家づくり 価格の秘密2

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家づくりを考え始めた時、どのような「家」にするかを決めた後、どこで建てようか?ということも悩むポイントになります。

テレビCM、雑誌広告、折込チラシ、様々なものに目が行くようになり、気になってくる部分が価格についてです。

そこで今回からのシリーズでは住宅の価格の、業界にいれば当たり前の、でも一般のお客さんには知られていない裏話をお伝えしていこうと思います。家づくりに役立つ情報が満載です!

前回のブログでは現在の住宅の販売方法についてお伝えしました。ただ、おおまかな価格がわかったものの、何かこだわりがあればそれによって価格は変わってきます。

そこで今回は基本的な住宅の本体価格をベースに何にこだわるのかを考えていきましょう。

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基本的な住宅の本体価格

まずは基本的な住宅の本体価格を知りましょう。基本的な住宅の本体価格とは土地の形状や状況、下水や給水浄化槽などは別にした、建物本体の価格のことをいいます。

多くのハウスメーカーでは、1つ1つの家によって変動する要素をすべて取り除き、誰がどこに家を建てても変動しない「建物だけ」の価格を「本体価格」として表現します(ちなみに本体価格は、各ハウスメーカーが独自に設定する標準仕様をもとに算出されます)。

つまり、「坪単価※ただし本体価格」と表現される坪単価は、

×「実際に建つ家」の価格÷建物の延床面積

ではなく、

○「建物だけ」の価格÷建物の延床面積

を表わします。

この本体価格には、基礎工事、地盤改良、杭工事、運搬工事費、仮設工事などが含まれることが普通です。

本体価格に含まれないものに、

・屋外の給排水工事
・屋外の電気工事
・ガス配管工事
などがあります。これらは建物を機能させるために必ず必要な費用ですが、道路から建物までの距離によって、その家ごとに変動するためです。

また、
・設計料
・地盤調査費
・敷地測量費
・確認申請費
などは、本体価格とは別に申請手続費等として表わされます。

建物や敷地の大きさによって設計料や敷地測量費が変動したり、地盤調査に関しては、建物の構造により異なる調査方法が採用されるためです。


・エアコン空調工事
・居室の照明器具
・外構工事
・カーテン・ブラインド工事

なども、施主の好みや間取りによって大きく変動するため「別途工事」、「付帯工事」等として本体価格とは別に表わされます。

本体価格についてわかったら、こだわりのポイントについて見ていきましょう。

こだわれば価格は変わる

何にこだわるのかを決める

家づくりで譲れないポイントというのは、あなたもきっと持っていますよね。それはあなたが家に愛着を持てるようになるためにとても大切なものなので、譲らない方がいい家が立ちます。

家作りの費用というものは大きく以下の3つに分けられます。

デザイン
性能
面積

です。住宅工事に言い換えると

デザイン=内外装などのデザインとその設計料
性能=断熱や構造、耐久性など
面積=延べ床面積など様々な面積

それぞれを見ていきましょう。

デザイン

デザインは外観や間取りだけじゃなく内装材、設備なども含めたもの。デザインを重視する人はネットで見つけた超オシャレな設計事務所などに依頼するなんてこともあるでしょう。

設計事務所などはデザイン力が肝ですから、それなりの金額がかかってきますよね。設計事務所でなくても、オシャレなキッチン、オシャレなバストイレ、オシャレな壁紙、オシャレな床には、標準のものより高価なものが多いということは知っておきましょう。

また、性能とかぶる部分ではありますが、健康に配慮した内装材や、無垢の床と塗り壁にする場合もそれなりにコストアップしてきます。

性能

最近はやっぱり断熱や気密にも一定以上の水準で建てたいと思う方が増えています。

家全体の性能を表す数値だけでなく、窓、断熱材の性能などを調べて部材指定される方も。ネットでも様々な情報が手に入るので、少しでも良いスペックのものをと思うのは当然のことです。

ただ、断熱や気密に関する部材は占める割合が高いため、性能を上げると大きなコストアップになるのでそこを頭に入れておくことが重要です。免振装置などもそうですね。


面積

延べ床面積というのは家の予算を決める大きな要素なので、ここをどの位にするかで予算取りが全く変わってきます。

その面積はみんなどんなふうに決めているのでしょうか。

家族4人だとこのくらいとか、子供部屋はこのくらいというように平均的な間取りがありますよね。平均的にモノをこのくらい持っている人が多いから、収納はこのくらいで...というようにメーカーでもすすめられることも多いと思います。平均がこれくらいだからそれでいいやと考える方も多いかもしれません。


でも坪単価50万円の家の場合、30坪では1500万円、40坪では2000万円と大きく変わってきます。

もちろん大きいスペースがこだわりという方はそこを優先すべきです。平均にとらわれず自分たちのライフスタイルをよく見直して、本当に必要な面積を考えましょう。


今回は基本的な住宅の本体価格をベースに何にこだわるのかについて書きました。

本体価格を知った上で、自分がどこに予算をかけて行きたいのかをしっかりと考えて行きましょう。

何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!
それではまた次回お会いしましょう。

家づくり 価格の秘密1

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家づくりを考え始めた時、どのような「家」にするかを決めた後、どこで建てようか?ということも悩むポイントになります。

テレビCM、雑誌広告、折込チラシ、様々なものに目が行くようになり、気になってくる部分が価格についてです。

そこで今回からのシリーズでは住宅の価格の、業界にいれば当たり前の、でも一般のお客さんには知られていない裏話をお伝えしていこうと思います。家づくりに役立つ情報が満載です!

