無垢の床板をあきらめるのはあまりにも惜しいと思ったんですよね。
合板の質感は好きじゃないし、無垢材の機能性を考えるとなしでもいけるんじゃないかと。

実際には、さすがに1月2月は素足だと寒いです(^^;その時期は温かい靴下や室内履きをはいて過ごしていますが、
床暖房にすればよかったなーとはほとんど思いません。
十分に暖かく感じるからです。


私が冬場の無垢の家に感じているのは

☆床がヒヤッとせず触れて暖かいので、床暖房が無くても平気。

☆無垢の家は湿度があるので快適。

です。人によって感じ方は様々だと思いますので、ぜひ参考程度にどうぞ。
また「やっぱり床暖房にしたい」と思っているなら、13年たった現在は、探せば床暖房対応の無垢フローリングも出ているかもしれません。
施工会社に相談してみてくださいね。


今回は冬場の無垢の家の暖かさについて、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

水回りに無垢材ってどうなの?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

自然素材の家を建てたいと検討中のあなたは、無垢の床材は素敵だけど台所とか洗面所とかトイレなどの水がかかりやすい場所は大丈夫なんだろうか?
と悩んでいるのではないでしょうか?

私が家を建てる時もそこ、けっこう悩みました。
料理する時って床に水がこぼれるんですよね。
調味料をこぼしたり、食器を落としたり...。
お風呂に入っている時も「あ、シャンプーがない」とびしょびしょの足で洗面所に取りに行ったり...。

・水に強い木材にすれば大丈夫かな?
・そもそも水に強い木って?
・クッションフロアの方がいいかなあ?
・10年後20年後はどんな風になるんだろう?

悩んで悩んで、実際に住んでる人の話が凄ーく聞きたかったんです。

そこで今回は水回りの床材について、自然住宅に13年住んでいる私が水回りの床についての体験をお話ししますね。

我が家の場合、キッチンはリビングとつながっているので、できたらキッチンは同じ床材で統一したいなあと思っていました。

水に強いと言っても色んな木があるんですよね。ひのき、ひば、レッドシダー、杉、さわら、オーク、くり、ナラ...。
どれも水に強くメリット・デメリットがあります。数多くの木材の中からどう絞り込んでいったかというと、キッチンは立ちっぱなしってことが多いので、

・比較的柔らかくて足への負担が少ない
・空気を多く含むので断熱効果が高く暖かい

という特徴のある針葉樹を選びました。その中でも

・ひのきはひのきオイルなんて商品が出ているほど油分が多く、天然のワックスのようになり水をはじく

と聞きひのきにすることに。

13年経った今のキッチンはこんな感じです。

IMG_6247-thumb-autox667-176A.jpg

傷もたくさんついているし、ワゴンのタイヤが通る部分は白く削れています。
でも全体的に見るとつやがあり、時間が経った今の方がワックス効果が増して、汚れをはじくようになりました。

これがリビングの床です。

IMG_6249-thumb-autox667-178B.jpg

そんなに変わらないですよね。

それは、キッチンは水や汁物をこぼしてもすぐに拭けるからなんです。同じひのきでも水に濡れたままにしておくとこんな風になっちゃうんです。

IMG_6250-thumb-autox667-180C.jpg

ここは掃き出し窓の部分の床なんですが、掃き出し窓って、窓を開けて置いた時に雨が吹き込んでも、気付かないまましばらく放置されてしまうことって多くないですか?
あ、うちだけかな( ´∀` )それが度重なると、こんなふうにつやがなくなり、白く色抜けしてしまうんですね。
まあ、このあと20年後、30年後にどうなっているかはわかりませんが...。


我が家では入居したころは子供が小さかったので、目くじらを立てなくても済むように洗面所とトイレはクッションフロアにしました。

IMG_6246-thumb-autox667-182D.jpg

今のところ、はがれや劣化などはないですね。

住んで13年のあいだに洗濯機の水漏れ、トイレの水漏れなど水のトラブルが実際に何度もあったので、結果的にクッションフロアにしてよかったなあと思います。

また、トイレは水漏れがあるので取り換えようかなと思っているのですが、13年前とサイズが変わってきているんですよね。ということは設置の場所が変わってしまうということで、床材の張替えもしなければならないようなんです。そんな意味でも安いクッションフロアにしておいてよかったと思っています。

水回りは傷みやすいので10年後、20年後にリフォームするという事も念頭においておくといいですよ。

無垢材の床で13年暮らしてきてわかったのは、無垢板を一番傷めるのは水分を放置しておくことだということ。
家を建ててからの生活を想像して、手入れができそうな場所、無理そうな場所をイメージするといいかもしれませんね。

木材を選択する時に頼りになったのは、やっぱり木の専門家の工務店のスタッフさん。
しょせん素人がネットで仕入れる情報なんて知れているので、現場で木を毎日触り経験が豊富な方の意見がものすごーーーく参考になりました。

木材について知り尽くしている大工さんから直接話を聞けたら最高ですよね。

今回は水回りの床材について、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

木製玄関ドアのメリット・デメリット

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

玄関は家の顔。風水では玄関は運を迎え入れる所だといい、とても大事に考えます。
家族が出かけ、帰ってくるときに迎えてくれる玄関。
その中心ともなるドアはどんなのにしようか悩みますよね。

玄関ドアは、機能性からアルミやスチールなどの金属製のドアが主流ですが、自然住宅を建てようと考えているあなたは、ナチュラルな雰囲気を楽しめる木製ドアに惹かれることもあるのでは?

今日はそんなあなたのために、木製ドアの玄関を13年使用してきた経験から、木製ドアのメリットデメリットをお伝えしていこうと思います。

IMG_6149-thumb-autox667-172.jpg

木製ドアのメリット

☆デザイン性
やはり木製ドアの一番のメリットは見た目の温かさ。
金属製にはない木の持つ優しい風合いが、出かける時も帰ってくるときも目に入ってきて癒してくれます。

☆経年変化が楽しい
我が家の玄関ドアは、木目が美しく狂いが少ないということからタモ材が使われているのですが、これも床材と同様、白木から深みのある濃い茶色に変化してきて重厚になってきました。
金属や樹脂の物だとだんだん色が褪せてきたり、劣化が進んでしまいますが、木はいい感じに色が変化してくんですよね。
それと木の性質として時間が経つほど強度が増すらしいんです。
玄関は防犯の要でもあるので、それも安心感につながっています。

☆玄関が寒くない
木製の玄関ドアは断熱性能がいいと聞いていたけど本当でした。
我が家はリビングから廊下がなくていきなり玄関なので、玄関の室温がけっこう重要なんですが、いつもリビングよりちょっと寒いかな?という程度。
実家にいる時は玄関は寒い場所というイメージがあったので、すごく感覚が違いました。

木製ドアのデメリット

☆塗装が大変
玄関のとびらって、外側は当たり前ですが外なんですよね。
という事は外構の木部と同じようにマメに塗装をしないと木が傷んできてしまうんです。
最初の3~4年はたまにオイルを塗ったりしてたんですが、その後すっかり忘れて5年ほど放置していたら、点々と黒っぽいしみのようなものができてきてしまいました。

我が家の玄関は北向きで、直射日光があまり当たらないのでカビのようなものが発生ししてしまったらしいんです。
その時は塗装屋さんに来てもらってきれいにしてもらえましたが、放置はよくないということが大変勉強になりました。
最低でも2年に一度くらいはオイルか塗装をしないと我が家のようになりかねません。

☆価格が高い
はっきり覚えていないのですが、値段は倍くらいしたような記憶です。

☆閉まりにくい、鍵がかけにくい時がある。
季節によってなのですが、木は膨張したり乾燥したりします。
通常はドアを開けたら閉めなくても自然にドアの重みで扉が閉まるのですが、膨張時は扉が閉まらないことがあります。
また、鍵穴もずれるのか、鍵をかけたり開けたりしにくい時期があります。

施工会社さんが言うには、直射日光があたる南向きの玄関に木製ドアを施工するともっと狂いが生じることがあるんだそうです。
我が家は北向きなのでこのくらいですんでいるのでしょう。

木製ドアのメリットとデメリットをあげてみましたが、いかがだったでしょうか。
玄関ドアは本当に種類が豊富なので、色々情報を集めてあなたにピッタリの物を見つけてくださいね。

この記事を書くにあたって色々玄関ドアをチェックしていて、最近玄関ドアの存在を忘れていたなーと思いました。
玄関は家にいる間ずっと目にするものではないからですかねえ。
建てる時は玄関ってすごく重要な感じがしてたけど、今はほとんど意識にも上らないという...。
来客の多い家とかはまた違うのでしょうけど。

限られた予算の中で、家の中にお金をかけるか、家の顔ともいえる外側にお金をかけるか、10年後を想像してそれを明確にするといいかもしれませんね。
それが決まるときっとあなたの迷いも減ってくることでしょう。

今回の記事があなたの理想の家づくりに少しでも参考になればうれしいです。

今日は木製の玄関ドアについて、私の超個人的な感想をお話しました。
ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

ヘリなし畳ってどうなの?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

急に涼しくなり、秋らしくなりましたね。

先日「畳の手入れってどうなの?」の記事でも少し触れたのですが、我が家は和室にヘリなし畳を導入しています。
半畳で正方形の琉球畳とは違い、通常の一畳サイズの畳にヘリのないタイプの畳です。

我が家の和室は、洋間のリビングと続き間なので、雰囲気をそろえるためにあまり和っぽくならないようにヘリなしを選びました。

でもヘリなし畳は値段が高い、傷みが激しいなどデメリットも耳にして、導入するかどうかすごく迷った思い出があります。

そこで今日は畳をヘリなしにしようかどうしようか迷っているあなたに、ヘリなし畳の和室に住んで13年の体験からメリット・デメリットをお話ししようと思います。

b85cf825027eb76528a0d9c15d65e802696865c1-thumb-autox667-163.jpg
ヘリなし畳のメリット

☆洗練されたデザイン
畳にヘリがあると同色系で目立たないものにしたとしても、どうしても昔ながらの和室のイメージがぬぐえないのが難点。
ヘリなしなら「和」のイメージを保ちながら洗練された雰囲気です。

