家づくり勉強会 家づくりで絶対にやってはいけない8つのこと

家を建てる方は
多くの方が初めての家づくりで
最後の家づくりとなることが多いでしょう。

まだ家を建てるかどうかもはっきり決まっていない。
予算がどのくらいなのか分からない。
展示場に行ってもしつこい営業をされないか心配。
展示場を見るうえでのポイントもよく分からない。

そんな風に不安を感じている方が多いのではないでしょうか。

人は知らないことを不安に思う生き物です。
ということは知れば不安が
軽減されるということです。
事前に知っておくと
不安を払拭できる事って
たくさんあります。

そこでタッチハウスでは
家づくり勉強会と称して
家づくりで絶対にやってはいけない8つのこと
をご紹介します。

絶対やっていけない8つのことって
何かというと...

1今の状況だけ見て判断する

家を建てようと思っている方のほとんどが
現状しか見えていません。
それは無理もありません。
初めてのことだし
世の中が不安定なのも要因の一つです。
現在の家づくりは親世代の家づくりとは
似て非なるものになっているのです。
そこで今後どうゆうお金が掛かるかをシミュレーションしていく事で
これからの人生計画を明確に出来るヒントが。

家づくりのプロの目から見ると
将来に不安をいだいている事が
本当にもったいない!
今何をすべきか
と思うことがメチャメチャ多いのです。

2表示されている土地の金額+諸費用があるって知ってる?
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土地の購入の際は
建物の表示価格に目がいき
それが総額と思いがちですが
土地の購入には実は諸費用が
たくさんかかるんです。

それを見込んでいないと
最終的に金額が大幅に変わることも...。


3複雑な形の建物にしない

イマドキのデザイン住宅や
流行りの住宅...
オシャレでハイセンスですが
その建物本当に大丈夫?

木造建築40年のプロの目から見ると
危うい所が多すぎる!

4家の予算は建物坪単価ではなくかかる総額費用で考える

ハウスメーカーの広告などでよく
坪単価○○円!
というのを見かけますよね。
それをうのみにして安い!
と思って建てはじめたものの
あれもこれもプラスされて
結局総額がとても高くなってしまう...

そんな案件が後をたちません。
それもこれも全て知識不足だったせい...

そもそも坪単価とは何?
なぜ坪単価で考えてはいけないの?
などなどぜひ知ってください!

5二階建てでないとダメ!とは考えない平屋の魅力
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建築総額を抑えるためには
総二階がセオリーというのが
これまでの常識でした。

でも技術の向上や価値観の変化により
本当にそうなのだろうか?
と考える時代になってきました。

平屋のメリットや魅力とは?

6本当に必要かどうか、無駄なスペースを作らない間取り

ウオークインクローゼット、家事室
パントリー、シューズクローク
吹き抜け、ベランダ、廊下...

そのスペース本当にいりますか?

誰かにとって必要なスペースも
あなたにとっては不要かもしれません。

昔は上下階にひとつづつあったトイレも
今はどちらかに一つが普通です。

自分にとって何が必要で
何が必要でないかじっくり考えてみませんか?

7壁の大きさで考え広く少なく作る収納術

収納はたくさんあればあるほどいい
そんな時代もありました。
でも断捨離がブームになり
たくさんある収納に無駄なものが
たくさん詰まっているだけ...
という現実を知ってしまった人は
収納の在り方を考え直しています。

壁の大きさで考える収納とは?

8ニセモノの自然素材があるって知ってますか?

自然素材をうたう建材は
世の中にたくさんありますが
プロの目からみて
「まがい物」
にしか見えない素材が残念ながら
かなりの量流通しているのが現状です。

勉強会に来ると
そんなニセモノの自然素材と
ホンモノの自然素材の違いが
わかるようになります。
知識があれば
失敗することもありません。

家づくり勉強会は
9月11日(日)です。
ご興味のある方はぜひ
会場に足をお運びください。

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家づくり勉強会のお知らせ

一生に一度の家づくり。
あれこれ夢が広がりますね。

夢の実現に必要なのが資金です。
とはいっても
そもそも自分が実現したい
部屋数やキッチンや床や壁って
いったいいくらかかるのかがわからないと
資金調達のしようがないですよね。

でもハウスメーカーなどに聞くと
セールスされてしまいそうだし
情報が多すぎてネットでも
調べようがない...

また、家を建てる時は
ほとんどの方が住宅ローンを組みますが
自分にとってどの金融機関がベストなのかも
どこに相談したらいいかわからない...

今回の相談会は
そんな風に迷子になってしまった方のための
相談会です。

私たち地元工務店は
大手ハウスメーカーと違い
下請けを使うことがありません。

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■住宅購入(家づくり)を検討しているが何から始めてよいか分からない方

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■大きな買い物なので色々相談したいけど、誰に聞けば良いのか分からない方

■登記も含めて完成まで総額でいくらかかるのか知りたい方

こんな方におススメの相談会です。

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お待ちしています(^^♪


三島市でペットと暮らす注文住宅VOL4

犬や猫は大切な家族。
こんな風に家族の一員としてペットを迎えることが
一般的になってきました。

ペットとの暮らしは生活に潤いを与えて
元気と活力を与えてくれますよね。

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ペットを迎えたいから
また今のペットとより快適に暮らしたいから
家を建てたいと思う人も
増えています。

家を新築するなら
人とペットが気持ちいい暮らしができる
家づくりをしたいですよね。

でも
人とペットが一緒に住むということは
多少なりともストレスや負担があります。

例えば

家の中の暑さや寒さ
ニオイや汚れ

などなど

これらのストレスを解決して
お互いに負担なく快適に暮らすには
どのような工夫をしたらいいのでしょう?

そこで今回のシリーズでは
ペットと暮らすための
家づくりのポイントを
ご紹介します。

第一回目は
建てる前に知っておきたい
ペットの習性について
お伝えしました。
第二回目はそれを踏まえた家づくりのポイント
「犬編」
第三回目は「猫編」

そして第四回目の今回は
自然素材がペットにいい理由です。


前回臭いを軽減させる工夫で
ペットとの暮らしが
ずっと快適になること...
例えば

消臭できる建材:ヒノキや杉などの
消臭成分が含まれた針葉樹を使い、
漆喰や珪藻土などで壁を塗ると
驚くほど臭いを軽減してくれる

ということをお伝えしました。

でも実は自然素材は
臭いを軽減するだけでなく
ペットにいい理由が他にもあるんです!

それは安全性です。

自然素材の家は安全性が高い
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ペットが安全に暮らせる住環境は
基本的には人間と同じですが
ペットは体が小さいので
環境からの影響を人間より受けやすいといえます。

住宅に使われている建材によっては
様々な化学物質が発散されています。

室内飼育のペットなら
24時間家の中の空気を吸って
生活しているので
人間よりはるかに室内の
空気環境の影響を受けてしまいます。

自然素材で家を作るということは
化学物質が使われていない素材で作る
ということです。

これによって建材からの化学物質放散量が
圧倒的に減ります。

フローリングを合板から無垢板にすれば
接着剤が必要なくなります。

化学糊で貼るビニールクロスから
珪藻土やしっくいなどの塗り壁に。

これら自然素材は調湿効果もあります。

実は犬や猫は乾燥しすぎも
湿気が多すぎるのも苦手です。

一般的に50~60%が適しているとされています。

湿度が70%を超えると
ダニやカビが繁殖しやすくなり
アレルギーや皮膚病の原因になることも!

自然素材の家は
家自体が調湿してくれるので
一年を通して心地よい湿度を保ってくれます。


犬や猫の性質による危険を回避
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犬や猫は家の中で元気に走り回ります。
その時、フローリングの上を走ったらどうなるでしょう?

本来、犬や猫は地面に爪を食い込ませて走る動物です。

でもフローリングはつるつるしていて
すべりやすいので、滑りながら走っているのです。

そうするとどうなるかというと

滑って着地に失敗する。
踏ん張れないので思うように動けない。
変な風に力を入れるので関節や筋肉を痛める。
滑って体制を崩してしまう。

などの危険の可能性が高まります。

では絨毯がいいかというと
確かに運動のためには一番いいのですが
掃除がしにくくアレルギーの原因になったり
ペットの粗相や抜け毛の処理などを考えると
現実的ではありません。

フローリングには
合板のものと無垢のモノがありますが
合板は表面は硬くつるつるに加工されていて
さらにワックスやニスなどでピカピカにするため
滑りやすさがMAXです。

それに比べて無垢のフローリングは
やわらかく、ワックスなども浸み込んでしまうため
合板ほどつるつるにはなりません。

柔らかい=傷がつきやすい
ということなのですが
それだけ爪をひっかけて
心地よく走っているという証拠でもあります。

もちろん木の種類によって
傷が目立ちにくいものもありますので
いくつか選択肢をあげてもらうと
いいと思います。

4回に渡って
ペットと暮らす家づくりについて
お伝えしてきましたがいかがだったでしょうか?

ペットの習慣や性質をよく知り、
造りや建材など、ペットと人間の両方に優しく、たのしく共存できる家をぜひ作ってくださいね。

タッチハウスにも
どうぞご相談ください(^^♪

三島市でペットと暮らす注文住宅VOL2

犬や猫は大切な家族。
こんな風に家族の一員としてペットを迎えることが
一般的になってきました。

ペットとの暮らしは生活に潤いを与えて
元気と活力を与えてくれますよね。

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ペットを迎えたいから
また今のペットとより快適に暮らしたいから
家を建てたいと思う人も
増えています。

家を新築するなら
人とペットが気持ちいい暮らしができる
家づくりをしたいですよね。

でも
人とペットが一緒に住むということは
多少なりともストレスや負担があります。

例えば

家の中の暑さや寒さ
ニオイや汚れ

などなど

これらのストレスを解決して
お互いに負担なく快適に暮らすには
どのような工夫をしたらいいのでしょう?

そこで今回のシリーズでは
ペットと暮らすための
家づくりのポイントを
ご紹介します。

第一回目の前回は
建てる前に知っておきたい
ペットの習性について
お伝えしました。

その習性を踏まえて
ペットと暮らす家づくりのポイントを
「犬編」と「猫編」にわけて
お伝えしていきます。

第二回目の今回は「犬編」です。

運動が好き
回遊動線やレーン

犬は運動が大好き。
可能であれば家の中でも動き回れるように
回遊動線にするのがおススメです。

その際には
犬の膝や股関節にかかる負担を軽くするために
滑りにくい床にすることが大切です。

実は室内で飼われている犬の8割が
腰痛などで悩んでるそうです。
その原因の一つに床材もあげられています。

足腰に優しい床材と言えば
無垢のフローリング・カーペット・コルクなどです。

ヒノキや杉などのいった針葉樹は、
やわらかくしっとりとしていて
足や腰にもとってもやさしい。
傷がつきやすいのがデメリットですが
経年で木の色が濃くなっていくので
それほど目立たないという声も。

カーペットやコルクは
クッション性があるため
フローリングよりも
さらに足腰にやさしい。

ただしシミになりやすいので
トイレのしつけが
しっかりできてから
導入するといいですね。

回遊動線にできない場合は
室内でも小走りできるレーンを
用意してあげると
喜んでくれるでしょう。

足腰にやさしくするため
細長いカーペットや
滑りにくいタイルなどで
つくってあげましょう。

庭にドッグラン

犬はもともと野生で狩りを
していた動物なので
外でたくさん動き回ることで
ストレスを発散する
性質があります。

1日1回は散歩に連れていくのは
そのためです。

でも忙しい日常で
連れていけない日もありますよね。

そこで庭や屋上に
ドッグランを設けるのはいかがでしょう?

散歩へ連れていくという
飼い主の負担を減らしながら
犬もストレスなく
過ごせるようになります。
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ドッグランの地面には
やわらかい芝生が最高です。

芝生は排泄も見つけやすく
グリーンによるリラックス効果も
期待できます。

足洗場や玄関土間収納

お散歩は準備と片付けが
意外と大変なもの。
それが億劫で散歩の回数が
減ってしまうことも。

犬のためにも準備や片づけが
スムーズにいくよう
整えてあげましょう。

例えば玄関近くに
専用の足洗い場を用意!
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お散歩のあと、
お風呂まで抱っこして連れていって洗う
という手間を省き
玄関に入る前にサッと洗うことが出来ます。

また散歩は意外に
準備品が多いものです。
リード、トイレグッズ、
水、遊び道具
飼い主の帽子、上着などなど。

こんな時
グッズをまとめてしまえる
玄関土間収納があると便利です。
靴を履いてから
あれがない、これがない
ということがなくなり
散歩のストレスが激減します。

落ち着く場所が好き
犬の祖先は元々
穴をほってその中で生活していたので
ケージなどの限られたスペースにいることで
安心します。

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専用の居場所づくり

そこで家族と一緒にいながら
適度な距離を保てる
専用の居場所を
作ってあげましょう。

階段下や収納の下部などは
スペースを有効に使えるだけでなく
穴を掘って暮らしていた習性で
天井が低く狭い場所が好きなので
お気に入りの空間になるでしょう。

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スペースに余裕があれば
インナーテラスといった
土間風のスペースを設けるのも
おススメです。

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家族が好き

犬は群れで暮らしていた習性から
誰かと行動を共にしたいと
思う動物です。

ですから
「犬と一緒に過ごす」
ことを仮定して間取りを考えます。

リビングや寝室など
人間にとっての基本スペースに
先ほどの犬の居場所を設置したり
ベッドやソファの横に
犬がくつろげる場所を確保したり。

家族が大好きなだけに
留守の時は不安になったり
さみしくなってしまうのがワンちゃん。

留守番上手になってもらうためにも
安心できる快適な環境を準備してあげることが
とても大事です。

普段からそういった場所で
落ち着いて過ごす習慣がある犬は
留守番をしても不安になりにくいと
言われています。

安全対策

犬は散歩に行く時に
うれしくて飛び出してしまい
迷子になってしまったり
調理中にキッチンに入ってきたりと
予期せぬアクシデントが
よくあります。

そこで玄関には
飛び出し防止のフェンスを設置し
キッチンとの境には
ペットゲートをつけるのを
おススメします。

玄関のフェンス内で落ち着いてから
散歩や庭で遊ぶと安全ですし

調理中はキッチンに
出入り禁止にすることで
ワンちゃんの安全を
しっかり守ることが出来ます。

犬の立場で考えた家づくり

犬種や性質によって
多少の違いはありますが
基本的に犬はとても
適応力が高く温厚な動物です。

飼い主が気にかけてあげないと
意外にストレスがたまってしまうもの。

私たち人間にとっての当たり前が
犬の習性上、不快に感じることも
よくあります。

お互いに気持ちよく暮らすために
犬の特徴や習性を理解して
空間づくりをしてあげましょう。

次回は猫編です。
お楽しみに!

三島市でペットと暮らす注文住宅VOL1

犬や猫は大切な家族。
こんな風に家族の一員としてペットを迎えることが
一般的になってきました。

ペットとの暮らしは生活に潤いを与えて
元気と活力を与えてくれますよね。

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ペットを迎えたいから
また今のペットとより快適に暮らしたいから
家を建てたいと思う人も
増えています。

家を新築するなら
人とペットが気持ちいい暮らしができる
家づくりをしたいですよね。

でも
人とペットが一緒に住むということは
多少なりともストレスや負担があります。

例えば

家の中の暑さや寒さ
ニオイや汚れ

などなど

これらのストレスを解決して
お互いに負担なく快適に暮らすには
どのような工夫をしたらいいのでしょう?

そこで今回のシリーズでは
ペットと暮らすための
家づくりのポイントを
ご紹介します。

第一回目の今回は
建てる前に知っておきたい
ペットの習性について
お伝えします。

ペットと暮らすために知っておきたいこと

家づくりの前に
知っておきたいことがあります。
それはペットの習性です。
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新しい家を作る前から
ペットと一緒に暮らしている方なら
自分のペットの習性を把握されているとは思いますが
その習性を新しい家づくりに
どう生かせるかを考えておきたいものです。

また、家を建てるタイミングで
ペットを新しい家族として迎えたいという方もいらっしゃるでしょう。

その場合はしっかりと習性を把握して
ペットも人間も快適に暮らせるようにしたいですね。

今回はペットとしてメジャーな
犬と猫の習性をご紹介します。

犬の習性

運動が好き

犬は人と一緒に狩猟や牧畜など
さまざまな仕事をしてきた動物。
獲物を探したり
見つけたり、追ったりが大好きです。

ペットとして過ごしていても
本来の能力を発揮するような
遊びを取り入れると気分転換にもなり
クオリティ・オブ・ライフが向上します。

落ち着く場所が好き

犬は巣穴で生まれ、母犬にくっついて育ちます。
幼少期を思い出すためか
狭い場所に入ると落ち着く習性があります。

これにはもう一つ理由があります。

元々犬は縄張り意識が強い動物です。
自由に家の中を歩き回るのは楽しい反面
「敵が来ないかどうか」
と常に警戒しています。

広い空間を自由に行き来させることで
自分の縄張りが広がってしまうため
縄張り意識が邪魔をして
十分に休むことができなくなってしまうのです。

狭く落ち着ける居場所にいると
自分の縄張りスペースが狭まるので
安心して休めるようになります。

常に警戒している状態だと
警戒心の強い子や攻撃性の高い子に育ってしまう
こともあるので

このような落ち着ける場所は
穏やかな性格を育てることにもつながります。

家族が好き

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先ほども言ったように
犬は人と一緒に狩猟や牧畜などをしてきたので
現在の犬も「家族」といたいという意欲があります。

外部の人に対して吠えるのも
「家族」と家を守るため。
家族が大好きなことの現れです。

「家族」にかまってほしくて呼びかけたり
おやつをおねだりしたりするときに
思わず吠えてしまうこともあります。

また寂しがりやで一人にされるのが苦手なのも
家族大好きの裏返しです。


猫の習性

高いところが好き

猫の祖先と言われるリビアヤマネコは
周囲を見渡せる木の上にいることを好みました。
その習性を受け継いだ現代の猫も
空間を見渡せる場所にいたがります。

獲物が見つけやすい
敵に襲われにくい
という理由に加え
他の猫に対する優位性を保ちたい
という理由も。

他の猫がいない場合は
飼い主に対する優位性かな(^^;

探索好き

猫は自分の住む環境を
納得するまで探索しないと
安心しない習性があります。

室内飼いの猫にとって
家は縄張りそのものなので

縄張りのパトロールは欠かせないし
ちょっとした変化に敏感です。

宅配便が来て
新しい荷物が届いたりすると
興味津々でそばに寄って来たりすることも。

荷物を出した後の段ボールに
すっぽり入るのはお約束。

獲物を探したり観察したりしていた穴の中を
彷彿させる段ボールに
つい狩猟本能を刺激されて中に入ってしまうのだそう。

また室内飼いの猫とはいえ
外だって見える範囲は縄張りです。
なので外が見える窓際によく座り
外の状況を観察しています。


きれい好き
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猫は生まれながらのハンター。
ハンターとしての習性が染みついています。

きれい好きなのもその習性の一つ。

狩りをする時には自分の体から臭いがすると
それだけで獲物に気づかれてしまいます。

また、身体に匂いがついていると
外敵や獲物に自分が近くにいることを
察知されてしまうと恐れがあります。

これを避けるために身に付いた習性なのです。

また毛づくろいには
リラックス効果もあります。

猫は叱られると
急に毛づくろいを始めることがあります。
これは毛づくろいをすることで
気持ちを落ち着かせたり気分転換の効果があるから
なんだそうです。


今回は建てる前に知っておきたい
ペットの習性について
お伝えしましたがいかがだったでしょうか?

次回は具体的な
ペットと暮らす家づくりのポイント「犬編」
をお伝えします。お楽しみに!


