来年、住宅はコレが来る!!!

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

あっという間におおみそかですね。年の瀬はいかがお過ごしでしょうか。今年はコロナの感染拡大で、在宅勤務が増え、家の中の仕事空間の必要性が高まった年でしたね。

我が家も夫が在宅勤務になり、仕事場所の確保に追われ大変でした(^^;

これから家を建てるあなたは在宅勤務など視野に入れて設計できますね。今後はフレキシブルに働くことが想像されるので、それに対応できるようなプランになっていくでしょう。
リモート授業を受けたり、在宅ワーク、趣味をするスペースを柔軟に仕切ることができるようなプランは、もうすでに取り入れられています。

感染症対策も進んで来ています。玄関に入ってすぐの場所に手洗いを設けるなどは今後は標準になるかもしれませんね。

そして在宅時間が長くなることで、住環境が以前にも増して重要になってきそうですね。

健康を損なうおそれのある建材を使わないのはもちろんですが、それ以上の付加価値がほしくなりますよね。香りやマイナスイオンでリラックスできたり、ヒートショックがなく、快適な室温や湿度を保てたり...!(^^)!

そして「注文住宅」と「建売住宅」の2択だった家の選び方に「規格住宅」の波が来ているようです。


私が家を建てた13年前はほとんどなかった「規格住宅」とはどんなものかというと、間取りや仕様を規格化してあり、その中のいくつかのパターンの中から選択するというものなんです。

選択の種類は会社によって様々ですが、間取り、床材、壁材などを何パターンかから選択できるという会社が多いようです。


部材を規格化することで大量に発注できるため、仕入れ値を抑えることができ、高品質のものでも手ごろな価格で手に入ります。使いやすいと考えられる間取りを、洗練されたデザインで作ってあるのも魅力です。


世の中を見てみても、ユニクロや無印などのように規格化、効率化を図り、高品質なものを安価に提供するということが当たり前になってきています。

住宅を規格化して安価に提供するというのもこの流れなんだそうです。確かにユニクロも無印もデザインがよくて手ごろなのが魅力的ですよね。私もめっちゃ利用してるーー。


タッチハウスは注文住宅もやっていますが、この規格住宅というものもあるんです。自然素材を使った規格住宅に加えて、来年には耐震住宅の規格住宅も発売になるんです!年明けにはお披露目会もありますので、またご案内しますね。


今年もあとわずかとなりました。数ある住宅会社のサイトの中から、タッチハウスのホームページを訪問してくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。

来年もどうぞよろしくお願いします!(^^)!

新年は1月4日(月)よりタッチハウスは平常営業させていただきます。緊急時には遠慮なくご連絡ください。


理想の家を作れるようになる2つの方法

こんにちはタッチハウス広報の平戸です。

いよいよ年末、せわしなくなってきましたね。そろそろ冬休みに入った方も多いのではないかと思います。

まとまったお休みの間には、将来住む家について家族で話されることも多いのではないでしょうか。

特に今年はコロナで、いつもより長い時間を家で過ごさなければならなかった方は、家に対する要望も同時に多くなってきたのでは?

今回は、そんなたくさんの要望を叶えるにはどうしたらいいか、自然素材でほぼ理想に近い家を建てた私の経験から書きたいと思います。

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夢を共有できるビルダーを見つけ、仲間にする

家は、とてつもなく大きな買い物です。多くの人にとっては一生に1度の買い物。たくさんの借金もするし、どうしても失敗したくないと言う気持ちが強くなります。

あちこちの住宅展示場や、完成見学会に足を運び、気になった住宅会社何社かとやり取りするようになると、できるだけ条件の良いところで建てたいと、金額やスペックを比べ始めるようになります(私がそうでした)

その時の心理は、家電量販店でパソコンや冷蔵庫を選んでいる時と一緒です。予算内でできるだけスペックの良いものを買いたいという感じ...。

でもパソコンや冷蔵庫は家と大きく違うんですよね。家電はすでに出来上がっているものですが、注文住宅の場合は、後から出来上がるもの。住宅会社を決めてから設計や仕様、設備を考えるという感じです。

あなたのイメージを実際に形にするのはビルダーなので、金額やスペックも大事ですが、理想の家のイメージを共有できるかがとても大事です。

家のイメージを明確にする

そんなビルダーを見つけるには、まず第一に自分のイメージが明確なこと。

私の場合は、自然素材で時とともに風格が出てくるような家というイメージがありました。

ちょっと大変ですが、色んな家を見て、調べて、話を聞いてという経験が多ければ多いほどイメージは固まってくると思います。

建てたい家のイメージ...自然素材の家、スタイリッシュな家、外気温に左右されない家...が決まれば、アンテナが立つので自然にそれが得意なビルダーの情報が集まってきます。イメージが明確なほど、ビルダーも見つかりやすくなります。


ビルダーを味方につける

ここで第二のポイントです。ビルダーを味方につけること。

自分の建てたいタイプの家が得意なビルダーさんが見つかったらぜひやってみてほしいのは、対立するのではなく、一緒に問題を解決する仲間になる方法です。

例えば本当はヒノキの床材がいいけど予算が足りない時、値段交渉もいいのですが、率直さがもっと効果的です。

「○○(ビルダーの方)さんの見せてくれたヒノキが本当に素敵で、目に焼き付いて離れないんです。娘や息子をこの床で遊ばせられたらアトピーもよくなりそうで...。でもどうしても予算が足りなくて...。どうしたらこの板を使えるか、一緒に考えてくれませんか?」

