木製玄関ドアのメリット・デメリット

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

玄関は家の顔。風水では玄関は運を迎え入れる所だといい、とても大事に考えます。
家族が出かけ、帰ってくるときに迎えてくれる玄関。
その中心ともなるドアはどんなのにしようか悩みますよね。

玄関ドアは、機能性からアルミやスチールなどの金属製のドアが主流ですが、自然住宅を建てようと考えているあなたは、ナチュラルな雰囲気を楽しめる木製ドアに惹かれることもあるのでは?

今日はそんなあなたのために、木製ドアの玄関を13年使用してきた経験から、木製ドアのメリットデメリットをお伝えしていこうと思います。

IMG_6149-thumb-autox667-172.jpg

木製ドアのメリット

☆デザイン性
やはり木製ドアの一番のメリットは見た目の温かさ。
金属製にはない木の持つ優しい風合いが、出かける時も帰ってくるときも目に入ってきて癒してくれます。

☆経年変化が楽しい
我が家の玄関ドアは、木目が美しく狂いが少ないということからタモ材が使われているのですが、これも床材と同様、白木から深みのある濃い茶色に変化してきて重厚になってきました。
金属や樹脂の物だとだんだん色が褪せてきたり、劣化が進んでしまいますが、木はいい感じに色が変化してくんですよね。
それと木の性質として時間が経つほど強度が増すらしいんです。
玄関は防犯の要でもあるので、それも安心感につながっています。

☆玄関が寒くない
木製の玄関ドアは断熱性能がいいと聞いていたけど本当でした。
我が家はリビングから廊下がなくていきなり玄関なので、玄関の室温がけっこう重要なんですが、いつもリビングよりちょっと寒いかな?という程度。
実家にいる時は玄関は寒い場所というイメージがあったので、すごく感覚が違いました。

木製ドアのデメリット

☆塗装が大変
玄関のとびらって、外側は当たり前ですが外なんですよね。
という事は外構の木部と同じようにマメに塗装をしないと木が傷んできてしまうんです。
最初の3~4年はたまにオイルを塗ったりしてたんですが、その後すっかり忘れて5年ほど放置していたら、点々と黒っぽいしみのようなものができてきてしまいました。

我が家の玄関は北向きで、直射日光があまり当たらないのでカビのようなものが発生ししてしまったらしいんです。
その時は塗装屋さんに来てもらってきれいにしてもらえましたが、放置はよくないということが大変勉強になりました。
最低でも2年に一度くらいはオイルか塗装をしないと我が家のようになりかねません。

☆価格が高い
はっきり覚えていないのですが、値段は倍くらいしたような記憶です。

☆閉まりにくい、鍵がかけにくい時がある。
季節によってなのですが、木は膨張したり乾燥したりします。
通常はドアを開けたら閉めなくても自然にドアの重みで扉が閉まるのですが、膨張時は扉が閉まらないことがあります。
また、鍵穴もずれるのか、鍵をかけたり開けたりしにくい時期があります。

施工会社さんが言うには、直射日光があたる南向きの玄関に木製ドアを施工するともっと狂いが生じることがあるんだそうです。
我が家は北向きなのでこのくらいですんでいるのでしょう。

木製ドアのメリットとデメリットをあげてみましたが、いかがだったでしょうか。
玄関ドアは本当に種類が豊富なので、色々情報を集めてあなたにピッタリの物を見つけてくださいね。

この記事を書くにあたって色々玄関ドアをチェックしていて、最近玄関ドアの存在を忘れていたなーと思いました。
玄関は家にいる間ずっと目にするものではないからですかねえ。
建てる時は玄関ってすごく重要な感じがしてたけど、今はほとんど意識にも上らないという...。
来客の多い家とかはまた違うのでしょうけど。

限られた予算の中で、家の中にお金をかけるか、家の顔ともいえる外側にお金をかけるか、10年後を想像してそれを明確にするといいかもしれませんね。
それが決まるときっとあなたの迷いも減ってくることでしょう。

今回の記事があなたの理想の家づくりに少しでも参考になればうれしいです。

今日は木製の玄関ドアについて、私の超個人的な感想をお話しました。
ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

ヘリなし畳ってどうなの?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

急に涼しくなり、秋らしくなりましたね。

先日「畳の手入れってどうなの?」の記事でも少し触れたのですが、我が家は和室にヘリなし畳を導入しています。
半畳で正方形の琉球畳とは違い、通常の一畳サイズの畳にヘリのないタイプの畳です。