おうち時間が楽しくなる家づくり後編

最近コロナ過の状況で
おうち時間を楽しみたいと
家づくりを検討する方が
だいぶ増えてきました。

そこで今回は
おうち時間が楽しくなる
ポイントをご紹介したいと思います。

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前編では自然素材を使った
居心地のいい空間づくりについて
お伝えしました。

後編の今回は
おうち時間が楽しくなる間取りについて
お伝えしていきます。

変化してきた住宅のありかた

コロナ過の影響では住宅事情に
いろんな変化がありました。

テレワークやzoomなどでの授業参加
なども普通に行われるようになりました。

長く過ごす時間が増えた住まいの中で

自然と触れ合える場所や
家族団らんの空間
1人で過ごせるスペース

などを設けることで
住む人全員が
ストレスなく快適に
暮らせるのではないでしょうか。

自然と触れ合える場所

ウッドデッキ
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ウッドデッキは
家の外と中を緩やかにつなぐ
緩衝材のような場所。

縁側でもなく、バルコニーでもない
内とも、外ともとれる
中間的なウッドデッキがあることで、
暮らしに厚みが出てきます。

家にいながらアウトドアを
気軽に楽しむことが出来ます。

外のおいしい空気を吸いながら
食事をしたり読書をしたり
ワイワイとバーベキューや
ゲームをしたりと

自然の中で暮らしている感覚を
味わうことができます。

植栽&ガーデニング&家庭菜園

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人は花や緑を見ると
イライラが緩和され血圧下がり落ち着いたり

副交感神経が優位になりすぎて
何もやる気が起こらない人が
やる気が起こるという
医学的結果が発表されています。

なぜかというと
人は歴史上700万年もの間森の中で暮らしてきて
未だにそのDNAを持ち続けているから。

人のDNAが変化(進化?)するには2-3万年かかります。
人類は都市生活をするようになってから
まだほんの300年程度しか経過していません。

つまり、森の中で生きるDNAのまま
都市生活を送っているというわけです。

なので家の中から
庭木やお花を見るだけでも
気持ちが落ち着き、
体の調子を整えるのに効果的なのです。

庭木やお花は日常的に
お手入れが必要です。

実はその庭いじりも健康に
いい影響をもたらします。

土に触れ、植物に囲まれて30分間過ごすと
ストレスを受けた時に出る
コルチゾールというホルモンの
分泌率が下がり
気分が向上することがわかっています。

一歩進んで家庭菜園などをすれば
ストレス軽減もできてさらに
新鮮で栄養満点の野菜を収穫できるので
一石二鳥ですね。


家族団らんの空間

開放感のあるリビング
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家族が集まるリビングは
開放感のあるような空間にすることで
リラックス効果も高くなります。

窓から景色が楽しめたり
アウトドアリビングなどを工夫することで、
自然と家族が集まるような場所に。

開放感があると
それぞれに読書やゲームを楽しむなど
余裕をもってゆったりと過ごせます。

みんなで料理できるキッチン
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在宅時間が増える中
"食事を準備する回数"
"キッチン滞在時間"もぐんと増え
主に料理をされる方は
ストレスに感じることもあるのでは。

そこでみんなで料理できる
キッチンを作り
家族を巻き込んでしまうのは
いかがでしょうか。

回遊型のアイランドキッチンは
色んな方向から参加できるため
食材を切る人
煮たり炒めたりする人
盛り付ける人
洗う人
など複数人がキッチンで
活動することが可能です。

いつでも参加できる環境なので
家族がキッチンに集まりやすくなります。

これには副産物もあります。

協力し合って料理をすると
お互いの信頼関係が非常に深まります。
子供は家事の大変さがわかるのと同時に
家族の役に立ててうれしくなるし
夫婦も連係プレーで助け合うので
バディのような連帯感が生まれます。

1人で過ごせるスペース

テレワークが増える中で
快適に暮らす空間を作る秘訣は
気が散らないで落ち着いて仕事ができるよう
工夫することです。

例えば、仕事と生活空間を区切ることで
オンとオフの切り替えがしやすくなります。

仕事部屋を持てない場合でも
リビングの隅にデスクやパソコンを設置して
ちょっとしたワークスペースを設けることで改善することができます。

その際に
簡単なパーティションを設置したり
少し丈のある家具で仕切ったり
大きめのグリーンを置いたりすることで
気持ちを切り替えやすくなります。

注文住宅では自由度の高い設計により
予めワーキングスペースを設けることができるので
その利点を十分生かして工夫することをお勧めします。

タッチハウスでは
自由設計で注文住宅を建てることが可能です。
こちらのページ
詳しくご紹介していますので
よかったらご覧ください。

前後編でおうち時間が楽しくなる家づくりを
ご紹介してきましたが
いかがだったでしょうか?

何か質問などがありましたら
何でもご気軽にご相談くださいね!

シロアリに好かれる家・嫌われる家vol3

春分の日が過ぎ、日増しにあたたかくなってきましたね。

春になると怖いのがシロアリです。

シロアリが活動のピークをむかえるのは春(4月~6月)。
羽アリが大量に発生して気が付くことが多いのです。

シロアリは木などを分解して土に還してくれる
地球の循環にとって無くてはならない生物ですが
家の土台などに住みつくと
木材から断熱材まで食べてしまう怖い存在です。
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そこで今回のシリーズでは
「シロアリに好かれる家・嫌われる家」
をお伝えします。

この記事を読むと
シロアリの好みに詳しくなれます。

その結果
シロアリ被害に合わない家を
作ることができるようになれます。

VOL1ではシロアリに好かれる家を
V0l2ではシロアリに嫌われる家の特徴をご紹介しました。
3回目の今回はシロアリに嫌われる対策をご紹介します。

シロアリ被害一番の原因

タッチハウスのある静岡県三島市では
ゴールデンウィーク前後が
シロアリの大量発生する時期にあたります。

その原因の殆どが
隙間から入った雨漏りによるもの。

建物の内部に入り込んだ雨水は
なかなか乾かず
木材をしっとりさせて

シロアリの大好物にしてしまうのです。

昔のタイルのお風呂の隙間からの水分の流出で
土台などが半分無くなっているなんてことも
珍しくありません!

シロアリの大好きな
しっとりした木材や湿気は
雨漏り対策をすることで
大部分回避できるのです。

では具体的な雨漏り対策には
どんなものがあるのでしょう?

雨漏り対策

これから家を建てる場合は
次のような対策がおススメです。

切妻屋根にする

雨漏りは
わずかな隙間や部材のつなぎ目などから
雨水が建物の内部に侵入してしまうことで発生します。

そのため、つなぎ目の多い屋根は
雨漏りしやすいといえます。

つなぎ目の少ないシンプルな屋根が
一番雨漏りのリスクが少ない。

それが切妻屋根です。

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切妻屋根は2つの面だけ
で構成された屋根の形。

雨漏りしにくい屋根ナンバーワンです。

軒ゼロにしない

日本は雨が多いので
伝統的に家には「深い軒」を設置していました。

壁と屋根のつなぎ目は
どうしても隙間が空いてしまうものです。
軒が深ければ雨水に触れずにすみます。

でも最近は建築コストの削減や住宅密集問題
またデザイン的に「軒がない家」や
「軒が極端に短い家」が急増しています。

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軒がないと外壁や窓が常に雨や雪に晒されます。
もちろん塗装やシーリングはしてありますが
経年劣化が激しい場所なので
常に雨水にさらされていると
雨漏りリスクは高くなります。

軒ゼロ住宅にしないことで
雨水が建物内に侵入する可能性を
大きく減らすことができます。

バルコニー&屋上バルコニーを作らない

バルコニーや1階や2階の部屋の上のバルコニー
これらは雨漏りの危険を増大させます。

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FRPなどの防水処理を
10年サイクルで行わなければ
防水機能が失われて
雨水がどんどん建物内に侵入してしまいます。

また、排水溝に枯れ葉やごみがつまって
雨漏りの原因になることも。

バルコニーは
雨漏りのリスクを非常に高めるので
本当に必要かどうか
しっかり検討するのをおすすめします。

天窓をつけない

天窓は雨漏りリスクの高さナンバーワン
といっても過言ではないほど
雨漏りしやすいと言われています。
ダウンロード (1).jpg
天窓自体の性能は
年々上がっているものの
天窓と屋根をつなぐ部分は
シーリングや防水テープで塞ぐしかないからです。

正しく施工されていても
新築から10年も経過すれば
メンテナンスが必要になります。

天窓は雨漏りリスクが高いことを
しっかりと考慮に入れて
検討することをおすすめします。

ソーラーパネルは屋根一体型のソーラーパネルに

ソーラーパネルも雨漏りリスクが高まる設備です。
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特に気をつけたいのが新築後に
ソーラーパネルを設置してもらう場合です。

屋根一体型のソーラーパネルと違い
新築後に設置する場合
屋根に穴をあけることがあります。

屋根に穴をあけて
その下の防水シートまで釘が貫通するため
少しでも施工ミスがあると
たちまち雨水が建物内に侵入してしまいます。

ソーラーパネルを検討している場合
屋根一体型のパネルを設置することを
強くおすすめします。

今回は雨漏り対策【これから家を建てる場合】をお伝えしました。

次回は雨漏り対策【建ててからの場合】をご紹介します。
お楽しみに!

シロアリに好かれる家・嫌われる家vol2

春分の日が過ぎ、日増しにあたたかくなってきましたね。

春になると怖いのがシロアリです。

シロアリが活動のピークをむかえるのは春(4月~6月)。
羽アリが大量に発生して気が付くことが多いのです。

シロアリは木などを分解して土に還してくれる
地球の循環にとって無くてはならない生物ですが
家の土台などに住みつくと
木材から断熱材まで食べてしまう怖い存在です。
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そこで今回のシリーズでは
「シロアリに好かれる家・嫌われる家」
をお伝えします。

この記事を読むと
シロアリの好みに詳しくなれます。

その結果
シロアリ被害に合わない家を
作ることができるようになれます。

VOL1ではシロアリに好かれる家を紹介しました。
V0l2の今回はシロアリに嫌われる家の特徴をご紹介します。

シロアリに嫌われる家

シロアリの嫌いなものは何でしょう?

乾燥
太陽の光
硬くて香りのある木

などがあると言われています。

一つひとつ見ていきましょう。

乾燥

実はシロアリはとってもデリケート。色白で皮膚が非常に薄いのです。
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ご覧のようにだいぶ色白ですよね。
このため体がとても乾燥しやすく
乾燥した場所にいるのも大嫌いなのです。

おなじ理由から寒さはもちろん
極端な暑さも嫌いです。

ただ、乾燥や暑さ寒さが嫌いだからといっても
そこにいられないかというとそうでもなくて

その環境にいて死ぬ個体も多いのですが
ヤマトシロアリの場合は一つの巣の中に数万~十数万頭
イエシロアリの場合は数十万~百万頭以上の
シロアリがいるので

多少のシロアリが死んでも
目の前にそれしかなければ
それに向かっていくのが
シロアリのサガなのです。

太陽の光
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そもそもシロアリはなぜあんなに色白なのかというと
それはメラニン(黒い色素)を持っていないからなのです。

メラニンを持っていないということ
紫外線にとても弱く
太陽の光に当たると死んでしまう
とも言われるほどです。

そのためシロアリは餌である木材を探し求める際に
『蟻道』と呼ばれるトンネルを作り
太陽の光を浴びることなく移動をします。

蟻道は木くずや土を
排泄物などとまぜて作っています。

ただ
シロアリを太陽に当てると
本当に死ぬかというと
そんなに簡単に死ぬわけでもないのが
現実です。


硬くて香りのある木

VOL1でも紹介したように
シロアリの大好物は柔らかいもの。

同じ木材でも
硬いものと柔らかいものがあったら
硬いものは好みではありません。

そしてもう一つ
嫌いな香りというのがあります。

シロアリが嫌う香りの正体は
「テルペン類」と呼ばれる
揮発性の精油成分の1種です。

テルペン類のような精油成分は
「フィトンチッド」とも呼ばれ
1つの樹種に大抵数十種類は含まれています。

この組み合わさり方で「樹の香り」は決まります。

ヒノキやヒバといった「良い香り」で有名な樹種には
多くのテルペン類が含まれています。

「森林浴」は、これらの木が出す揮発した
テルペン類を浴びているのです。

ただ
嫌いな香りの硬い木しか
シロアリの行く手になかったとしたら

嫌いだけど
ソッコー食べるのが
シロアリのサガなのです。

シロアリの嫌いな家

シロアリの嫌いな乾燥が
床下や壁の内部などにもいきわたり

暗い場所がなく隅々まで
太陽の光に照らされ

テルペン類たっぷりの硬い木で作った家

これがシロアリの嫌いな家ということになります。

でもシロアリは
嫌いな物はあるにはあるけど

それしかなければ
嫌いな物でも食べるし

嫌いな環境でも
多くは生き残れるという

強い強い生物

なので

こんな家でも絶対に大丈夫
とは言い切れないのが
悲しいところです。

ではそれを踏まえたうえで
どんな対策をすればいいのでしょう?

次回はシロアリに嫌われる対策をご紹介します。
お楽しみに!

シロアリに好かれる家・嫌われる家vol1

春分の日が過ぎ、日増しにあたたかくなってきましたね。

春になると怖いのがシロアリです。

シロアリが活動のピークをむかえるのは春(4月~6月)。
羽アリが大量に発生して気が付くことが多いのです。

シロアリは木などを分解して土に還してくれる
地球の循環にとって無くてはならない生物ですが
家の土台などに住みつくと
木材から断熱材まで食べてしまう怖い存在です。
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そこで今回のシリーズでは
「シロアリに好かれる家・嫌われる家」
をお伝えします。

この記事を読むと
シロアリの好みに詳しくなれます。

その結果
シロアリ被害に合わない家を
作ることができるようになれます。

シロアリに好かれる家

床下空間が狭い

床下には通気口があるのですが
床下の空間が狭いとどうしても風が通りにくくなります。

シロアリは空気の動きが嫌いです。
だから風の通りが悪いところは大好きなのです。

換気が悪く壁や柱の水分量が多くなっている

シロアリはしっとりした木材が大好物です。

この
「しっとりとした」
という所がみそで、雨漏り等で濡れてしまって
乾かない状態が続くと喜んで近づいて気ます。
木が好物なわけではありません。

シロアリが好む素材は"やわらかいもの"なのです。

はっきり言って、やわらかいものであればなんでも食べます!
時には発泡スチロールや段ボールにも

その中でも
木の中に含まれるセルロースという成分が
シロアリ達の栄養源なので

しっとりした(乾いてない)木材が最も好きな物ということになるのです。

家の周りに木材を置いている
しっとりした木材が好き
ということは
雨をたっぷり吸った木材なんか最高にしっとりしていて
大大大大好物なわけです。

家の中の木材は雨漏りでもしない限り
びしょびしょになることはありませんが
家の外ならどうでしょう?

一回の雨でびしょびしょですよね。

もし家の周りに木材を置いていると
大好物の元へ
シロアリは集まってきます。

たくさん集まって
しっとり柔らかい木材を食べ終わったら
近くでまた食べ物を探します。

そう。
だから家の周りの木材は危険なのです。

オシャレな枕木・ウッドデッキ・板塀...

防腐処理をしてあっても
ちょっとした隙間にやってきます。
だって大好物ですもの。

庭に植木や鉢植えが多い
シロアリは生きている木は嫌いです。
だから庭木は心配ないと思うでしょ?

でも実は庭木に病気など問題が発生している時は
シロアリの好物になってしまいます。

例えば木が部分的に枯れてしまっている
立ち枯れという症状があると

その枯れた部分はシロアリの大好物です。

立ち枯れでなくても
庭木や鉢植えの多い家では
枯れた草花や枝などが
置いたままになっていることもあります。

それもシロアリの大好物ですよ~。

シロアリの好みを知っていただけたでしょうか。
次回はシロアリに嫌われる家の特徴を
ご紹介していきますのでお楽しみに!

ペニンシュラキッチンのよさ

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。
今回は現在タッチハウスで行っているリフォームの現場からお届けします。

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こちらは元々喫茶店をやっていたお宅でした。

何年か前にすでにお店はたたみご夫婦二人で住まわれていたのですが、娘さんご夫婦&お子さんと同居することになり、リフォームをすることに。

今キッチンを作っているこの場所が、元々は喫茶店だった場所です。奥に見える壁はなく大きなテーブルを置いたホールになっていました。そのホールを壁で仕切って奥を寝室、手前をキッチンに改装しました。

カウンターと流しの間には壁があり、ホールと手前のリビングとを仕切っていました。

キッチンとリビングを広々とした一つの空間に見せるために、その仕切り壁をとって中に入っていた筋交いをデザインとして見せています。

このキッチンはペニンシュラキッチンと呼ばれ、キッチン本体の左右どちらかが、壁に接している対面式キッチンです。

ペニンシュラとは「半島」という意味を持つ言葉です。カウンターが半島のように突き出たレイアウトが特徴的です。
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一般的に、従来の「壁付けタイプのI型キッチン」よりもカウンターの奥行きが広くなります。

ペニンシュラキッチンには、以下の4つのメリットがあります。

家族とコミュニケーションが取れる
独立タイプより開放感がある
スペースを取らずに済む
スペース確保や手元を隠しやすい

一つずつ見ていきましょう。
家族とコミュニケーションが取れる

同居する娘さんご夫婦には1歳にならない赤ちゃんがいます。娘さんからすると、年を重ねる親御さん、小さなお子さんと一緒に暮らすには家事の間、目が届きにくい時間があるのが心配でした。

現在は育休中ですが、仕事に復帰するとなると、お子さんをご両親に見ていただく時間も増えます。そんな場合でもペニンシュラキッチンなら、料理をしながらリビングのご家族とコミュニケーションが取れるというのがメリットですね。

独立タイプより解放感がある

独立タイプとは、周囲を壁で囲まれている、個室型のキッチンです。独立タイプの場合は、周りの目を気にせずに調理ができたり、臭いや煙の心配をせずに済んだりします。

ただリビングやダイニングから少し離れた場所にあったり、個室ならではの孤独感があります。

その点ペニンシュラはリビングに直結していて、孤独にならずリビングの誰かと話しながら料理できるのが魅力です。

アイランド型より省スペース

ペニンシュラ型と似たキッチンのスタイルにアイランド型キッチンというのがあります。文字通り島のように独立した作業場があるのが特徴です。

でもこのアイランド型はキッチンの両サイドに通路をつくる必要があるので意外とスペースが必要なんです。そこへいくとペニンシュラ型は、片側を壁に付けて設置すればよいため、省スペースで導入しやすいといえます。

動線は違うのですが、開放的な雰囲気や、家族とコミュニケーションをとれるといった部分ではあまり違いを感じることはないでしょう。

配膳スペースの確保や、手元隠しの工夫をしやすい

対面型キッチンには作業台に目隠しがないフルフラットタイプと、調理台のダイニング側に腰壁(立ち上がり)を付けたタイプがあります。
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フルフラットタイプは解放感がより高くオシャレな雰囲気ですが、実際に使っていると

「調理台の上が物で溢れかえってしまい、来客の時に困ってしまう」

「調理中にテーブル側への水や油はねが気になる」

といった不満点を挙げる人も多いものです。

そんな時には調理台のダイニング側に腰壁(立ち上がり)を付けて、手元を隠す目隠しが有効です。この目隠しはペニンシュラ型のキッチンでは割と一般的で、色んなメーカーで出しているので選びやすいと思います。

また、キッチンの正面やサイドにカウンターなどを設けることで、配膳スペースが増えます。背面にもカウンターをつければ、どちらでも配膳や調理ができるようになります。

振り向いてすぐに作業スペースがあるというのは、思う以上に仕事がしやすいものです。忙しくて時短料理をしたい人や、家族で料理する人にピッタリです。

もちろんデメリットもあります。

リビングとの仕切り部分に吊戸棚を設けられない分、収納が少なめになるのは否めません。リビングからよく見えるので、きちんと整理や掃除ができる人向けかもしれません。

また個室に比べ臭いや油煙が流れやすいです。能力の高い換気扇を設置したり、消臭効果の高いタイルや、漆喰、珪藻土などの自然素材を施工することで、軽減することができます。

今回はリフォームの現場からペニンシュラキッチンを紹介しました。

ペニンシュラキッチンは、

家族とコミュニケーションが取れる
独立タイプより開放感がある
スペースを取らずに済む
スペース確保や手元を隠しやすい

というメリットがある反面

収納が少ない
臭いや油煙がリビングに流れやすい

などのデメリットもあります。

ぜひメリットデメリットを考慮してご検討ください。

自分の家のキッチンもペニンシュラキッチンにリフォームできるか、いくらくらいで施工できるのかなどなど、ご質問があれば何でもコメントやメールでどうぞ。

タッチハウスホームページのリニューアル

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

こちらのブログを見て下さっている方はもうご存じだと思いますが、タッチハウスはホームページをリニューアルしました!