みたいな感じです。

人間は皆人の役に立ちたいと思っているものです。この人の役に立ちたいと思ってもらうことが、ビルダーさんの心にも火をつけるのです。そうすると例えば床材は安くならなかったとしても、他の部材で調整してくれたりと、全力であなたの夢をかなえようとしてくれるでしょう。

あなたが信頼すればするほど、ビルダーさんはあなたを満足させようと頑張ってくれます。「返報性の法則」というものがあって、人はもらったものに対してお返しをしようと思う生き物なのです。信頼されると本当にうれしいものなので、お返しがしたくなるんです。

自然素材で建てるとなると、自然素材は完成後もいろんな動きをすることが十分に考えられます。ビルダーとは長いお付き合いになるので信頼しあえる関係を作っておきたいものです。


今回は、理想の家を建てる方法について私の超個人的な見解を述べてみました。家を建てたいと思っているあなたのお役にたてたら、とっても嬉しいです。

ご質問などありましたら何でもお答えしますので、ぜひコメントくださいね!感想などいただけたら、小躍りして喜びます!

大掃除が楽になる壁材って???

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

いよいよ年末押し迫ってきましたね。
大掃除やらなきゃ...と気が重い人も多いのではないでしょうか。

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我が家もやっと重い腰をあげ、昨日、夫と大掃除をしました。
大掃除は普段は見ないふりをしている窓の桟や網戸などを直視することから始めます。
手が届きにくい高い所のほこりも・・・。
全く目に入ってなかったけど、そうとう埃がついてる...。

そう、我が家の壁はホタテ漆喰と珪藻土なのですが、ホタテ漆喰はゴツゴツした仕上げなので、そこへ埃が絡まりやすいのでしょう、天井の近くなどに埃がたまってしまうんですね。

ところが最近は材料自身からマイナスイオンが出て、埃を寄せ付けないという壁材が出ているのだとか。
えー?めちゃめちゃいいなあ。年末の煤はらいしなくていいんじゃない???

そこで今回は、大掃除が楽になるという壁材について聞いてみました。

でそのマイナスイオンってどんなもの?かというと、


イオンとは電気を帯びている小さな物質(原子、分子、または分子集団)のこと。
電気といっても感電するものではなく、その大きさは肉眼ではもちろん、一般の顕微鏡でも見ることができない微粒子です。
プラスの電気を帯びたものを「プラスイオン」、マイナスの電気を帯びたものを「マイナスイオン」と呼ぶのだそうです。

そのマイナスイオンを放出する塗り壁材があるという...。


実際に見て触って体感してきたという、タッチハウスの山田代表に話を聞きました。


平戸「壁からマイナスイオンが出ると壁や天井に埃がつかないってどういう仕組みなんですか?」

山田「マイナスイオンには、空気中の浮遊菌や塵・埃を除去する機能はないんですよ。
でも、たばこの煙や花粉、埃塵など目に見えない小さな分子を結合して中和する作用があるんです。
その結果、空気が浄化されたり脱臭されるといわれています。

実はマイナスイオンの多い部屋は、埃がたまりやすいという事実があります。
どういうことかというと、マイナスイオンが多いと空気中に浮遊している細かな塵や埃が落ちやすくなるんです。
だからこまめに掃除をすれば、より良い空気空間を作ることができるといえます。

マイナスイオンが多い空間にいると、リラクゼーション効果が得られるだけでなく、花粉症や気管支炎などに悩んでた人が、とても楽になったという事例も多くあります。」


平戸「なるほど!埃が下に落ちるから壁や天井にはつきにくくなるんですね。
床なら日常的に掃除しているので、大掃除の時はずいぶん楽になりますね。いいなあ。原料は何なんですか?」

山田「美術館などで珪藻土や漆喰壁や天井を模様加工などする時に出る、本来は捨てられるはずの建材を原料にしているんです。
そこに特別な成分(企業秘密(^^♪)を加えて、マイナスイオンを発生させているそうです。」

平戸「そうなんですね。環境にもやさしいですね~。どんな塗り方でも大丈夫なんですか?」

山田「基本的にはどんな塗り方もOKです。コテやスポンジローラーを使った梨地パターンを付ける仕上げ方が一般的で、落ちついた質感が出ていいと思いますよ。」


平戸「気になるお値段ってどんな感じなんですか?」

山田「おおよそですが、珪藻土と比べて1.3~1.5倍位ですね。」

平戸「私前職の時、マイナスイオンを発生させる装置を売っていたことがあるんです。とても小さく6畳くらいの部屋用のもので10年前に20万円以上したんですよね。

それが、ウイルスや細菌を除菌するというので冬場によく売れたんです。医療用の業務用の大きさもあったようで、そちらは私は販売していなかったんですが、病院などに設置されていたんです。

そういうものが壁に備わっているってすごいですよね。しかも電気代もかからないという...。

そう考えると高くないかも...と思います。
これ、タッチハウスの標準仕様になるんですか?」

山田「リフォームはもちろん、これから新築を建てるお客様にも標準で使っていけるよう考えています!」

平戸「ぜひ標準でお願いします!!」

話を聞き、塗り壁もどんどん進化してるんだなと驚きの連続でした。
昔ながらの塗り壁ももちろんいいけれど、材料が希少だったり施工が難しかったりすると導入することができなくなってしまうこともあります。
進化してどんどんいいものが出てきているんですね。


リフォームにも使えて壁紙の上から塗ることも可能らしいです。
我が家は天井が壁紙なので、リフォームする時はこれに決まりですね!(^^)!


今回は大掃除が楽になる壁材について、タッチハウスの山田から話を聞きました。自然素材で家を建てたいと思っているあなたのお役にたてたら、とっても嬉しいです。

ご質問などありましたら何でもお答えしますので、ぜひコメントくださいね!感想などいただけたら、小躍りして喜びます!

