あなたには長期優良住宅は必要かVol4

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てようと色々勉強をしていると、長期優良住宅というのを耳にすることが多いと思います。

税制面の軽減制度や住宅ローンの金利優遇など様々なメリットのある長期優良住宅ですが、デメリットもあるとも聞きます。さてじゃあどうすればいいのでしょう?

そこで今回は長期優良住宅のメリット・デメリットを調べてみました。

この記事を読むと、長期優良住宅メリットもデメリットがわかり、自分に必要かどうか判断することができるようになります。

長期優良住宅を検討されている方はぜひご参考にしてみて下さい。

2046052_s.jpg


Vol1では長期優良住宅とは何か

Vol2では長期優良住宅のメリットについてお伝えしました。

Vol3では長期優良住宅のデメリットについてお伝えしました。

第4回目の今回はVol2とVol3でお伝えしたメリットの捉え方は正しいのか、デメリットは本当にデメリットなのか、その本質をみていきましょう。

前回までに、長期優良住宅のメリット、デメリットについてお伝えしてきましたが、特にデメリットとされる手間とコストアップは「長期優良住宅だから」必要な物なのでしょうか?

品質の高い住宅に長く安全に住むために必要なもの

〈点検口を付ける〉〈耐震性を高める〉〈断熱性アップ〉など住宅性能の向上やそれに伴う建築コストの増加は、目に見えない断熱や耐震、省エネ性能といった品質を実現するためには避けて通れないものです。

また定期メンテナンスをすることで、症状が現れる前に対応できるので部分的な補修で済み、逆にコストを削減できたりします。

特にキッチンなどの水回りなどは見えない所で水漏れが進行していたりすることもあります。水は住宅の大敵。早めの点検によって大規模な補修を免れることはよくあります。

税金の優遇措置もよく見てみるとそれほどメリットではないといえます。

税金は実質そんなに安くならない

長期優良住宅では、控除対象限度額が5,000万円と一般住宅に比べて+1,000万円の増額、所得税からの最大控除額は500万円と+100万円お得でした。

ただ、一般住宅も4,000万円の控除を受けることができます。

つまり、優良住宅を建てても住宅ローンの総額が4000万円以上ないなら一般住宅の範囲内におさまるためお得になりません。

また、一般住宅であっても所得税からの控除額は最大400万円(=年間40万円×10年間)です。

毎年の所得税が40万円以下であれば、優良住宅だからといって所得税が安くなる効果はありません。

投資型減税についても、住宅を現金で買うということは一般的にはあまりないパターンです。

不動産取得税も、課税標準額が1,200万円以下の住宅であれば、1,300万円まで控除する長期優良住宅の減額効果はなく(一般住宅の特例措置の範囲内に収まり)、不動産取得税の効果はありません。

登録免許税も長期優良住宅のメリットの時にご紹介したように安くなる金額はそんなに多いものではありません。一般住宅に比べて、登録免許税と不動産取得税であわせて5万円に満たない減額効果しかないでしょう。

固定資産税の減額措置に関しても、長期優良住宅であれば、2年分減税措置が長くなるので、減額効果としては10~30万円と考えられますが、長期優良住宅の場合、一般家屋にくらべ課税評価額が上がるため、固定資産税が上昇します。

なので、減税措置延長の減少効果と、固定資産税の上昇効果を合わせて考えるとお得感はかなり薄れることになります。

こんな風に税金面では実質はそんなにお得ではないといえるのです。

節税のために質の高い家を建てるのではない

ただ、よくよく考えてみると「いい家を作って、きちんと手入れして、長く大切に使う」という流れに社会がシフトしているということが言えると思います。

現在は過渡期にあり、住宅会社も流れについていけていない部分も多く、そのために国は税制面などで補助して流れを変えていこうという意図があります。

つまり、世の中の建築の流れは、スクラップ&ビルドの時代から長く住まう住宅の時代へ変革しようとしているのです。

この流れでいくと、少し先の未来では長期優良住宅が当たり前になっている可能性が高いと思われます。この流れの中に節税対策があるんですよね。

なので節税のために質の高い家を建てるのではなく、長く持ついい家を建てたい人を応援するための節税ということなのです。

お得になるからそれに合う住宅を建築するのではなく、どのような住宅に住みたいか。それをご自身の軸にすると自ずと答えが見えてくると思います。


認定しないという選択肢もある

長期優良住宅の認定を受ければ、フラット35の金利優遇が受けられたり、地震保険料の割引を受けられたりしますが、これは長期優良住宅の認定がなくても、耐震等級など適合証明書が取れれば適用されます。

認定を受けなくても同等の水準の住宅なら、経年劣化を防ぎ質の高い住宅を維持できます。

行政の介入は、建築会社によるまだまだムラのある施工を、基準を設けることでより高品質な施工にすることが目的です。逆に言えば、高品質な施工をしてくれる信頼できる施工会社があるなら、行政の介入は必要ないと言えるのです。