スクリーンショット 2022-01-19 081916.png

イベント情報やお問い合わせ、コンセプトや代表の思いなどへアクセスしやすくなりました。

今回のリニューアルでは、代表山田光雄の熱い思いを知っていただくために、山田を色んな所へ出没させております。

この中でも特にお伝えしたいことは、タッチハウスでは住む方の健康を大切にするために、自然素材を使って水や空気のキレイな環境の家を建てたい...ということ。

「山田光雄について」や、「コンセプト」をクリックしていただくと山田がこの考えに至った経緯や、タッチハウスの家づくりの根底にあるものを知っていただけます。

そして、今までタッチハウスのホームページを見ている方からいただいたご質問の中で、最も多かった建物本体の価格なども明確に表示してあります。

その金額は

38坪の真四角総二階の標準設備つきの価格は1450万円(税別)。坪単価にすると約38万円です。

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標準装備とは、設定した価格の中に既に含まれている設備のことで、住むために必要な設備は全て入っています。

標準設備はメーカーによって大きく違いがあり、大手メーカーだと、全室床暖房や太陽光パネル、制振フレーム(地震に強い)などを標準設備にしているところもあります。

確かに標準装備内で設備を選べば追加料金がかからないので、安心して家づくりを進めることができますが、標準設備なのでいらなくても外せなかったり、外しても金額が全然変わらないことがほとんどで、結局使わない設備をつけてしまったという方も多くいらっしゃいます。
そこでタッチハウスでは、施主さんが必要な設備にグレードアップしたり付け足して行けるよう、標準設備は必要最低限にして価格を下げてあります。

追加料金についてもその都度金額をしっかり提示させていただくので、あとでびっくりということもありません。

ハウスメーカーは標準装備以外のオプションがかなり割高ですが、タッチハウスの場合は下請け業者や仲介業者を通すことなく、直接施工、直接取引しますので割安感を感じていただけると思います。

標準装備のクロスを塗り壁に変えたり、合板の床材を無垢の木に変えたり、キッチンをグレードアップしたりと、ご自身のこだわりを低価格で実現させることができるしくみになっています。

また感染対策としてzoomを使った打ち合わせも可能になりました。短い隙間時間でも、遠方からでも、時間や場所に縛られずにご対応ができるようになりました。

もちろんZOOM利用が初めての方でも接続方法からフォローさせて頂きます。


新築、リフォーム、土地探し、資金計画など、タッチハウスに何でもご相談ください。

タッチハウスおすすめの床暖房

こんにちは。
タッチハウス広報の平戸です。

今タッチハウスでは御殿場市でリフォーム工事をさせていただいています。

御殿場市は富士山のふもと。冬は雪も多く積もり寒さが厳しい場所です。こちらのお宅は全面改装中なのですが、一階リビングには床暖房をご希望でした。

そこで今回は床暖房について詳しく見ていこうと思います。
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床暖房の種類

床暖房にはざっくり分けて3つの種類があります。

・温水式床暖房
・床板の中に入った電熱線で温めるタイプ
・シート式の床暖房

ひとつづつ見ていきましょう。

1温水式床暖房

温水式床暖房は、フローリング下に温水パネルを設置する方法です。ガスや電気によって、水を温水に変え、床下を循環させることにより部屋を暖めていきます。電気とガス、どちらを使用するかは、住宅に備わっている給湯器によっても異なります。

温水式では、温水が床下を循環しているため、長時間同じ箇所に触れていても触れている箇所だけが高温になることはありません。また、部分的に冷たくなる箇所もなく、床全体を均一に暖めてくれます。

デメリットは初期費用とランニングコストが高くなることです。

2床板の中に入った電熱線で温めるタイプ

複合フローリングの中に電熱線が入り、床材と煖房が一体化したもの。
電気式は、電気線の結合部分にあたる床面が暖まらないため、部分的に冷たい箇所が発生する場合があります。

3シート式の床暖房

電熱線が張られたフイルム状のヒーターを敷くだけと、簡単な構造になっています。施工も楽にできるので、他の方法よりも初期費用が抑えられます。

ではこの3つの床暖房ですが、タッチハウスではシート式の床暖房を採用することが多いです。今回の現場もこのシート式の床暖房です。
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この商品はアルシステムという会社のプリマヴェーラネオという床暖房用フィルムで、2と比べると約1/3程に予算を抑えられます。1の温水式は2よりもさらにお値段は高めです。

タッチハウスでは、床暖房の専用メーカーの商品を採用する事でコストを抑えています。

同じ予算で、リビングダイニングだけでなく廊下や水回りまで全面に張ることも可能です。

安いだけではなく、薄さ僅か0.5mmという超薄型タイプなのでリフォームの際も段差が生じることなくすっきりと仕上がります。しかも30年もの保証がついているので安心です。メンテナンスも必要ないのも魅力。

そんなわけでこのプリマヴェーラを一押しさせていただくことが多いのです。

床暖房を入れるとなると、床材はどうしようか悩みますよね。床暖房にはどんな床材をつかえるのでしょうか。

というわけで、次回は床暖房に使える床材についてお伝えしていきますのでお楽しみに!

木の掃き出し窓からアルミサッシへのリフォーム

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

寒い日が続きますね。冬は寒さ対策のリフォームがやはり多いです。寒い家って辛いですもんね。

今回の現場もそんなリフォームで、サッシの交換です。

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築50年の住宅で窓ガラスが木の建具になっていて建て付けが悪く、隙間が1.5㎝ほど空いて寒さに耐えられないとのご依頼でした。

隙間1.5cmは相当風が入りますよね。寒そうです。

全部の部屋が木の建具なのですが、予算の関係で寝てる部屋だけでもということで、寝室の建具をサッシに変えさせていただきました。

予算を抑えるため、雨戸は既存の物を利用しました。サッシには外付けサッシ、半外付けサッシ、内付けサッシという3種類があるのですが、内付けサッシにするとサッシが外に出っぱらないため既存の雨戸を再利用できるのです。

逆に和室で障子を入れたい場合は外付けサッシにすると中に出っ張らないので障子をつけることができます。

半外付けサッシは洋間に使います。雨が入りにくく枠のサイズも小さくできるので最もポピュラーです。

サッシというと掃き出し窓なのに履き出せないサッシを見かけたことがありませんか?一階はフラットなのになぜか2階は床から10cmくらい立ち上がりがあって、それをまたいで外に出るようになっています。どうしてそうなるのかご存じでしょうか?

2階は住宅瑕疵担保履行法に、バルコニーのある面ではサッシ下から120ミリ以上の立ち上がりが防水の観点から必要とする記載があることにより、掃出し窓を設置することはできません。

そういった理由で基本的に2階のサッシ下には立ち上がりがあるのです。

この段差って地味に辛くありませんか?

2階のベランダは洗濯物を干すご家庭が多いと思うのですが、洗濯機にかけた後の重くなった洗濯物や羽毛布団などの大物を持って、この段差をまたぐのがけっこう大変です。足元が見えず危ないし。

古い家だと30㎝くらい段差があることもありますよね。

床面から15㎝も立ち上がってしまうと掃き出し窓といいながらも室内のほこりを履きだすことはできませんよね。

でも設計の段階で工夫をすれば段差をなくしフルフラットにすることは十分に可能なんです。

タッチハウスでは、このように細かな部分での使い勝手を考慮した設計を、創業40年の経験の蓄積からご提案させていただいています。

これは出来そうもないかな...とあきらめずにぜひ色々とご相談ください。全力でお答えします(^^♪

今回の記事があなたの家づくりの参考になれば幸いです。最後まで読んでいただいてありがとうございました。


家づくりの失敗事例 Vol4

家づくりに失敗したくない!・・・でも具体的にどんなことを気を付ければいいの?

そんな時は家づくりの失敗ランキングに注目です。

家を建てた方へのアンケートから集計した「失敗したと思うことワースト10」というランキングがあります。

それを元に家づくりでどんなことに気を付ければ、失敗しないお家が建てられるのかを解説していきます。

前回までに家づくり失敗事例ワースト10までを見てきましたが、今回はワースト10には入らなかったけれど、参考になりそうなリアルな声を紹介します

前回までの失敗事例はこちらからご覧ください↓

家造りの失敗事例Vol1 失敗事例ワースト1~3
家造りの失敗事例Vol2 失敗事例ワースト4~6
家造りの失敗事例Vol3 失敗事例ワースト7~10
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【間取り】

和室の使い方で夫婦の考え方が違い、最後まで和室の位置が決まらなかった。結局、曖昧な使いづらい和室になってしまった。

和室は、必要な部屋をつくったうえでプラスアルファとして考えられることが多い場所です。つくる際の費用や後のお手入れを考えると、使う将来が見えなければ無理につくる必要はないのかもしれません。
作ってから後悔しないよう、メリット、デメリットをしっかり確認しておきましょう。


玄関から見えるところにトイレのドアがある。もっと考えて間取り決めるべきだった。

思っていたよりリビングが狭かった。図面上では広さの感じがつかめなかった。

このような失敗例は、打ち合わせの際にしっかり確認すれば防げるもの。自分たち家族の生活の仕方、考え方などを打ち合わせのたびに十分に設計士へ伝えることで防げます。

 図面では違和感を感じなかったが、いざ出来上がった階段が思ったより急勾配で狭かった。しょっちゅう物がぶつかり、傷がつきやすい
 

 建築基準法では階段の勾配に基準を設けています。
キャプチャ.PNG 
国土交通省より
 
 最近の住宅では45度以下が一般的らしく、勾配のきつい階段は小さなお子さんや高齢者に優しくないといえます。事前に調べることが可能ですので、図面ができたら確認してみましょう。

【隣地】
 
寝室の窓が隣のキッチンの排気口と同じ位置で、臭いが入ってくるため、寝室の窓を開けることができない。事前に確認すべきだった。
 
隣家の台所と自分の家の台所の出窓がほぼ同じ位置にあることが、建ててから分かった。使えないので結局後から窓をつぶす羽目になった。

窓の位置と庭の植栽がバラバラ。室内からの見え方を考慮すべきだった。

狭小の敷地をできるだけ広く使うプランを提案されたが、隣家の距離を考えていなかったため、ちょっとした声も響いてしまう。駐車場も想像以上に狭く、何度も切りまわさなければ入らない家になってしまった。

家を建てる時は家の中のことで頭がいっぱいで、なかなか隣地にまで考えが及ばないものですが、隣家の窓と自分の家の窓の位置関係は、意外にストレスやトラブルの元になることが多いもの。

隣家の窓や換気扇、駐車場がどこにあるのかを事前に確認しましょう。隣家の調理のニオイや車の音が気になるところの近くには、自分の家の窓は配置しないように気を付けましょう。

窓の位置を高くして隣家の視線を遮ることもできます。


【家具】

子供室の家具の配置はどうにでもなると思い、広さだけを確保した。いざベッドと机、本棚を置いてみると入口扉、窓、コンセントなどうまく配置できず、落ち着かない子供部屋になってしまった。間取りがきまった段階で家具を図面に入れて検討すればよかった。

採光を多く取り入れたいと思って窓を多くしたが、入居して家具を置こうとしてから、スペースがまったく足りず、そのうえカーテン代が想定以上に高くついた。

家ができて実際に家具を置いてみたら、思ったよりも家具が大きくて圧迫感があり、部屋が狭く見えるなんてこともよくあります。

このような家具の失敗例の原因としては、間取りの段階で実際に入れるサイズの家具を図面に書き込んでいないのが大きな要因です。家具を図面に書き込むことでサイズ感がでてきます。

そうすれば間取りの狭さが原因であれば間取りを広げたり、もう少しコンパクトな家具に変更するという選択肢も取る事ができるようになります。

【冷暖房】

リビングに大きな吹き抜けをつくることが憧れだった。しかし実際に住んでみると寒いし音も響くし、落ち着かなかった。冷暖房の効率をもっと真剣に考えるべきだった。

LDKに階段を置くプランを提案され、オシャレだと思って喜んで採用した。しかし、住んでみるとその階段のためにエアコンの効きが悪く、夏は暑く冬は寒いLDKになってしまった。設備計画をきちんと考えたプランにすべきだった。

解放感が人気の吹き抜けやリビング階段ですが、冷暖房効率が悪くなるのがデメリットです。ただ対策次第で快適に過ごすこともできます。

リビング階段の効果的な寒さ対策には以下のようなものがあります。

カーテンやロールスクリーンを取り付ける ...
サーキュレーターやシーリングファンを使う ...
階段に向けてストーブを使う ...
全館空調システムを使う ...
リビングの階段に引き戸を設ける...

色んな方法を知った上で優先順位を決めるといいですね。

このシリーズでは4回にわたって家づくりの失敗事例から、それを元に家づくりでどんなことに気を付ければ、失敗しないお家が建てられるのかをお伝えしました。

家を新築するというと、誰しも理想の生活を思い描いてしまうもの。でも重要なのが「理想の生活に間取りを合わせようとしない」ということです。

掃除や片付けが苦手な方は、オープンキッチンや見せる収納は避けたほうがよいでしょう。どんなに立派な家事室をつくっても、テレビを見ながら洗濯物を畳んだりアイロンをかけたりする習慣のある方は、やがて家事室を使わなくなるかもしれません。

憧れの間取りに生活を合わせようとするのではなく、今の生活習慣に理想や憧れを取り入れながらプランニングする。それが、失敗のない家づくりの第一歩です。

4回に分けてお届けした失敗事例が、あなたの家づくりのお役に立てたら大変うれしく思います。

今回の記事にご質問などございましたら、お気軽にコメント下さい。メールやお電話でのお問い合わせもお待ちしています。


家づくりの失敗事例 Vol3

家づくり失敗したくない!と思っても、具体的にどんなことを気を付ければいいの?と思いますよね。そんな時は家づくりの失敗ランキングに注目です。

家を建てた方へのアンケートから集計した「失敗したと思うことワースト10」というランキングがあります。

それを元に家づくりでどんなことに気を付ければ、失敗しないお家が建てられるのかを解説していきます。

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前々回の「家づくり失敗事例 Vol1」でお伝えしたのは

ワースト1位 収納スペース
ワースト2位 間取り
ワースト3位 遮音性

前回の「家づくり失敗事例 Vol2」では

ワースト4位 家事動線
ワースト5位 サニタリーの位置
ワースト6位 窓の位置

です。今回は続くワースト7~10を見ていきましょう。

ワースト7.音

トイレの音が居室に聞こえてしまう。

家の音というと、階下への騒音や寝室の遮音性などに気を取られがちですが、実際に生活をしていて意外と気になるのが「トイレの音漏れ」

トイレがリビングのように人の集まる場所の隣にあった場合には、使用するたびに気まずい思いをしてしまうことも......。

家族であっても人のトイレの音というのは決して心地よいものではないですよね。住んでみて後悔するという方が意外に多いようです。

一般的にトイレの音に配慮して設計すると、居室か、階段室や廊下などの空間を介して配置するのが王道パターン。

これなら生活空間とトイレの間にドアや空間が一つ入るので音をかなり感じにくくなります。

でも実現するとなると、一坪大きくなると数十万円単位でお金がかかるのが注文住宅。

無駄なスペースをできるだけ減らした「ミニマム最適な間取り」と「空間のワンクッション」は共存するのが難しいことも。

そんな時は防音ドアなど、設備で音を軽減することができます。ぜひ建築会社に相談してみてください。

吹き抜けや上下の部屋の位置が音にどう影響するか分からなかった。

解放感があってすてきな、憧れの吹き抜けですが、上下の音が筒抜けになってしまうのがデメリットの一つ。また、二階の音が意外に一階に響くというのもよく聞く話です。

昔ながらの日本家屋は、気密性が低いため室内の音が逃げやすく、また内装は漆喰などの塗り壁や畳、襖など、いずれも吸音効果の高い内装材や建具で構成されていました。

これに対し、現代の住宅は気密性が高いことから室内で発生した音の逃げ道がなく、音が大きく反響しやすくなっているため、音が問題になることが増えています。加えて、内装に使われることが多いビニールクロスやフローリング材も音が反響しやすく吸音効果の低い建材です。

吸音効果の高い自然素材を使うことで、音が軽減されることもありますし、自然素材ではなくても吸音する壁材、天井材もあります。

上下階の場合は配置を考えることで音が気にならなくなることもあるので、設計の段階で生活を想像することが重要です。

ワースト8.加齢への配慮

当然のように階段に手摺をつけたが、有効巾が狭く使いにくい。

年齢と共に衰えが来るのはわかっていることなのに、意外にその立場になって考えられていないのが手すりの位置。ついていることはついていても、実際に年をとってみると使いにくかったということは実はよくあります。

建材メーカーでもおすすめの適正位置などが図解化されている資料がありますので

30年先のライフスタイルまで視野に入れてくれている、バリアフリーに詳しい建築会社を選択するのがいいでしょう。

ユニットバスに跨いで入らなければならない。

最近のユニットバスの浴槽は入り口が低くなっているものが多いとはいえ、まだまだ入り口の高い浴槽もあります。

高齢になってからのお風呂での事故は、家庭内の事故の4割を占めていて不動の一位。床を滑りにくい素材にしたり、手すりをつけたりするのに加え、またぐ高さが40㎝以下の埋め込み式の浴槽が安全です。

フチは握りやすい幅にして腰掛けるスペースがあればより安心です。


ワースト9.ドアの位置

開きドアばかりでドア同士がぶつかったり、家具と当たってしまう&ドアの開き勝手の逆にスイッチやコンセントがあり、使いにくい

これはどれも設計の段階から注意しないとありがちです。

開きドアばかりでなく、引戸も採用するといいでしょう。家具等もあらかじめ図面に記入し、使い勝手をイメージしながら扉の仕様やスイッチの位置を決めることが大切です。

ワースト10.コンセントの位置と数

家具の後ろに隠れてしまい、エアコンやパソコンの分を確保できない

コンセントが使いたいところにない!これもあるあるですね。

まずエアコンですが、将来設置する予定であれば、コンセントと室外機の位置をチェックしておくことです。専用のコンセントが必要になるからです。

パソコンはデスクトップはもちろんのこと、ノートパソコンも使いたい場所を想定しておくことが重要です。また充電する機器も増えているので、充電ポートのような場所もあると便利です。


電化製品を多く使う生活スタイルなので、ぜんぜん足りなかった。

現代は便利な電化製品が次から次へと出てくる時代ですからコンセントがいくつあっても足りないような状況です。

まずは現在の自宅で延長コードやテーブルタップなどを使って、たこ足配線になってしまっているところがないか、確認しましょう。

現在の家でどの場所がたこ足配線になっているかチェックすると、必要な数が明確になります。

また、キッチンや玄関など、意外な場所に必要だった...と思うことが多いもの。特にキッチン家電はどんどん進化しているので、今は足りていても今後足りなくなるかもしれない場所ベスト1かもしれません。

玄関にも、例えば水槽やクリスマスの飾りをおきたくなったりとコンセントがあると便利なシーンが意外にあるものです。

案外忘れがちなのが、庭やベランダ、カーポートなどで使えるコンセントもあると便利だということ。

車の車内清掃や高圧洗浄機を使う時、電動自転車やバイクの充電など、何かと重宝します。


今回は家づくりの失敗事例ワースト7から10までを紹介しました。

次回は間取りや周囲の状況などの失敗事例をお伝えしますのでどうぞお楽しみに。

今回の記事にご質問などございましたら、お気軽にコメント下さい。メールやお電話でのお問い合わせもお待ちしています。

家づくりの失敗事例 Vol2

家づくり失敗したくない!と思っても、具体的にどんなことを気を付ければいいの?と思いますよね。そんな時は家づくりの失敗ランキングに注目です。

家を建てた方へのアンケートから集計した「失敗したと思うことワースト10」というランキングがあります。

それを元に家づくりでどんなことに気を付ければ、失敗しないお家が建てられるのかを解説していきます。

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前回の「家づくり失敗事例 Vol1」でお伝えしたのは

ワースト1位 収納スペース
ワースト2位 間取り
ワースト3位 遮音性

です。今回は続くワースト4から見ていきましょう。


ワースト4.家事動線
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見栄えを重視したプランの基本動線が?すぎたことに気づかなかった。

基本動線には、大きく分けて家事動線と生活動線があります。見栄えを重視した結果、玄関からキッチンへの動線が長く、遠回りになる場合があります。

重い荷物を持って買い物から帰ってきたり、ゴミ出しをする時など、玄関からキッチンが遠いと、些細な事ですが毎日だと少しづつストレスに。

洗濯物の動線を考えて安心していたが、ゴミ出しの不便さに気づかなかった。

「洗う→干す」だけではなく、「たたむ→収納」と毎日重労働でプロセスの多い洗濯は、一つの場所に集約し効率的に行える間取りにすることが家事効率アップにつながると、洗濯室などを設けるプランが増えています。

ただ、それにはもちろんスペースが必要になり、それによって他の動線にしわ寄せが来ることも考えられます。

洗濯動線、料理動線、買い物・ゴミ出し動線など家庭によって違うし、同じ家庭でも平日、休日、朝、晩、晴れの日、雨の日、春夏秋冬、来客時など、様々なシチュエーションでまた違います。

いろんなパターンの生活・家事動線をイメージしておくことが、間取りに失敗しない秘訣といえます。

ワースト5.サニタリーの位置


玄関、キッチンからトイレが見えるなど視線の配慮がなかった。

リビングやキッチンから離れた場所にトイレを配置したのはいいけど、玄関入ってすぐの所になってしまい、来客時に音が恥ずかしかったり、あけっぱなしの所に来客があったり。

逆に玄関から離して配置したのはいいけれど、リビングやキッチンからトイレが丸見えだったり、排泄音や流水音が丸聞こえだったりと、トイレの配置は意外と難しいのです。


リビングからお風呂への動線にプライバシーが無さすぎた。

近年は廊下を減らし、キッチン&リビングを全体の中心に考え、そこから洗面室、個室へ入っていく間取りが増えています。確かに動線はいいのですが、 扉を開けるとリビングから洗面、脱衣所の中が丸見えとか・・・お客様がいると洗面に入れないとか ...そんなこともあります。

このように、トイレや洗面所、お風呂で気を付けたいのは、これらはとてもプライベートなゾーンだということ。大事なのは、その後の暮らしを想像し、家族みんながストレスなく暮らせるように考えることです。


ワースト6.窓の位置
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窓が少なすぎて採光が悪いか、多すぎて家具も置けず、寒くて落ち着かない。

窓の位置や大きさも、住みごごちに大きく関わってきます。

小さすぎると中まで光が届かず、生活スペースにいつも電灯をつけなければならない...、風通しが悪くて年中エアコンをかけていなければならない...なんてことが起こりがちです。

逆に大きい窓も、お気に入りの家具を買ったけど、窓にかかってしまい採光をさえぎってしまったり、冬は熱が逃げて寒かったり。

隣家からの視線をまったく考えていなかった。

周辺の状況もよく観察しないと、大きな窓を設置しても隣の家の人の視線が気になってカーテンが開けられないなんてことになりかねません。なんのために作ったのかと悲しくなりますよね。

「大きいければ大きいほど開放的でオシャレ」「たくさんあればあるほど明るい」と大きな窓は素敵に見えます。確かに光が差し込む明るい家はよい印象ですが、住宅密集地などでは窓の配置は意外と難しいものです。

実は最近の新築住宅は窓が小さい傾向があります。その理由は主に

①プライバシー=外から見られたくない
②断熱性能=窓はどうしても弱点となる
③コスト=窓は壁よりもコストが高い
④防犯=小さければ入れない
などですね。

大きい窓、小さい窓どちらもメリット、デメリットがあります。最近の傾向も気になるところではありますが、住宅密集地に住んでいるのか、近隣との距離があるのか、家にいる時間はどのくらいなのか、エアコンに頼らず自然の風を入れたいのか、空調に頼りたいのか、などご自身のライフスタイルをしっかり踏まえてから、住宅会社と相談することが重要です。


今回は家づくりでどんなことに気を付ければ、失敗しないお家が建てられるのかを、「失敗したと思うことワースト10」を元に具体的にお伝えしました。

次回はワースト7からお伝えしていきますので、お楽しみに!