自然の変化に対応できるのが自然素材

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

毎日寒い日が続きますね。
私の住む静岡では富士山がすぐ近くにありますが、今年はもう年末だというのに夏山のように雪が全く積もっていないのです。変な気候です。

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こんな風に暖冬だったり、記録的な寒波が来たり、台風が多かったりと気候が全く同じというような年はやってこないものです。

人間の体も変化する気候や食べ物に影響を受け、日々変化し続けていますよね。

自然住宅に住んで13年、自然な食やライフスタイルに携わって30年の私の観点から、そんな変化に対応できるのが自然素材...という話を今回はしたいと思います。


無垢の床や塗り壁、素敵だけどそれなりにコストアップするし、導入しようかどうか迷ってる...そんなあなたにおススメの記事です。

私は内装がヒノキの床板、ホタテ漆喰の壁という家に住んでいるのですが、気温や雨によって大きく変わるのは室内の湿度です。


同じ温度でも湿度が違うと感じ方が違い、湿度が高いと暑く(あたたかく)感じ、湿度が低い時は寒く(涼しく)感じます。

夏、晴れてお日さまがカンカンに照っているときは空気の温度が高くなっているから暑くて当然なんですが、でも、お日さまが照っていないくもりのときも暑く感じるのは湿度(しつど)が高いから...。

自然素材は調質効果が高く、湿度の高い時期は外から帰ってくると室内はそれほど蒸し蒸ししないのが特徴です。
我が家は昨年までエアコンがなかったのですが、それは梅雨の時期にさほど過ごしにくくなかったから。

集合住宅にいた頃は梅雨時、蒸し暑さが堪えがたかったのと大きく違います。

そして冬は無垢の木や塗り壁が水分を外に出して湿度を上げてくれるので、家に帰るとほんのりとあたたかく感じます。

こんな風に温度や湿度に自動的に対応して調湿してくれるのが自然素材のスゴイ所です。
年によって変わる天候の変化に、人工的な素材は対応する機能を持っていないのです。
それに対応するために、エアコンや換気機能を備え付けています。

もちろんエアコンの良い点はたくさんありますが、その一方で電気代がかさんだり、小さなお子さんの体温調節に必要な汗腺が育たなくなってしまったりすることもあります。
冷房によるな冷えからくる自律神経失調症や、全身のだるさや疲れやすさなど、現代人の不定愁訴の原因の一つにも冷房が数えられています。

かといって使わなければ湿気を調整することができず結露とカビが発生してしまうことも。以前住んでいた鉄筋コンクリート住宅では、結露とカビにずいぶん苦労しました。


自然の調湿効果は自然素材で家を建てたら、無料で半永久的に続くわけで、それは人間の健康にとって計り知れないメリットです。
自然素材の家に住んで具合がよくなる人が多いのは必然なんですね(^^♪

健康はお金では買えないと言いますが、私は食べるものと住環境には投資すべきだと激しく思います。

現代はほんの50年前と比べてものすごく便利になりました。
水くみも、薪割りも、畑仕事もしなくてすみ、少しの距離でも車で移動でき、エアコンで暑さ寒さも自由自在です。
ただ便利な半面、自然から大きくかけ離れてしまっているのも事実です。人間も有機物で自然の一部なので、自然に触れる時間はとても大事です。

自然素材の家で毎日自然に触れて、加工しすぎていない自然な食べものを食べることが、便利な現代社会の恩恵を受けながらも、健康に暮らしていける方法だと思います。


このブログを読んでくださっているあなたは、きっと健康を重視した家づくりを考えていらっしゃることと思います。
今回の記事が少しでもあなたの家づくりの参考になれば幸いです。


今日は「自然の変化に対応できるのが自然素材」というテーマで、私の超個人的な感想をお話しました。
ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

自然素材の家は過度に乾燥しないってホント?

自然素材の家は過度に乾燥しないってホント?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

ここのところ急激に寒くなりました。いよいよ冬本番ですね。
冬になると、顔、肘や膝、足、かかと...色んな所が乾燥してきます。
空気中には水分が含まれていますが、気温が低くなると空気中に含むことができる水分量が減ってしまうので、冬は一年を通して最も空気中の水分が少なくなる季節。
乾燥によって皮膚の水分が減ってしまい、バリア機能が働かなくなって、肌が荒れたりかゆくなったりするわけなんです。

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乾燥は肌が荒れるだけではありません。口や鼻などの粘膜が乾燥することにより感染症に対する体のバリア機能も低下してしまうので、病原菌やウイルスが体内に入りやすい状態になると言われています。

もちろん家の中の空気も乾燥してきます。
そこで調質作用があると言われる自然素材が気になりますよね。

よく塗り壁や無垢の床などを内装に使うと乾燥しすぎずに快適だと聞きませんか?
でもそれって本当なのかな?実際にはどうなの?と思うのではないでしょうか?
私は疑り深いせいか、建設会社の都合のいいことばかり言ってるんじゃないの?
などと懐疑的な目で見ていた時期がありました。


そこで今回は、自然素材の家を建てて13年の私が、自然素材の家の冬の乾燥の実態についてお伝えしようと思います。
実際冬を過ごしてみて、乾燥具合はどうなのか、結露はしないのか、体調に変化はあったのか...をぶっちゃけてみたいと思います。


