これさえ知っておけば失敗しない!三島市で耐震補強工事 VOL2

2011年の東日本大震災の後
日本では各地で大小の地震が発生しています。

「我が家も地震に備えたい...」
と思いながらよくわからないからと
先延ばしにしている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は耐震補強工事の方法や
費用、実例を紹介します。
正しい知識を身につけて
あなたのご自宅に必要な
耐震リフォームを行ってください。

VOL1では木造建築の耐震補強工事の流れと方法
VOL2では工事費用について
VOL3では補助金制度
VOL4ではタッチハウスの実例
をお伝えしていきます。
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耐震補強工事の費用

耐震工事にかかる工事費用は
補強箇所や補強内容などによってかなりの差があります。
平均値で150万円という数字を
よく目にしますが
個々のお宅によって
全く異なるので目安になるとはいえません。

そこでVOL1でお伝えした
耐震補強工事のパターンごとの費用を
非常にざっくりとですがご紹介します。

1建物の基礎
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木造住宅に耐震補強で
布基礎(鉄筋コンクリートで覆われていない基礎)
からベタ基礎(鉄筋コンクリートの基礎)
にリフォームする工事の費用は、
平均で152万円程度というデータがあります。
当然面積が広いほど費用がかかります。

旧耐震基準で建てられた住宅の基礎工事では
平均が180万円です。

地盤によっては布基礎のほうが安全な場合もありますので
耐震診断士さんに地盤のことも
よく調べてもらいましょう。

2接合部の補強

接合部の補強は
壁や柱の接合部に耐震金物を取り付ける方法が
一般的です。
相場は、耐震金物1個につき材料費込で3万円程度で、
一般的な大きさの住宅だと10ヶ所が目安で
壁の補修などの内装工事10万で
あわせておよそ40万円が平均です。

3屋根の掛け替え
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昔ながらの日本瓦とふき土で重量のあった屋根を
軽い金属系素材でふき直す工事ですが
材質はガルバリウム鋼板やスレートを
使うことが多いようです。

一般的な大きさの住宅で
瓦からガルバリウム鋼板屋根へリフォームする場合
およそ150~200万

スレートにリフォームする場合は
80~150万ほどが目安となります。

4壁の補強
耐力壁は外壁に設置する場合と
住宅内部の壁を耐力壁へ
リフォームする方法の2種類があります。

外壁を耐力壁へリフォームするには
今ある外壁材を撤去し
外壁下地に耐震性能の高い素材を
設置していきます。

費用は外壁の材質によっても
変わりますが
平均で150〜250万円が目安です。

木造住宅内部の壁を耐力壁にするには
壁の石膏ボードやベニヤ板を
耐震性の高い素材に変えます。

6畳の部屋で平均約15〜20万円が目安です。
押入・クローゼットを利用すると、狭い範囲で
多くの補強が可能になりコストダウンする事が出来ます。

以上が耐震補強工事費用の
ざっくりとした目安です。

あちこち補強したいとなると
どうしても高額になってきますが
少ない費用で最大の効果が出る
補強工事が理想ですよね。

耐震補強工事の費用の割合は
「解体費用:2・補強費用:4・復旧費用:4」
が目安です。

なのでリフォームと同時に耐震補強を行うと
費用を約半分ぐらいに抑えることができます。

地震が不安だけど
なかなか耐震補強費用が出せない...
という方も
リフォームする時に
検討してみるのも一つの手です。

また、耐震補強工事は
自治体で補助金や助成金が出ていることが多いです。

次回は三島市の補助金について
ご紹介しますのでお楽しみに!

これさえ知っておけば失敗しない!三島市で耐震補強工事 VOL1

2011年の東日本大震災の後
日本では各地で大小の地震が発生しています。

「我が家も地震に備えたい...」
と思いながらよくわからないからと
先延ばしにしている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は耐震補強工事の方法や
費用、実例を紹介します。
正しい知識を身につけて
あなたのご自宅に必要な
耐震リフォームを行ってください。

VOL1では木造建築の耐震補強工事の流れと方法
VOL2では工事費用について
VOL3では補助金制度
VOL4ではタッチハウスの実例
をお伝えしていきます。

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耐震リフォームの流れ

1耐震診断
耐震を思い立ったら
まずは耐震診断をしてもらいましょう。
専門家に耐震補強工事の必要性を
見てもらうものです。
壁などを壊さずに判断する一般診断(約10万円)と
壁を壊して建物内部の様子を見て
判断する精密診断(約20万円)があります。