☆どんなインテリアにも合う
ヘリなし畳は「和」以外のアジアンテイスト、北欧風、ハワイアン風とどんなテイストの部屋においても違和感がありません。
デザイン性が高いので、かえって部屋の上質感を高めることができます。我が家でもリビングから洗練された和室が見えることが、
リビングをグレードアップしてくれてる気がします。

やはり一番はデザイン性ですね~。

ヘリなし畳のデメリット

☆傷みやすい
ヘリがない分、傷みが激しいというのは聞いていました。実際端の部分は摩擦で傷みが目立ってきています。
IMG_6084-thumb-autox667-165.jpg

穴が開いてしまっているのは一か所だけですが、スレはほとんど全部の端についています。
IMG_6085-thumb-autox667-167.jpg

ただ、そこからイグサがほどけてくることはなく、衣服にイグサがついてしまうことはありません。
遠目でみればあまりわからない!と自分に言い聞かせています(≧▽≦)

☆価格が高い
ヘリなし畳で有名なのが琉球畳だと思います。我が家も琉球畳を検討しましたが、価格が通常の畳の約4倍ほど。
そこで住宅会社が提案してくれたのが琉球畳ではないヘリなし畳で、琉球畳の約半額ほどの物でした。
それでもヘリのある畳よりは倍ほどの金額なので迷いましたね~。

我が家の場合は子供が小1と年中になっていたので、畳の部屋をヘビーに使うこともないだろうと、長持ちすることを祈ってヘリなしを導入しました。

13年目の現時点でまだまだ持ちそうだし、洗練されたデザインを満喫している毎日を思うと、そんなに高い買い物ではなかったかなーと思っています。


自然素材の家を考えた時、畳は必ず候補にあがってくる床材ではないかなーと思います。
天然の空気清浄機とも言われるすごい機能を持った畳を取り入れたら、家の中の空気がさらに気持ちよくなると個人的には思っています。

今回の記事を参考にぜひ検討してみてくださいね!

今日はヘリなし畳について、私の超個人的な感想をお話しました。
ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

パインの床のメリット・デメリット

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

自然住宅を建てようと考えているあなたは、床材はどれがいいのか悩んでいるのではないでしょうか?

無垢の床板はいろんな種類がありますから迷っちゃいますよね。そこで今回は前回書いた「檜の床のメリット・デメリット」に引き続き、
「パインの床のメリット・デメリット」について書きたい思います。

我が家は一階のLDKの床が檜で、二階のホールと寝室の床はパインです。
その違いもお伝えしていきますね。
IMG_9133.JPG
パインの床材のメリット

☆柔らかく温かい
パインの床材は、檜に比べて足触りがやわらかくて温かいですね。はだしで歩くと明らかに違いがわかります。
油が少なく木質が柔らかいからだそうで、ふわっとした足触りがすごく気持ちいい。柔らかいので衝撃を受け止める力が大きいんでしょうね、歩いた感じも柔らかいし、はしごから降りた時の着地の衝撃も少ないです。

☆リーズナブル
住宅会社で色んな床材を提示されましたが、無垢材の中ではトップクラスにリーズナブルでした。

☆香りがいい
パインも檜と同じ針葉樹なので、フィトンチッドという成分が含まれていて、いい香りがして消臭や抗菌効果があるそうです。今はそれほどでもないですが、入居しばらくは常に木のいい香りがしていました。

パインの床材のデメリット

☆傷つきやすい
柔らかいので足触りがいい反面、傷はつきやすいです。椅子の跡や家具の跡もつきやすいし
、モノを落とした時も檜より傷が深くなる傾向があります。息子の部屋なんかは結構激しく傷がついてますね~(;^_^

☆色が変化する
色があめ色にだんだん変わるのは知ってはいたのですが、ついつい白木の床の色にあわせて子供部屋のデスクやベットを揃えてしまいました。
木製でウレタン塗装のものだったので、床の色があめ色になったのに、デスクやベットは白木のままで合わなくなってきました。

オイル塗装の家具を買えばよかったんですが、その手の家具は価格が高めだったんですよね~。
今はオイル塗装の家具で手ごろな値段のものが出ているようなので、問題ないかもしれません。


パイン材のメリット・デメリットは檜とかぶる所が多いですが、大きな違いは柔らかさと価格です。
柔らかく温かい質感はパイン独特で、捨てがたい魅力だなと思います。

今日はパインの床について、私の超個人的な感想をお話しました。
ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

自然素材って何だろう?(フローリング)

こんにちは、タッチハウス代表の山田です。
秋らしくなってきて、住宅づくりにも快適な季節になりました。

自然素材って何?
家を建てる時に、内装って気になりますよね。
樹脂を使った既製品の床や壁・天井材は、室温が高くなるとガスを発生し
換気を怠ると、心や体に影響を及ぼします。
私たちが提案する家づくりは、床から天井まで
心地よい空間「自然素材」でできています。
自然素材って何だろう?と思っているあなた、それは
石油製品などの人工的に作られたものではなく
自然の中で培われた素材で、出来上がった材料なのです。

「自然素材の家づくり研究会」会員でもあり
皆様に少しでもお役に立てればと思い書かせていただきます。

FA52574E-0041-42D1-A6A7-F9F84F2572B0.jpg05A163B4-D96A-4A64-94C2-908B3B7509D7.jpg

無垢フローリング
床材は基本的に、無塗装の無垢材を使います。
ウレタンなどの樹脂塗料を塗ると膜が出来、木が呼吸できなくなり本来の機能を失います。
とはいえ何も塗らないと汚れが付きやすく、液体をこぼすとシミにもなります。
そこで最近は、浸透性の無着色の塗料を使用しており、無垢本来の質感を維持しながら
呼吸できる空間を実現しております。
メンテナンスは3年おきに塗り直すことをお勧めしますが、
やり方を説明すれば、ご自身でもプロ並みに仕上げられますので、メンテナンスが楽しくなってきます。
もちろん施工方法の説明は丁寧にさせていただきますし、時期が来たらお声を掛けさせていただきますので、
ご安心ください。

今回は自然素材について、無垢材の塗装メンテナンスのお話をさせていただきました。
次回も何かヒントにになるものがあれば上げていきますので、ご質問等ありましたら、
お客様の問合せフォームからいただけましたら、ご案内いたしますのでよろしくお願いいたします。

檜の床のメリット・デメリット

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

自然素材の家を建てようと思っているあなたは、きっと床は無垢板を考えていることでしょう。
木材は種類がたくさんありますが、その中でも日本人の誰もが知っていて身近な木材が檜ではないでしょうか。
強度があり、火にも水にも強いと昔から住宅に使われてきたといいますよね。

でも、床材にすると意外と柔らかくて傷がつきやすいというし、汚れも落ちないと聞くし、実際はどうなんだろう?って思いますよね。

そこで今日は、檜の床材のリビングに13年暮らしている私から見たメリットデメリットについて書きたいと思います。

檜の床材 メリット

あまりオイルを塗らなくてもつやがある
檜の床は何ともいえない自然なつやがあって、触った感じもパインと比べるとしっとり滑らかな感触。
オイルを塗るのは3~4年に一度くらいですが、そうは見えないつやがあります。
檜オイルというのがあるように、檜にはけっこう油が含まれていてそれがにじみ出て天然のワックスのようになるのだとか。
夏はサラサラ、冬はほんのり暖かいという無垢材の特徴がありますが、もちろん檜も当てはまります。本当に気持ちいいです~。

経年で色が変化するので、色んな色を楽しめる
入居当初は白木のナチュラルな色でしたがそのうち色があめ色に変わってきました。
13年前と比べると模様替えしたかのように雰囲気が変わって何だか得した気分です。
我が家の場合は予算の関係で節のある檜を床材にしたので、最初は節がけっこう目立っていたんですが、今は全然目立たなくなったのもうれしい。

IMG_5786-thumb-autox667-154.jpg

同じように白木の頃は汚れも目立ったけれど、最近はほとんど気にならなくなりました。
これからまた深みを増していくのが楽しみです。

消臭効果がある
にんにくや焼き肉など匂いのきつい料理をしても、匂いが残るということがないし、
前回の雨の日の部屋干しの時も書きましたが、部屋干ししても臭わないんですよね。

檜はフィトンチッドという香りの成分が消臭効果を発揮しているらしく、チップが消臭剤として販売されているほどなんだそう。
床材自体が消臭剤として機能しているのかもしれません。

蚊やゴキブリが入ってこない
我が家はけっこう自然が豊かな場所にあって、庭に出れば蚊もぶよもいるんですが、家の中に入ってくることはほとんどないですね。
13年網戸を変えてないので網戸も相当ボロイんですが入ってこないので、多分檜のおかげじゃないかと...。

ゴキブリも入居当初はみかけることがあったんですが、ここ何年かは全く見なくなりました。
荷物と一緒にやってきたゴキブリが、住み心地が悪くて出て行ったんじゃないかな(^-^;


檜の床材のデメリット

高い
節無しの檜床材の価格には手が出ず節ありにしたけれど、それでも高額で2階や階段はパインにせざるを得なかった...。
やはり檜は理想の木材と言われるだけあります(^^;


汚れや傷がつきやすい
食べこぼし、水滴、雨の吹込み、落下物、ペットの爪、家具の移動...。生活していると床を汚して傷つける要素は山のようにあります。
檜は杉やパインなどに比べると硬く傷がつきにくく、油もあるから汚れも染みこみにくいと聞いていましたが、
まあ、普通に汚れと傷はつきます(^^;ダイニングキッチンやリビングは長時間滞在する場所なので、
何かをこぼしたり落としたりする機会も増えちゃうんですよね。

特に白木の時は汚れが目立つので、最初の5年くらいは「あ!ここが汚れちゃった!」と地味にストレスを感じていました。
特に掃き出し窓の近くは、雨やデッキの汚れが入り込んだりして、美しい白木がどんどん汚れていくのが悲しかった...(T_T)
10年経つ頃には色の変化と共に汚れも傷も目立たなくなり気にならなくなりましたが、
最初の5年は目立つので覚悟しておいた方がいいでしょう。


檜の床材の家に住んでみた実感を通しての、メリットとデメリットはこんな感じです。
我が家の場合は階段や廊下、二階の居室はパインの床材なので、パインと比較して感じた部分もあります。
パインについてはまた次回書きたいと思います。

床は肌に直接触れるので、木材によって住み心地が大きく変わってくると思います。
納得いくまで調べ、いろんな木材に触ったり、住み心地を聞いたりしてみることが、
本当に自分に合った住空間を手に入れる道だと思います。
この記事が少しでもあなたの家づくりの参考になればうれしいです!

ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

自然素材の家で部屋干しすると匂わないってホント?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

雨が降らずにカンカン照りだった夏が終わり、秋雨のシーズンがやってきましたね。
秋雨というのは夏から冬の季節の変わり目で、夏の暖かい高気圧と冬の冷たい高気圧がせめぎ合いで雨が降るらしいです。
梅雨の時期同様、洗濯物を外に干せない日が増えてきますね。

日本は雨が多いので洗濯物を室内に干す時間がとても多いですよね。そうなると気になるのは部屋干しの臭いではないでしょうか?
部屋干し専用の洗剤、除湿器、スプレー式の消臭剤などがたくさん売られていますもんね。

実は自然素材の家で使う、無垢の木材や漆喰、畳、障子、ふすまなど、日本古来からの建材は、部屋の温度、湿度を調節し、
においを吸収する効果があると言われています。つまり、部屋干しをしても洗濯物も臭わないというのです。

でもそれって実際どうなの?本当かなあ?って思いますよね??

そこで今日は自然素材の家で13年間部屋干しをしている私の実感を書きたいと思います。

441522_s-thumb-640x427-151.jpg

部屋干ししても臭わないは本当か?

本当です(*^^*)
私は専門家ではないのでただの実感でしかないのですが、13年部屋干しをしてきて、臭いなと思ったことは一度もありません。

実は13年の間に洗剤も色々と使ってきました。最初はそのせいで臭くないんじゃないかと思っていました。

☆界面活性剤ゼロで重曹主体の粉状洗浄剤「バジャン」「浄」
☆界面活性剤ゼロの液状洗浄剤「海へ」
☆洗浄剤がいらない洗濯リング

こういった有機成分の入っていない洗濯洗浄剤を使っていたので、臭くなる原因となる有機物質が少ないせいなのかなと思っていたのです。

でも子供がだんだん大きくなり汚れが増してくると、有機成分の入った通常の粉せっけんや液体せっけんも使うようになりました。
子供が高校生になり部活の汚れと臭いに耐え切れず、香りの入った合成洗剤を使うこともでてきました。

でもこういった粉せっけんや合成洗剤で洗濯したものを部屋干ししても、全く臭くなかったんです。

周囲には部屋干しの洗濯物の臭いで悩んでいる人がけっこう多いのですが、遊びに行ったりすると、
ビニールクロスの壁に合板のフローリングというお宅が圧倒的に多くて、やはり建材の影響が大きいと実感しました。


我が家のリビングと居室は、ホタテの貝殻を原料にしたホタテ漆喰壁というものです。
貝殻の細微な穴が部屋の温度に応じて水分を吸ったり、吐いたりする調湿効果もあるし、消臭効果もあると言われる壁材です。
トイレ、洗面所などの水回りは調湿効果がもっと高いと言われる珪藻土で施工しました。

ホタテ漆喰壁は、珪藻土や本漆喰にくらべて消臭・殺菌効果は低めと聞いていましたが(大分安かったので仕方なし(-_-;))それでも全然部屋干しの洗濯物が臭わないです。
全空間を珪藻土や本漆喰にできればもっと快適かもしれません。

そして床材は一階が無垢のヒノキ、二階が無垢のパインです。ヒノキもパインも針葉樹で、フィトンチッドといういい香りの成分が広葉樹よりたくさん含まれているんだそう。
これには消臭や抗菌作用があるそうで、その影響もあるかもしれません。消臭に重きをおきたいなら針葉樹の床材を選ぶという選択肢もアリだと思います。

家の中は果てしなく繰り返される地味な掃除、洗濯、片付けの場所。見た目のステキさも大事ですが、機能性もとっても大事です。
自然住宅は、部屋干しに関しては多分除湿器並みの高性能を発揮すると私は思っています。
床材と壁材は一番面積が多く、一番触れることが多く、一番機能が発揮される建材なので、妥協せずに実際に触ったりして体験して選んだ方がいいと思います(^^♪

タッチハウスでは本漆喰も、珪藻土も、無垢の床材もコストアップすることなく施工できるとか!いいなあ。うらやましい。

今日は部屋干しについて、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

洗濯物干し場はどこにする?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

住宅雑誌や展示場、インテリアの売り場などに行くと、オシャレにきれいに整えられていて素敵ですよね。
でもそんなオシャレな家でも生活を始めるとあっという間に汚れ物でいっぱいになっていきます。
そう、家の中は果てしなく繰り返される地味な掃除、洗濯、片付けの場所でもあるのです。

だから見た目のステキさと同じくらい、それらの家事がしやすいように考えて設計することが大事だなと実感します。家事動線ってやつですよね。

今日はそんな家事の一つ、洗濯干しについて、一階と二階の干し場の両方を使ってみた経験を元に書きたいと思います。

今は自宅で在宅の仕事をしている私ですが、3年前までは9時~6時までの仕事についていて、
土日も仕事か、子供の少年団や部活に付き添う超多忙な毎日を送っていました。

洗濯もの干し場は一階と二階の2カ所に作ったのですが、その頃は「2階に上がる時間も惜しい」と、使っていたのはもっぱら一階の干し場でした。
(一階の干し場はリビングの南側に設けたウッドデッキの端です)

洗濯干し2.png

一階の干し場のメリットは、やはり階段を上らなくていいこと。
洗濯物も濡れていると意外と重たくて、それを持って上がるのはけっこうしんどいので省力化できるし、洗うのも干すのもしまうところも一階なので、
一階で全てが完結できるので時短できました。

しかもその頃の私は、朝の家事をひとつでも少なくしたくて、夜のうちに洗濯して干していました。
リビング脇の干し場だと、子供や夫とおしゃべりしながら干せるのが良かったですね。

家で仕事をするようになって時間に余裕ができて、2階に干すようになりました。

2階の干し場のメリットは何といっても早く乾くこと。
一般的な住宅密集地の場合、2階の方が日当たりがいいという場合が多いと思いますが、我が家も例にもれず2階の方が日当たりがいいというのもあると思いますが、
二階の干し場は一階に比べるとやはり湿気が少ないんでしょうね、特に雨上がりでは干し時間が大きく違います。
3~4時頃に帰宅して取り入れることができる生活スタイルなら、2階の干し場のメリットは大きいと思います。

2階で干すようになって一番よかったなと思うのは、雨の日です。多分湿気の関係なんでしょうが早く乾きます。うちは除湿器がないので扇風機を回して部屋干しにするのですが、
薄いものは夕方には乾くし、厚手のデニム生地のものも、翌日の朝にはたいてい乾いてしまいます。
一階に干していた時は2~3日ほしていたこともあったので、全然違います。

また、一階の干し場だとリビングから洗濯物が見えることがありましたが、2階だと全く目につかないのがいいですね。
まあこれは物干し場の位置によってなので、二階干し場だからこそのメリットではないですが(^^;


というわけで、一階と二階の両方で洗濯を干した経験のある私が感じた一階の物干し場のメリットは

☆省力・時短

二階物干し場のメリットは

☆早く乾く・目につかない

ですね。

洗濯干しは、量が多いと意外に重労働です。
体力や、家事を担当する人の忙しさ、洗濯物の量など、時間と共に条件は変わると思うので、
柔軟に対応できるような設計にしておくといいかもしれませんね。今日の記事が参考になれば幸いです。

果てしなく続く家事をどれだけ楽しめるかによって、家で過ごす時間のクオリティが大きく変わってくると思います。
それを設計できるのが家を建てる時。住宅のプロの手を上手に借りながら、理想の家づくりを楽しんでくださいね!


今日は洗濯物の干し場について、私の超個人的な感想をお話しました。
ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

吹き抜けってどうなの?パート2☆冷房編

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

今週は台風が近づいているせいか天候不順ですね。でもまだまだ暑い日が続いていますね。

先日吹き抜けについての記事をアップしましたが、エアコンがなかったため、夏のエアコンの効きについてコメントできなかったのが心残りでした。だってやっぱり8月の最も暑い時期に、吹き抜けでのエアコンの効きはどうなの?って気になりますよね。

実はあれから我が家にエアコンが導入されたので、吹き抜けのエアコンの効きについてレポートできることになりました!パチパチ!

というわけで今日は、観測史上最も暑い夏と言われる今夏、吹き抜けの冷房の効きってどうなの?をレビューしたいと思います。
吹き抜けを検討しているあなたのお役に立てればうれしいです。


まずは設置空間と導入したエアコンのKWを紹介しますね。

我が家は12畳のダイニングキッチンと約10畳のリビング、その隣に6畳の畳の部屋があります。東西に細長く南側は三間分の掃き出し窓があります。吹き抜けはリビングの上部8畳分と、リビングに設けられた階段上部2畳分です。

畳の部屋はふすまで仕切ることができるので、約22畳のLDKが冷えればいいかなと、23畳用の7.1KWのエアコンを導入しました。

設置場所は、真ん中のリビングと畳の部屋の間の壁。リビングからダイニングキッチンに向けて風が行くように設置しました。
d3398ab92e3873abbb3a187bbd5ef7eba752d681-thumb-autox667-144.jpg

設置当日は35度越えの暑い日。汗だくで設置してくれた作業員さんがエアコンのスイッチを入れたとたん、5分ほどであっという間に冷えていくではありませんか。27度の設定温度では寒いほど!
「え?こんなに冷えるの?」
でもでも、作業が終わったのは4時過ぎだったので、ガンガンに陽が照りつけてるわけじゃないし、まだわかんないな。とまだまだ疑っていたのでした。

翌日はいい天気で、三間分の南の窓から太陽の光が容赦なく部屋に差し込む暑い日。外気温は35度。
「この太陽光にエアコンが対抗できるのか??」
ドキドキしながらスイッチを入れると、やはり5分ほどであっという間に冷えるじゃないですか!しかもためしに畳の部屋や洗面所などの戸も開けてみても、十分涼しくなるじゃありませんか!