ただ正直なところ家の中に湿度計があるわけではないので、あくまでも私の体感になりますのでご理解いただけると幸いです。

自然素材の家を建てたいと思っているあなたの参考になればうれしいです。


我が家は一階がヒノキの床と畳、壁はホタテ漆喰、二階がパインの床で壁はホタテ漆喰、水回りは床がビニールタイルで壁が珪藻土という内装になっています。


室内が乾燥しているかどうか、体感でいうと実はあまりよくわかりません。
ただ、夜寝ているときにのどが乾燥して目が覚めるとか、のどが痛くなるということはなくなったので過度に乾燥はしていないようだ...ということはわかります。
引っ越してみて実際に変化したことをあげてみますね。

☆肌トラブルがなくなった

うちの子供たちは、冬になると肘や膝の内側や、耳の後ろなどが荒れることがよくあり、病院に行くとアトピー性皮膚炎と診断されていました。
それが、引っ越しをしてから病院に行ってないってことに、しばらく経ってから気が付きました。全く症状が出なくなったんです。
不思議ですよね。全部が全部自然素材のせいではないかもしれませんが、環境の変化は大きかったのではないかなと思います。


☆風邪やインフルエンザなど感染症にかかりにくくなった。

家を建てる前に集合住宅に住んでいたころは、夫は毎冬風邪をひくだけでなく、マイコプラズマ肺炎になって1か月も療養したこともあり、感染症に激弱でした。さらに感染症だけでなく、メニエール病になったり、胆石になったりと若かったのに何かと病弱でした。

それが引っ越しをしてからは、風邪をひく回数がすごく減りました。毎年だったのが3~4年に一回くらいで、しょっちゅうかかっていたインフルエンザにもかからなくなりました。関係ないかもしれませんがメニエールも再発しなくなりましたね。

数年前から単身赴任で寮に住み始めて、今はまた毎年風邪をひいているので、家の環境による違いは大きいなと改めて感じています。

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子供たちも引っ越す前は小さかったせいかもしれませんが、風邪、嘔吐下痢、手足口病、ヘルパンギーナ、溶連菌感染症、アデノウイルス...とずいぶん病院のお世話になりました。

でも引っ越しをしてからは、たまにひく風邪と歯科、眼科くらいで、病院に行く回数がずいぶん減りました。

☆静電気が起きない

以前は服を着たり脱いだりすると、不快な静電気がバチバチ起こったのですが、この家に引っ越してきてからそれが全然ないことに気が付きました。
スカートなどを履くときエレガードという静電気防止スプレーが必須だったのに、13年間一度も買ってないという...。

乾燥すると物の表面が乾いて電気が流れにくくなり、静電気が帯電しやすい状態になると言われています。
だから静電気が起きないということは、乾燥していないということなんですね。

☆結露は洗面所でたまにする

我が家で一か所だけ結露する場所が洗面所です。
先にも書いたように、我が家は水回りの床はビニールタイルです。
壁は珪藻土ですが、洗面所はお風呂からたくさん蒸気が漏れてくる場所だからでしょうか、真冬はガラス窓がうっすら結露しています。
窓枠に垂れるほどではないので放っていますが(^^;

なぜか入居当初のほうが結露が多く、年を経るごとに結露が少なくなってきてる気がします。気候のせいかなあ。

集合住宅にいる時は、「水取りぞうさん」という除湿剤を山のように使っても、北側の押し入れはかびるし、北側の窓は結露がびっしりだったなあ...と、今回この記事を書いていて久しぶりに思い出しました。

以上が私が自然素材の家で13年冬を過ごした体感です。結論を言うと我が家の場合は以前の集合住宅に比べて「乾燥しない家」といえると思います。


乾燥を助長すると言われるエアコン房ではなく、灯油ストーブとオイルヒーターを使っていることも過度に乾燥しない理由の一つかもしれません。

立地もあると思うので「絶対」ではないと思いますが、私の個人的な実感としてはとても快適に冬を過ごせています。


室内が乾燥しても、今は加湿器などもあって快適に過ごすことは全然可能だと思います。

自然素材は人工的な装置に頼らず、自然に快適に過ごしたいという方にとてもいいと思います。

今日は自然素材の家の乾燥状況について、私の超個人的な感想をお話しました。
ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

建ててみて思う工務店のメリット・デメリット

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てようと思ったときに、どんな住宅会社で建てるかはけっこう大きな問題ですよね。

テレビでよく見聞きするような大手ハウスメーカー、地域密着型の工務店...。
私も夫と一緒にずいぶん悩みましたが、最終的には、自然住宅を得意とした地域密着型の工務店で建てました。
もちろんハウスメーカー・工務店とひとくくりにはできないし、個々の会社によって違いはあると思いますが、一つの体験談として参考になればと、
今回は、工務店で家を建ててみて感じたメリット・デメリットをお伝えしようと思います。

我が家は家づくりの一歩としてハウスメーカーのモデルハウス巡りから始めたのですが、大手のハウスメーカーは自由設計と言いながら、
使う部材がある程度規格があって制約が多く、意外と好きなように建てられないのでした。
私が家を建てた13年前は無垢の木やぬりかべを規格内にしている大手はなかったので、自然に大手以外の住宅会社を選びました。

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建ててみて思う工務店のメリット・デメリット


メリット

☆カスタマイズできる

個人の要望に柔軟に対応してくれるのが工務店の良さです。大手メーカーは多くの人が満足する最大公約数的な家を得意としていますが、工務店は個人の好みに応じたエッジの効いた家づくりが得意な所が多いです。
私たちは無垢の床板・塗り壁・建具・作り付けの家具...などわりと明確なイメージがあり、それを実現してくれたのは工務店でした。

☆価格が安い

工務店は大手ハウスメーカーより安いというのが実感です。合板やビニールクロスより高価なはずの自然素材をほぼ使って建ててもほとんど変わらないか、少し安いという見積りでした。直接地元の職人を組織できたり、テレビコマーシャルなどの宣伝費をあまりかけていないことがその理由のようです。

