おうち時間が楽しくなる家づくり後編

最近コロナ過の状況で
おうち時間を楽しみたいと
家づくりを検討する方が
だいぶ増えてきました。

そこで今回は
おうち時間が楽しくなる
ポイントをご紹介したいと思います。

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前編では自然素材を使った
居心地のいい空間づくりについて
お伝えしました。

後編の今回は
おうち時間が楽しくなる間取りについて
お伝えしていきます。

変化してきた住宅のありかた

コロナ過の影響では住宅事情に
いろんな変化がありました。

テレワークやzoomなどでの授業参加
なども普通に行われるようになりました。

長く過ごす時間が増えた住まいの中で

自然と触れ合える場所や
家族団らんの空間
1人で過ごせるスペース

などを設けることで
住む人全員が
ストレスなく快適に
暮らせるのではないでしょうか。

自然と触れ合える場所

ウッドデッキ
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ウッドデッキは
家の外と中を緩やかにつなぐ
緩衝材のような場所。

縁側でもなく、バルコニーでもない
内とも、外ともとれる
中間的なウッドデッキがあることで、
暮らしに厚みが出てきます。

家にいながらアウトドアを
気軽に楽しむことが出来ます。

外のおいしい空気を吸いながら
食事をしたり読書をしたり
ワイワイとバーベキューや
ゲームをしたりと

自然の中で暮らしている感覚を
味わうことができます。

植栽&ガーデニング&家庭菜園

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人は花や緑を見ると
イライラが緩和され血圧下がり落ち着いたり

副交感神経が優位になりすぎて
何もやる気が起こらない人が
やる気が起こるという
医学的結果が発表されています。

なぜかというと
人は歴史上700万年もの間森の中で暮らしてきて
未だにそのDNAを持ち続けているから。

人のDNAが変化(進化?)するには2-3万年かかります。
人類は都市生活をするようになってから
まだほんの300年程度しか経過していません。

つまり、森の中で生きるDNAのまま
都市生活を送っているというわけです。

なので家の中から
庭木やお花を見るだけでも
気持ちが落ち着き、
体の調子を整えるのに効果的なのです。

庭木やお花は日常的に
お手入れが必要です。

実はその庭いじりも健康に
いい影響をもたらします。

土に触れ、植物に囲まれて30分間過ごすと
ストレスを受けた時に出る
コルチゾールというホルモンの
分泌率が下がり
気分が向上することがわかっています。

一歩進んで家庭菜園などをすれば
ストレス軽減もできてさらに
新鮮で栄養満点の野菜を収穫できるので
一石二鳥ですね。


家族団らんの空間

開放感のあるリビング
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家族が集まるリビングは
開放感のあるような空間にすることで
リラックス効果も高くなります。

窓から景色が楽しめたり
アウトドアリビングなどを工夫することで、
自然と家族が集まるような場所に。

開放感があると
それぞれに読書やゲームを楽しむなど
余裕をもってゆったりと過ごせます。

みんなで料理できるキッチン
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在宅時間が増える中
"食事を準備する回数"
"キッチン滞在時間"もぐんと増え
主に料理をされる方は
ストレスに感じることもあるのでは。

そこでみんなで料理できる
キッチンを作り
家族を巻き込んでしまうのは
いかがでしょうか。

回遊型のアイランドキッチンは
色んな方向から参加できるため
食材を切る人
煮たり炒めたりする人
盛り付ける人
洗う人
など複数人がキッチンで
活動することが可能です。

いつでも参加できる環境なので
家族がキッチンに集まりやすくなります。

これには副産物もあります。

協力し合って料理をすると
お互いの信頼関係が非常に深まります。
子供は家事の大変さがわかるのと同時に
家族の役に立ててうれしくなるし
夫婦も連係プレーで助け合うので
バディのような連帯感が生まれます。

1人で過ごせるスペース

テレワークが増える中で
快適に暮らす空間を作る秘訣は
気が散らないで落ち着いて仕事ができるよう
工夫することです。

例えば、仕事と生活空間を区切ることで
オンとオフの切り替えがしやすくなります。

仕事部屋を持てない場合でも
リビングの隅にデスクやパソコンを設置して
ちょっとしたワークスペースを設けることで改善することができます。

その際に
簡単なパーティションを設置したり
少し丈のある家具で仕切ったり
大きめのグリーンを置いたりすることで
気持ちを切り替えやすくなります。

注文住宅では自由度の高い設計により
予めワーキングスペースを設けることができるので
その利点を十分生かして工夫することをお勧めします。

タッチハウスでは
自由設計で注文住宅を建てることが可能です。
こちらのページ
詳しくご紹介していますので
よかったらご覧ください。

前後編でおうち時間が楽しくなる家づくりを
ご紹介してきましたが
いかがだったでしょうか?

何か質問などがありましたら
何でもご気軽にご相談くださいね!

オリジナルのサンルーム

先日ご依頼があり
サンルームの増築工事をさせていただきました。

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サンルームは天候に関わらず洗濯物が干せたり
リラックスするための癒し空間になったりと
近年共働き世代にもシニア世代にも人気です。

サンルームの増築工事で
最も気をつけているのが防水処理です。

サンルームを後付けで設置するときは
既存の外壁に釘やビスなどを使って固定します。

このときに固定した部材周辺を
コーキング材でしっかりと防水処理をしておかなければ
雨や害虫が外壁の中に侵入し
建物の耐久性を落とすきっかけとなってしまいます。

せっかく設置したサンルームが
雨漏りや害虫が入ってくる
原因になってしまっては
元も子もない!

