子供部屋のリフォームと安全な接着剤

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

今回の現場は木造二階建ての二階の子供部屋の改装です。

大人になったお子さんが改装したいとのことでご依頼がありました。

二部屋に分かれていた部屋を一つにして14畳の広々としたワンルームに。

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床は絨毯だったのですがシックな色のフローリングにしたい、壁の一部に木を張って欲しいとのご依頼でした。

今回は施主さんが明確なイメージをお持ちだったので、それを実現するべく全力で取り組みました。

元々二つに分かれていた部屋は、一方の天井は黒く塗ってあり、もう一方は木を張ってありました。それを利用して淡い色と濃い色で対比させたデザインにしたいというご意向がありました。
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そこで全体の壁は白いクロスでシンプルに仕上げて、ポイントとして一面に木目調のタイルを張ったのですが、同じ柄で色が違うものを探して設置しました。
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濃い黒い天井の下には淡い木目のタイル、淡い木の天井の下には濃い木目のタイルを設置することで、色の対比が生まれました。

実は他の面を覆うクロスも真っ白に見えますが白地にグレーの幾何学模様が入っていて、近くで見るととても重厚感があるんです。

間の壁を壊したら出てきた筋交いも、デザインとして活かすように壁と同じクロスで張りスッキリと見せました。

家自体がシックな洋館なのですが、それにふさわしい空間になりました。

クロスやフロアタイルを張る時に気を付けているのは水性の糊を使うこと。ウレタンの糊は使わないようにしています。

なぜかというと水性のものはウレタンの糊に比べて揮発成分が少ないからです。

もちろん水性系接着剤でも、添加剤や可逆剤と記載されている、有機溶剤を含むものがありますが、極力少ないものをチョイスして使用しています。

近年、問題になりその対策が議題に挙がるシックハウス症候群ですが、その主な原因の一つに接着剤が挙がっています。

接着剤は建築に欠かせないものとなっていますが、その危険性もともに理解し、生活空間において使用する接着剤選定には最善の注意が必要だからです。

また、水性の糊だと例えば傷がついて一枚だけ張りなおしたいという場合でも、簡単に対応できるのでリフォーム代が安く済みます。

それに対して、ウレタンの糊は一度塗ったらはがれないので、一部が傷つくと全てを張りなおさなくてはなりません。

そういった長い目で見ると経済的にもリーズナブルなのです。

タッチハウスでは建材が健康面に及ぼす影響を一番に考えながら、あなたのお困りに全力でお答えします。何かご相談がありましたらぜひお気軽にコメントください!

今回の記事があなたのお役にたてればうれしいです。

それではまた次回お会いしましょう!

ちょっと気になる塗り壁材「プレミアムレーベン」

こんにちは。タッチハウスブログスタッフ平戸です。

あんなに暑かった毎日が、急に秋のような涼しさに変わり、温度差に戸惑ってしまうこの頃ですが、体調など崩していませんか?

実は最近、代表の山田がちょっと気になる内装材を見つけました。

それは、サンゴの塗り壁をパワーアップさせたという新しい漆喰です。

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漆喰というのは有害物質を吸収・分解し、防カビ・消臭・調湿効果がある昔ながらの塗り壁材。

補修もかんたんで、時間が経つほどいい感じになってくるのが特徴です。

加えて、漆喰の原料でもある消石灰はあらゆる菌・ウイルスを死滅させる効果があり、特に漆喰は5分間でウイルス99.9%以上を不活化させることが実証されています。

それだけ聞いても漆喰はスゴイのですが、それをさらにパワーアップしたという商品が出たというではありませんか。

それが「プレミアムレーベン」という天然の塗り壁材。

おおー、名前からしてプレミアム感がにじみ出てる~(^^

「プレミアムレーベン」の原材料は沖縄の綺麗な海から許可を得て採取された、砂や泥など不純物の混じっていない「風化造礁珊瑚」。

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珊瑚の特徴は、多孔質で調湿・消臭効果に優れていること。

ホルムアルデヒドなどの揮発性有害化学物質を吸着、たばこやトイレの匂いを吸って、キレイな空気を出してくれます。

また、洗面所などの湿気を吸収し快適な湿度を保ちます。夏は湿気を吸収し、乾燥する冬は水分を放出する、まるで家全体が呼吸をしている感じを体感できるのだとか。
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この珊瑚に、ケイ素を主成分とした「ゼオライト」と酸化チタンが主成分である「光触媒」をブレンドしているそう。

ゼオライトは約700万年の永い年月をかけて生成された、特異な吸着性・脱臭性などの機能を持った多孔質の天然鉱物。

オングストローム(1億分の1cm)という極微小な空洞と細孔を有し、水分を吸ったり吐いたりする機能を持っているのだとか。

よく押し入れなんかに入れておく除湿をする「水取りぞうさん」的なものがありますよね?あれの中身ってゼオライトなんですよ。

除湿と言えばゼオライト!

更にゼオライトはネコのトイレの砂に使われているんです。(ホームセンターに行った時にでも見てみて!)それだけ強力な消臭効果があるんです。

そして光触媒...これって何かというと、太陽や蛍光灯などの光が当たると、その表面で強力な酸化力が生まれ、接触してくる有機化合物や細菌などの有害物質を除去できる環境浄化材料のこと。

原料の酸化チタンはすっごく色んなものに使われていますが、有名なのは日焼け止め!

他にもファンデーションや歯磨き粉、無味無臭なのでチューインガムやマヨネーズなどの食品にも使われてるんです。

この光触媒が細菌・雑菌・カビ菌・ウイルス・アレルギーやシックハウス症候群の原因となる化学物質・悪臭・ヤニ汚れなどの有害物質を光の力で分解無害化してくれるというではありませんか!

これでコロナウイルスも怖くない!!

さらにこの漆喰、クロスの上から塗ることもできるのが秀逸!リフォームにも使える!
とメリットがいっぱいなんです。

特徴をまとめると

【特徴①】防カビ・防藻抗菌性

光触媒で殺菌、防カビ、防藻の効果を発揮します。

【特徴②】防汚性・持続性

撥水性塗膜で汚れにくく美しさ長持ち。トップコート不要!