☆地元密着なので地域に合わせた仕様を熟知している。

家を建てる環境はとても大事で、風が強いのか、湿気は多いのか、その土地によって全然違います。我が家は静岡にあるのですが、設計者は夏と冬の日照時間、太陽の角度、風向き、などを設計に生かし、夏涼しく冬暖かい家を建ててくれました。


デメリット

☆自分の要望をかなえてくれる工務店を自分で探して選ばなければならない施工された家をみせてもらったりして、自分のイメージ通りの家を建ててくれそうかどうか選ぶので、たくさんの工務店の現場を見て歩きました。まあそれも楽しかったですが(^^♪

☆倒産のリスクが大手より高い

今は大手でもどうなるかわからない時代とはいえ、やはりリスクが高いのは確かで、実際、うちを建てた工務店も10年後に倒産してしまいました。工務店といえば地元密着なので、ちょっとしたトラブルにも対処してもらえるのが魅力でしたので、来てもらえなくなってしまったのは残念でした。


とはいえ、工務店は地元にいくつもあるのでちょっとしたトラブルを見てくれる所には困っていません。
ただ建ててる最中に倒産してしまうのは困りますよね。そんな心配のために、万が一、契約した会社が倒産しても、保証会社が工事を引き継ぐ建築会社を紹介し完成をサポートしてくれる「住宅完成保証制度」というものがあります。

支払った金額分よりも工事が進んでいない場合でも、一定の過払金や追加工事金が保証されるため、施主はより安心して住宅を建てることができるというものです。

私たちはこれを利用して、建てている最中の万が一には備えられたので安心でした。

☆最新技術や省エネ効率は大手メーカーの方が勝っている

大手のように潤沢な資本があるわけではないので、最新技術を開発しているところはほとんどないと思います。

以上が私が家を建ててみて思う工務店のメリット・デメリットでした。

実は家を建てる時に工務店を利用する人は、全体の7割にも上るそうです。実際に私も探すのは難しかったけど、私たちの希望を叶えてくれる工務店で家を建てて満足しています。会社は倒産はしてしまったけれど、家が建ってしまえば面倒を見てくれる大工さんはたくさんいるのでそれほど困っていないですしね。

満足できる家を建てるにはまずは自分たちがどんな家に住みたいのか、具体的にイメージしてみてくださいね。

家族でも話し合い、予算、間取り、欲しい設備などゆずれないポイントをはっきりさせてから、モデルハウスや住宅展示場で情報収集すると、自分たちの希望を叶えてくれるメーカーや工務店がみつかりやすくなると思います。

今回は建ててみて思う工務店のメリット・デメリットについて、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

窓を生かしたお部屋が広く感じる間取り計画

こんにちは、タッチハウス広報の平戸です。

自然住宅を建てようと思っているあなたは、家と外とがゆるく自然とつながるような開放的な間取りを考えたことがあるのではないでしょうか。

家の中と外が自然とつながるというと、縁側やウッドデッキ、そして大きな窓などがありますよね。

特に大きな掃き出し窓は太陽の光をたっぷり取り入れることができ、庭の自然も近く感じられるので、リビングやダイニングに掃き出し窓をつけたいと考える方は多いのではないでしょうか。

でも、大きな窓は寒いんじゃない?掃除はどうなんだろう...?実際の使い心地が気になりますよね。

そこで今回は、リビングの南面に大きな掃き出し窓を設置して13年住んでみた経験から、大きな窓ガラスの良かった点、イマイチだったなと感じる点をお伝えしたいと思います。

リビングの大きな掃き出し窓 良かった点

我が家ではリビング・ダイニングの南側に約2.6mの掃き出し窓を2枚つなげ、合計5.2mの開口部にしています。
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明るく、夏涼しく、冬暖かい

やはり何といっても日差しが入って明るいのがいいですね。曇りの日でも日中リビング・ダイニングの電気をつけることはほぼありません。日差しが入るので冬はとても暖かいです。

ガラス窓は真南に向いているため、夏は太陽の位置が高いのであまり日差しが入ってこないので暑くなりません。こんな風に夏涼しく冬暖かくなるよう光の入り方や風の通り道を設計するのも自然住宅ならではですよね。

「自然住宅建てます」という住宅会社はたくさんありますが、無垢の床板にして塗り壁にするだけという会社も多くあります。でも日本の風土にあった設計にしていないと、せっかくの自然素材もかびてしまったり呼吸ができなくなったりということになりかねません。太陽の光や風を取り入れるのを設計の基本にしているのか、それとも暑さ寒さは冷暖房機器でしのぐように設計しているのかは住宅会社の営業さんや建築士さんとやり取りしていくうちに自然にわかってくると思います。

解放感がある

壁に囲まれてるという感じがなく部屋がとても広く見えます。ガラス越しに見えるウッドデッキもリビングの一部のように目が錯覚するようで、8畳ほどの我が家のリビングですがそれ以上に大きく感じます。

庭の植栽や借景を楽しめる

我が家の場合は窓の外にウッドデッキを設け、その先にほんの少し木を植えています。庭自体は猫の額ほどですが、大きな窓なのでお隣の公園の緑も目に入ってきます。自然との一体感を感じられるような眺めになっています。

一番いる時間が長いリビング・ダイニングの窓から見えるものは結構重要です。どんな景色を見て過ごしたいのか、周囲の景観をどのように取り込みたいのか、施主の考えを引き出して形にするのも建築会社の力量だと思います。住んでからのことをイメージして設計している会社は、きっとあなたの想いを形にしてくれると思います。