というわけで一番気を遣う所です。

サンルームは既製品もあるのですが
今回はオリジナルで一から作りました。

防水処理や見た目など様々な要素を
総合的に見た時に
既製品でしっくりくるものがなかったからです。

屋根板と手前の壁は
ポリカーボという樹脂パネルを加工しました。

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ポリカーボネートは、DIYで人気が高い素材のアクリル板と同じプラスチック材の一種です。

透明な見た目はアクリル板とよく似ていますが
紫外線に強いうえに
-40℃~125℃までの温度に耐えられるという
見た目を裏切る強さを持っているのです。

また衝撃にも強く
非常に割れにくいという特性があります。
その強度はアクリル板の30倍と言われており
プラスチック素材の中でも
最高クラスなんです。

日光浴や洗濯物を乾かす場所として
認識されているサンルームですが、
断熱効果もあります。

住宅の断熱性は
外気と内気の間に
どれだけ隔たりがあるかで決まります。

通常、断熱性を高めるためのリフォームは
壁の間に断熱材を入れたり二重の窓にしたりと
外気と内気の隔たりを作ります。

実はサンルームはそれ自体が
外気と内気の間の隔たりになるんですよね~。

大きな空気のクッションを入れている
イメージです。

建物全体の断熱性能を
上げることはできませんが
隣接する部屋の断熱性を
向上させることはできます。

デメリットとしては
メリットの裏返しになってしまうのですが
夏は太陽熱が空気を温めてしまうので
隣接する部屋が暑くなってしまうこと。

気になる場合は
『屋根の日除け』や『熱量を吸収する屋根材』
などを選択すると暑さを軽減することができます。
すだれとかよしずなども有効です。

サンルームは機能的に素晴らしい面も
もちろんありますが
作ると家の雰囲気は大きく変わり
新たなリラックス空間空間を
作れることが意外なメリットです。
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ご興味のある方は
ぜひタッチハウスにご相談下さい。

なぜ平屋なのか?VOL2

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

最近平屋の家を目にすることが多くなりました。

若年層や子育て世代に大人気なのだとか。そこで今回のシリーズではそんな人気の平屋について調べてみました。

前回はなぜ今平屋なのかについてお伝えしました。

VOL2の今回は平屋のメリットについて調べてみたいと思います。

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平屋のメリット

バリアフリー

平屋の最大の特徴は階段がない、つまり生活や全ての家事をワンフロアで済ませることができることです。

階段の上り下りがないだけで家事動線や生活のしやすさは大きく向上します。平行移動はやっぱ楽ですよね。

人生100年時代ですから、バリアフリーによって、階段の昇り降りが厳しくなっても、車いすになっても住み続けられるメリットは大きいです。


自然災害に強い

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平屋には低い建物ならではの安全性があります。

建物の高さが低いので構造の安全性が高く、台風や地震時の危険が少なくなるとされています。

なんとなくイメージしやすいと思いますが、1階部分に2階の重さがかからないため、建物の構造が安定するんですね。

また、高い建物ほど震動の影響を受けやすく、地震発生時の揺れが大きくなる傾向があります。

平屋は高さがないため、地震が起きてもあまり揺れず、建物の負担はそれほど大きくありません。そのため、倒壊のリスクも低くなります。

デザインの幅が広がる

自然災害の所でもお伝えした通り、平屋は1階部分に2階の重さがかからないため、構造的に柱や壁が少ない広々とした空間や大きな開口部をつくりやすくなります。

2階がない平屋は、屋根の下にあたる小屋裏を活用しやすくなります。勾配(角度)のある屋根をかければ、勾配天井にして開放感を演出したり、小屋裏空間をつくり収納やベッドスペースに活用することもできます。

全室が1階に配置されるため寝室に前庭や中庭の風景を取り込むことができるのもメリットです。

また2階建てがほとんどを占めている住宅街で引き立つ、平屋ならではの外観も魅力です。

メンテナンスが楽

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一戸建てを建てると色んなメンテナンスが必要になります。その中でも厄介なのが高所のメンテナンス。日常的なモノで言うと吹き抜け部分の窓掃除や、電球の交換、定期的なメンテナンスで言うと外壁塗装や木部の塗装など。

二階部分があるとそれに伴い高所が発生するので、年をとれば日常のメンテナンスなんてとてもできなくなります。

また外壁や木部塗装をする時は足場を組む必要があります。一般的な住宅では20万円くらいが相場です。15年に一度塗装すると考えて3回行うと60万円...結構な出費ですよね。

その点平屋は足場を組む必要が無く、平屋部分だけで済むのでコストももちろん抑えられます。


コミュニケーションが取りやすい

玄関の近くに階段があると、子どもが帰宅後に2階の個室に直行してしまう、個室で過ごす時間が長くて様子がわからないというケースがあります。

その点、平屋はワンフロアで生活が完結するため、家族と顔を合わせる機会が増え、互いの気配を感じながら暮らすことができます。

顔を合わせると会話が増えるので、コミュニケーションも取りやすくなります。


平屋のメリットをまとめると

・バリアフリー
・自然災害に強い
・デザインの幅が広がる
・メンテナンスが楽
・コミュニケーションが取りやすい

という感じになります。
次回は平屋のデメリットについてお伝えしますね。

なぜ平屋なのか?VOL1

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

最近平屋の家を目にすることが多くなりました。

実は平屋というのが今トレンドなのだとか。

少し前まで平屋は昔ながらの贅沢な造りというイメージで主にシニア層に人気があるくらいだったのですが、今は若年層や子育て世代に大人気なのです。

そこで今回はなぜ今平屋なのか、そして平屋のメリット・デメリットについて調べてみたいと思います。

VOL1の今日は平屋の人気の秘密に迫っていきます。

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なぜ今平屋が人気?