我が家の和室は、洋間のリビングと続き間なので、雰囲気をそろえるためにあまり和っぽくならないようにヘリなしを選びました。

でもヘリなし畳は値段が高い、傷みが激しいなどデメリットも耳にして、導入するかどうかすごく迷った思い出があります。

そこで今日は畳をヘリなしにしようかどうしようか迷っているあなたに、ヘリなし畳の和室に住んで13年の体験からメリット・デメリットをお話ししようと思います。

b85cf825027eb76528a0d9c15d65e802696865c1-thumb-autox667-163.jpg
ヘリなし畳のメリット

☆洗練されたデザイン
畳にヘリがあると同色系で目立たないものにしたとしても、どうしても昔ながらの和室のイメージがぬぐえないのが難点。
ヘリなしなら「和」のイメージを保ちながら洗練された雰囲気です。

☆どんなインテリアにも合う
ヘリなし畳は「和」以外のアジアンテイスト、北欧風、ハワイアン風とどんなテイストの部屋においても違和感がありません。
デザイン性が高いので、かえって部屋の上質感を高めることができます。我が家でもリビングから洗練された和室が見えることが、
リビングをグレードアップしてくれてる気がします。

やはり一番はデザイン性ですね~。

ヘリなし畳のデメリット

☆傷みやすい
ヘリがない分、傷みが激しいというのは聞いていました。実際端の部分は摩擦で傷みが目立ってきています。
IMG_6084-thumb-autox667-165.jpg

穴が開いてしまっているのは一か所だけですが、スレはほとんど全部の端についています。
IMG_6085-thumb-autox667-167.jpg

ただ、そこからイグサがほどけてくることはなく、衣服にイグサがついてしまうことはありません。
遠目でみればあまりわからない!と自分に言い聞かせています(≧▽≦)

☆価格が高い
ヘリなし畳で有名なのが琉球畳だと思います。我が家も琉球畳を検討しましたが、価格が通常の畳の約4倍ほど。
そこで住宅会社が提案してくれたのが琉球畳ではないヘリなし畳で、琉球畳の約半額ほどの物でした。
それでもヘリのある畳よりは倍ほどの金額なので迷いましたね~。

我が家の場合は子供が小1と年中になっていたので、畳の部屋をヘビーに使うこともないだろうと、長持ちすることを祈ってヘリなしを導入しました。

13年目の現時点でまだまだ持ちそうだし、洗練されたデザインを満喫している毎日を思うと、そんなに高い買い物ではなかったかなーと思っています。


自然素材の家を考えた時、畳は必ず候補にあがってくる床材ではないかなーと思います。
天然の空気清浄機とも言われるすごい機能を持った畳を取り入れたら、家の中の空気がさらに気持ちよくなると個人的には思っています。

今回の記事を参考にぜひ検討してみてくださいね!

今日はヘリなし畳について、私の超個人的な感想をお話しました。
ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

パインの床のメリット・デメリット

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

自然住宅を建てようと考えているあなたは、床材はどれがいいのか悩んでいるのではないでしょうか?

無垢の床板はいろんな種類がありますから迷っちゃいますよね。そこで今回は前回書いた「檜の床のメリット・デメリット」に引き続き、
「パインの床のメリット・デメリット」について書きたい思います。

我が家は一階のLDKの床が檜で、二階のホールと寝室の床はパインです。
その違いもお伝えしていきますね。
IMG_9133.JPG
パインの床材のメリット

☆柔らかく温かい
パインの床材は、檜に比べて足触りがやわらかくて温かいですね。はだしで歩くと明らかに違いがわかります。
油が少なく木質が柔らかいからだそうで、ふわっとした足触りがすごく気持ちいい。柔らかいので衝撃を受け止める力が大きいんでしょうね、歩いた感じも柔らかいし、はしごから降りた時の着地の衝撃も少ないです。

☆リーズナブル
住宅会社で色んな床材を提示されましたが、無垢材の中ではトップクラスにリーズナブルでした。

☆香りがいい
パインも檜と同じ針葉樹なので、フィトンチッドという成分が含まれていて、いい香りがして消臭や抗菌効果があるそうです。今はそれほどでもないですが、入居しばらくは常に木のいい香りがしていました。