認定しようがしまいが、資産価値を下げないよう住宅を大切に使うことが大切であることに変わりはないのですから。

もちろん「認定長期優良住宅」という国のお墨付きがあれば、分かりやすくインパクトがあるでしょう。特に売却の可能性がある場合や、30年後、50年後のリフォームを考えるとメンテナンス住宅履歴が残るのはメリットが大きいでしょう。

今回はメリット、デメリットから見えてくる本質を考察してみました。

国土交通省、経済産業省、環境省が共同で設置した「低炭素社会に向けた住まいと住まい方推進会議」で新築住宅が新たな省エネ基準に合致するよう義務付けされました。

力の入れ具合も相当なものです。

すべての新築住宅と段階を追って義務化される予定で、既に動き出しているのです。

その先には、「省エネ」「創エネ」「蓄エネ」などを駆使し、創エネルギー≧消費エネルギーとなる「ゼロエネルギー住宅」があります。

これまでは"品質の高い住宅"といってもいまいち不明瞭でしたが、これからはこの長期優良住宅が住まいの参考基準になっていくでしょう。

認定するしないに関わらず、そのことは念頭においた家づくりをすることが必要になってくると思います。

今回の記事があなたの家づくりの参考になれば幸いです。最後まで読んでいただいてありがとうございました。


あなたには長期優良住宅が必要か?Vol3

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てようと色々勉強をしていると、長期優良住宅というのを耳にすることが多いと思います。

税制面の軽減制度や住宅ローンの金利優遇など様々なメリットのある長期優良住宅ですが、デメリットもあるとも聞きます。さてじゃあどうすればいいのでしょう?

そこで今回は長期優良住宅のメリット・デメリットを調べてみました。

この記事を読むと、長期優良住宅メリットもデメリットがわかり、自分に必要かどうか判断することができるようになります。

長期優良住宅を検討されている方はぜひご参考にしてみて下さい。

2046052_s.jpg


Vol1では長期優良住宅とは何か

Vol2では長期優良住宅のメリットについてお伝えしました。

第3回目の今回は長期優良住宅のデメリットについてお伝えしていきます。

長期優良住宅のデメリットとは

申請(準備)期間が長くかかる

長期優良住宅の場合、一般住宅と比べて申請書類の量が10倍位になり、申請期間が1ケ月以上の期間が余分にかかります。


申請するための費用が必要

長期優良住宅を申請するのにコストがかかります。行政によって少し価格が異なりますが、一戸建てのお住まいをご自身で申請すると、だいたい5~6万円と見ておくとよいでしょう。

ハウスメーカー・工務店・設計事務所などを通して申請すると、数十万になることもあります。

「そのお金があれば、もう少しいいソファが買えるのに!」なんて思うと、ちょっと悩みますよね。


建築コストがアップする可能性がある

2304295_s.jpg

長期優良住宅の基準に合わせようとすると、当然ですがそれなりのコストがかります。とは言え、よくよく見てみると〈点検口を付ける〉〈耐震性を高める〉〈断熱性アップ〉などは、今時あたり前のこと。

しっかりとしたハウスメーカーや工務店なら「言われなくてもやってます!」と言われてしまうでしょう。こうした水準の高い住まいなら、長期優良住宅にしたところで、建築コストがびっくりするほど上がることはありません。

定期的なメンテナンスが必要

長期優良住宅の認定基準に、〈維持保全計画〉というものがあります。

最低でも10年ごとに点検しなければいけない=その度にコストがかかります。

いくらかかるかは建物の状態によりますが、何もしない家よりはランニングコストが高くなることは間違いありません。

もしこれを怠った場合には、特定行政庁(地方公共団体)から助言や指導、改善命令が出され、それに従わない場合、認定が取り消される恐れがあります。

住宅履歴情報を作成・保管しなければならない

4804742_s.jpg

長期優良住宅は数世代にわたって使用する住宅を目指しており、住宅の健康状態を履歴情報として残しておくことが求められます。

点検した結果に加え補修などを行った場合、どの業者がどういう施工を行ったかなども含めて住宅履歴を作り、それを残さなければなりません。

履歴情報の作成を業者に依頼する場合には、お金もかかります。

認定住宅に認定されるということは、それだけ義務が課され手間もコストもかかってくるのです。


長期優良住宅のデメリットいかがだったでしょうか。

前回の記事で上げたメリットと今回の記事でお伝えしたデメリットを読んでいただきましたが

あらためてメリット・デメリットを整理すると何がみえてくるでしょうか。

メリットの捉え方は正しいのか、デメリットは本当にデメリットなのか、次回はその本質をみていきましょう。

お楽しみに!