家づくりの失敗事例 Vol1

家づくり失敗したくない!と思っても、具体的にどんなことを気を付ければいいの?と思いますよね。そんなあなたに注目してもらいたいのが家づくりの失敗ランキングです。

家を建てた先輩たちの失敗を聞くことで自分に必要な物、必要ではないものが見えてくるということがあります。

そこで今回からは何回かに分けて、失敗ランキングを元に、家づくりでどんなことに気を付ければ満足できる家が建てられるのかを解説します。

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家造りの失敗ランキング

ミサワホーム総合研究所の調べでは、現在の住まいの不満点ワースト1が収納スペース、ワースト2が間取り、ワースト3が遮音性でした。

ワースト1位 収納スペース
ワースト2位 間取り
ワースト3位 遮音性

※「現在の住まいの不満点」ミサワホーム総合研究所調べ

つまり、収納スペースと間取りのプランニングができれば、家づくりが成功すると言っても過言ではありません!

それでは具体的にどんなことに気を付ければいいのでしょう?

そこで注目したのが家を建てた方へのアンケート。そこから集計した「失敗したと思うことワースト10」を元に失敗しない家づくりの具体的な方法を紹介します。


1.収納スペースを取らなかったスペースは取ったが使い勝手が悪い

家づくりで失敗したと思うことのワースト1がこの収納問題です。

収納スペースが原因でお片付けができなくなってしまっているケースが非常に多いのです。

ではなぜ、収納スペースに不満を持つ人が多いのでしょう?それは建築業界が男性社会だからです。

日本人の家事の男性参加率はなんと世界最下位。若い世代を中心に家事分担をする男性は増えているものの、管理職世代40~60代男性の家事参加率は低いのが現状です。

家の機能や性能については男性が得意なのでそこはお任せして、収納についてはまず、自分たちがどんな生活をしていて、どう暮らしたいのか、要望をまとめて伝える必要があります。

建築業者はプロだからいい家を作ってくれるに違いないと思ってしまいがちですが、どんなに素晴らしい家ができても、あなたの暮らしに合っているわけではないということを知っておきましょう。

住むのもお金を出すのもあなたです。

建築業者に一任するのではなく、あなたがどんな生活をしていて、どんな暮らしをしたいのか、遠慮せずに伝えましょう。

2.ゾーニング

家づくりで失敗したと思うことのワースト2が間取りです。間取りにも様々な視点がありますが、建築を考えている時点で抜け落ちがちなのがこのゾーニングです。

・5年後、10年後の動線の変化がまったく考慮されてなかった。

家を建てる時に幼稚園だった子供も5年、10年たてば小学生、中学生、高校生になります。その時の行動パターンまで考えておかないと、残念な時を過ごすことになりかねません。

・広さばかりを考えて、視線など必要なゾーニングの配慮が抜け落ちていた。

例えば来客時、キッチンを通らないとリビングに行けない間取りでは、キッチンを常にキレイにしておく必要があります。

それができている生活スタイルなら問題はないのですが、きれいにしておくのが習慣になっていなければ、引っ越してキッチンをキレイにできる可能性はとても低いでしょう。そうなると人を呼ぶのが億劫になってしまうかもしれません。

動線は同じ家族でも違いますし、時間帯や曜日によっても違います。まして5年後10年後は大きく変化します。

さまざまなパターンを想定して、無理や無駄のない動線になるようゾーニングしましょう。


3.無駄な空間

間取りのプランをたてる時、注意したいのがこの視点です。

・あこがれで造ったスペースが結局使いこなせていない。
・ユーティリティカウンターなど、豊かな空間と思ったものが無駄な空間だった。

テレビや雑誌で広いリビングや吹き抜けを見て、憧れを持つ方は多いでしょう。

もちろん憧れを実現するのが家づくりなのですが、大きい空間や便利な設備には経費がかかることも知っておきましょう。

例えばリビングが広すぎると、空調の効率が悪くなり費用がその分かかってしまうとか、リビング階段や吹き抜けもそれを助長する存在だとか。

使い勝手のよさそうなユーティリティカウンターも、使う習慣がないと荷物置き場になってしまうとか。

オシャレなウッドデッキも10年~15年でリフォームが必要になり、それなりの費用がかかってくるとか。

こんな風に、快適に過ごすために工夫したものが逆にデメリットになることもあります。これを回避するためには、憧れの設備について、メリット・デメリットをよく調べることが大事です。

そしてできたら第三者に客観的に見てもらうこともお願いしてみましょう。自分一人だと憧れを実現したいという強い思いが強すぎて客観的に見ることができなくなっている可能性が高いからです。

今回は家づくりでどんなことに気を付ければ、失敗しないお家が建てられるのかを、「失敗したと思うことワースト10」を元に具体的にお伝えしました。

次回はワースト4からお伝えしていきますので、お楽しみに!


「本物の健康住宅」を「適正価格」で建てるためのポイント

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家づくりを考え始めた時、健康に暮らせる建物を適正価格で建てたいというのが、多くの人たちが思うことではないでしょうか。

ここ何回かにわたり、健康住宅や家の価格についてお伝えしてきましたが、健康を損なわない住環境と、経済的な健康のイメージがつかめてきたでしょうか?

今回はこのシリーズの最終回として「本物の健康住宅」を「適正価格」で建てるためのポイントを総まとめしてお伝えします

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ホンモノの健康住宅を作るためにはこんな建築会社を選ぼう!

改正建築基準法で規制されている以外の化学物質にも配慮している

新築の家に住みはじめてから、またはリフォームをしてから体調が悪くなってしまったという人が増えました。住宅に使用されている建材、家具、日用品などから発散される様々な化学物質が原因のシックハウス症候群です。

そんな現状を踏まえて、平成15年7月に建築基準法が改正、施行されてシックハウス対策のための規制が設けられました。

でもこの改正建築基準法では規制されない化学物質が多いのです。

ホンモノの健康住宅を建てる建築会社なら、規制されない化学物質にも配慮しているはずなので、ホンモノの健康住宅を建ててくれる会社かどうか見極めるポイントになります。


使用材料をよく知っている

住宅建築に使用する「木材」には種類があります。

例えば、「輸入材」。
これは、木材を輸入する時に腐らないようにするためや、カビが生えないようにするために「防腐剤」、「防カビ剤」が使われる可能性があります。

品種や部位によって適材適所というものがありますが、それは産地によっても大きく左右されます。木材の品種、部位の特徴や産地に詳しいかどうかで、木造住宅をまかせられる会社なのかどうかがわかります。

極力化学物質を使わず天然成分でできた材料を使う

室内を化学物質のない空気にするには、極力化学物質を使わず天然成分でできた材料を使用することです。
具体的には、「無垢の木」、「国産床板」、「天然塗り壁」など。

そして化学物質を含まない天然成分でできた糊や塗料を使うことです。

天然成分でできた材料には、「食品糊」、「食品塗料」などがあります。天然素材を使うだけでなく、こういった糊や塗料を使っている建築会社に頼めば安心です。

適正価格で家を建てるにはこれを知っておこう

住宅の販売方法

ローコストハウスメーカーなどに多い、坪単価で販売する方法

土地付きの建売住宅を販売する方法

土地条件をつけて注文住宅を販売する方法

土地条件なしで注文住宅を販売する方法

これらの販売方法を知ることで、不動産のおおまかなお金の流れが見えるようになり、あなたの貴重な資金をどこに回せばいいのかがわかってきます。

こだわりたいポイント

家づくりの費用を大きく分けるのは以下の3つです。

デザイン
性能
面積

デザイン力が肝の設計事務所の設計料や、ハイセンスな設備には高価なものが多いし、

断熱や気密、耐震など、一定以上の水準で建てる場合、構造に関する部材は占める割合が高いため、大きなコストアップになります。

また面積の大小でも建築費が大きく変わってきます。

平均にとらわれず自分たちのライフスタイルをよく見直して、どこにこだわるのかを決めていくことが大事です。

家を建てるベストタイミング

シックハウス症候群や化学物質過敏症は、ある日突然症状が現れます。予防法は、免疫力をあげることと、できるだけ吸い込まないようにすることなので、健康の観点からすると、化学物質の多い住宅からは早めの脱却をおすすめします。

また、超低金利の現代は、頭金を貯めることがリスクになってしまう時代です。現在の家賃が高く、毎年の貯蓄額が少ない人ほど、どうせ買うなら急いだほうがいいということが言えます。

今回は「本物の健康住宅」を「適正価格」で建てるためのポイントをお伝えしました

これらの知識を頭にしっかり入れて、さあ家づくりのスタートです!

何かわからないことがありましたらタッチハウスにお問い合わせください。コメントもお待ちしています!
それではまた次回お会いしましょう。

家づくり 価格の秘密1

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家づくりを考え始めた時、どのような「家」にするかを決めた後、どこで建てようか?ということも悩むポイントになります。

テレビCM、雑誌広告、折込チラシ、様々なものに目が行くようになり、気になってくる部分が価格についてです。

そこで今回からのシリーズでは住宅の価格の、業界にいれば当たり前の、でも一般のお客さんには知られていない裏話をお伝えしていこうと思います。家づくりに役立つ情報が満載です!

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現在の住宅販売方法

あなたは現在の住宅の販売方法をどのくらい御存知でしょうか?

現在の住宅販売法は大きく分けて4つに分類できます。

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ローコストハウスメーカーなどに多い、坪単価で販売する方法

土地付きの建売住宅を販売する方法

土地条件をつけて注文住宅を販売する方法

土地条件なしで注文住宅を販売する方法

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ローコストハウスメーカーなどに多い、坪単価で販売する方法

ローコスト住宅のハウスメーカーでは、様々な商品を用意し、坪単価何円!というような言い方をします。

実は、住宅の価格には「入口価格」と「出口価格」があると言われています。

入口価格というのは、契約のときに提示される金額で御見積書として渡されるものです。

出口価格は、家が建った後に支払う実際の金額のことです。

ローコスト住宅の場合、入り口価格は低価格に設定されていますが、設計の変更や追加工事、設備のグレードアップの理由で契約時の金額よりも高額になるケースが多いです。

あとあと追加される付帯工事の費用は、おおよそ230万円~350万円といわれています。
これは坪単価とは別に追加されます。

規格のままでOKという方にとってはローコストなのですが、変更や追加工事があるとローコストではなくなってしまうのがローコスト住宅です。

ですからローコスト住宅を考えている方は、標準規格をよく検討することが大事です。


土地付きの建売住宅を販売する方法

土地と建物がセットで販売されるのが「建売住宅」。「1区画・1軒」のみで販売されているケースから、「複数区画・それぞれ1軒ずつ」というケースまであります。建物は建築済みの住宅か、建築前または建築中の段階で販売されます。どちらも間取りや仕様は最初からほぼ決まっています。

コンセントの数なども必要最低限と少なめに設置されていますし、間取りや仕様を変更したいなど、追加工事などがあれば、追加料金になります。

間取りや仕様を自分で決められないなどのデメリットもありますが、それよりも煩雑なやりとりが不要で入居時期が明確、土地と建物を住宅ローンで一括払いできる点などに魅力を感じる人にはうれしい存在です。


土地条件をつけて注文住宅を販売する方法

土地条件が付いた注文住宅の場合、土地の大きさに合わせて設計されます。

家の大きさで、押入れの数が限定されてしまうこともあります。棚を増やしたいとか、場所を変えたいとか、それも追加料金になっていきます。

広告などで提示されている金額に、さらに追加されていく可能性がある上に"条件付"となると、注文住宅なのに要望をいえなくなってしまうことも考えられます。

一般的な土地よりも割安だったり、建築会社と参考プランが決まっているうえ、一定のプラン変更が可能なため、ある程度思い通りの家をスピーディーに建てられるというメリットもあるので、ある程度自分たちの好みの家を建てたいけれど、土地購入や家づくりの費用は抑えたいという人には魅力的な存在です。

土地条件なしで注文住宅を販売する方法

注文住宅は土地と住宅を自由に販売する方法です。

どこに住むかをはじめ、どんな間取りやデザインにするか、どんな建材や設備を使うのかといったことまで自分たちの希望を取り入れることができます。ドアや引き戸、押入れなどの収納もコンセントの数や設置場所も自由に設計することができます。

もちろん、建物の形状は自由で敷地にあわせて設計してもらうことができます。

ローコストなどに比べ高額になることが多いですが、こだわりのない部分は節約したりなど予算をかける部分とそうでない部分のメリハリを付けられるので、やり方によっては予算を抑えて建築することも可能です。


上記の4つの販売方法の他にも土地の条件はあるが、こちらの要望に応えてくれる注文住宅などもあります。

また、土地と建物は別のものとして販売する形もあります。


今回は現在の住宅販売法についてお伝えしました。

ローコストハウスメーカーなどに多い、坪単価で販売する方法

土地付きの建売住宅を販売する方法

土地条件をつけて注文住宅を販売する方法

土地条件なしで注文住宅を販売する方法

の4つです。

住宅の価格は広告などで目を引かれることありますが、契約後に金額が大幅にアップすることになっては資金計画が立ちいかなくなってしまいます。価格のマジックにかからないよう、しっかりと見極めるようにしてくださいね。


何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!
それではまた次回お会いしましょう。

きれいが続く!掃除しやすいマイホーム

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

一戸建てを建てると、居住スペースが増えてうれしい反面、広い空間を掃除するのが大変じゃないかって思いますよね。広い家には住みたいけれど、掃除の時間が増えるのは正直気が重いですよね。。

13年前に家を建てた私も、パートで働いていて毎日が忙しかったので、家事が増えるのは嫌だなと漠然と思っていました。

でもせっかくマイホームを建てるならいつもキレイな状態をキープしたい、できるだけ掃除を楽にしたいと思いますよね。

そこで今回は13年戸建て住宅に住んでみた経験から、どういう場所が掃除しにくいのか、どういう間取りや設備を選ぶと掃除しやすい家になるのか、そのポイントを紹介していきます。

新築住宅の間取りや住宅設備を検討しているあなたのお役に立てれば幸いです。

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適材適所に収納スペースを設ける

掃除のしやすさは、まずは整理整頓ができていることが大前提です。散らかったままだと片づけながらの掃除になるのでかなり大変になってしまうからです。整理整頓するためには、どこに何を収納するのかが決まっていることが最も重要です。

それには適切な収納スペースが必要です。適切な収納とは、必要な場所に必要なだけの収納があることです。大きなウオークインクローゼットもいいのですが、使う場所としまう場所が近いほうが、出したりしまったりするのにストレスがないので片付けやすいのです。

片付けは習慣なので、しまうハードルが低いほど習慣化できる可能性が高くなります。我が家は2階のウオークインクローゼットや子供部屋にモノをしまおうと考えていたころはなかなか片付きませんでしたが、リビングやダイニングの小さな収納スペースを活用するようになると、キレイをキープできるようになりました。

モノが整理整頓されていれば、掃除機かけや拭き掃除はとてもやりやすくなります。設計の段階で、畳半畳分くらいの小さめ収納を適切な場所に配置すれば、キレイをキープしやすくなると思います。


窓の数や設置場所を検討する

大きな窓や吹き抜けなどの高い位置にある窓は、日光をたくさん取り入れることができるし、解放感もあっていいですよね。

我が家もリビングには3間の掃き出し窓があり、吹き抜けにも窓があります。

でも窓ガラスって掃除が大変です。リビングのガラスは特に目立つので、冬場でも2か月に一度くらいは拭かなければならないし、夏場はなぜかガラスがやたら汚れるので、さらにひんぱんに掃除しないとキレイな状態が保てないんですよね。

さらに厄介なのが吹き抜けの窓。我が家では年末にいつも長いはしごをかけて拭いているのですが、50歳を超えた夫が磨いているのを見ると「落ちたらどうしよう」と身が縮む思いです。

ゆくゆくは業者さんに頼むことになるのかも...と思うこの頃です。

曇りガラスやモザイクガラスなどを使っている窓もあるのですが、そこは汚れが目立たず掃除の回数を劇的に減らせています。

光を取り入れたり、解放感をもたらしてくれる窓ですが、建ててからの掃除の手間をしっかりと考慮に入れて設置を検討するといいと思います。


内装の色や素材を検討する

内装材の凸凹にはほこりがつきやすいので、できるだけ凸凹のないものを選んだり、色を配慮することで、掃除の手間をへらすことができます。

壁紙や塗り壁は、きめが細かくツルっとした表面のものは、ざらざらした表面のものよりほこりや汚れがつきにくいです。我が家は塗り壁なのですが、リビングはざらざらした仕上げ、水回りはつるつるした仕上げです。このざらざらにはホコリやすすがつきやすく、年末の大掃除では煤払いが大変です。

水回りのつるつるした壁にはほとんどホコリがつかないので、煤払いをしたことがありません。クロスも同じです。我が家は天井だけクロスなのですが、クロスの重なっている場所や貼りムラのあるところに汚れがたまっています。

水回りにはタイルも貼ってあるのですが、タイルの凸凹に意外にホコリが積もるんです。拭き掃除をちょっと怠ると、ホコリがたまってグレーっぽくなってしまうんです。白いタイルなので目立つんですよね。ちょっとしたことですが気になる箇所です(+_+)

また、床も白っぽい畳などは髪の毛やごみが目立ちますが、木の床だと目立たないんです。(目も悪くはなってるんですが(≧▽≦))白っぽい床だと髪の毛系のごみが目立つし、黒っぽい床だとホコリが目立つので、ちょうど中間食の木の色が目立たないというのが実感です。

もちろん、内装材は家全体の雰囲気を大きく左右するところなので、掃除のしやすさだけで決めることはできないと思いますが、わかった上で選択すれば建てた後でこんなはずじゃなかったと後悔することはないと思います。


手入れしやすい設備を選ぶ

掃除が大変な場所というと、キッチン、お風呂、トイレなどの水回りですよね。そこでどんな設備を選ぶかで掃除のしやすさが大きく変わってくると思います。

最近の設備は優れモノが多く、フチの折り返しがなく汚れがたまりにくかったり、使うたびに洗剤を流して自動洗浄してくれるトイレや、ボタン一つで自動で掃除してくれる浴槽があったりします。キッチンでは掃除が面倒な換気扇選も、今は自動でファンを洗える機種も出て来たりしています。

今は私が家を建てた頃に比べてお手入れが楽になる色んな設備が出ていてうらやましいです。予算に合わせて便利な設備を取り入れたり、汚れがつきにくい設備を選べば、だいぶ掃除を楽にできるのではないでしょうか。

キッチンカウンターや収納スペースも、汚れがふき取りやすく凹凸がすくない素材を選ぶことで掃除の手間を減らすことができます。我が家はキッチンの天板をタイルにしていて、定期的に目地の掃除をしているのですが、これもステンレスや人工大理石にすれば掃除の時間は少なくなるので、デザイン性と掃除の手間をてんびんにかけて素材を選ぶといいと思います。


今回はどういう場所が掃除しにくいのか、どういう間取りや設備を選ぶと掃除しやすい家になるのかについて書きました。

掃除がしやすい家づくりのポイントは

〇適材適所に収納スペースを設ける
〇窓の数や設置場所を検討する
〇内装の色や素材を検討する
〇手入れしやすい設備を選ぶ

の4つです。

無理なくキレイをキープできるマイホームづくりに、今回の記事がお役に立てればとってもうれしいです。

また次回お会いしましょう。

家の中で洗濯物を干すならどこがいい?

