木製建具ってどうなの?

こんにちは、タッチハウス広報の平戸です。

自然素材で家を建てたいと検討しているあなたは、無垢の床や塗り壁などに加えて、木の建具なども検討しているのではないでしょうか。

木製ドア、質感が上質でステキですよね。

でも木の建具って立て付けが悪くなるとか歪んでくるとか、よく聞きませんか?
使ったらどんなふうになっていくのか?反ったり、凹んだり、汚れたり・・・色んな事が気になって迷っている方も多いのでは?と思います。
我が家でも、家を建てる時にどんな建具にするか随分悩みましたから...。

そこで今回は、家のドアや収納の建具も無垢ではありませんが木製で作った我が家の、ありのままの13年後の様子をお伝えしようと思います。


我が家は、以前「木製玄関ドアのメリット・デメリット」という記事でも紹介したように、玄関が木製のドアです。
無垢の一枚板というわけではなく、何枚かの板を張り合わせた扉になっています。

室内の部屋の入り口は木製の引き戸、収納は木製の観音開きの扉で、ほとんどがシナ合板という合板で作ってあります。
シナ合板というのは、シナノキ(榀の木)を薄く切った板を表面に貼った木質ボードのことで、シナベニアとも呼ばれます。

まずは
玄関扉

IMG_6149.jpg

以前も書きましたが、木は膨張したり乾燥したりするので、膨張時は扉が閉まりにくかったり、鍵もかけにくい時期があります。
主に梅雨から夏にかけての湿気の多い時期は閉まりにくいです。
とびらの自重で閉まらないので、10分ほどたってから「バタン」と音がして何かと思うと玄関扉が閉まった音だった...ということがよくあります。

室外と室内の温度・湿度が違うのでとてもハードな環境にあるのが玄関扉。しかもピッタリ合わなければ鍵ができないのですから、このくらいで済んでいるのは、収縮率など相当緻密な計算されているのだと思います。
作ってもらうなら、経験豊富な建具屋さんを抱える施工会社でないとですね。
木製ドアは木の狂いなどが計算され、かつオシャレな既製品もあるので、その方が安くて安心かもしれません。

木製ドアのリスクを知り尽くした施工会社さんなら、そういった既製品の木製ドアのこともよく知っているはずなので、
それを尋ねてみるのも、施工会社がしっかりメンテナンスできるかどうかを見極める一つの指針になるかもしれません。

我が家でも、最初の住んで間もなくの頃はドアが壊れちゃった??と心配になり施工会社に見てもらうことがよくありました。
蝶番の具合などを調整してもらったりして良くなったり、こういうものなんだよと木の性質を教えていただいて安心できました。
ドアなどの精密さが求められる建具は、メンテナンスができるという安心感は必須だと思います。


部屋の入り口の戸

我が家の場合ほとんどがシナ合板の引き戸です。

IMG_7348.jpg

引き戸というのは戸袋に余裕があるせいか、合板なので動きが少ないせいか今のところ不都合はありません。

たて付けではありませんが、引き戸の手をかけるところが汚れやすいのが難点ですね。
ちなみに水しぶきもかかると茶色いシミになってしまうので、水回り付近はけっこうぽたぽたとシミがついてしまいます。

ただどちらも水拭きすると取れるので、気付いた時にサッと拭けば大丈夫です。


収納スペースの観音開きの扉

ここもシナ合板です。
IMG_7349.jpg

じつは観音開きにはかなり悩まされました。

扉がずれてきて閉まらなくなる場所が一か所あり、施工会社にも相談して何度か来てもらい蝶番を調節してもらっても、しばらくするとまた閉まらなくなる...の繰り返しでした。
でも何度か見てもらううちに、蝶番のくせみたいなものがわかってきて、わざわざきてもらわなくても自分でも調節できるようになりました。

家の小さな不具合は、慣れると自分でメンテナンスできるようになるのも自然素材の家の特徴かもしれません。
木工ですからね。DIYのようなものです。それでも最初はよくわからないので、やはりメンテナンスしてもらえる施工会社だと安心です。


木製建具 我が家の場合

玄関扉は季節によって閉まりにくくなる

室内の引き戸はたて付けは良いが、手をかける部分が汚れが目立つ

室内の観音扉は場所によって閉まらない

とオールオッケーとはいかない状況です。
こういった不具合というのは自然素材の家にはつきものですので、それを知った上で自然素材の家を建てるのかそれとも狂いのない合板やびにーるッチハウス広報の平戸です。