住宅雑誌やモデルハウスを見ると平屋のオシャレな家が目につくようになったけど、本当に平屋の着工件数は増えているのでしょうか?

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国土交通省の「建築着工統計調査」を見ると、年間の新築住宅着工戸数は2008年には約109.4万戸だったものが、2020年には約81.5万戸まで減少していますが、そのうち平屋は図表1にあるように、着実に増加しています。

なんとこの8年間で実数では1.5倍に、居住専用住宅に占めるシェアは1.6倍に増えているのです。

やはりうわさは本当でした。

ではなぜそんなに平屋を建てる人が増えているのでしょう?

バリアフリーだったり、地震に強かったり、間取りの自由度が高いなど、もちろんメリットは多くありますが、同時にデメリットもあるわけで...。それは次回以降詳しく書きますね。

平屋人気の理由はメリットデメリットだけでは語れないのです。

というのは、やはり時代の空気感みたいなものがあるからなんです。

少し前までの世代と違い、今の20代、30代は、生まれた時からモノが溢れる豊かな環境に育っています。そして経済が停滞した時期を生きてきています。

その世代の方達は、所有にあまり欲がないシェア世代とも言われています。必要最小限のものでミニマムに暮らし、必要なものはシェアすればいいという感覚です。

住宅にもそれが大きく影響しているのです。

少し前の住宅だとLDKに和室、夫婦の寝室に子供部屋は2つ以上というのが人気でした。

敷地が狭くても、その中でできる限り部屋数を多く、広さも欲しいという要望が多かったのです。

なので建ぺい率ギリギリまで2階建て、3階建てを建ててスペースを確保して建設したものです。

ところが最近は、和室はいらない、トイレも一つで十分、子供の勉強もリビングでする方がいいから子供部屋もいらない、もしくは最小限でいいなど、必要最小限のもので満足というミニマム志向が強くなってきています。

そうなると必要なスペースはだいぶ減るので、平屋をベースに考えられる間取りが増えてくるのです。

ライフスタイルを考えてみると

 夫婦二人時代
 子供が幼児期から小学校の時代
 子供が中学から高校生の時代
 子供が巣立つ時代
 
となり、子供部屋が必要なのは小学校の高学年から高校生(家から大学に通うなら大学時代を含める)の8年(12年)ほど。

しかも勉強は居間やダイニングルームでするのがほとんどという統計もあり、子供部屋は寝るだけの部屋になっている場合が多いようです。

となると「二階に子供部屋は必須」でもないな...と堅実世代である20~30代が気付き始めた...ということなのではないでしょうか。


人生の変化を大前提に長く住める家を考えて『平屋』を選ぶ方が増えているのです。


次回以降はそんな若年層にも人気が出てきた平屋のメリット・デメリットについてお伝えしていきますね。

リフォーム現場の解体工事

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

御殿場のリフォームの現場がいよいよ解体工事に入りました。

解体工事は、残すところは残して壊すところは壊すというのが大事なポイントです。

壊す前にはしっかりと養生をして壊さない部分を明確にしていきます。

また、必要な場所には補強も入れながら壊します。

例えば普通に柱をとってしまうと天井が落ちてきてしまったりするからです。そんな時は天井が落ちてこないように柱の代わりに補強を入れながら壊して行きます。

解体業者さんに頼んでしまうとその辺は考えずにどんどん壊してしまうので後で余分な作業が増えてしまいます。

結局は作る人が解体した方が必要最小限のものだけを壊すことができるんですよね。なのでタッチハウスでは大工が丁寧に解体していきます。

そんな風に作業をしていると解体には4~5日かかってしまうのですが(^^;

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今回は予想以上に廃棄物も出ました。木はトラックに載せて産廃業者さんに直接持っていきます。

木材、石膏ボード、金属、ビニールクロスなど、住宅には多種多様な素材が使われています。

少ない量なら分別せずにコンテナに詰めて持っていけるのですが(もちろん単価は高くなります)多い場合は仕分けして直接持っていきます。木材などは大量に出るのでトラックで産廃業者の所に持ち込むことが多いです。

解体工事が終わったらいよいよ施主さんの夢が詰まった家づくりの始まりです。

リフォームの様子は始まったらまたレポートしていきますね!

まるで新築!全面リフォーム 間取り編

こんにちは。タッチハウスブログスタッフ平戸です。

先週はお盆でしたね。どんなふうにお過ごしだったでしょうか。

タッチハウスでも建設現場はお休みでしたが、山田代表は一人で、リフォームの図面を書き上げていました。

「40年住んだ住宅を、赤ちゃんのいる娘さん夫婦と一緒に住むために全面改装したい」というご依頼をいただいていたからです。

リフォームのテーマは
「みんなで一緒に子育てできる家」

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共働きの娘さん世帯を親御さん世帯がサポートできるような環境をリフォームで作りたいとのご要望でした。

施主さんご家族のご要望をお聞きして、山田がこのリフォームで提案したのは次の3つでした。

家事動線が短い家
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共働きの娘さん世帯にとっても、年を重ねていく親御さん世帯にとっても、家事動線はとても大事です。

「家事動線」とは文字通り、家事をする際に移動する経路のこと。特に朝や夕方などは料理しながら洗濯や掃除、子どもの世話をするなど、いくつもの家事を同時に行うことが多く、気づけば洗面室とキッチンを何往復もしていた...なんてことも。

こんなことにならないためにも、無駄のない家事動線が欠かせません。

柱など、動かせないものもありますが、壁などは全て取り払い、家事のための経路の無駄をなくす、つまり、キッチンや洗面室(洗濯機等)、洗濯物を干すスペース(ベランダ等)をなるべく近い場所に配置し、移動にかかる時間を短縮できる間取りを考えました。