パインの床材のデメリット

☆傷つきやすい
柔らかいので足触りがいい反面、傷はつきやすいです。椅子の跡や家具の跡もつきやすいし
、モノを落とした時も檜より傷が深くなる傾向があります。息子の部屋なんかは結構激しく傷がついてますね~(;^_^

☆色が変化する
色があめ色にだんだん変わるのは知ってはいたのですが、ついつい白木の床の色にあわせて子供部屋のデスクやベットを揃えてしまいました。
木製でウレタン塗装のものだったので、床の色があめ色になったのに、デスクやベットは白木のままで合わなくなってきました。

オイル塗装の家具を買えばよかったんですが、その手の家具は価格が高めだったんですよね~。
今はオイル塗装の家具で手ごろな値段のものが出ているようなので、問題ないかもしれません。


パイン材のメリット・デメリットは檜とかぶる所が多いですが、大きな違いは柔らかさと価格です。
柔らかく温かい質感はパイン独特で、捨てがたい魅力だなと思います。

今日はパインの床について、私の超個人的な感想をお話しました。
ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

自然素材って何だろう?(フローリング)

こんにちは、タッチハウス代表の山田です。
秋らしくなってきて、住宅づくりにも快適な季節になりました。

自然素材って何?
家を建てる時に、内装って気になりますよね。
樹脂を使った既製品の床や壁・天井材は、室温が高くなるとガスを発生し
換気を怠ると、心や体に影響を及ぼします。
私たちが提案する家づくりは、床から天井まで
心地よい空間「自然素材」でできています。
自然素材って何だろう?と思っているあなた、それは
石油製品などの人工的に作られたものではなく
自然の中で培われた素材で、出来上がった材料なのです。

「自然素材の家づくり研究会」会員でもあり
皆様に少しでもお役に立てればと思い書かせていただきます。

FA52574E-0041-42D1-A6A7-F9F84F2572B0.jpg05A163B4-D96A-4A64-94C2-908B3B7509D7.jpg

無垢フローリング
床材は基本的に、無塗装の無垢材を使います。
ウレタンなどの樹脂塗料を塗ると膜が出来、木が呼吸できなくなり本来の機能を失います。
とはいえ何も塗らないと汚れが付きやすく、液体をこぼすとシミにもなります。
そこで最近は、浸透性の無着色の塗料を使用しており、無垢本来の質感を維持しながら
呼吸できる空間を実現しております。
メンテナンスは3年おきに塗り直すことをお勧めしますが、
やり方を説明すれば、ご自身でもプロ並みに仕上げられますので、メンテナンスが楽しくなってきます。
もちろん施工方法の説明は丁寧にさせていただきますし、時期が来たらお声を掛けさせていただきますので、
ご安心ください。

今回は自然素材について、無垢材の塗装メンテナンスのお話をさせていただきました。
次回も何かヒントにになるものがあれば上げていきますので、ご質問等ありましたら、
お客様の問合せフォームからいただけましたら、ご案内いたしますのでよろしくお願いいたします。

檜の床のメリット・デメリット

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

自然素材の家を建てようと思っているあなたは、きっと床は無垢板を考えていることでしょう。
木材は種類がたくさんありますが、その中でも日本人の誰もが知っていて身近な木材が檜ではないでしょうか。
強度があり、火にも水にも強いと昔から住宅に使われてきたといいますよね。

でも、床材にすると意外と柔らかくて傷がつきやすいというし、汚れも落ちないと聞くし、実際はどうなんだろう?って思いますよね。

そこで今日は、檜の床材のリビングに13年暮らしている私から見たメリットデメリットについて書きたいと思います。

檜の床材 メリット

あまりオイルを塗らなくてもつやがある
檜の床は何ともいえない自然なつやがあって、触った感じもパインと比べるとしっとり滑らかな感触。
オイルを塗るのは3~4年に一度くらいですが、そうは見えないつやがあります。
檜オイルというのがあるように、檜にはけっこう油が含まれていてそれがにじみ出て天然のワックスのようになるのだとか。
夏はサラサラ、冬はほんのり暖かいという無垢材の特徴がありますが、もちろん檜も当てはまります。本当に気持ちいいです~。

経年で色が変化するので、色んな色を楽しめる
入居当初は白木のナチュラルな色でしたがそのうち色があめ色に変わってきました。
13年前と比べると模様替えしたかのように雰囲気が変わって何だか得した気分です。
我が家の場合は予算の関係で節のある檜を床材にしたので、最初は節がけっこう目立っていたんですが、今は全然目立たなくなったのもうれしい。