あなたには長期優良住宅が必要か?Vol2

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てようと色々勉強をしていると、長期優良住宅というのを耳にすることが多いと思います。

税制面の軽減制度や住宅ローンの金利優遇など様々なメリットのある長期優良住宅ですが、デメリットもあるとも聞きます。さてじゃあどうすればいいのでしょう?

そこで今回は長期優良住宅のメリット・デメリットを調べてみました。

この記事を読むと、長期優良住宅メリットもデメリットがわかり、自分に必要かどうか判断することができるようになります。

長期優良住宅を検討されている方はぜひご参考にしてみて下さい。

4169498_s.jpg

Vol1では長期優良住宅とは何かをお伝えしました。

2回目の今回は長期優良住宅のメリットについてお伝えしていきます。


長期優良住宅のメリット

住宅ローン控除の拡充

住宅ローン減税制度は、住宅ローンを借入れて住宅を取得する場合に、取得者の金利負担の軽減を図るための制度です。

毎年末の住宅ローン残高又は住宅の取得対価のうちいずれか少ない方の金額の1%が10年間に渡り所得税の額から控除されます(住宅の取得対価の計算においてはすまい給付金の額は控除されます)。

また、所得税からは控除しきれない場合には、住民税からも一部控除されます。

長期優良住宅にすると、この控除対象になる借入限度額が優遇されて、一般住宅なら4,000万円のところ、長期優良住宅なら5,000万円となります(消費税率10%が適用される場合)。

http://sumai-kyufu.jp/outline/ju_loan/

2022年度の税制改正により、「住宅ローン減税」の仕組みが以下のように変わる可能性があります。
※2021年12月10日現在の情報です。

適用期限を4年間延長(~2025年末入居まで)
2023年までに入居の場合、控除期間は13年間
2023年までに入居の場合、ローン残高控除率(年末時点)を1%から0.7%に引き下げ
減税対象の所得制限を3,000万円から2,000万円に引き下げ(所得2,000万~3,000万円の方は適用外)
長期優良住宅・省エネ配慮の住宅のローン残高上限を3段階(5,000万円・4,500万円・4,000万円)に分別
その他新築住宅のローン残高上限を4,000万円から3,000万円に引き下げ


投資型減税

現金で住宅を購入すると、10年間の住宅ローン減税を受けることができません。そのための制度で、長期優良住宅を建てるために余分にかかった費用のうち10%を年末の所得税から控除されるというのが投資型減税です。

控除対象限度額は650万円で、控除率は10%となっているため最大控除額は65万円です。
また、住宅ローン控除との併用はできません。


不動産取得税の減税

不動産取得税は、家を新築したときや取得したときに1度だけかかる税金です。
一般住宅の場合は控除額が1,200万円のところ、長期優良住宅においては1,300万円に引き上げられています。

登録免許税の引き下げ

家を建てたり買ったりしたときには、法務局で所有権保存登記や所有権移転登記を行いますが、このとき登録免許税がかかります。

長期優良住宅は一般住宅に比べてこの税率が低くなります。

一戸建ての場合は一般住宅が
保存登記0.15%
移転登記0.3%
となっていますが、

長期優良住宅だと
保存登記0.1%
移転登記0.2%
となっています。

仮に住宅費用が2000万円だった場合、

保存登記で10,000円
移転登記で10,000円

減税できます。

固定資産税の減税(新築住宅の減額期間の延長)

通常新築住宅を建てると、固定資産税は3年間(マンション等の場合は5年間)、2分の1に減額されることになっています。(適用期限:令和4年3月31日)

長期優良住宅を建てるとその期間が3年から5年(マンションは5年から7年)延長されます。

仮に住宅の購入価格2000万円評価額1000万円の場合、長期優良住宅は一般住宅よりも

119,000円

優遇されることになります。


住宅ローンの金利の優遇

長期優良住宅は、フラット35という住宅ローンの金利優遇を受けられます。

スクリーンショット 2021-12-19 091745.png

フラット35は、民間金融機関と住宅金融支援機構の提携によって提供される、長期固定金利の住宅ローンです。

長期優良住宅でフラット35のローンを組むと、通常の金利から5~10年の間0.25%金利優遇を受けることができます。

スクリーンショット 12021-12-19 092606.png


地震保険料の割引

長期優良住宅は、耐震等級2以上と定められていて高い耐震性をクリアしているため、地震保険料が割引されます。

耐震等級2なら30%割引、耐震等級3では50%割引と、耐震等級に応じて保険料が割引されます。

補助金

長期優良住宅を新築すると、

「地域型住宅グリーン化事業(長寿命型)」http://chiiki-grn.jp/

による補助金を受けられる可能性があります。

この補助金は、長期優良住宅の工事費用に対する補助金制度で、特徴は国土交通省の採択を受けた中小工務店で木造住宅を建築した際に利用できることです。大手ハウスメーカーは対象となりません。