家事の時間を短縮できた分、家事に追われず、家族団らんに時間を使えるようになるといいなあと願いを込めて・・・。

複数人で使えるキッチンに
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施主さんのご希望は、基本的には親御さん世帯の住む1階にいつもいたいということ。

そこで、リビングやダイニング、キッチンを一体化して一つの空間としたプランを提案しました。

手元が見えないよう腰壁を建ててサービスカウンターを設けたスタイルよりも、よりオープンで、ダイニングとの一体感を深めたフラットなプランです。

「作る」と「食べる」の距離がぐっと近づき、作りながら食べたり食べながら作ったりできて、しかも一人で作るのではなく家族が作ったり片付けに参加しやすいキッチンを提案しました。

また、オープンなキッチンを美しく維持し続けるには、適切な収納を設けることが必須です。便利なキッチン家電やツールがたくさん発売されていて、とても便利な半面、テイストの合わないものもありますよね。

見せたいものだけ外に出せるように収納計画をしっかり立てました。

キッチンが閉鎖的だと、どうしても一人がキッチンにこもりきりになりがちです。

オープンキッチンなら家族が集まりスムーズに家事のシェアができるに違いない!と願いを込めて...。

自然を身近に感じられるウッドデッキの設置
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リフォーム予定のお宅の立地は、緑に囲まれた自然豊かな場所です。

気候の良い日は子供に自然に触れさせることも大事ですよね。

そこでお施主さんが「気軽に外でごはんを食べられるようにウッドデッキを設置したい」と希望されました。

山田建築は木のエキスパートですから、予算の中で最も目的に合うものを選ぶのは得意分野です。常に雨風に晒されるという過酷な運命を背負う「ウッドデッキ木材選び」は真骨頂!

ウッドデッキは、リビングが広く感じる・リラックススペース、家族のコミュニケーションスペースとして活用できる・洗濯物を干すスペースとして活用できるなどなど、生活を豊かにしてくれます。

ただ、予算も定期的なメンテナンスも必要です。ウッドデッキはせっかく作ったけど使わない設備のランキングで上位を占める設備でもあるので、施主さんの生活スタイルに合うかどうか、しっかりとお話を伺いながら進めたいと思っています。

後編では、断熱など構造的な部分のリフォームについてお伝えしようと思っています。
お楽しみに!


家づくりの失敗事例 Vol2

家づくり失敗したくない!と思っても、具体的にどんなことを気を付ければいいの?と思いますよね。そんな時は家づくりの失敗ランキングに注目です。

家を建てた方へのアンケートから集計した「失敗したと思うことワースト10」というランキングがあります。

それを元に家づくりでどんなことに気を付ければ、失敗しないお家が建てられるのかを解説していきます。

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前回の「家づくり失敗事例 Vol1」でお伝えしたのは

ワースト1位 収納スペース
ワースト2位 間取り
ワースト3位 遮音性

です。今回は続くワースト4から見ていきましょう。


ワースト4.家事動線
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見栄えを重視したプランの基本動線が?すぎたことに気づかなかった。

基本動線には、大きく分けて家事動線と生活動線があります。見栄えを重視した結果、玄関からキッチンへの動線が長く、遠回りになる場合があります。

重い荷物を持って買い物から帰ってきたり、ゴミ出しをする時など、玄関からキッチンが遠いと、些細な事ですが毎日だと少しづつストレスに。

洗濯物の動線を考えて安心していたが、ゴミ出しの不便さに気づかなかった。

「洗う→干す」だけではなく、「たたむ→収納」と毎日重労働でプロセスの多い洗濯は、一つの場所に集約し効率的に行える間取りにすることが家事効率アップにつながると、洗濯室などを設けるプランが増えています。

ただ、それにはもちろんスペースが必要になり、それによって他の動線にしわ寄せが来ることも考えられます。

洗濯動線、料理動線、買い物・ゴミ出し動線など家庭によって違うし、同じ家庭でも平日、休日、朝、晩、晴れの日、雨の日、春夏秋冬、来客時など、様々なシチュエーションでまた違います。

いろんなパターンの生活・家事動線をイメージしておくことが、間取りに失敗しない秘訣といえます。

ワースト5.サニタリーの位置


玄関、キッチンからトイレが見えるなど視線の配慮がなかった。

リビングやキッチンから離れた場所にトイレを配置したのはいいけど、玄関入ってすぐの所になってしまい、来客時に音が恥ずかしかったり、あけっぱなしの所に来客があったり。

逆に玄関から離して配置したのはいいけれど、リビングやキッチンからトイレが丸見えだったり、排泄音や流水音が丸聞こえだったりと、トイレの配置は意外と難しいのです。


リビングからお風呂への動線にプライバシーが無さすぎた。

近年は廊下を減らし、キッチン&リビングを全体の中心に考え、そこから洗面室、個室へ入っていく間取りが増えています。確かに動線はいいのですが、 扉を開けるとリビングから洗面、脱衣所の中が丸見えとか・・・お客様がいると洗面に入れないとか ...そんなこともあります。

このように、トイレや洗面所、お風呂で気を付けたいのは、これらはとてもプライベートなゾーンだということ。大事なのは、その後の暮らしを想像し、家族みんながストレスなく暮らせるように考えることです。


ワースト6.窓の位置
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窓が少なすぎて採光が悪いか、多すぎて家具も置けず、寒くて落ち着かない。

窓の位置や大きさも、住みごごちに大きく関わってきます。

小さすぎると中まで光が届かず、生活スペースにいつも電灯をつけなければならない...、風通しが悪くて年中エアコンをかけていなければならない...なんてことが起こりがちです。

