外壁塗装の注意点 Vol3

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てて10年~15年経つとそろそろ外壁の塗装工事を考える時期です。でも建築業界で働いているわけでもなければ、何を基準にどんな所に注意すればいいかわかりませんよね。

そこで今回のシリーズでは外壁塗装を検討している方に、初めての外壁塗装で損をしないための情報をお届けします。

外壁塗装に詳しくなって、あなたにとって最良の業者を見つけましょう。

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前回、前々回と外壁塗装の注意点1~6までをお伝えしました。

今回はお得な塗装方法や、助成金、塗装工事を行うに当たっての注意点についてお伝えします。

7外壁塗装のお得な頼み方

外壁を塗装する時、できるだけ安く済ませたいと思いますよね。そこで、外壁と屋根を一度に塗装すると高くつくから、別々のタイミングでやりたいと思う人もいるかもしれません。

しかし、外壁塗装と屋根塗装を別々にすると、20万円も余計なお金を払うことになります。

それはどちらの作業も仮設足場という塗装時の足場を設置する必要があるからです。この足場の費用が20万円ほどなので、外壁塗装と屋根塗装を別々に行うと、その費用が2回かかってしまうのです。

面積によりますが屋根塗装は20~30万円で済みますので、外壁塗装と屋根塗装は同じタイミングで行った方がお得になります。

まれに足場代無料という業者がいますが、一般住宅の場合、足場の設置・解体には少なくとも2日間は必要になり、少なからず運搬費がかかります。

加えて、足場の組み上げには国家資格保有者が同伴する必要があるため、人件費も必ずかかります。

文字通りの「足場代無料」になることはほとんどなく、施工費単価や材料費単価に本来かかるはずの足場代を上乗せしているケースが大半ですのでしっかり確認した方が無難です。

8外壁塗装の助成金を申請するタイミング

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日本の約30%ほどの自治体で、外壁塗装工事に最大20万円ほどの助成金が支給される可能性があります。

この助成金制度を利用して外壁塗装工事をしたいという方も多いのではないでしょうか。

とても魅力的な助成金制度ですが、支給には工事前の申請が必須ということはあまり知られていません。

「事前申請がないので支給できない」と断れてしまったというケースはよく耳にします。

助成金を申請したい方は、工事前に申請を行うようにしましょう。


助成金制度については各自治体のホームページなどでご確認いただけます。

外壁塗装に利用できる助成金の制度名は、「住宅リフォーム助成事業」「住宅省エネルギー改修工事等補助事業」「中古建物リフォーム費補助事業」などの名前がつけられており、利用の条件も様々です。業者さんに聞くと詳しく教えてくれると思います。

9塗装工事前の挨拶は必須

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塗装工事をする時に、ご近所への挨拶必要かなと思うかもしれませんね。

塗装工事の場合は特に挨拶が必須です。その理由はというと

塗装工事の場合、足場を組む時に騒音があったり、塗料の飛び散りがあったり、塗料の臭いがあったりと、ご近所への影響が大きいです。ご近所トラブルをさけるためには業者さんによる挨拶は必須です。

必ず業者さんに確認して行ってもらうようにしましょう。施主さんからも重ねて挨拶に行けばより丁寧です。


外壁塗装は100万円以上の大規模な工事です。後悔することがないよう、ぜひ今シリーズの記事を参考にしてください。

タッチハウスでは外壁塗装に関する様々な相談にも無料でお答えしていますので、ご質問などありましたらお気軽にお問い合わせください。


それではまた次回お会いしましょう!

サイディングの貼り分けの効果~メリットデメリットVol3

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てる時に、外観って悩みますよね。建物自体の形や屋根の形状などはもちろんですが、どんな外壁にするかでもだいぶ印象が変わってきます。

最近特に人気があるのが違う種類のサイディングを張り分ける方法。そういえば最近ツートンカラーの家をよく見かけますよね。

そこで今回のシリーズでは外壁サイディング張り分けの効果やの方法、メリット・デメリットについて調べてみました。

VOL1では張り分けの効果について

VOL2では代表的な張り分けの方法をご紹介しました。

3回目の今回は張り分けのメリット・デメリットについてお伝えしていきます。

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メリット

オシャレ

外観をオシャレに見せるには色んな要素がありますが、張り分けで外壁の色や素材をセンス良く組み合わせることで、ワントーンの外壁よりもオシャレにできる可能性がアップします。

