祠の修繕

今回は地域の祠の修繕を任されました。

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神社仏閣の建築物は
特有の決まりごとがあり
伝統技術を継承している宮大工が
行うことが多いのです。

代表の山田は若いころ宮大工の棟梁の元で学び
宮大工の技術を持っていることから
こういった仕事を頼まれることがあります。

そもそも宮大工って?

名前は聞いたことがあっても
実際にどれ程の技術や実力があるかということは
ご存じない方も多いのではないかと思います。

宮大工というのは主に
神社や仏閣などの伝統建築を
手掛ける職人のこと。

宮大工の歴史は飛鳥時代(7世紀頃)に
朝鮮から来た二人の僧侶が
飛鳥寺を建てたことから始まったそうです。

聖徳太子もこの二人の僧侶から教えを受け
法隆寺を建立したといわれています。

神社や仏閣は「木組み工法」で建てられているので
木組みの技術を習得している大工でなければなりません。

木組みに使う木材は
工場であらかじめ加工された木材を使うのではなく
木材を自分の手で削って
木組みの木材を作り出しています。

これは家屋大工と宮大工の間の
決定的な違いです。

「木組み」は建物の骨組みにおいて
釘や金物を殆ど使わず
木自体に切り込みなどを施し
はめ合わせていくことで
木と木をがっしり組み上げていく技術です。

木材の加工を全て「手刻み」で行うには
「木を読む」という作業が大変重要です。

木の生育常態やそれぞれの木の性質を読み
どういう用途に適すのかを読むのです。

「手刻み」された「継手」「仕口」と呼ばれる技術によって
材と材を強固に繫ぎ合わせ
地震の多い日本の環境から建物を守ります。

「継手」とは木材の長さが十分でない場合に
長さを継ぎ足すときに使われる技術で

「腰掛鎌継ぎ」「台持ち継ぎ」「追掛け大栓継ぎ」など
70くらいの種類があるとされています。

これにはパズルを組み合わせるような複雑な知識と共に
正確に材を削る技術が要求されます。

材をはめ込んでしまうと表面からは
全くその複雑さは見えないばかりか
繫ぎ目も殆ど分らないくらい精巧なものです。

「仕口」とは2つ以上の材を
ある角度に接合する技術で
土台と柱のつなぎ目、梁と桁のつなぎ目など
それぞれの材を組むときに使われます。

「兜蟻掛け」「大入れ蟻掛け」などと呼ばれるものがあります

このような宮大工の優れた技術は
現在の建築工学から見ても
非の打ち所のない技術だと言えるそうです。

一般の大工は2~3年の修行で
一通りの仕事ができるようになりますが
宮大工は一人前と呼ばれるまでに
最低でも10年の修行が必要とも言われます。

山田が修行した宮大工の棟梁は
宮大工の伝統を守りながらも
墨付けなど従来のやり方とは違った、
関数で建物を考える
ということをしていて

論理的な計算と昔ながらの方法

この二つを融合させた建築方法を
山田に伝えました。

山田はこの方法を元に
独自に勉強も重ねて

現在は数も少なくなった
宮大工の技術を継承しつつ
関数を使った理論的な計算もできる
稀有な技術者として
地域の建築を支えています。

といっても今回は
朽ちた足元の修理(^^)

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材料は欅(けやき)
ウキス欅と呼ばれる
大木で狂いのほとんどない
木の目の細かい飴色の
木肌の材料で作りました。

色つけるのがもったいないくらいの
良い素材。

無事に収まりました。
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地域の大切なものを
当社の技術で守ることが出来るのは
とてもうれしいこと。

この地で37年営業させていただけている
ことに感謝して
これからも地域貢献していけたらと
思っています。


シロアリに好かれる家・嫌われる家vol4

春分の日が過ぎ、日増しにあたたかくなってきましたね。

春になると怖いのがシロアリです。

シロアリが活動のピークをむかえるのは春(4月~6月)。
羽アリが大量に発生して気が付くことが多いのです。

シロアリは木などを分解して土に還してくれる
地球の循環にとって無くてはならない生物ですが
家の土台などに住みつくと
木材から断熱材まで食べてしまう怖い存在です。
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そこで今回のシリーズでは
「シロアリに好かれる家・嫌われる家」
をお伝えします。

この記事を読むと
シロアリの好みに詳しくなれます。

その結果
シロアリ被害に合わない家を
作ることができるようになれます。

VOL1ではシロアリに好かれる家の特徴
V0l2ではシロアリに嫌われる家の特徴
VOL3では雨漏り対策【これから家を建てる場合】をご紹介しました。
4回目の今回は雨漏り対策【建ててからの場合】をご紹介します。


乾燥
太陽の光
硬くて香りのある木

シロアリが嫌いなこの条件を揃えても
シロアリは生き延びてしまう
という話を
VOL2でご紹介しました。

ではこれをやっても意味がないかというと
そんなことはないのです。

シロアリがやってくる可能性は
どんなに対策をしても
ゼロにはなりませんが

対策をしなければ
確率はどんどん上がるだけです。

決定打はなくても
バントや内野安打など小さなヒットを
コツコツ積み上げることが

シロアリがやってくる可能性を
ゼロに近づけてくれます。

ということで
ベストなシロアリ対策は

今できることを
可能な限り全て行うこと

につきます。

庭に枕木・ウッドデッキ・板塀・鉢植えなどを置かない
植木の立ち枯れに注意
換気口の近くに物を置かない
雨漏りがあればすぐに修理する
壁の損傷もすぐに修理する

などを続けていれば
だいぶシロアリに嫌われるでしょう。

そしてシロアリが近くまで忍び寄っているかどうか
チェックすることもとても大事です。

自分で基礎部分や近くに蟻道がないかチェックする
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蟻道は目で見て簡単にわかるので
定期的に家の基礎や庭に蟻道がないか
チェックしてみましょう。

定期的に業者さんにチェックしてもらう
自分でするチェックに
自信がない方は
信頼できる業者さんに
チェックをお願いしましょう。

「信頼できる」と但し書きがあるということは
「信頼できない」業者さんが多い
ということです。

あまりにも高額だったり定額だったり
する場合は少し疑ってもいいかもしれません。

シロアリ駆除の相場は
一般財団法人経済調査会の統計によると
シロアリ工事の価格を坪当たり10,725円(1㎡あたり3,250円)
としています。

この相場と大きく違う場合は
どんなにいい業者さんに見えても
一歩立ち止まってみることをおすすめします。

また使用するシロアリ駆除剤も
業者さんによって違います。
大きく分けると

〇薬品散布 
〇ホウサンの塗布
〇木炭を原料とした物の塗布
の3種類です。

一般的に一番多いのは薬品散布ですが
タッチハウスでは体への影響を考えて
ホウサンや木炭を使った駆除の方法も
おススメしています。

薬剤散布の特徴は
即効性がありすでに発生しているシロアリを殺すこともできます。

その分どんな薬剤を使うかによって
程度の差はありますが
身体への影響は避けられません。

じんましんや目がちかちかするなど
シックハウス症候群のような
症状を引き起こすことがあります。
また化学物質過敏症などの引き金になったり
する例もあります。

それに比べて
ホウサンや木炭を使った駆除方法は
予防的なものになりますが
身体への悪影響は一切ありません。

建てる場所の環境に応じて
薬剤でなければだめな場合もありますが

タッチハウスでは
可能な限り体への影響が少ない方法での駆除を
おススメしています。

今回は4回にわたって

シロアリに好かれる家・嫌われる家

の特徴とシロアリ対策について
お伝えしました。

地球温暖化によって
シロアリの生息地は
年々北上しています。

今はまだ心配のいらない地域でも
5年後は全く予想がつきません。

シロアリに対する知識を深め
嫌われる努力をし続けることで
大切な御自宅を守ることができます。

続けることは中々難しいですが
続ける先には安心安全な未来があります。

ぜひ色んな対策を試してみて下さいね!


シロアリに好かれる家・嫌われる家vol3

春分の日が過ぎ、日増しにあたたかくなってきましたね。

春になると怖いのがシロアリです。

シロアリが活動のピークをむかえるのは春(4月~6月)。
羽アリが大量に発生して気が付くことが多いのです。

シロアリは木などを分解して土に還してくれる
地球の循環にとって無くてはならない生物ですが
家の土台などに住みつくと
木材から断熱材まで食べてしまう怖い存在です。
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そこで今回のシリーズでは
「シロアリに好かれる家・嫌われる家」
をお伝えします。

この記事を読むと
シロアリの好みに詳しくなれます。

その結果
シロアリ被害に合わない家を
作ることができるようになれます。

VOL1ではシロアリに好かれる家を
V0l2ではシロアリに嫌われる家の特徴をご紹介しました。
3回目の今回はシロアリに嫌われる対策をご紹介します。

シロアリ被害一番の原因

タッチハウスのある静岡県三島市では
ゴールデンウィーク前後が
シロアリの大量発生する時期にあたります。

その原因の殆どが
隙間から入った雨漏りによるもの。

建物の内部に入り込んだ雨水は
なかなか乾かず
木材をしっとりさせて

シロアリの大好物にしてしまうのです。

昔のタイルのお風呂の隙間からの水分の流出で
土台などが半分無くなっているなんてことも
珍しくありません!

シロアリの大好きな
しっとりした木材や湿気は
雨漏り対策をすることで
大部分回避できるのです。

では具体的な雨漏り対策には
どんなものがあるのでしょう?

雨漏り対策

これから家を建てる場合は
次のような対策がおススメです。

切妻屋根にする

雨漏りは
わずかな隙間や部材のつなぎ目などから
雨水が建物の内部に侵入してしまうことで発生します。

そのため、つなぎ目の多い屋根は
雨漏りしやすいといえます。

つなぎ目の少ないシンプルな屋根が
一番雨漏りのリスクが少ない。

それが切妻屋根です。

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切妻屋根は2つの面だけ
で構成された屋根の形。

雨漏りしにくい屋根ナンバーワンです。

軒ゼロにしない

日本は雨が多いので
伝統的に家には「深い軒」を設置していました。

壁と屋根のつなぎ目は
どうしても隙間が空いてしまうものです。
軒が深ければ雨水に触れずにすみます。

でも最近は建築コストの削減や住宅密集問題
またデザイン的に「軒がない家」や
「軒が極端に短い家」が急増しています。

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軒がないと外壁や窓が常に雨や雪に晒されます。
もちろん塗装やシーリングはしてありますが
経年劣化が激しい場所なので
常に雨水にさらされていると
雨漏りリスクは高くなります。

軒ゼロ住宅にしないことで
雨水が建物内に侵入する可能性を
大きく減らすことができます。

バルコニー&屋上バルコニーを作らない

バルコニーや1階や2階の部屋の上のバルコニー
これらは雨漏りの危険を増大させます。

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FRPなどの防水処理を
10年サイクルで行わなければ
防水機能が失われて
雨水がどんどん建物内に侵入してしまいます。

また、排水溝に枯れ葉やごみがつまって
雨漏りの原因になることも。

バルコニーは
雨漏りのリスクを非常に高めるので
本当に必要かどうか
しっかり検討するのをおすすめします。

天窓をつけない

天窓は雨漏りリスクの高さナンバーワン
といっても過言ではないほど
雨漏りしやすいと言われています。
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天窓自体の性能は
年々上がっているものの
天窓と屋根をつなぐ部分は
シーリングや防水テープで塞ぐしかないからです。

正しく施工されていても
新築から10年も経過すれば
メンテナンスが必要になります。

天窓は雨漏りリスクが高いことを
しっかりと考慮に入れて
検討することをおすすめします。

ソーラーパネルは屋根一体型のソーラーパネルに

ソーラーパネルも雨漏りリスクが高まる設備です。
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特に気をつけたいのが新築後に
ソーラーパネルを設置してもらう場合です。

屋根一体型のソーラーパネルと違い
新築後に設置する場合
屋根に穴をあけることがあります。

屋根に穴をあけて
その下の防水シートまで釘が貫通するため
少しでも施工ミスがあると
たちまち雨水が建物内に侵入してしまいます。

ソーラーパネルを検討している場合
屋根一体型のパネルを設置することを
強くおすすめします。

今回は雨漏り対策【これから家を建てる場合】をお伝えしました。

次回は雨漏り対策【建ててからの場合】をご紹介します。
お楽しみに!