リビングの大きな掃き出し窓 イマイチだった点

熱が出て行きやすい

冬は部屋の中まで日差しが入って暖かくなりますが、その熱が出ていくのも窓からです。日が沈むと同時にすぐに逃げていっちゃいます。

シャッターがあればその熱を逃がさないで済んだのかもしれませんが、我が家はシャッターはなくカーテンだけなので、やはり寒い夜は熱がどんどん逃げてしまい冷え込んでしまいます。

設計の段階で寒いだろうとは想像はしていたのですが、予算的な問題と、ズボラな自分は毎日シャッターを開け閉めできないような気がしてシャッターをつけませんでした。後からこんなはずじゃなかったとならないように、大きな窓をつける場合は施工会社さんとじっくり相談した方がいいと思います。


磨くのが大変

大きな窓だけに磨くとなると結構な時間がかかります。

特に湿気の多い時期6月から8月位にかけては窓が汚れやすく、1週間で「もうこんなに汚れちゃったの?」と思う事も。まあ、こまめに拭いているときは汚れも落ちやすいので30分ほどでできるんですが...。乾燥してくる冬場はあまり汚れが目立たない時期です。2~3か月掃除をしなくていいことも。ただ汚れが蓄積するせいか落ちにくくなっちゃいます。


外からの視線が気になる

せっかくの大開口もいつもカーテンを閉めっぱなしではあまり意味がありません。でもカーテンを開けているなら、視線を遮るものがないと外から丸見えになってしまいます。

我が家の場合は目の前が公園になっているため丸見え注意です。公園からの視線を遮る植栽やフェンスなどで、目線を遮るようにしています。

重い

窓が1間半と大き目なため、窓自体が重く、開け閉めが地味にストレスです。ハンドルのついていないタイプの窓なので余計そう感じるのかもしれません。開け閉めしやすいハンドル付きのタイプや軽量のタイプがあったら、そちらにすればよかったと思っています。

テレビを置く場所がない

ソファーに座って正面の場所が窓なのでテレビを置く場所がありません。テレビを置くためにはテレビ台も必要ですよね?もちろんそれも置けません。家具や家電を購入する段階になって大分困ってしまいました。

それで8畳の小さいリビングなのにプロジェクターで映すホームシアターシステムを導入しました。見たい時だけスクリーンを下ろして見ればいいので、テレビを置く場所がいらないからです。

ただ、明るい時間はきれいに見れないし、システムを起動させるのがまあまあめんどくさいので見る時間はとても少ないです。子供が小さい頃はあまりテレビ漬けにしたくなかったのでそれで良かったのですが、まあまあ不便なこともあります(^^;今は小さい卓上のテレビも導入して、それでニュースなどは見ています。

テレビの置き場所はしっかり考えておいた方が良いと思います。

以上が私が感じるリビングの大きな掃き出し窓の良かった点、イマイチだった点です。デメリットの方が多くあがっちゃいましたが、もしもう一度家を建てるとして、窓の大きさをどうするかと考えると...個人的にはやっぱり大きい窓をつけるような気がします。この内と外が繋がっているような解放感はデメリットがあっても捨てがたいな...と。

ただ今はいいけど、もう少し年をとって窓ガラスも拭けなくなってきたら困るなあっていうのは思いますね。自動窓ガラス拭きマシーンができればいいなあ。


今回はリビングの大きな掃き出し窓について、私の超個人的な感想をお話しました。窓ガラスの配置や大きさを考える時に少しでも参考になればと思います。経験の豊富な建築士さんに、窓の向きや大きさ、使いやすいサッシなどじっくり相談してみてくださいね。

ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

木製建具ってどうなの?

こんにちは、タッチハウス広報の平戸です。

自然素材で家を建てたいと検討しているあなたは、無垢の床や塗り壁などに加えて、木の建具なども検討しているのではないでしょうか。

木製ドア、質感が上質でステキですよね。

でも木の建具って立て付けが悪くなるとか歪んでくるとか、よく聞きませんか?
使ったらどんなふうになっていくのか?反ったり、凹んだり、汚れたり・・・色んな事が気になって迷っている方も多いのでは?と思います。
我が家でも、家を建てる時にどんな建具にするか随分悩みましたから...。

そこで今回は、家のドアや収納の建具も無垢ではありませんが木製で作った我が家の、ありのままの13年後の様子をお伝えしようと思います。


我が家は、以前「木製玄関ドアのメリット・デメリット」という記事でも紹介したように、玄関が木製のドアです。
無垢の一枚板というわけではなく、何枚かの板を張り合わせた扉になっています。

室内の部屋の入り口は木製の引き戸、収納は木製の観音開きの扉で、ほとんどがシナ合板という合板で作ってあります。
シナ合板というのは、シナノキ(榀の木)を薄く切った板を表面に貼った木質ボードのことで、シナベニアとも呼ばれます。

まずは
玄関扉

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以前も書きましたが、木は膨張したり乾燥したりするので、膨張時は扉が閉まりにくかったり、鍵もかけにくい時期があります。
主に梅雨から夏にかけての湿気の多い時期は閉まりにくいです。
とびらの自重で閉まらないので、10分ほどたってから「バタン」と音がして何かと思うと玄関扉が閉まった音だった...ということがよくあります。

室外と室内の温度・湿度が違うのでとてもハードな環境にあるのが玄関扉。しかもピッタリ合わなければ鍵ができないのですから、このくらいで済んでいるのは、収縮率など相当緻密な計算されているのだと思います。
作ってもらうなら、経験豊富な建具屋さんを抱える施工会社でないとですね。
木製ドアは木の狂いなどが計算され、かつオシャレな既製品もあるので、その方が安くて安心かもしれません。