補助金額は一戸当たり最大110万円で、地域材を利用することによる加算金などもあります。

良質な資産価値を明確にできる

長期優良住宅の認定を受けるためには

劣化対策→床下の換気、通気、構造材の防腐処置など
耐震性→木建築基準法の1.25倍の耐震性
省エネルギー性→断熱性能等級4
メンテナンスの容易性→維持管理対策等級3

など一般住宅よりも高い性能基準が明確化しています。

これによって安心して住むことができるだけでなく、売却時には大きなアピールポイントになります。長期優良住宅は国の認定制度であり、高性能な家であることを客観的に示すことができるからです。

以上が長期優良住宅のメリットですが、いかがだったでしょうか。

専門用語も多くわかりにくかったかもしれません。もっと詳しくお知りになりたい方はぜひタッチハウスにお気軽にお問い合わせください。

次回は長期優良住宅のデメリットについてお伝えしていきます。

あなたには長期優良住宅が必要か?Vol1

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てようと色々勉強をしていると、長期優良住宅というのを耳にすることが多いと思います。

税制面の軽減制度や住宅ローンの金利優遇など様々なメリットのある長期優良住宅ですが、デメリットもあるとも聞きます。さてじゃあどうすればいいのでしょう?

そこで今回は長期優良住宅のメリット・デメリットを調べてみました。

この記事を読むと、長期優良住宅メリットもデメリットがわかり、自分に必要かどうか判断することができるようになります。

長期優良住宅を検討されている方はぜひご参考にしてみて下さい。

4853169_s.jpg

第一回めの今回は、そもそも長期優良住宅とは何かというところからスタートしていきます。

長期優良住宅はメリットが多いとはよく聞きますが、そもそも長期優良住宅って何なのでしょう?

そもそも長期優良住宅って?

長期優良住宅とは、2009年に開始した「長期優良住宅認定制度」の基準をクリアし、所管行政庁から認定を受けている住宅の事。

一定基準の性能の確保や定期点検・メンテナンスが義務化されているので長期に渡り安心して快適に暮らせるという特徴があります。

では長期優良住宅はどんな基準をもっているのでしょうか。

長期優良住宅の設定基準

長期優良住宅の認定を受ける為の基準は以下の7項目を満たしている必要があります。

戸建ての場合
・劣化対策
・耐震性
・維持管理・更新の容易性
・省エネルギー対策
・住戸面積
・居住環境への配慮
・維持保全計画

キャプチャ.PNG


ではひとつひとつ見ていきましょう。

劣化対策

数世代にわたり住宅が使用できること(100年)を目的としています。
劣化対策等級3相当、 かつ 構造の種類によって以下の対策が必要です。

【木造 】
床下空間330mm以上確保、床下・小屋裏に点検口を設置
【鉄骨造】
防錆措置又は木造と同様の措置
【RC造】
水セメント比を5%低減又はかぶり厚さを1cm増加


耐震性

めったに起きない大きな地震が起こった時でも、継続利用できるよう損傷をおさえることが目的です。

そのために以下の①~③のいずれかを満たさなければなりません。

①.耐震等級1(伝統工法などに適応)
(限界耐力計算を行い、安全限界変形 1/100(木造 1/40)以下を確認)

②.耐震等級2 (許容応力度計算による値1.25を満たす)
③.免震建築物であること

維持管理・更新の容易性

内装や設備は家本体に比べると耐用年数が短いですよね。そこで維持管理(清掃・点検・補修・更新)を行い、耐用年数を伸ばすことが目的です。

これらを行いやすくするたに必要な措置を講じなければなりません。維持管理対策等級3相当

省エネルギー対策

必要な断熱性能等の省エネルギー性能を確保することが目的です。

断熱等性能等級4相当

住戸面積

良好な居住水準を確保するためにはある程度の規模が必要です。その規模を確保することが目的です。

一戸建ての場合少なくとも一つのフロアの床面積が40㎡以上(階段部分の面積を除く)、合計が75㎡以上。(地域によっては合計床面積55㎡以上に緩和される)

居住環境への配慮

良好な景観の形成、その他の地域における居住環境の維持、もしくは向上に配慮した建物を建てることが目的です。

維持保全計画

建築時から将来を見据えて、定期的な点検・補修等の計画を立て、家を長持ちさせるのが目的です。

維持保全計画に以下の事項を定める

・構造耐力上主要な部分、雨水の浸入を防止する部分、給水・排水の設備について仕様に応じた点検の項目・時期(点検の時期の間隔が10年以内であること)
・点検の結果、必要に応じて補修等を行うこと
・地震・台風時に臨時点検を行うこと
・維持保全の実施期間が30年以上であること

以上が長期優良住宅と認定を受ける為に満たすべき基準です。

長期優良住宅の概要がつかめたでしょうか?

次回は長期優良住宅のメリットについてお伝えしていきます。お楽しみに!