シロアリに好かれる家・嫌われる家vol2

春分の日が過ぎ、日増しにあたたかくなってきましたね。

春になると怖いのがシロアリです。

シロアリが活動のピークをむかえるのは春(4月~6月)。
羽アリが大量に発生して気が付くことが多いのです。

シロアリは木などを分解して土に還してくれる
地球の循環にとって無くてはならない生物ですが
家の土台などに住みつくと
木材から断熱材まで食べてしまう怖い存在です。
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そこで今回のシリーズでは
「シロアリに好かれる家・嫌われる家」
をお伝えします。

この記事を読むと
シロアリの好みに詳しくなれます。

その結果
シロアリ被害に合わない家を
作ることができるようになれます。

VOL1ではシロアリに好かれる家を紹介しました。
V0l2の今回はシロアリに嫌われる家の特徴をご紹介します。

シロアリに嫌われる家

シロアリの嫌いなものは何でしょう?

乾燥
太陽の光
硬くて香りのある木

などがあると言われています。

一つひとつ見ていきましょう。

乾燥

実はシロアリはとってもデリケート。色白で皮膚が非常に薄いのです。
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ご覧のようにだいぶ色白ですよね。
このため体がとても乾燥しやすく
乾燥した場所にいるのも大嫌いなのです。

おなじ理由から寒さはもちろん
極端な暑さも嫌いです。

ただ、乾燥や暑さ寒さが嫌いだからといっても
そこにいられないかというとそうでもなくて

その環境にいて死ぬ個体も多いのですが
ヤマトシロアリの場合は一つの巣の中に数万~十数万頭
イエシロアリの場合は数十万~百万頭以上の
シロアリがいるので

多少のシロアリが死んでも
目の前にそれしかなければ
それに向かっていくのが
シロアリのサガなのです。

太陽の光
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そもそもシロアリはなぜあんなに色白なのかというと
それはメラニン(黒い色素)を持っていないからなのです。

メラニンを持っていないということ
紫外線にとても弱く
太陽の光に当たると死んでしまう
とも言われるほどです。

そのためシロアリは餌である木材を探し求める際に
『蟻道』と呼ばれるトンネルを作り
太陽の光を浴びることなく移動をします。

蟻道は木くずや土を
排泄物などとまぜて作っています。

ただ
シロアリを太陽に当てると
本当に死ぬかというと
そんなに簡単に死ぬわけでもないのが
現実です。


硬くて香りのある木

VOL1でも紹介したように
シロアリの大好物は柔らかいもの。

同じ木材でも
硬いものと柔らかいものがあったら
硬いものは好みではありません。

そしてもう一つ
嫌いな香りというのがあります。

シロアリが嫌う香りの正体は
「テルペン類」と呼ばれる
揮発性の精油成分の1種です。

テルペン類のような精油成分は
「フィトンチッド」とも呼ばれ
1つの樹種に大抵数十種類は含まれています。

この組み合わさり方で「樹の香り」は決まります。

ヒノキやヒバといった「良い香り」で有名な樹種には
多くのテルペン類が含まれています。

「森林浴」は、これらの木が出す揮発した
テルペン類を浴びているのです。

ただ
嫌いな香りの硬い木しか
シロアリの行く手になかったとしたら

嫌いだけど
ソッコー食べるのが
シロアリのサガなのです。

シロアリの嫌いな家

シロアリの嫌いな乾燥が
床下や壁の内部などにもいきわたり

暗い場所がなく隅々まで
太陽の光に照らされ

テルペン類たっぷりの硬い木で作った家

これがシロアリの嫌いな家ということになります。

でもシロアリは
嫌いな物はあるにはあるけど

それしかなければ
嫌いな物でも食べるし

嫌いな環境でも
多くは生き残れるという

強い強い生物

なので

こんな家でも絶対に大丈夫
とは言い切れないのが
悲しいところです。

ではそれを踏まえたうえで
どんな対策をすればいいのでしょう?

次回はシロアリに嫌われる対策をご紹介します。
お楽しみに!

シロアリに好かれる家・嫌われる家vol1

春分の日が過ぎ、日増しにあたたかくなってきましたね。

春になると怖いのがシロアリです。

シロアリが活動のピークをむかえるのは春(4月~6月)。
羽アリが大量に発生して気が付くことが多いのです。

シロアリは木などを分解して土に還してくれる
地球の循環にとって無くてはならない生物ですが
家の土台などに住みつくと
木材から断熱材まで食べてしまう怖い存在です。
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そこで今回のシリーズでは
「シロアリに好かれる家・嫌われる家」
をお伝えします。

この記事を読むと
シロアリの好みに詳しくなれます。

その結果
シロアリ被害に合わない家を
作ることができるようになれます。

シロアリに好かれる家

床下空間が狭い

床下には通気口があるのですが
床下の空間が狭いとどうしても風が通りにくくなります。

シロアリは空気の動きが嫌いです。
だから風の通りが悪いところは大好きなのです。

換気が悪く壁や柱の水分量が多くなっている

シロアリはしっとりした木材が大好物です。

この
「しっとりとした」
という所がみそで、雨漏り等で濡れてしまって
乾かない状態が続くと喜んで近づいて気ます。
木が好物なわけではありません。

シロアリが好む素材は"やわらかいもの"なのです。

はっきり言って、やわらかいものであればなんでも食べます!
時には発泡スチロールや段ボールにも

その中でも
木の中に含まれるセルロースという成分が
シロアリ達の栄養源なので

しっとりした(乾いてない)木材が最も好きな物ということになるのです。

家の周りに木材を置いている
しっとりした木材が好き
ということは
雨をたっぷり吸った木材なんか最高にしっとりしていて
大大大大好物なわけです。

家の中の木材は雨漏りでもしない限り
びしょびしょになることはありませんが
家の外ならどうでしょう?

一回の雨でびしょびしょですよね。

もし家の周りに木材を置いていると
大好物の元へ
シロアリは集まってきます。

たくさん集まって
しっとり柔らかい木材を食べ終わったら
近くでまた食べ物を探します。

そう。
だから家の周りの木材は危険なのです。

オシャレな枕木・ウッドデッキ・板塀...

防腐処理をしてあっても
ちょっとした隙間にやってきます。
だって大好物ですもの。

庭に植木や鉢植えが多い
シロアリは生きている木は嫌いです。
だから庭木は心配ないと思うでしょ?

でも実は庭木に病気など問題が発生している時は
シロアリの好物になってしまいます。

例えば木が部分的に枯れてしまっている
立ち枯れという症状があると

その枯れた部分はシロアリの大好物です。

立ち枯れでなくても
庭木や鉢植えの多い家では
枯れた草花や枝などが
置いたままになっていることもあります。

それもシロアリの大好物ですよ~。

シロアリの好みを知っていただけたでしょうか。
次回はシロアリに嫌われる家の特徴を
ご紹介していきますのでお楽しみに!

思い出の家に住み続けたいあなたに!古い家の寒さ対策5選VOL3-2

冬は寒く夏は暑い...築年数の経った家に住んでいるとこんなお悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。

今年は特に寒さが厳しいのでリフォームをお考えの方もいるのでは。

でも少しの工夫で寒さが軽減されることがあるのです。この工夫でリフォームをしなくても快適に過ごすことができるようになるかもしれません。

そこで今回は、古い家が抱える寒さに対する問題に対する対策を紹介します。長年住み続け、思い出がいっぱいの家にずっと住み続けるためにぜひお試しください。

前回の古い家の寒さ対策3では冷たい床に直接肌がふれない工夫と題して、カーペットや断熱マット、ルームシューズのご紹介をしました。

実はカーペットではもう一種類おすすめがあります。それがウッドカーペット。でもウッドカーペットについては、お伝えしたいことが多すぎて、前回の記事にはおさまりませんでした(^-^;


そこで今回は前回の続きとして、ウッドカーペットのご紹介をしていきたいと思います。
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ウッドカーペット

家の中の体感温度で重要なのが床の温度。足から体の熱がどれだけのスピードで奪われるかで体感温度が大分変わってきます。

足の体感温度をあげるには床の温度を上げるか、熱伝導率の小さい床材を使用することが解決策となります。

前回は熱伝導の小さい床材のカーペット・ホットカーペット・ジョイントマット・コルクマットなどと、熱伝導を小さくするために断熱マットやスリッパ・ルームシューズ・ソックスなどを利用することなどを紹介しました。

では熱伝導率とは材質によってどれほど違うのでしょうか?

材質による熱伝導率のちがい

熱伝導率を調べたこんな資料がありました。
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                             さとるパパの住宅論より

熱伝導率というのは小さいほど暖かく感じるものですが、カーペットと木材がほとんど数値的に変わらないのに驚かれた人もいるのでは?

そうなんです。合板ではない無垢の木材はカーペットと同じくらい熱伝導率が小さく暖かさを感じさせてくれるのです。

無垢の木材の中でも違う熱伝導率

そうはいっても、無垢の木だけど冷たく感じた...そんな経験をしたことがある方がいるかもしれません。

実は無垢の木は樹種によって大きく二つに分かれていて、熱伝導率がかなり違うのです。

その違いは針葉樹か、広葉樹かです。

そもそもなぜ木材は熱伝導率が小さいのでしょう?

木材を顕微鏡で見てみると、パイプ状の細胞の集合体であることがわかります。この細胞の内側は空気で満たされています。空気は身近な物質の中で最も熱を伝えにくいので、木材の熱伝導率は低いのです。

ただし、同じ木材でも空気を含む量が樹種によって違います。

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左側が針葉樹で、右側が広葉樹。左側の針葉樹は穴だらけで空気が通る道がたくさんあるのに対して、右側の広葉樹では細胞がみっちり詰まっています。

針葉樹は細胞の内側が空洞で空気が詰まっているから暖かく感じ、広葉樹は細胞に空洞がないせいで空気を含んでいないから冷たく感じるのですね。

針葉樹のスギなどと広葉樹のナラやカリンなどを実際に触り比べてみるとスギの方が断然暖かく感じるのはこのせいなのです。

木材は身体にやさしい

静大の農学部が行った実験で「コンクリ-ト」「金属」「木」の三種類の巣箱でネズミの母子を飼育するという研究がありました。

母ネズミの行動には大きな違いがあり、木箱の場合は落ち着いて授乳していたのに比べ、コンクリート・金属製の巣箱では落ち着きがなく授乳もすぐにやめてしまいました。

子ネズミの生育率はコンクリート巣箱はわずか10%前後、金属製が40%、木製が85%と大きく開きが出たのです。

この差が開いた一番の要因が「熱の奪われ方」つまり「物質の熱伝導率」ということが研究の結果わかったそうです。

身体に接する素材によって動物はここまで影響を受けてしまうものなんですね。ちょっとびっくりですよね。

この研究からも木材は、身体の熱を奪わずに気持ちよく過ごせる素材だということが言えそうです。

ウッドカーペットの選び方

木材はどれがいい?

