ヘリなし畳ってどうなの?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

急に涼しくなり、秋らしくなりましたね。

先日「畳の手入れってどうなの?」の記事でも少し触れたのですが、我が家は和室にヘリなし畳を導入しています。
半畳で正方形の琉球畳とは違い、通常の一畳サイズの畳にヘリのないタイプの畳です。

我が家の和室は、洋間のリビングと続き間なので、雰囲気をそろえるためにあまり和っぽくならないようにヘリなしを選びました。

でもヘリなし畳は値段が高い、傷みが激しいなどデメリットも耳にして、導入するかどうかすごく迷った思い出があります。

そこで今日は畳をヘリなしにしようかどうしようか迷っているあなたに、ヘリなし畳の和室に住んで13年の体験からメリット・デメリットをお話ししようと思います。

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ヘリなし畳のメリット

☆洗練されたデザイン
畳にヘリがあると同色系で目立たないものにしたとしても、どうしても昔ながらの和室のイメージがぬぐえないのが難点。
ヘリなしなら「和」のイメージを保ちながら洗練された雰囲気です。

☆どんなインテリアにも合う
ヘリなし畳は「和」以外のアジアンテイスト、北欧風、ハワイアン風とどんなテイストの部屋においても違和感がありません。
デザイン性が高いので、かえって部屋の上質感を高めることができます。我が家でもリビングから洗練された和室が見えることが、
リビングをグレードアップしてくれてる気がします。

やはり一番はデザイン性ですね~。

ヘリなし畳のデメリット

☆傷みやすい
ヘリがない分、傷みが激しいというのは聞いていました。実際端の部分は摩擦で傷みが目立ってきています。
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穴が開いてしまっているのは一か所だけですが、スレはほとんど全部の端についています。
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ただ、そこからイグサがほどけてくることはなく、衣服にイグサがついてしまうことはありません。
遠目でみればあまりわからない!と自分に言い聞かせています(≧▽≦)

☆価格が高い
ヘリなし畳で有名なのが琉球畳だと思います。我が家も琉球畳を検討しましたが、価格が通常の畳の約4倍ほど。
そこで住宅会社が提案してくれたのが琉球畳ではないヘリなし畳で、琉球畳の約半額ほどの物でした。
それでもヘリのある畳よりは倍ほどの金額なので迷いましたね~。

我が家の場合は子供が小1と年中になっていたので、畳の部屋をヘビーに使うこともないだろうと、長持ちすることを祈ってヘリなしを導入しました。

13年目の現時点でまだまだ持ちそうだし、洗練されたデザインを満喫している毎日を思うと、そんなに高い買い物ではなかったかなーと思っています。


自然素材の家を考えた時、畳は必ず候補にあがってくる床材ではないかなーと思います。
天然の空気清浄機とも言われるすごい機能を持った畳を取り入れたら、家の中の空気がさらに気持ちよくなると個人的には思っています。

今回の記事を参考にぜひ検討してみてくださいね!

今日はヘリなし畳について、私の超個人的な感想をお話しました。
ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

畳の手入れってどうなの?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

梅雨が明けたと思ったらいきなりガンガンに暑い富士宮です。皆さんの地域はいかがでしょうか?

うちは夫が夏休みに入りました。気が付くと畳の部屋で昼寝しています。朝ごはんを食べてはゴロン、庭掃除をしてシャワーをあびたらゴロン、夕飯を食べたらゴロン...。

今日も通算で4時間くらい寝ていたんではないでしょうか。寝すぎで目が溶けてしまわないか心配です。

そう、夫が畳から離れられないのは、畳の気持ちよさに吸い寄せられているから(多分)

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確かに畳は湿気の多い時でもさらっとしていて本当に気持ちいいです。クッション性があって何も敷かなくてもそのままゴロゴロできるのもいいんですよね。私も娘と体操する時にとっても重宝しています。

畳は日本古来からある自然素材。調湿作用があるので家を建てる時には和室は欲しいなと思ってはいました。

でも「畳は手入れが大変で億劫だな」とも思ってたんです。畳って裏返ししたり、干したり、表替えをしたりしなきゃならない...と思い込んでいたし、以前の集合住宅では梅雨になると畳にカビは生えるわ、表面がけば立つわで、けっこう大変だったからです。

以前はカビが生えるとその度に、固く絞った雑巾でよく拭いて乾いた雑巾でから拭いていました。表面がけば立つのはなぜかよくわからなかったので、掃除機がよくないのかと、掃除機をかける頻度を減らしほうきで掃除したりしてましたね。

では今はどんなお手入れをしているのかというと...

全くしていないんですーー!(^^)!

気を付けてると言えば、掃除機をかける時に目地に沿ってノズルを動かすようにしていることくらい。でもこれも気づいたらやるっている程度です。カビないから乾拭きもしたことないんですよね。

でも全くカビないし、けば立ってもこないんですよね。

湿気コントロールと材質のセレクトがいいからでしょうか。

裏返しも表替えも全然してないんです。うちは縁なし畳で裏がなかった!というのもあったし、表替えをするほど傷んでこないうちに13年経ってしまった...ってかんじです。

干すのは10年目くらいに一度だけやりました。その時、埃はすごかったですが、畳裏にも畳をおく板にもカビは全然生えていなかったんです。10年調湿作用のある畳を置いておいてもカビてないってことは、吸った湿気を逃がす仕組みができているんだなと実感しました。
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畳は10年もたてば交換しなければならないものと思っていたのに、まだまだ先になりそうです。

畳という日本伝統の建材の性質と日本の気候を良く知っていて、上手な付き合い方を知っている業者さんに施工してもらったからかなと、10年過ぎてからよく思います。

畳の値段も確か高めだったと思うんですが、こうして10年以上たってもノーメンテナンスで美しい状態を保っていて、代える時期を先延ばしできるなら全然高くなかったなと思います。

10年後、20年後まで見据えるとリーズナブルになる建材。それを提案してくれる会社に出会えたのがラッキーだったなあと思うんです。

ほんとの意味で建てる人の立場に立ってくれてたなあって。

これから家を建てるあなたが、そんな業者さんに巡り合えることを願っています。


今日は畳のお手入れについて、私の超個人的な意見をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!