サイディングの貼り分けの効果~メリットデメリットVol1
こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。
家を建てる時に、外観って悩みますよね。建物自体の形や屋根の形状などはもちろんですが、どんな外壁にするかでもだいぶ印象が変わってきます。
外壁というと、モルタルや木質系、金属系など色んな外壁がありますよね。実はその中でもダントツで人気なのが窯業系サイディング。なんと約80%の圧倒的なシェアを占めています。
リーズナブルで豊富な種類があり、施工もしやすいということもあり多くの人が採用する人気の外壁です。
その中でも今特に人気があるのが違う種類のサイディングを張り分ける方法。そういえば最近ツートンカラーの家をよく見かけますよね。
そこで今回のシリーズでは外壁サイディングの貼り分けの効果や貼り分けの方法、メリット・デメリットについて調べてみました。
一回目の今回は、貼り分けの効果についてです。
貼り分けの効果
サイディングの張り分けは、外観の魅力を引き出す上で大変有効なテクニックです。では貼り分けることでどんな効果があるのでしょうか?
個性が出せる
ベースになる外壁にアクセントの外壁を組み合わせることで、より自分のイメージに合った外観に仕上げることが出来ます。
例えば色の濃淡や彩度の組み合わせ。淡い色と淡い色を組み合わせると上品で優しいイメージを作ることができます。
また渋い色と渋い色を組合わせると高級で重厚なイメージを演出できます。
白と黒などの無彩色の組合わせは都会的でシャープなイメージになりますし、鮮やかな色同士を組合わせれば軽快で元気なイメージを作ることができます。
また、ベースは無地でアクセントに柄を持って来たり、異素材を貼ったりすると外観に表情が追加されてより自分の好みに近づけることができるでしょう。
出っ張りや凹凸を活かせる
建物は凹凸が出ない方が、耐震性が高い、雨漏りがしにくい、リーズナブルに作れるなどメリットが多いものです。
もちろんデザインの意匠で凹凸を作る場合もありますが、間取りの関係などで残念ながら出っ張りが出来てしまうことがあります。
そんな出っ張りが、貼り分けに活用できるのです。
例えば色を貼り分けたいと思っても、何もないところで変えると何かこう唐突感というか、ちょっと取ってつけたような貼り分けになってしまいます。
その点、凹凸のあるところで貼り分けると実に自然な感じに納まることが多いのです。
家を大きく見せる
「個性が出せる」の項でも色の効果について少し書きましたが、色には目の錯覚を起こさせる働きもあります。
1階に濃い目の色、2階に明るい色を持ってくることで、重厚感のある印象を与え、またおうちを広く大きく見せる効果があります。
色の働きはすごいので、あれこれ取り入れたくなってしまうかもしれませんが、外壁に選ぶ色は3色までにしておいた方が広がりと重厚感が出ます。
いかがでしたでしょうか?
サイディングの貼り分けには
個性が出せる
出っ張りを活かせる
家を大きく見せる
などの効果がありました。
次回は実際に貼り分けをする際に必要になってくることをお伝えしていきますね。お楽しみに!