木製ドアのリスクを知り尽くした施工会社さんなら、そういった既製品の木製ドアのこともよく知っているはずなので、
それを尋ねてみるのも、施工会社がしっかりメンテナンスできるかどうかを見極める一つの指針になるかもしれません。

我が家でも、最初の住んで間もなくの頃はドアが壊れちゃった??と心配になり施工会社に見てもらうことがよくありました。
蝶番の具合などを調整してもらったりして良くなったり、こういうものなんだよと木の性質を教えていただいて安心できました。
ドアなどの精密さが求められる建具は、メンテナンスができるという安心感は必須だと思います。


部屋の入り口の戸

我が家の場合ほとんどがシナ合板の引き戸です。

IMG_7348.jpg

引き戸というのは戸袋に余裕があるせいか、合板なので動きが少ないせいか今のところ不都合はありません。

たて付けではありませんが、引き戸の手をかけるところが汚れやすいのが難点ですね。
ちなみに水しぶきもかかると茶色いシミになってしまうので、水回り付近はけっこうぽたぽたとシミがついてしまいます。

ただどちらも水拭きすると取れるので、気付いた時にサッと拭けば大丈夫です。


収納スペースの観音開きの扉

ここもシナ合板です。
IMG_7349.jpg

じつは観音開きにはかなり悩まされました。

扉がずれてきて閉まらなくなる場所が一か所あり、施工会社にも相談して何度か来てもらい蝶番を調節してもらっても、しばらくするとまた閉まらなくなる...の繰り返しでした。
でも何度か見てもらううちに、蝶番のくせみたいなものがわかってきて、わざわざきてもらわなくても自分でも調節できるようになりました。

家の小さな不具合は、慣れると自分でメンテナンスできるようになるのも自然素材の家の特徴かもしれません。
木工ですからね。DIYのようなものです。それでも最初はよくわからないので、やはりメンテナンスしてもらえる施工会社だと安心です。


木製建具 我が家の場合

玄関扉は季節によって閉まりにくくなる

室内の引き戸はたて付けは良いが、手をかける部分が汚れが目立つ

室内の観音扉は場所によって閉まらない

とオールオッケーとはいかない状況です。
こういった不具合というのは自然素材の家にはつきものですので、それを知った上で自然素材の家を建てるのかそれとも狂いのない合板やびにーるッチハウス広報の平戸です。

自然素材で家を建てたいと検討しているあなたは、無垢の床や塗り壁などに加えて、木の建具なども検討しているのではないでしょうか。

木製ドア、質感が上質でステキですよね。

でも木の建具って立て付けが悪くなるとか歪んでくるとか、よく聞きませんか?
使ったらどんなふうになっていくのか?反ったり、凹んだり、汚れたり・・・色んな事が気になって迷っている方も多いのでは?と思います。
我が家でも、家を建てる時にどんな建具にするか随分悩みましたから...。

そこで今回は、家のドアや収納の建具も無垢ではありませんが木製で作った我が家の、ありのままの13年後の様子をお伝えしようと思います。


我が家は、以前「木製玄関ドアのメリット・デメリット」という記事でも紹介したように、玄関が木製のドアです。
無垢の一枚板というわけではなく、何枚かの板を張り合わせた扉になっています。

室内の部屋の入り口は木製の引き戸、収納は木製の観音開きの扉で、ほとんどがシナ合板という合板で作ってあります。
シナ合板というのは、シナノキ(榀の木)を薄く切った板を表面に貼った木質ボードのことで、シナベニアとも呼ばれます。

まずは
玄関扉

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以前も書きましたが、木は膨張したり乾燥したりするので、膨張時は扉が閉まりにくかったり、鍵もかけにくい時期があります。
主に梅雨から夏にかけての湿気の多い時期は閉まりにくいです。
とびらの自重で閉まらないので、10分ほどたってから「バタン」と音がして何かと思うと玄関扉が閉まった音だった...ということがよくあります。

室外と室内の温度・湿度が違うのでとてもハードな環境にあるのが玄関扉。しかもピッタリ合わなければ鍵ができないのですから、このくらいで済んでいるのは、収縮率など相当緻密な計算されているのだと思います。
作ってもらうなら、経験豊富な建具屋さんを抱える施工会社でないとですね。
木製ドアは木の狂いなどが計算され、かつオシャレな既製品もあるので、その方が安くて安心かもしれません。

木製ドアのリスクを知り尽くした施工会社さんなら、そういった既製品の木製ドアのこともよく知っているはずなので、それを尋ねてみるのも、施工会社がしっかりメンテナンスできるかどうかを見極める一つの指針になるかもしれません。

我が家でも、最初の住んで間もなくの頃はドアが壊れちゃった??と心配になり施工会社に見てもらうことがよくありました。
蝶番の具合などを調整してもらったりして良くなったり、こういうものなんだよと木の性質を教えていただいて安心できました。
ドアなどの精密さが求められる建具は、メンテナンスができるという安心感は必須だと思います。


部屋の入り口の戸

我が家の場合ほとんどがシナ合板の引き戸です。

IMG_7348.jpg

引き戸というのは戸袋に余裕があるせいか、合板なので動きが少ないせいか今のところ不都合はありません。

たて付けではありませんが、引き戸の手をかけるところが汚れやすいのが難点ですね。
ちなみに水しぶきもかかると茶色いシミになってしまうので、水回り付近はけっこうぽたぽたとシミがついてしまいます。