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現在の住宅販売方法

あなたは現在の住宅の販売方法をどのくらい御存知でしょうか?

現在の住宅販売法は大きく分けて4つに分類できます。

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ローコストハウスメーカーなどに多い、坪単価で販売する方法

土地付きの建売住宅を販売する方法

土地条件をつけて注文住宅を販売する方法

土地条件なしで注文住宅を販売する方法

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ローコストハウスメーカーなどに多い、坪単価で販売する方法

ローコスト住宅のハウスメーカーでは、様々な商品を用意し、坪単価何円!というような言い方をします。

実は、住宅の価格には「入口価格」と「出口価格」があると言われています。

入口価格というのは、契約のときに提示される金額で御見積書として渡されるものです。

出口価格は、家が建った後に支払う実際の金額のことです。

ローコスト住宅の場合、入り口価格は低価格に設定されていますが、設計の変更や追加工事、設備のグレードアップの理由で契約時の金額よりも高額になるケースが多いです。

あとあと追加される付帯工事の費用は、おおよそ230万円~350万円といわれています。
これは坪単価とは別に追加されます。

規格のままでOKという方にとってはローコストなのですが、変更や追加工事があるとローコストではなくなってしまうのがローコスト住宅です。

ですからローコスト住宅を考えている方は、標準規格をよく検討することが大事です。


土地付きの建売住宅を販売する方法

土地と建物がセットで販売されるのが「建売住宅」。「1区画・1軒」のみで販売されているケースから、「複数区画・それぞれ1軒ずつ」というケースまであります。建物は建築済みの住宅か、建築前または建築中の段階で販売されます。どちらも間取りや仕様は最初からほぼ決まっています。

コンセントの数なども必要最低限と少なめに設置されていますし、間取りや仕様を変更したいなど、追加工事などがあれば、追加料金になります。

間取りや仕様を自分で決められないなどのデメリットもありますが、それよりも煩雑なやりとりが不要で入居時期が明確、土地と建物を住宅ローンで一括払いできる点などに魅力を感じる人にはうれしい存在です。


土地条件をつけて注文住宅を販売する方法

土地条件が付いた注文住宅の場合、土地の大きさに合わせて設計されます。

家の大きさで、押入れの数が限定されてしまうこともあります。棚を増やしたいとか、場所を変えたいとか、それも追加料金になっていきます。

広告などで提示されている金額に、さらに追加されていく可能性がある上に"条件付"となると、注文住宅なのに要望をいえなくなってしまうことも考えられます。

一般的な土地よりも割安だったり、建築会社と参考プランが決まっているうえ、一定のプラン変更が可能なため、ある程度思い通りの家をスピーディーに建てられるというメリットもあるので、ある程度自分たちの好みの家を建てたいけれど、土地購入や家づくりの費用は抑えたいという人には魅力的な存在です。

土地条件なしで注文住宅を販売する方法

注文住宅は土地と住宅を自由に販売する方法です。

どこに住むかをはじめ、どんな間取りやデザインにするか、どんな建材や設備を使うのかといったことまで自分たちの希望を取り入れることができます。ドアや引き戸、押入れなどの収納もコンセントの数や設置場所も自由に設計することができます。

もちろん、建物の形状は自由で敷地にあわせて設計してもらうことができます。

ローコストなどに比べ高額になることが多いですが、こだわりのない部分は節約したりなど予算をかける部分とそうでない部分のメリハリを付けられるので、やり方によっては予算を抑えて建築することも可能です。


上記の4つの販売方法の他にも土地の条件はあるが、こちらの要望に応えてくれる注文住宅などもあります。

また、土地と建物は別のものとして販売する形もあります。


今回は現在の住宅販売法についてお伝えしました。

ローコストハウスメーカーなどに多い、坪単価で販売する方法

土地付きの建売住宅を販売する方法

土地条件をつけて注文住宅を販売する方法

土地条件なしで注文住宅を販売する方法

の4つです。

住宅の価格は広告などで目を引かれることありますが、契約後に金額が大幅にアップすることになっては資金計画が立ちいかなくなってしまいます。価格のマジックにかからないよう、しっかりと見極めるようにしてくださいね。


何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!
それではまた次回お会いしましょう。

ホンモノの健康住宅をつくるために 5

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

あなたは、どんな住宅を建てたいと思っていますか?

「庭が広い家がいいな」「バリアフリーの家ならおじいちゃんおばあちゃんも安心!」「大切なペットと一緒にすごせる家がいいな」

いろいろな「思い」があると思いますが、家族の笑顔を守るための住宅、ホンモノの「健康住宅」についてお伝えしていこうと思います。

前回は木材以外にも化学物質が使われているということについてお伝えしました。今回は現在の健康住宅の状況と問題点についてお伝えしていきますね。
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現在の健康住宅の状況と問題点

前回までのお話で、現在の状況と問題点をまとめておきましょう。

合板とクロスで造ってしまった部屋は、悪い空気を外断熱や気密性の高い住宅で囲んでしまい、それをさらに冬は暖房で暖めてしまいます。

これでは、家の中が悪い空気でいっぱいになってしまいます。悪い空気を吸い続けてしまったら、体調不良になるのも無理はありません。

この悪い空気を一番に吸ってしまう場所に、免疫力の弱い赤ちゃんやお年寄りが座っている可能性があります。

悪い空気が溜まってしまうのは床から60cmの場所です。この場所で生活をしているのは、家族の中でもっとも免疫力の低い赤ちゃんだったり、おじいちゃんおばあちゃんだったりします。