こんにちはタッチハウス広報の平戸です。

共働きをしていると朝早くや、夜帰ってきてから洗濯したり、取り込んだりしますよね。

お天気が不安定な日もあって、外に干そうか室内に干そうか毎日悩みますよね。思い切ってランドリールームを作ってしまおうかな、など、新築の際には色々と考えるのではないでしょうか。

洗濯物干し場を考えるのって地味なようですが、毎日のことだし時間をかなり食うところでもあるので、家事の効率に大きく影響が出る所なので、結構大事なんです。

我が家も、引っ越しをしてから10年間共働きをしてきました。実家の店の手伝いだったので子供が小さいうちは早めに帰ってきたりしていたのですが、だんだんほぼフルタイムになっていったんですよね。

当初はそんなにガッツリ働くつもりはなかったので、洗濯干場のことって本気で考えなかったんですが、それでまあまあ苦労しました(≧▽≦)

現在は専業主婦やほんの短い時間のパートに出ている人でも、将来もっと忙しくなるって可能性はけっこうあると思います。仕事以外でも、子供が大きくなると習い事の送迎や部活の付き添いなどで忙しくなることも大いに考えられます。

住んでみて実感するのは、洗濯物干場は、洗濯モノ干しの時間、たたむ時間、しまう時間などの時短になるとても重要なポイントだということ。

私もそこで今日は、もし建てる以前に戻れるなら「こうしたい!」という願望を込めて、
共働きの人が使いやすい理想の洗濯干場について書きたいと思います。共働きでなくても、雨が降ったり花粉がひどいときに室内干しをするときの参考になればと思います。

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サンルーム

サンルームは一階や2階の掃き出し窓の外側などによくある、ガラスや樹脂性のパネルで囲った小部屋です。出勤前や夜間でもそこへ干してしまえば、夜露にあたるとか雨の心配がなく、しかもガラス窓越しではあるものの太陽の光もあたります。

夫の実家は新潟なのですが、冬に雪や雨が多く湿る気候なのでサンルームがあります。冬の寒い日で雪が続いても、安心して干せるのがめちゃめちゃ魅力です。雪が続いて湿気が多い時は除湿器を回して乾かします。

家にいられて天気のいい日は両脇の戸を開ければ風が入るので外に干すのと同じように乾きます。

デメリットとしては、やはり相応のスペースが必要なことと、設置費がかさむことです。小さめのスペースでも最低50万円くらいはかかってしまうそうです。

敷地もたっぷりあり予算的にも合うようなら、ぜひ作りたいと思う干場です。

ランドリールーム

ランドリールームは洗濯機のある部屋や、その近くの家事室などにパイプをつけて干せるようにしたものです。アイロンをかけられるようにしたり、洗濯ものの収納スペースを設けたりして、洗濯、干す、たたむ、しまうが全部一つの部屋で済むようにすることもできるそうです。

フルタイムで働いていて、明るい時間には家には帰ってこれないことがわかっているような場合は、すごくありがたいスぺースですよね。お日様にあてることができないというデメリットはあるものの、今は性能のいい除湿器が出ているので、それで十分対応できそうです。

何より一か所で洗濯が完結するなんて夢のようです。洗濯ものを持って2階に上がり、帰ってきたら慌てて2階に上って取り込み、たたんで各部屋にしまう...が一部屋で!魅力的すぎます。

デメリットとしては、さっきも書きましたがお日様にあてれないことと、ある程度のスペースが必要なことでしょうか。

家事をできるだけ時短したい人には最適な干場だと思います。

2階のホールや窓際スペース

この二か所は室内干しのスペースを作らなかった私が雨の日などに干している場所です。

まずは階段をのぼった先の2階のホールです。ここは一階から暖かい空気が上がってきて意外に洗濯ものが乾きやすい場所なんです。専用の金具をつけたわけではなかったので、ここに干すときは自立式の洗濯物干しを使っていました。

過去形になっているのは、実は今はもう使っていないからです。

我が家は洗濯機が1階で、干す場所は1階と2階にあるのですが、窓際の室内干し用の金具は2階にしかありません。マックスで忙しい時は夜洗濯をして室内に干し、翌日晴れたら外に出し、帰ってきてしまうということをやっていました。

最初は2階に持って行っていたのですが、だんだん洗濯ものを2階に持っていくのが手間に感じ、一階で自立式の室内干しに夜干して、翌朝晴れたらそのまま外に干すように。

雨の時は洗濯ものを干したままの自立式物干しを2階のホールまで持っていくというのをやっていたので、けっこう重いのです。それでだんだん雨がふったらそのまま一階の和室などで干すようになってしまいました。

こうなると生活感丸出しで...。

そこで利用し始めたのが二階寝室の窓際です。ここには物干しざおをかけることができる金具を設置してありました。窓際の干場は太陽の光がたくさん入るのでサンルームとまではいかなくても、乾きやすいと感じます。外に出すのも出しやすく、雨でぬれてしまった時も窓際に移してまた干すということができて便利です。私のように外にも中にも両方に干したいという方には外の干場に近い窓際がいいと思います。

2階ホールと窓際は、生活スペースのリビングやダイニングから目につかず、干場のために特別にスペースを取らなくてもいいのが最大の魅力です

特別な設備をつけなくても、間取りの工夫だけでスペースを作れるのもいいですよね。

2階に干すことになるので、洗濯機が一階に設置されている場合は家事動線が長くなってしまうのがデメリットですが、できるだけ坪数を増やさずに、お金もかけずに室内の洗濯物干し場を作りたいなら、この方法がおススメです。

今回は家の中で洗濯物を干すならどこ?というテーマでお伝えしました。

敷地と予算に余裕があるならサンルーム
家事をできるだけ時短したいならランドリールーム
坪数を増やさず低予算で行きたいなら、2階のホールや窓際

がおススメです。

今回の記事が家を建てたいと思っているあなたの参考になれば幸いです。

それではまた次回お会いしましょう。

私が住宅会社を選んだ決めてベスト3

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

一般的には家を建てるのは一生に一度の大事業です。せっかく家をたてるなら、自分の理想の家を建てたいと思いますよね。そこで大事になるのが、一緒に家を建ててくれるパートナーです。住宅建設会社をどこにするか問題です。

地元の工務店から地域の中規模メーカー、全国展開の大手ハウスメーカーなど、たくさんの住宅会社がある中で、どこにしようか迷いますよね。

私も13年前家を建てる時は迷いに迷いました。みんなどうやって決めてるの?と思ったものです。

そこで今回は、13年前に自然住宅を建てた私が、住宅会社を選んだ決めてをシェアします。メーカー選びに悩んでいるあなたのお役にたてれば幸いです。
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☆営業マンとの相性

ハウスメーカーの場合、直接お客様と接する営業マン、設計者、実際に家を建てる大工さんなどがいます。お客さんは一番初めに接触するのは営業マンということが多いですよね。

営業さんの役割というと、
・住宅性能の説明
・設計者に施主さんの要望を届けること
・工事が始まってからの進捗の報告、相談
・トラブル時の窓口
・施工後のアフターフォロー
などがあります。会社によっては契約したら別の人が担当になることがあるかもしれませんが、何かあった時に頼りにしたいのが、契約時に担当してくれた営業さんですよね。

なので、担当営業さんといい人間関係が築けるかどうかがとても重要です。

例えば私たちは家づくりが初めてだったので、希望があってもうまく伝えられないことがありました。そんな時希望とはだいぶずれた図面ができあがってくることもあったし、上手に汲み取ってくれて希望に沿った提案をしてくれる営業さんもいました。

人によって聞いた言葉そのもので解釈するタイプと、それまでの経験を通して言葉の裏にある思いを汲み取ることのできるタイプがいます。後者の傾聴力がある人の方が希望を形にしやすいんです。

また、中には感性の似てる方に出会うこともあり、いいなと思うものが似ていたりするとすごく話が進めやすいということもありました。

我が家を建てた工務店の担当営業さんがまさにそうで、設計図も希望を聞き取ってくれて一番最初に持ってきたファーストプランでOKだったくらいでした。

営業さんは希望を上手に汲み取る傾聴力やプレゼン能力があり、言葉にできない感覚を共有できる方でないと、特に自由設計の家は満足度が大きく変わってしまう可能性があります。

担当の営業さんと相性が悪い、感覚が合わないと感じたら担当を代えてもらうか、別の住宅会社を検討してもいいかもしれません。

営業さんとの相性が、メーカー選びの決めて1つ目でした。

☆提案力

家を建てる時、私たちにはたくさん希望がありました。住宅雑誌や友人の家、モデルハウスやテレビでのお宅訪問など、色んな建物を見て妄想が最大限にふくらんでいる状態です。

でもやっぱり素人。思いつく発想はどれもピンポイントなもので、全体として見た時のデザインやバランス、機能性への影響など、マクロな視点を持つことはできません。

だからその希望通りにプランを作ってきて下さると、なんとなくちぐはぐな印象を受けてしまうということがよくありました。そして思いました。メーカーとしての提案はないのかな?と。

施主としては、希望どおりの家を建てて欲しいのではなく、プロの手を借りて希望以上の家を建てたいのです。希望はたくさんあっても、素人考えだということは重々承知なので自分の希望を超えるような提案を待っていたのです。

もっとこうしたほうが使いやすくなるとか、こういう作りだと家が長持ちするとか、プロから見てこうした方がいいという提案をしっかりしてくれるメーカーは安心しておまかせできると感じました。

また、初期費用が高くても、長い目で見るとリーズナブルな設備や機能などを積極的に提案してくれるメーカーさんも、きちんと施主さんの立場に立ってくれているのがわかるので安心でした。

目先の金額を安くすることよりも、私たちが実際に暮らすようになってからメリットがあるような提案をしてくれるというのが、メーカー選びの決めて2つ目でした。


☆正直さ

これは提案力の部分と少しかぶるのですが、施主さんの希望に対して、きちんとできることとできないことを正直に伝えてくれたり、できるけどデメリットがあることなど伝えてくれるなど、施主さんの事を思って正直に教えてくれる姿勢があるかどうかです。

中には何でもできますと言ってくれるメーカーさんもありますが、そう言われると逆に、できないと言ってしまうと契約がとれないからなんじゃないかと感じてしまうことも。

提案力の所でも書いたように、私たちの希望はあくまでも素人考えなのでプロの視点から見てデメリットを感じる場合ってあるはずなんですよね。

メーカーの利益ではなく、施主さんの立場に立ってくれるメーカーさんは、できるけどしないほうがいいとちゃんと言ってくれます。


施主さんの立場に立ってデメリットや、やらない方がいい理由を正直に伝えてくれることが、メーカー選びの決めて3つ目でした。


今回は「私が住宅会社を選んだ決めてベスト3」について書きました。住宅はもちろん性能やデザインが大事ではあるのですが、色々と思い起こすと我が家の場合はやはりそれ以上に人が決め手でした。


住宅会社は建てて終わりではなく、建ててからの方がずっと長く付き合うことになるので、住宅性能や会社をしっかり吟味しながら、担当してくださる人となりもしっかりと注目するのがいいのではないかと思います。

今回の記事が、これから家を建てるあなたのお役に少しでもたてればうれしいです。

それではまた次回お会いしましょう!

住んでみてわかったLDKの照明の良かった点・残念な点

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てる時って、設計、建築素材や設備の選択、資金計画などとにかく決めることが多く、頭の中がいっぱいで、正直照明などは提案されたものでいいやとなりがちですよね。

私が家を建てた時も、照明を選ぶ頃は正直色々と決めることに疲れ果てていました(>_<)あまり知識もなかったこともあり、住宅会社さんのおススメ中心に決めた記憶があります。

実際に住んでみると、良かった点もあれば、もっとこうすればよかったという点もありました。

そこで今回はこれから家を建てるあなたが後悔のないように、家を建てて13年の私の経験から感じたことを書きたいと思います。

どんな照明にしようか迷っているあなたのお役に立てればうれしいです。

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良かったこと:光の色を統一した

我が家はキッチン+ダイニングのベースの電灯はダウンライトです。キッチンにはそれに加えて換気扇についた照明と手元を照らすスポット照明、ダイニングテーブルの上にはペンダント式の照明をつけました。

ダウンライト、換気扇のライト、スポットライト、ペンダントライトは住宅会社の勧めですべて電球色で揃えました。

これは料理の色が変化しないという点でとても良かったです。電灯と一言で言っても色んな色があります。その色によって特に料理は見え方が変化します。昼白色と電球色では料理の色が微妙に違って見えるのです。

料理の色を変えて美味しそうに見せるアプリがありますが、あんな感じです。

リビングとダイニングはくつろげるように電球色、料理を作る場所は素材の色がわかるようにと昼白色という考え方もあると思いますが、料理の見栄えから考えるとそろえた方がいいというのが実感です。

というのも私は自宅で料理の写真を撮る機会がとても多いのですが、ライトの光によって写真写りが全然違うのを実感しているからです。

昼白色のキッチンで作り、食べる場所が電球色の電灯だと、せっかく彩りよく盛り付けたつもりの料理が、食卓に出したらあんまり美味しくなさそう...ということになりかねません。

どちらにするかは好みなのですが、どちらかに統一したほうがいいのでは...と思いますね。

よかったこと:ペンダントライト一つで十分に明るかった
残念だったこと:ダイニング照明の位置

我が家のダイニングテーブルは90×180㎝。その中央に直径50㎝のペンダント灯をつけました。テーブルの大きさから考えると直径40㎝を2つか3つつけないと光量が足りないのですが、ダウンライトもあるし、気に入ったライトだったのでひとつだけつけることにしました。

明るさが足りないかもと不安でしたが、周囲に拡散するタイプの照明だったのと、ダウンライトの明かりもあり、じゅうぶん明るくてほっとしました。もしつけたいペンダントライトがテーブルの大きさに比べて小さい場合は、我が家のようにダウンライトと併用すると設置が可能になるかもしれません。

問題は位置です。実は家を建てた当初、テーブルをキッチンに対して垂直に配置していたのですが、暮らしているうちに平行に配置した方がいいということになって、テーブルの配置を変えてしまったのです。

当然ペンダントの位置が微妙にずれてしまいました。我が家のペンダント灯は天井に穴をあけないと移動できないタイプ。位置を動かすのに相当ハードルが高いのです。

家の設計中はまだダイニングテーブルが決まってなかったり、子供が大きくなったら買い替えるというようなこともあると思います。なので、ダイニングテーブルの照明は移動できるようにしておくのがいいと思います。

今は照明の位置を簡単に変えられるものがたくさんあるようなので、住宅会社さんと相談してみてくださいね。

よかったこと:多灯照明でリビングの雰囲気がよくなった
残念だったこと:リビングが暗かった

我が家はリビングが吹き抜けになっているため、天井からの照明がありません。壁に4か所ブラケットライトをつけています。小さな明かりを点在させて空間全体を照らす多灯照明で、とてもいい雰囲気のリビングになりました。

当初間接照明を足す予定で少し控えめな照明にしたのですが、カウンターに置いたり床に置いたりするタイプの照明は、飼い猫に壊されちゃったり、コードが見えてうるさかったり、掃除のじゃまになったりと中々しっくりくるものがみつかりませんでした。

それで結局今は間接照明は足してない状況で、全体に少し暗めなのです。

そのせいか集まる場所はダイニングになりがちで、リビングはテレビや映画をみたり、ソファで個人個人くつろいでゲームやスマホをいじる場所という感じになっています。


照明の暗さを感じるのは年齢によるものもあると思います。50歳をすぎた頃から小さなものが見えにくくなり、より明るくないと見えづらいという症状がでてきました。そこで照明器具をもう少し明るめのものにするか、電球を明るいものに変えるということも考えています。

誰しもが年をとります。加齢により見えにくくなることは十分考えられるので、電球を明るいものに代えても大丈夫な照明や、調光機能のある照明にしておくといいかもしれません。


今回は住んでみてわかったLDKの照明の良かった点・残念だった点について書きました。


良かったこと:光の色を統一した
      :ペンダントライト一つで十分に明るかった
      :多灯照明でリビングの雰囲気がよくなった
残念だったこと:ダイニング照明の位置
       :リビングが暗かった
       
       
どんな照明にもメリットデメリットがありますね。特徴をよく知ってご自身の住宅に上手に取り入れられるといいですね。


今回の記事があなたのお役にたてればうれしいです。

それではまた次回お会いしましょう!