【特徴③】有害物質・悪臭物質の吸着
ホルムアルデヒドや悪臭の原因となる分子を吸着。
シックハウス対策にも最適です。

【特徴④】調質効果
ゼオライトの優れた調質性能で結露の発生を抑制します。


【特徴⑤】消臭効果
悪臭の原因となる原子を吸着するため、生活臭やトイレのにおいも気になりません。


【特徴⑥】防火性
水性で不燃性材料できているため、火に強く国土交通大臣認定の防火材料です。

【特徴⑦】静電気が起こりにくい
無機質性素材のため静電気が起こり難く耐候性にも優れています。

【特徴⑧】カラー展開が豊富
カラーは全12色。デザイン性の高い空間を演出します。

といった感じ。

めっちゃいい~!!

でもやっぱり世の中にメリットだけなーんて都合のいいものは存在しないもの...。

施工会社としても実際に施工してみないことには何ともいえません。実際に使ってみてまたレビューさせていただきますね!

テクノロジーの進歩で、新しいものがたくさん出てきていますが玉石混交でもあります。宮大工出身の代表山田の確かな目で、本当にいいものを選んで施工するのがタッチハウスです。

コロナ禍間がとーーーーっても長くなっている今、おうち時間を快適にすることは、人生のクオリティをあげてくれると言っても過言ではありません。

お手伝いが必要な時はいつでもお声かけくださいね!

タッチハウスは新築だけでなくリフォームの相談も承っています。無理な営業は一切行っていません。「こんなこと相談してもいいかな?」と思うような小さなことでも安心してご相談ください。

「本物の健康住宅」を「適正価格」で建てるためのポイント

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家づくりを考え始めた時、健康に暮らせる建物を適正価格で建てたいというのが、多くの人たちが思うことではないでしょうか。

ここ何回かにわたり、健康住宅や家の価格についてお伝えしてきましたが、健康を損なわない住環境と、経済的な健康のイメージがつかめてきたでしょうか?

今回はこのシリーズの最終回として「本物の健康住宅」を「適正価格」で建てるためのポイントを総まとめしてお伝えします

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ホンモノの健康住宅を作るためにはこんな建築会社を選ぼう!

改正建築基準法で規制されている以外の化学物質にも配慮している

新築の家に住みはじめてから、またはリフォームをしてから体調が悪くなってしまったという人が増えました。住宅に使用されている建材、家具、日用品などから発散される様々な化学物質が原因のシックハウス症候群です。

そんな現状を踏まえて、平成15年7月に建築基準法が改正、施行されてシックハウス対策のための規制が設けられました。

でもこの改正建築基準法では規制されない化学物質が多いのです。

ホンモノの健康住宅を建てる建築会社なら、規制されない化学物質にも配慮しているはずなので、ホンモノの健康住宅を建ててくれる会社かどうか見極めるポイントになります。


使用材料をよく知っている

住宅建築に使用する「木材」には種類があります。

例えば、「輸入材」。
これは、木材を輸入する時に腐らないようにするためや、カビが生えないようにするために「防腐剤」、「防カビ剤」が使われる可能性があります。

品種や部位によって適材適所というものがありますが、それは産地によっても大きく左右されます。木材の品種、部位の特徴や産地に詳しいかどうかで、木造住宅をまかせられる会社なのかどうかがわかります。

極力化学物質を使わず天然成分でできた材料を使う

室内を化学物質のない空気にするには、極力化学物質を使わず天然成分でできた材料を使用することです。
具体的には、「無垢の木」、「国産床板」、「天然塗り壁」など。

そして化学物質を含まない天然成分でできた糊や塗料を使うことです。

天然成分でできた材料には、「食品糊」、「食品塗料」などがあります。天然素材を使うだけでなく、こういった糊や塗料を使っている建築会社に頼めば安心です。

適正価格で家を建てるにはこれを知っておこう

住宅の販売方法

ローコストハウスメーカーなどに多い、坪単価で販売する方法

土地付きの建売住宅を販売する方法

土地条件をつけて注文住宅を販売する方法

土地条件なしで注文住宅を販売する方法

これらの販売方法を知ることで、不動産のおおまかなお金の流れが見えるようになり、あなたの貴重な資金をどこに回せばいいのかがわかってきます。

こだわりたいポイント

家づくりの費用を大きく分けるのは以下の3つです。

デザイン
性能
面積

デザイン力が肝の設計事務所の設計料や、ハイセンスな設備には高価なものが多いし、

断熱や気密、耐震など、一定以上の水準で建てる場合、構造に関する部材は占める割合が高いため、大きなコストアップになります。

また面積の大小でも建築費が大きく変わってきます。

平均にとらわれず自分たちのライフスタイルをよく見直して、どこにこだわるのかを決めていくことが大事です。

家を建てるベストタイミング

シックハウス症候群や化学物質過敏症は、ある日突然症状が現れます。予防法は、免疫力をあげることと、できるだけ吸い込まないようにすることなので、健康の観点からすると、化学物質の多い住宅からは早めの脱却をおすすめします。

また、超低金利の現代は、頭金を貯めることがリスクになってしまう時代です。現在の家賃が高く、毎年の貯蓄額が少ない人ほど、どうせ買うなら急いだほうがいいということが言えます。

今回は「本物の健康住宅」を「適正価格」で建てるためのポイントをお伝えしました

これらの知識を頭にしっかり入れて、さあ家づくりのスタートです!

何かわからないことがありましたらタッチハウスにお問い合わせください。コメントもお待ちしています!
それではまた次回お会いしましょう。

家づくり 価格の秘密3

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家づくりを考え始めた時、どのような「家」にするかを決めた後、どこで建てようか?ということも悩むポイントになります。

テレビCM、雑誌広告、折込チラシ、様々なものに目が行くようになり、気になってくる部分が価格についてです。

そこで今回からのシリーズでは住宅の価格の、業界にいれば当たり前の、でも一般のお客さんには知られていない裏話をお伝えしていこうと思います。家づくりに役立つ情報が満載です!