補助金が支給されたり
業者を紹介してくれることもあるので
お住まいの市区町村に
相談してみるのがおすすめです。

公的な資格を持つ施工責任者
がいる工務店でも
耐震診断を行っているところがあります。
お知り合いの工務店があれば
相談されるのもいいと思います。

ちなみにタッチハウスでも
行っています。

2耐震補強提案
耐震診断の結果に基づき
専門家が補強必要箇所や補強方法を決定します。

耐震補強工事の見積りとスケジュール
の提案があるので
それを見て耐震補強工事を
行うかどうか決めます。

診断と提案はできるだけ
おなじ業者がおススメです。
できるだけ耐震補強工事経験の豊富さで
選ぶといいでしょう。

耐震工事経験の豊富な業者は
建物のどの部分をどのように補強すれば良いか
などの引き出しが多いので
最適な改修計画をたてることができます。

補強工事の実施
診断、設計とすすんだら次は
耐震補強工事です。
耐震工事は工事が終わると
見えなくなってしまうので
途中で確認させてもらえると安心です。

アフターフォロー

タッチハウスでは
リフォーム後も定期的な点検や
困りごとへの即時対応を行い
それぞれのお宅に合わせた
メンテナンス方法をお伝えしています。

耐震補強工事の方法

耐震補強工事のパターンは主に4つに分けられます。
1建物の基礎から見直す工事
2接合部の補強工事
3屋根の見直し
4壁の補強

それぞれを見ていきましょう
1建物の基礎から見直す工事

古い木造住宅は
基礎部分に鉄筋を用いた技術がない頃
建てられた物件もあるため
そういう建物の基礎は無筋状態です。

無筋状態だと強度が弱いため
基礎をコンクリートで補強します。
コンクリートで補強することで
強度がぐんと増します。

2接合部の補強工事
古い木造建築の建物は
接合部が金属で補強されてないことがあります。
木造住宅は壁や梁が一体となって
地震に耐えるようになっているため
一つでも外れてしまうと
一気に耐震性が落ちてしまいます。
こういう場合
接合部を金具で補強して
つなぎ合わせることで
耐震性を大幅に
アップさせることができるのです。


3屋根の見直し

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耐震性を上げるには屋根も重要です。
一見するとなぜ?と思うかもしれませんね。
実はその理由は屋根の重さなんです。

地面から離れた位置に重いものがあるほど
揺れが大きくなってしまうからです。

棚の上に重いモノをおいておくと
ちょっとの揺れで落ちてしまいますよね。
それと同じです。

ですから屋根が重たい場合には
軽い材質の屋根材に変えることで
耐震性をアップさせることができます

4壁の補強

耐震工事を考える時に
最も大事だと言えるのが壁の補強です。

細かい筋が入っていない壁は
実はとても
揺れに弱いんですよね。

それに加えて
昔ながらの日本家屋は
開口部が多く壁の少ない家が多いのです。

壁を補強する場合は方法は2つあります。

・耐震の壁を新しく増設する
・既存の梁や柱を補強する

「耐力壁」というのを聞いたことが
あるでしょうか?

これは柱の間に筋交いを取り付けた壁や、
構造用合板を規定の釘で打ち付けた壁のこと。

耐力壁を造ることが難しい場合は
耐震金物を使って耐力壁にします。

耐力補強工事の流れと方法を
ご理解いただけたでしょうか?

わかってくると
費用の方も気になりますよね。
そこで次回は
工事費用についてお伝えしていきますので
お楽しみに!

あなたには長期優良住宅は必要かVol4

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てようと色々勉強をしていると、長期優良住宅というのを耳にすることが多いと思います。

税制面の軽減制度や住宅ローンの金利優遇など様々なメリットのある長期優良住宅ですが、デメリットもあるとも聞きます。さてじゃあどうすればいいのでしょう?

そこで今回は長期優良住宅のメリット・デメリットを調べてみました。

この記事を読むと、長期優良住宅メリットもデメリットがわかり、自分に必要かどうか判断することができるようになります。

長期優良住宅を検討されている方はぜひご参考にしてみて下さい。

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Vol1では長期優良住宅とは何か

Vol2では長期優良住宅のメリットについてお伝えしました。

Vol3では長期優良住宅のデメリットについてお伝えしました。

第4回目の今回はVol2とVol3でお伝えしたメリットの捉え方は正しいのか、デメリットは本当にデメリットなのか、その本質をみていきましょう。

前回までに、長期優良住宅のメリット、デメリットについてお伝えしてきましたが、特にデメリットとされる手間とコストアップは「長期優良住宅だから」必要な物なのでしょうか?

品質の高い住宅に長く安全に住むために必要なもの

〈点検口を付ける〉〈耐震性を高める〉〈断熱性アップ〉など住宅性能の向上やそれに伴う建築コストの増加は、目に見えない断熱や耐震、省エネ性能といった品質を実現するためには避けて通れないものです。

また定期メンテナンスをすることで、症状が現れる前に対応できるので部分的な補修で済み、逆にコストを削減できたりします。

特にキッチンなどの水回りなどは見えない所で水漏れが進行していたりすることもあります。水は住宅の大敵。早めの点検によって大規模な補修を免れることはよくあります。

税金の優遇措置もよく見てみるとそれほどメリットではないといえます。

税金は実質そんなに安くならない

長期優良住宅では、控除対象限度額が5,000万円と一般住宅に比べて+1,000万円の増額、所得税からの最大控除額は500万円と+100万円お得でした。

ただ、一般住宅も4,000万円の控除を受けることができます。

つまり、優良住宅を建てても住宅ローンの総額が4000万円以上ないなら一般住宅の範囲内におさまるためお得になりません。

また、一般住宅であっても所得税からの控除額は最大400万円(=年間40万円×10年間)です。

毎年の所得税が40万円以下であれば、優良住宅だからといって所得税が安くなる効果はありません。

投資型減税についても、住宅を現金で買うということは一般的にはあまりないパターンです。

不動産取得税も、課税標準額が1,200万円以下の住宅であれば、1,300万円まで控除する長期優良住宅の減額効果はなく(一般住宅の特例措置の範囲内に収まり)、不動産取得税の効果はありません。