住んでみてよかったと思ったこと5選

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てるとなると、細かい仕様で悩むことが多いですよね。 コンセントの位置、収納の場所、家電の置き場などなど...。実際に住んでいる状況をイメージするといい、なーんていいますが、なかなかリアルに思い描くって難しいですよね。

そこで今回は家を建てて13年の私が、リアルに住んでみてよかったと思うことを書いてみたいと思います。

これから家を建てようとしているあなたのお役にたてればうれしいです。

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できるだけ引き戸にした

我が家では設計上可能な限り引き戸を採用しました。押したり引いたりするタイプの扉だと、開ける時にスペースを取り、邪魔になりそうだと思いやめたのですが、想像以上に快適でした。

開閉のスペースがいらないというのはもちろん、その他に良かったことがたくさんありました。

☆開け閉めが簡単。バタンとならない
ドアノブを回したりしなくてよく、横にスライドするだけなのでラクです。風や予期せぬことでバタンとしまることがないのも、事故を防げて安心です。

☆開けたままにでき、使い方に柔軟性がある
扉の開き具合で風通りの調節ができ、夏などの風通しを良くしたい時期などはとても便利です

開閉位置を好きな所にできるので、猫の出入りがある我が家にはピッタリでした。

☆室内引き戸だと開けた時に開放感がある
引き戸を開けると部屋と部屋をつながり、一つの大きな空間になり、広々と過ごせます。

引き戸にはデメリットもあります。機密性が保てない、引き戸の引き込みスペースがないと作れない.、引き込む壁は壁として使えないなどです。

メリットとデメリットを比べてご自分の家に合うか合わないか検討してみてくださいね。

コンセントを多めにつけた

近年は便利な家電がたくさん出ています。特にキッチン周りの家電は増える一方!炊飯器、オーブントースター、電子レンジ等の定番のものに加え、フードプロセッサー、ブレンダー、ミキサー、ヨーグルトメーカー、フードクッカー、低温オーブンなどなど便利な家電がたくさん出ているんですよね。

そこで便利だったのが、キッチン周りに多くつけたコンセントでした。作業台、カウンター周りだけでなく、棚の中にも設けたので、家電の置き場を変えたり買い替えの時に柔軟に対応することができました。

また、エアコン用のコンセントを高い位置につけたのも、エアコンがスッキリ収まってよかったです。

ここはつけておけば良かったという場所もあります。収納スペースの中と、洗面所の下の位置のコンセントです。

今主流になりつつあるコードレス掃除機の充電場所と、洗面所のヒーターの電源を取る場所です。

コードレス掃除機は充電する間外に出ていると生活感が出てしまうので、掃除機をしまっている床下収納庫にコンセントがあればよかったなーとしみじみ思います。
今は充電式の家電が多いので、収納スペースに専用のコーナーなんてあると便利ではないでしょうか。

洗面所にはコンセントをいくつもつけたのですが、どれも 腰から上の位置につけてしまいました。ヒーターは下に配置しているので、コードが長々と目立ちます。

ヒーター用に下の位置にコンセントをつけておけばよかったです(T ^ T)


キッチン吊り戸棚をやめた

キッチン上部に吊り戸棚があると収納が増えてイイのですが、圧迫感を感じることも。我が家ではスッキリと開放感が欲しくてやめました。

高い位置だと出し入れしにくいので、使用頻度が低いものを入れますよね。それなら少し離れた場所でもいいかなという判断でした。

そのかわりに手の届く位置に飾り棚を設け、竹の籠や頻繁に使う粉類を透明な入れ物に入れておいています。

結果的にはとてもスッキリして良かったですね。収納を減らしたことで、食器も調理器具も厳選するようになり、本当に気に入ったものだけをキッチンに持ち込むようになりました。

好きなものばかりのキッチンで、料理をするのが楽しくなりました。

モノが多く、片付けが苦手な方は吊り戸棚があった方がいいし、スッキリみせたい方は吊り戸棚を無くすことも考えてもいいかもしれません。

家電が隠れる収納にした

我が家では、オーブン、炊飯器、トースター、フードプロセッサー、ブレンダーなど、冷蔵庫以外の家電は全て、リビングダイニングから見えない場所に設置もしくは収納しています。

家電は色もデザインも色々なので、出しておくとキッチンに色が氾濫し、雑多なイメージになってしまうと思ったからです。

ステキなデザインのものも出ていますが、機能がイマイチだったり、値段が高すぎたりと、ちょうどいいのが見つかりにくいもの。

家電が見えないようにしたので、機能重視で選べるのがとってもよかったです。

キッチンカウンターには何も置かない!を徹底してスッキリしたキッチンになっています。

ただ、オーブンやトースターの位置がカウンターの下なので、かがまなくてはいけないし、フープロなどは使う度に収納から出すので、頻繁に使う方は億劫に感じるかもしれません。


今回は家を建てて13年の私がリアルに住んでみてよかったと思うことを書きました。

よかったことは4つ

できるだけ引き戸にした

コンセントを多めにつけた

キッチン吊り戸棚をやめた

家電が隠れる収納にした

でした。

家を建てるのはとっても大きな買い物なのでできるだけ失敗は避けたいですよね。

今回の我が家の体験談があなたの家づくりのお役に立てたらうれしいです。

ではまた次回お会いしましょう。

家をコストダウンするためにやった5つのこと

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てる時って、憧れもあるし、展示場で色んな設備を見たりするとあれも欲しいこれも欲しいとなりがちです。

でも予算にはやっぱり限りがありますよね。

予算の中で家を作るには、やりたいことにはしっかりお金をかけ、削れるところは削るという、メリハリの利いた予算の使い方をするしかないと思います。

そこで今回は、13年前に自然住宅を建てた私が、建築費用を予算内でおさめるために削ったことをお話したいと思います。

何を削ろうか悩んでいるあなたの参考になれば幸いです。

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予算を削ったポイントその1

玄関ホールをなくす

我が家は、一般的に玄関を上がったところにあるホールというものがありません。上がり框からすぐにダイニングという作りになっています。

玄関ホールがない代わりに大きな窓をつけ、狭さを和らげる作戦をとっています。

実際に住んでみて、玄関ホールがないのはどうかというと、特に問題はありませんでした。家の中を見られたくない場合は土間に下りて対応すればいいし、そもそも配達員以外の来客は家に上がってもらうことが多く、玄関先での対応があまりないからです。

その2 廊下をなくす

我が家は、玄関からダイニングに入りリビングが繋がっていて、その奥に和室と洗面所、トイレがリビングにつながって配置されています。

廊下も意外と面積をとるので、なければその分リビングやダイニングを広くとれると思ったからです。

実際に13年住んでみての感想は、廊下がないため各部屋の温度差がなく、夏や冬に洗面所やトイレに行くのが苦にならないという点がすごくいいですね。年を取るごとにますます感じるようになりました。

イマイチな点はリビングでテレビを見ているときに洗面所のドライヤーの音がうるさいことです。ドライヤーが壊れた時に音が静かなものに買い替えて、だいぶ良くなりました。また来客の時はトイレの音が気になりますね。トイレは洗面所の奥に配置するなど、リビングから扉2枚くらいクッションがある場所に作ればよかったなと思います。

その3 トイレを1カ所にする

2階の寝室の近くにトイレを設けるケースって多いと思うのですが、うちはやめちゃいました。水回りを減らすと設備費が浮くしもちろん施工面積も減るからです。

あともうひとつ理由があって...それは「トイレ2カ所も掃除したくない...」というものでした(^^;

トイレ一か所でも掃除が大変なのに、2カ所になれば時間も倍かかります。できるだけ家事を時短したかったのです。

家族4人ですが、今のところトイレ1台ですっごく困ったということはないんですよ。何とかなるなーという感じです。1台きりのトイレなので負担なく毎日掃除できるのがいいです。


その4  総二階にする

総二階にすると施工費が安く、地震にも強いと聞いて採用しました。外観に憧れやこだわりがある人はむかないかもしれませんが、我が家の場合は外壁の素材を変えたり色を変えたりして、単調にならないように住宅会社さんが工夫してくれました。

実際に建ったのを見てみると、住宅会社さんが頑張ってはくれましたが、外観のオシャレさはあんまりないです(^_^;)外観のデザイン性を優先するか、耐震を優先するか、内装材を優先するか...何を優先するか悩ましいですよね。


その5 パントリーや玄関収納などの大きな収納庫を設けない

収納も大きければ便利だろうけど、施工面積が増えるし、収納庫が広いとかえってモノが溜まってしまうと思い、大型収納庫は設けず、各部屋に収納場所を作る形にしました。

大きな収納庫がないので、常にいらないモノをチェックして捨てるクセがつき、今のところスッキリ暮らせています。

買い物にも便利な場所に住んでいるので、ストックも最小限にして必要になったら買いに行くという生活です。食品スペースは二週間程度の備蓄品が入る位の大きさです。

ただ、予期せぬ頂きものなどを置いておくスペースがないんですよねー。いただいた野菜を外において霜でダメにしてしまったり、玄関において乱雑になってしまったり...。そこが住んでみてちょっと後悔している点ですね。


今回は私が予算内でおさめるために削ったことについて書きました。

1 玄関ホールをなくす
2 廊下をなくす
3 トイレを1カ所にする
4  総二階にする
5 パントリーや玄関収納などの大きな収納庫を設けない

どれも一つ一つは小さな面積ですが、積もれば結構な面積を削ることができました。

もちろん削ることでデメリットもあるので、ご自身のライフスタイルに合うかどうかをよく検討してくださいね。

今回の記事があなたの家づくりのお役に立てたらうれしいです。

ではまた次回お会いしましょう。


坪単価って何??

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てようと情報を集め始めると、広告などでよく坪単価という言葉が目に入ってきませんか?「坪単価40万円の家!」とか。

よく聞く坪単価ですが、そもそも坪単価って何でしょう?私は家づくりを考え始めた時疑問に思ったものです。

そこで今回は坪単価を正しく理解してもらい、あなたが最適な住宅メーカーを選ぶ手助けができたらと思い、まとめてみました。

坪単価って何なの?坪単価で選んでいいのかな?と思っている人必見です!

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坪という単位って?

まずはじめに坪という単位、あまりなじみがないですよね。どんな単位なのかというと、1坪というのは日本特有の単位で畳2畳分のことなんです。
具体的な数値にすると畳の一辺が1.82メートルなので1,82メート×1.82メートル=一坪(約3.31平方メートル)ということになります。

土地や住宅面積の広さを示す時に日本で一般的に使われる単位です。坪という単位が初めての方はとりあえず畳2枚で一坪と覚えておくと簡単です。
リビング10畳といったら畳20枚分と考えると、イメージが湧きやすいのではないでしょうか。


坪単価って?

坪単価というのは住宅会社のおおよその建物金額を一言で表す単位で、簡単に金額の比較ができる便利な単位です。

坪単価は基礎、外壁、屋根を含め、内装、外装、設備など家にかかる全体の費用を建物の坪数で割ったものです。

全体の費用が2000万円だった場合、建物の施工面積が30坪だとすると坪単価66万円ということになります。

こんな風に、坪単価というのは家の坪数から建物金額を知ることができる便利な目安です。逆に30坪の家で2000万円という広告を見た時に、坪単価が66万円の住宅会社だということがわかるので、予算に合わせた住宅会社の選択の目安になります。


住宅会社によって相場が違う?

そうなると坪単価の相場ってどの位なのか気になりますよね。坪単価というのは本当に幅があって、リーズナブルな家なら40万円くらいですが、こだわりのある住宅会社だと100万円なんてこともままあり、ずいぶん幅があります。

なぜそんなに違いがあるの?って思いますよね。そんな疑問を感じているあなたのために、住宅会社の特徴を説明していきますね。

坪単価の大まかな価格帯ごとにメーカーを分けると

大手メーカー70万~100万円

ローコストメーカー 40万~60万

地元公務店  50万~70万

という感じに分けられます。

大手メーカーというと、全国展開をしていてコマーシャルなどもしているような大企業で、SキスイハウスとかHーベルハウスなど、誰でも知っているようなメーカーです。

これらの会社は大規模なコマーシャルの費用や全国の展示場の建設、維持費に加え、独自に家の技術を研究開発しているので、どうしても坪単価が高くなってしまいます。

もちろんその会社にしかない独自の装備や家の作りが気に入れば高い金額を払う価値があります。


ローコストメーカーは、コストを抑えた家づくりを提唱している会社で、AイフルホームやTマホームなどが有名です。
大量発注で仕入れコストを下げ、規格化で在庫や人件費を減らすことでローコストにしています。

素材や間取り、家の性能などにあまりこだわりがなく、価格重視で建てたい方を対象にしています。


地元工務店は、全国の住宅メーカーの7割を占め、会社によって得意とする分野が異なるのでひとくくりにするのは難しいのですが、自由設計で作る場合は間取りや使う素材の制限が大手メーカーやローコストメーカーに比べて少ないのが特徴です。

個人的なこだわりを形にしたい、予算内での満足度を高めたいと思っている人に人気があります。


坪単価だけで施工会社を選ぶリスクとは?

坪単価は住宅会社の建設コストを比較するのに大変便利な数字ですが、ただ比較の仕方を間違えると本当の建物金額を知ることができず、住宅メーカー選びを間違えてしまう可能性もあります。

というのも、会社によって坪単価に含まれているものが違う場合があるからです。

例えば確認申請費用、設計費用、地盤調査費用、保証費用、照明器具などは坪単価に含んでいる会社とそうでない会社があります。
坪単価というものには公的なルールがあるわけではないので、会社ごとに坪単価に含めているものが違うということがあるのです。

私が建てた工務店で言うと、設計費用、照明器具は坪単価に含まれていましたが、確認申請費用、地盤調査費、保証費用などは別で請求がありました。

なので、坪単価だけで判断してしまうと、後になって別で請求がきてこんなはずじゃなかったということになりかねません。
住宅会社を比べる時は、何が含まれていて、何が含まれていないのかをしっかりチェックして、トータルの金額で比較するのがいいですね。

また、土地によって大きく金額が変わる地盤改良費や水道工事費、外構費、土地の申請費用などは含まれていないことが多いです。

坪単価に加えてこのような費用も発生することを頭においておくと、予算オーバーになってしまう可能性を減らすことができます。


今回は坪単価についてお伝えしました。

坪という単位

坪単価はどんなものか

住宅会社によって相場が違うこと

坪単価だけで施工会社を選ぶリスク

についてそれぞれ説明しました。

坪単価は家を作るときの大きな判断基準にはなりますが、それだけでは自分の好みやライフスタイルに合う家にはなりません。

あくまでも目安として用いて、実際に住宅会社を選ぶ段階になったら、生活の質やランニングコストにも関わる断熱性や気密性、メンテナンス費用がどのくらいかかるのか、耐震性、健康を左右する建材など、他の要素をしっかりと確認するようにしてくださいね。


今回の記事があなたのお役にたてればうれしいです。

それではまた次回お会いしましょう!

リモートワークしやすい家って?

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

新型コロナウイルスの感染拡大で、自宅でリモートワークをしなければならなくなったり、これからそうなるかもしれないという方は多いのではないでしょうか。

実際首都圏の企業では、週の半分くらいは在宅という所も多いようで、大学の授業、会議や飲み会など、これからはリモートがスタンダードになっていくかもしれません。

リモートワークというと、ダイニングやリビングの一角で少しスペースがあれば大丈夫だと思うかもしれませんが、実際にリモートで仕事をしてみると色々と問題が生じてきます。

これから家づくりをするなら、家で仕事をしやすい環境を作りたいと思う方もいるかもしれませんね。

私も在宅で仕事をし始めて3年ほどになります。
そして昨年の緊急事態宣言から半年ほどは夫が在宅勤務にもなり、夫婦二人で在宅で仕事することになりました。

そこで今回は夫婦二人で在宅ワークとなり困った経験から、こんな家ならリモートワークしやすいだろうなと思うことを紹介していきたいと思います。
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作業スペースの確保

まずはやはり作業スペースですよね。これは仕事内容によっても変わるとは思うのですが、在宅ワークできるということはパソコンなどを使う場合が多いと思います。

仕事によってはモニターが2台、3台と必要な場合もあるでしょうし、仕事に必要な資料なども意外にかさばり、広げるスペースが必要だったりもします。

そうなると、リビングで二人分のスペースをとるのは結構難しくなります。

それでなくても子供さんが小さかったりするとリビングでの仕事は、声やテレビの音などで集中できなかったり、zoom会議などもしにくかったりしますよね。

お子さんが小さい場合は子供部屋をワークスペースにするとイイのですが、大きくなってくるとそうもいきません。

今後在宅ワークの可能性がある場合、最初から小さくても篭れるようなスペースを作っておきたい所です。

そうは言っても敷地や予算の都合上、むやみに延床面積を増やすこともできませんよね。

そんな場合は例えば寝室の一角を区切ってスペースを作ったり、リビングに取り外しのできるパーティションのあるスペースを作るのはどうでしょう?

時間差で場所を共有できれば、同じ延床面積でも広く使うことができると思います。

音問題の解決

そこで重要になってくるのが音の漏れです。簡易なパーティーションだとどうしても音が漏れやすくなってしまいます。

在宅ワークが増えてきた現在は、そんな風に音漏れで悩んでいる人が多いようで、完璧な防音にはならなくても音漏れを軽減できるアイテムがたくさん出ています。

「在宅ワーク、防音」で検索するとたくさんのアイテムが出てくるのでぜひ参考にしてみてください。

もちろんスペースや予算に余裕があれば、しっかり防音できる個室をぜひ。


仕事しやすい適温の確保

当たり前ですが、在宅ワークは一日中家で仕事をするので、仕事をしやすい環境を作りたいものです。そこで重要なのが室温です。快適に仕事をするためにオフィスでは空調で適温を保っていたと思うので、自宅で寒すぎる、暑すぎると仕事のパフォーマンスが落ちてしまうことも考えられます。

我が家の場合、私一人で在宅ワークをしていた時は、暑い時も寒い時も我慢しちゃっていたのですが、夫が在宅ワークになり空調をしっかり入れるようになり、自分の仕事のパフォーマンスが上がったので驚きました。

温暖化で気温の変化が激しい昨今は、空調は欠かせないものになりつつあります。ただ空調も無料ではありません。ランニングコストを下げるためにはしっかりした気密を持たせた家づくりが欠かせません。

高気密高断熱をうたった住宅はたくさんありますが、やはり住宅会社によってかなりの差があるのが現状です。

そこで指針になるのが断熱性能値。おうちの性能を示す公的機関で検査された数値なので住宅会社えらびの判断基準となります。

この断熱性能値には「UA値・C値・Q値」というのがあります。

Q値とは、どれくらい熱が逃げにくいのかを表す数値です。断熱性が高ければ高いほどQ値の値は少なくなります。

Q値が小さい家=熱が逃げづらい家ということですね。

C値とは、どのくらい家に隙間があるのかを示した数値です。1平方メートルあたりの隙間の面積を示す数値です。

C値が低い家=隙間がすくない高気密な家ということになります。

UA値とは、どれくらい熱量が家の外に逃げやすいのかを示す数値です。

UA値が小さい家=断熱性が高いということを示します。

こういったことを頭に入れると、この数値を公表していない住宅は高気密高断熱を重要視していないということがわかります。

もちろん、高気密高断熱より優先したいものがある場合はそちらを優先するといいと思います。
仕事をしやすい適温をリーズナブルに確保したいと思う場合、この断熱性能値というのを意識されるといいと思います。


今回はこんな家ならリモートワークしやすいだろうなと思うことを紹介させていただきました。

在宅ワークといっても業種によって様々だと思うので、すべての人に参考になるかはわかりませんが、少しでも家を建てたいと思っているあなたの参考になれば幸いです。

それではまた次回お会いしましょう!

パパ、ママ必見!赤ちゃんを健康に育てる家づくり

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

これから家を建てたいと思っている方の中には、赤ちゃんが生まれたばかりとか、これから子供が欲しいと思っている方も多いと思います。

せっかく家を建てるなら、かわいいお子さんをできるだけいい住環境で育てたいですよね。
もちろん赤ちゃんの時期は短いですが、一番弱い赤ちゃん仕様の家にすることで、家族みんなが過ごしやすく、また老後自由がきかなくなった時にもよかったと思えるはずです。

そこで今回は赤ちゃんにとっても、お世話をする家族にとってもストレスの少ない家について書きたいと思います。
あなたが家を建てる時の参考になれば幸いです。

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赤ちゃんにとって優しい家づくりのポイント一つ目は

体に優しい床材を選ぶ

です。

赤ちゃんはいつも床に近い位置で生活しています。
寝転がったり、ハイハイしたり、床に直接座っておもちゃで遊んだり。
家族の誰よりも床材の影響を受けています。

うちの子供たちも、雑巾のように床を這いつくばっていましたね(≧▽≦)

そもそも床材には、ベニア板の上に0.3ミリほどの木目調のシートを貼り付けた合板フロアと、ベニア板の上に木の板のスライスを貼り付けた突板フロアと、無垢板のフロアがあります。

合板フロアと、突板フロアは貼り付ける時にノリを使います。
ノリには化学成分が含まれていますが、法律で基準値が決められているので基準以下の化学物質しか使われていないということになっています。

でも実は、法律で決められた化学物質以外の物質にも害のあるものがあると言われていて、その他の化学物質については今のところ規制がないため、どの程度入っているかは未知数なのです。

また、化学物質の量が少なかったとしても、人の体は許容できる化学物質の量が決まっていると言われています。
その許容量を超えた量の化学物質を浴びると、シックハウス症候群や化学物質過敏症になってしまうとも。

花粉症でも浴びる花粉の量が許容量を超えた時、花粉症を発症すると言われてますがそれと似ています。

許容量と言うのは人それぞれなので、なるべく浴びないに越した事は無い!と思い、私はできるだけ化学物質を含まない無垢板を選びました。

難しいことはさておき、無垢の床材は何と言っても触った時にあたたかく、床に直接座っても冷えないのが魅力です。
赤ちゃんはスリッパを履くこともできないし、体が小さく冷えるのが早いので、大人以上に床材の影響を受けやすいんですよね。

畳の部屋があればなおいいですよね。お昼寝も畳の部屋ならクッション性もあるので気持ちよく眠ってくれます。もちろん冷えないのも安心です。

また、自然素材からはマイナスイオンが出ているとも言われています。マイナスイオンは副交感神経を活発にさせ、体を健康にする効果があることが知られています。無垢の床板や畳の部屋に入るとなんとなく気分がよくなるのは、マイナスイオンのおかげかもしれませんね。

赤ちゃんにとって優しい家づくりのポイント二つ目は

バリアフリーにする
です。

ハイハイをするようになってからよちよち歩き、安心して見ていられるようになるまでの期間は意外と長いものです。3~4歳になっても段差や階段で転んだりすることがままあります。

外ではけがをしないよう目を離さないようにしていられても、家の中でまで四六時中目を離さずにいることってできませんよね。

けがは家の中で起こることが一番多いと言われていますが、家を設計する段階で気を付ければ、けがを減らすこともできます。それは段差をなくすことです。

赤ちゃんやよちよち歩きのお子さんにとっては、小さな段差でも大きくバランスを崩す原因になります。
段差がなくなればその分転倒のリスクが減り、パパやママは安心して家事をこなす時間が増えますよね。

それにバリアフリーは、赤ちゃんだけでなくどの世代の人にも優しい作りです。青年や大人になっても、段差というのは普段心に留めるほどではないものの小さなストレスで、実は無意識でもつまずかないようにと緊張をかかえているといいます。

年を重ねてからもその家に住むことを考えても、バリアフリーにしておけば安心ですよね。

赤ちゃんにとって優しい家づくりのポイント三つ目は

リビングを見渡せるキッチンにする
です。

子供ってちょっと目を離すと何をしでかすか全然わかりませんよね。転んだり、危険なものを手にしたり、食べちゃいけないものを食べたり。でもバリアフリーの項でも書いたように、四六時中見ていることもできません。

私も集合住宅に住んでいるときは、キッチンが独立していたので、子供が小さいころはずっとおんぶして家事をしていたものです。

10キロオーバーの赤ちゃんを毎日おんぶするのはけっこうきつかった思い出があります。

そこで新築した家では、子供に目が届くようにリビングを見渡せるキッチンにしてもらいました。キッチンの目の前にダイニングテーブルとリビングがあり、そこで遊ぶ子供に声をかけながら家事ができるようになり、とっても楽になりました。


子供が大きくなってからも、ダイニングテーブルで勉強をする子供を見守ることができたり、子供たちが後片付けを自然に手伝ってくれるようになったりと、利点がたくさんありました。

子供にとっても見守られているという安心感があったのではないかと思います。二人の子供がすくすくと元気にそだったのはこのおかげかもしれません!(^^)!