つまり、23畳用のエアコンで約30畳分の空間が十分涼しくなったってことです。めちゃめちゃパフォーマンス高くないですか?

吹き抜けもあるのにこんなに冷えていいの?そう思って2階に上がってみると...あ・・暑い(^^;
そうか、大空間なのに一階がこんなに冷えるのは、冷たい風がぜんぜん上には上がって行かないからなんですね。
2階に冷気が行かない分、分散せずにこのサイズのエアコンでも1階が十分に冷えるということではないかなーーと思います。

エアコンの業者さんが言っていたんですが、吹き抜けのもう少し高い場所に設置し、30畳以上の大きいパワーのあるエアコンをつけ、シーリングファンなどで空気を動かせば、全館を冷やすことも可能だと言っていました。

我が家では2階の個室は寝るだけなのでこれで大丈夫ですが、個室で仕事や勉強をするとか、寝る時も暑くてエアコンがないと眠れないというお宅では、30畳のエアコンか、個室のエアコンの検討が必要かもしれません。

ともあれ、吹き抜けのエアコンは、想像しているより冷えるというのが実感です。最近のエアコンは性能がいいとは聞いていましたが、激しく同感です。涼しすぎて設定温度がどんどん上がっています(^^;

吹き抜け上部へ冷気は上がって行かないからですが、それって暖かい空気は全部上に上がってしまうということなんですよねー。それを考えると吹き抜けは床暖房などと相性がいいのかなと思います。

ぜひ、家を建てた後の生活まで想像して、間取りを検討してみてくださいね。

今日は吹き抜けについて、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!


防災に強い家って?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

今日は防災の日ですね。
日本は地震、台風、洪水など天災が多い国ですが、近年はそれが加速している気がします。

私も家を建てる時には、特に東海地震が50年以内にくると言われていたので、

地震で倒壊しない家というのを素人なりに研究したものです(^^)

今日は防災の日にちなんで、私が防災の面で自然素材を使った木造住宅がベストだと思った理由を書いてみたいと思います。
P4100593.JPG

木造は揺れに強いと知ったから

木って、鉄やコンクリートに比べて軽いし、柔らかくてすぐ折れそうですよね。

私も以前は鉄筋コンクリートにはかなわないんだろうなと、漠然と思っていました。

でも実はその軽さとか柔らかさが、力が加わった時その力を吸収して、また同じ状態に復元する力があると聞いたのです。

逆に鉄やコンクリートは、一定の曲がる力が加わると突然破壊してしまうと。

地震の時、木造住宅ならある程度変形しながら力を逃がしてくれると聞きました。

確かに、日本には多くの木造の神社、仏閣が数百年もの間残っているなと納得したものです。

木造住宅は火事に強いと知ったから
地震の次にくるのは火災ですよね。木は火がついたらすぐ燃えてしまうと思いますよね。

私ももちろんそう思っていました。

でも木の柱は、燃えて表面が炭化すると中まで燃焼が及ばないそうなんです。

これが無垢の柱がいいという理由で、合板の柱だと燃えてしまうと聞きました。

これは10年以上前の情報なので、今はもっと違う合板もあるかもしれません。

そんな理由で、実は鉄筋の柱より延焼時間が延びるので、逃げやすいと聞きました。

構造の事をよく知る住宅会社に出会ったから
私の場合、揺れや火事に強い木の性質を十分に知り尽くして、

地震に強い構造をデザインも含めて提案してくれた住宅会社に出会ったことがやっぱり大きかったですね。


本当に安心できる家を建ててくれる業者さんは必ずいます。そういう家を建ててくれる業者さんは、

どんな家を建てたいのか明確になればなるほど、見つけやすいと思います。

例えば世の中にはレストランってたくさんあります。あなたが今日はスパイシーなインドカレーが食べたいと思った時は、インド料理店に行きますよね。

フレンチレストランにはいかないですよね?


何でもいいやっていう日はファミリーレストランやコンビニのごはんとかになるのではないでしょうか。

そんなふうに食べたいものが決まれば、より専門的でおいしいものが食べられます。

家も一緒です。例えば「自然素材を使い、地震に強く、リーズナブルに」という感じに、

こだわればこだわるほど、それを専門に特化した業者さんにたどりつけると思います。
2020_42.6.27・28西原恒邸完成見学会_200730.jpg
色んな家を見て、色んな本を読んで住みたい家のイメージを膨らませてくださいね。

実際に住んでいる人の話を聞くのも、私の場合はめちゃめちゃ参考になりました。

ぜひタッチハウスの建物も見学に来て、ご自身の目で見極めてくださいね。

今日は防災に強い家について、私の超個人的な感想をお話しました。

ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

リビング階段ってどうなの?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

家づくりを考えているあなたは、リビング階段をきっと検討したことがあるのでは?

家族のコミュニケーションをとるのにリビングを通らないと二階の個室に行けないリビング階段は

有効だという話はよく聞きますよね。

ハイ、私もそれだ!とリビング階段を採用した一人でございますw

そこで今日は、実際に子供5歳と7歳の時に家を建て、現在二人とも大学生になっているという私が、

子育てを振り返ってお伝えしていこうと思います。


IMG_5479[1]-thumb-autox667-135.jpg

まずはリビング階段にしてよかったこと、悪かったこと。

よかったこと
☆廊下がない分、床面積の割に広く感じること。
リビングの中に階段があると、壁がないのでその分広く見えます。

子供の友人がたくさん来てリビングでテレビを見たりする時に、椅子代わりに階段に座ってみる子もいました。

☆廊下が部屋のアクセントになっていてオシャレに見える。
壁に沿って階段をつけたので、階段がデザインのように見える。

☆2階に行くのが億劫じゃなくなる。
リビングに階段があると、2階との距離が縮まる気がします。

実家は普通の階段だったので「リビングから暖房や冷房の効いていない廊下の奥の階段を上って2階に行く・・・」というのは意外と心の障壁になっていて、

2階が遠く感じられ行くのが億劫に感じていました。

リビング階段だと空間でつながっているので、2階も同じ空間のように感じますね。

悪かったこと
☆子供の友人がリビングを通らないと子供の部屋に行けない。
子どもの友人が来た時など、リビングを通らないと自分の部屋に行けないので、

ねまきや部屋着でいたりすると焦る(^^; また、来客中に子供が帰ってくるというパターンもあり、

お客さんに気を使わせてしまうこともありました。

☆階段上部は吹き抜けなので、冷暖房の効きが悪い。
暖房する時は暖かい空気が上に行ってしまうのでリビングが暖まりにくいというのが実感です。

全館暖房するという考え方ならいいのかもしれません。

☆音や匂いが筒抜け
吹き抜けの回でも言いましたが、テレビの音や生活音は筒抜けになるので、

子供が遅くまで起きている年ごろになるとうるさく感じました。

今後、娘や息子が結婚して、子供を連れて帰省する時のことなどを考えると、ちょっと不安です。


リビング階段の良かったこと、悪かったことをあげてみましたが、肝心の子供とのコミュニケーションはどうだったかと言うと...。

子供とのコミュニケーション
リビング階段のメリットに「子どもが帰ってきた時や出かける時に、必ず顔を合わせるからコミュニケーションがとれていい」というのがあり、

コレだ!と思った私でしたが・・・、実際に13年子育てをしてきて「子供とのコミュニケーションにリビング階段はほとんど関係ない」

というのが実感です。

というのは、いいコミュニケーションは、相手を思いやれるかどうかがカギだからです。

子供は本当に敏感なので、親が自分の思いを通そうとすると反発するし、

子供の思いを優先させてあげれば親を信頼してくれます。

恥ずかしながら、昔は子どものやりたいことを無視して自分の都合ばかりを押し付けていたので、

子供は反発してうまくいっていませんでした。

その後、子供のやりたいことを優先できるようになったら子供との関係がすごくよくなったんですね。

その時に、リビング階段かどうかという、物理的なことってほとんど関係なかったと断言できますね。

むしろ関係の悪い時は接触の機会が増えて、冷静になるものもなれずにヒートアップしてしまうこともあり、

デメリットに感じることも多かったように思います。

「リビング階段にして親子関係がよくなる」なーんていう事はメリットにはならないので、

それより別のメリット、デメリットに目を向けて検討するといいと思います。

この記事が少しでもお役に立てたらうれしく思います。

自分の理想のライフスタイルにピッタリあった階段を見つけてくださいね!


今日はリビング階段について、私の超個人的な感想をお話しました。

ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

大きな窓のあるリビングってどうなの?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

家を建てる時、日当たりが良く、明るく開放感のある家を建てたいと思う人は多いのではないでしょうか。

光をたくさん取り入れて通気性も高まる、大きな窓があるリビングに憧れますよね。

熱が入りやすく逃げやすいことから敬遠されていたのは昔の話で、断熱性が高いサッシを使えば問題ないというし...。

今日はそんな風に大きな窓のあるリビングに憧れて、窓の多い明るいリビングにした私が、

実際に13年住んでみて感じた大きな窓のメリットとデメリットを紹介したいと思います。

私の家はリビングの南面に一間半(273㎝)の窓が2つ並んでいます。

合計546㎝の開口部があり、南面はほとんど掃き出し窓という間取りです。
2020_3.6.27・28西原恒邸完成見学会_200730.jpg

大きな窓のあるリビングのメリット



明るい
開口部が広いので明るさは抜群。太陽が出ると同時に家中が明るくなり、解放感もあって気持ちいい。

風通しがいい
季節のいい時は窓を開けておくことが多いので、南側の掃き出し窓から北側の小さな窓に風が通り抜けていきます。

おかげで湿気もたまりにくいようです。

冬温かい
冬は太陽の位置が下がってくるので、南の窓から部屋の奥まで日が入ってきます。

そのおかげで天気のいい日は昼間は暖房がいらないほど温かく過ごせます。

大きな窓のあるリビングのデメリット

夏暑い
太陽の位置が高い6月7月はまだいいのですが、8月にもなると、だいぶ位置が下がってきて、

日の光が部屋の中に容赦なく入ってきます。

窓際にいることができないほど暑くなり、エアコンがないと熱射病になりそうなくらいです。

窓ガラスの掃除が大変
解放感を味わうためにはカーテンを開けておくので、ガラスの汚れが目に付くことになります。

冬の空気が乾燥している時期はそうでもないのですが、湿気の多い夏はすぐに汚れが目立ってきてしまいます。

仕事で忙しくて掃除できない時はストレスになります。

外からの視線が気になる
我が家の南側は公園になっているので、休日の昼間などは公園からの視線が気になります。

公園から目隠しになるようにオーニングをしたり木を植えているので、その分外構に費用がかかっています。
2020_10.6.27・28西原恒邸完成見学会_200730.jpg
まとめ
大きな窓のあるリビングは、明るく、風通しがよく、開放的ですが、夏暑かったり、