登録免許税も長期優良住宅のメリットの時にご紹介したように安くなる金額はそんなに多いものではありません。一般住宅に比べて、登録免許税と不動産取得税であわせて5万円に満たない減額効果しかないでしょう。

固定資産税の減額措置に関しても、長期優良住宅であれば、2年分減税措置が長くなるので、減額効果としては10~30万円と考えられますが、長期優良住宅の場合、一般家屋にくらべ課税評価額が上がるため、固定資産税が上昇します。

なので、減税措置延長の減少効果と、固定資産税の上昇効果を合わせて考えるとお得感はかなり薄れることになります。

こんな風に税金面では実質はそんなにお得ではないといえるのです。

節税のために質の高い家を建てるのではない

ただ、よくよく考えてみると「いい家を作って、きちんと手入れして、長く大切に使う」という流れに社会がシフトしているということが言えると思います。

現在は過渡期にあり、住宅会社も流れについていけていない部分も多く、そのために国は税制面などで補助して流れを変えていこうという意図があります。

つまり、世の中の建築の流れは、スクラップ&ビルドの時代から長く住まう住宅の時代へ変革しようとしているのです。

この流れでいくと、少し先の未来では長期優良住宅が当たり前になっている可能性が高いと思われます。この流れの中に節税対策があるんですよね。

なので節税のために質の高い家を建てるのではなく、長く持ついい家を建てたい人を応援するための節税ということなのです。

お得になるからそれに合う住宅を建築するのではなく、どのような住宅に住みたいか。それをご自身の軸にすると自ずと答えが見えてくると思います。


認定しないという選択肢もある

長期優良住宅の認定を受ければ、フラット35の金利優遇が受けられたり、地震保険料の割引を受けられたりしますが、これは長期優良住宅の認定がなくても、耐震等級など適合証明書が取れれば適用されます。

認定を受けなくても同等の水準の住宅なら、経年劣化を防ぎ質の高い住宅を維持できます。

行政の介入は、建築会社によるまだまだムラのある施工を、基準を設けることでより高品質な施工にすることが目的です。逆に言えば、高品質な施工をしてくれる信頼できる施工会社があるなら、行政の介入は必要ないと言えるのです。

認定しようがしまいが、資産価値を下げないよう住宅を大切に使うことが大切であることに変わりはないのですから。

もちろん「認定長期優良住宅」という国のお墨付きがあれば、分かりやすくインパクトがあるでしょう。特に売却の可能性がある場合や、30年後、50年後のリフォームを考えるとメンテナンス住宅履歴が残るのはメリットが大きいでしょう。

今回はメリット、デメリットから見えてくる本質を考察してみました。

国土交通省、経済産業省、環境省が共同で設置した「低炭素社会に向けた住まいと住まい方推進会議」で新築住宅が新たな省エネ基準に合致するよう義務付けされました。

力の入れ具合も相当なものです。

すべての新築住宅と段階を追って義務化される予定で、既に動き出しているのです。

その先には、「省エネ」「創エネ」「蓄エネ」などを駆使し、創エネルギー≧消費エネルギーとなる「ゼロエネルギー住宅」があります。

これまでは"品質の高い住宅"といってもいまいち不明瞭でしたが、これからはこの長期優良住宅が住まいの参考基準になっていくでしょう。

認定するしないに関わらず、そのことは念頭においた家づくりをすることが必要になってくると思います。

今回の記事があなたの家づくりの参考になれば幸いです。最後まで読んでいただいてありがとうございました。


あなたには長期優良住宅が必要か?Vol3

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てようと色々勉強をしていると、長期優良住宅というのを耳にすることが多いと思います。

税制面の軽減制度や住宅ローンの金利優遇など様々なメリットのある長期優良住宅ですが、デメリットもあるとも聞きます。さてじゃあどうすればいいのでしょう?

そこで今回は長期優良住宅のメリット・デメリットを調べてみました。

この記事を読むと、長期優良住宅メリットもデメリットがわかり、自分に必要かどうか判断することができるようになります。

長期優良住宅を検討されている方はぜひご参考にしてみて下さい。

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Vol1では長期優良住宅とは何か

Vol2では長期優良住宅のメリットについてお伝えしました。

第3回目の今回は長期優良住宅のデメリットについてお伝えしていきます。

長期優良住宅のデメリットとは

申請(準備)期間が長くかかる

長期優良住宅の場合、一般住宅と比べて申請書類の量が10倍位になり、申請期間が1ケ月以上の期間が余分にかかります。


申請するための費用が必要

長期優良住宅を申請するのにコストがかかります。行政によって少し価格が異なりますが、一戸建てのお住まいをご自身で申請すると、だいたい5~6万円と見ておくとよいでしょう。