逆に大きい窓も、お気に入りの家具を買ったけど、窓にかかってしまい採光をさえぎってしまったり、冬は熱が逃げて寒かったり。

隣家からの視線をまったく考えていなかった。

周辺の状況もよく観察しないと、大きな窓を設置しても隣の家の人の視線が気になってカーテンが開けられないなんてことになりかねません。なんのために作ったのかと悲しくなりますよね。

「大きいければ大きいほど開放的でオシャレ」「たくさんあればあるほど明るい」と大きな窓は素敵に見えます。確かに光が差し込む明るい家はよい印象ですが、住宅密集地などでは窓の配置は意外と難しいものです。

実は最近の新築住宅は窓が小さい傾向があります。その理由は主に

①プライバシー=外から見られたくない
②断熱性能=窓はどうしても弱点となる
③コスト=窓は壁よりもコストが高い
④防犯=小さければ入れない
などですね。

大きい窓、小さい窓どちらもメリット、デメリットがあります。最近の傾向も気になるところではありますが、住宅密集地に住んでいるのか、近隣との距離があるのか、家にいる時間はどのくらいなのか、エアコンに頼らず自然の風を入れたいのか、空調に頼りたいのか、などご自身のライフスタイルをしっかり踏まえてから、住宅会社と相談することが重要です。


今回は家づくりでどんなことに気を付ければ、失敗しないお家が建てられるのかを、「失敗したと思うことワースト10」を元に具体的にお伝えしました。

次回はワースト7からお伝えしていきますので、お楽しみに!

きれいが続く!掃除しやすいマイホーム

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

一戸建てを建てると、居住スペースが増えてうれしい反面、広い空間を掃除するのが大変じゃないかって思いますよね。広い家には住みたいけれど、掃除の時間が増えるのは正直気が重いですよね。。

13年前に家を建てた私も、パートで働いていて毎日が忙しかったので、家事が増えるのは嫌だなと漠然と思っていました。

でもせっかくマイホームを建てるならいつもキレイな状態をキープしたい、できるだけ掃除を楽にしたいと思いますよね。

そこで今回は13年戸建て住宅に住んでみた経験から、どういう場所が掃除しにくいのか、どういう間取りや設備を選ぶと掃除しやすい家になるのか、そのポイントを紹介していきます。

新築住宅の間取りや住宅設備を検討しているあなたのお役に立てれば幸いです。

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適材適所に収納スペースを設ける

掃除のしやすさは、まずは整理整頓ができていることが大前提です。散らかったままだと片づけながらの掃除になるのでかなり大変になってしまうからです。整理整頓するためには、どこに何を収納するのかが決まっていることが最も重要です。

それには適切な収納スペースが必要です。適切な収納とは、必要な場所に必要なだけの収納があることです。大きなウオークインクローゼットもいいのですが、使う場所としまう場所が近いほうが、出したりしまったりするのにストレスがないので片付けやすいのです。

片付けは習慣なので、しまうハードルが低いほど習慣化できる可能性が高くなります。我が家は2階のウオークインクローゼットや子供部屋にモノをしまおうと考えていたころはなかなか片付きませんでしたが、リビングやダイニングの小さな収納スペースを活用するようになると、キレイをキープできるようになりました。

モノが整理整頓されていれば、掃除機かけや拭き掃除はとてもやりやすくなります。設計の段階で、畳半畳分くらいの小さめ収納を適切な場所に配置すれば、キレイをキープしやすくなると思います。


窓の数や設置場所を検討する

大きな窓や吹き抜けなどの高い位置にある窓は、日光をたくさん取り入れることができるし、解放感もあっていいですよね。

我が家もリビングには3間の掃き出し窓があり、吹き抜けにも窓があります。

でも窓ガラスって掃除が大変です。リビングのガラスは特に目立つので、冬場でも2か月に一度くらいは拭かなければならないし、夏場はなぜかガラスがやたら汚れるので、さらにひんぱんに掃除しないとキレイな状態が保てないんですよね。

さらに厄介なのが吹き抜けの窓。我が家では年末にいつも長いはしごをかけて拭いているのですが、50歳を超えた夫が磨いているのを見ると「落ちたらどうしよう」と身が縮む思いです。

ゆくゆくは業者さんに頼むことになるのかも...と思うこの頃です。

曇りガラスやモザイクガラスなどを使っている窓もあるのですが、そこは汚れが目立たず掃除の回数を劇的に減らせています。

光を取り入れたり、解放感をもたらしてくれる窓ですが、建ててからの掃除の手間をしっかりと考慮に入れて設置を検討するといいと思います。


内装の色や素材を検討する

内装材の凸凹にはほこりがつきやすいので、できるだけ凸凹のないものを選んだり、色を配慮することで、掃除の手間をへらすことができます。

壁紙や塗り壁は、きめが細かくツルっとした表面のものは、ざらざらした表面のものよりほこりや汚れがつきにくいです。我が家は塗り壁なのですが、リビングはざらざらした仕上げ、水回りはつるつるした仕上げです。このざらざらにはホコリやすすがつきやすく、年末の大掃除では煤払いが大変です。

水回りのつるつるした壁にはほとんどホコリがつかないので、煤払いをしたことがありません。クロスも同じです。我が家は天井だけクロスなのですが、クロスの重なっている場所や貼りムラのあるところに汚れがたまっています。

水回りにはタイルも貼ってあるのですが、タイルの凸凹に意外にホコリが積もるんです。拭き掃除をちょっと怠ると、ホコリがたまってグレーっぽくなってしまうんです。白いタイルなので目立つんですよね。ちょっとしたことですが気になる箇所です(+_+)