国で定めている改正建築基準法の規制に沿っただけの「健康住宅」が多いため、一般の方たちには、「本物の健康住宅」との差がわかりにくくなっています。
「健康住宅」といえば、化学物質を使用していない建材だけで造られていると思いがちですが、規制されているのはごく一部の化学物質だけなので、使用しても「健康住宅」と呼んでしまいます。
一般の方々は、「健康住宅」という言葉だけで安心してしまいがちです。

自然素材を使用した健康住宅は、手間暇がかかり大量生産ができないのが現状です。さらに儲けが少なく業者がやりたがらない傾向があります。
業者としては、なるべく利益をあげたいのが本当のところだと思います。もしかしたら、本当のことを知らずにセールスをする営業の方もいるかもしれません。この現状を知っていれば、化学物質を使った名ばかりの「健康住宅」をすすめられるはずがありません。

家族を守るには?

では、どうやって家族を守るのでしょうか?
これまでの情報で、どこに注意すべきかはだいたい想像できてきたと思います。
注意すべき点がわかれば、みなさんは、ホンモノの「健康住宅」を見極めることができるのです。

使用する木材は、自然素材、天然素材を使用することです。
建材も、化学物質を使用しない天然成分でできたものを使用するべきです。

化学物質を発散させないようにすれば、室内に悪い空気が流れることはありませんから、常にきれいな空気で換気システムが良い状態で働いてくれます。

まとめてしまえば、これだけのことかもしれません。
でも、どこに問題があるのかを正しく理解していれば、みなさんが家づくりをする時に役立つはずです。


では、もう少し知っておくと役立つ情報をお伝えしますね。
住宅に使用する建材や、住宅に関わるマーク言葉の意味を紹介します。

F☆☆☆☆の表示の意味は?

F☆☆☆☆(エフフォースター)という表示を見たことがありますか?

Fに☆が並んでいる表示です。これは、ホルムアルデヒド等級の最上位規格を示すマークです。

「ホルムアルデヒド等級の最上位規格」。 最上位規格なんて言葉があると、とても良いものだと思いませんか?

では、もう少し分かりやすい言葉で表現してみます。
化学物質であるホルムアルデヒド(Formaldehyde)の放散量を☆で表したもので、☆の数が多いほど放散量が少ないものです。F☆☆☆☆が最上位で、もっとも放散量が少ないものとなります。
他にもF☆☆☆、F☆☆、F☆ といった表示方法があります。

いかがでしょうか?
ホルムアルデヒドを使っていないどころか、使っていますが放散量が少ないですよ。という表記です。

この表記は、建材に記されています。
F☆☆☆☆ が表記されているからといって、必ずしも安全なものだと思わないようにしてください。

あくまでも、ホルムアルデヒドの放散量を示すだけであり、他の化学物質が使われている可能性が大きいのです。
F☆☆☆☆の表記がある建材であれば使用面積の制限がないことも大きな問題のひとつです。

室内環境配慮マークがあれば・・・?

続いて「室内環境配慮マーク」です。

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このマークは、

家具に使われる合板、繊維板、パーティクルボードおよび接着剤が「F☆☆☆」または「F☆☆☆☆」ということを示すもの
です。

もう、お分かりですよね?

F☆☆☆またはF☆☆☆☆の表記は、安全とは言い切れないものです。
これを、異なるマークに置き換えて、安全に見えるようにしているだけです。

塗料に関しては、ホルムアルデヒドを含まないものを使用しているということですが、他の化学物質を使用している可能性は十分に考えられます。

家具業界における自主表示になっていますので、表示されているものについてはぜひ注意してください。

では、どうすればいいの?

家づくりの環境を良くするためにするべきことです。
1つは、
悪い空気を吸わないために、悪い空気を発生させない材料を使用することです。
具体的には、「無垢の木」、「国産床板」、「天然塗り壁」を使用することです。

2つめ。
化学物質をできるだけ使わずに、天然成分でできた材料を使うことです。
天然成分でできた材料には、「食品糊」、「食品塗料」などがあります。

これらのことを、しっかり覚えておきましょう!

注意するポイントは?

ここまでお伝えさせていただいたことを覚えていてくだされば、きっとあなたの家づくりに役立つと思います。
最後に、あなたがもし住宅のセールスを受けたとき、それに対して質問をしたときに注意するポイントをまとめます。

①F☆☆☆☆が付いているから安全です! とすすめられる。

前述したようにF☆☆☆☆の意味が分かっているとこのようなすすめ方はしないでしょう。

②無垢の家はヒビや割れがあるので・・・と避ける。

無垢材を使用するのは、実際にとても手間がかかってしまいます。その割りに利益が見込めないものなので、無垢材を使うことを厭わない会社はプロ意識が高く、信頼できるといえるでしょう。

③健康住宅にも拘らず、クロスやフロアをすすめる。

④今ならこれをサービスします! と商品で誘う。

⑤24時間換気の意味を知らずに、健康住宅だと強調する。

⑥本体価格以外にいくらかかるかを言わない。

⑦質問をすりかえたり、はぐらかす。

これらのセールスを受けた場合は、ぜひ注意してください。

ホンモノの「健康住宅」をつくるために何を知っていればいいのか?

あなたは、もうお分かりですよね。

家づくりは妥協していいところと悪いところがあります。
あなたがもっとも大切にすべきは家族です。

「家族の笑顔が絶えない家づくり」を目指しませんか?