ハウスメーカー・工務店・設計事務所などを通して申請すると、数十万になることもあります。

「そのお金があれば、もう少しいいソファが買えるのに!」なんて思うと、ちょっと悩みますよね。


建築コストがアップする可能性がある

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長期優良住宅の基準に合わせようとすると、当然ですがそれなりのコストがかります。とは言え、よくよく見てみると〈点検口を付ける〉〈耐震性を高める〉〈断熱性アップ〉などは、今時あたり前のこと。

しっかりとしたハウスメーカーや工務店なら「言われなくてもやってます!」と言われてしまうでしょう。こうした水準の高い住まいなら、長期優良住宅にしたところで、建築コストがびっくりするほど上がることはありません。

定期的なメンテナンスが必要

長期優良住宅の認定基準に、〈維持保全計画〉というものがあります。

最低でも10年ごとに点検しなければいけない=その度にコストがかかります。

いくらかかるかは建物の状態によりますが、何もしない家よりはランニングコストが高くなることは間違いありません。

もしこれを怠った場合には、特定行政庁(地方公共団体)から助言や指導、改善命令が出され、それに従わない場合、認定が取り消される恐れがあります。

住宅履歴情報を作成・保管しなければならない

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長期優良住宅は数世代にわたって使用する住宅を目指しており、住宅の健康状態を履歴情報として残しておくことが求められます。

点検した結果に加え補修などを行った場合、どの業者がどういう施工を行ったかなども含めて住宅履歴を作り、それを残さなければなりません。

履歴情報の作成を業者に依頼する場合には、お金もかかります。

認定住宅に認定されるということは、それだけ義務が課され手間もコストもかかってくるのです。


長期優良住宅のデメリットいかがだったでしょうか。

前回の記事で上げたメリットと今回の記事でお伝えしたデメリットを読んでいただきましたが

あらためてメリット・デメリットを整理すると何がみえてくるでしょうか。

メリットの捉え方は正しいのか、デメリットは本当にデメリットなのか、次回はその本質をみていきましょう。

お楽しみに!

あなたには長期優良住宅が必要か?Vol2

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てようと色々勉強をしていると、長期優良住宅というのを耳にすることが多いと思います。

税制面の軽減制度や住宅ローンの金利優遇など様々なメリットのある長期優良住宅ですが、デメリットもあるとも聞きます。さてじゃあどうすればいいのでしょう?

そこで今回は長期優良住宅のメリット・デメリットを調べてみました。

この記事を読むと、長期優良住宅メリットもデメリットがわかり、自分に必要かどうか判断することができるようになります。

長期優良住宅を検討されている方はぜひご参考にしてみて下さい。

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Vol1では長期優良住宅とは何かをお伝えしました。

2回目の今回は長期優良住宅のメリットについてお伝えしていきます。


長期優良住宅のメリット

住宅ローン控除の拡充

住宅ローン減税制度は、住宅ローンを借入れて住宅を取得する場合に、取得者の金利負担の軽減を図るための制度です。

毎年末の住宅ローン残高又は住宅の取得対価のうちいずれか少ない方の金額の1%が10年間に渡り所得税の額から控除されます(住宅の取得対価の計算においてはすまい給付金の額は控除されます)。

また、所得税からは控除しきれない場合には、住民税からも一部控除されます。

長期優良住宅にすると、この控除対象になる借入限度額が優遇されて、一般住宅なら4,000万円のところ、長期優良住宅なら5,000万円となります(消費税率10%が適用される場合)。

http://sumai-kyufu.jp/outline/ju_loan/

2022年度の税制改正により、「住宅ローン減税」の仕組みが以下のように変わる可能性があります。
※2021年12月10日現在の情報です。

適用期限を4年間延長(~2025年末入居まで)
2023年までに入居の場合、控除期間は13年間
2023年までに入居の場合、ローン残高控除率(年末時点)を1%から0.7%に引き下げ
減税対象の所得制限を3,000万円から2,000万円に引き下げ(所得2,000万~3,000万円の方は適用外)
長期優良住宅・省エネ配慮の住宅のローン残高上限を3段階(5,000万円・4,500万円・4,000万円)に分別
その他新築住宅のローン残高上限を4,000万円から3,000万円に引き下げ


投資型減税

現金で住宅を購入すると、10年間の住宅ローン減税を受けることができません。そのための制度で、長期優良住宅を建てるために余分にかかった費用のうち10%を年末の所得税から控除されるというのが投資型減税です。

控除対象限度額は650万円で、控除率は10%となっているため最大控除額は65万円です。
また、住宅ローン控除との併用はできません。


不動産取得税の減税

不動産取得税は、家を新築したときや取得したときに1度だけかかる税金です。
一般住宅の場合は控除額が1,200万円のところ、長期優良住宅においては1,300万円に引き上げられています。