IMG_5786-thumb-autox667-154.jpg

同じように白木の頃は汚れも目立ったけれど、最近はほとんど気にならなくなりました。
これからまた深みを増していくのが楽しみです。

消臭効果がある
にんにくや焼き肉など匂いのきつい料理をしても、匂いが残るということがないし、
前回の雨の日の部屋干しの時も書きましたが、部屋干ししても臭わないんですよね。

檜はフィトンチッドという香りの成分が消臭効果を発揮しているらしく、チップが消臭剤として販売されているほどなんだそう。
床材自体が消臭剤として機能しているのかもしれません。

蚊やゴキブリが入ってこない
我が家はけっこう自然が豊かな場所にあって、庭に出れば蚊もぶよもいるんですが、家の中に入ってくることはほとんどないですね。
13年網戸を変えてないので網戸も相当ボロイんですが入ってこないので、多分檜のおかげじゃないかと...。

ゴキブリも入居当初はみかけることがあったんですが、ここ何年かは全く見なくなりました。
荷物と一緒にやってきたゴキブリが、住み心地が悪くて出て行ったんじゃないかな(^-^;


檜の床材のデメリット

高い
節無しの檜床材の価格には手が出ず節ありにしたけれど、それでも高額で2階や階段はパインにせざるを得なかった...。
やはり檜は理想の木材と言われるだけあります(^^;


汚れや傷がつきやすい
食べこぼし、水滴、雨の吹込み、落下物、ペットの爪、家具の移動...。生活していると床を汚して傷つける要素は山のようにあります。
檜は杉やパインなどに比べると硬く傷がつきにくく、油もあるから汚れも染みこみにくいと聞いていましたが、
まあ、普通に汚れと傷はつきます(^^;ダイニングキッチンやリビングは長時間滞在する場所なので、
何かをこぼしたり落としたりする機会も増えちゃうんですよね。

特に白木の時は汚れが目立つので、最初の5年くらいは「あ!ここが汚れちゃった!」と地味にストレスを感じていました。
特に掃き出し窓の近くは、雨やデッキの汚れが入り込んだりして、美しい白木がどんどん汚れていくのが悲しかった...(T_T)
10年経つ頃には色の変化と共に汚れも傷も目立たなくなり気にならなくなりましたが、
最初の5年は目立つので覚悟しておいた方がいいでしょう。


檜の床材の家に住んでみた実感を通しての、メリットとデメリットはこんな感じです。
我が家の場合は階段や廊下、二階の居室はパインの床材なので、パインと比較して感じた部分もあります。
パインについてはまた次回書きたいと思います。

床は肌に直接触れるので、木材によって住み心地が大きく変わってくると思います。
納得いくまで調べ、いろんな木材に触ったり、住み心地を聞いたりしてみることが、
本当に自分に合った住空間を手に入れる道だと思います。
この記事が少しでもあなたの家づくりの参考になればうれしいです!

ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

自然素材の家で部屋干しすると匂わないってホント?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

雨が降らずにカンカン照りだった夏が終わり、秋雨のシーズンがやってきましたね。
秋雨というのは夏から冬の季節の変わり目で、夏の暖かい高気圧と冬の冷たい高気圧がせめぎ合いで雨が降るらしいです。
梅雨の時期同様、洗濯物を外に干せない日が増えてきますね。

日本は雨が多いので洗濯物を室内に干す時間がとても多いですよね。そうなると気になるのは部屋干しの臭いではないでしょうか?
部屋干し専用の洗剤、除湿器、スプレー式の消臭剤などがたくさん売られていますもんね。

実は自然素材の家で使う、無垢の木材や漆喰、畳、障子、ふすまなど、日本古来からの建材は、部屋の温度、湿度を調節し、
においを吸収する効果があると言われています。つまり、部屋干しをしても洗濯物も臭わないというのです。

でもそれって実際どうなの?本当かなあ?って思いますよね??

そこで今日は自然素材の家で13年間部屋干しをしている私の実感を書きたいと思います。

441522_s-thumb-640x427-151.jpg

部屋干ししても臭わないは本当か?