今回は赤ちゃんにとっても、お世話をする家族にとってもストレスの少ない家について書きました。その内容は

体に優しい床材を選ぶ
バリアフリーにする
リビングを見渡せるキッチンにする

でした。

赤ちゃんのいるご家庭でこれから家を建てようと計画している方、ぜひ今日のアイデアを参考にしてみてくださいね、。

今回の記事があなたの家づくりのお役に立てたらうれしいです。

ではまた次回お会いしましょう。

家事がラクになる収納アイデア

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

子育てや共働きをしていると、時間っていくらあっても足りませんよね。疲れているときは掃除や料理も誰かに頼みたいと思うほどです。

家を新築したらそんな家事がラクになったらイイなって思いますよね。以前家事を時短できる動線について書きましたが、しっかりした収納計画を立てることでも、家事の時間を大幅に減らすことができます。

今日はそんな収納アイディアを紹介したいと思います。

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携行品収納

携行品収納とは、外出先から帰宅した時に、カバンやコート、帽子、鍵など携行品を置く場所のことです。

2階建の一戸建てだと収納って2階に設けることが多いですよね。携行品を2階まで持っていくとなると帰ってからの動線が長くなってしまいます。

特に子供は部屋に持って行くより先に他のことに興味が移ってしまいがちで、我が家のリビングは私が帰宅する頃には子供たちの携行品で埋め尽くされていました。

ランドセルや手提げバックはダイニングテーブルの上にドサっと置かれ、コートや服はソファーや椅子の上に積み上げられていきました。

朝キレイにしたはずなのに、帰ってきたら散らかってる...ホントーにイライラが募りますよね。

どうせ散らかるなら片付けもテキトーでいいか、となってしまっていました。

そんなある日、片付け本を読んだ私は携行品を置く場所がないから片付かないんだと知り、一念発起し、玄関横の半間の浅い戸棚とリビングの中央にある半間の収納を携行品置き場にしたのです。

すると子供達も少しずつ自分から片付けるようになり、キレイな状態が保てるようになったのです。

我が家の場合は携行品専用に作ったわけではなかったため使いにくい面もあったので、これから新築するあなたは、ぜひ専用のスペースを考えることをオススメします。

お客さんが来た時に見えない位置で、もしシューズクロークをつけるならその一角に専用のスペースを作ったり、廊下やホールに専用のカウンターや棚を設けたり。

我が家の場合は扉の中に収納しているのですが、扉を開けるのもめんどくさいという心理が働いてしまい、結局いつも扉が開けっ放しになってしまいます。

毎日頻繁に使う物の収納はシンプルにワンアクションでしまえて取り出せるのが一番だと実感しています。可能なら、扉なしでポンとすぐ出し入れできるといいと思います。

リビングなどの生活空間から見えない場所に作れればベストですね。

携行品収納を作ると、散らかった部屋を片付ける時間が減り家事の時短ができます。


連絡ボードの設置

お子さんが幼稚園や学校に行っている方はよく知ってると思いますが、幼稚園や学校からの配布物ってめちゃめちゃ多いんですよ。

お遊戯会とか、運動会とか、参観日とか、確認して忘れずにいなきゃならない行事も多いのです。

冷蔵庫にマグネットで貼り付けている方もいるかもしれませんが、量が多くなってくると見た目が良くなかったりしますよね。

せっかく新築するのなら、ぜひ専用のスペースを確保することをオススメします。

シンプルに壁にマグネットボードやコルクボードを設置できるよう下地を作ってもらうだけですしね。

これもやはり生活空間から丸見えにならない場所にしましょう。

短い期間だから無くてもいいという考えもあるかもしれませんが、高校生になっても部活関連のプリントや進路のプリントなどたくさんの配布物があったので、まだお子さんが小さい方は、あればきっとスッキリすると思いますよ。

何よりプリント類もいつも整理整頓、何をどこに貼るか決まっていた方が、これどこに置いておこうと悩まずに済むので時短につながります。

必要なくなったらボードを外せばいいのです。


備蓄用の収納を計画的に作る

共働きのご家庭だと、買い物に頻繁に行くより、休日にまとめ買いしたり、Amazonや通販で購入するということも多いのではないでしょうか。

新築だからたくさん備蓄できるように大きなパントリーを設けよう!と思うかもしれませんが、ちょっと待って!

その前に今現在の自分の買い物の仕方をよく観察してみて欲しいのです。買い物も習慣なので、引っ越したからといって買い方が大きく変わるという事はほとんど無いのです。

ですから、今自分がトイレットペーパーをいくつ置いているのか、コーンやツナ缶を何個ストックしてるのか、切れてから買いに行くタイプなのか、必ず切れる前にストックしておくのかをまず知りましょう。

それがわかれば、それに合わせて自分に合った収納スペースが作れます。

大きければ大きいほど安心という方もいらっしゃるかもしれませんが、大きいと逆に必要以上に買い込む癖がついてしまうこともあります。

多すぎる在庫は管理もたいへんです。何を買ったのかわかりにくくなり、探す時間も増えてしまいます。期限切れも見つかりにくくなり、フードロスにつながります。

自分の買い方を観察することは、めんどくさいようでも長い目で見ると経済的にも時短の面でも大きなメリットがあるので、家を建てる時はぜひやってみてくださいね。

今回は家事がラクになる収納アイデアについて書きました。

そのアイデアは

携行品収納
連絡ボードの設置
備蓄用の収納を計画的に作る

でした。

これからは男も女も社会に出てバリバリ働く時代です。できるだけ家事をサクッと済ませて仕事に団欒に時間を使えるよう、ぜひ今日のアイデアを参考にしてみてくださいね、。

今回の記事があなたの家づくりのお役に立てたらうれしいです。

ではまた次回お会いしましょう。

建ててみてわかった失敗 4連発

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

あなたは今のお住まいでここがちょっと良くなかったなとか、ここがもっとこうだったらよかったのに、などと思うことってありませんか?

そうは言っても家は住んでみないとなかなかわからないもので、時間が経たないとわからないこともあります。

賃貸住宅なら住みかえるのも比較的容易なのでそんなに問題はありませんが、高いお金を出して建てた新築住宅でそんなことになったら残念ですよね。


そこで今回は13年前に自然住宅を建てた私が感じている失敗をシェアします。住み始めてから「しまった」ということにならないように、ぜひ参考にしてみてください。
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住んでみてわかった失敗4連発

トイレの音

我が家は限られた予算の中で、自然素材を使うことや広いリビングを優先したかったので、廊下をなくして居住空間を増やすという間取りを採用しました。

そこでリビングから洗面所やトイレに直接アクセスする形になったのですが、やっぱり音が気になります。普段家族だけで過ごす分には問題ないのですが、お客さんが来た時は、相手の方にも気を使わせてしまって申し訳ないと思ってしまいます。

お客さんがほとんど来ないという家はいいと思いますが、頻繁に来客がある場合は廊下に配置するか、それができなければ緩衝空間や緩衝材のようなものをリビングやダイニングとの間に設置するのをおススメします。


スイッチの位置

家を建てる時って夢がどんどん膨らみ、間接照明をつけたりしたいなって思ってしまったんですね。オシャレなデザインの置き型照明を設置してそれをオンオフできるスイッチをお願いしました。

でも無駄にスイッチが多くて混乱するんです。しかも住み始めてみると暗い間接照明をつける時ってほとんどなくて、無用の長物と化してしまいました(^^;

こういう施主側の問題はまだいいのですが、スイッチやコンセントは絶対数が多いので工務店側も大変な作業です。間違いがあったら大変ですので、電気の図面をもらったら家での生活をイメージしながらスイッチの数、コンセントの位置などを確認してみるのをおススメします。


ベランダ

我が家のベランダは主寝室に一つ、娘と息子の2つの部屋からアクセスできるベランダが一つあります。


このベランダが意外に汚れるんです。うちは大掃除の時にやることが多いのですが、下地がみえないほど土埃がベランダを覆っているので、水を撒いてデッキブラシでこすります。

これが地味に大変な作業です。


また、我が家は公園の近くなので、葉っぱや鳥の羽がベランダに舞い込んできます。そのごみを定期的に捨てないと排水できず雨漏りしてしまうこともあるのです。我が家ではそれを知らずに大量の水が天井から漏ってきて大変でした。

そして極めつけが見栄えを重視して所々に木を使ったことです。たしかにステキ。でも木を長持ちさせるには毎年のように防腐塗料を塗らなければなりません。高い所の塗装なんて素人には無理。結果我が家では6~7年で木材を取り替えることになってしまいました。


ふとんを干したいなら窓に布団干しの設備をつければいいので、掃除やメンテナンスの費用も手間がかかるベランダはいらなかったなと思います。


植木が多すぎた

インスタやオシャレな住宅を見ると、グリーンがいっぱいの庭ってめちゃくちゃ素敵に見えますよね。

実際グリーンがあるとエネルギーをチャージできたり、マイナスイオンが出たり良い面がたくさんあります。

でもそれと同時に考えておかなければならないのは庭木に手入れが必要だということです。
植木の種類によっては水やりを頻繁にしなければなりません。


6.7月の生命力がすさまじく水分も養分も水もいつもよりたくさん必要で、切らすとすぐに枯れてしまいます。日々のお手入れにかける時間がない人は、素敵だと思っても自分の首を絞めるだけなのでおススメできません。

今回は建ててみてわかった失敗について書きました。


トイレの音
スイッチの位置
木製ベランダ
植木が多すぎた

どれも住んでみてはじめてわかったことでした。それぞれのライフスタイルによって必要なものは違いますが、私の体験が家を建てたいと思っているあなたに少しでもお役にたてればとシェアしました。

あなたの家づくりのヒントになればうれしいです。

それではまた次回お会いしましょう!

なぜ増えている?シックハウス症候群 その対策は?

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

あなたは「シックハウス症候群」という言葉を聞いたことがありますか?

住宅の環境が原因で発症してしまう症状のことで、湿疹や蕁麻疹、倦怠感と言ったものから、頭痛、嘔吐など起きる症状は様々。建材や家具などから発生する化学物質のガスなどが主な原因と言われています。

平成15年に建築基準法で規制を厳しくしたので、それ以降のものは大丈夫と安心している方も多いのですが、実は近年「シックハウス症候群」になる人が増えているのです。

今回の記事はその理由と対策について書きたいと思います。
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なぜ増えているの?

・家の高気密・高断熱化が進んだから

高気密・高断熱住宅は、省エネでヒートショックがなく住みやすいのですが、換気がうまくできないと空気が汚染されてしまうことに。

また、石油ストーブやガスストーブを使用すると、排出される汚染物質は24時間換気では排出しきれないこともあリます。

・アレルギー体質の人が増えたから

厚生労働省が発表している「アレルギー疾患 推計患者数の年次推移」によるとここ10年でアトピー性皮膚炎や食物アレルギーの患者数が増えていることがわかります。
シックハウス症候群は、アレルギー疾患を持つ人がかかりやすいと言われてるんです。

アレルギー体質の方は体の免疫力が弱っている状態。そういう状態だと確かに病気になりやすいですよね。

・厚生労働省で規制をかけている化学物質以外にも化学物質があるから

厚生労働省はホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなど13の化学物質に指針値と設け規制しています。

でもそれ以外にも建材に使われる化学物質があり、それについての対策は特になされていないのが現状です。
未規制の物質が健康に影響しているという研究結果も出ているそうで、それが原因の一つだとも言われています。

また、安全な建材としての認証「F☆☆☆☆フォースター」は、ホルムアルデヒド以外の化学物質は表示義務がないので、これがついていたら安心とも言い切れないのだそうです。

シックハウス症候群にならないために対策したいこと

・自然素材を使う

できるだけ無垢の木材や塗り壁にすることで、化学物質の総量を減らすことができます。

・積極的に換気する

24時間換気システムがついていても、幼児や高齢の方がよく過ごす床上60cm以下の部分は空気の循環がうまくいかないことも頭において、定期的に窓を開けることを心がけましょう。

・生活する中で化学物質を使わない

現代の生活では知らずに化学物質を使っていることがあります。例えば、

殺虫剤をまく
芳香剤・消臭剤を置く
香りの強い柔軟剤を使う
蚊取り線香をたく

などなど、あげればキリがありません。ダニやカビを除去しようとこまめにかける掃除機のフィルターにも防虫剤が塗布されていたりします。

こういう事にアンテナをはり、できるだけ住環境に化学物質が入ってこないように気をつけましょう。

今回はシックハウス症候群になる人が増えている理由と対策について書きました。

シックハウス症候群は、花粉症のようにある日突然やって来るといいます。

体内に入った化学物質の量が許容量を超えるのが原因だともいわれるので、できるだけばく露しないようにしたいですね。

記事を作成するにあたり、厚生労働省の「科学的根拠に基づくシックハウス症候群に関する相談マニュアル(改訂新版) 」を参考にさせていただきました。

今回の記事があなたの家づくりのお役に立てたらうれしいです。

ではまた次回お会いしましょう。

これを知っていれば土地選びに失敗しない!理想の土地探しのポイント

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

マイホーム作りを考える時、

☆理想の家
☆予算内で実現してくれる施工会社
☆理想の立地

をまず考えるのではないでしょうか。どんな家に住みたいか、どこに住みたいかイメージするのはわくわくしますよね。

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そのイメージを実現させるのに必要なのは土地と施工会社です。

とはいえ、家づくりの初心者は、土地を探すのが先なのか、それともどこでどんな家を建てるのかを先に決めた方がいいのか、また、いい土地に出会うためにどうすればいいのか、様々な疑問がわきますよね。

私も自分の時は手探りで色々と悩み、失敗だらけでした。

そこで今回はタッチハウス山田代表に、そんな疑問をぶつけてみました。

今回の記事では、土地選びに失敗しない探し方や注意点をお伝えします。
マイホーム作りを計画している人、土地を探したい方は参考にしてくださいね。

土地探しと施工会社探し、どちらを優先させればいいの?

平戸「まず、土地と施工会社探しはどちらを先行させるのがいいんですか?」

山田「家づくりをする時に避けて通れないのが予算です。どの家庭でも収入などから考えている予算があると思いますが、土地探しを先行すると、総予算から土地代を引いた残りで家を建てることになります。

ということは、土地代がかさんでしまうと肝心の住空間にお金をかけられなくなることもでてきてしまいます。

また、先に土地を決めてしまうと、自分の理想とする間取りがその土地で実現できるかどうかもわかりません。

施工会社探しを先行すれば、土地を購入したものの、自分の理想の家が建てられなかったというリスクは低くなります」

平戸「そうだったんですね!知りませんでした!だからうちは予算オーバーしちゃったんだ...。」

山田「施工会社が決まれば、たいていの会社では土地探しを手伝ってくれます。土地探しの段階から、設計担当者に土地を一緒に見てもらいアドバイスを受けることもできます。」

平戸「おおー、それなら理想の間取りが実現できそうですね。まず施工会社を決め、自分の理想を叶える家を建てるにはどのくらいの費用がかかるのかを把握したうえで、土地を探すというのが重要なんですね」

山田「そうなんです。土地取得の費用の目安が出たところで土地探しをスタートさせるといいんです」

理想の土地の探し方 

平戸「代表は日常的に建築用の土地を見ていると思うんですが、土地を見る時にまず押さえておくことって何ですか?」

山田「そうですね、まずはやはり土地計画法で建築が許可されている土地かどうかですね。
2m以上接道してるか、市街化区域であるか、工業専用地域でないこと、などです。

平戸「土地には色んな法律的な制限があるんですね。」

山田「地盤がいい所かどうかも重要なポイントです。地盤の改良もできるにはできますが元がいいに越したことはないです。

周りに大きな建物があったりすると地盤調査のデータが残っているので、ネットで調べることも可能です。

もし近所に大きな建物がない場合でも、国土交通省の国土地理院というサイトに行くと調べたい住所を打ち込むと地理情報システム(GIS)で大まかな地盤情報がわかります。

持ち出しにはなりますが、地主さんと交渉して土地の購入前に地盤調査をすることも可能です」


平戸「確かに、どんなにいい家でも土台がグラグラではどうにもならないですよね。」

山田「昔からそこに住んでる人に話が聞けるとなおいいです。昔、川だったり沼だったりしていた場所か、盛り土してあるかどうかなど、その土地の歴史を教えてもらうと、土地の特性がわかるんですよ」

平戸「なるほどー」

山田「勤務先や子供の学校、住みやすさなど希望条件があると思いますが、条件の優先順位をつけて整理しておくといいですよ。100点満点の土地はないので、土地の大きさや形はあまり決めず、建物のプランでカバーしておくものくらいに思っておくとスムーズです」

平戸「優先順位...やっぱりそれが大事なんですね。でも建物でカバーできるなら少し気が楽ですね。そこが施工会社と一緒に土地探しをするメリットなんですね。タッチハウスでも土地探しはお手伝いしてくれるんですか?」

山田「もちろんです。地元の不動産屋さんと連携していますし、自分の足でも目を皿のようにして常に土地探しをしていますので、全力でお手伝いします」

話を聞き、土地探しの重要なポイントを改めて知りました。自分は探していた場所に、たまたまいい土地を見つけ、そこから家づくりがスタートしたので、知らないことばかりで目から鱗でした。知っていれば予算オーバーもしなくて済んだなあと...(^^;

失敗しない土地探しのポイントは

〇残った予算で家を建てるのではなく、まず快適な家を作ることを優先する。
〇土地計画法で建築が許可されているかどうか確認する
〇地盤がいいかどうか確認する
〇土地の特性を知る

でした。

土地を購入する時には色々と懸念点があっても建物でカバーできるものだそう!信頼できる施工会社にがんばってもらいましょう。

今回の記事があなたのマイホームづくりのお役にたてればうれしいです。

それではまた次回お会いしましょう!

働くママがラクになる!家事動線って?