前回のブログでは基本的な住宅の本体価格をベースに予算をかけるポイントについてお伝えしました。大体の予算が見えてきたらあとは家を建てるタイミングです。

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家づくりは思い立ったが吉日

あわてて建てる必要はありませんが、もし今の家が化学物質が多い住宅ならば、ぜひ早めに考えて下さい。

室内の空気には化学物質が放出されている可能性が高いです。その中で毎日呼吸しているということは、体内に化学物質を溜め込んでいることになります。

花粉症なども同じですが、花粉も化学物質も人によって許容量が決まっているといいます。その許容量をコップに例えたとします。コップが花粉や化学物質でいっぱいになると花粉症や化学物質過敏症、シックハウス症候群になってしまいます。

同じ量の化学物質を吸い込んでも人によって症状が出たり出なかったりするのは、コップの大きさが人によって違うからです。

花粉症と同じように、いつコップがいっぱいになるかは誰にもわかりません。ある日突然症状が現れます。予防法は、免疫力をあげることと、できるだけ吸い込まないようにすることなので、化学物質の多い住宅からは、早めの脱却をおすすめします。

それでも、家づくりには莫大なお金がかかります。
頭金を貯めてから、と考える方がほとんどだと思います。

そこでですが、金利についても考えてみてください。
今と数年先とでは、金利にも違いが出てきてしまうのです。


金利の差は、こんなに違う!

『頭金を貯めてから・・・』 と考えている方は多いと思います。住宅価格の2割程度の頭金が必要と言われた時代もありましたしね。

でも超低金利の今は以前とはちょっと状況が違います。これから金利が下がると予想される場合はじっくりと頭金を貯めながら様子をみるべきですが、金利が変わらないか、上昇する可能性が高い場合は、どうせ買うなら急いだほうがいいのです。

例えば3年後1%金利があがったらどうなるでしょう?

今なら40坪の家が建てられて、3年後には30坪の家になるといったイメージです。

現在の経済情勢としては、多少景気はよくなりつつあるものの、金利や物件価格がどんどん上がっていくというほどではない状況なので、そこまで急ぐ必要はないと思われるかもしれませんが、金利が上がらないとしても、家賃が高く、毎年の貯蓄が少ない人ほど急いだほうがいいのです。

例えば、現在30歳の人が、4000万円(諸費用込み)の物件の購入を考えているとします。

今すぐ買うためには、4000万円のローンを組む必要があるとします。ローンの金利は全期間固定で1.5%とし、返済期間30年で計算すると、ボーナス返済なしで毎月返済額は13万8048円、総返済額は約4970万円になります。

一方、この人が、現在の住まいの家賃を支払いながら年間100万円の貯蓄が可能だったとして、3年間で300万円の頭金を貯めたとします

。同じ4000万円の物件を買うと、借入金額は3700万円。金利は同じく1.5%で、27年返済でローンを組むとすると、毎月返済額は13万8949円、総返済額は約4502万円になります。支払った頭金と合計すると、約4802万円です。

3年間頭金を貯めたほうが約168万円トクになりますが、3年間の家賃がこの金額を上回る場合は、急いで買ったほうが有利になるというわけです。


つまり、現在の家賃が安く、毎年の貯蓄額を多くできる人ほど、急がずにじっくりと貯めたほうがよく、家賃が高く、毎年の貯蓄額が少ない人ほど、どうせ買うなら急いだほうがいい、ということです。


今回は家を建てるタイミングについてお伝えしました。

現在住んでいる住宅の状況、家賃と収入のバランス、毎年できている貯蓄額を把握して、しっかりと考えていきましょう。

何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!
それではまた次回お会いしましょう。

ホンモノの健康住宅をつくるために 5

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

あなたは、どんな住宅を建てたいと思っていますか?

「庭が広い家がいいな」「バリアフリーの家ならおじいちゃんおばあちゃんも安心!」「大切なペットと一緒にすごせる家がいいな」

いろいろな「思い」があると思いますが、家族の笑顔を守るための住宅、ホンモノの「健康住宅」についてお伝えしていこうと思います。

前回は木材以外にも化学物質が使われているということについてお伝えしました。今回は現在の健康住宅の状況と問題点についてお伝えしていきますね。
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現在の健康住宅の状況と問題点

前回までのお話で、現在の状況と問題点をまとめておきましょう。

合板とクロスで造ってしまった部屋は、悪い空気を外断熱や気密性の高い住宅で囲んでしまい、それをさらに冬は暖房で暖めてしまいます。

これでは、家の中が悪い空気でいっぱいになってしまいます。悪い空気を吸い続けてしまったら、体調不良になるのも無理はありません。

この悪い空気を一番に吸ってしまう場所に、免疫力の弱い赤ちゃんやお年寄りが座っている可能性があります。

悪い空気が溜まってしまうのは床から60cmの場所です。この場所で生活をしているのは、家族の中でもっとも免疫力の低い赤ちゃんだったり、おじいちゃんおばあちゃんだったりします。

国で定めている改正建築基準法の規制に沿っただけの「健康住宅」が多いため、一般の方たちには、「本物の健康住宅」との差がわかりにくくなっています。
「健康住宅」といえば、化学物質を使用していない建材だけで造られていると思いがちですが、規制されているのはごく一部の化学物質だけなので、使用しても「健康住宅」と呼んでしまいます。
一般の方々は、「健康住宅」という言葉だけで安心してしまいがちです。

自然素材を使用した健康住宅は、手間暇がかかり大量生産ができないのが現状です。さらに儲けが少なく業者がやりたがらない傾向があります。
業者としては、なるべく利益をあげたいのが本当のところだと思います。もしかしたら、本当のことを知らずにセールスをする営業の方もいるかもしれません。この現状を知っていれば、化学物質を使った名ばかりの「健康住宅」をすすめられるはずがありません。

家族を守るには?

では、どうやって家族を守るのでしょうか?
これまでの情報で、どこに注意すべきかはだいたい想像できてきたと思います。
注意すべき点がわかれば、みなさんは、ホンモノの「健康住宅」を見極めることができるのです。

使用する木材は、自然素材、天然素材を使用することです。
建材も、化学物質を使用しない天然成分でできたものを使用するべきです。

化学物質を発散させないようにすれば、室内に悪い空気が流れることはありませんから、常にきれいな空気で換気システムが良い状態で働いてくれます。

まとめてしまえば、これだけのことかもしれません。
でも、どこに問題があるのかを正しく理解していれば、みなさんが家づくりをする時に役立つはずです。


では、もう少し知っておくと役立つ情報をお伝えしますね。
住宅に使用する建材や、住宅に関わるマーク言葉の意味を紹介します。

F☆☆☆☆の表示の意味は?