本当です(*^^*)
私は専門家ではないのでただの実感でしかないのですが、13年部屋干しをしてきて、臭いなと思ったことは一度もありません。

実は13年の間に洗剤も色々と使ってきました。最初はそのせいで臭くないんじゃないかと思っていました。

☆界面活性剤ゼロで重曹主体の粉状洗浄剤「バジャン」「浄」
☆界面活性剤ゼロの液状洗浄剤「海へ」
☆洗浄剤がいらない洗濯リング

こういった有機成分の入っていない洗濯洗浄剤を使っていたので、臭くなる原因となる有機物質が少ないせいなのかなと思っていたのです。

でも子供がだんだん大きくなり汚れが増してくると、有機成分の入った通常の粉せっけんや液体せっけんも使うようになりました。
子供が高校生になり部活の汚れと臭いに耐え切れず、香りの入った合成洗剤を使うこともでてきました。

でもこういった粉せっけんや合成洗剤で洗濯したものを部屋干ししても、全く臭くなかったんです。

周囲には部屋干しの洗濯物の臭いで悩んでいる人がけっこう多いのですが、遊びに行ったりすると、
ビニールクロスの壁に合板のフローリングというお宅が圧倒的に多くて、やはり建材の影響が大きいと実感しました。


我が家のリビングと居室は、ホタテの貝殻を原料にしたホタテ漆喰壁というものです。
貝殻の細微な穴が部屋の温度に応じて水分を吸ったり、吐いたりする調湿効果もあるし、消臭効果もあると言われる壁材です。
トイレ、洗面所などの水回りは調湿効果がもっと高いと言われる珪藻土で施工しました。

ホタテ漆喰壁は、珪藻土や本漆喰にくらべて消臭・殺菌効果は低めと聞いていましたが(大分安かったので仕方なし(-_-;))それでも全然部屋干しの洗濯物が臭わないです。
全空間を珪藻土や本漆喰にできればもっと快適かもしれません。

そして床材は一階が無垢のヒノキ、二階が無垢のパインです。ヒノキもパインも針葉樹で、フィトンチッドといういい香りの成分が広葉樹よりたくさん含まれているんだそう。
これには消臭や抗菌作用があるそうで、その影響もあるかもしれません。消臭に重きをおきたいなら針葉樹の床材を選ぶという選択肢もアリだと思います。

家の中は果てしなく繰り返される地味な掃除、洗濯、片付けの場所。見た目のステキさも大事ですが、機能性もとっても大事です。
自然住宅は、部屋干しに関しては多分除湿器並みの高性能を発揮すると私は思っています。
床材と壁材は一番面積が多く、一番触れることが多く、一番機能が発揮される建材なので、妥協せずに実際に触ったりして体験して選んだ方がいいと思います(^^♪

タッチハウスでは本漆喰も、珪藻土も、無垢の床材もコストアップすることなく施工できるとか!いいなあ。うらやましい。

今日は部屋干しについて、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

洗濯物干し場はどこにする?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

住宅雑誌や展示場、インテリアの売り場などに行くと、オシャレにきれいに整えられていて素敵ですよね。
でもそんなオシャレな家でも生活を始めるとあっという間に汚れ物でいっぱいになっていきます。
そう、家の中は果てしなく繰り返される地味な掃除、洗濯、片付けの場所でもあるのです。

だから見た目のステキさと同じくらい、それらの家事がしやすいように考えて設計することが大事だなと実感します。家事動線ってやつですよね。

今日はそんな家事の一つ、洗濯干しについて、一階と二階の干し場の両方を使ってみた経験を元に書きたいと思います。

今は自宅で在宅の仕事をしている私ですが、3年前までは9時~6時までの仕事についていて、
土日も仕事か、子供の少年団や部活に付き添う超多忙な毎日を送っていました。

洗濯もの干し場は一階と二階の2カ所に作ったのですが、その頃は「2階に上がる時間も惜しい」と、使っていたのはもっぱら一階の干し場でした。
(一階の干し場はリビングの南側に設けたウッドデッキの端です)

洗濯干し2.png

一階の干し場のメリットは、やはり階段を上らなくていいこと。
洗濯物も濡れていると意外と重たくて、それを持って上がるのはけっこうしんどいので省力化できるし、洗うのも干すのもしまうところも一階なので、
一階で全てが完結できるので時短できました。

しかもその頃の私は、朝の家事をひとつでも少なくしたくて、夜のうちに洗濯して干していました。
リビング脇の干し場だと、子供や夫とおしゃべりしながら干せるのが良かったですね。