足元を暖かくというのが目的ですので

無垢板

針葉樹

で作られたウッドカーペットを選ぶのがベストという事になります。

針葉樹といっても多くの種類があります。

国内で手に入りやすい種類でいうと、スギ・ヒノキ・パイン・桐などがあります。空気を含む量を密度で比べると

桐 0.29
スギ 0.38
ヒノキ0.41
ホワイトパイン 0.45

のようになっています。

密度が低いほど空気が多く含まれ熱伝導率は小さくなるので、もっとも暖かく感じる木は桐ということになります。

ただ、密度が低くなると木は柔らかくなります。桐はとても柔らかくて傷がつきやすくフローリング材としては適さないとされているので、ウッドカーペットとして出回っている数はとても少ないです。

一般的にはスギ、ヒノキなどが手に入りやすくおススメです。

気をつけたいのは、無垢板でもウレタン塗装をしてしまっている製品。

同じフローリング材でも、表面の塗装状態によって、感じる冷たさが変わってきます。表面をウレタン塗装などで平滑に仕上げたものは冷たく、表面に被膜をつくらない自然オイル塗料などで仕上げたものは、暖かく感じます。

なので足元を暖かくするには、無垢で無塗装もしくはオイル塗装のものを選ぶようにしてくださいね。

以下は参考までに。

スギのウッドカーペット
https://www.toyamart.com/index.php?dispatch=products.view&product_id=6183

ヒノキのウッドカーペット
https://item.rakuten.co.jp/sikoku-kako/rwpm-1318/

今回は寒い家で暖かく過ごすために、熱伝導率の小さい無垢の木材を使ったウッドカーペットを紹介しました。

次回は古い家の寒さ対策5 サーキュレーターを設置すると題して、サーキュレーターをご紹介したいと思います。どうぞお楽しみに!

思い出の家に住み続けたいあなたに!古い家の寒さ対策5選VOL3

冬は寒く夏は暑い...築年数の経った家に住んでいるとこんなお悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。

今年は特に寒さが厳しいのでリフォームをお考えの方もいるのでは。

でも少しの工夫で寒さが軽減されることがあるのです。この工夫でリフォームをしなくても快適に過ごすことができるようになるかもしれません。

そこで今回は、古い家が抱える寒さに対する問題に対する対策を紹介します。長年住み続け、思い出がいっぱいの家にずっと住み続けるためにぜひお試しください。

前々回の記事では古い家が寒い理由とその寒さ対策その1「断熱性能の高いカーテンをつける」を

前回は寒さ対策その2「断熱シート・断熱テープを貼る」を紹介しました。

今回は古い家の寒さ対策3として、これを気をつけるとかなり体感温度が上がるという、冷たい床に直接肌がふれないようにする工夫をご紹介します。

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冷たい床に直接肌がふれない工夫

寒さの主原因となる窓の防寒対策を施したら、床の防寒対策を考えましょう。床には足やお尻が直接触れる場所。床が冷たいとそこから直に体温を奪われてしまいます。こちらもしっかりとした対策を施すことが大切です。

カーペット・ホットカーペットを敷く
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冷たい床に直接触れない方法の代表はカーペットです。敷くだけでとても簡単ですし、ホットカーペットなら床暖房の効果も期待できます。ふかふかの足元から暖かさが伝わるなんて最高ですよね。

ここではカーペットとホットカーペットの特徴をお伝えします。

カーペット

カーペットは繊維の中に空気の層を備え、肌に優しく冷たさを伝えにくいという特徴があります。ホットカーペットに比べて電気代もかからずコンセントの位置やコードも気になりません。

おすすめの素材
カーペットに求められるのは暖かさですよね。保温性に優れているのは「ウール」や「コットン(綿)」などの天然繊維です。

暖かさを保ちながらも、さらさらとした肌ざわりが魅力です。直接手や足で触れたときの暖かさや心地よさを重視したいなら、ウールやコットンがおすすめです。

厚みをチェック

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カーペットの暖かさは厚みによっても違います。

中材のないものだと厚みは約1㎝前後、中材のあるものだと約2~3㎝のものが主流です。厚みがあるものほど床の冷たさを伝えにくくなります。

カーペットの暖かさは密度によっても左右されます。

厚みがあっても密度が低くしっかり詰まっていないカーペットと、密度が高くみっちりと繊維が詰まったものでは密度が高い方が暖かさが保てます。

実際に手に取って厚みや密度を確認してみて下さいね。


部屋全体に敷き詰めると暖かい


2畳や3畳サイズのラグ(カーペット)をピンポイントで敷くよりも、部屋全体にぴったり敷き詰める方が断熱性が高くなります。

全体に敷き詰めると、敷いた部分と敷いてない部分の温度差から受けるストレスも少なくなりますし、血管の収縮(ヒートショックにつながる)も和らぎます。

ホットカーペット

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ホットカーペットは文字通りカーペット自体が暖まるので、直接的に暖かさを感じることができます。カーペットでは寒さを遮るのが目的ですが、ホットカーペットは煖房機能がついているのでより積極的な寒さ対策といえるでしょう。

「右側のみ温める」「すべて温める」など、カーペットのどの部分を温めるかを選べる機能がついたホットカーペットなら、より的確に、必要な部分だけを暖められます。

ただホットカーペットは電気代がかかるし、小さいお子さんやペットがいると電磁波が気になる場合もあります。

実際ホットカーペットの電気代は実際どのくらいかかるのでしょうか?

ホットカーペットには、1畳用、2畳用、3畳用と、部屋に合わせて選べるように、さまざまな大きさがあります。サイズが大きくなればそれだけ消費電力も大きくなり、電気代も高くなります。具体的な電気代はメーカーによっても違いますがざっくりと計算してみると・・・。

<1時間あたりの電気代>

1畳用:約2~3円
2畳用:約5~8円
3畳用:約6~11円

といなります。電気代に幅があるのは、ホットカーペットには強弱を調整する機能がついているためです。出力を強くすれば電気代も高くなり、弱くすれば電気代も安くなります。

またホットカーペットは直接肌が触れるところなので、気になる電磁波はどうでしょうか?

ホットカーペットから発生する電磁波は、メーカーによって違いはあるものの、平均して3μT(マイクロステラ)といわれています。

他の家電と比較すると、ホットカーペットの電磁波発生量は大体平均的な高さで、過度に心配する必要はありません。メーカーの公式サイトでは、ホットカーペットの電磁波発生量は体に影響のない範囲であることが明記されています。

ただし使用時間や肌に触れることを考慮すると、赤ちゃんやペットがいるお宅では気にする方が多いようです。

そんな場合は電磁波をカットしたホットカーペットも出ています。

電磁波カットのホットカーペットは、コードの配線が通常と異なります。1本のコードの中に、電流の流れる方向が反対同士の発熱線が2本通っていて、互いに発する電磁波を打ち消しているのです。そのため通常のホットカーペットと比べて、電磁波を90~99%カットできます。

気になる方はチェックしてみて下さいね。

カーペットでももちろん寒さは防げます。暖かさやランニングコストなどを考慮してあなたのご自宅に最適なものを見つけてください。


ジョイントマットやコルクマットを敷く

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ジョイントマットやコルクマットで使用される主な素材はEVA樹脂と呼ばれる弾力性に優れた人に害のない材質です。

これらの素材で製造されたジョイントマットやコルクマットは断熱効果も期待できるため、冬特有のフローリングの冷たさをしのぐことができます。

種類や色も豊富なのでお部屋の雰囲気にあわせていろいろに組み合わせが可能です。


カーペットの下に断熱マットやシートを敷く

キャンプなどでは防寒対策としてテントの床に銀マットやアルミシートを敷くことがあります。

窓の防寒対策でも取り上げましたが、銀マットやアルミシートは保温効果を高めることができるため、床の寒さ対策にもおすすめです。

カーペットを敷いてみたけどまだ底冷えする・・、ホットカーペットの煖房効率をもっと上げたい...
そんな時にぜひお試しください。

スリッパやルームシューズ・ソックスを履く
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一番簡単で効果も高い方法です。何と言っても部屋中どこへ移動しても足元が暖かいのがうれしいですね。ウール素材など足下を暖めることができる素材を使用したスリッパやソックスをはけばより効果的です。

また近年は一般的な形状のスリッパの他にも足首まですっぽりと収まるブーツ型のルームシューズも若い女性を中心に人気です。

ただあくまでも足元を防寒するだけで暖房効果はありませんので、様々な断熱と煖房にプラスするという位置づけです。お気に入りのアイテムを見つけて防寒を楽しんでください。

今回は冷たい床に直接肌がふれないために簡単にできることをご紹介しました。

その対策としては
カーペット・ホットカーペットを敷く
ジョイントマットやコルクマットを敷く
カーペットの下に断熱マットやシートを敷く
スリッパやルームシューズ・ソックスを履く

などでした。次回は古い家の寒さ対策5 サーキュレーターを設置すると題して、サーキュレーターをご紹介したいと思います。どうぞお楽しみに!

思い出の家に住み続けたいあなたに!古い家の寒さ対策5選VOL2

冬は寒く夏は暑い...築年数の経った家に住んでいるとこんなお悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。

今年は特に寒さが厳しいのでリフォームをお考えの方もいるのでは。

でも少しの工夫で寒さが軽減されることがあるのです。この工夫でリフォームをしなくても快適に過ごすことができるようになるかもしれません。

そこで今回は、古い家が抱える寒さに対する問題に対する対策を紹介します。長年住み続け、思い出がいっぱいの家にずっと住み続けるためにぜひお試しください。

前回の記事では古い家が寒い理由とその寒さ対策その1「断熱性能の高いカーテンをつける」を紹介しました。

今回は寒さ対策その2「断熱シート・断熱テープを貼る」を紹介します。


古い家の寒さ対策その2「断熱シート・断熱テープを貼る」

『暖房をつけても消すとすぐに寒くなる』という経験をしたことがある人は多いと思いますが、これは全て部屋内の暖かい空気が外に逃げているから。前回もお伝えしましたが室内の空気の50%以上は窓から逃げると言われています。

逆に言うと、窓から逃げる熱を抑えることが出来れば部屋内の気温を暖かいままで保つことができるということですね。

そこで窓を断熱する方法としておススメその2が断熱シート・断熱テープをはることです。

まずは断熱シートから
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断熱シート

断熱シートとは、冬に窓ガラスに貼り暖房効率を高めたり、結露防止に利用したりするものです。窓用断熱シートには、プチプチの緩衝材のような3層シートで厚手のものと、薄手のシートのものがあります。

いわゆるプチプチを間に挟んだ4~5mm厚さの厚手断熱シート
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窓用断熱シートの多くが、プチプチ緩衝材に似た3層シート構造になっています。空気の壁で窓を覆うため断熱効果が抜群にいいのがメリットです。柄のついた商品もあり部屋のデザインやテイストに合わせて選ぶこともできます。

プチプチタイプのデメリットは見た目が悪くなること。見た目がThe緩衝材という感じで生活感が出てしまいます。プチプチに遮られて窓からの景色を楽しむこともできません。

薄いフイルムタイプの断熱シート

薄手の生地の窓用断熱シートもあります。厚手のシートに比べ、断熱効果は劣るものの表面がボコボコしておらず滑らかで、見た目に違和感がありません。

厚手のシートと違い、光を通しやすいので普段通りの生活ができるのがメリットです。

取り付け方法をチェック

窓用断熱シートの多くは、水で貼りつけるタイプか、裏面がシール式になっているタイプです。

シートで張り付けるタイプはシートの裏面に弱めの粘着シールがついていて、窓にそのまま貼り付けられます。シートをはがして窓に貼りつけるだけなので、水で貼りつけるタイプに比べてとてもかんたんです。