F☆☆☆☆(エフフォースター)という表示を見たことがありますか?

Fに☆が並んでいる表示です。これは、ホルムアルデヒド等級の最上位規格を示すマークです。

「ホルムアルデヒド等級の最上位規格」。 最上位規格なんて言葉があると、とても良いものだと思いませんか?

では、もう少し分かりやすい言葉で表現してみます。
化学物質であるホルムアルデヒド(Formaldehyde)の放散量を☆で表したもので、☆の数が多いほど放散量が少ないものです。F☆☆☆☆が最上位で、もっとも放散量が少ないものとなります。
他にもF☆☆☆、F☆☆、F☆ といった表示方法があります。

いかがでしょうか?
ホルムアルデヒドを使っていないどころか、使っていますが放散量が少ないですよ。という表記です。

この表記は、建材に記されています。
F☆☆☆☆ が表記されているからといって、必ずしも安全なものだと思わないようにしてください。

あくまでも、ホルムアルデヒドの放散量を示すだけであり、他の化学物質が使われている可能性が大きいのです。
F☆☆☆☆の表記がある建材であれば使用面積の制限がないことも大きな問題のひとつです。

室内環境配慮マークがあれば・・・?

続いて「室内環境配慮マーク」です。

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このマークは、

家具に使われる合板、繊維板、パーティクルボードおよび接着剤が「F☆☆☆」または「F☆☆☆☆」ということを示すもの
です。

もう、お分かりですよね?

F☆☆☆またはF☆☆☆☆の表記は、安全とは言い切れないものです。
これを、異なるマークに置き換えて、安全に見えるようにしているだけです。

塗料に関しては、ホルムアルデヒドを含まないものを使用しているということですが、他の化学物質を使用している可能性は十分に考えられます。

家具業界における自主表示になっていますので、表示されているものについてはぜひ注意してください。

では、どうすればいいの?

家づくりの環境を良くするためにするべきことです。
1つは、
悪い空気を吸わないために、悪い空気を発生させない材料を使用することです。
具体的には、「無垢の木」、「国産床板」、「天然塗り壁」を使用することです。

2つめ。
化学物質をできるだけ使わずに、天然成分でできた材料を使うことです。
天然成分でできた材料には、「食品糊」、「食品塗料」などがあります。

これらのことを、しっかり覚えておきましょう!

注意するポイントは?

ここまでお伝えさせていただいたことを覚えていてくだされば、きっとあなたの家づくりに役立つと思います。
最後に、あなたがもし住宅のセールスを受けたとき、それに対して質問をしたときに注意するポイントをまとめます。

①F☆☆☆☆が付いているから安全です! とすすめられる。

前述したようにF☆☆☆☆の意味が分かっているとこのようなすすめ方はしないでしょう。

②無垢の家はヒビや割れがあるので・・・と避ける。

無垢材を使用するのは、実際にとても手間がかかってしまいます。その割りに利益が見込めないものなので、無垢材を使うことを厭わない会社はプロ意識が高く、信頼できるといえるでしょう。

③健康住宅にも拘らず、クロスやフロアをすすめる。

④今ならこれをサービスします! と商品で誘う。

⑤24時間換気の意味を知らずに、健康住宅だと強調する。

⑥本体価格以外にいくらかかるかを言わない。

⑦質問をすりかえたり、はぐらかす。

これらのセールスを受けた場合は、ぜひ注意してください。

ホンモノの「健康住宅」をつくるために何を知っていればいいのか?

あなたは、もうお分かりですよね。

家づくりは妥協していいところと悪いところがあります。
あなたがもっとも大切にすべきは家族です。

「家族の笑顔が絶えない家づくり」を目指しませんか?

ホンモノの健康住宅を手に入れて、大切な家族の笑顔を守ってください。


何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!
それではまた次回お会いしましょう。

ホンモノの健康住宅をつくるために 4

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

あなたは、どんな住宅を建てたいと思っていますか?

「庭が広い家がいいな」「バリアフリーの家ならおじいちゃんおばあちゃんも安心!」「大切なペットと一緒にすごせる家がいいな」

まだまだありますよね。人気があるといえば、「太陽光発電+オール電化」「省エネのスマートハウス」「自然素材をつかった健康住宅」「地震などの災害に備えた強い家」・・・と、家づくりには、たくさんの夢や希望が膨らむことと思います。

家づくりは、一生に一度の大仕事です。家族全員で、新しい家に対する夢をたくさん描いて、その夢を実現できる住まいにしたいですね。

いろいろな「思い」があると思いますが、家族の笑顔を守るための住宅、ホンモノの「健康住宅」についてお伝えしていこうと思います。

前回はシックハウス症候群の原因となる化学物質が木材に使われている現状をお伝えしました。今回は木材以外にも化学物質が使われているということについてお伝えしていきます。
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クロスは貼っては行けないの?

木材以外にも化学物質を使用している可能性があると知ると、いろいろなものが怖くなってしまうかもしれませんよね。
特に心配に思うのは「クロス」ではないでしょうか。クロスはシックハウス症候群を引き起こす大きな原因のひとつと思うかもしれませんね。

クロスを貼ることがいけないのではなく、貼るときに使用するものが何かを知らなければいけないということです。

クロスを貼るときに接着剤を使用する可能性があります。また、防火対策のための「難燃剤」を使うかもしれません。

難燃剤は、防火認定をとるために必要とされていますが、たくさんの化学物質が含まれている可能性があります。

臭素系、リン系、無機系というように3つの種類に分かれている中でも、臭素系、リン系に含まれている化学物質は、前回見ていただいた厚生労働省が取り上げている化学物質にはないものばかりが含まれています。

フローリングにするのは危険なの?