サイディングの貼り分けの効果~メリットデメリットVol3

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てる時に、外観って悩みますよね。建物自体の形や屋根の形状などはもちろんですが、どんな外壁にするかでもだいぶ印象が変わってきます。

最近特に人気があるのが違う種類のサイディングを張り分ける方法。そういえば最近ツートンカラーの家をよく見かけますよね。

そこで今回のシリーズでは外壁サイディング張り分けの効果やの方法、メリット・デメリットについて調べてみました。

VOL1では張り分けの効果について

VOL2では代表的な張り分けの方法をご紹介しました。

3回目の今回は張り分けのメリット・デメリットについてお伝えしていきます。

354.jpg


メリット

オシャレ

外観をオシャレに見せるには色んな要素がありますが、張り分けで外壁の色や素材をセンス良く組み合わせることで、ワントーンの外壁よりもオシャレにできる可能性がアップします。

ただ組み合わせ次第ということはあるので、合わせるものを慎重に選ぶことが大事です。

自分らしさを出せる

例えばファッションだったら、カジュアル系、ナチュラル系、ゴスロリ系など、好みのスタイルがありますよね。

家の外観も同じで、シンプル系なのか、ホビー系なのか、ゴージャス系なのか、好みのスタイルがあると思います。

家の形ももちろんありますが、シンプルな形の家の場合外観は重要です。色んな色や素材を組み合わせることで、より自分の好きなスタイルに近づけることができます。

メリハリが出る

外壁を一色で塗るとどうしてものっぺりしてしまいがちです。他の色や素材を取り入れることでメリハリが出ます。

迷った時に組み合わせるという選択肢に救われる

外壁は種類がとても多いので、どっちにしたらいいんだろう...どうしても選べない...と悩んでしまうことも多いもの。

そんな時に複数使える張り分けなら、好きな物をあきらめなくていいのでストレスが大きく減ります。


デメリット

流行遅れになるかも
cd16.jpg

ここ5年間くらい都会的でクールな印象のシンプルモダンのデザインテイストが人気傾向です。モダンですっきりとしたデザインで、白、黒、グレー、ダークブラウンなどの飽きのこないカラーが選ばれることが多いのです

デザインがシンプルな分、塗り壁、モザイクタイル、木目、コンクリートなど、色や質感の違う外装を組み合わせてニュアンスのある表情の外観にするのが大変人気なのです。

確かに近年は建売住宅などでも、外壁の張り分けをよく見かけます。

こんな風に多くの張り分けを目にすると、人間のサガとして見飽きてくるということがあります。すると、「あー、こういうの昔流行ったな~」という感覚になってきてしまいます。

個性的過ぎると周囲から浮く


個性を尊重すると言っても、黄色と黒などのように大変目立ちそうな組み合わせなどは、近所の家と外観が違い過ぎて悪目立ちする恐れがあるので注意が必要です。

場合によっては「景観ガイドライン」で色使いが制限される場合もあります。


組み合わせしだいでダサくなってしまう

メリットでもお伝えした通り、センスのいい組み合わせだとオシャレになり、センスのない組み合わせだとダサくなってしまいます。

多くの人にとって家づくりは初めての場合が多く、経験がほとんどありません。そんな中
住宅雑誌やネットなどで付け焼刃で得た情報で選択すると、ハズしてしまうこともままあります。

ご自身の希望を伝えつつ、経験豊富でセンスのいい設計者に託すのも選択肢の一つです。


いかがだったでしょうか?

外壁の張り分けのメリットは

・おしゃれになる
・自分らしさを出せる
・メリハリが出る。
・迷った時に組み合わせるという選択肢に救われる

でした。

一方のデメリットはというと

・流行遅れになるかも
・個性的過ぎると周囲から浮く
・組み合わせ次第でダサくなる

などでした。

昨今大人気のサイディングの張り分け。メリット・デメリットをよく吟味して、プランニングを楽しんでくださいね~!


サイディングの貼り分けの効果~メリットデメリットVol2

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てる時に、外観って悩みますよね。建物自体の形や屋根の形状などはもちろんですが、どんな外壁にするかでもだいぶ印象が変わってきます。

最近特に人気があるのが違う種類のサイディングを張り分ける方法。そういえば最近ツートンカラーの家をよく見かけますよね。

そこで今回のシリーズでは外壁サイディング張り分けの効果や方法、メリット・デメリットについて調べてみました。

VOL1では、張り分けの効果についてお伝えしました。

VOL2の今回は代表的な張り分けの方法をご紹介します。


全面貼り

同じ壁材で全体を張り、外観の統一感を持たせる手法です。
アルミ格子や木などをベランダなどにアクセントで入れて強調したい時などに有効です。

2787923_s.jpg

22817178_s.jpg


ブロックで張り分け

最近よく目にするキューブ状の積み木のような形状の家の、ブロックで貼り分ける方法。建築家が建てたような現代的なデザインになります。

22396048_s.jpg

354.jpg

水平ラインで張り分け

建物上下など水平ラインで張り分ける方法。広がりや安定感を感じさせる効果があり、伝統的な和風やブリティッシュスタイルに向いています。張り分けの高さによっても全体の雰囲気が大きく変わります。
2836538_s.jpg
22936625_s.jpg