また、床も白っぽい畳などは髪の毛やごみが目立ちますが、木の床だと目立たないんです。(目も悪くはなってるんですが(≧▽≦))白っぽい床だと髪の毛系のごみが目立つし、黒っぽい床だとホコリが目立つので、ちょうど中間食の木の色が目立たないというのが実感です。

もちろん、内装材は家全体の雰囲気を大きく左右するところなので、掃除のしやすさだけで決めることはできないと思いますが、わかった上で選択すれば建てた後でこんなはずじゃなかったと後悔することはないと思います。


手入れしやすい設備を選ぶ

掃除が大変な場所というと、キッチン、お風呂、トイレなどの水回りですよね。そこでどんな設備を選ぶかで掃除のしやすさが大きく変わってくると思います。

最近の設備は優れモノが多く、フチの折り返しがなく汚れがたまりにくかったり、使うたびに洗剤を流して自動洗浄してくれるトイレや、ボタン一つで自動で掃除してくれる浴槽があったりします。キッチンでは掃除が面倒な換気扇選も、今は自動でファンを洗える機種も出て来たりしています。

今は私が家を建てた頃に比べてお手入れが楽になる色んな設備が出ていてうらやましいです。予算に合わせて便利な設備を取り入れたり、汚れがつきにくい設備を選べば、だいぶ掃除を楽にできるのではないでしょうか。

キッチンカウンターや収納スペースも、汚れがふき取りやすく凹凸がすくない素材を選ぶことで掃除の手間を減らすことができます。我が家はキッチンの天板をタイルにしていて、定期的に目地の掃除をしているのですが、これもステンレスや人工大理石にすれば掃除の時間は少なくなるので、デザイン性と掃除の手間をてんびんにかけて素材を選ぶといいと思います。


今回はどういう場所が掃除しにくいのか、どういう間取りや設備を選ぶと掃除しやすい家になるのかについて書きました。

掃除がしやすい家づくりのポイントは

〇適材適所に収納スペースを設ける
〇窓の数や設置場所を検討する
〇内装の色や素材を検討する
〇手入れしやすい設備を選ぶ

の4つです。

無理なくキレイをキープできるマイホームづくりに、今回の記事がお役に立てればとってもうれしいです。

また次回お会いしましょう。

家の中で洗濯物を干すならどこがいい?

こんにちはタッチハウス広報の平戸です。

共働きをしていると朝早くや、夜帰ってきてから洗濯したり、取り込んだりしますよね。

お天気が不安定な日もあって、外に干そうか室内に干そうか毎日悩みますよね。思い切ってランドリールームを作ってしまおうかな、など、新築の際には色々と考えるのではないでしょうか。

洗濯物干し場を考えるのって地味なようですが、毎日のことだし時間をかなり食うところでもあるので、家事の効率に大きく影響が出る所なので、結構大事なんです。

我が家も、引っ越しをしてから10年間共働きをしてきました。実家の店の手伝いだったので子供が小さいうちは早めに帰ってきたりしていたのですが、だんだんほぼフルタイムになっていったんですよね。

当初はそんなにガッツリ働くつもりはなかったので、洗濯干場のことって本気で考えなかったんですが、それでまあまあ苦労しました(≧▽≦)

現在は専業主婦やほんの短い時間のパートに出ている人でも、将来もっと忙しくなるって可能性はけっこうあると思います。仕事以外でも、子供が大きくなると習い事の送迎や部活の付き添いなどで忙しくなることも大いに考えられます。

住んでみて実感するのは、洗濯物干場は、洗濯モノ干しの時間、たたむ時間、しまう時間などの時短になるとても重要なポイントだということ。

私もそこで今日は、もし建てる以前に戻れるなら「こうしたい!」という願望を込めて、
共働きの人が使いやすい理想の洗濯干場について書きたいと思います。共働きでなくても、雨が降ったり花粉がひどいときに室内干しをするときの参考になればと思います。

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サンルーム

サンルームは一階や2階の掃き出し窓の外側などによくある、ガラスや樹脂性のパネルで囲った小部屋です。出勤前や夜間でもそこへ干してしまえば、夜露にあたるとか雨の心配がなく、しかもガラス窓越しではあるものの太陽の光もあたります。

夫の実家は新潟なのですが、冬に雪や雨が多く湿る気候なのでサンルームがあります。冬の寒い日で雪が続いても、安心して干せるのがめちゃめちゃ魅力です。雪が続いて湿気が多い時は除湿器を回して乾かします。

家にいられて天気のいい日は両脇の戸を開ければ風が入るので外に干すのと同じように乾きます。

デメリットとしては、やはり相応のスペースが必要なことと、設置費がかさむことです。小さめのスペースでも最低50万円くらいはかかってしまうそうです。

敷地もたっぷりあり予算的にも合うようなら、ぜひ作りたいと思う干場です。

ランドリールーム

ランドリールームは洗濯機のある部屋や、その近くの家事室などにパイプをつけて干せるようにしたものです。アイロンをかけられるようにしたり、洗濯ものの収納スペースを設けたりして、洗濯、干す、たたむ、しまうが全部一つの部屋で済むようにすることもできるそうです。

フルタイムで働いていて、明るい時間には家には帰ってこれないことがわかっているような場合は、すごくありがたいスぺースですよね。お日様にあてることができないというデメリットはあるものの、今は性能のいい除湿器が出ているので、それで十分対応できそうです。

何より一か所で洗濯が完結するなんて夢のようです。洗濯ものを持って2階に上がり、帰ってきたら慌てて2階に上って取り込み、たたんで各部屋にしまう...が一部屋で!魅力的すぎます。

