リビング階段ってどうなの?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

家づくりを考えているあなたは、リビング階段をきっと検討したことがあるのでは?

家族のコミュニケーションをとるのにリビングを通らないと二階の個室に行けないリビング階段は

有効だという話はよく聞きますよね。

ハイ、私もそれだ!とリビング階段を採用した一人でございますw

そこで今日は、実際に子供5歳と7歳の時に家を建て、現在二人とも大学生になっているという私が、

子育てを振り返ってお伝えしていこうと思います。


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まずはリビング階段にしてよかったこと、悪かったこと。

よかったこと
☆廊下がない分、床面積の割に広く感じること。
リビングの中に階段があると、壁がないのでその分広く見えます。

子供の友人がたくさん来てリビングでテレビを見たりする時に、椅子代わりに階段に座ってみる子もいました。

☆廊下が部屋のアクセントになっていてオシャレに見える。
壁に沿って階段をつけたので、階段がデザインのように見える。

☆2階に行くのが億劫じゃなくなる。
リビングに階段があると、2階との距離が縮まる気がします。

実家は普通の階段だったので「リビングから暖房や冷房の効いていない廊下の奥の階段を上って2階に行く・・・」というのは意外と心の障壁になっていて、

2階が遠く感じられ行くのが億劫に感じていました。

リビング階段だと空間でつながっているので、2階も同じ空間のように感じますね。

悪かったこと
☆子供の友人がリビングを通らないと子供の部屋に行けない。
子どもの友人が来た時など、リビングを通らないと自分の部屋に行けないので、

ねまきや部屋着でいたりすると焦る(^^; また、来客中に子供が帰ってくるというパターンもあり、

お客さんに気を使わせてしまうこともありました。

☆階段上部は吹き抜けなので、冷暖房の効きが悪い。
暖房する時は暖かい空気が上に行ってしまうのでリビングが暖まりにくいというのが実感です。

全館暖房するという考え方ならいいのかもしれません。

☆音や匂いが筒抜け
吹き抜けの回でも言いましたが、テレビの音や生活音は筒抜けになるので、

子供が遅くまで起きている年ごろになるとうるさく感じました。

今後、娘や息子が結婚して、子供を連れて帰省する時のことなどを考えると、ちょっと不安です。


リビング階段の良かったこと、悪かったことをあげてみましたが、肝心の子供とのコミュニケーションはどうだったかと言うと...。

子供とのコミュニケーション
リビング階段のメリットに「子どもが帰ってきた時や出かける時に、必ず顔を合わせるからコミュニケーションがとれていい」というのがあり、

コレだ!と思った私でしたが・・・、実際に13年子育てをしてきて「子供とのコミュニケーションにリビング階段はほとんど関係ない」

というのが実感です。

というのは、いいコミュニケーションは、相手を思いやれるかどうかがカギだからです。

子供は本当に敏感なので、親が自分の思いを通そうとすると反発するし、

子供の思いを優先させてあげれば親を信頼してくれます。

恥ずかしながら、昔は子どものやりたいことを無視して自分の都合ばかりを押し付けていたので、

子供は反発してうまくいっていませんでした。

その後、子供のやりたいことを優先できるようになったら子供との関係がすごくよくなったんですね。

その時に、リビング階段かどうかという、物理的なことってほとんど関係なかったと断言できますね。

むしろ関係の悪い時は接触の機会が増えて、冷静になるものもなれずにヒートアップしてしまうこともあり、

デメリットに感じることも多かったように思います。

「リビング階段にして親子関係がよくなる」なーんていう事はメリットにはならないので、

それより別のメリット、デメリットに目を向けて検討するといいと思います。

この記事が少しでもお役に立てたらうれしく思います。

自分の理想のライフスタイルにピッタリあった階段を見つけてくださいね!


今日はリビング階段について、私の超個人的な感想をお話しました。

ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!