ただどちらも水拭きすると取れるので、気付いた時にサッと拭けば大丈夫です。


収納スペースの観音開きの扉

ここもシナ合板です。
IMG_7349.jpg

じつは観音開きにはかなり悩まされました。

扉がずれてきて閉まらなくなる場所が一か所あり、施工会社にも相談して何度か来てもらい蝶番を調節してもらっても、しばらくするとまた閉まらなくなる...の繰り返しでした。
でも何度か見てもらううちに、蝶番のくせみたいなものがわかってきて、わざわざきてもらわなくても自分でも調節できるようになりました。

家の小さな不具合は、慣れると自分でメンテナンスできるようになるのも自然素材の家の特徴かもしれません。
木工ですからね。DIYのようなものです。それでも最初はよくわからないので、やはりメンテナンスしてもらえる施工会社だと安心です。


木製建具 我が家の場合

玄関扉は季節によって閉まりにくくなる

室内の引き戸はたて付けは良いが、手をかける部分が汚れが目立つ

室内の観音扉は場所によって閉まらない

我が家の場合はこのようにオールオッケーとはいかない状況です。
こういった不具合というのは自然素材の家にはつきものなのかなと思います。それを知った上で自然素材の家を建てるのかそれとも狂いのない合板やビニールクロスの家を建てるのかを選択するのがいいと思います。
建ててみてからこんなはずじゃなかった・・・というのが一番残念ですからね。

ちなみに私は、こういう様々な不具合があっても、やはり自然素材の家にしかない空気感や質感は代えがたいという思いに変わりはありません(^^)


今回は木製建具について、私の超個人的な感想をお話しました。

ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

自然素材の家の大掃除 

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。今日からいよいよ師走。気が重いですが大掃除の季節ですね。

自然素材で家を建てたいと思っているあなたは、自然住宅の年末大掃除のことが気になるのではないでしょうか。

いくら調湿性に優れ快適に過ごせても、汚れがひどくて掃除が大変なのでは導入をためらってしまいますよね。

そこで今回は、13年自然住宅に住み日々家事をしてきた主婦としての経験から、実際に自然素材はどんな風に汚れて、
年末にはどんなお掃除をしているのかを紹介したいと思います。

自然素材の家で特に大きな面積を占めるのが塗り壁と無垢の床板。それぞれどんな大掃除をしているかというと...。

塗り壁

我が家の壁は、珪藻土とホタテ漆喰。

珪藻土はフラットな感じに塗ってあり
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ホタテの方は表面がゴツゴツしています。
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大掃除といえば煤払いですが、この表面の仕上げで煤のつき方がけっこう違うんです。
珪藻土はフラットなせいかほとんどつかず、ホタテの方は天井に近い部分に煤が目立つんです。

なので、大掃除では主にホタテ壁の方を重点的に掃除します。やり方は、掃除機の先端にブラシのノズルをつけて煤のある場所を掃除機をかけます。
高い所なのでちょっと大変ですが、夫がノズル持ち私が掃除機を持って後を追いかけるようにしてコツコツかけています。

吹き抜けの部分はさすがに届かないので、はしごをかけて高い場所まで登り、ほうきに濡れたふきんを巻いたものでなぞるようにして拭きとります。

よくある埃とりのモップは繊維がゴツゴツに引っかかって役に立たないのです。ゴツゴツのない珪藻土の方はコチラで大丈夫なんですが...。

台所付近の壁は、気付かずに食材や調味料が飛んでしまっていたりしてシミがついていることがあります。年末には一応そんなシミもチェックしています。

シミがついている時は水で濡らした白いぞうきん(汚れていると汚れがついてしまうのできれいなもの)でシミの部分を叩いて水を浸透させ、それからごしごし拭きます。

ぞうきんはあまり絞らずに、びしょびしょの状態で使うのがポイント。雑巾で落ちなければ古歯ブラシでこすります。

それでも取れない場合、油汚れっぽかったらセスキ炭酸ソーダを水で溶かした液体を吹きかけてからこすってみます。
ケチャップ系の色素汚れだったら酸素系漂白剤を溶かした液体を吹きかけ2~3分おいてからこすります。これでたいていの汚れは落ちます。

我が家でどうしても落ちなかったのは墨です。これだけはうっすらと残ってしまいましたね(^^;

どちらも最後に水をスプレーして薬剤を拭きとります。

無垢の床板
床板は、住み始めの頃は年末の大掃除で蜜蝋ワックスやオイルを塗ることもありましたが、素足で歩くことが多いせいか(足の油で?)年々塗らなくてもつやつやしてくるようになり、今はほとんどやっていません。

普段は掃除機をかける程度の掃除しかしていないので、年末は固く絞った雑巾で気になる汚れを拭きとっています。
水のシミや調味料が落ちたあとなど普段は気付かないシミも、ひざまづいてみるとけっこうあるもので...。水拭きしたあと乾いたぞうきんで拭くと、濡れ雑巾は真っ黒になってることが多く...(^^;かなりスッキリします。

床ではありませんが、無垢板のダイニングテーブルにはオレンジオイルを塗ります。液体や食べ物をこぼす頻度が床より高いので、汚れが染みこまないように塗り込むようにしています。

我が家の壁や床の大掃除はこのくらいです。自然素材の家だからといって、それほど特別な掃除をしなければならないということはありません。

むしろ自然素材でない合板はつやがなくなってしまうので、ワックスかけをしなければならなかったり、紫外線やカビで変色してしまう壁紙をきれいにすることの方がずっと大変かもしれません。

壁も床も、使う材質によって違いがあるので一概には言えないとは思いますが、少しでも参考になればうれしいです。

今回は自然素材の家の大掃除について、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!