ただ組み合わせ次第ということはあるので、合わせるものを慎重に選ぶことが大事です。

自分らしさを出せる

例えばファッションだったら、カジュアル系、ナチュラル系、ゴスロリ系など、好みのスタイルがありますよね。

家の外観も同じで、シンプル系なのか、ホビー系なのか、ゴージャス系なのか、好みのスタイルがあると思います。

家の形ももちろんありますが、シンプルな形の家の場合外観は重要です。色んな色や素材を組み合わせることで、より自分の好きなスタイルに近づけることができます。

メリハリが出る

外壁を一色で塗るとどうしてものっぺりしてしまいがちです。他の色や素材を取り入れることでメリハリが出ます。

迷った時に組み合わせるという選択肢に救われる

外壁は種類がとても多いので、どっちにしたらいいんだろう...どうしても選べない...と悩んでしまうことも多いもの。

そんな時に複数使える張り分けなら、好きな物をあきらめなくていいのでストレスが大きく減ります。


デメリット

流行遅れになるかも
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ここ5年間くらい都会的でクールな印象のシンプルモダンのデザインテイストが人気傾向です。モダンですっきりとしたデザインで、白、黒、グレー、ダークブラウンなどの飽きのこないカラーが選ばれることが多いのです

デザインがシンプルな分、塗り壁、モザイクタイル、木目、コンクリートなど、色や質感の違う外装を組み合わせてニュアンスのある表情の外観にするのが大変人気なのです。

確かに近年は建売住宅などでも、外壁の張り分けをよく見かけます。

こんな風に多くの張り分けを目にすると、人間のサガとして見飽きてくるということがあります。すると、「あー、こういうの昔流行ったな~」という感覚になってきてしまいます。

個性的過ぎると周囲から浮く


個性を尊重すると言っても、黄色と黒などのように大変目立ちそうな組み合わせなどは、近所の家と外観が違い過ぎて悪目立ちする恐れがあるので注意が必要です。

場合によっては「景観ガイドライン」で色使いが制限される場合もあります。


組み合わせしだいでダサくなってしまう

メリットでもお伝えした通り、センスのいい組み合わせだとオシャレになり、センスのない組み合わせだとダサくなってしまいます。

多くの人にとって家づくりは初めての場合が多く、経験がほとんどありません。そんな中
住宅雑誌やネットなどで付け焼刃で得た情報で選択すると、ハズしてしまうこともままあります。

ご自身の希望を伝えつつ、経験豊富でセンスのいい設計者に託すのも選択肢の一つです。


いかがだったでしょうか?

外壁の張り分けのメリットは

・おしゃれになる
・自分らしさを出せる
・メリハリが出る。
・迷った時に組み合わせるという選択肢に救われる

でした。

一方のデメリットはというと

・流行遅れになるかも
・個性的過ぎると周囲から浮く
・組み合わせ次第でダサくなる

などでした。

昨今大人気のサイディングの張り分け。メリット・デメリットをよく吟味して、プランニングを楽しんでくださいね~!


サイディングの貼り分けの効果~メリットデメリットVol2

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てる時に、外観って悩みますよね。建物自体の形や屋根の形状などはもちろんですが、どんな外壁にするかでもだいぶ印象が変わってきます。

最近特に人気があるのが違う種類のサイディングを張り分ける方法。そういえば最近ツートンカラーの家をよく見かけますよね。

そこで今回のシリーズでは外壁サイディング張り分けの効果や方法、メリット・デメリットについて調べてみました。

VOL1では、張り分けの効果についてお伝えしました。

VOL2の今回は代表的な張り分けの方法をご紹介します。


全面貼り

同じ壁材で全体を張り、外観の統一感を持たせる手法です。
アルミ格子や木などをベランダなどにアクセントで入れて強調したい時などに有効です。

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ブロックで張り分け

最近よく目にするキューブ状の積み木のような形状の家の、ブロックで貼り分ける方法。建築家が建てたような現代的なデザインになります。

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水平ラインで張り分け

建物上下など水平ラインで張り分ける方法。広がりや安定感を感じさせる効果があり、伝統的な和風やブリティッシュスタイルに向いています。張り分けの高さによっても全体の雰囲気が大きく変わります。
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部分張り分け
建物の凸凹部分で張り分ける方法。凹凸のおかげで陰影が生まれ、立体感が出ます。表情豊かで造形の面白さがを感じられる外観になります。

