思い出の家に住み続けたいあなたに!古い家の寒さ対策5選Vol1
こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。
冬は寒く夏は暑い...築年数の経った家に住んでいるとこんなお悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。
今年は特に寒さが厳しいのでリフォームをお考えの方もいるのでは。
でも少しの工夫で寒さが軽減されることがあるのです。この工夫でリフォームをしなくても快適に過ごすことができるようになるかもしれません。
そこで今回は、古い家が抱える寒さに対する問題に対する対策を紹介します。長年住み続け、思い出がいっぱいの家にずっと住み続けるためにぜひお試しください。
寒さの原因
外気が入ってきてしまうから
古い木造住宅の寒さの原因の一つが、床ー壁・壁ー天井間がしっかりと区切られておらず、外気が入ってきてしまっているというケースが多いです。
断熱材は空気を静止させることにより、断熱効果を発揮させているのですが、空気が流れてしまうと断熱材が働かなくなってしまいます。つまり断熱材が無いと同じことになってしまうのです(^^;
このような住宅は、せっかく暖房設備により室内を暖めても、すぐに熱が外に逃げてしまいますので寒いまま...。
最近の暖房設備は逃げた熱を補うようにパワーを上げて運転しますので、必然的に暖房コストも上がってしまいます。
外気が壁の中に入るのを防ぐには、床ー壁・壁ー天井間を区切って密閉する方法がありますが、しっかりした知識と技術のある施工会社に頼む大掛かりなリフォームになってきます。
断熱材が使用されてないから
築50年以上の古い家になってくるとそもそも断熱材が入ってないということも考えられます。断熱材があると暖かい空気が外に出ず、外気が入ってこないのですが、無ければ寒さにさらされることになってしまいます。
窓から熱が逃げているから
室内の空気の50%以上は窓から逃げると言われています。古い家屋のガラス窓は薄い単板ガラスのことが多く、ペアガラスに比べると熱の逃げる割合は2倍以上!寒いわけですね。
でもそれだけではないんです。ガラスを入れている窓枠自体が老朽化して隙間を生んでいる可能性もあります。
築年数が経った家だとアルミサッシでさえなく木枠ということもあります。木自体は断熱性能が高いものですが、外気に長い時間晒された木は経年劣化で変形したり、痩せたりしていて、大きく隙間が空いていることがよくあります。
アルミサッシだったとしても、アルミ自体熱を伝えやすい素材なため、煖房で温めた室内の空気が窓を伝って外気で冷やされやすいと言われています。樹脂や木質系のサッシは断熱性能が高いのです。
窓ガラスをペアガラスに変えたり、窓枠を樹脂や木質系のサッシに変えたりすれば窓からの熱の放出を防ぐことができますが、大規模なリフォームになってきます。
自分でできる対策とは?
古い家の寒さ対策1
断熱性能の高いカーテンをつける
まず一番かんたんにできる対策が、冷気を取り込む一番の原因になっている窓をカーテンで覆うこと。
寒さの原因でも書いたように、冬場に窓から逃げる熱は約50%!
冷気の発生源をしっかり抑えることで効率よく寒さをシャットアウトできるんです。
でもカーテン以外の窓周りの対策というと、
・窓をペアガラスにする
・サッシを樹脂や木質素材にする
など、どれも大掛かりですよね。
でもカーテンならとても手軽に対策することができるんです。
もちろん普通のカーテンでもいいのですが、できるだけ厚手で断熱機能の高いものをつけるとさらに効果的です。最新のカーテンはすごいんです。
断熱効果率が50%以上なんて商品も出ているんです。色々探してみて下さい。
もちろん雨戸やシャッターがついていればちゃんと閉めておけば大分寒さがやわらぎます。
ぜひめんどくさがらずに開け閉めしてくださいね。
床面ギリギリで冷気をシャットアウト
冷気が入らないようにするためにはカーテンの丈も重要です。隙間から冷気は忍び寄ってきますから、カーテンを床ギリギリの丈にしていきましょう。
ただ、ギリギリだと思って買ってきたら床を引きずってしまった...など、ぎりぎりを狙うのって意外と大変ですよね。オーダーならギリギリの丈を注文すればいいのですが、既製品を購入する場合はそうもいきません。
そんな時役に立つのがアジャスターフック。
カーテンにとりつけているフックのことで、調整が可能。
アジャスターフックは、フックの位置を上下に動かせるようになっています。(カチカチって音がします。けっこういい音です。)
ものによるのですが、だいたい4cm前後まで丈の微調整ができます
100均やホームセンターで簡単に手に入ります。
古い家の寒さ対策について今回は
古い家の寒さの原因とそれに合わせた対策の一つ目を紹介しました。
次回は2つ目以降を紹介していきますのでぜひお楽しみに!
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