部分張り分け
建物の凸凹部分で張り分ける方法。凹凸のおかげで陰影が生まれ、立体感が出ます。表情豊かで造形の面白さがを感じられる外観になります。

943400_s.jpg

1210401_s.jpg

縦ラインで張り分け

建物の垂直ラインで張り分ける方法です。目線が上下に動くので、すらりとした印象やモダン、スタイリッシュな印象を与えます。

上下階の窓の位置を合わせて張り分ける方法がよく用いられます。

22717007_s.jpg

22311560_s.jpg

玄関回り重視

一番目につく玄関を中心に張り分ける方法です。面積が少ないので一点重視で高級感のある外壁を採用することができます。

932772_s.jpg

4a008f9e927d03d26a849c72cd05db81fdd472bc.jpg

バルコニーで張り分け

バルコニーの出っ張り部分を別の色や柄で貼る方法。ベースはシンプルに全面張りにするとバルコニーが強調されます。

力強さや落ち着いたイメージを演出できます。
22397652_s.jpg

o0800057813105658350.jpg

アレンジパターン

複数の張り分け方を組合わせる方法。変化に富んだ個性的な外観になります。

cd16.jpg

いかがでしたでしょうか?

サイディングは張り分け方によって多様なイメージを作れます。自分のイメージに合った張り分けで、理想のマイホームに近づけたいですね。

次回は実際に張り分けのメリットについてお伝えしていきますね。お楽しみに!

サイディングの貼り分けの効果~メリットデメリットVol1

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てる時に、外観って悩みますよね。建物自体の形や屋根の形状などはもちろんですが、どんな外壁にするかでもだいぶ印象が変わってきます。

外壁というと、モルタルや木質系、金属系など色んな外壁がありますよね。実はその中でもダントツで人気なのが窯業系サイディング。なんと約80%の圧倒的なシェアを占めています。

リーズナブルで豊富な種類があり、施工もしやすいということもあり多くの人が採用する人気の外壁です。

その中でも今特に人気があるのが違う種類のサイディングを張り分ける方法。そういえば最近ツートンカラーの家をよく見かけますよね。

そこで今回のシリーズでは外壁サイディングの貼り分けの効果や貼り分けの方法、メリット・デメリットについて調べてみました。

一回目の今回は、貼り分けの効果についてです。

22962479_s.jpg

貼り分けの効果


サイディングの張り分けは、外観の魅力を引き出す上で大変有効なテクニックです。では貼り分けることでどんな効果があるのでしょうか?

個性が出せる

ベースになる外壁にアクセントの外壁を組み合わせることで、より自分のイメージに合った外観に仕上げることが出来ます。

例えば色の濃淡や彩度の組み合わせ。淡い色と淡い色を組み合わせると上品で優しいイメージを作ることができます。
22936625_s.jpg

また渋い色と渋い色を組合わせると高級で重厚なイメージを演出できます。
22956443_s.jpg

白と黒などの無彩色の組合わせは都会的でシャープなイメージになりますし、鮮やかな色同士を組合わせれば軽快で元気なイメージを作ることができます。

22962376_s.jpg


また、ベースは無地でアクセントに柄を持って来たり、異素材を貼ったりすると外観に表情が追加されてより自分の好みに近づけることができるでしょう。


出っ張りや凹凸を活かせる

建物は凹凸が出ない方が、耐震性が高い、雨漏りがしにくい、リーズナブルに作れるなどメリットが多いものです。

もちろんデザインの意匠で凹凸を作る場合もありますが、間取りの関係などで残念ながら出っ張りが出来てしまうことがあります。

そんな出っ張りが、貼り分けに活用できるのです。


例えば色を貼り分けたいと思っても、何もないところで変えると何かこう唐突感というか、ちょっと取ってつけたような貼り分けになってしまいます。

その点、凹凸のあるところで貼り分けると実に自然な感じに納まることが多いのです。

3065578_s.jpg

家を大きく見せる

「個性が出せる」の項でも色の効果について少し書きましたが、色には目の錯覚を起こさせる働きもあります。

1階に濃い目の色、2階に明るい色を持ってくることで、重厚感のある印象を与え、またおうちを広く大きく見せる効果があります。

2836538_s.jpg

色の働きはすごいので、あれこれ取り入れたくなってしまうかもしれませんが、外壁に選ぶ色は3色までにしておいた方が広がりと重厚感が出ます。


いかがでしたでしょうか?