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

働くママにとって、毎日は時間との戦いですよね。最近は家のことをやってくれる男性も多いとは聞きますが、家にいる時間の長い方に負担がかかることは往々にしてありますよね。そしてそれはたいがいママ。

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夫婦二人の時は部屋もたいして汚れないし、洗濯ものだってそんなに多くはありません。でも、家族が増えると洗濯ものも掃除の回数も倍増します。

赤ちゃんの時は昼寝の時や機嫌のいい時に効率よく家事をしないと回らないし、幼稚園や学校に通い出すと、時間までに送り出すために、やはりスピードが求められます。


私も下の子が幼稚園に入りパートに出始めてからは、とにかく忙しい毎日でした。家にいる時間はやることがいっぱいで、子供の言うことをしっかり聞いて受け止めてあげたり、横に座って宿題を見てあげるなんて、ほとんでできませんでした。

でも子供が小さいのはほんの一瞬。「子供のための時間をもっと作ればよかったな...」と今は全力で思います。でも当時はどうやったら時間が作れるかなんて考えもせず、ただ目の前のことを全力でこなすだけが精一杯でした。

でも、あるんですね。物理的に家事の時間を減らすことができる方法が。それが家事動線を考慮した家づくり。今日はそんな働くママの味方「家事動線」について書きます。今日のブログは

家事にかける時間を減らしたい
家族と過ごす時間を増やしたい
家事に追われず自由な時間が欲しい

という方のお役に立てるかもしれません。


まずそもそも家事動線とは何でしょう。

それは、料理や洗濯などの家事をする時の移動経路のこと。洗濯だったら、洗濯機から干し場、取り込む場所、たたむ場所、しまう場所までが家事動線です。

この動線上に、家族の動線が重なりすぎるとお互いにストレスだし、長すぎると効率が落ちてしまいます。

キッチンから洗面所、ベランダ、収納場所の効率的な配置で家事の負担を軽減できるのです。

では共働きのママの負担を軽減できる配置とはどんなものでしょう

☆キッチン、洗濯場、洗面所を回遊型にする

朝の身支度の時間が重なりがちな洗面所と、キッチン、洗濯場を回遊型にすることで家族の渋滞を防ぎ、無駄な移動をなくし、効率よく家事ができるように。


☆室内干しスペース
遅い時間まで働くママは、明るいうちに洗濯ものを取り入れることができません。帰ってから湿った洗濯ものを取り入れるのはとても残念。

室内干しのスペースがあれば、帰りが遅くなる日はそこに干せるし、雨の日や洗濯ものが多い日も安心です。

☆適切な場所に収納があること
家には毎日大量のモノが入ってきます。そのモノ達をどこに収納するか決めておくのが家をきれいにするコツですが、収納場所が使う場所から離れていると、面倒になって片付けなくなってしまいます。

パントリーや土間収納など、使う場所に収納を設けるとスッキリ!


実は私自身は、家庭によって家事のこなし方や分量なども違いがあるので、動線は住む人によって違う、自分の家庭にピッタリあった動線を設計してもらえばいい...と思っていました。

未来の生活をイメージして色々と考え、設計の方と相談して家を建てたのですが...家事が楽だったかというとそうでもなくて...(^^;

子供の服やランドセル、習い事の道具、プリント、おもちゃ、ゲーム...こういうものが常にリビングやキッチンにあるし、乾かない洗濯ものが部屋の片隅に干してあるし、いただきものの野菜や服など、行き場のないものが隅に置かれ...。

洗濯機置き場とキッチンが離れているので、洗濯が終わったことに気付かず干し忘れてしまうこともありました。小さなイライラがたまっていく毎日でしたね~。


確かに家庭によって事情は異なるのですが、素人の考えはやっぱり浅いし、10年も経つと事情も変わります。やっぱりプロの経験の蓄積から生み出された間取りって改めて見るとスゴイと思います(^^;

適切な収納があれば、子供たちも自分の荷物を自分で片付けることが習慣づけられただろうし、部屋干しのスペースを確保しておけば、乾かない洗濯物をリビングに置かなくても良かったし。

不意の荷物の一時置き場があれば、いただきものに頭を悩ませることもなかったし、
朝の忙しい時間には洗面所や洗濯機が近くにあると洗濯ものを干し忘れることもなかったな...と思うのです。

家事動線を考えた間取りになっていれば、散らからないので片づける時間が減り、料理や洗濯の場所が近いと往復する時間がいらなくなるので時短になりますよね。

何より、家を常にきれいにしておけるので小さなイライラが減って、家族にもやさしく接することができそうです。

そんな家事動線をしっかり考えた規格住宅も販売されています。規格住宅というのは間取りプランが何パターンか決まっていて、選択肢が少ない代わりに、高性能の家をリーズナブルな価格で提供するというものです。

タッチハウスでも取り扱いを始めました!家事動線をしっかり考えた耐震等級3の高水準の家です。今週1月30日と31日は展示発表会もやっています。ご興味のある方はぜひお出かけください。

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それではまた次回お会いしましょう!

メンテナンスを想定した家づくり

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

毎週金曜日は友人と1時間ほどウオーキングをしています。以前住んでいた集合住宅で仲良くなった友人達で、ちょうど同じ頃に家を建てました。

私は建てて13年になるのですが、友人達も14年、15年とほぼ同じ。そのせいかどうかわかりませんが、会うと家の修理やメンテナンスの話で盛り上がります。

偶然、一緒に歩く友達3人とも「家に帰れば~」で有名な某ハウスメーカーで家を建てているのですが、

「戸が閉まらなくなった」
「クロスが剥がれてきた」

などのトラブルがまあまあある様子。

大手ハウスメーカーは高性能と信じて建てた友人たちは、いつも腹立ちがおさまらない様子です。いくら均一化されているとはいえ、施工する技術者の腕によって偏りが出るのは仕方ないのかもしれません。

また、水道などの部品やサッシのゴムの劣化など、消耗品の修理交換の工賃が高いといつもぼやいています。

なんでも水栓もサッシもハウスメーカー仕様になっていて、割高になっているのだとか。

彼女たちの愚痴はまだまだ続きます。

「一生塗りなおさなくていいっていうから、高いタイルの外壁にしたのに、コーキングは劣化しちゃうから15年から20年で交換しなきゃならないっていうんだよ。見積りとったら足場も組んで200万以上するんだって。高くない??

確かに相場と比べると高いですよね。ここもメーカー仕様のせい?

大手ハウスメーカーはデータもあるし、たくさんの人が建てているから安心というのがあります。でも、その安心感はメーカー独自に開発してきた工法や部材のおかげで、そのメンテナンスはまあまあ高いということなんですね。

何でも一長一短があるものだなーと聞いていて思いました。
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家は建てるのがゴールではなくスタート。

住んでからのメンテナンスにどのくらいの費用がかかるのか、世界トップレベルの長寿国の日本ですから、しっかりとリサーチしたほうが、間違いなく建ててからの満足度につながります。

こんなはずじゃなかった...というのが一番残念ですもんね。納得してから建てれば満足感は格段に高まります。

私の場合は、内装は無垢の木や塗り壁など交換などの費用のかからないものを選んだり、メンテナンスについても聞いていたので、今のところ想定内なためか、ほとんど不満はないんですよね。納得感、大事です。

住んでみると、間取りや性能と同じくらい大事なのはメンテナンス!というのを実感します。

ただ、メンテナンス費用は契約時に支払うものではないので、契約を急ぐメーカーは契約前にはあまり詳しくは話してくれないんですよね。だから逆にそれをしっかりと伝えてくれるメーカーは信用できるような気がします。自分の利益(契約を取りたい!)より、住む人の利益(トータルでかかる金額を知って納得してから買いたい)を優先してくれるわけですから。

住宅の真価は住んでから10年経ってから。

10年後、20年後を想定して、メンテナンスの計画を立てて費用も提示してくれるメーカーさんは心強いです。そんなメーカーさんに出会えるように、間取りや素材だけでなく、メンテナンスについても色々勉強しておくのを強くおススメします!

ちなみにざっくりと一戸建てのメンテナンスをご紹介しておきますね。金額は一般的な住宅の大きさで計算された、住宅産業協議会「住まいと設備のメンテナンススケジュールガイド(住まいのメンテナンス)を元にしています。


築後5年~10年

防蟻処理:15~20万円(5~10年ごとに処理を繰り返す)

築後10年~20年

外壁の塗装:60から80万円
シーリングの打ち替え:約5万~20万円
屋根の塗装:約60万~80万円
(足場代:25万~40万)
クロスの張替:2000円/m~
給排水器具交換:約5万~15万円
給湯器交換約30万~70万円

築後20年~30年

外壁の張替:約30万~250万円
屋根の張替:約140万~180万円
トイレ便器交換:約20万~40万円
キッチンの交換:約100万~300万円
ベランダの防水パンの交換:約40~50万円
ベランダの防水シートの交換:約30~70万円

随時点検が必要なのもの

ドアやサッシ、網戸、シャッターなどの部品消耗品の交換:一か所1万円~

このほかに和室のある方は、畳、ふすま、障子の交換などもあります。

参考にさせてもらった、住宅産業協議会「住まいと設備のメンテナンススケジュールガイド(住まいのメンテナンス)のサイトがとてもわかりやすかったので、もっと詳しく知りたい方は訪問してみてくださいね。


今回は住宅のメンテナンスについて、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!


それではまた次回お会いしましょう!

山田代表に聞きました!地震に強い家って?後半

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

前回のブログでは、タッチハウスの山田代表に地震に強い家について質問しました。

前回は地震に強い構造や耐震、制振などについての基礎的なことを聞きましたが、休憩をはさんで後半の今回は、実際にこれから建てるならどんな構造がいいのか、リフォームで強化することができるのかを聞いてみたいと思います。

実際に現場で35年家を作り続けている山田代表の、現場のリアルな話を聞き出していきたいと思いますのでよかったら最後までお付き合いくださいね!

前回のブログを読んでいない方はわかりにくい話になると思いますので、前回のブログ「山田代表に聞きました!地震に強い家って?前半」を読んでから後半に入るのをおススメします。

山田代表に聞きました!地震に強い家って?前半

というわけで後半戦です!

平戸「前回は頑丈に固めるだけの構造では昨今の巨大地震では倒壊してしまうことがあり、「制振」という考えが広まってきているという話を聞きましたよね。
制振ダンパーという装置を構造体に組み込むことで巨大地震に耐えられる家になるということでしたが、その制振ダンパーとはどういうものなんですか?」

山田「制振ダンパーとはこういうものです。

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制振システムは躯体の変形量を抑えるのが特徴で、免震のように地震の揺れ自体を軽減するものではありません。
地震が発生すると免振装置の下図の部分が滑り出し、素早く大きなエネルギーを吸収できます。

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従来の耐震構造だと、筋交いなどの耐力壁で地震の揺れに対して力で対抗するので、一度目の強い揺れで破損個所が出来、繰り返しの地震に対して揺れ幅が大きくなっていきます。(下図参照)

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そこにこの制振ダンパーをプラスすると、下図のように地震の揺れを吸収し建物の損傷を抑えることができるのです。」

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平戸「スゴイ!制振ダンパーを加えるだけで揺れ方が全然違いますね。うちにもつけたかったなあ...。」

山田「ただ、制振ダンパーはそれをつけただけでは意味がないんです。
制震装置は各社から出ていますが、建物の耐震性能が有って初めて効果を発揮できます。

耐震プラス制震で、耐震が先なんです。

しっかりとした構造設計と工事管理ができることが必須条件なんです」

平戸「やっぱり構造ありきなんですね。どんな構造が地震に強いんですか?」

山田「地震に強い構造とは、まず第一に家の形が正方形や長方形のシンプルなことです。四角い家は、建物に生じた揺れの力を、6つの面が一体となって耐えるように働きます。

L字型などの変わった形の家は、特に揺れ幅が違いうので曲がった境目部分にエネルギーが集中してしまうので損傷しやすくなります。

また、建築工法の観点からいうと、木造と鉄筋コンクリート造、鉄骨造はどれも一長一短あり、どれが一番地震に強いとは一概にいえません。

工法に関わらず次のようなポイントが押さえられていることが重要です。

● 耐震力が適切な量とバランスで配置されている
● 基礎がしっかりしている
● 結合部分がしっかり接合されている

このようなポイントをしっかりクリアしたうえで、制振ダンパーをプラスしていけば非常に安心できる建物になります」

平戸「なるほど~。制振ダンパーとこのポイントを押さえれば、耐震等級3はクリアできるってことですね!でも高くなりそうです(^^;」

山田「もちろん高くなります(^^;ただ、最近は規格住宅というものがあるんです。間取りや仕様を規格化してあり、その中のいくつかのパターンの中から選択するというものです。

この規格住宅だと、部材を規格化することで大量に発注できるため、仕入れ値を抑えることができるので、注文住宅より大幅に予算を抑えることができるんです」

平戸「耐震等級3の規格住宅があるんですか?」

山田「ありますよ。タッチハウスで今度発表する規格住宅は耐震等級3です。探せば他にもあると思いますよ。ぜひ色々と見比べてみてください」

平戸「そうなんですね!新商品発表会があると書いておきながら、内容を把握してなかったです(^^;チラシできたようですね。こちらです⇓」

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  • アリエ チラシ 裏 タッチハウス イラストレータ- - コピー - コピー.jpg

山田「ちなみに、制振ダンパーはリフォームでつけることもできます。耐震が気になる人は取扱店に相談してみてください。もちろんタッチハウスでも施工できますよ。」

平戸「ほんとですか?うれしい!!」

話を聞き、巨大地震が来ても安心な建物が、今は手に届く価格になっているんだと感動しました。自分が家を建てた13年前は、こういう情報に触れなかったので、これから建てる人がうらやましいです。

安心と価格はトレードオフ。こういうことを知った上で、安心をとるのか、設備をとるのか、空間の広さをとるのか、自分にとって何が必要かを、信頼できる施工会社に相談に乗ってもらいながら見極めてくださいね。

今回は前・後編に分けて地震に強い家について、山田代表に聞きました。安心な住宅を建てたいと思っているあなたのお役に立てたら、とっても嬉しいです。

ご質問などありましたら何でもお答えしますので、ぜひコメントくださいね!感想などいただけたら、小躍りして喜びます!

家を建てるタイミング

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

新年あけましておめでとうございます。

寒波が来ているそうですね。いつも天気が良くぽかぽかな静岡もとても寒い冬らしいお正月を迎えています。
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コロナの影響で、親戚の集まりも初詣も初売りも自粛ムードのお正月ですが、いかがお過ごしでしょうか。

こんなに家での暮らしが重要になることって今までなかったですよね。旅行や買い物、外食、遊びなどに忙しかった人も、家での暮らしに目を向けるようになってきたのかもしれません。
家族と一緒に過ごす時間が増え、新たに家を建てる人はかえって増加傾向にあるそうです。

家を建てるタイミングというのは本当に人それぞれですが、従来は結婚、出産、子供の進学、子供の独立などを節目に建てる人が多かったのです。

結婚し独立するにあたって賃貸に住まずに家を建てて新居にするパターン。

出産時は、子供を育てるスペースが必要だったり、子供のたてる声や音が近所迷惑になるなど、子供がのびのび生活できる住宅が必要なタイミングです。

子供が小学校などに上がる時も、住宅を建てるタイミングですね。
特に小学校は6年間と期間が長く、途中で引っ越すと転校などの心配が出てくるのでその前に建てようと考える人が多いです。

私も長子が小学校に上がるタイミングで引っ越しをしました。仕事場に近くて通いやすい小学校の学区で土地を探して建てたものです。

子供が独立して夫婦2人になり、移動の楽な平屋でコンパクトに住みたいと小さい家を建てる人もいます。誰も住まない部屋を管理するのも大変ということで...。

従来のこのようなパターンも、コロナで状況は変わりつつあるのかもしれません。

職場も学校もリモートで行われるようになり、人が集まる場所へのリスクが高まる中で、上記のようなタイミングではなくても、家族が毎日を過ごす場所をもっと快適にしたいと積極的に動く人が増えているのでしょう。

狭い賃貸住宅で、親はリモートワーク、子供たちもどこへも遊びに行けないというのは息がつまってしまいますもんね。

国土交通省の調査によると、地価の全国平均価格は昨年比で0.3%下落しました。
そして住宅ローンが今は低金利なので、一時的に住宅価格が下がっている現在は「買い時」といえるそう。

そんな情勢も追い風に、従来の建て時にとらわれず、建てたいと思う気持ちがあればそれを大切にしてはいかがでしょうか。

同じ調査で、はじめて分譲戸建て住宅を購入する人の平均年齢は37.7歳。購入するときの年齢が若ければ、比較的若いうちに住宅ローンの支払いを始められるので、定年頃には支払いが完了しているというメリットがあります。

ただ、転職や転勤のリスクもあるのですが...。まあ、それを考え始めると何もできないですね(^^;

土地を探して家を建てるまでには意外と時間がかかります。注文住宅で建てた私の場合は1年半ほどかかりました。

そんなに待てない!という方におススメなのが注文住宅ではなく規格住宅というものです。

規格住宅というのは、部材や間取りがある程度決まっているので打合せ回数がぐっと減り、工期も短縮できるのです。商品によって特徴が違い、高気密高断熱に力を入れていたり、自然素材が標準になっていたり、耐震に力を入れていたりと色んなタイプの規格住宅が
あるのです。大量発注のため金額も手ごろです。

ちなみに、タッチハウスにも色んなタイプの規格住宅がありますので、ぜひご相談くださいね!

また1月中旬には新商品の発表会も三島で行う予定です。詳細が決まりましたらまたこちらにアップしますね。

思い立ったが吉日という言葉もあるように、心が動いたらすぐに行動に移すことでいい出会いやチャンスがやってくるものです。
新たな年の始まりと同時に家づくりのスタートを切ってみてはいかがでしょうか?

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
本年も、住宅を建てるあなたのお手伝いができるような記事を書いていきますので、どうぞよろしくお願いします。

理想の家を作れるようになる2つの方法

こんにちはタッチハウス広報の平戸です。

いよいよ年末、せわしなくなってきましたね。そろそろ冬休みに入った方も多いのではないかと思います。

まとまったお休みの間には、将来住む家について家族で話されることも多いのではないでしょうか。

特に今年はコロナで、いつもより長い時間を家で過ごさなければならなかった方は、家に対する要望も同時に多くなってきたのでは?

今回は、そんなたくさんの要望を叶えるにはどうしたらいいか、自然素材でほぼ理想に近い家を建てた私の経験から書きたいと思います。

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夢を共有できるビルダーを見つけ、仲間にする

家は、とてつもなく大きな買い物です。多くの人にとっては一生に1度の買い物。たくさんの借金もするし、どうしても失敗したくないと言う気持ちが強くなります。

あちこちの住宅展示場や、完成見学会に足を運び、気になった住宅会社何社かとやり取りするようになると、できるだけ条件の良いところで建てたいと、金額やスペックを比べ始めるようになります(私がそうでした)

その時の心理は、家電量販店でパソコンや冷蔵庫を選んでいる時と一緒です。予算内でできるだけスペックの良いものを買いたいという感じ...。

でもパソコンや冷蔵庫は家と大きく違うんですよね。家電はすでに出来上がっているものですが、注文住宅の場合は、後から出来上がるもの。住宅会社を決めてから設計や仕様、設備を考えるという感じです。

あなたのイメージを実際に形にするのはビルダーなので、金額やスペックも大事ですが、理想の家のイメージを共有できるかがとても大事です。

家のイメージを明確にする

そんなビルダーを見つけるには、まず第一に自分のイメージが明確なこと。

私の場合は、自然素材で時とともに風格が出てくるような家というイメージがありました。

ちょっと大変ですが、色んな家を見て、調べて、話を聞いてという経験が多ければ多いほどイメージは固まってくると思います。

建てたい家のイメージ...自然素材の家、スタイリッシュな家、外気温に左右されない家...が決まれば、アンテナが立つので自然にそれが得意なビルダーの情報が集まってきます。イメージが明確なほど、ビルダーも見つかりやすくなります。


ビルダーを味方につける

ここで第二のポイントです。ビルダーを味方につけること。

自分の建てたいタイプの家が得意なビルダーさんが見つかったらぜひやってみてほしいのは、対立するのではなく、一緒に問題を解決する仲間になる方法です。

例えば本当はヒノキの床材がいいけど予算が足りない時、値段交渉もいいのですが、率直さがもっと効果的です。

「○○(ビルダーの方)さんの見せてくれたヒノキが本当に素敵で、目に焼き付いて離れないんです。娘や息子をこの床で遊ばせられたらアトピーもよくなりそうで...。でもどうしても予算が足りなくて...。どうしたらこの板を使えるか、一緒に考えてくれませんか?」

みたいな感じです。

人間は皆人の役に立ちたいと思っているものです。この人の役に立ちたいと思ってもらうことが、ビルダーさんの心にも火をつけるのです。そうすると例えば床材は安くならなかったとしても、他の部材で調整してくれたりと、全力であなたの夢をかなえようとしてくれるでしょう。

あなたが信頼すればするほど、ビルダーさんはあなたを満足させようと頑張ってくれます。「返報性の法則」というものがあって、人はもらったものに対してお返しをしようと思う生き物なのです。信頼されると本当にうれしいものなので、お返しがしたくなるんです。

自然素材で建てるとなると、自然素材は完成後もいろんな動きをすることが十分に考えられます。ビルダーとは長いお付き合いになるので信頼しあえる関係を作っておきたいものです。


今回は、理想の家を建てる方法について私の超個人的な見解を述べてみました。家を建てたいと思っているあなたのお役にたてたら、とっても嬉しいです。

ご質問などありましたら何でもお答えしますので、ぜひコメントくださいね!感想などいただけたら、小躍りして喜びます!