ホンモノの健康住宅を手に入れて、大切な家族の笑顔を守ってください。


何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!
それではまた次回お会いしましょう。

ホンモノの健康住宅をつくるために 4

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

あなたは、どんな住宅を建てたいと思っていますか?

「庭が広い家がいいな」「バリアフリーの家ならおじいちゃんおばあちゃんも安心!」「大切なペットと一緒にすごせる家がいいな」

まだまだありますよね。人気があるといえば、「太陽光発電+オール電化」「省エネのスマートハウス」「自然素材をつかった健康住宅」「地震などの災害に備えた強い家」・・・と、家づくりには、たくさんの夢や希望が膨らむことと思います。

家づくりは、一生に一度の大仕事です。家族全員で、新しい家に対する夢をたくさん描いて、その夢を実現できる住まいにしたいですね。

いろいろな「思い」があると思いますが、家族の笑顔を守るための住宅、ホンモノの「健康住宅」についてお伝えしていこうと思います。

前回はシックハウス症候群の原因となる化学物質が木材に使われている現状をお伝えしました。今回は木材以外にも化学物質が使われているということについてお伝えしていきます。
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クロスは貼っては行けないの?

木材以外にも化学物質を使用している可能性があると知ると、いろいろなものが怖くなってしまうかもしれませんよね。
特に心配に思うのは「クロス」ではないでしょうか。クロスはシックハウス症候群を引き起こす大きな原因のひとつと思うかもしれませんね。

クロスを貼ることがいけないのではなく、貼るときに使用するものが何かを知らなければいけないということです。

クロスを貼るときに接着剤を使用する可能性があります。また、防火対策のための「難燃剤」を使うかもしれません。

難燃剤は、防火認定をとるために必要とされていますが、たくさんの化学物質が含まれている可能性があります。

臭素系、リン系、無機系というように3つの種類に分かれている中でも、臭素系、リン系に含まれている化学物質は、前回見ていただいた厚生労働省が取り上げている化学物質にはないものばかりが含まれています。

フローリングにするのは危険なの?

カビやダニを防ぐために選ぶフローリングも使用する建材によっては危険になるかもしれません

カビやダニを防ぐために選んだフローリングには、化学物質を含んだ塗料を使うかもしれません。

もう一つ注意したいのは「集成材」と呼ばれる木材をフローリングに使う場合です。

集成材とは、断面寸法の小さな木材を「接着剤」で再構成して作られる木質材料のことです。集成材には、接着剤が使用されています。この接着剤に「化学物質」が使用されている可能性があります。

規制のある「ホルムアルデヒド」の他に、規制されていない化学物質が使用されているかもしれないのです。

怖いですよね。

これでは、いくら木の家でも、使用する木材の種類によって室内に悪い空気が発生する可能性があります。

使用する塗料に含まれる化学物質はご覧のとおりです。

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使用する接着剤に含まれる化学物質はご覧のとおりです。

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これらの化学物質は、規制されていませんので、指針値を目安にして使用されてしまいます。


それでも、シックハウス対策をしている健康住宅と呼んでしまいます。

壁や床はどうしたらいいの?

クロスやフローリングを避けても壁や床に使用する木材によっては化学物質を使用しています。

断熱効果をあげるために、壁や床に「ポリスチレン樹脂等を使用した断熱材」を使用することがあります。
この断熱材には「スチレン」というものが使用されています。


土台にも含まれる化学物質って?

家の土台となる部分には、防腐処理材を使用している可能性もあります。
これ以外にも、シロアリを防ぐために、シロアリ予防剤や殺虫剤を使うかもしれません。

シロアリ予防剤や殺虫剤には、ご覧の化学物質が使用されています。

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家づくりをしていくために必要な建材には、様々な化学物質が使われている可能性があるのです。
本当に怖くなりますよね?

改正建築基準法では、これらの化学物質の規制ができていないため、悪い空気を外に出すために、義務付けていることがあります。
それが、換気設備の設置です。

では、換気システムがあれば安全なのでしょうか?

換気をしていれば問題ない?
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換気設備設置の義務付けは、化学物質が発散されることを前提にとられた対策です。
24時間換気していなければ、発散し続ける化学物質が室内に滞ってしまいますといっているようなものです。

換気設備の設置は、家の中の空気を循環させるためにも非常に優れたものです。
でも、少し待ってください。この換気設備は、正しく機能しているのでしょうか?

通常の換気設備が機能するのは、床から60cmより上の場所だと言われています。
つまり、60cm以下は空気が留まってしまうということです。

床から60cmの場所で呼吸をする時って、どんなときだと思いますか?

座布団に座った状態が約60cmです。
テレビを見るときに横になってみた場合、これが約45cmです。
赤ちゃんは、約20cmの場所で呼吸します。

くつろいでいる時間や、赤ちゃんの大切な時間に悪い空気を吸い続けることになってしまうのです。

大切な家族に悪い空気の中で暮らしてほしくないですよね。

そんなあなたのために次回は現在の健康住宅の状況と問題点についてお伝えしていきますので、お楽しみにしてくださいね!

何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!
それではまた次回お会いしましょう。

ホンモノの健康住宅をつくるために 3

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

あなたは、どんな住宅を建てたいと思っていますか?