カビやダニを防ぐために選ぶフローリングも使用する建材によっては危険になるかもしれません

カビやダニを防ぐために選んだフローリングには、化学物質を含んだ塗料を使うかもしれません。

もう一つ注意したいのは「集成材」と呼ばれる木材をフローリングに使う場合です。

集成材とは、断面寸法の小さな木材を「接着剤」で再構成して作られる木質材料のことです。集成材には、接着剤が使用されています。この接着剤に「化学物質」が使用されている可能性があります。

規制のある「ホルムアルデヒド」の他に、規制されていない化学物質が使用されているかもしれないのです。

怖いですよね。

これでは、いくら木の家でも、使用する木材の種類によって室内に悪い空気が発生する可能性があります。

使用する塗料に含まれる化学物質はご覧のとおりです。

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使用する接着剤に含まれる化学物質はご覧のとおりです。

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これらの化学物質は、規制されていませんので、指針値を目安にして使用されてしまいます。


それでも、シックハウス対策をしている健康住宅と呼んでしまいます。

壁や床はどうしたらいいの?

クロスやフローリングを避けても壁や床に使用する木材によっては化学物質を使用しています。

断熱効果をあげるために、壁や床に「ポリスチレン樹脂等を使用した断熱材」を使用することがあります。
この断熱材には「スチレン」というものが使用されています。


土台にも含まれる化学物質って?

家の土台となる部分には、防腐処理材を使用している可能性もあります。
これ以外にも、シロアリを防ぐために、シロアリ予防剤や殺虫剤を使うかもしれません。

シロアリ予防剤や殺虫剤には、ご覧の化学物質が使用されています。

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家づくりをしていくために必要な建材には、様々な化学物質が使われている可能性があるのです。
本当に怖くなりますよね?

改正建築基準法では、これらの化学物質の規制ができていないため、悪い空気を外に出すために、義務付けていることがあります。
それが、換気設備の設置です。

では、換気システムがあれば安全なのでしょうか?

換気をしていれば問題ない?
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換気設備設置の義務付けは、化学物質が発散されることを前提にとられた対策です。
24時間換気していなければ、発散し続ける化学物質が室内に滞ってしまいますといっているようなものです。

換気設備の設置は、家の中の空気を循環させるためにも非常に優れたものです。
でも、少し待ってください。この換気設備は、正しく機能しているのでしょうか?

通常の換気設備が機能するのは、床から60cmより上の場所だと言われています。
つまり、60cm以下は空気が留まってしまうということです。

床から60cmの場所で呼吸をする時って、どんなときだと思いますか?

座布団に座った状態が約60cmです。
テレビを見るときに横になってみた場合、これが約45cmです。
赤ちゃんは、約20cmの場所で呼吸します。

くつろいでいる時間や、赤ちゃんの大切な時間に悪い空気を吸い続けることになってしまうのです。

大切な家族に悪い空気の中で暮らしてほしくないですよね。

そんなあなたのために次回は現在の健康住宅の状況と問題点についてお伝えしていきますので、お楽しみにしてくださいね!

何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!
それではまた次回お会いしましょう。

ホンモノの健康住宅をつくるために 3

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

あなたは、どんな住宅を建てたいと思っていますか?

「庭が広い家がいいな」「バリアフリーの家ならおじいちゃんおばあちゃんも安心!」「大切なペットと一緒にすごせる家がいいな」

まだまだありますよね。人気があるといえば、「太陽光発電+オール電化」「省エネのスマートハウス」「自然素材をつかった健康住宅」「地震などの災害に備えた強い家」・・・と、家づくりには、たくさんの夢や希望が膨らむことと思います。

家づくりは、一生に一度の大仕事です。家族全員で、新しい家に対する夢をたくさん描いて、その夢を実現できる住まいにしたいですね。

いろいろな「思い」があると思いますが、今回は家族の笑顔を守るための住宅、ホンモノの「健康住宅」についてお伝えしていこうと思います。

前回はシックハウス症候群についてお伝えしました。今回は原因となる化学物質は規制されているはずなのにどうしてシックハウス症候群がおこってしまうのか、その理由となる建材の化学物質の現状をお伝えしていきます。

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住宅に使われる化学物質ってどんなものがあるの?

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ここで紹介している化学物質は、厚生労働省が濃度の指針値を定めた13物質のみです。
ホルムアルデヒドからはじまり13種類の化学物質がとりあげられ、指針値が定められています。

しかし、実際には取り上げられていない化学物質はたくさんあります。
でも現実には住宅建材に使用される可能性のあるわずか13物質のみをとりあげているだけです。

「でもまあ、危険な化学物質は規制されているってことでしょ。【シックハウス対策ができている健康住宅】なら、少なくともここにあげられた13物質は使われていないんでしょ」

と思いますよね??

実は、改正建築基準法で定められているシックハウス対策のための規制があるのは、この13物質の中の2つだけなのです。
13物質でさえ、多くの化学物質の中の一部だというのに、さらにそれを絞って2つのみです。
その2つは、赤字で記した、①のホルムアルデヒド、⑨のクロルピリホスの2つです。

⑨のクロルピリホスについては、居室を有する建築物への使用が禁止になっているのですが、①のホルムアルデヒドは、使用に規制があるものの禁止になっているわけではないのです。
当然のことながら、それ以外の物質には規制がまったくありません。

その「健康住宅」大丈夫ですか?

ここまでのお話で想像できますか?
「健康住宅」は、シックハウス対策ができているから安全だと言い切れるのでしょうか?
もっというと、改正建築基準法に基づくシックハウス対策を行っている健康住宅が安全といえるのでしょうか?

もう、おわかりですよね? 安全とは言い切れないのです。
改正建築基準法で規制されている化学物質は2つだけです。
そのうちの1つは使用禁止だけれど、もう1つのホルムアルデヒドは禁止ではなく使用量の制限にとどまっています。
規制の対象になっていない化学物質は、指針値を定めただけであって使用を制限しているのではないのですね。

でも、「健康住宅」と呼んでしまえるのが現状です。

規制されている2つの化学物質の使用だけ控えて、それ以外の化学物質を使用していたとしても法の上では「健康住宅」と呼んでも差し支えないのです。

あなたが建てようと考えている家は、大丈夫なのでしょうか?