家で仕事をするようになって時間に余裕ができて、2階に干すようになりました。

2階の干し場のメリットは何といっても早く乾くこと。
一般的な住宅密集地の場合、2階の方が日当たりがいいという場合が多いと思いますが、我が家も例にもれず2階の方が日当たりがいいというのもあると思いますが、
二階の干し場は一階に比べるとやはり湿気が少ないんでしょうね、特に雨上がりでは干し時間が大きく違います。
3~4時頃に帰宅して取り入れることができる生活スタイルなら、2階の干し場のメリットは大きいと思います。

2階で干すようになって一番よかったなと思うのは、雨の日です。多分湿気の関係なんでしょうが早く乾きます。うちは除湿器がないので扇風機を回して部屋干しにするのですが、
薄いものは夕方には乾くし、厚手のデニム生地のものも、翌日の朝にはたいてい乾いてしまいます。
一階に干していた時は2~3日ほしていたこともあったので、全然違います。

また、一階の干し場だとリビングから洗濯物が見えることがありましたが、2階だと全く目につかないのがいいですね。
まあこれは物干し場の位置によってなので、二階干し場だからこそのメリットではないですが(^^;


というわけで、一階と二階の両方で洗濯を干した経験のある私が感じた一階の物干し場のメリットは

☆省力・時短

二階物干し場のメリットは

☆早く乾く・目につかない

ですね。

洗濯干しは、量が多いと意外に重労働です。
体力や、家事を担当する人の忙しさ、洗濯物の量など、時間と共に条件は変わると思うので、
柔軟に対応できるような設計にしておくといいかもしれませんね。今日の記事が参考になれば幸いです。

果てしなく続く家事をどれだけ楽しめるかによって、家で過ごす時間のクオリティが大きく変わってくると思います。
それを設計できるのが家を建てる時。住宅のプロの手を上手に借りながら、理想の家づくりを楽しんでくださいね!


今日は洗濯物の干し場について、私の超個人的な感想をお話しました。
ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

吹き抜けってどうなの?パート2☆冷房編

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

今週は台風が近づいているせいか天候不順ですね。でもまだまだ暑い日が続いていますね。

先日吹き抜けについての記事をアップしましたが、エアコンがなかったため、夏のエアコンの効きについてコメントできなかったのが心残りでした。だってやっぱり8月の最も暑い時期に、吹き抜けでのエアコンの効きはどうなの?って気になりますよね。

実はあれから我が家にエアコンが導入されたので、吹き抜けのエアコンの効きについてレポートできることになりました!パチパチ!

というわけで今日は、観測史上最も暑い夏と言われる今夏、吹き抜けの冷房の効きってどうなの?をレビューしたいと思います。
吹き抜けを検討しているあなたのお役に立てればうれしいです。


まずは設置空間と導入したエアコンのKWを紹介しますね。

我が家は12畳のダイニングキッチンと約10畳のリビング、その隣に6畳の畳の部屋があります。東西に細長く南側は三間分の掃き出し窓があります。吹き抜けはリビングの上部8畳分と、リビングに設けられた階段上部2畳分です。

畳の部屋はふすまで仕切ることができるので、約22畳のLDKが冷えればいいかなと、23畳用の7.1KWのエアコンを導入しました。

設置場所は、真ん中のリビングと畳の部屋の間の壁。リビングからダイニングキッチンに向けて風が行くように設置しました。
d3398ab92e3873abbb3a187bbd5ef7eba752d681-thumb-autox667-144.jpg

設置当日は35度越えの暑い日。汗だくで設置してくれた作業員さんがエアコンのスイッチを入れたとたん、5分ほどであっという間に冷えていくではありませんか。27度の設定温度では寒いほど!
「え?こんなに冷えるの?」
でもでも、作業が終わったのは4時過ぎだったので、ガンガンに陽が照りつけてるわけじゃないし、まだわかんないな。とまだまだ疑っていたのでした。

翌日はいい天気で、三間分の南の窓から太陽の光が容赦なく部屋に差し込む暑い日。外気温は35度。
「この太陽光にエアコンが対抗できるのか??」
ドキドキしながらスイッチを入れると、やはり5分ほどであっという間に冷えるじゃないですか!しかもためしに畳の部屋や洗面所などの戸も開けてみても、十分涼しくなるじゃありませんか!

つまり、23畳用のエアコンで約30畳分の空間が十分涼しくなったってことです。めちゃめちゃパフォーマンス高くないですか?