不器用な方、またシートを貼るのにあまり時間をかけたくないという人におすすめです。

粘着力が弱く貼り直しができるので、シーズンにだけ張るということができますが、長期間つけている場合は粘着剤がくっついてしまう場合もあります。もちろん経年劣化で粘着力は徐々に弱まっていきます。

水で貼り付けるタイプは、水を吹きつけてそのうえから手で押してつけて貼り付けていきます。シールタイプに比べて水の吹きつけ加減がむずかしいのが難点ですが、貼り直しは何度でもできるので、何度か繰り返すと上手に貼れるようになりますので、トライしてみて下さい。

あとがつかないので、ガラスを汚したくない人、賃貸物件などに住んでいる人におすすめです。

和室の寒さに悩んでいる方にはこんなものもあります。

〇障子シート

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障子シートとは、空気をたっぷり含んだ特殊不織布フレクスターで作られたものです。暑さも寒さをバリアしてくれて、強さは一般障子の5倍以上だそうです。

断熱テープ

断熱テープはテープを貼るだけの簡単な方法ですが、貼り方などのコツをおさえると窓の断熱性を効果的に上げることができます。

窓は閉め切っている状態でも、レールや引き違い(窓どうしが合わさる部分)にはわずかな隙間ができています。

冬場はこのような隙間から冷気(隙間風)が室内に入ってきたり、室内の暖かい空気が逃げて行ってしまうため、「隙間テープで隙間をふさぐ」ことは寒さ対策として効果があります。

隙間テープにはさまざまな種類がありますが、おもな違いは「サイズ」と「素材」です。

隙間テープは製品によって幅や厚みが異なるので、貼り付けたい窓の窓枠やレールの幅をあらかじめ測っておき、貼り付けたい窓の大きさに合ったサイズの製品を選びましょう。

隙間テープの素材はスポンジ、モヘア、ゴムなどがありますが、寒さ対策で使う場合は「スポンジタイプ」か「モヘアタイプ」がおすすめです。

スポンジタイプ

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弾力性があるため、窓サッシが当たる部分に貼っても窓を閉め切ることができます(テープの幅や厚みは合わせる必要があります)。サッシの横部分(戸当たり)の溝を埋めるのにおすすめの素材です。

また、「防水」と書いてあるものは結露にも比較的強くなっています。

モヘアタイプ

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お風呂場のドアや網戸の枠に、このモヘアタイプの隙間テープが貼られているのを見たことがありますか?このタイプの隙間テープは、引き戸と引き戸の間の隙間に使うのがおススメです。

引き戸の間にスポンジ状の隙間テープを使うと、摩擦により開きにくくなることがあります。モヘアタイプの隙間テープは、表面に細かい起毛素材が貼り付けてあり開閉がしやすいのが特徴です。浴室のドアや網戸の枠にも使用されていることが多く、水に強い素材です。

起毛部分が動いて邪魔になりにくいので、横の戸当たり部分だけではなく、上下のレール部分にも貼り付けることができます。

効果的な貼り方

隙間テープは貼るだけで断熱できる便利なものですが、貼り方の工夫で断熱効果をアップすることができます。隙間テープの性能を最大限に引き出す方法を紹介します。

貼る場所

まずは貼る場所です。窓ガラスで隙間になりやすいような場所にテープを貼ると効果的です。

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・下のレール部分
・サッシが窓枠と当たる部分
・召し合わせ部で、上になる方の窓枠
・窓ガラスとサッシの境目(ゴムパッキンで接着されている部分)

レールなど窓が動く部分は、テープに厚みがある(モヘアタイプの場合は毛足が長い)と引っかかってしまって窓を閉められないので、毛足や厚みが少ないものを使うと開閉の妨げになりにくいです。

貼り方

次に下準備。隙間テープを貼る前に、貼る場所をきれいに拭いてほこりや汚れをしっかり落としておきましょう。

ホコリや汚れがあるとしっかりテープがつかないし、そこから隙間があいてしまうこともあります。面倒でも下準備をしっかりすることで断熱効果をアップさせることができます。

できれば中性洗剤や掃除用のクリーナーを使って掃除しましょう。ハケや歯ブラシを使うと隅まできれいに掃除できます。隅まできれいにしたら、最後は乾拭きして仕上げてくださいね。

下準備が終わったらいよいよ貼り付けていきます。この時なるべく隙間ができないように貼り付けましょう。テープを途中で切ったり、テープがよれてしまうとその部分が隙間になって断熱効果が弱まってしまいます。

ですから隙間テープを購入する際は、必ず隙間テープを貼ったり埋める部分の幅をしっかり測っておくようにしましょう。

貼り付ける場所の寸法を測ったら、今度は隙間テープを測った幅に合わせて切り取っていきます。その際に注意することが、切断面をきれいにすること。

斜めに切ってしまったり、隙間テープが足りなくて隙間が空いてしまうことで、その小さな隙間から風が入ってきます。しっかりと測ったら、隙間ができないように真っすぐに切るようにしましょう。

貼るときには隙間テープのテープ部分をはがして貼るのですが、少しずつはがして、貼るというのを繰り返してじっくり丁寧に貼っていきましょう。

一気にはがしてしまうと、壁にテープがくっついてしまったり、ほこりや汚れがついてしまったりします。10~15㎝くらいずつはがしながら貼っていくのがおススメです。

今回は断熱シートとテープについてご紹介しました。断熱シートやテープの役割や選び方・効果的な貼り方など参考になったでしょうか。

前回紹介したような厚手カーテンと今回の対策を組み合わせると、寒さがだいぶ緩和されると思います。

次回は古い家の寒さ対策3として、冷たい床に直接肌がふれないようにする工夫をご紹介します。次回もお楽しみに!

思い出の家に住み続けたいあなたに!古い家の寒さ対策5選Vol1

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

冬は寒く夏は暑い...築年数の経った家に住んでいるとこんなお悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。

今年は特に寒さが厳しいのでリフォームをお考えの方もいるのでは。

でも少しの工夫で寒さが軽減されることがあるのです。この工夫でリフォームをしなくても快適に過ごすことができるようになるかもしれません。

そこで今回は、古い家が抱える寒さに対する問題に対する対策を紹介します。長年住み続け、思い出がいっぱいの家にずっと住み続けるためにぜひお試しください。

寒さの原因

外気が入ってきてしまうから

古い木造住宅の寒さの原因の一つが、床ー壁・壁ー天井間がしっかりと区切られておらず、外気が入ってきてしまっているというケースが多いです。

断熱材は空気を静止させることにより、断熱効果を発揮させているのですが、空気が流れてしまうと断熱材が働かなくなってしまいます。つまり断熱材が無いと同じことになってしまうのです(^^;

このような住宅は、せっかく暖房設備により室内を暖めても、すぐに熱が外に逃げてしまいますので寒いまま...。

最近の暖房設備は逃げた熱を補うようにパワーを上げて運転しますので、必然的に暖房コストも上がってしまいます。

外気が壁の中に入るのを防ぐには、床ー壁・壁ー天井間を区切って密閉する方法がありますが、しっかりした知識と技術のある施工会社に頼む大掛かりなリフォームになってきます。


断熱材が使用されてないから

築50年以上の古い家になってくるとそもそも断熱材が入ってないということも考えられます。断熱材があると暖かい空気が外に出ず、外気が入ってこないのですが、無ければ寒さにさらされることになってしまいます。


窓から熱が逃げているから

室内の空気の50%以上は窓から逃げると言われています。古い家屋のガラス窓は薄い単板ガラスのことが多く、ペアガラスに比べると熱の逃げる割合は2倍以上!寒いわけですね。

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でもそれだけではないんです。ガラスを入れている窓枠自体が老朽化して隙間を生んでいる可能性もあります。

築年数が経った家だとアルミサッシでさえなく木枠ということもあります。木自体は断熱性能が高いものですが、外気に長い時間晒された木は経年劣化で変形したり、痩せたりしていて、大きく隙間が空いていることがよくあります。

アルミサッシだったとしても、アルミ自体熱を伝えやすい素材なため、煖房で温めた室内の空気が窓を伝って外気で冷やされやすいと言われています。樹脂や木質系のサッシは断熱性能が高いのです。

窓ガラスをペアガラスに変えたり、窓枠を樹脂や木質系のサッシに変えたりすれば窓からの熱の放出を防ぐことができますが、大規模なリフォームになってきます。

自分でできる対策とは?

古い家の寒さ対策1 
断熱性能の高いカーテンをつける

まず一番かんたんにできる対策が、冷気を取り込む一番の原因になっている窓をカーテンで覆うこと。

寒さの原因でも書いたように、冬場に窓から逃げる熱は約50%!

冷気の発生源をしっかり抑えることで効率よく寒さをシャットアウトできるんです。

でもカーテン以外の窓周りの対策というと、

・窓をペアガラスにする
・サッシを樹脂や木質素材にする

など、どれも大掛かりですよね。

でもカーテンならとても手軽に対策することができるんです。

もちろん普通のカーテンでもいいのですが、できるだけ厚手で断熱機能の高いものをつけるとさらに効果的です。最新のカーテンはすごいんです。

断熱効果率が50%以上なんて商品も出ているんです。色々探してみて下さい。

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もちろん雨戸やシャッターがついていればちゃんと閉めておけば大分寒さがやわらぎます。
ぜひめんどくさがらずに開け閉めしてくださいね。

床面ギリギリで冷気をシャットアウト

冷気が入らないようにするためにはカーテンの丈も重要です。隙間から冷気は忍び寄ってきますから、カーテンを床ギリギリの丈にしていきましょう。

ただ、ギリギリだと思って買ってきたら床を引きずってしまった...など、ぎりぎりを狙うのって意外と大変ですよね。オーダーならギリギリの丈を注文すればいいのですが、既製品を購入する場合はそうもいきません。

そんな時役に立つのがアジャスターフック。

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カーテンにとりつけているフックのことで、調整が可能。
アジャスターフックは、フックの位置を上下に動かせるようになっています。(カチカチって音がします。けっこういい音です。)
ものによるのですが、だいたい4cm前後まで丈の微調整ができます

100均やホームセンターで簡単に手に入ります。

古い家の寒さ対策について今回は

古い家の寒さの原因とそれに合わせた対策の一つ目を紹介しました。
次回は2つ目以降を紹介していきますのでぜひお楽しみに!