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縦ラインで張り分け

建物の垂直ラインで張り分ける方法です。目線が上下に動くので、すらりとした印象やモダン、スタイリッシュな印象を与えます。

上下階の窓の位置を合わせて張り分ける方法がよく用いられます。

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玄関回り重視

一番目につく玄関を中心に張り分ける方法です。面積が少ないので一点重視で高級感のある外壁を採用することができます。

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バルコニーで張り分け

バルコニーの出っ張り部分を別の色や柄で貼る方法。ベースはシンプルに全面張りにするとバルコニーが強調されます。

力強さや落ち着いたイメージを演出できます。
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アレンジパターン

複数の張り分け方を組合わせる方法。変化に富んだ個性的な外観になります。

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いかがでしたでしょうか?

サイディングは張り分け方によって多様なイメージを作れます。自分のイメージに合った張り分けで、理想のマイホームに近づけたいですね。

次回は実際に張り分けのメリットについてお伝えしていきますね。お楽しみに!

サイディングの貼り分けの効果~メリットデメリットVol1

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てる時に、外観って悩みますよね。建物自体の形や屋根の形状などはもちろんですが、どんな外壁にするかでもだいぶ印象が変わってきます。

外壁というと、モルタルや木質系、金属系など色んな外壁がありますよね。実はその中でもダントツで人気なのが窯業系サイディング。なんと約80%の圧倒的なシェアを占めています。

リーズナブルで豊富な種類があり、施工もしやすいということもあり多くの人が採用する人気の外壁です。

その中でも今特に人気があるのが違う種類のサイディングを張り分ける方法。そういえば最近ツートンカラーの家をよく見かけますよね。

そこで今回のシリーズでは外壁サイディングの貼り分けの効果や貼り分けの方法、メリット・デメリットについて調べてみました。

一回目の今回は、貼り分けの効果についてです。

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貼り分けの効果


サイディングの張り分けは、外観の魅力を引き出す上で大変有効なテクニックです。では貼り分けることでどんな効果があるのでしょうか?

個性が出せる

ベースになる外壁にアクセントの外壁を組み合わせることで、より自分のイメージに合った外観に仕上げることが出来ます。

例えば色の濃淡や彩度の組み合わせ。淡い色と淡い色を組み合わせると上品で優しいイメージを作ることができます。
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また渋い色と渋い色を組合わせると高級で重厚なイメージを演出できます。
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白と黒などの無彩色の組合わせは都会的でシャープなイメージになりますし、鮮やかな色同士を組合わせれば軽快で元気なイメージを作ることができます。

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また、ベースは無地でアクセントに柄を持って来たり、異素材を貼ったりすると外観に表情が追加されてより自分の好みに近づけることができるでしょう。


出っ張りや凹凸を活かせる

建物は凹凸が出ない方が、耐震性が高い、雨漏りがしにくい、リーズナブルに作れるなどメリットが多いものです。

もちろんデザインの意匠で凹凸を作る場合もありますが、間取りの関係などで残念ながら出っ張りが出来てしまうことがあります。

そんな出っ張りが、貼り分けに活用できるのです。


例えば色を貼り分けたいと思っても、何もないところで変えると何かこう唐突感というか、ちょっと取ってつけたような貼り分けになってしまいます。

その点、凹凸のあるところで貼り分けると実に自然な感じに納まることが多いのです。

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家を大きく見せる

「個性が出せる」の項でも色の効果について少し書きましたが、色には目の錯覚を起こさせる働きもあります。

1階に濃い目の色、2階に明るい色を持ってくることで、重厚感のある印象を与え、またおうちを広く大きく見せる効果があります。

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色の働きはすごいので、あれこれ取り入れたくなってしまうかもしれませんが、外壁に選ぶ色は3色までにしておいた方が広がりと重厚感が出ます。


いかがでしたでしょうか?

サイディングの貼り分けには

個性が出せる
出っ張りを活かせる
家を大きく見せる

などの効果がありました。

次回は実際に貼り分けをする際に必要になってくることをお伝えしていきますね。お楽しみに!