掃除や視線が気になるデメリットがあるというのが私の感想です。

夏暑いというのも、10年前のガラスと今のガラスでは断熱性能も上がっていると思いますし、

エアコンを利用すれば快適に過ごせると思います。

また窓の掃除も家のメンテナンスを楽しめる方なら苦にならないですよね。

外構も設計の時点である程度計画しておけば問題ないかもしれません。

窓の大きさは家の印象を大きく変えると思うので、メリット、デメリットを知って、じっくり検討してみてくださいね。

今日はリビングの窓について、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

アイランドキッチンってどうなの?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

家を建てようと間取りや配置を考えている時って楽しいですよね。玄関はどこにしよう、リビング、ダイニング、キッチンの繋がりは?

きっとあなたはワクワクしながら考えていることと思います。

特にキッチンには、壁に向かった形、対面式のI型、コの字型、アイランド型など

色んなタイプがあって、どのタイプにするかも悩みどころですよね。


そこで今日は、キッチンの使い勝手をレビューしたいと思います。

我が家ではアイランドキッチンを採用したので主にアイランドキッチンの使い心地についてお話したいと思います。

4ad78bc0125833e296de65f37b60cfa1d1e536db-thumb-autox667-130.jpg

アイランドキッチンのメリット・デメリット

私は料理が好きでキッチンにいる時間が長いので、「料理中も家族と交流したい」「家族と一緒に料理したい」という思いがあって

アイランドキッチンを選びました。さて実際に13年住んでみてどうだったかと言うと...。

メリット
ダイニング、リビングとの仕切りがないので、料理をしている時に孤独感を感じない。

テレビや音楽を楽しみながら料理できる。

料理している時間がわりと長いので、その時間、家族とも一緒の空間にいられるのは楽しい。

作業台が広いので、たくさん料理をする時に便利。

人寄せで料理を作ったり、たくさんのお弁当を作ったりする時、作業台が広いと食材などを並べておけるし、

できあがったものをおいておくスペースがあるのがいい。

☆スペースがあるので、大人数で料理の支度や後片付けをしやすい。

左右どちらからでも回り込めるので、一人が皿洗い、一人が茶碗を拭く、

一人が残り物を冷蔵庫へしまうという風に複数人で作業しやすい。

デメリット

☆リビングで静かにテレビを見たいのに、キッチンで料理をしている音がうるさい。

料理を作る側からするとメリットな部分が、作らない人から見るとデメリットになってしまう。

☆広いスペースなだけに、気を抜くといろんなものを置いてしまいごちゃごちゃになりやすい。

子どものカバン、郵便物、お菓子、食べかけのパン、飲みかけのペットボトル、飲み終わったコップ、

新聞、チラシ、時計、スマホ、読みかけの本、

雑誌...忙しいと気づかないうちに置き場の決まっていないモノたちが山積みになってしまいます。

☆散らかった時に隠せない

急な来客があった時、散らかっていてもオープンなので隠す場所がなく、全部見られてしまいます。


まとめ

アイランドキッチンは、解放感があってリビングダイニングとの一体感がある所が最大のメリットですが、

同時にデメリットにもなるなーと改めて思いました。

アイランドキッチンが向いているのは、いつもきれいに片づけておける人、料理を通して家族と交流したい人、料理を生活の中心にしたい人。

逆に向いてない人は、忙しくて片付けまで手が回らない人、料理に時間をかけたくない人、家族それぞれの活動を邪魔したくない人などでしょうか。


今回はアイランドキッチンについて、私の超個人的な感想をお話しました。

キッチンは住む人の生活に密着しています。自身の生活スタイルをよく観察してピッタリのキッチンをぜひ見つけて下さいね!

ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

ウッドデッキのメリット・デメリットは?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

先週はお盆でしたがいかがお過ごしでしたか?今年はコロナの影響で旅行や帰省を取りやめた方もいらしたかもしれませんね。

家で家族で過ごす時間が以前より大幅に増え、家の重要性がますます増している気がします。

あまり外出もできない時、庭やウッドデッキがあると家での過ごし方のバリエーションが増えますよね。

我が家でも夏の夕食は庭でバーベキューをすることが多いです。材料を切って焼くだけのバーベキューは、

手抜きができるので主婦にとってはうれしいメニュー。そんな時大活躍するのがリビングの前に設けたウッドデッキです。

靴を履かなくていいので、準備や片付けが楽ちんなのです。

2020-08-18 15.53.44-thumb-autox1067-124.jpg

でもウッドデッキって「実際はどうなの?お手入れが大変じゃないの?」って思いますよね。

私が家を建てる時もすごーく思ってました。なので今日はそんなウッドデッキのメリット・デメリットについて、

ウッドデッキ歴13年の私が書きたいと思います。


メリット

靴を履かずに外に出られるので、リビングの延長のような感覚で気軽に外に出られる。外ご飯がしやすい。

家族の人数に応じて相応の面積があった方がいいみたいです。狭いとテーブルや椅子をゆったりと並べることができなくて、

やらなくなってしまう人が多いです。

リビングから見てデッキの分だけ部屋が広く見えて解放感がある。

デッキ下は砂利にしてあるが、日光が入らないせいか草が生えてこないので、その部分の手入れをしなくていいのがラク。

草がぼうぼうになって困っているって家も聞いたことがあるので、場所によるのかもしれませんが、うちは全然生えてこないです。


デメリット

ペンキ塗りが大変。毎年塗るように言われていたが2~3年に一度が限界。塗らなければその分劣化が進む。うちは8~9年たった頃、

端っこの板が一枚腐ってきてしまいその部分だけ取り換えた。

ペンキを塗らなきゃ、と思い続けるのがけっこうストレス。夫婦のどちらかがDIYが好きな人なら問題ないと思います。

夏は照り返しが意外と暑い。

この酷暑でデッキが鉄板のようになってしまうので、そこから熱が運ばれてくる気がします。

設置とメンテナンスにお金がかかる。メンテナンスは自分でやってもペンキ代がかかるし、

業者にやってもらえばそれなりにかかります。寿命がきて設置し直すのもコストがかかってきます。



まとめ

ウッドデッキ、見た目はほんとに素敵だし生活を豊かにしてくれるのは間違いないです。

ただ、メンテナンスは結構な手間とコストがかかるので、両方をてんびんにかけてみるのがいいと思います。

私個人としては、30代40代の若い頃はよかったけど、年取ってくるとメンテナンスがしんどいなと感じています。

あと何年持つかわからないけれど、次作り変える時は木製じゃなくてもいいのかなと思ったりしています。

今日はウッドデッキについて、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

吹き抜けって暑い?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

うだるような暑さとはこのこと?というくらい暑いですね。お盆休みはいかがお過ごしでしょうか。

これから家を建てようと思っているあなたは、お盆休みを利用して住宅展示場などを回ることもあるかもしれませんね。モデルハウスで多用されているのが吹き抜け。リビングに大きな吹き抜けがあると広々として見えてカッコいいですよね。
2020-08-14 12.09.47.jpg

でも吹き抜けって実際どうなの?って思いますよね。気候のいい時はよくても、暑い時や寒い時ってどうなの?って。

そこで今日は実際に吹き抜けの家に13年住んでいる私が、吹き抜けの暑さ寒さの実感を含めてお伝えしていこうと思います。よかったら参考にして下さいね。


我が家は家の中央のリビングに6畳の吹き抜けがあります。階段もリビング階段にしたのでリビングは一階と二階がつながっている感じです。まずは吹き抜けのメリットから。

メリット

☆夏涼しい
うちはエアコンがないので、エアコンの効きについてレビューできないのが申し訳ないのですが、夏は熱い空気が上昇し2階の窓から抜けていく感じがあります。例年最も暑い8月の上旬は暑くて死にそうになりますが、それ以外の時期は扇風機だけでも過ごせるくらいです。

☆2階との温度差がない

実家は吹き抜けのない2階建てで、夏は2階に暑さがこもって2階に行くのが嫌になるのですが、吹き抜けの我が家では2階との温度差がほとんどありません。

☆明るい

吹き抜け部分の高い場所の窓から光が入るので、曇りの日でも明るい。特に家の奥の方って光が当たらず、昼間でも薄暗くなってしまうけど、吹き抜けだと奥まで光がとどいて明るいです。

デメリット

☆冬は寒い

夏は風の通りが良くていいのですが、冬は逆にデメリットに。暖めた空気が2階に行ってしまうからです。一階と二階が一体化している吹き抜けの家は、全館を冷房したり暖房する方法が合ってると思います。

☆音が響く

寝ようと思って寝室に行っても、リビングでテレビをつけていたりするとよく聞こえてきて、うるさく感じることがあります。よく言えば「家族の気配を感じられる」わけですが...。子供が小さいうちはあまり想像できなかったのですが、子供が高校生くらいになると夜更かしするようになり、気になり始めました。

☆吹き抜け部分のお手入れが命がけ

吹き抜け部分の高い窓の掃除がとにかく危ないです。うちははしごで登って窓を拭くのですが、一度やってみましたが本当に怖いです。それ以来夫にやってもらっているのですがケガでもしたらと気が気ではありません。

壁のすす払いは長い棒を使って何とかやっています。うちにはついていないのですが、吹き抜けの天井に設置したシーリングファンもお手入れが大変そうです。
0052.JPG
吹き抜けはこんな風にメリット、デメリットがありますので、その両方を知って検討するといいと思います!