外壁塗装の注意点 Vol3

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てて10年~15年経つとそろそろ外壁の塗装工事を考える時期です。でも建築業界で働いているわけでもなければ、何を基準にどんな所に注意すればいいかわかりませんよね。

そこで今回のシリーズでは外壁塗装を検討している方に、初めての外壁塗装で損をしないための情報をお届けします。

外壁塗装に詳しくなって、あなたにとって最良の業者を見つけましょう。

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前回、前々回と外壁塗装の注意点1~6までをお伝えしました。

今回はお得な塗装方法や、助成金、塗装工事を行うに当たっての注意点についてお伝えします。

7外壁塗装のお得な頼み方

外壁を塗装する時、できるだけ安く済ませたいと思いますよね。そこで、外壁と屋根を一度に塗装すると高くつくから、別々のタイミングでやりたいと思う人もいるかもしれません。

しかし、外壁塗装と屋根塗装を別々にすると、20万円も余計なお金を払うことになります。

それはどちらの作業も仮設足場という塗装時の足場を設置する必要があるからです。この足場の費用が20万円ほどなので、外壁塗装と屋根塗装を別々に行うと、その費用が2回かかってしまうのです。

面積によりますが屋根塗装は20~30万円で済みますので、外壁塗装と屋根塗装は同じタイミングで行った方がお得になります。

まれに足場代無料という業者がいますが、一般住宅の場合、足場の設置・解体には少なくとも2日間は必要になり、少なからず運搬費がかかります。

加えて、足場の組み上げには国家資格保有者が同伴する必要があるため、人件費も必ずかかります。

文字通りの「足場代無料」になることはほとんどなく、施工費単価や材料費単価に本来かかるはずの足場代を上乗せしているケースが大半ですのでしっかり確認した方が無難です。

8外壁塗装の助成金を申請するタイミング

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日本の約30%ほどの自治体で、外壁塗装工事に最大20万円ほどの助成金が支給される可能性があります。

この助成金制度を利用して外壁塗装工事をしたいという方も多いのではないでしょうか。

とても魅力的な助成金制度ですが、支給には工事前の申請が必須ということはあまり知られていません。

「事前申請がないので支給できない」と断れてしまったというケースはよく耳にします。

助成金を申請したい方は、工事前に申請を行うようにしましょう。


助成金制度については各自治体のホームページなどでご確認いただけます。

外壁塗装に利用できる助成金の制度名は、「住宅リフォーム助成事業」「住宅省エネルギー改修工事等補助事業」「中古建物リフォーム費補助事業」などの名前がつけられており、利用の条件も様々です。業者さんに聞くと詳しく教えてくれると思います。

9塗装工事前の挨拶は必須

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塗装工事をする時に、ご近所への挨拶必要かなと思うかもしれませんね。

塗装工事の場合は特に挨拶が必須です。その理由はというと

塗装工事の場合、足場を組む時に騒音があったり、塗料の飛び散りがあったり、塗料の臭いがあったりと、ご近所への影響が大きいです。ご近所トラブルをさけるためには業者さんによる挨拶は必須です。

必ず業者さんに確認して行ってもらうようにしましょう。施主さんからも重ねて挨拶に行けばより丁寧です。


外壁塗装は100万円以上の大規模な工事です。後悔することがないよう、ぜひ今シリーズの記事を参考にしてください。

タッチハウスでは外壁塗装に関する様々な相談にも無料でお答えしていますので、ご質問などありましたらお気軽にお問い合わせください。


それではまた次回お会いしましょう!

外壁塗装の注意点 Vol2

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てて10年~15年経つとそろそろ外壁の塗装工事を考える時期です。でも建築業界で働いているわけでもなければ、何を基準にどんな所に注意すればいいかわかりませんよね。

そこで今回のシリーズでは外壁塗装を検討している方に、初めての外壁塗装で損をしないための情報をお届けします。

外壁塗装に詳しくなって、あなたにとって最良の業者を見つけましょう。
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前回は外壁塗装の注意点1~3をお伝えしました。

今回は値引きについての考え方や見積書の見方、保険を使えるかどうかなどについての注意点についてお伝えします。

4安易に値引きする業者は疑ってみよう

外壁塗装で後悔しないための注意点4つめは、安易に値引きする業者には注意しようということです。

実はリフォーム業界において外壁塗装は、「最も詐欺や手抜き工事が多いリフォーム」と言われています。

外壁塗装は仕上がりの良し悪しがわかりにくいですし、そもそも素人にはどの作業が正しいのかもわからないので、手抜き工事が非常にやりやすいのです。しかも手抜き工事の結果がわかるのも数年後なので詐欺を行うのにピッタリなのです。

この詐欺業者を見抜くための一つの指針として、安易な値引きが挙げられます。

安易にする大幅な値引きは、そもそもの見積り額を不当に高くしているか、契約をとるために安くして手抜き工事を行おうとしているかのいずれかと考えられるからです。

詐欺業者を見抜くためには、他にも前回ご紹介した注意点2でお伝えしたように相見積もりを取り内訳を確認することや、注意点3で書いたように、地元に根付いて仕事をしている工務店を通したり紹介してもらったりすることが有効です。

また、塗装業者からもらった見積もりの金額が高いかどうかを判断できるようにしたい、と思われる方も多いと思います。騙されないようにするためには非常に重要なポイントです。

ただ、外壁塗装にかかる費用は、家の大きさや塗料によって大きく変動するので、確実な相場というものがありません。

一つの指標としては、「一般的な30坪の2階建て住宅の場合、外壁塗装にかかる費用は80万~150万円ほど」ということを覚えておくのがよいでしょう。

さらに屋根も一緒に塗装する場合は、20万~30万円ほどが追加でかかります。

この基準を超える見積もり額をもらった場合には、契約には慎重になったほうがいいかもしれません。


5塗料は自分の家に合ったものを選ぶ

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外壁塗装に使う塗料にはたくさんの種類があり、費用も耐用年数も異なります。

「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッ素」「無機」など、外壁塗装の塗料には様々なグレード・種類が存在しています。

機能性などによっても分類されており、外壁用塗料は一般的に以下の9種類に分けることができます。

「アクリル塗料」
塗料の主成分がアクリル樹脂の塗料のことを指します。
軽量なので重ね塗りしやすく、また光沢があり発色しやすいため、調理家電や自動車の上塗りでよく使用されています。

最も安価な塗料ですが、耐用年数が3~8年程度と短く、すぐに塗り直しのメンテナンスが必要になるため、最近では外壁のメンテナンス用として採用されるケースは多くありません。

アクリル塗料の平米単価の目安
アクリル塗装の費用相場は、1㎡あたり1,000~1,800円程度と、最も低価格な塗料です。
頻繁に塗り替えたい箇所に使えば、大変リーズナブルと言えます。


「ウレタン塗料」
剥がれにくく硬度があり、耐用年数は5~10年です。
独特の光沢感があるタイプが多いので、仕上がりが気になる方は避けたほうがよいでしょう。

ウレタン塗料の施工費は、1㎡あたり約1,700~2,500円です。
10年に1回の周期で塗り直しを行いたい方には、お手頃な塗料と言えるでしょう。

「シリコン塗料」
耐久性・耐水性・費用などのバランスがよく、耐用年数は約7~15年です。
透湿性に富んでいるため結露が発生しにくいことも、人気の理由の一つです。

シリコン塗料の1㎡あたりの施工費は2,300~3,500円くらいです。
比較的安価で、長持ちする塗料を使いたい方に最適な塗料です。

「フッ素塗料」
耐熱性・耐寒性が高いため、あらゆる気候に対応できる上、耐用年数が12~20年と非常に長いのが特徴です。

フッ素塗料での施工費用は、1㎡あたり3,500~5,000円とやや高額です。


「ラジカル塗料(ラジカル制御型塗料)」
塗膜の劣化・変色を防いでくれる「高耐候酸化チタン」や「光安定剤」を主成分としています。耐用年数は8~16年です。

ラジカル塗料でのリフォーム費用は、1㎡あたり2,200~4,000円が目安です。
価格帯は従来のシリコン塗料、耐久力は従来のフッ素塗料とほぼ同等であることから、外壁塗装で首位の塗料になりつつあります。

「セラミック塗料」
耐用年数は約10~20年ですが、合成樹脂の成分によって変化します。

セラミック配合塗料の施工費用は2,300円~4,500円/㎡です。

「光触媒塗料」
白色の顔料である「酸化チタン」の性質を利用した塗料です。

耐用年数は10~20年もあると言われており、雨水を利用して汚れを自然に洗い流してくれるという魅力もありますが、現在主流な塗料の中では最も高額です。

光触媒塗料での塗装は、1㎡につき3,800~5,500円くらいは必要です。
リフォーム費用はかかりますが、掃除の手間や塗り替え頻度が軽減することを考えると、メンテナンスしやすい優良な塗料と言えます。

「無機塗料」
無機物(鉱物)を主成分としています。

耐用年数は10~25年で、フッ素塗料や光触媒塗料よりも強いと期待されていますが、具体的な耐久性は「混ぜる有機物がアクリルかシリコンか」などで変動します。

無機塗料のリフォーム費用は、おおよそ3,500~5,500円/㎡です。
非常に長持ちすることを考えると、決して高額ではないと言えるでしょう。

「ナノテク塗料」
アクリルシリコン樹脂が配合された、水性塗料の一種です。

防カビ性があり、雨水で汚れを落とす力もあるため外壁を長持ちさせることが可能で、耐用年数が10~15年と長いのも特長です。

ナノテク塗料でリフォームする際には、1㎡あたり2,400~5,500円程度の施工費がかかります。

このように塗料にはそれぞれ特徴があります。

費用を安く抑えたいのであればシリコン塗料がよいでしょうし、塗装の回数を減らしたいなら光触媒塗料のほうが良いでしょう。

また、室温を下げる効果のある遮熱塗料などもあるので、ご自宅の悩みに応じて塗装する塗料は変えることをおすすめします。

塗料選びは業者任せにするのではなく、自分から積極的に要望を伝えてよりご自宅にあった塗料を選べば、満足感が高まるリフォームとなるでしょう。


6火災保険が使える可能性を探る

意外と知られていないのですが、火災保険は火災以外の災害による損害にも対応しています。

例えば、「台風で外壁が劣化し、塗装などの補修が必要になった」というケースでは、補修にかかる費用に火災保険が下りる可能性があります。

火災保険が下りれば無料で外壁の補修ができるので、被災をされた方は申請を検討してみることをおすすめします。

なお、火災保険に使用回数の制限はなく、使用するとことで来年の保険料が上がるということもありません。

外壁塗装に火災保険を適用できる条件をまとめると以下のようになります。

外壁・屋根の破損が災害によるものであること
被災から3年以内に申請を行うこと
損害の補修にかかる費用が火災保険の免責金額を超えること

ご自宅がこれらの3つの条件に当てはまっていれば、火災保険で外壁塗装を行うことが可能です。

外壁塗装の注意点はまだまだ続きます。

次回はお得な塗装方法や、助成金、塗装工事を行うに当たっての注意点についてお伝えしていこうと思います。

V0l3をお楽しみに!