登録免許税の引き下げ

家を建てたり買ったりしたときには、法務局で所有権保存登記や所有権移転登記を行いますが、このとき登録免許税がかかります。

長期優良住宅は一般住宅に比べてこの税率が低くなります。

一戸建ての場合は一般住宅が
保存登記0.15%
移転登記0.3%
となっていますが、

長期優良住宅だと
保存登記0.1%
移転登記0.2%
となっています。

仮に住宅費用が2000万円だった場合、

保存登記で10,000円
移転登記で10,000円

減税できます。

固定資産税の減税(新築住宅の減額期間の延長)

通常新築住宅を建てると、固定資産税は3年間(マンション等の場合は5年間)、2分の1に減額されることになっています。(適用期限:令和4年3月31日)

長期優良住宅を建てるとその期間が3年から5年(マンションは5年から7年)延長されます。

仮に住宅の購入価格2000万円評価額1000万円の場合、長期優良住宅は一般住宅よりも

119,000円

優遇されることになります。


住宅ローンの金利の優遇

長期優良住宅は、フラット35という住宅ローンの金利優遇を受けられます。

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フラット35は、民間金融機関と住宅金融支援機構の提携によって提供される、長期固定金利の住宅ローンです。

長期優良住宅でフラット35のローンを組むと、通常の金利から5~10年の間0.25%金利優遇を受けることができます。

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地震保険料の割引

長期優良住宅は、耐震等級2以上と定められていて高い耐震性をクリアしているため、地震保険料が割引されます。

耐震等級2なら30%割引、耐震等級3では50%割引と、耐震等級に応じて保険料が割引されます。

補助金

長期優良住宅を新築すると、

「地域型住宅グリーン化事業(長寿命型)」http://chiiki-grn.jp/

による補助金を受けられる可能性があります。

この補助金は、長期優良住宅の工事費用に対する補助金制度で、特徴は国土交通省の採択を受けた中小工務店で木造住宅を建築した際に利用できることです。大手ハウスメーカーは対象となりません。

補助金額は一戸当たり最大110万円で、地域材を利用することによる加算金などもあります。

良質な資産価値を明確にできる

長期優良住宅の認定を受けるためには

劣化対策→床下の換気、通気、構造材の防腐処置など
耐震性→木建築基準法の1.25倍の耐震性
省エネルギー性→断熱性能等級4
メンテナンスの容易性→維持管理対策等級3

など一般住宅よりも高い性能基準が明確化しています。

これによって安心して住むことができるだけでなく、売却時には大きなアピールポイントになります。長期優良住宅は国の認定制度であり、高性能な家であることを客観的に示すことができるからです。

以上が長期優良住宅のメリットですが、いかがだったでしょうか。

専門用語も多くわかりにくかったかもしれません。もっと詳しくお知りになりたい方はぜひタッチハウスにお気軽にお問い合わせください。

次回は長期優良住宅のデメリットについてお伝えしていきます。

あなたには長期優良住宅が必要か?Vol1

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てようと色々勉強をしていると、長期優良住宅というのを耳にすることが多いと思います。

税制面の軽減制度や住宅ローンの金利優遇など様々なメリットのある長期優良住宅ですが、デメリットもあるとも聞きます。さてじゃあどうすればいいのでしょう?

そこで今回は長期優良住宅のメリット・デメリットを調べてみました。

この記事を読むと、長期優良住宅メリットもデメリットがわかり、自分に必要かどうか判断することができるようになります。

長期優良住宅を検討されている方はぜひご参考にしてみて下さい。

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第一回めの今回は、そもそも長期優良住宅とは何かというところからスタートしていきます。

長期優良住宅はメリットが多いとはよく聞きますが、そもそも長期優良住宅って何なのでしょう?

そもそも長期優良住宅って?

長期優良住宅とは、2009年に開始した「長期優良住宅認定制度」の基準をクリアし、所管行政庁から認定を受けている住宅の事。

一定基準の性能の確保や定期点検・メンテナンスが義務化されているので長期に渡り安心して快適に暮らせるという特徴があります。

では長期優良住宅はどんな基準をもっているのでしょうか。

長期優良住宅の設定基準

長期優良住宅の認定を受ける為の基準は以下の7項目を満たしている必要があります。

戸建ての場合
・劣化対策
・耐震性
・維持管理・更新の容易性
・省エネルギー対策
・住戸面積
・居住環境への配慮
・維持保全計画

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ではひとつひとつ見ていきましょう。

劣化対策

数世代にわたり住宅が使用できること(100年)を目的としています。
劣化対策等級3相当、 かつ 構造の種類によって以下の対策が必要です。

【木造 】
床下空間330mm以上確保、床下・小屋裏に点検口を設置
【鉄骨造】
防錆措置又は木造と同様の措置
【RC造】
水セメント比を5%低減又はかぶり厚さを1cm増加


耐震性

めったに起きない大きな地震が起こった時でも、継続利用できるよう損傷をおさえることが目的です。

そのために以下の①~③のいずれかを満たさなければなりません。

①.耐震等級1(伝統工法などに適応)
(限界耐力計算を行い、安全限界変形 1/100(木造 1/40)以下を確認)