「庭が広い家がいいな」「バリアフリーの家ならおじいちゃんおばあちゃんも安心!」「大切なペットと一緒にすごせる家がいいな」

まだまだありますよね。人気があるといえば、「太陽光発電+オール電化」「省エネのスマートハウス」「自然素材をつかった健康住宅」「地震などの災害に備えた強い家」・・・と、家づくりには、たくさんの夢や希望が膨らむことと思います。

家づくりは、一生に一度の大仕事です。家族全員で、新しい家に対する夢をたくさん描いて、その夢を実現できる住まいにしたいですね。

いろいろな「思い」があると思いますが、今回は家族の笑顔を守るための住宅、ホンモノの「健康住宅」についてお伝えしていこうと思います。

前回はシックハウス症候群についてお伝えしました。今回は原因となる化学物質は規制されているはずなのにどうしてシックハウス症候群がおこってしまうのか、その理由となる建材の化学物質の現状をお伝えしていきます。

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住宅に使われる化学物質ってどんなものがあるの?

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ここで紹介している化学物質は、厚生労働省が濃度の指針値を定めた13物質のみです。
ホルムアルデヒドからはじまり13種類の化学物質がとりあげられ、指針値が定められています。

しかし、実際には取り上げられていない化学物質はたくさんあります。
でも現実には住宅建材に使用される可能性のあるわずか13物質のみをとりあげているだけです。

「でもまあ、危険な化学物質は規制されているってことでしょ。【シックハウス対策ができている健康住宅】なら、少なくともここにあげられた13物質は使われていないんでしょ」

と思いますよね??

実は、改正建築基準法で定められているシックハウス対策のための規制があるのは、この13物質の中の2つだけなのです。
13物質でさえ、多くの化学物質の中の一部だというのに、さらにそれを絞って2つのみです。
その2つは、赤字で記した、①のホルムアルデヒド、⑨のクロルピリホスの2つです。

⑨のクロルピリホスについては、居室を有する建築物への使用が禁止になっているのですが、①のホルムアルデヒドは、使用に規制があるものの禁止になっているわけではないのです。
当然のことながら、それ以外の物質には規制がまったくありません。

その「健康住宅」大丈夫ですか?

ここまでのお話で想像できますか?
「健康住宅」は、シックハウス対策ができているから安全だと言い切れるのでしょうか?
もっというと、改正建築基準法に基づくシックハウス対策を行っている健康住宅が安全といえるのでしょうか?

もう、おわかりですよね? 安全とは言い切れないのです。
改正建築基準法で規制されている化学物質は2つだけです。
そのうちの1つは使用禁止だけれど、もう1つのホルムアルデヒドは禁止ではなく使用量の制限にとどまっています。
規制の対象になっていない化学物質は、指針値を定めただけであって使用を制限しているのではないのですね。

でも、「健康住宅」と呼んでしまえるのが現状です。

規制されている2つの化学物質の使用だけ控えて、それ以外の化学物質を使用していたとしても法の上では「健康住宅」と呼んでも差し支えないのです。

あなたが建てようと考えている家は、大丈夫なのでしょうか?

大丈夫だと言えるように、もう少し正しく理解していきましょう!

化学物質はどこに使われるの?

先ほどから申し上げている化学物質。
目に見えれば、判断もつきますが、それはちょっと難しいですよね。
実際にどこに使われているのかをみていきましょう。

まず。。。。

家づくりに使う自然素材といわれて真っ先にうかぶ素材って何ですか?
いろいろなご意見があると思いますが、「木」が浮かびますよね。
木でつくられた家。まさに自然素材の家です。
「木」は自然素材だから、「木の家」なら化学物質とは関係ないのではないか??

いいえ。実は関係あります。
この木材に化学物質が含まれている可能性があるのです。

もう少し詳しくみていきましょう。

木に使われている化学物質って?

住宅建築に使用する「木材」には種類があります。

例えば、「輸入材」。
これは、木材を輸入する時に腐らないようにするためや、カビが生えないようにするために「防腐剤」、「防カビ剤」が使われる可能性があります。

先ほどの化学物質の表を思い出してください。

防腐剤には、「ホルムアルデヒド」「アセトアルデヒド」などが使用されます。
一方の「ホルムアルデヒド」には、制限が設けられていますが、もう一方の「アセトアルデヒド」には制限が設けられていません。

また、防カビ剤には、13物質の中に取り上げられていない化学物質が使用されている可能性があります。

木材だけ注意していればいいの?

では、木材だけ注意していれば大丈夫でしょうか?

答えはNOです。
木材以外の場所にも化学物質が使われる可能性がある場所はたくさんあります。

例えば、
・クロス
・フローリング
・壁や床
・土台

があげられます。

えー、そんなに??どこをどう見れば判断できるの?...。そんなあなたのために次回はもう少し具体的にお伝えしていきますので、お楽しみにしてくださいね!


何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!
それではまた次回お会いしましょう。

ホンモノの健康住宅をつくるために 2

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

あなたは、どんな住宅を建てたいと思っていますか?

「庭が広い家がいいな」「バリアフリーの家ならおじいちゃんおばあちゃんも安心!」「大切なペットと一緒にすごせる家がいいな」

まだまだありますよね。人気があるといえば、「太陽光発電+オール電化」「省エネのスマートハウス」「自然素材をつかった健康住宅」「地震などの災害に備えた強い家」・・・と、家づくりには、たくさんの夢や希望が膨らむことと思います。

家づくりは、一生に一度の大仕事です。家族全員で、新しい家に対する夢をたくさん描いて、その夢を実現できる住まいにしたいですね。

いろいろな「思い」があると思いますが、今回からは家族の笑顔を守るための住宅、ホンモノの「健康住宅」についてお伝えしていこうと思います。

前回は健康住宅とはどんなものかをお伝えしました。家によって健康を害してしまう恐れのあるシックハウス症候群についてお伝えしていきます。

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こんな症状がでてきたら...