今日は吹き抜けについて、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!




キッチン☆陶器のシンク、お手入れってどうなの?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

前回、キッチンのタイルのお手入れの方法を話したのですが、タイルのキッチンと相性がいいのが陶器のシンクです。でも家を建てる前は陶器のシンクというと「素敵だけど使い勝手が悪くお手入れが大変」というイメージがありました。

それでも古びることがない陶器の質感が好きで諦めきれず、迷いながらも導入しました。当時、使っている方のリアルな使い勝手やお手入れ方法の情報にとても助けられました。

なので、今回はタイルや陶器を使ったキッチンに興味はあるけど、情報が少ないから無理かな...と思っているあなたに、13年陶器のシンクを使ってみた感想とお手入れ方法をお話します。

陶器のシンクメリットとデメリット

13年使ってみた感想をメリットとデメリットに分けてあげてみます。

メリット

☆クレンザーなどでゴシゴシこすっても傷つかない。
陶器は硬度が高いので小さな傷がつきにくいんです。だから研磨剤が入ったクレンザーやスポンジたわしでゴシゴシしても全然大丈夫。

☆水垢が付かない(見えないだけ?)
ステンレスのシンクを使っていたころは、一日の終わりにシンクを洗うのを二日くらいさぼると、壁面が白っぽくなってきて薄汚れた感じになってたんですが、陶器のシンクは元々白いので目立たないんです。ズボラな私は一週間に1~2度シンクを洗うだけなんですが、見た目キレイをキープできています。

☆古びても味になる
陶器は素材自体の経年劣化が人工大理石やステンレスに比べると遅い気がします。細かな傷がつき古くなってはくるんですが、それ自体が味になって魅力が増してきます。(超個人的感想!)プラスチックのように黄色く変色してこない所も好きなんです。



デメリット

☆鍋などの金属の色が付着する。

brogu1.jpg

陶器より金属の方が柔らかい場合、その金属がこすれると金属の色がついちゃうんです。まあそれだけ陶器が固くて丈夫ってことなんですけど、地味に汚れていきます。これは2か月くらい放置している時の写真です。でも先にも話したように研磨剤OKなので、ちょっとこすれば簡単に落ちます。

☆食器を落とすと80%の確率で割れる。
これはもう陶器の最大の欠点でしょうね。まあ、割れます。防止のためにマットを敷く方もいるようですが、それ自体を洗うのが嫌で私はおいていません。食器は高いものは買わず、割れたら新しい食器が買える!と割り切っています。

☆欠けたりひびが入る可能性がある。
非常に固く作っているのですが陶器なので可能性はあります。うちも傷はついています。
gurogu 2.jpg

真ん中に2つ黒い点がある箇所が傷です。知らないうちについていました。まあ他にも見てわかると思うんですが細かな傷はたくさんついています。

陶器のシンクのお手入れ


私が普段しているお手入れは、2~3日に一回「シンクをざっとスポンジで洗う」のと、2か月に一回くらい「タイルの掃除にも使うキッチン泡ハイターをかけて30分ほどおき、汚れが残っていればクレンザーでゴシゴシする」です。

泡ハイターでの掃除です。泡ハイターをまんべんなくスプレーします。
burogu3.jpg

そのまま30分放置します。
burogu5.jpg

流すとこんな感じです。7割がたは落ちています。

時間がある時はさらにここからクレンザーで磨きます。

brogu5.jpg

ゴシゴシ、ゴシゴシ。

burogu6.jpg
ほぼきれいになりました。これ時間が経つともう少し白くなり、陶器自体の白さにほぼ戻ります。

brogu7.jpg

おしゃれな見た目で選んだ陶器のシンクでしたが、かなり実用的で意外にお手入れもしやすいというのが私の感想です。食器を絶対に割りたくない方には合いませんが(^^♪

今日はの陶器のシンクのお手入れについて、私の超個人的な意見をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

キッチン☆タイルのお手入れってどうなの?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

もうすぐお盆。あなたは今年の夏休みはどんなふうに過ごしますか?今年はコロナの影響でステイホームの方が多いかもしれませんね。

我が家の夏休みもステイホーム。外食に行く機会も減ったので、キッチンにいる時間が長い長い。ごはん作りに追われ、作るメニューもネタ切れ...。そんな時うちでは、参加型ごはん作りと称して、夫や娘を総動員してみんなでご飯を作ります。

その時に作っておいてよかったなと思うのが、オープンキッチン。

以前住んでいた集合住宅では、キッチンと食べるところが離れていて疎外感が半端なかったので、食卓やリビングと一体化したキッチンを熱望して作ってもらいました。アイランド型という、シンクを中心にした島のような調理台とその背後にガスレンジを備えた調理台があるというスタイルです。

2034700.jpg


そのキッチンで使っているのがタイルです。私が家を建てた13年前、キッチンはステンレスや人工大理石を用いることが多かったのですが、壁や床が自然に古びていくのと、レトロな雰囲気のタイルがよく合いそうだなあと思って取り入れました。

タイルは目地も含めて白一色。今日はそのタイルをどんなふうに手入れしているかお話ししたいと思います。

3556633_s.jpg

普段すること

・水ぶき。調理中に飛び散ってしまった汚れが乾かないうちにこまめに水ぶきするようにしています。
・セスキ炭酸ソーダ水をスプレーして拭く。油汚れがこびりついてしまった箇所には、重曹よりアルカリ濃度が高くて、洗浄力も強いセスキを水で溶いてスプレーしています。

時々すること

・「キッチン泡ハイター」を目地にかけて、30分ほど放置してから軽く歯ブラシでこする。目地の汚れが気になった時にするので、頻度はまちまちですが、2か月に一度くらいはやっているかな?

以上!

実はタイルって意外と手がかからないんですよね。
タイルの表面ってつるつるしているので汚れは拭けばさっと落ちるし、なんとなくくすんできたなと思ったタイミングでハイターをすれば輝きが戻ってきます。

白の目地は汚れが目立つと思って迷ったんですが、汚れがついたらすぐに拭くようにすれば、かえっていつもきれいにしておけると思ったんですよね。今のところは何とかきれいに保てているけど、いつまでできるかな...。タイルも目地もたくさんの色バリエーションがあったので、今は「落ち着いたシックな色でもよかったかなあ」とちょっと思います(^^;

よかったことは、リフォームしたいと思うことが一度もないことです。無垢の床板や塗り壁と同じように時間がたてば経つほど風合いが出てくるんですよね。汚れも味になるというか。

自然素材の家とタイルは相性がいいと思うこの頃でした。

今日はタイルのお手入れについて、私の超個人的な意見をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

畳の手入れってどうなの?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

梅雨が明けたと思ったらいきなりガンガンに暑い富士宮です。皆さんの地域はいかがでしょうか?

うちは夫が夏休みに入りました。気が付くと畳の部屋で昼寝しています。朝ごはんを食べてはゴロン、庭掃除をしてシャワーをあびたらゴロン、夕飯を食べたらゴロン...。

今日も通算で4時間くらい寝ていたんではないでしょうか。寝すぎで目が溶けてしまわないか心配です。

そう、夫が畳から離れられないのは、畳の気持ちよさに吸い寄せられているから(多分)

3535550_s.jpg

確かに畳は湿気の多い時でもさらっとしていて本当に気持ちいいです。クッション性があって何も敷かなくてもそのままゴロゴロできるのもいいんですよね。私も娘と体操する時にとっても重宝しています。

畳は日本古来からある自然素材。調湿作用があるので家を建てる時には和室は欲しいなと思ってはいました。

でも「畳は手入れが大変で億劫だな」とも思ってたんです。畳って裏返ししたり、干したり、表替えをしたりしなきゃならない...と思い込んでいたし、以前の集合住宅では梅雨になると畳にカビは生えるわ、表面がけば立つわで、けっこう大変だったからです。

以前はカビが生えるとその度に、固く絞った雑巾でよく拭いて乾いた雑巾でから拭いていました。表面がけば立つのはなぜかよくわからなかったので、掃除機がよくないのかと、掃除機をかける頻度を減らしほうきで掃除したりしてましたね。

では今はどんなお手入れをしているのかというと...

全くしていないんですーー!(^^)!

気を付けてると言えば、掃除機をかける時に目地に沿ってノズルを動かすようにしていることくらい。でもこれも気づいたらやるっている程度です。カビないから乾拭きもしたことないんですよね。

でも全くカビないし、けば立ってもこないんですよね。

湿気コントロールと材質のセレクトがいいからでしょうか。

裏返しも表替えも全然してないんです。うちは縁なし畳で裏がなかった!というのもあったし、表替えをするほど傷んでこないうちに13年経ってしまった...ってかんじです。

干すのは10年目くらいに一度だけやりました。その時、埃はすごかったですが、畳裏にも畳をおく板にもカビは全然生えていなかったんです。10年調湿作用のある畳を置いておいてもカビてないってことは、吸った湿気を逃がす仕組みができているんだなと実感しました。
0074 - コピー.JPG
畳は10年もたてば交換しなければならないものと思っていたのに、まだまだ先になりそうです。

畳という日本伝統の建材の性質と日本の気候を良く知っていて、上手な付き合い方を知っている業者さんに施工してもらったからかなと、10年過ぎてからよく思います。

畳の値段も確か高めだったと思うんですが、こうして10年以上たってもノーメンテナンスで美しい状態を保っていて、代える時期を先延ばしできるなら全然高くなかったなと思います。

10年後、20年後まで見据えるとリーズナブルになる建材。それを提案してくれる会社に出会えたのがラッキーだったなあと思うんです。

ほんとの意味で建てる人の立場に立ってくれてたなあって。

これから家を建てるあなたが、そんな業者さんに巡り合えることを願っています。


今日は畳のお手入れについて、私の超個人的な意見をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!


塗り壁の手入れってどうなの?