②.耐震等級2 (許容応力度計算による値1.25を満たす)
③.免震建築物であること

維持管理・更新の容易性

内装や設備は家本体に比べると耐用年数が短いですよね。そこで維持管理(清掃・点検・補修・更新)を行い、耐用年数を伸ばすことが目的です。

これらを行いやすくするたに必要な措置を講じなければなりません。維持管理対策等級3相当

省エネルギー対策

必要な断熱性能等の省エネルギー性能を確保することが目的です。

断熱等性能等級4相当

住戸面積

良好な居住水準を確保するためにはある程度の規模が必要です。その規模を確保することが目的です。

一戸建ての場合少なくとも一つのフロアの床面積が40㎡以上(階段部分の面積を除く)、合計が75㎡以上。(地域によっては合計床面積55㎡以上に緩和される)

居住環境への配慮

良好な景観の形成、その他の地域における居住環境の維持、もしくは向上に配慮した建物を建てることが目的です。

維持保全計画

建築時から将来を見据えて、定期的な点検・補修等の計画を立て、家を長持ちさせるのが目的です。

維持保全計画に以下の事項を定める

・構造耐力上主要な部分、雨水の浸入を防止する部分、給水・排水の設備について仕様に応じた点検の項目・時期(点検の時期の間隔が10年以内であること)
・点検の結果、必要に応じて補修等を行うこと
・地震・台風時に臨時点検を行うこと
・維持保全の実施期間が30年以上であること

以上が長期優良住宅と認定を受ける為に満たすべき基準です。

長期優良住宅の概要がつかめたでしょうか?

次回は長期優良住宅のメリットについてお伝えしていきます。お楽しみに!

地震に強い家を作るために押さえておきたい3つのポイント

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

夕べの地震は長く揺れて怖かったですね。
私は静岡県富士宮市に住んでいるのですが、長時間停電しました。

懐中電灯やロウソクをかき集めたり、Twitterやネットで検索したり。久しぶりに不安と恐ろしさを感じました。

3.11の時もそうでしたが、地震があったその時は本当に怖くて、対策をしていなかったことを後悔します。

でも、時間が経つと忘れてしまうんですよね。それが脳の特性で、恐怖をずっと感じているのはものすごくストレスなので、忘れるように全力で働きかけるのだそうです。

今回の地震で改めて地震に強い家がいいなと思ったのではないでしょうか。

私が家を建てたのは東日本大震災の前でしたが、阪神大震災の後でしたし、東海地震が起こると言われていたので、これだけ地震が騒がれているのだから、今時の家なら地震対策はされてるでしょ?と思っていました。

でも、実は地震対策は能動的に選んでいくものだったのです。
もちろん最低限の耐震対策はされているのでそこは安心なんですが、倒壊を免れるだけでいいのか、地震の後も住み続けたいのか、によって選択肢が変わってくるのです。

そこで今回は地震の後も住み続けられる家を建てる時に、押さえておきたいポイントをお伝えします。

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耐震については過去記事山田代表に聞きました!地震に強い家って?前半
でも触れていますので、こちらも合わせてご覧下さい。

制震装置がついているか

制震装置というのは、建物の壁の中に装着する油圧のクッションのようなもので、制震ダンパーと呼ばれる物です。

これが地震の揺れを吸収してくれ、震度7くらいの地震でも震度4くらいに揺れを軽減してくれると言われています。

昨日富士宮では震度4だったのですがもちろん怖さも不安もありましたが、10年前に来た震度6強の地震とは比べ物になリませんでした。
震度7の恐怖はどれほどでしょう。それが震度4にまで軽減されるのは嬉しいですよね。

また大きな地震の後には、必ず何千回という余震が来ます。私たちの地区も6強の地震の後、一日30回以上の余震が来てその度に生きた心地がしませんでした。
その繰り返しの余震で、釘などが緩み隙間があき、倒壊してしまうことも多いのだそうです。

制震ダンパーをつけておけば、建物のダメージを大幅に減らすことができます。

他にも基礎と土台の間にスライドできるような金具をつけて揺れを逃す免震装置というものもあります。そちらは設置条件が厳しく、かなり高額なものなのであまり現実的ではありません。

制震ダンパーはつけなきゃだめというものではないですが、より安心できる要素になるのは確実です。予算と相談しながら検討してみてください。

耐震等級3の家か

建物を建てる際には建築基準法をクリアしていないと建てることができませんが、それは倒れない最低限のレベルで、耐震等級でいうと1になります。耐震等級3というのは耐震等級1の1.5倍の強度という意味です。

耐震等級3を取得するにはそれなりに費用はかかりますが、いざ地震が起こった時にはこだわってよかったと思えるのではないでしょうか。

構造計算をしているか

全ての家に構造計算ってしていると思っている方が多いと思いますが(私も思ってました!)実は木造の場合は3階以上でなければ義務となっていないのです。
もちろん構造計算をするにはお金がかかるので、しないで済ましていることが多いのだそうです。

でも構造計算は、一つ一つの材料の大きさや木の種類、必要な耐力壁の位置を全て明確にしてくれるので、することでより地震に強い家を作ることができるのです。
構造計算をすれば確実に耐震が強化されていることが証明されるので、安心材料になるのは間違いありません。