こんな話を聞いたことはありませんか?
新築の家に住みはじめてから、またはリフォームをしてから体調が悪くなってしまったという話です。

体調がどのように悪くなるかの具体例としては、

・なかなか風邪が治らなくなってしまった。
・気管支の病気にかかりやすくなってしまった。
・アトピーや花粉症になってしまった。
・子供が反抗的になってしまった。
・うつのような状態になってしまった。

2003年7月に建築基準法が改正、施行されてシックハウス対策のための規制が設けられました。
シックハウス対策を行っている住宅は、この改正建築基準法にさえ従っていれば、シックハウス対策ができていることになります。

実は、ここに大きな問題があるのです。

ここに潜む問題点はどんなものなのでしょうか?
知っていて家を建てるのと、知らずに家を建てるのでは大きな違いがあります。

「シックハウス症候群」について、一緒に再確認していきましょう。

シックハウス症候群って?

テレビや新聞のニュースでとりあげられている問題ですので、一度は耳にされた方が多いと思います。
ただ、言葉は知っていても、あまり詳しく知らない部分もあると思いますので、もう一度一緒に確認をしていきましょう。

先ほどの症状でもいくつか触れましたが、新築した家やリフォームした家に住む人が、ある日突然、次のような症状に襲われることがあります。

・目がチカチカする。
・のどが痛くなる。
・めまいや吐き気、頭痛がする。

などの体調不良です。

これらの症状の総称を「シックハウス症候群」と呼んでいます。

ここにはあげていませんが、子供が短気になってしまったり、喘息もちになってしまったり、また、アレルギー体質になってしまったり、精神的に不安定な状態になってしまったという症状も報告されています。

シックハウス症候群の原因は?

シックハウス症候群の原因の一部として、建材や家具、日用品などから発散する化学物質が影響していると言われています。
発散された化学物質が室内の空気を汚してしまうのです。

最近の建物は、気密性が向上していますので、換気不足により、室内は汚染された空気でいっぱいになってしまいます。
その中で生活することによって、様々な症状が発症してしまうのです。

原因をまとめておきましょう。

1、住宅に使用されている建材や家具、日用品などから様々な化学物質が発散されているため

化学物質には、ホルムアルデヒドやVOCといった揮発性の有機化合物があります。
VOCというのは揮発性有機化合物、例えばトルエン、キシレン、スチレンといったものの総称です。

2、住宅の気密性が高くなったため

気密性が向上すると、冷暖房費を抑えられるため、省エネ効果があると言われています。
しかし、気密性が高ければ高いほど、室内の空気が入れ替わることがなく、1つめの原因である、発散された化学物質が充満することになります。

3、ライフスタイルの変化に伴う換気不足のため

例えば、夏のとても暑い日のことを考えてみてください。家の窓はすべて閉め切って冷房を使用することが当たり前のようになっています。
家中を閉め切ってしまうということは、室内が慢性的な換気不足になってしまうということです。

いま紹介した、3つの原因は国土交通省で発表しているものです。

大きくとりあげられている原因を3つみてみると、1つめの問題がシックハウス症候群の根源となっていることがわかると思います。

でも、シックハウス症候群の原因となる化学物質は規制されているはずなのにどうしてこんなことがおこってしまうのでしょう?

次回は建材の化学物質の現状をお伝えしていきますので、お楽しみにしてくださいね!


何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!
それではまた次回お会いしましょう。

ホンモノの健康住宅をつくるために 1

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

あなたは、どんな住宅を建てたいと思っていますか?

「庭が広い家がいいな」「バリアフリーの家ならおじいちゃんおばあちゃんも安心!」「大切なペットと一緒にすごせる家がいいな」

まだまだありますよね。人気があるといえば、「太陽光発電+オール電化」「省エネのスマートハウス」「自然素材をつかった健康住宅」「地震などの災害に備えた強い家」・・・と、家づくりには、たくさんの夢や希望が膨らむことと思います。

家づくりは、一生に一度の大仕事です。家族全員で、新しい家に対する夢をたくさん描いて、その夢を実現できる住まいにしたいですね。

いろいろな「思い」があると思いますが、今回からは家族の笑顔を守るための住宅、ホンモノの「健康住宅」についてお伝えしていこうと思います。

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健康住宅って?


あなたが想像する「健康住宅」とはどのようなものでしょう?世の中にたくさんある健康住宅は全て同じなのでしょうか?そもそも健康住宅って?

文字通り、快適な環境で、家族みんなが健康で暮らすことができる、それが「健康住宅」のイメージですよね。

「自然素材」をふんだんに使って、化学物質を使用していない住宅。

室内の空気循環ができているから、温度と湿度も生活するのに最適な状態に保たれて、すごしやすい住宅。

快適に生活ができる「健康住宅」は、たくさんの方が憧れると思います。

自然素材にこだわる理由としては、今、問題になっているシックハウス症候群を防げるということ。

一般的には、ここにとりあげた4つの要素を満たしている、つまりシックハウス対策を行っている住宅を「健康住宅」と呼んでいます。

自然素材を使用・化学物質を使用しない・空気循環・調温・調湿

このような対策がされていると、シックハウス症候群を防ぎ、住む人が健康で快適な暮らしを実現することができるとされています。


「健康住宅」は全て同じなの?