デメリットとしては、さっきも書きましたがお日様にあてれないことと、ある程度のスペースが必要なことでしょうか。

家事をできるだけ時短したい人には最適な干場だと思います。

2階のホールや窓際スペース

この二か所は室内干しのスペースを作らなかった私が雨の日などに干している場所です。

まずは階段をのぼった先の2階のホールです。ここは一階から暖かい空気が上がってきて意外に洗濯ものが乾きやすい場所なんです。専用の金具をつけたわけではなかったので、ここに干すときは自立式の洗濯物干しを使っていました。

過去形になっているのは、実は今はもう使っていないからです。

我が家は洗濯機が1階で、干す場所は1階と2階にあるのですが、窓際の室内干し用の金具は2階にしかありません。マックスで忙しい時は夜洗濯をして室内に干し、翌日晴れたら外に出し、帰ってきてしまうということをやっていました。

最初は2階に持って行っていたのですが、だんだん洗濯ものを2階に持っていくのが手間に感じ、一階で自立式の室内干しに夜干して、翌朝晴れたらそのまま外に干すように。

雨の時は洗濯ものを干したままの自立式物干しを2階のホールまで持っていくというのをやっていたので、けっこう重いのです。それでだんだん雨がふったらそのまま一階の和室などで干すようになってしまいました。

こうなると生活感丸出しで...。

そこで利用し始めたのが二階寝室の窓際です。ここには物干しざおをかけることができる金具を設置してありました。窓際の干場は太陽の光がたくさん入るのでサンルームとまではいかなくても、乾きやすいと感じます。外に出すのも出しやすく、雨でぬれてしまった時も窓際に移してまた干すということができて便利です。私のように外にも中にも両方に干したいという方には外の干場に近い窓際がいいと思います。

2階ホールと窓際は、生活スペースのリビングやダイニングから目につかず、干場のために特別にスペースを取らなくてもいいのが最大の魅力です

特別な設備をつけなくても、間取りの工夫だけでスペースを作れるのもいいですよね。

2階に干すことになるので、洗濯機が一階に設置されている場合は家事動線が長くなってしまうのがデメリットですが、できるだけ坪数を増やさずに、お金もかけずに室内の洗濯物干し場を作りたいなら、この方法がおススメです。

今回は家の中で洗濯物を干すならどこ?というテーマでお伝えしました。

敷地と予算に余裕があるならサンルーム
家事をできるだけ時短したいならランドリールーム
坪数を増やさず低予算で行きたいなら、2階のホールや窓際

がおススメです。

今回の記事が家を建てたいと思っているあなたの参考になれば幸いです。

それではまた次回お会いしましょう。

家をコストダウンするためにやった5つのこと

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てる時って、憧れもあるし、展示場で色んな設備を見たりするとあれも欲しいこれも欲しいとなりがちです。

でも予算にはやっぱり限りがありますよね。

予算の中で家を作るには、やりたいことにはしっかりお金をかけ、削れるところは削るという、メリハリの利いた予算の使い方をするしかないと思います。

そこで今回は、13年前に自然住宅を建てた私が、建築費用を予算内でおさめるために削ったことをお話したいと思います。

何を削ろうか悩んでいるあなたの参考になれば幸いです。

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予算を削ったポイントその1

玄関ホールをなくす

我が家は、一般的に玄関を上がったところにあるホールというものがありません。上がり框からすぐにダイニングという作りになっています。

玄関ホールがない代わりに大きな窓をつけ、狭さを和らげる作戦をとっています。

実際に住んでみて、玄関ホールがないのはどうかというと、特に問題はありませんでした。家の中を見られたくない場合は土間に下りて対応すればいいし、そもそも配達員以外の来客は家に上がってもらうことが多く、玄関先での対応があまりないからです。

その2 廊下をなくす

我が家は、玄関からダイニングに入りリビングが繋がっていて、その奥に和室と洗面所、トイレがリビングにつながって配置されています。

廊下も意外と面積をとるので、なければその分リビングやダイニングを広くとれると思ったからです。

実際に13年住んでみての感想は、廊下がないため各部屋の温度差がなく、夏や冬に洗面所やトイレに行くのが苦にならないという点がすごくいいですね。年を取るごとにますます感じるようになりました。

イマイチな点はリビングでテレビを見ているときに洗面所のドライヤーの音がうるさいことです。ドライヤーが壊れた時に音が静かなものに買い替えて、だいぶ良くなりました。また来客の時はトイレの音が気になりますね。トイレは洗面所の奥に配置するなど、リビングから扉2枚くらいクッションがある場所に作ればよかったなと思います。

その3 トイレを1カ所にする

2階の寝室の近くにトイレを設けるケースって多いと思うのですが、うちはやめちゃいました。水回りを減らすと設備費が浮くしもちろん施工面積も減るからです。

あともうひとつ理由があって...それは「トイレ2カ所も掃除したくない...」というものでした(^^;

トイレ一か所でも掃除が大変なのに、2カ所になれば時間も倍かかります。できるだけ家事を時短したかったのです。

家族4人ですが、今のところトイレ1台ですっごく困ったということはないんですよ。何とかなるなーという感じです。1台きりのトイレなので負担なく毎日掃除できるのがいいです。


その4  総二階にする

総二階にすると施工費が安く、地震にも強いと聞いて採用しました。外観に憧れやこだわりがある人はむかないかもしれませんが、我が家の場合は外壁の素材を変えたり色を変えたりして、単調にならないように住宅会社さんが工夫してくれました。