サイディングの貼り分けには

個性が出せる
出っ張りを活かせる
家を大きく見せる

などの効果がありました。

次回は実際に貼り分けをする際に必要になってくることをお伝えしていきますね。お楽しみに!

なぜ平屋なのか VOL4

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

最近平屋の家を目にすることが多くなりました。

若年層や子育て世代に大人気なのだとか。そこで今回のシリーズではそんな人気の平屋について調べてみました。

4169498_s.jpg

VoL1ではなぜ今平屋なのかについて

VOL2では平屋のメリットについておつたえしました。

VOL3では平屋のデメリットについてお伝えしました。

VOL4の今回は平屋と二階建てを決めるときのポイントについてお伝えします。

22463685_s.jpg

平屋は人気が高いですね。今回調べてみて改めて平屋がアツい!と感じました。

でも流行りかな?と感じる部分も。

どうしても流行の物はよく見えるということがあるので、冷静になってみることがとても大事です。


流行に流されず、自分が実現したいライフスタイルを叶えられる家はどんな家か、デザインや予算の面からもじっくり検討しましょう。

予算

平屋は延べ面積に対して建築費や税金が割高だという見方が多いです。土地代、基礎工事、屋根の費用がかさむからです。

都市部では広い敷地を見つけることは難しく、価格も高くなってしまいます。

そのため一般的なのは二階建てであり、住宅購入者の4人に3人が二階建てを選択しています。

ある程度の部屋数や広さをリーズナブルな価格で実現したいという方は、二階建てを選択するべきでしょう。

ただ、平屋は2階建ての家と違い階段がいらないため、その分の面積を削減できます。そのため、同じ部屋数と広さを持った2階建てに比べ3~4坪面積を少なく建てることができます。

また見えない部分でコストパフォーマンスが高いという見方もあります。

平屋は住んでいる間、家のすべてを使い続けることができるからです。

老後に足腰が弱って2階に上がらなくなり、1階しか使わなくなったという話を聞いたことがあると思いますが、平屋はすべてが1階のため老後も家の空間をフル活用できます。

使わない部屋にも作る費用がかかるのは当然ですよね。実際にフル活用できるとなれば無駄な費用がかからないわけで、金額には現れませんがコストパフォーマンスの良い家と言えます。

生活動線

生活動線には「家事動線」「衛生動線」「来客動線」「通勤動線」の4種類があります。

暮らしを快適にするためには、生活動線を無視することはできません。

家事動線

生活動線の中でも要となるのが家事動線。家事動線とは、炊事や洗濯、掃除など家事をするときに通る道のことです。家事は毎日行うものなので、できるだけ負担が少なくなる作りが望ましいとされています。

たとえば食材の買い出し。炊事には欠かせません。炊事の動線を考える際には、買い物袋をキッチンまで運ぶ動線に配慮したり、玄関からキッチンまでが遠い住宅の場合は、勝手口をキッチンのそばに作ったりすると動きやすい家になります。

また、家の中で行き止まりがなく、ぐるぐると回れる回遊動線を意識すると、コンパクトで短い家事動線を作ることができます。

キッチンの動線、回遊動線は間取りの取り方で平屋でも二階建てでも差はなさそうです。

平屋が優位なのは洗濯動線。

洗濯時には、「洗濯物を洗う、干す、たたむ、しまう」を一つのプロセスと捉えて作業場を想定して配置することが大切です。

従来の二階建ての家の間取りは水回りは一階、干すところは2階、しまう所は一階と二階に分散している...ということが多く、濡れて重たくなった洗濯物を2階の物干し場に持っていくということが負担になっていました。

その点、平屋ではこの選択作業をすべて同じ階でできます。家族が多ければ毎日のことなので、負担が大きく軽減されます。

衛生動線

衛生動線とは、洗面所やトイレ、浴室などへ行くための通り道のこと。

例えばトイレ。トイレは使いやすさが求められる一方で、プライバシーを守りたい空間でもあります。そのため、部屋からのアクセスが良く、音や臭いが気にならない場所がよいと考える方が多いものです。

一方、洗面所や浴室などトイレ以外の水回りは、できるだけ一カ所に集約すると効率よく動けます。

特に家族が多い場合は、水回りの場所が離れていると、朝の忙しい時間に廊下が混在し、往来だけでストレスを感じることもあるかもしれません。

この辺りも間取りの問題なので、平屋と二階建てに大きく差があるわけではありませんが、同じ予算で建てるとなると平屋の方がコンパクトになるので、間取りの制約は平屋の方が厳しくなるでしょう。


来客動線

来客動線とは、お客さまが来たときに通る道のこと。
お客さんが来たら、玄関からリビングや客間へ案内することになります。このとき、通り道から洗面所や浴室など生活感が垣間見えると残念な感じですよね。