こんにちは!タッチハウスブログスタッフの平戸です。

静岡県ではやっと昨日梅雨明けしました。長い梅雨の間、あなたの家では湿気でのお悩みはありませんでしたか?我が家では今年は神棚のしめ縄にびっしりカビが生えてしまいました。家を建てて13年ですがこんなことは初めて。今年の梅雨の湿気のスゴさを実感しました。

でもそんな湿気がひどい季節も、自然素材の家は調湿作用があるせいかわりとサラリとしています。洗濯物を部屋干ししても嫌なにおいが付いたことがないし、今年もしめ縄以外はどこにもカビませんでした。

あ、かびないのは普通なのかな?以前住んでいた集合住宅は梅雨時期は畳も押し入れの中もカビて困っていたので...(^^;
souji_hataki_hokori.png

さて、「自然素材の家のお手入れ・床材編」を前回のブログでアップさせてもらいました。

今日は塗り壁の手入れについて書きますね。

塗り壁と一言で言っても、材質や塗り方によって違います。

我が家の場合は、ホタテ貝を使った材質と珪藻土で壁を塗りました。ほんとうは天井も塗り壁にしたかったのですが、予算オーバーで叶わず天井にはクロスを貼りました。

その塗り壁のお手入れですが、我が家でやっているのは
・年末のすす払い
・汚れた時に雑巾でよく拭く
です。

・年末のすす払い

我が家では居間やキッチン、寝室などメインの壁はホタテの壁材です。これは凹凸がありざらざらした表面なので、そのざらざらの部分にほこりがつきやすいのです。最初の5年ほどはほとんど目につくことはなかったのですが、ここ何年かは天井に近い部分や吹き抜け部分にほこりがついているのが目に付くようになりました。

そこで、毎年年末にはブラシを付けた掃除機で吸い取るようにしています。ざらざらしているので、ホコリ取りのモップだと、モップについた埃を逆に壁にくっつけてしまうことがあるんです。だから掃除機で吸い取るのが結局は早いんです。

掃除機が届かない場所は、濡れた手ぬぐいでブラシの部分をおおったほうきで壁をなぞるという昔ながらの方法ですす払いをしています。

珪藻土の方は表面に凹凸がほとんどないので、ホタテほど埃がつくことはありません。天井付近のススもホタテの半分くらいじゃないかなあ。こちらも同じように掃除機かほうきで年に一度くらいはお手入れをしています。

私の施工住宅会社さんは珪藻土の値段が高かったので、洗面所やトイレなどの水回りだけしか珪藻土にできなかったんですが、タッチハウスの場合はどれを選んでも同料金なので、埃が気になる人は表面が滑らかな材質にしてもらうといいですね。


・汚れた時に雑巾でよく拭く

子どもが小さいと、よく汚れた手で壁を触っちゃうんですよね。うちは白い壁で汚れが目立つので、その度に濡れた雑巾で拭くようにしていました。ゴシゴシこすると壁材が少し剥がれてしまうこともありますが、汚れはほぼほぼ落ちます。色の濃い汚れの場合は石鹸水をしみこませた雑巾で拭いた後、水拭きすると大抵の汚れは落ちました。

書初めの墨が壁に飛び散ったりしたことがあったのですが、それだけはうっすらと残ってしまいましたね(^^;

ホタテも珪藻土も汚れの落ち方はあまり変わらないです。


こんなお手入れをしながら13年住んでみた感想は

「塗り壁は13年経っても美しい!」
です。

西原様邸新築工事完成_200802.jpg

冒頭で書いたように

予算の関係で天井は壁紙にしたので、壁紙との差を目にすることができるのでよくわかるんです。天井は手垢が付いたり、スープが飛び散ったりすることがないはずなのに、ところどころシミができて、色もベージュっぽくなり、境目のラインが目立ってきています。

それに対して塗り壁は天井に比べたら白い(元は同じ色だった)し、汚れた時は拭いているせいかもしれませんが、シミもほとんどないんです。

クロスは15年から20年で張り替える人が多いというのも、クロスはこんな風に何となく薄汚くなってきてしまうからなんですね。その点塗り壁は、時間が経てば経つほど良さが出てくる気がします。まあ、すす払いはめんどくさいですが(^^;


今日は塗り壁のお手入れについて、私の超個人的な意見をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

無垢材の床の手入れってどうなの?

はじめまして!

今日から時々タッチハウスのブログを担当させていただく平戸です。

住宅会社のブログスタッフだと言っても、私は住宅を建てているわけではありません。「え?じゃあ何やってるの?」と思いますよね(^^;

なので簡単に自己紹介をさせていただきますね!


私は静岡県富士宮市在住の、自然食材を使った料理(マクロビオティック料理)の研究家です。


私は自然な食を追求してきたので、住宅もできるだけ自然素材で作りたいと思っていました。

「壁は天然素材の塗り壁、床材は無垢の木。過度な高気密住宅ではなく、自然の太陽や風を上手に利用して、夏は涼しく冬は暖かい家」


そんな家に住みたくて、ずっと探し続けてやっと見つけた住宅会社で建ててもらい、それから約13年自然住宅に住んでいます。


実は私の住んでいる家は山田建築さんで建てたものではありません。その私がなぜ山田建築さんの「タッチハウス」のブログを書くのかと言うと、

一番は「自然住宅、住んでてマジで気持ちいいから誰かに伝えたい!」から。

それなら自分が建てた住宅会社のブログ書けよって感じなんですが、実は私が家を建てた住宅会社は倒産してしまったんですね...。

それともう一つ、タッチハウスが、私の家同様の木材や壁材を使いながらも非常にリーズナブルな価格帯で、正直すごくびっくりしたから。

しかも山田社長は木のクセや性質を知り尽くしている熟練の大工さんなので、オシャレさや見た目重視の施工は絶対しない人。そんな山田社長が建てる「タッチハウス」に、13年前出会えていればよかったのに...。

そんな思いがあるからです。

今、このページを訪れて下さったあなたは、多分自然住宅に興味があることと思います。でも、実際に自然素材の家に住んでいなければ良さも、めんどくささもよくわからないですよね。

そこで、あなたが住宅を選ぶ時の指針になるように、自然住宅の良さもめんどくささも「リアル」な体験として、実際に13年間自然住宅に住んでいる私がお伝えしていきます。

第一回の今日は、

「無垢材の床の手入れってどうなの?」です。3657354_s.jpg

自然素材・天然素材の家と聞くと、やはり思い浮かぶのは無垢の床材や塗り壁などでは?私はそうでした。

無垢の木は、接着剤が使っていないので空気中に揮発する化学成分が皆無。シックハウスの心配がないんですよね。私は仕事として30年自然食に携わっているので添加物や残留農薬などに詳しいのですが、食事ってたいていは一日3回ですよね。時間にしたら1時間くらいでしょうか。

でも空気は24時間休みなしです。だから食事より空気の方が、ずっと健康への影響が大きいということに気づいてしまったんです。そんな私にとって無垢の木はマストの選択でした。

無垢の木の魅力はそれだけではありませんでした。空気中の水分量を調湿してくれること、時間が経っても美しい、むしろ時間が経つほど味が出る素材だということ。そんな無垢材の魅力にひかれて床材は全て無垢の木にしました。

で、実際に住んでみてどうだったかというと...?

空気が明らかに違う!!というのはさすがにないです(^^;入居前アパートに住んでいた頃、子供たちに多少のアトピーがあったのが引っ越してからは治ったけれど、年齢のせいかもしれないし。

でも調湿効果は抜群でしたね。日当たりの悪い部屋が梅雨時期にカビたりすることが皆無になりました。(前のアパートがひどすぎたのかもしれませんが...)

時間がたって最初は白木だった床板が、日に焼けて色が濃くなってきたのも味が出てきていいです。正直白木の頃は汚れが目立つので気になって仕方なかったんですが、5年ほど経つとだんだん目立たなくなり、今は傷も汚れも気にならなくなりました。

で、肝心のお手入れです。

我が家でも建てたばかりの頃はがんばって一年に一度、オイルを塗っていました。みつろうワックスをかけた年もありました。でも3年ほどするとだんだんやらなくなってしまって...。今は2~3年に一度くらいの頻度でオイルかみつろうワックスをかけるくらいです。元来がズボラなタチなので水ぶきも空ぶきも全然やってないです。

でも不思議なことに、無垢の木は、素足で歩くことが多いので人の足の油もなじむのでしょうか、ここ何年かはオイルをかけなくても床はいつもピカピカしています。特に10年過ぎてからいい感じになってきました。

人の移動が多い箇所と少ない箇所で、色の違いがあったりもします。移動の多い場所は白っぽく、少ない場所は色が濃くなります。

このように、無垢の床は傷や汚れが付きやすく、色もムラになりやすいところが欠点と言えば欠点なのかなと思います。

でも傷がつきやすいということは裏を返せば柔らかいからで、歩いた時にふんわりと柔らかく気持ちがいいんです。

汚れがしみこみやすいというのは調湿効果が高いからで、湿度の高い今の季節も素足で歩いた時もさらさらしているんです。

色ムラになりやすいというのは環境に柔軟に対応しているからで、その分長く持つのでは...(これは希望的観測)

というわけで、無垢の床材のお手入れは現在2~3年に一度のオイルかワックスかけなので、そんなに大変ではないというのが私(の夫)の実感です。

無垢の床板は、年ごとに表情が変わっていくものなので、もしあなたがずっと同じ色がいいと思っているなら塗装をするか、合板の方がいいかもしれません。無垢の床のメリット・デメリットの両方を知って検討するといいと思います!


今日は無垢の床のお手入れについて、私の超個人的な意見をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

完成見学会は家づくり勉強会です!  

こんにちは、タッチハウス 山田建築代表の山田です!
昨日はN様邸完成見学会を開催しました。
安心安全な住環境を作り
家族の笑顔がいっぱいの毎日に
お手伝いが出来るしあわせを感じています。
空気がおいしいお部屋を体験してください。

完成見学会.jpg

S__10903571.jpg


新型コロナ対策も万全に
本日も10時から16時まで会場でお待ちしておりますので
お気軽にお越しください!

家づくりの道のり③~土台工事から床組まで~

こんにちは~タッチハウス~山田建築代表の山田です。

今回は、家づくりの道のり③~土台工事から床組まで~編です (^o^)/


土台工事

土台も日々進歩しています。

基礎工事が完成すると、次は土台敷きです。


土台.jpg


借り暮らしのアリエッティというジブリの映画、ご覧になったことはありますか?