外壁塗装の注意点 Vol1

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てて10年~15年経つとそろそろ外壁の塗装工事を考える時期です。でも建築業界で働いているわけでもなければ、何を基準にどんな所に注意すればいいかわかりませんよね。

そこで今回のシリーズでは外壁塗装を検討している方に、初めての外壁塗装で損をしないための情報をお届けします。

外壁塗装に詳しくなって、あなたにとって最良の業者を見つけましょう。

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1早めの塗装が家を長持ちさせる

外壁塗装は壁の劣化部分を補修し、塗装を新しくする工事のこと。塗装には外壁を雨風や紫外線から守る効果があり、これが劣化すると保護機能がなくなってしまいます。

定期的な外壁塗装をしないと表面の塗膜が劣化し続け、ゆくゆくは塗膜がはがれ、ひび割れしてきて、雨漏りなどの劣化症状が現れます。

見た目が色褪せるだけだからまだいいと思いがちですが、これらは家の基礎部分にも被害を及ぼすこともあります。

外壁塗装なら100万円程度ですが、家の基礎部分を治すとなると数百万円単位の大規模補修となってしまうことも。

早めの塗装が家を長持ちさせるということを知っておくのと知らないのでは、数十年後大きな差が出てきます。


2必ず相見積もりをとって業者を選ぶ
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外壁塗装はトイレやキッチンのリフォームと違って、家全体の劣化を抑える重要な工事です。塗装に使う塗料の選定や、コーキングの方法、防水の加工法などによって、その後の劣化状況は大きく変わってきます。

家の持ちが変わるだけでなく、見た目の仕上がりも選ぶ塗料によって大きく違います。つやつやピカピカした感じになったり、マットでシックな仕上がりになったり、面積が大きいだけに与える印象がかなり変わります。

ということは当然、施工会社によって提示する見積もり金額も大きく違います。安いからいい、高いからダメということではなく、納得感を持てるかどうかということが重要です。

例えば次の見積もりのどちらが納得感が得られるでしょうか。

A費用項目が細かく分かれて記載されており、具体的な作業内容や作業面積、使用する塗料の種類までがきちんと明記されている見積もり

Bすべての項目に「一式」としか記されておらず、費用計算の根拠が不明確。
作業の内容や面積、単価も記されていないので、具体的にどの様な作業を行ってもらえるのかわからない見積もり

この場合、説明に納得がいくのはやはりAの内訳が具体的な見積書を提示してくれる業者ですよね。

このように合い見積もりを取ってみることで、業者を客観的に見ることができるので、より納得感のある選定ができるようになります。

自分にとって安いか高いかを判断できる様な見積を出してくれる会社は安心してまかせることができますね。

3安くしたいなら自社施工の業者、地場工務店に頼む

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外壁塗装を行ってくれる業者さんには「ハウスメーカー」「リフォーム業者」「塗装専門業者」などたありますが、その中でも重要なのが下請けによる施工なのか、自社施工なのかということ。

下請けによる施工の場合、当然マージンが上乗せされるためその分高くなります。

ということは塗装専門業者に頼むのが一番安価になるわけです。

とはいっても、普通の人は懇意にしている塗装業者さんなどありませんよね。腕の良い塗装業者は仕事が途切れることはないので、広告宣伝をすることもないので一般の人と接する機会もありません。

腕のよい塗装業者さんと繋いでくれるのはやはり地元の工務店です。地元の工務店は、ハウスメーカーほど高いマージンを取るわけではないので、腕のいい職人さん達が集まりやすく、価格も良心的です。

またお客さん目線で職人さんに要望を伝え、価格交渉までやるコーディネーターになってくれる工務店が多いです。

また外壁塗装がメイン工事ですが、せっかく足場を組むので高い箇所の気になる部分を修理するチャンスでもあります。工務店に頼めば付帯工事も同時に頼むことができるというメリットもあります。

外壁塗装の注意点はまだまだ続きます。

次回は値引きについての考え方や見積書の見方、保険を使えるかどうかなどについての注意点についてお伝えしていこうと思います。

V0l2をお楽しみに!

ふすまが重くなってきたと感じたら

こんにちは、タッチハウス広報の平戸です。

10年、20年と住んでいるとふすまが重いと感じることはありませんか?構造上毎日少しづつ重くなっていくので気付かないことが多いのですが、知らぬ間に重たくなっていて、小さなストレスになっていた...なんてことがよくあります。

そこで今回は、ふすまが重くなった時の対処法をご紹介します。

ここは私の実家で90歳の母が一人で暮らしています。最近転んでひざを打ってしまい、幸いただの打撲だったのですが、ふすまを開けるのに足を踏ん張らないと開けられない...ふすまが重たくて膝が痛くて踏ん張れないから開けられない...となってふすまが重たいことに気がついたわけなのです。

ふすまは上と下にレールがあり、そこを滑るように引き違いで移動させて開けたり閉めたりします。ふすまが重くなってくるのには2つの理由があります。

一つ目はレールがすり減ってすべりが悪くなるから。
二つ目はふすまの底部分につけてあるすべりという鋲がすり減ってなくなったから。

というわけで代表に事情を話すと、ある鋲を持ってかけつけてくれました。

それがすべりという鋲です。

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直径1.5㎝ほどの小さなプラスチックの鋲なのですが、こまを少し平べったくしたような形をしています。これがふすまの下の両端についているのですが、開け閉めする時の摩擦ですり減ってしまうとすべりが悪くなるのだそうです。

案の定、実家のふすまのすべりはすり減り切っておりました(^^;

擦り切れたすべりは外して新しいすべりを取り付けます。
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新しいすべりを取り付けてみたものの、まだイマイチ重たい感じ。そんな時はシリコンスプレーの出番です。

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これをふすまの下部とレール部分に吹き付けます。
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すると驚くほど軽くなりました。母も大喜び。

ただ、シリコンをスプレーした時、畳に降りかかってしまったようで畳が大変すべりやすくなってしまいました。こういったオイルスプレーにはたいていノズルがついているので、それを使ってスプレーすれば、畳にかかることはなくなりそうです。ご自分でスプレー時はぜひ実行してみて下さい。

今回はご自身でもできるふすまを重く感じた時の対処法を紹介しました。

もし何か困ったことがございましたらお気軽にメールやメッセンジャー、ラインでも良いので、送ってください。全力でお答えさせていただきます!

最後までお読みいただきありがとうございました!

あなたには長期優良住宅は必要かVol4

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てようと色々勉強をしていると、長期優良住宅というのを耳にすることが多いと思います。

税制面の軽減制度や住宅ローンの金利優遇など様々なメリットのある長期優良住宅ですが、デメリットもあるとも聞きます。さてじゃあどうすればいいのでしょう?

そこで今回は長期優良住宅のメリット・デメリットを調べてみました。

この記事を読むと、長期優良住宅メリットもデメリットがわかり、自分に必要かどうか判断することができるようになります。

長期優良住宅を検討されている方はぜひご参考にしてみて下さい。

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Vol1では長期優良住宅とは何か

Vol2では長期優良住宅のメリットについてお伝えしました。

Vol3では長期優良住宅のデメリットについてお伝えしました。

第4回目の今回はVol2とVol3でお伝えしたメリットの捉え方は正しいのか、デメリットは本当にデメリットなのか、その本質をみていきましょう。

前回までに、長期優良住宅のメリット、デメリットについてお伝えしてきましたが、特にデメリットとされる手間とコストアップは「長期優良住宅だから」必要な物なのでしょうか?

品質の高い住宅に長く安全に住むために必要なもの

〈点検口を付ける〉〈耐震性を高める〉〈断熱性アップ〉など住宅性能の向上やそれに伴う建築コストの増加は、目に見えない断熱や耐震、省エネ性能といった品質を実現するためには避けて通れないものです。

また定期メンテナンスをすることで、症状が現れる前に対応できるので部分的な補修で済み、逆にコストを削減できたりします。

特にキッチンなどの水回りなどは見えない所で水漏れが進行していたりすることもあります。水は住宅の大敵。早めの点検によって大規模な補修を免れることはよくあります。

税金の優遇措置もよく見てみるとそれほどメリットではないといえます。

税金は実質そんなに安くならない

長期優良住宅では、控除対象限度額が5,000万円と一般住宅に比べて+1,000万円の増額、所得税からの最大控除額は500万円と+100万円お得でした。

ただ、一般住宅も4,000万円の控除を受けることができます。

つまり、優良住宅を建てても住宅ローンの総額が4000万円以上ないなら一般住宅の範囲内におさまるためお得になりません。

また、一般住宅であっても所得税からの控除額は最大400万円(=年間40万円×10年間)です。

毎年の所得税が40万円以下であれば、優良住宅だからといって所得税が安くなる効果はありません。

投資型減税についても、住宅を現金で買うということは一般的にはあまりないパターンです。

不動産取得税も、課税標準額が1,200万円以下の住宅であれば、1,300万円まで控除する長期優良住宅の減額効果はなく(一般住宅の特例措置の範囲内に収まり)、不動産取得税の効果はありません。

登録免許税も長期優良住宅のメリットの時にご紹介したように安くなる金額はそんなに多いものではありません。一般住宅に比べて、登録免許税と不動産取得税であわせて5万円に満たない減額効果しかないでしょう。

固定資産税の減額措置に関しても、長期優良住宅であれば、2年分減税措置が長くなるので、減額効果としては10~30万円と考えられますが、長期優良住宅の場合、一般家屋にくらべ課税評価額が上がるため、固定資産税が上昇します。

なので、減税措置延長の減少効果と、固定資産税の上昇効果を合わせて考えるとお得感はかなり薄れることになります。

こんな風に税金面では実質はそんなにお得ではないといえるのです。

節税のために質の高い家を建てるのではない

ただ、よくよく考えてみると「いい家を作って、きちんと手入れして、長く大切に使う」という流れに社会がシフトしているということが言えると思います。

現在は過渡期にあり、住宅会社も流れについていけていない部分も多く、そのために国は税制面などで補助して流れを変えていこうという意図があります。

つまり、世の中の建築の流れは、スクラップ&ビルドの時代から長く住まう住宅の時代へ変革しようとしているのです。

この流れでいくと、少し先の未来では長期優良住宅が当たり前になっている可能性が高いと思われます。この流れの中に節税対策があるんですよね。

なので節税のために質の高い家を建てるのではなく、長く持ついい家を建てたい人を応援するための節税ということなのです。

お得になるからそれに合う住宅を建築するのではなく、どのような住宅に住みたいか。それをご自身の軸にすると自ずと答えが見えてくると思います。


認定しないという選択肢もある

長期優良住宅の認定を受ければ、フラット35の金利優遇が受けられたり、地震保険料の割引を受けられたりしますが、これは長期優良住宅の認定がなくても、耐震等級など適合証明書が取れれば適用されます。

認定を受けなくても同等の水準の住宅なら、経年劣化を防ぎ質の高い住宅を維持できます。

行政の介入は、建築会社によるまだまだムラのある施工を、基準を設けることでより高品質な施工にすることが目的です。逆に言えば、高品質な施工をしてくれる信頼できる施工会社があるなら、行政の介入は必要ないと言えるのです。

認定しようがしまいが、資産価値を下げないよう住宅を大切に使うことが大切であることに変わりはないのですから。

もちろん「認定長期優良住宅」という国のお墨付きがあれば、分かりやすくインパクトがあるでしょう。特に売却の可能性がある場合や、30年後、50年後のリフォームを考えるとメンテナンス住宅履歴が残るのはメリットが大きいでしょう。

今回はメリット、デメリットから見えてくる本質を考察してみました。

国土交通省、経済産業省、環境省が共同で設置した「低炭素社会に向けた住まいと住まい方推進会議」で新築住宅が新たな省エネ基準に合致するよう義務付けされました。

力の入れ具合も相当なものです。

すべての新築住宅と段階を追って義務化される予定で、既に動き出しているのです。

その先には、「省エネ」「創エネ」「蓄エネ」などを駆使し、創エネルギー≧消費エネルギーとなる「ゼロエネルギー住宅」があります。

これまでは"品質の高い住宅"といってもいまいち不明瞭でしたが、これからはこの長期優良住宅が住まいの参考基準になっていくでしょう。

認定するしないに関わらず、そのことは念頭においた家づくりをすることが必要になってくると思います。

今回の記事があなたの家づくりの参考になれば幸いです。最後まで読んでいただいてありがとうございました。


あなたには長期優良住宅が必要か?Vol3

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てようと色々勉強をしていると、長期優良住宅というのを耳にすることが多いと思います。

税制面の軽減制度や住宅ローンの金利優遇など様々なメリットのある長期優良住宅ですが、デメリットもあるとも聞きます。さてじゃあどうすればいいのでしょう?