大丈夫だと言えるように、もう少し正しく理解していきましょう!

化学物質はどこに使われるの?

先ほどから申し上げている化学物質。
目に見えれば、判断もつきますが、それはちょっと難しいですよね。
実際にどこに使われているのかをみていきましょう。

まず。。。。

家づくりに使う自然素材といわれて真っ先にうかぶ素材って何ですか?
いろいろなご意見があると思いますが、「木」が浮かびますよね。
木でつくられた家。まさに自然素材の家です。
「木」は自然素材だから、「木の家」なら化学物質とは関係ないのではないか??

いいえ。実は関係あります。
この木材に化学物質が含まれている可能性があるのです。

もう少し詳しくみていきましょう。

木に使われている化学物質って?

住宅建築に使用する「木材」には種類があります。

例えば、「輸入材」。
これは、木材を輸入する時に腐らないようにするためや、カビが生えないようにするために「防腐剤」、「防カビ剤」が使われる可能性があります。

先ほどの化学物質の表を思い出してください。

防腐剤には、「ホルムアルデヒド」「アセトアルデヒド」などが使用されます。
一方の「ホルムアルデヒド」には、制限が設けられていますが、もう一方の「アセトアルデヒド」には制限が設けられていません。

また、防カビ剤には、13物質の中に取り上げられていない化学物質が使用されている可能性があります。

木材だけ注意していればいいの?

では、木材だけ注意していれば大丈夫でしょうか?

答えはNOです。
木材以外の場所にも化学物質が使われる可能性がある場所はたくさんあります。

例えば、
・クロス
・フローリング
・壁や床
・土台

があげられます。

えー、そんなに??どこをどう見れば判断できるの?...。そんなあなたのために次回はもう少し具体的にお伝えしていきますので、お楽しみにしてくださいね!


何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!
それではまた次回お会いしましょう。

ホンモノの健康住宅をつくるために 2

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

あなたは、どんな住宅を建てたいと思っていますか?

「庭が広い家がいいな」「バリアフリーの家ならおじいちゃんおばあちゃんも安心!」「大切なペットと一緒にすごせる家がいいな」

まだまだありますよね。人気があるといえば、「太陽光発電+オール電化」「省エネのスマートハウス」「自然素材をつかった健康住宅」「地震などの災害に備えた強い家」・・・と、家づくりには、たくさんの夢や希望が膨らむことと思います。

家づくりは、一生に一度の大仕事です。家族全員で、新しい家に対する夢をたくさん描いて、その夢を実現できる住まいにしたいですね。

いろいろな「思い」があると思いますが、今回からは家族の笑顔を守るための住宅、ホンモノの「健康住宅」についてお伝えしていこうと思います。

前回は健康住宅とはどんなものかをお伝えしました。家によって健康を害してしまう恐れのあるシックハウス症候群についてお伝えしていきます。

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こんな症状がでてきたら...

こんな話を聞いたことはありませんか?
新築の家に住みはじめてから、またはリフォームをしてから体調が悪くなってしまったという話です。

体調がどのように悪くなるかの具体例としては、

・なかなか風邪が治らなくなってしまった。
・気管支の病気にかかりやすくなってしまった。
・アトピーや花粉症になってしまった。
・子供が反抗的になってしまった。
・うつのような状態になってしまった。

2003年7月に建築基準法が改正、施行されてシックハウス対策のための規制が設けられました。
シックハウス対策を行っている住宅は、この改正建築基準法にさえ従っていれば、シックハウス対策ができていることになります。

実は、ここに大きな問題があるのです。

ここに潜む問題点はどんなものなのでしょうか?
知っていて家を建てるのと、知らずに家を建てるのでは大きな違いがあります。

「シックハウス症候群」について、一緒に再確認していきましょう。

シックハウス症候群って?

テレビや新聞のニュースでとりあげられている問題ですので、一度は耳にされた方が多いと思います。
ただ、言葉は知っていても、あまり詳しく知らない部分もあると思いますので、もう一度一緒に確認をしていきましょう。

先ほどの症状でもいくつか触れましたが、新築した家やリフォームした家に住む人が、ある日突然、次のような症状に襲われることがあります。

・目がチカチカする。
・のどが痛くなる。
・めまいや吐き気、頭痛がする。

などの体調不良です。

これらの症状の総称を「シックハウス症候群」と呼んでいます。

ここにはあげていませんが、子供が短気になってしまったり、喘息もちになってしまったり、また、アレルギー体質になってしまったり、精神的に不安定な状態になってしまったという症状も報告されています。

シックハウス症候群の原因は?

シックハウス症候群の原因の一部として、建材や家具、日用品などから発散する化学物質が影響していると言われています。
発散された化学物質が室内の空気を汚してしまうのです。

最近の建物は、気密性が向上していますので、換気不足により、室内は汚染された空気でいっぱいになってしまいます。
その中で生活することによって、様々な症状が発症してしまうのです。

原因をまとめておきましょう。

1、住宅に使用されている建材や家具、日用品などから様々な化学物質が発散されているため

化学物質には、ホルムアルデヒドやVOCといった揮発性の有機化合物があります。
VOCというのは揮発性有機化合物、例えばトルエン、キシレン、スチレンといったものの総称です。

2、住宅の気密性が高くなったため

気密性が向上すると、冷暖房費を抑えられるため、省エネ効果があると言われています。
しかし、気密性が高ければ高いほど、室内の空気が入れ替わることがなく、1つめの原因である、発散された化学物質が充満することになります。

3、ライフスタイルの変化に伴う換気不足のため

例えば、夏のとても暑い日のことを考えてみてください。家の窓はすべて閉め切って冷房を使用することが当たり前のようになっています。
家中を閉め切ってしまうということは、室内が慢性的な換気不足になってしまうということです。

いま紹介した、3つの原因は国土交通省で発表しているものです。

大きくとりあげられている原因を3つみてみると、1つめの問題がシックハウス症候群の根源となっていることがわかると思います。

でも、シックハウス症候群の原因となる化学物質は規制されているはずなのにどうしてこんなことがおこってしまうのでしょう?