アリエッティが基礎の換気口から出入りしているシーンがあります。

あれは、床下と外部の換気を目的としています。

現在は、換気口から進化して、基礎パッキン、というものを敷いていきます。

基礎パッキンは、下の写真のとおり、空気が通る構造になっています。

image_5069595_0_0.gif

            ↑
          基礎パッキン

まず、土台や大引が搬入されてきます。

image_5069596_0_0.jpg

            ↑
       プレカットされた木材

プレカット工場で予め加工された材料ですが、

現場でただ組み立てるだけでよいというわけではありません。

材料に記載された記号を参考に、プレカット図を見て材料との照合をします。

次に、基礎に墨を打って、木材を設置位置へおいていきます。

間違いがないか図面と照合した後、アンカーボルトを締めます


image_5069597_0_0.jpg

            ↑
            床束


床組工事

大引を設置していきますが、ここでは床束を設置して、

大引きを下から支えます。

床束は鋼製のものが多く、束と束の感覚は910mmとします。

床組には根太(ねだ)を用いる工法と、剛床(根太レス工法)とがあります。

最近は、水平方向の力に強いといわれる根太レス工法の住宅が多いです。


ちょっと昔の家は、古くなると

「根太が落ちた!」

なんて話をよく聞きましたが、最近は根太もつかわない方法があるのですね。

建築関係もいろいろ日々進歩しています・・・。

次回は、いよいよ建て方(上棟)の工事の流れをご紹介します。

家づくりの道のり②~基礎工事編~

こんにちは~タッチハウス~山田建築代表の山田です。

今回は家づくりの道のり② 基礎工事編です (^o^)/

基礎工事

前回は地盤の調査方法を中心にご紹介しました。

続いて行われるのは基礎工事です。

よく、「家は、土台がしっかりしていないと!」

なんて一括りにいいますが、建築工程では、基礎と土台は別のものです。

基礎工事も様々な工程があります。

今回は、基礎工事の流れについてご紹介します。

kiso haikinn.JPG

●まずは、基礎をつくるための作業から

まず、建物の基礎を作るために土を掘削し、それを平らに仕上げます。

これを根伐り、床付といいます。

次に、砕石を5cmほどの厚みで敷き、転圧します。

この段階で、一度 防蟻処理 をします。

日本では、北海道の一部を除いてシロアリは随所に生存します。

なので、土壌、柱、外壁ともに防蟻処理が必須なんです。

続いて、砕石の上に防湿フィルムを敷いて、

外周部には捨てコンと呼ばれる下地となるコンクリートを

深さ5cmほど流し込み、平らな面を作ります。

コンクリートから管が出ているのは、

給水管などを通す、さや管といわれるものです。

給排水管を直接コンクリートに埋め込まず、さや管に通すと、

交換がしやすいので、維持管理対策等級が最高級の3となります。

kiso konnkuri.JPG

給排水管の寿命は30年程度といわれますが、長期優良住宅になると、

この給排水管をチェックするための点検口をさらにつくったりします。

そして、基礎のコンクリートを流し込む前に、配筋作業を行います。

ベタ基礎の場合は、耐圧盤と呼ばれる床面が必要となり、

立ち上がり部分と一緒に鉄筋が組み込まれます。

いよいよ、基礎のコンクリートを打設します。

最初に耐圧盤、

それがしっかり硬化すると、立ち上がり。

コンクリートが水としっかり化学反応を起こして固まるように、

水分が逃げないように養生します。

養生しないと、夏場は急激に乾燥したり、冬場は凍結して水分がなくなったり、

ひび割れの原因となります。

養生のあと、型枠を外すと、基礎の完成です。

建築基準法では、基礎の地盤面から立ち上がりの高さは

30cm以上となっています。

立ち上がりの高さがあると、

雨の跳ね返りや、地面からの湿気の影響を受けにくくなり、

木部の劣化、白アリの被害の低減などにつながります。

kiso kansei.jpg

この高さが不足していることによるトラブルもあるそうなので、

施工中には現場に足を運んで、いろいろとチェックしておくと

良いかもしれません。

●意外な出費?ライフライン整備にかかる費用や特殊仮設工事なる費目

例えば、購入した土地が畑だった場合は、ライフラインは未整備状態。

上水道を引っ張ってくる、

下水道は道路より高く・・・、

など、場合によっては200万近くかかるケースもあります。

もう一つ、意外な出費は「特殊仮設工事」なる費目。

これは、周辺の道路が狭く、職人さんの車を駐車したり、

荷下ろししたりするスペースがない場合に生じるものです。

離れた場所に駐車場を借りたり、そこからの運搬をしたり、

ガードマンを立たせたりするなどといったことになると、

数十万円かかるケースもあるのです。

契約後に意外な出費で困らないように、

予め調べておきたいですね。

家づくりの道のり① 地盤調査

こんにちは!山田建築(タッチハウス)代表の山田です。

地盤調査って聞いたことあるけど、どんなことをするんだろう?

疑問に思っている方も多いと思います。

今日は、地盤調査についてのお話をしたいと思います。

只今、N様邸の完成に向けて地盤調査が始まったところです。

house_reform.png

●家はどんな工程を経て完成するの?

家は、様々な工程を経て完成します。

次の項目は、新築一戸建て住宅の建築の一般的な流れです。

建築の流れを知ることは、家づくりの理解へとつながります。

工事に着工するまでに、敷地調査や

建物のプランニングを行ってから、

住宅の建築が始まります。(木造軸組工法の場合)

家は、様々な工程を経て完成します。

次の項目は、新築一戸建て住宅の建築の一般的な流れです。

建築の流れを知ることは、家づくりの理解へとつながります。

工事に着工するまでに、敷地調査や建物のプランニングを行ってから、

住宅の建築が始まります。(木造軸組工法の場合)

1.地盤調査と地盤改良・地盤補強工事

2.地縄張り・遣り方

3.地業工事(掘り方・割栗石・砕石・転圧・防湿シート・捨てコンクリート)

4.基礎工事①(基礎配筋)

5.基礎工事②(基礎の底盤部分(スラブ)のコンクリート打設)

6.基礎工事③(基礎の立ち上がり部分のコンクリート打設)

7.木工事(土台敷き)

8.構造躯体(建て方:柱、小屋組など、上棟まで)

9.屋根工事(野地板・ルーフィング・屋根仕上げ材)

10.外壁工事①(防水工事:透湿防水シート)

11.外壁工事②(外壁仕上げ)

12.断熱工事(断熱材)

13.ベランダ防水工事

building_jiban_chousa-300x261.png

●地盤調査って、どんなことをしているの?

スウェーデン式サウンディング調査(SWS試験)とは?

←木造住宅でよく使われる方法です。

先端がキリ状の器具に荷重をかけ、25cm下がるまでに

ハンドルを何回転させたかによって、地盤の強さを表します。

その値を、N値と呼びます。

深度10mまで測定することができます。

費用は比較的安価で、1か所を調査する場合2万円前後です。

通常は5か所を調査するので、5万円から10万円ほどです。

04ILAL11-286x300.gif

●ボーリング調査


ボーリング調査は最も基本的な地盤調査方法です。

正確な地盤調査ができる反面、かなり費用がかかるため、

RCの中規模以上の建物を建てる場合はこの方法を使いますが、

一般の木造住宅ではほとんど使われません。

高台の場合は30万円前後、低地の場合は80万円ほどになることも

あるそうです。

調査方法は、先端にサンプラーを取り付けたロッドの上に63.5kgの重り

を76cm自然落下させて打撃します。

サンプラーを地面に30cmめり込ませるのに要する打撃数をN値といい、

それによって地耐力がわかります。

同時にサンプラーで土を採取し、砂質土なのか、粘性土なのかを調べる

ことができます。

ziban_img03.jpg

●表面波探査法

表面探査法は、地表から地中に向けて振動波を発信し、

地盤の硬さを調べる方法です。

硬い地盤ほど新藤派が速く伝達する性質を活用し、振動波の反射時間に

よって、地盤が硬いか柔らかいかがわかります。

費用は、上記の2種類の間くらいで、SWS調査よりも正確な調査結果が

得られます。

ziban_img04.jpg

●地盤調査の結果によっては改良の必要もある

建築を依頼する会社が決まると、まずは地盤調査を行います。

 地盤は建物を支える土台なので、どんな状態であるかの確認は

必要不可欠になってきます。

軟弱地盤がある場合は、地盤の改良工事を行います。

建築を依頼する会社が決まると、まずは地盤調査を行います。

地盤は建物を支える土台なので、どんな状態であるかの確認は

必要不可欠になってきます。

軟弱地盤がある場合は、地盤の改良工事を行います。

地盤改良には良好な地盤までの深さによって、

●表層改良工法(軟弱地盤が2mくらいまでの場合)、

●柱状改良工法(軟弱地盤が2m以上8mまで)、

●鋼管杭工法(軟弱地盤が2m以上で深度30mくらいまで施工可能)、

の3種類があり、軟弱地盤が浅いほど費用は安くつきます。

土地は、状態によっては地盤改良工事に多額の費用がかかることがあります。

メリット、デメリットを知ったうえで購入するか、事前によく調べることをお勧めします。

次回は、基礎工事編です。

お楽しみに!

マイホーム購入で一番やってはいけない失敗とは?

こんにちは、山田建築(タッチハウス)の山田です。

今日は、これから「家づくり」をスタートされる方には

絶対に気を付けて頂きたい『失敗』についてです(o^―^o)

取り返しのつかない失敗とは...

間取?はたまた収納?それとも家事動線??

いえいえ!

一番取り返しのつかない失敗は、ずばり...

資金計画です。

後悔にも度合いというものがありますが、

資金計画の失敗は、「死ぬほど後悔する」部類に入るでしょう。

資金計画を甘く見るとどうなるのか

資金計画をしっかりしないと、

ローンの返済が生活を圧迫する危険があります。

結婚や住宅購入など

「大事なのは勢いだ!」

なんて話も耳にしますが、住宅購入には

勢いとは程遠い綿密な資金計画がとても重要になってきます