実際に建ったのを見てみると、住宅会社さんが頑張ってはくれましたが、外観のオシャレさはあんまりないです(^_^;)外観のデザイン性を優先するか、耐震を優先するか、内装材を優先するか...何を優先するか悩ましいですよね。


その5 パントリーや玄関収納などの大きな収納庫を設けない

収納も大きければ便利だろうけど、施工面積が増えるし、収納庫が広いとかえってモノが溜まってしまうと思い、大型収納庫は設けず、各部屋に収納場所を作る形にしました。

大きな収納庫がないので、常にいらないモノをチェックして捨てるクセがつき、今のところスッキリ暮らせています。

買い物にも便利な場所に住んでいるので、ストックも最小限にして必要になったら買いに行くという生活です。食品スペースは二週間程度の備蓄品が入る位の大きさです。

ただ、予期せぬ頂きものなどを置いておくスペースがないんですよねー。いただいた野菜を外において霜でダメにしてしまったり、玄関において乱雑になってしまったり...。そこが住んでみてちょっと後悔している点ですね。


今回は私が予算内でおさめるために削ったことについて書きました。

1 玄関ホールをなくす
2 廊下をなくす
3 トイレを1カ所にする
4  総二階にする
5 パントリーや玄関収納などの大きな収納庫を設けない

どれも一つ一つは小さな面積ですが、積もれば結構な面積を削ることができました。

もちろん削ることでデメリットもあるので、ご自身のライフスタイルに合うかどうかをよく検討してくださいね。

今回の記事があなたの家づくりのお役に立てたらうれしいです。

ではまた次回お会いしましょう。


建ててみてわかった失敗 4連発

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

あなたは今のお住まいでここがちょっと良くなかったなとか、ここがもっとこうだったらよかったのに、などと思うことってありませんか?

そうは言っても家は住んでみないとなかなかわからないもので、時間が経たないとわからないこともあります。

賃貸住宅なら住みかえるのも比較的容易なのでそんなに問題はありませんが、高いお金を出して建てた新築住宅でそんなことになったら残念ですよね。


そこで今回は13年前に自然住宅を建てた私が感じている失敗をシェアします。住み始めてから「しまった」ということにならないように、ぜひ参考にしてみてください。
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住んでみてわかった失敗4連発

トイレの音

我が家は限られた予算の中で、自然素材を使うことや広いリビングを優先したかったので、廊下をなくして居住空間を増やすという間取りを採用しました。

そこでリビングから洗面所やトイレに直接アクセスする形になったのですが、やっぱり音が気になります。普段家族だけで過ごす分には問題ないのですが、お客さんが来た時は、相手の方にも気を使わせてしまって申し訳ないと思ってしまいます。

お客さんがほとんど来ないという家はいいと思いますが、頻繁に来客がある場合は廊下に配置するか、それができなければ緩衝空間や緩衝材のようなものをリビングやダイニングとの間に設置するのをおススメします。


スイッチの位置

家を建てる時って夢がどんどん膨らみ、間接照明をつけたりしたいなって思ってしまったんですね。オシャレなデザインの置き型照明を設置してそれをオンオフできるスイッチをお願いしました。

でも無駄にスイッチが多くて混乱するんです。しかも住み始めてみると暗い間接照明をつける時ってほとんどなくて、無用の長物と化してしまいました(^^;

こういう施主側の問題はまだいいのですが、スイッチやコンセントは絶対数が多いので工務店側も大変な作業です。間違いがあったら大変ですので、電気の図面をもらったら家での生活をイメージしながらスイッチの数、コンセントの位置などを確認してみるのをおススメします。


ベランダ

我が家のベランダは主寝室に一つ、娘と息子の2つの部屋からアクセスできるベランダが一つあります。


このベランダが意外に汚れるんです。うちは大掃除の時にやることが多いのですが、下地がみえないほど土埃がベランダを覆っているので、水を撒いてデッキブラシでこすります。

これが地味に大変な作業です。


また、我が家は公園の近くなので、葉っぱや鳥の羽がベランダに舞い込んできます。そのごみを定期的に捨てないと排水できず雨漏りしてしまうこともあるのです。我が家ではそれを知らずに大量の水が天井から漏ってきて大変でした。

そして極めつけが見栄えを重視して所々に木を使ったことです。たしかにステキ。でも木を長持ちさせるには毎年のように防腐塗料を塗らなければなりません。高い所の塗装なんて素人には無理。結果我が家では6~7年で木材を取り替えることになってしまいました。


ふとんを干したいなら窓に布団干しの設備をつければいいので、掃除やメンテナンスの費用も手間がかかるベランダはいらなかったなと思います。


植木が多すぎた

インスタやオシャレな住宅を見ると、グリーンがいっぱいの庭ってめちゃくちゃ素敵に見えますよね。

実際グリーンがあるとエネルギーをチャージできたり、マイナスイオンが出たり良い面がたくさんあります。

でもそれと同時に考えておかなければならないのは庭木に手入れが必要だということです。
植木の種類によっては水やりを頻繁にしなければなりません。


6.7月の生命力がすさまじく水分も養分も水もいつもよりたくさん必要で、切らすとすぐに枯れてしまいます。日々のお手入れにかける時間がない人は、素敵だと思っても自分の首を絞めるだけなのでおススメできません。

今回は建ててみてわかった失敗について書きました。


トイレの音
スイッチの位置
木製ベランダ
植木が多すぎた

どれも住んでみてはじめてわかったことでした。それぞれのライフスタイルによって必要なものは違いますが、私の体験が家を建てたいと思っているあなたに少しでもお役にたてればとシェアしました。

あなたの家づくりのヒントになればうれしいです。

それではまた次回お会いしましょう!