自然素材で家を建てたいと検討しているあなたは、無垢の床や塗り壁などに加えて、木の建具なども検討しているのではないでしょうか。

木製ドア、質感が上質でステキですよね。

でも木の建具って立て付けが悪くなるとか歪んでくるとか、よく聞きませんか?
使ったらどんなふうになっていくのか?反ったり、凹んだり、汚れたり・・・色んな事が気になって迷っている方も多いのでは?と思います。
我が家でも、家を建てる時にどんな建具にするか随分悩みましたから...。

そこで今回は、家のドアや収納の建具も無垢ではありませんが木製で作った我が家の、ありのままの13年後の様子をお伝えしようと思います。


我が家は、以前「木製玄関ドアのメリット・デメリット」という記事でも紹介したように、玄関が木製のドアです。
無垢の一枚板というわけではなく、何枚かの板を張り合わせた扉になっています。

室内の部屋の入り口は木製の引き戸、収納は木製の観音開きの扉で、ほとんどがシナ合板という合板で作ってあります。
シナ合板というのは、シナノキ(榀の木)を薄く切った板を表面に貼った木質ボードのことで、シナベニアとも呼ばれます。

まずは
玄関扉

IMG_6149.jpg

以前も書きましたが、木は膨張したり乾燥したりするので、膨張時は扉が閉まりにくかったり、鍵もかけにくい時期があります。
主に梅雨から夏にかけての湿気の多い時期は閉まりにくいです。
とびらの自重で閉まらないので、10分ほどたってから「バタン」と音がして何かと思うと玄関扉が閉まった音だった...ということがよくあります。

室外と室内の温度・湿度が違うのでとてもハードな環境にあるのが玄関扉。しかもピッタリ合わなければ鍵ができないのですから、このくらいで済んでいるのは、収縮率など相当緻密な計算されているのだと思います。
作ってもらうなら、経験豊富な建具屋さんを抱える施工会社でないとですね。
木製ドアは木の狂いなどが計算され、かつオシャレな既製品もあるので、その方が安くて安心かもしれません。

木製ドアのリスクを知り尽くした施工会社さんなら、そういった既製品の木製ドアのこともよく知っているはずなので、それを尋ねてみるのも、施工会社がしっかりメンテナンスできるかどうかを見極める一つの指針になるかもしれません。

我が家でも、最初の住んで間もなくの頃はドアが壊れちゃった??と心配になり施工会社に見てもらうことがよくありました。
蝶番の具合などを調整してもらったりして良くなったり、こういうものなんだよと木の性質を教えていただいて安心できました。
ドアなどの精密さが求められる建具は、メンテナンスができるという安心感は必須だと思います。


部屋の入り口の戸

我が家の場合ほとんどがシナ合板の引き戸です。

IMG_7348.jpg

引き戸というのは戸袋に余裕があるせいか、合板なので動きが少ないせいか今のところ不都合はありません。

たて付けではありませんが、引き戸の手をかけるところが汚れやすいのが難点ですね。
ちなみに水しぶきもかかると茶色いシミになってしまうので、水回り付近はけっこうぽたぽたとシミがついてしまいます。

ただどちらも水拭きすると取れるので、気付いた時にサッと拭けば大丈夫です。


収納スペースの観音開きの扉

ここもシナ合板です。
IMG_7349.jpg

じつは観音開きにはかなり悩まされました。

扉がずれてきて閉まらなくなる場所が一か所あり、施工会社にも相談して何度か来てもらい蝶番を調節してもらっても、しばらくするとまた閉まらなくなる...の繰り返しでした。
でも何度か見てもらううちに、蝶番のくせみたいなものがわかってきて、わざわざきてもらわなくても自分でも調節できるようになりました。

家の小さな不具合は、慣れると自分でメンテナンスできるようになるのも自然素材の家の特徴かもしれません。
木工ですからね。DIYのようなものです。それでも最初はよくわからないので、やはりメンテナンスしてもらえる施工会社だと安心です。


木製建具 我が家の場合

玄関扉は季節によって閉まりにくくなる

室内の引き戸はたて付けは良いが、手をかける部分が汚れが目立つ

室内の観音扉は場所によって閉まらない

我が家の場合はこのようにオールオッケーとはいかない状況です。
こういった不具合というのは自然素材の家にはつきものなのかなと思います。それを知った上で自然素材の家を建てるのかそれとも狂いのない合板やビニールクロスの家を建てるのかを選択するのがいいと思います。
建ててみてからこんなはずじゃなかった・・・というのが一番残念ですからね。