シックハウス対策ができている健康住宅は、家族の健康を守ってくれるものだから、家族が幸せに過ごすことができます。

だとしたら、自分がつくる家は、ぜひ「健康住宅にしたい!」そう思いますよね?

でも、少し待ってください。

ハウスメーカーさんの中には、商品のひとつとして「健康住宅」を取り入れているところが数多くあります。
いろいろなタイプの「健康住宅」がありますが、これは、すべて同じなのでしょうか?

一般的には、「シックハウス対策ができている」この住宅のことを「健康住宅」と呼びます。

シックハウス対策というのは、自然素材を使用している、とか、24時間換気システムを取り入れている家のことです。

でも「健康住宅」の定義というものは、特に定められているわけではないのです。
もし、部分的に自然素材を使用しているだけでも、「健康住宅」と呼べてしまうのです。

それはちょっと怖いですよね。住むなら部分的にではなく、全体的に自然素材を使っている方が安心できますよね。

ではどうしたらホンモノの健康住宅を見分けることができるのでしょうか?

次回からはそんなホンモノの健康住宅を見分けることができる情報をお伝えしていきます。知っていて家を建てるのと、知らずに家を建てるのでは大きな違いがあります。ぜひ次回もお楽しみに!

何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!

それではまた次回お会いしましょう。

融資を受けることができない10の原因

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てたい!そんな時、初めに考えたいのが資金計画ですよね。今回からは家を建てる時に無くてはならない資金計画についてお話していこうと思います。

新居での暮らしも左右する資金計画は、無理のないようしっかり検討することが大事です。

前回は住宅ローンの審査で落ちる人に多い問題点や、落ちてしまった場合の対策法についてお伝えしました。

その中で一般的に審査に通りにくいと言われる原因について少し触れましたが、今回はそれについてもう少し掘り下げて行きたいと思います。

というわけで今回は「融資を受けることができない10の原因」についてお伝えします。

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融資を受けることができない10の原因

住宅ローンを組む場合、事前の審査が必要だということはご存じだと思います。そして審査結果によって希望の借り入れが可能かどうかが決まります。

残念ながら審査に落ちてしまい、希望に届かなかったり、場合によっては全く融資がうけられないという人も少なくありません。

では、住宅ローンが組めないのにはどのような原因があるのでしょうか?

1年収が300万円以下

住宅ローンを組むうえで一番最初に重要視されるのが「年収」です。

特に年収が300万円以下だと厳しいと言われています。

できるだけ頭金を用意したり、配偶者の収入も合算して申請できる収入合算という方法をとったりすることで審査が通りやすくなります。

2自己資金が少ない、または0

住宅ローンを組む際に自己資金が少ないか0の場合、審査に影響があります。

ただ、低金利の現在は、自己資金を貯めることに何年かかけることと、金利の上昇のリスクのどちらがいいのか考えることも重要です。

住宅アドバイザーや金融機関に相談してみましょう

3車のローンの残債がある

車を購入する際の支払いは、ローンを組む人が6割以上と言われていて、返済期間も平均で3年~5年が多いようです。

ただ、住宅ローンを組む際に車のローンの残債があると、ローンが組めないこともあります。

もし今車のローンが残っているなら、住宅ローンを組む前に完済してしまうのがおススメです。

4サラ金、キャッシング、リボ払いの残債がある

サラ金やキャッシングの利用人口は1200万人とも言われ、実に国民の1/10にもなります。利用者の年齢も30代、40代が多く、家づくりをされる多くの型が該当します。

それだけ多くの人が利用しているサラ金、キャッシングですが、残債があるとローンを組むのが難しくなってしまいます。

そうならないために未払い残高があったらできるだけ完済しておくことが大事です。

5クレジットの支払が遅れたことがある

買い物の支払いや公共料金の引き落としなど、クレジットカードは様々な場面で使われています。

銀行口座の残高不足などにより支払いが遅れたことがあると審査に響いてきます。

口座を移転させた時にうっかり...といった場合でも、支払いができない人=信用できないというレッテルが貼られてしまいます。そして5年間はその情報が保有されるので、住宅ローンを組むのが難しくなります。

対処法としては、61日以上の支払い遅延があった場合は5年間の情報保有期間の間待つしかないのですが、それ以下の遅延だったら、延滞理由を申告して交渉することができます。ぜひトライしてみてください。


6債務を整理したことがある

債務整理とは、過払い金返還請求の事で、最近テレビやラジオのCMで弁護士事務所などが行っているサービスです。

この債務整理をしたことがある場合、住宅ローンを組む上で支障をきたす場合があります。

7家族の借金を肩代わりしている

家族の借金を肩代わりしている場合、住宅ローンを組むのはなかなか難しいです。

8すでに住宅ローンを組んでいる

中古の一戸建てを住宅ローンを組んで購入した後で「やっぱり新築にすればよかった」と立て直す方や、何らかの事情で現在の家が住めなくなり、新しく購入する方は少なくありません。

でも既に住宅ローンを組んでいる場合、一般的には現在の住宅ローンを完済してからの融資となります。

9雇用形態が「契約社員」

現在は雇用形態に「契約社員」というものがあり、その数は年々増加しています。雇用形態が契約社員の場合、住宅ローンは通りづらくなります。

10自営業を営んでいる

自営業の場合、開業年数や売り上げなどに関係なく、住宅ローンを組むのが難しいとも言われています。


では、どれか一つでも当てはまるとローンを組むことができないのでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。

もし、いずれかに該当する場合でも住宅ローンを組める可能性があります。なぜなら、年齢、健康状況、勤続年数、担保評価など、他にも審査基準があるからです。

まずは今の状況をよく把握して、改善できるところはしてみましょう。

そのうえで金融機関ご相談の上、事前審査をしてみましょう。借りやすい制度やプランを活用するのも手です。前回の記事でも書きましたが、フラット35や地方銀行は雇用形態など融資の基準が緩和されており、利用しやすいとされています。

また、収入が一定以下であれば、現金の給付を受けられる「すまい給付金」などの制度もあります。


今回は「融資を受けることができない10の原因」についてお伝えしました。


今回の記事が住宅ローンを利用する時の参考になれば幸いです。


何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!