構造計算までしている会社は安心できるとも言えるので、そういう会社で頼むということも選択肢の一つだと思います。


今回は地震に強い家を作るために押さえておきたい3つのポイントを紹介しました。

どれもコストアップにつながることではありますが、今回のように地震が来たときに心の底からよかったと思える選択になるのではと思います。
今は予算内で収まるように、こういった要素をパッケージ化した規格住宅というのも出ています。
タッチハウスでも取り扱っています。

展示会なども定期的にやっていますのでよかったら覗いてみてくださいね↓

  • Arieチラシオモテ タッチハウス -イラストレータ 2・27.jpg
  • アリエ チラシ 裏 タッチハウス イラストレータ- 1・30_page-0001.jpg

今回の記事があなたの家づくりのお役に立てたらうれしいです。

ではまた次回お会いしましょう。

山田代表に聞きました!地震に強い家って?前半

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

お正月はいかがお過ごしでしたか?家を建てようと考えている方は、お休みの間に住宅展示場などに行く機会もあったのではないでしょうか。

私も家を建てる前は住宅展示場巡りが週末の楽しみになっていました。
間取りや材質などを実際に見ることができるので、自分の家のイメージをふくらませるのにすっごく役にたつんですよね。

私のような建築の素人でも、展示場などに行けば見た目のイメージは割としやすいのですが、構造などの見えない部分はイメージが難しいものです。

間取りや内装は、生活しやすさを左右する大事な要素ですが、構造は地震や火災があった時に生き残れるか、家が崩壊してしまわないか、生死にかかわる最も重要な部分なんですよね。

でも、その部分が私たち素人にはわかりにくい...(^^;

特に静岡県は巨大地震が来る可能性が高いと言われている地域です。

実は2011年の宮城県沖地震の際、私の住む富士宮でも震度6強の地震があったんです。
家を建てて2~3年目だった我が家もすごく揺れて本当に怖かった...。
幸い住むのに支障をきたすほどの被害はなかったのですが、あれ以上の地震が来たら...と思うと怖いですね。

これから家を建てようと考えているなら、やっぱり大地震がきても安心な家を建てたいですよね。
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そこで今回は、修業時代を含めて35年以上の大工の経験をもつ建築のプロ、タッチハウスの山田代表に、地震に強い住宅について聞いてみました。

前半では地震に強い構造や耐震、制振などについての基礎知識を、そして後半では実際にこれから建てるならどんな構造がいいのか、リフォームで強化することができるのかなどを聞いてみました。

平戸「住宅展示場に行くとどの会社も地震に強いと言うんですが、そもそも地震に強い家ってどういうものなんですか?」

山田「そうですよね、一般の方にはわかりにくいですよね。それではまず基本的なことからお話していきますね。」

平戸「ハイ(^^♪お願いします」

山田「まずは住宅はどうして倒壊してしまうかというと、地震で大きな力が加わると、大きく変形してしまい、その時に柱と梁や土台が組んである部分が外れたり折れたりするからなんです。

直下型の地震では、縦方向の揺れによって柱が土台から抜けてしまうといったこともあります。

そのため、強度を上げるために筋交いや耐震金物、構造用合板で強化するのですが、この壁が少なかったり配置のバランスが悪いと、
揺れの共鳴が起こり変形が大きくなる箇所が出来、柱や梁がこわれやすくなってしまうんです」

平戸「ふんふん、それはイメージできます」

山田「この耐力壁の量やバランスを取るように、建築基準法では基準を定めているのですが、それはその基準を満たしていなければ危険という最低のライン。
そこからどれだけ耐震性が優れているのか数値にして表示したのが「耐震等級」という指標なんです。数値で見られるので施主さんにもわかりやすいと思います」

平戸「そんなものがあったんですね。何にも知らずに建ててしまっていました。」

山田「そうなんです。2000年に施行されていますので、平戸さんが建てた時にもあったと思いますよ(笑)等級1が建築基準法の耐震性能を満たす水準で、震度6強の地震が1回来ても倒壊しにくい耐震性能。
等級3まで3段階に分けられています。

等級2は1の1.25倍、3は1の1.5倍の強さがあると定義されています。等級が上がるほど柱や梁が太くなり、窓などの開口部は狭くなります」

平戸「壁や柱が太くて多いほど強いんですね」

山田「理論上はそうなりますね。等級1は震度6強から7程度の地震で倒壊や崩壊しないというレベルの建物なので、倒壊はしないけれども損傷を受ける可能性はあるという意味でもあります。