そこで今回は長期優良住宅のメリット・デメリットを調べてみました。

この記事を読むと、長期優良住宅メリットもデメリットがわかり、自分に必要かどうか判断することができるようになります。

長期優良住宅を検討されている方はぜひご参考にしてみて下さい。

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Vol1では長期優良住宅とは何か

Vol2では長期優良住宅のメリットについてお伝えしました。

第3回目の今回は長期優良住宅のデメリットについてお伝えしていきます。

長期優良住宅のデメリットとは

申請(準備)期間が長くかかる

長期優良住宅の場合、一般住宅と比べて申請書類の量が10倍位になり、申請期間が1ケ月以上の期間が余分にかかります。


申請するための費用が必要

長期優良住宅を申請するのにコストがかかります。行政によって少し価格が異なりますが、一戸建てのお住まいをご自身で申請すると、だいたい5~6万円と見ておくとよいでしょう。

ハウスメーカー・工務店・設計事務所などを通して申請すると、数十万になることもあります。

「そのお金があれば、もう少しいいソファが買えるのに!」なんて思うと、ちょっと悩みますよね。


建築コストがアップする可能性がある

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長期優良住宅の基準に合わせようとすると、当然ですがそれなりのコストがかります。とは言え、よくよく見てみると〈点検口を付ける〉〈耐震性を高める〉〈断熱性アップ〉などは、今時あたり前のこと。

しっかりとしたハウスメーカーや工務店なら「言われなくてもやってます!」と言われてしまうでしょう。こうした水準の高い住まいなら、長期優良住宅にしたところで、建築コストがびっくりするほど上がることはありません。

定期的なメンテナンスが必要

長期優良住宅の認定基準に、〈維持保全計画〉というものがあります。

最低でも10年ごとに点検しなければいけない=その度にコストがかかります。

いくらかかるかは建物の状態によりますが、何もしない家よりはランニングコストが高くなることは間違いありません。

もしこれを怠った場合には、特定行政庁(地方公共団体)から助言や指導、改善命令が出され、それに従わない場合、認定が取り消される恐れがあります。

住宅履歴情報を作成・保管しなければならない

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長期優良住宅は数世代にわたって使用する住宅を目指しており、住宅の健康状態を履歴情報として残しておくことが求められます。

点検した結果に加え補修などを行った場合、どの業者がどういう施工を行ったかなども含めて住宅履歴を作り、それを残さなければなりません。

履歴情報の作成を業者に依頼する場合には、お金もかかります。

認定住宅に認定されるということは、それだけ義務が課され手間もコストもかかってくるのです。


長期優良住宅のデメリットいかがだったでしょうか。

前回の記事で上げたメリットと今回の記事でお伝えしたデメリットを読んでいただきましたが

あらためてメリット・デメリットを整理すると何がみえてくるでしょうか。

メリットの捉え方は正しいのか、デメリットは本当にデメリットなのか、次回はその本質をみていきましょう。

お楽しみに!

あなたには長期優良住宅が必要か?Vol2

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てようと色々勉強をしていると、長期優良住宅というのを耳にすることが多いと思います。

税制面の軽減制度や住宅ローンの金利優遇など様々なメリットのある長期優良住宅ですが、デメリットもあるとも聞きます。さてじゃあどうすればいいのでしょう?

そこで今回は長期優良住宅のメリット・デメリットを調べてみました。

この記事を読むと、長期優良住宅メリットもデメリットがわかり、自分に必要かどうか判断することができるようになります。

長期優良住宅を検討されている方はぜひご参考にしてみて下さい。

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Vol1では長期優良住宅とは何かをお伝えしました。

2回目の今回は長期優良住宅のメリットについてお伝えしていきます。


長期優良住宅のメリット

住宅ローン控除の拡充

住宅ローン減税制度は、住宅ローンを借入れて住宅を取得する場合に、取得者の金利負担の軽減を図るための制度です。

毎年末の住宅ローン残高又は住宅の取得対価のうちいずれか少ない方の金額の1%が10年間に渡り所得税の額から控除されます(住宅の取得対価の計算においてはすまい給付金の額は控除されます)。

また、所得税からは控除しきれない場合には、住民税からも一部控除されます。

長期優良住宅にすると、この控除対象になる借入限度額が優遇されて、一般住宅なら4,000万円のところ、長期優良住宅なら5,000万円となります(消費税率10%が適用される場合)。

http://sumai-kyufu.jp/outline/ju_loan/

2022年度の税制改正により、「住宅ローン減税」の仕組みが以下のように変わる可能性があります。
※2021年12月10日現在の情報です。

適用期限を4年間延長(~2025年末入居まで)
2023年までに入居の場合、控除期間は13年間
2023年までに入居の場合、ローン残高控除率(年末時点)を1%から0.7%に引き下げ
減税対象の所得制限を3,000万円から2,000万円に引き下げ(所得2,000万~3,000万円の方は適用外)
長期優良住宅・省エネ配慮の住宅のローン残高上限を3段階(5,000万円・4,500万円・4,000万円)に分別
その他新築住宅のローン残高上限を4,000万円から3,000万円に引き下げ


投資型減税

現金で住宅を購入すると、10年間の住宅ローン減税を受けることができません。そのための制度で、長期優良住宅を建てるために余分にかかった費用のうち10%を年末の所得税から控除されるというのが投資型減税です。

控除対象限度額は650万円で、控除率は10%となっているため最大控除額は65万円です。
また、住宅ローン控除との併用はできません。


不動産取得税の減税

不動産取得税は、家を新築したときや取得したときに1度だけかかる税金です。
一般住宅の場合は控除額が1,200万円のところ、長期優良住宅においては1,300万円に引き上げられています。

登録免許税の引き下げ

家を建てたり買ったりしたときには、法務局で所有権保存登記や所有権移転登記を行いますが、このとき登録免許税がかかります。

長期優良住宅は一般住宅に比べてこの税率が低くなります。

一戸建ての場合は一般住宅が
保存登記0.15%
移転登記0.3%
となっていますが、

長期優良住宅だと
保存登記0.1%
移転登記0.2%
となっています。

仮に住宅費用が2000万円だった場合、

保存登記で10,000円
移転登記で10,000円

減税できます。

固定資産税の減税(新築住宅の減額期間の延長)

通常新築住宅を建てると、固定資産税は3年間(マンション等の場合は5年間)、2分の1に減額されることになっています。(適用期限:令和4年3月31日)

長期優良住宅を建てるとその期間が3年から5年(マンションは5年から7年)延長されます。

仮に住宅の購入価格2000万円評価額1000万円の場合、長期優良住宅は一般住宅よりも

119,000円

優遇されることになります。


住宅ローンの金利の優遇

長期優良住宅は、フラット35という住宅ローンの金利優遇を受けられます。

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フラット35は、民間金融機関と住宅金融支援機構の提携によって提供される、長期固定金利の住宅ローンです。

長期優良住宅でフラット35のローンを組むと、通常の金利から5~10年の間0.25%金利優遇を受けることができます。

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地震保険料の割引

長期優良住宅は、耐震等級2以上と定められていて高い耐震性をクリアしているため、地震保険料が割引されます。

耐震等級2なら30%割引、耐震等級3では50%割引と、耐震等級に応じて保険料が割引されます。

補助金

長期優良住宅を新築すると、

「地域型住宅グリーン化事業(長寿命型)」http://chiiki-grn.jp/

による補助金を受けられる可能性があります。

この補助金は、長期優良住宅の工事費用に対する補助金制度で、特徴は国土交通省の採択を受けた中小工務店で木造住宅を建築した際に利用できることです。大手ハウスメーカーは対象となりません。

補助金額は一戸当たり最大110万円で、地域材を利用することによる加算金などもあります。

良質な資産価値を明確にできる

長期優良住宅の認定を受けるためには

劣化対策→床下の換気、通気、構造材の防腐処置など
耐震性→木建築基準法の1.25倍の耐震性
省エネルギー性→断熱性能等級4
メンテナンスの容易性→維持管理対策等級3

など一般住宅よりも高い性能基準が明確化しています。

これによって安心して住むことができるだけでなく、売却時には大きなアピールポイントになります。長期優良住宅は国の認定制度であり、高性能な家であることを客観的に示すことができるからです。

以上が長期優良住宅のメリットですが、いかがだったでしょうか。

専門用語も多くわかりにくかったかもしれません。もっと詳しくお知りになりたい方はぜひタッチハウスにお気軽にお問い合わせください。

次回は長期優良住宅のデメリットについてお伝えしていきます。

あなたには長期優良住宅が必要か?Vol1

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てようと色々勉強をしていると、長期優良住宅というのを耳にすることが多いと思います。

税制面の軽減制度や住宅ローンの金利優遇など様々なメリットのある長期優良住宅ですが、デメリットもあるとも聞きます。さてじゃあどうすればいいのでしょう?

そこで今回は長期優良住宅のメリット・デメリットを調べてみました。

この記事を読むと、長期優良住宅メリットもデメリットがわかり、自分に必要かどうか判断することができるようになります。

長期優良住宅を検討されている方はぜひご参考にしてみて下さい。

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第一回めの今回は、そもそも長期優良住宅とは何かというところからスタートしていきます。

長期優良住宅はメリットが多いとはよく聞きますが、そもそも長期優良住宅って何なのでしょう?

そもそも長期優良住宅って?

長期優良住宅とは、2009年に開始した「長期優良住宅認定制度」の基準をクリアし、所管行政庁から認定を受けている住宅の事。

一定基準の性能の確保や定期点検・メンテナンスが義務化されているので長期に渡り安心して快適に暮らせるという特徴があります。

では長期優良住宅はどんな基準をもっているのでしょうか。

長期優良住宅の設定基準

長期優良住宅の認定を受ける為の基準は以下の7項目を満たしている必要があります。

戸建ての場合
・劣化対策
・耐震性
・維持管理・更新の容易性
・省エネルギー対策
・住戸面積
・居住環境への配慮
・維持保全計画

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ではひとつひとつ見ていきましょう。

劣化対策

数世代にわたり住宅が使用できること(100年)を目的としています。
劣化対策等級3相当、 かつ 構造の種類によって以下の対策が必要です。

【木造 】
床下空間330mm以上確保、床下・小屋裏に点検口を設置
【鉄骨造】
防錆措置又は木造と同様の措置
【RC造】
水セメント比を5%低減又はかぶり厚さを1cm増加


耐震性

めったに起きない大きな地震が起こった時でも、継続利用できるよう損傷をおさえることが目的です。

そのために以下の①~③のいずれかを満たさなければなりません。

①.耐震等級1(伝統工法などに適応)
(限界耐力計算を行い、安全限界変形 1/100(木造 1/40)以下を確認)

②.耐震等級2 (許容応力度計算による値1.25を満たす)
③.免震建築物であること

維持管理・更新の容易性

内装や設備は家本体に比べると耐用年数が短いですよね。そこで維持管理(清掃・点検・補修・更新)を行い、耐用年数を伸ばすことが目的です。

これらを行いやすくするたに必要な措置を講じなければなりません。維持管理対策等級3相当

省エネルギー対策

必要な断熱性能等の省エネルギー性能を確保することが目的です。

断熱等性能等級4相当

住戸面積

良好な居住水準を確保するためにはある程度の規模が必要です。その規模を確保することが目的です。

一戸建ての場合少なくとも一つのフロアの床面積が40㎡以上(階段部分の面積を除く)、合計が75㎡以上。(地域によっては合計床面積55㎡以上に緩和される)

居住環境への配慮

良好な景観の形成、その他の地域における居住環境の維持、もしくは向上に配慮した建物を建てることが目的です。

維持保全計画

建築時から将来を見据えて、定期的な点検・補修等の計画を立て、家を長持ちさせるのが目的です。

維持保全計画に以下の事項を定める

・構造耐力上主要な部分、雨水の浸入を防止する部分、給水・排水の設備について仕様に応じた点検の項目・時期(点検の時期の間隔が10年以内であること)
・点検の結果、必要に応じて補修等を行うこと
・地震・台風時に臨時点検を行うこと
・維持保全の実施期間が30年以上であること

以上が長期優良住宅と認定を受ける為に満たすべき基準です。

長期優良住宅の概要がつかめたでしょうか?