吹き抜けもあるのにこんなに冷えていいの?そう思って2階に上がってみると...あ・・暑い(^^;
そうか、大空間なのに一階がこんなに冷えるのは、冷たい風がぜんぜん上には上がって行かないからなんですね。
2階に冷気が行かない分、分散せずにこのサイズのエアコンでも1階が十分に冷えるということではないかなーーと思います。

エアコンの業者さんが言っていたんですが、吹き抜けのもう少し高い場所に設置し、30畳以上の大きいパワーのあるエアコンをつけ、シーリングファンなどで空気を動かせば、全館を冷やすことも可能だと言っていました。

我が家では2階の個室は寝るだけなのでこれで大丈夫ですが、個室で仕事や勉強をするとか、寝る時も暑くてエアコンがないと眠れないというお宅では、30畳のエアコンか、個室のエアコンの検討が必要かもしれません。

ともあれ、吹き抜けのエアコンは、想像しているより冷えるというのが実感です。最近のエアコンは性能がいいとは聞いていましたが、激しく同感です。涼しすぎて設定温度がどんどん上がっています(^^;

吹き抜け上部へ冷気は上がって行かないからですが、それって暖かい空気は全部上に上がってしまうということなんですよねー。それを考えると吹き抜けは床暖房などと相性がいいのかなと思います。

ぜひ、家を建てた後の生活まで想像して、間取りを検討してみてくださいね。

今日は吹き抜けについて、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!


防災に強い家って?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

今日は防災の日ですね。
日本は地震、台風、洪水など天災が多い国ですが、近年はそれが加速している気がします。

私も家を建てる時には、特に東海地震が50年以内にくると言われていたので、

地震で倒壊しない家というのを素人なりに研究したものです(^^)

今日は防災の日にちなんで、私が防災の面で自然素材を使った木造住宅がベストだと思った理由を書いてみたいと思います。
P4100593.JPG

木造は揺れに強いと知ったから

木って、鉄やコンクリートに比べて軽いし、柔らかくてすぐ折れそうですよね。

私も以前は鉄筋コンクリートにはかなわないんだろうなと、漠然と思っていました。

でも実はその軽さとか柔らかさが、力が加わった時その力を吸収して、また同じ状態に復元する力があると聞いたのです。

逆に鉄やコンクリートは、一定の曲がる力が加わると突然破壊してしまうと。

地震の時、木造住宅ならある程度変形しながら力を逃がしてくれると聞きました。

確かに、日本には多くの木造の神社、仏閣が数百年もの間残っているなと納得したものです。

木造住宅は火事に強いと知ったから
地震の次にくるのは火災ですよね。木は火がついたらすぐ燃えてしまうと思いますよね。

私ももちろんそう思っていました。

でも木の柱は、燃えて表面が炭化すると中まで燃焼が及ばないそうなんです。

これが無垢の柱がいいという理由で、合板の柱だと燃えてしまうと聞きました。

これは10年以上前の情報なので、今はもっと違う合板もあるかもしれません。

そんな理由で、実は鉄筋の柱より延焼時間が延びるので、逃げやすいと聞きました。

構造の事をよく知る住宅会社に出会ったから
私の場合、揺れや火事に強い木の性質を十分に知り尽くして、

地震に強い構造をデザインも含めて提案してくれた住宅会社に出会ったことがやっぱり大きかったですね。


本当に安心できる家を建ててくれる業者さんは必ずいます。そういう家を建ててくれる業者さんは、

どんな家を建てたいのか明確になればなるほど、見つけやすいと思います。

例えば世の中にはレストランってたくさんあります。あなたが今日はスパイシーなインドカレーが食べたいと思った時は、インド料理店に行きますよね。

フレンチレストランにはいかないですよね?


何でもいいやっていう日はファミリーレストランやコンビニのごはんとかになるのではないでしょうか。

そんなふうに食べたいものが決まれば、より専門的でおいしいものが食べられます。

家も一緒です。例えば「自然素材を使い、地震に強く、リーズナブルに」という感じに、

こだわればこだわるほど、それを専門に特化した業者さんにたどりつけると思います。
2020_42.6.27・28西原恒邸完成見学会_200730.jpg
色んな家を見て、色んな本を読んで住みたい家のイメージを膨らませてくださいね。

実際に住んでいる人の話を聞くのも、私の場合はめちゃめちゃ参考になりました。

ぜひタッチハウスの建物も見学に来て、ご自身の目で見極めてくださいね。

今日は防災に強い家について、私の超個人的な感想をお話しました。

ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!