できるだけ舞台裏が見えないようにするのがおススメなのですが、平屋の場合はどうしてもスペースが限られてくるので、配置に制約が出てくることは否めません。

コンパクトなだけに収納も少なめになります。モノが少なく整理整頓できる生活スタイルならいいのですが、モノが多いとリビングなどの空間にもモノが溢れて、生活感丸出しになりかねません。


まとめ

4回にわたって平屋の家について調べてみました。平屋の家にはメリットもデメリットもありましたがまとめると

食事・就寝・洗濯・物干し・収納いわゆる家事動線や生活動線が上下に移動しないのは大変楽だけど、同じ予算で建てるとなるとコンパクトになるので、間取りの制約が厳しくなり、モノが多いご家庭では生活感が出やすいと感じました。

家族のライフスタイルをよく見て、自分たちに合うのは平屋なのか、2階建てなのか、じっくり検討されることをお勧めします。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

何かご質問がありましたら、コメント欄やメールでどうぞ。

なぜ平屋なのか VOL3

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

最近平屋の家を目にすることが多くなりました。

若年層や子育て世代に大人気なのだとか。そこで今回のシリーズではそんな人気の平屋について調べてみました。

4169498_s.jpg

VoL1ではなぜ今平屋なのかについて

VOL2では平屋のメリットについておつたえしました。

3回目の今回は平屋のデメリットについて調べてみました。

坪単価が高くなりやすい

平屋では最もよく挙がるデメリットです。

まず土地代。二階建てと同じ延べ床面積を考えると当然広い敷地が必要です。

土地には地域ごとに定められている「建ぺい率」という制限があり、建物とは別に一定の空き地を設ける必要があるため、所有している土地ぎりぎりまで使って家を広く建てるということはできません。

住宅地域に多いのは40~60%です。例えば、建ぺい率が50%と指定されている地域では、100平米の家を建てたい場合は倍の200平米の土地が必要ということになります。

これが総二階なら、100平米の家を建てたい時に必要なのは100平米。土地の購入費が大きく変わるのもわかりますよね。


そして建築費。同じ面積の総2階(1階と2階がほぼ同じ面積)の家と比べると、平家の方がコストのかかる屋根と基礎が2倍必要になります。

たとえば1階が15坪、2階が15坪の合わせて30坪の総2階の家では、屋根は15坪、基礎も15坪。

ところが面積が同じ30坪の平屋では1階の上のすべてに屋根があり、下のすべてに基礎があるため、屋根も基礎も2倍の30坪を作ることになります。

屋根と基礎は材料や作る手間がどうしてもかかるため、それらが多い家はコストが増えることになります。


採光がむずかしい
4195819_s.jpg

平屋建てで建築面積が広くなればなるほど、建物中心部は陽当りが悪くなってしまいがちです。

細長い形状の建物にして、どの部屋にも窓を設けられるなら良いですが、建物中心部が他の部屋に囲まれてしまう形状の場合、採光と通風に配慮する必要性があります。


たとえば、中庭を設ける、あるいは天窓を配置するなどの工夫が有効な対策になりますが、割高になるデメリットがあります。

周辺環境の影響を受けやすい

平屋は一階部分だけなので、道路や燐家からの視線が気になります。家の周りを塀でぐるりと囲まなければならなくなったりすると、コストアップしてしまいます。

また、一階部分は侵入しやすいという面もあります。防犯面での配慮が2階建て以上に必要になります。

また、現代の日本の住宅は2階建ての家がほとんどなので、住宅密集地に建てる場合は、日差しを遮られたり、圧迫感を感じてしまう可能性があります。

プライベートが分けにくい

どこにいても家族の気配を感じられる家...。言葉を聞くとよさげに聞こえますが、気配を感じていたいのも子供が小さいうちだけ。思春期に入ると子供は離れたがります。

平屋によくあるLDK横に壁一枚で子供部屋という間取りだと、お互いに落ち着かなくなる可能性もあります。友人を連れてくることもありますし。

余裕をもって廊下などでプライベートゾーンを区切れるなら問題はないと思います。


総坪数が同じ場合は平屋のほうが税金が高くなる

これは単純に、二階建てより平屋のほうが多くの土地が必要となるためです。もし、同じ総坪数の住宅を建てるなら、平屋のほうが広い土地を用意しなければならなくなりますよね。そのため固定資産税評価額も高くなります。

また、平屋は先にも書いた様に屋根や壁の分量が二階建てよりも多くなりやすいですよね。

固定資産税の建物の評価額の算出方法は複雑ですが、資産価値のある建物は評価額が高くなります。

屋根や壁の量が多い平屋は評価が高くなりがちで、それも固定資産税が高くなる原因と言われています。


平屋のデメリットをまとめると

・坪単価が高くなりやすい
・採光が難しい
・周辺環境の影響を受けやすい
・プライベートが分けにくい
・総坪数が同じ場合は平屋のほうが税金が高くなる

です。

次回は平屋と二階建てを決めるときのポイントについてお伝えします。