次回は建材の化学物質の現状をお伝えしていきますので、お楽しみにしてくださいね!


何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!
それではまた次回お会いしましょう。

ホンモノの健康住宅をつくるために 1

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

あなたは、どんな住宅を建てたいと思っていますか?

「庭が広い家がいいな」「バリアフリーの家ならおじいちゃんおばあちゃんも安心!」「大切なペットと一緒にすごせる家がいいな」

まだまだありますよね。人気があるといえば、「太陽光発電+オール電化」「省エネのスマートハウス」「自然素材をつかった健康住宅」「地震などの災害に備えた強い家」・・・と、家づくりには、たくさんの夢や希望が膨らむことと思います。

家づくりは、一生に一度の大仕事です。家族全員で、新しい家に対する夢をたくさん描いて、その夢を実現できる住まいにしたいですね。

いろいろな「思い」があると思いますが、今回からは家族の笑顔を守るための住宅、ホンモノの「健康住宅」についてお伝えしていこうと思います。

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健康住宅って?


あなたが想像する「健康住宅」とはどのようなものでしょう?世の中にたくさんある健康住宅は全て同じなのでしょうか?そもそも健康住宅って?

文字通り、快適な環境で、家族みんなが健康で暮らすことができる、それが「健康住宅」のイメージですよね。

「自然素材」をふんだんに使って、化学物質を使用していない住宅。

室内の空気循環ができているから、温度と湿度も生活するのに最適な状態に保たれて、すごしやすい住宅。

快適に生活ができる「健康住宅」は、たくさんの方が憧れると思います。

自然素材にこだわる理由としては、今、問題になっているシックハウス症候群を防げるということ。

一般的には、ここにとりあげた4つの要素を満たしている、つまりシックハウス対策を行っている住宅を「健康住宅」と呼んでいます。

自然素材を使用・化学物質を使用しない・空気循環・調温・調湿

このような対策がされていると、シックハウス症候群を防ぎ、住む人が健康で快適な暮らしを実現することができるとされています。


「健康住宅」は全て同じなの?

シックハウス対策ができている健康住宅は、家族の健康を守ってくれるものだから、家族が幸せに過ごすことができます。

だとしたら、自分がつくる家は、ぜひ「健康住宅にしたい!」そう思いますよね?

でも、少し待ってください。

ハウスメーカーさんの中には、商品のひとつとして「健康住宅」を取り入れているところが数多くあります。
いろいろなタイプの「健康住宅」がありますが、これは、すべて同じなのでしょうか?

一般的には、「シックハウス対策ができている」この住宅のことを「健康住宅」と呼びます。

シックハウス対策というのは、自然素材を使用している、とか、24時間換気システムを取り入れている家のことです。

でも「健康住宅」の定義というものは、特に定められているわけではないのです。
もし、部分的に自然素材を使用しているだけでも、「健康住宅」と呼べてしまうのです。

それはちょっと怖いですよね。住むなら部分的にではなく、全体的に自然素材を使っている方が安心できますよね。

ではどうしたらホンモノの健康住宅を見分けることができるのでしょうか?

次回からはそんなホンモノの健康住宅を見分けることができる情報をお伝えしていきます。知っていて家を建てるのと、知らずに家を建てるのでは大きな違いがあります。ぜひ次回もお楽しみに!

何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!

それではまた次回お会いしましょう。

パパ、ママ必見!赤ちゃんを健康に育てる家づくり

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

これから家を建てたいと思っている方の中には、赤ちゃんが生まれたばかりとか、これから子供が欲しいと思っている方も多いと思います。

せっかく家を建てるなら、かわいいお子さんをできるだけいい住環境で育てたいですよね。
もちろん赤ちゃんの時期は短いですが、一番弱い赤ちゃん仕様の家にすることで、家族みんなが過ごしやすく、また老後自由がきかなくなった時にもよかったと思えるはずです。

そこで今回は赤ちゃんにとっても、お世話をする家族にとってもストレスの少ない家について書きたいと思います。
あなたが家を建てる時の参考になれば幸いです。

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赤ちゃんにとって優しい家づくりのポイント一つ目は

体に優しい床材を選ぶ

です。

赤ちゃんはいつも床に近い位置で生活しています。
寝転がったり、ハイハイしたり、床に直接座っておもちゃで遊んだり。
家族の誰よりも床材の影響を受けています。

うちの子供たちも、雑巾のように床を這いつくばっていましたね(≧▽≦)

そもそも床材には、ベニア板の上に0.3ミリほどの木目調のシートを貼り付けた合板フロアと、ベニア板の上に木の板のスライスを貼り付けた突板フロアと、無垢板のフロアがあります。

合板フロアと、突板フロアは貼り付ける時にノリを使います。
ノリには化学成分が含まれていますが、法律で基準値が決められているので基準以下の化学物質しか使われていないということになっています。

でも実は、法律で決められた化学物質以外の物質にも害のあるものがあると言われていて、その他の化学物質については今のところ規制がないため、どの程度入っているかは未知数なのです。

また、化学物質の量が少なかったとしても、人の体は許容できる化学物質の量が決まっていると言われています。
その許容量を超えた量の化学物質を浴びると、シックハウス症候群や化学物質過敏症になってしまうとも。

花粉症でも浴びる花粉の量が許容量を超えた時、花粉症を発症すると言われてますがそれと似ています。

許容量と言うのは人それぞれなので、なるべく浴びないに越した事は無い!と思い、私はできるだけ化学物質を含まない無垢板を選びました。

難しいことはさておき、無垢の床材は何と言っても触った時にあたたかく、床に直接座っても冷えないのが魅力です。
赤ちゃんはスリッパを履くこともできないし、体が小さく冷えるのが早いので、大人以上に床材の影響を受けやすいんですよね。

畳の部屋があればなおいいですよね。お昼寝も畳の部屋ならクッション性もあるので気持ちよく眠ってくれます。もちろん冷えないのも安心です。

また、自然素材からはマイナスイオンが出ているとも言われています。マイナスイオンは副交感神経を活発にさせ、体を健康にする効果があることが知られています。無垢の床板や畳の部屋に入るとなんとなく気分がよくなるのは、マイナスイオンのおかげかもしれませんね。