それではまた次回お会いしましょう。

住宅ローンの審査で落ちてしまったら...

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てたい!そんな時、初めに考えたいのが資金計画ですよね。今回からは家を建てる時に無くてはならない資金計画についてお話していこうと思います。

新居での暮らしも左右する資金計画は、無理のないようしっかり検討することが大事です。

前回ははローンシュミレーション後の、ローン契約までの流れについてお伝えしました。でも、本審査で落ちてしまった...そんな時はどうすればいいのでしょう?

そこで今回は住宅ローンの審査で落ちる人に多い問題点や、落ちてしまった場合の対策法についてお伝えします。

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なぜ審査で落ちてしまうのか

書類の不備

事前審査は書類を全て提出することはなく、スピード重視で自己申告などをもとに審査します。そのため、記入内容を誤った内容があったりして、事前審査は受かったのに、本審査では落ちることがあります。


申告と実際の情報の相違

前述したとおり、事前審査では自己申告した情報を元に審査しているので、自己申告の情報と証明書類の情報が異なることもあり、本審査で落ちる可能性があります。

また、金融機関にとって担保価値は重要なので、もちろん物件の調査もします。購入物件に建築基準法上の問題があったり、瑕疵物件であったりした場合には融資を断られることになるでしょう。

金融機関の審査基準をクリアしていなかった

住宅ローンを借りるには金融機関共通の必須条件を満たし、金融機関個別の審査基準をクリアする必要があります。ただし、金融機関個別の審査基準については公表されていません。

必須条件が

・定職についている
・安定した収入がある

ということだけはわかっていますが、各金融機関で様々な属性を総合的に判断しています。

一般的には以下に格闘してしまうと審査に通りにくくなると言われています。

年収が300万円以下
自己資金が少ない
他にローンが残っている
クレジットの返済が遅れたことがある
債務を整理したことがある
家族の借金を肩代わりしている
契約社員である
自営業である
そして意外と知られてないのがうっかりして携帯電話代の支払いの延滞経験がある事です。

審査に落ちた場合

でもある住宅ローンの申請が通らなかったからといって、住宅の購入をあきらめる必要はないです。なぜなら審査は他社に申し込むことも可能だからです。

一般的にはメガバンクなどの大手では審査条件が厳しいため、通らないこともよくあります。しかし、あきらめずに地方の金融機関などに申し込めば、そちらでは受かるということがよくあります。

したがって、ダメだったら別の金融機関で申し込んでみましょう。

別の住宅ローンに申し込んでみる

信用情報に大きな問題がない人は、別の住宅ローンに申し込むのがおすすめです。金融機関ごとに審査基準が異なるため、別の金融機関の住宅ローンであれば通る可能性があります

この時に審査が通りやすいと言われるローンに申し込むのがおススメです。

フラット35

「フラット35」は民間金融機関と独立行政法人住宅金融支援機構(旧住宅信用公庫)が提携・提供しているものです。特徴は長期固定金利が民間の金融機関を下回っている点と、審査方法が物的審査という、これから建てる家が担保になりえるのかを判断する審査を重視している点です。

これらに関してはこちらが、住宅購入を支援するために創設されたローンであるからです。そのため、他の民間の住宅ローンと比較すると審査に通りやすいといわれています。


地方の金融機関

「地方の金融機関」とは地方銀行、信用金庫(しんきん)、労働金庫(ろうきん)のことです。これらでは全国各地の多くの人が利用する大手の金融機関とは違い、地域の住民が主な顧客であるので柔軟な対応を取ってくれるのです。

例えば大手では申し込みを行っても基準に達していなければ審査に通らず、融資できないという結果で終わってしまいます。しかし、こちらなら審査に通らなくても、保証会社などにもう一度審査を行うように働きかけてくれるのです。

ただし、再度審査を行うに足る材料を顧客が持っていたり、長年その金融機関と取引があるなどの理由で信用がある必要があります。

大手の審査に受からない場合や普段給料の振込先などでこちらを利用しているなら、一度審査を受けてみましょう。

粘り強く自分に最適なローンを見つけよう

住宅ローンの審査に通りやすいといわれているのは「フラット35」や「地方の金融機関」です。一方でメガバンクなどの大手の金融機関ではそれらよりも審査が厳しいといわれています。

しかし、審査基準は明確なものはなく金融機関によって異なります。また、顧客それぞれで信用情報などが異なってくるので、審査が甘い銀行はないと思ったほうがよいでしょう。

大切なのは「審査が甘い」といわれている金融機関を選ぶことではなく、自分にとってどんなローンが最適なのかを考えることです


今回は住宅ローンの審査で落ちる人に多い問題点や、落ちてしまった場合の対策法についてお伝えしました。


今回の記事が住宅ローンを利用する時の参考になれば幸いです。


何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!

それではまた次回お会いしましょう。