命は助かるけれど避難所暮らしになったり、建て替えが必要になる可能性があるということです」

平戸「なるほど~、そういうことなんですね。命が助かることがもちろん大事だけど、被災後の生活もめっちゃ重要です」

山田「長期優良住宅では、耐震等級2以上が認定条件とされていて、避難所に指定される公共施設は等級2以上でないとならないと定められているんですよ」

平戸「じゃあ3になるともっと強いってことですか?」

山田「3の建物になると、一度大きな地震の力が加わってもダメージが少ないので、多少の修復で住み続けることができ、大きな余震が来ても耐えられるんです。

余震の方が大きかったと言われる熊本地震では、一度目は耐えたけど二度目の余震で倒壊した建物が多かった中、等級3の建物は大丈夫だったんですよ」

平戸「それ!すごくわかります。震度6強の地震の時、余震が大した事なかったのでよかったんですが、また来たらと耐えられるのかなとものすごく不安でした」

山田「そんな不安を持たなくても済むよう、これから家を建てるなら等級2か3の家を建てるのがいいと思います。倒壊はしなくても半壊して建て直しとなれば、その後の人生設計に大きく差が出てきますから。

まして震度6強以上の地震が10年に1回の頻度で発生している最近です。震度6強以上の地震には対応できない等級1では命の保証もできません」

平戸「本当にそうですね。首都圏、東海地方で大地震が起こる確率は70%と言われ始めて、もうずいぶん経ってる...。明日起こっても全く不思議じゃないんですよね。」

山田「実は、近年日本列島を襲う大地震では、耐震等級2の建物も崩壊してしまったという例もあるんです。従来の頑丈な作りだけでは大地震の衝撃を受け止められないということがわかってきたんです」

平戸「うわー、それだけ地震が巨大化してるってことなのかなあ。何かいい方法があるんですか?」

山田「今は「耐震」だけでなく「制振」という考えが広まってきています。

頑丈な建物を作るという「耐震」では、大きな地震の力を受けると強い衝撃が生まれ、構造体が損傷してしまいます。

「制振」というのは、建物が揺れた際に、揺れ続けたり、変形・損傷したりしないように、構造に組み込んだダンパーと呼ばれる装置が変形することによってエネルギーを吸収し、揺れを抑えるものです。自動車などに用いられるサスペンションのようなイメージです」

平戸「それを構造体に組み込むことで、より地震に強い家ができるんですね。なんか希望が見えてきました!

ここまで地震に強い家の基礎知識を聞いてきましたが、長くなりそうなので休憩入れましょう。後半では制振ダンパーについてもっと詳しく聞かせてください!」


というわけで後半もぜひお楽しみに!

防災に強い家って?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

今日は防災の日ですね。
日本は地震、台風、洪水など天災が多い国ですが、近年はそれが加速している気がします。

私も家を建てる時には、特に東海地震が50年以内にくると言われていたので、

地震で倒壊しない家というのを素人なりに研究したものです(^^)

今日は防災の日にちなんで、私が防災の面で自然素材を使った木造住宅がベストだと思った理由を書いてみたいと思います。
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木造は揺れに強いと知ったから

木って、鉄やコンクリートに比べて軽いし、柔らかくてすぐ折れそうですよね。

私も以前は鉄筋コンクリートにはかなわないんだろうなと、漠然と思っていました。

でも実はその軽さとか柔らかさが、力が加わった時その力を吸収して、また同じ状態に復元する力があると聞いたのです。

逆に鉄やコンクリートは、一定の曲がる力が加わると突然破壊してしまうと。

地震の時、木造住宅ならある程度変形しながら力を逃がしてくれると聞きました。

確かに、日本には多くの木造の神社、仏閣が数百年もの間残っているなと納得したものです。

木造住宅は火事に強いと知ったから
地震の次にくるのは火災ですよね。木は火がついたらすぐ燃えてしまうと思いますよね。

私ももちろんそう思っていました。

でも木の柱は、燃えて表面が炭化すると中まで燃焼が及ばないそうなんです。

これが無垢の柱がいいという理由で、合板の柱だと燃えてしまうと聞きました。

これは10年以上前の情報なので、今はもっと違う合板もあるかもしれません。

そんな理由で、実は鉄筋の柱より延焼時間が延びるので、逃げやすいと聞きました。

構造の事をよく知る住宅会社に出会ったから
私の場合、揺れや火事に強い木の性質を十分に知り尽くして、

地震に強い構造をデザインも含めて提案してくれた住宅会社に出会ったことがやっぱり大きかったですね。


本当に安心できる家を建ててくれる業者さんは必ずいます。そういう家を建ててくれる業者さんは、

どんな家を建てたいのか明確になればなるほど、見つけやすいと思います。

例えば世の中にはレストランってたくさんあります。あなたが今日はスパイシーなインドカレーが食べたいと思った時は、インド料理店に行きますよね。

フレンチレストランにはいかないですよね?


何でもいいやっていう日はファミリーレストランやコンビニのごはんとかになるのではないでしょうか。

そんなふうに食べたいものが決まれば、より専門的でおいしいものが食べられます。

家も一緒です。例えば「自然素材を使い、地震に強く、リーズナブルに」という感じに、

こだわればこだわるほど、それを専門に特化した業者さんにたどりつけると思います。
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色んな家を見て、色んな本を読んで住みたい家のイメージを膨らませてくださいね。

実際に住んでいる人の話を聞くのも、私の場合はめちゃめちゃ参考になりました。

ぜひタッチハウスの建物も見学に来て、ご自身の目で見極めてくださいね。

今日は防災に強い家について、私の超個人的な感想をお話しました。

ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!