赤ちゃんにとって優しい家づくりのポイント二つ目は

バリアフリーにする
です。

ハイハイをするようになってからよちよち歩き、安心して見ていられるようになるまでの期間は意外と長いものです。3~4歳になっても段差や階段で転んだりすることがままあります。

外ではけがをしないよう目を離さないようにしていられても、家の中でまで四六時中目を離さずにいることってできませんよね。

けがは家の中で起こることが一番多いと言われていますが、家を設計する段階で気を付ければ、けがを減らすこともできます。それは段差をなくすことです。

赤ちゃんやよちよち歩きのお子さんにとっては、小さな段差でも大きくバランスを崩す原因になります。
段差がなくなればその分転倒のリスクが減り、パパやママは安心して家事をこなす時間が増えますよね。

それにバリアフリーは、赤ちゃんだけでなくどの世代の人にも優しい作りです。青年や大人になっても、段差というのは普段心に留めるほどではないものの小さなストレスで、実は無意識でもつまずかないようにと緊張をかかえているといいます。

年を重ねてからもその家に住むことを考えても、バリアフリーにしておけば安心ですよね。

赤ちゃんにとって優しい家づくりのポイント三つ目は

リビングを見渡せるキッチンにする
です。

子供ってちょっと目を離すと何をしでかすか全然わかりませんよね。転んだり、危険なものを手にしたり、食べちゃいけないものを食べたり。でもバリアフリーの項でも書いたように、四六時中見ていることもできません。

私も集合住宅に住んでいるときは、キッチンが独立していたので、子供が小さいころはずっとおんぶして家事をしていたものです。

10キロオーバーの赤ちゃんを毎日おんぶするのはけっこうきつかった思い出があります。

そこで新築した家では、子供に目が届くようにリビングを見渡せるキッチンにしてもらいました。キッチンの目の前にダイニングテーブルとリビングがあり、そこで遊ぶ子供に声をかけながら家事ができるようになり、とっても楽になりました。


子供が大きくなってからも、ダイニングテーブルで勉強をする子供を見守ることができたり、子供たちが後片付けを自然に手伝ってくれるようになったりと、利点がたくさんありました。

子供にとっても見守られているという安心感があったのではないかと思います。二人の子供がすくすくと元気にそだったのはこのおかげかもしれません!(^^)!

今回は赤ちゃんにとっても、お世話をする家族にとってもストレスの少ない家について書きました。その内容は

体に優しい床材を選ぶ
バリアフリーにする
リビングを見渡せるキッチンにする

でした。

赤ちゃんのいるご家庭でこれから家を建てようと計画している方、ぜひ今日のアイデアを参考にしてみてくださいね、。

今回の記事があなたの家づくりのお役に立てたらうれしいです。

ではまた次回お会いしましょう。

なぜ増えている?シックハウス症候群 その対策は?

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

あなたは「シックハウス症候群」という言葉を聞いたことがありますか?

住宅の環境が原因で発症してしまう症状のことで、湿疹や蕁麻疹、倦怠感と言ったものから、頭痛、嘔吐など起きる症状は様々。建材や家具などから発生する化学物質のガスなどが主な原因と言われています。

平成15年に建築基準法で規制を厳しくしたので、それ以降のものは大丈夫と安心している方も多いのですが、実は近年「シックハウス症候群」になる人が増えているのです。

今回の記事はその理由と対策について書きたいと思います。
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なぜ増えているの?

・家の高気密・高断熱化が進んだから

高気密・高断熱住宅は、省エネでヒートショックがなく住みやすいのですが、換気がうまくできないと空気が汚染されてしまうことに。

また、石油ストーブやガスストーブを使用すると、排出される汚染物質は24時間換気では排出しきれないこともあリます。

・アレルギー体質の人が増えたから

厚生労働省が発表している「アレルギー疾患 推計患者数の年次推移」によるとここ10年でアトピー性皮膚炎や食物アレルギーの患者数が増えていることがわかります。
シックハウス症候群は、アレルギー疾患を持つ人がかかりやすいと言われてるんです。

アレルギー体質の方は体の免疫力が弱っている状態。そういう状態だと確かに病気になりやすいですよね。

・厚生労働省で規制をかけている化学物質以外にも化学物質があるから

厚生労働省はホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなど13の化学物質に指針値と設け規制しています。

でもそれ以外にも建材に使われる化学物質があり、それについての対策は特になされていないのが現状です。
未規制の物質が健康に影響しているという研究結果も出ているそうで、それが原因の一つだとも言われています。

また、安全な建材としての認証「F☆☆☆☆フォースター」は、ホルムアルデヒド以外の化学物質は表示義務がないので、これがついていたら安心とも言い切れないのだそうです。

シックハウス症候群にならないために対策したいこと

・自然素材を使う

できるだけ無垢の木材や塗り壁にすることで、化学物質の総量を減らすことができます。

・積極的に換気する

24時間換気システムがついていても、幼児や高齢の方がよく過ごす床上60cm以下の部分は空気の循環がうまくいかないことも頭において、定期的に窓を開けることを心がけましょう。

・生活する中で化学物質を使わない

現代の生活では知らずに化学物質を使っていることがあります。例えば、

殺虫剤をまく
芳香剤・消臭剤を置く
香りの強い柔軟剤を使う
蚊取り線香をたく

などなど、あげればキリがありません。ダニやカビを除去しようとこまめにかける掃除機のフィルターにも防虫剤が塗布されていたりします。

こういう事にアンテナをはり、できるだけ住環境に化学物質が入ってこないように気をつけましょう。

今回はシックハウス症候群になる人が増えている理由と対策について書きました。

シックハウス症候群は、花粉症のようにある日突然やって来るといいます。

体内に入った化学物質の量が許容量を超えるのが原因だともいわれるので、できるだけばく露しないようにしたいですね。

記事を作成するにあたり、厚生労働省の「科学的根拠に基づくシックハウス症候群に関する相談マニュアル(改訂新版) 」を参考にさせていただきました。

今回の記事があなたの家づくりのお役に立てたらうれしいです。

ではまた次回お会いしましょう。