ちなみに私は、こういう様々な不具合があっても、やはり自然素材の家にしかない空気感や質感は代えがたいという思いに変わりはありません(^^)


今回は木製建具について、私の超個人的な感想をお話しました。

ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

自然素材の家の大掃除 

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。今日からいよいよ師走。気が重いですが大掃除の季節ですね。

自然素材で家を建てたいと思っているあなたは、自然住宅の年末大掃除のことが気になるのではないでしょうか。

いくら調湿性に優れ快適に過ごせても、汚れがひどくて掃除が大変なのでは導入をためらってしまいますよね。

そこで今回は、13年自然住宅に住み日々家事をしてきた主婦としての経験から、実際に自然素材はどんな風に汚れて、
年末にはどんなお掃除をしているのかを紹介したいと思います。

自然素材の家で特に大きな面積を占めるのが塗り壁と無垢の床板。それぞれどんな大掃除をしているかというと...。

塗り壁

我が家の壁は、珪藻土とホタテ漆喰。

珪藻土はフラットな感じに塗ってあり
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ホタテの方は表面がゴツゴツしています。
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大掃除といえば煤払いですが、この表面の仕上げで煤のつき方がけっこう違うんです。
珪藻土はフラットなせいかほとんどつかず、ホタテの方は天井に近い部分に煤が目立つんです。

なので、大掃除では主にホタテ壁の方を重点的に掃除します。やり方は、掃除機の先端にブラシのノズルをつけて煤のある場所を掃除機をかけます。
高い所なのでちょっと大変ですが、夫がノズル持ち私が掃除機を持って後を追いかけるようにしてコツコツかけています。

吹き抜けの部分はさすがに届かないので、はしごをかけて高い場所まで登り、ほうきに濡れたふきんを巻いたものでなぞるようにして拭きとります。

よくある埃とりのモップは繊維がゴツゴツに引っかかって役に立たないのです。ゴツゴツのない珪藻土の方はコチラで大丈夫なんですが...。

台所付近の壁は、気付かずに食材や調味料が飛んでしまっていたりしてシミがついていることがあります。年末には一応そんなシミもチェックしています。

シミがついている時は水で濡らした白いぞうきん(汚れていると汚れがついてしまうのできれいなもの)でシミの部分を叩いて水を浸透させ、それからごしごし拭きます。

ぞうきんはあまり絞らずに、びしょびしょの状態で使うのがポイント。雑巾で落ちなければ古歯ブラシでこすります。

それでも取れない場合、油汚れっぽかったらセスキ炭酸ソーダを水で溶かした液体を吹きかけてからこすってみます。
ケチャップ系の色素汚れだったら酸素系漂白剤を溶かした液体を吹きかけ2~3分おいてからこすります。これでたいていの汚れは落ちます。

我が家でどうしても落ちなかったのは墨です。これだけはうっすらと残ってしまいましたね(^^;

どちらも最後に水をスプレーして薬剤を拭きとります。

無垢の床板
床板は、住み始めの頃は年末の大掃除で蜜蝋ワックスやオイルを塗ることもありましたが、素足で歩くことが多いせいか(足の油で?)年々塗らなくてもつやつやしてくるようになり、今はほとんどやっていません。

普段は掃除機をかける程度の掃除しかしていないので、年末は固く絞った雑巾で気になる汚れを拭きとっています。
水のシミや調味料が落ちたあとなど普段は気付かないシミも、ひざまづいてみるとけっこうあるもので...。水拭きしたあと乾いたぞうきんで拭くと、濡れ雑巾は真っ黒になってることが多く...(^^;かなりスッキリします。

床ではありませんが、無垢板のダイニングテーブルにはオレンジオイルを塗ります。液体や食べ物をこぼす頻度が床より高いので、汚れが染みこまないように塗り込むようにしています。

我が家の壁や床の大掃除はこのくらいです。自然素材の家だからといって、それほど特別な掃除をしなければならないということはありません。

むしろ自然素材でない合板はつやがなくなってしまうので、ワックスかけをしなければならなかったり、紫外線やカビで変色してしまう壁紙をきれいにすることの方がずっと大変かもしれません。

壁も床も、使う材質によって違いがあるので一概には言えないとは思いますが、少しでも参考になればうれしいです。

今回は自然素材の家の大掃除について、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!