次回は長期優良住宅のメリットについてお伝えしていきます。お楽しみに!

薪ストーブとペレットストーブどう違う?メリット・デメリットを比較!後編

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

前回、薪ストーブについて費用やメリットなどお伝えしましたが、今回はペレットストーブについて調べてみました。

まずはペレットストーブは薪ストーブとはどう違うのでしょうか?

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ペレットストーブって?

ペレットストーブは燃料に木質ペレットを使うストーブのことです。木製ペレットとは、木くず、おがくず、樹皮などを圧縮して固めた燃料です。間伐材や製剤の過程で生じる端材などを原料とするので環境にやさしい燃料です。

薪ストーブは、煙突を高く立ち上げて強い上昇気流が起こるようにして、室内の空気を取り込み、薪を燃やして煙突から排気します。

ペレットストーブは、ファンを使って気流を起こすため、大きな煙突が不要です。

薪ストーブより簡易な排気筒という壁を抜く筒を付ければ設置できるので、手軽に導入でき、メンテナンスも楽です。

ペレットストーブの設置費用

ペレットストーブの本体価格は10万円~30万円の価格帯が多いですが、海外製だと100万円を超えるようなものもあります。
本体以外に掛かる費用は、排気筒設置・配管・施工費を含め約10万円~30万程度が相場です。

トータルで30万~60万円位かかることが多いようです。

ランニングコスト

ランニングコストの中で、一番大きなボリュームを占めるのが燃料で木質ペレットです。

石油・ガス・電気・木材など様々な燃料の中で、最もコストパフォーマンスの高い燃料は石油(灯油)と言われていましたが、近年の原油価格の高騰でその差は縮まってきました。

具体的にいうと、ペレットストーブは、1時間当たり約1kgの木質ペレットを使用します。 10kg入った1袋が400円~500円くらいなので、ペレットストーブを1時間燃焼させるのにかかる費用は40円~50円程度です。

灯油ストーブの場合は、1時間当たり0.2~0.4リットルを消費します。2021年11月現在の灯油価格は1リットル110円を超えていますので、計算すると1時間約22~44円です。これは6畳~8畳用のストーブです。ペレットストーブは15畳~20畳を暖めるので、面積で換算すると、灯油スーブのほうがランニングコストは変わらないくらいになります。

エアコンも8畳用で1時間約40円となっています。電気代も年々上がってきていますので、これからも上がっていくことは想定した方がよさそうです。

またかなりの量のペレット袋を保管する場所も確保しなければならないので、そのために整理整頓などをする労力、収納庫や収納棚などを購入する費用も必要になってきます。

メンテナンス

排気筒の設置場所を手の届く範囲にできるのであれば、セルフメンテナンスが可能なため、メンテナンス費用がかかりません。

排気筒が高所に設置された場合は高所作業になるので3万円~6万円ほどのメンテナンス費用がかかります。

電気的な部品はだいたい3年に1回くらいのサイクルで交換します。消耗品である着火ヒーターも何年かに1回の部品交換が必要です。

これらの部品交換は業者に依頼して行うので、その時一緒にオーバーホール(全て分解して行う掃除)もしてもらうことをおすすめします。費用は、部品代とオーバーホール合わせて3万円程度です。


ペレットストーブのメリット

ペレットストーブのメリットは薪ストーブとかぶるところが多いですが、それらは薪ストーブのメリットに上げたので割愛して、ペレットストーブだからこそのメリットをお伝えします。


薪ストーブと比べ設置費用が安い

ペレットストーブは本体自体も全体的に薪ストーブよりリーズナブルで、屋根の上まで出るような大きな煙突が不要なので、設置費用も安く済むことが多いです。


管理が手軽

ペレットは乾燥した粒状の固形物です。手や衣服を汚す心配もなく、万が一こぼしてしまっても片付けが容易で、女性にも簡単に扱えます。

また、灰やすすも薪に比べて少ないので掃除が楽です。シーズンオフの時に排気筒の内側の掃除やストーブの燃焼炉内の掃除費用も、薪ストーブに比べると安いです。

操作がかんたん

ペレットストーブの点火と着火は、基本的にボタンまたはスイッチ操作だけでできます。

ペレットストーブの中には温度管理、空気調整、ペレット燃料の押し出しなど全てを自動で行ってくれるものもあります。


デメリット

デメリットはほぼ薪ストーブとも同じです。

重い

ペレットストーブは70キロ~280キロとかなり重量があるので、オフシーズンに物置に片づけるということができません。一度設置したら一年中置きっぱなしということになります。

なので視界に入っても邪魔にならないお気に入りのデザインを選ぶことが重要になってきます。

取付工事が必要

ペレットストーブは専門業者に設置工事が必要になります。

エアコンやファンヒーターより手間がかかる

ペレットストーブは日常的に燃料の補充や灰の掃除が発生します。

燃料の置き場所を確保しなければならない

一日10キロ前後の材料を使うとして、これを毎日補充する手間と保管しておくスペースが必要です。

一か月分となると10キロ袋が30袋必要になるので、それなりの場所の確保が必須です。


火力が弱いものがあ

ペレットストーブは様々なサイズがあり、機種を間違えると火力が弱く感じることがあります。


ペレットストーブは薪ストーブより手軽に導入出来て、スタイリッシュなデザインでおしゃれだし、なんといっても家にいてゆらぎを体験できることから近年人気急上昇しています。

メリット・デメリットも調べましたので、ぜひそれも参考に導入を検討してみてくださいね!

最後まで読んでいただいてありがとうございました。ご質問などございましたらコメント欄にお寄せください!

薪ストーブとペレットストーブどう違う?メリット・デメリットを比較!前編

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

日に日に寒くなってきましたね。そろそろ暖房器具を出される方もいらっしゃるのでは。

暖房器具というと近年、エアコンやファンヒータにはない独特の雰囲気や、薪の香りが新鮮ということもあり、薪ストーブやペレットストーブが注目を集めています。

化石燃料を使うエアコンやファンヒーターと比べると地球環境にも優しいということで、補助制度がある自治体も多くなってきています。

そこで、今話題の薪ストーブやペレットストーブの設置費用やランニングコスト、メンテナンスにかかる費用などや、それぞれのメリット・デメリットなどについて前後編でお伝えしていこうと思います。

前編の今回はまず、薪ストーブです。

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薪ストーブの設置費用

薪ストーブは薪を燃やした熱で室内を暖める暖房器具です。炎からの熱というより、ストーブ本体から放たれる輻射熱で部屋を暖めるというものです。

煙突が必要なので薪ストーブ本体と煙突の両方を設置することになります。

本体価格はとても幅があり、安い物なら20万円、高いものだと100万円のものもあります。

煙突部材などで必要な金額は40万円~65万円ほど、そして工事費に20万円~55万円ほどかかります。

本体価格は別として、建物に合わせた煙突の設置場所で価格は大きく違ってきますが、本体も含めた総額は100万円~160万円の範囲におさまることが多いようです。


ランニングコスト

薪を購入する費用が一番大きなランニングコストです。

仮に30坪の家だとして、主要な暖房を薪ストーブにした場合、一冬にかかる薪の量は2トンほどになると言われ、その金額はおよそ6万円ほどになります。
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あくまでも新築の高断熱住宅で使用した場合の試算です。

もしこの薪の原木を購入して自分で作る場合は、費用が約半分くらいになります。

メンテナンス費

薪ストーブはシーズンが終わったら、煙突と本体のメンテナンスが必要です。冬の間に溜まった汚れを取り除き、不具合がないか点検します。

万が一割れや破損があって室内に一酸化炭素が入り込んだりすると大変なことになってしまうからです。

特に煙突掃除は屋根の上に登って、煙突の上からゴシゴシこすって煤を下に落すなど、命綱をつけてするような危険な作業なので、ご自分でできる方もいらっしゃいますが、メンテナンスを頼む方も多いです。

フルメンテナンスだと費用は35000円くらいが相場です。


薪ストーブのメリット

遠赤外線効果で体の芯まで温まる

薪ストーブは、本体から発生する遠赤外線によって、壁や床、天井をあたためてくれるので、やわらかい熱が体の芯まで届きしっかりと温まるという特徴があります。

ゆらぎ効果でリラックス

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炎にはゆらぎという人の体にリラクゼーションをもたらす効果があります。ゆらめく炎を見ているとなぜか心が落ち着くのは、科学的にも証明されているのです。

優秀な調理器具

ストーブの天板は常に安定した火力の優秀なコンロとして使えます。じっくり煮たいシチューやおでんなど、冬に食べたい煮込み料理をガス代を気にせず作ることができます。

ストーブによってはピザやパンが焼けるオーブンを備えたものもあります。

薪ストーブのデメリット

薪を用意するのが大変

一冬で2トンの薪...かなりの量です。購入するのもまあまあ労力がいります。原木を購入する場合は蒔き割りが楽しい時はいいのですが、体調不良や多忙でできなくなることもあります。

また、薪を置くためのスペースも用意しておかなくてはなりません。

暖まるのに時間がかかる

薪ストーブは輻射熱で暖めるため、部屋全体が暖まるには1時間ほどかかります。

煙突からの煙トラブル

薪ストーブは煙突が必須です。煙突があるということはそこから煙が出るということで、住宅が密集した地域では、近隣の方々とトラブルになるケースもあります。事前に配慮することが重要です。

前編では、薪ストーブの価格、ランニングコスト、メンテナンス方法、メリット・デメリットなどを調べてみました。自然の暖かさに包まれそうな薪ストーブに続いて、次回はペレットストーブについて調べていきたいと思います。お楽しみに!

誰でもできる「のこぎりの切り方」

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

先日のブログでお伝えしましたが、タッチハウスのユーチューブチャンネルがスタートしました。

その名も「タッチハウス修理塾」

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第二回目の今回は、のこぎりの使い方です。

のこぎりを使うときにまっすぐ切れないなと思うことはありませんか?

そんな方におススメな、誰でもできるちょっとした切り方のコツをお伝えしています。

今回紹介するのは上下の両方に刃のついた両刃のこぎりです。よく見る形ののこぎりですが、どちらを使えばいいのかご存じですか?

実は刃の細かい方は「横引き刃」といい、とがったナイフで繊維を切るようなイメージで、木の目に直角に切る時に使います。

そして刃の粗い方を「縦引刃」といい、繊維を掘り崩すようなイメージで、木の繊維に沿って切る時に使います。

上手に切るためのポイントは

☆自分の力で切るのではなく、のこぎりの重さで勝手に切れていくというイメージを持つこと

☆刃を木に対してまっすぐに当てること

です。

文字で読んでもなかなかイメージしにくいですよね。興味のある方はこちらから動画でご覧ください↓その他にも、切る時の姿勢や視線など、職人ならではのコツが満載!動画を見て練習してみたい!と思った方のために効果的な練習方法もお伝えしています。

いかがだったでしょうか?

これからどんどん内容も充実させていきたいと思っていますので、ぜひチャンネル登録もよろしくお願いします。

家のメンテナンスでぜひこれを教えて欲しい!なんてリクエストがありましたら、ブログへのコメントでもユーチューブへのコメントでもいいので、どしどしお寄せください。