これさえ知っておけば失敗しない!三島市で耐震補強工事 VOL2

2011年の東日本大震災の後
日本では各地で大小の地震が発生しています。

「我が家も地震に備えたい...」
と思いながらよくわからないからと
先延ばしにしている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は耐震補強工事の方法や
費用、実例を紹介します。
正しい知識を身につけて
あなたのご自宅に必要な
耐震リフォームを行ってください。

VOL1では木造建築の耐震補強工事の流れと方法
VOL2では工事費用について
VOL3では補助金制度
VOL4ではタッチハウスの実例
をお伝えしていきます。
1127766_s.jpg

耐震補強工事の費用

耐震工事にかかる工事費用は
補強箇所や補強内容などによってかなりの差があります。
平均値で150万円という数字を
よく目にしますが
個々のお宅によって
全く異なるので目安になるとはいえません。

そこでVOL1でお伝えした
耐震補強工事のパターンごとの費用を
非常にざっくりとですがご紹介します。

1建物の基礎
1329209_s.jpg
木造住宅に耐震補強で
布基礎(鉄筋コンクリートで覆われていない基礎)
からベタ基礎(鉄筋コンクリートの基礎)
にリフォームする工事の費用は、
平均で152万円程度というデータがあります。
当然面積が広いほど費用がかかります。

旧耐震基準で建てられた住宅の基礎工事では
平均が180万円です。

地盤によっては布基礎のほうが安全な場合もありますので
耐震診断士さんに地盤のことも
よく調べてもらいましょう。

2接合部の補強

接合部の補強は
壁や柱の接合部に耐震金物を取り付ける方法が
一般的です。
相場は、耐震金物1個につき材料費込で3万円程度で、
一般的な大きさの住宅だと10ヶ所が目安で
壁の補修などの内装工事10万で
あわせておよそ40万円が平均です。

3屋根の掛け替え
4588792_s.jpg
昔ながらの日本瓦とふき土で重量のあった屋根を
軽い金属系素材でふき直す工事ですが
材質はガルバリウム鋼板やスレートを
使うことが多いようです。

一般的な大きさの住宅で
瓦からガルバリウム鋼板屋根へリフォームする場合
およそ150~200万

スレートにリフォームする場合は
80~150万ほどが目安となります。

4壁の補強
耐力壁は外壁に設置する場合と
住宅内部の壁を耐力壁へ
リフォームする方法の2種類があります。

外壁を耐力壁へリフォームするには
今ある外壁材を撤去し
外壁下地に耐震性能の高い素材を
設置していきます。

費用は外壁の材質によっても
変わりますが
平均で150〜250万円が目安です。

木造住宅内部の壁を耐力壁にするには
壁の石膏ボードやベニヤ板を
耐震性の高い素材に変えます。

6畳の部屋で平均約15〜20万円が目安です。
押入・クローゼットを利用すると、狭い範囲で
多くの補強が可能になりコストダウンする事が出来ます。

以上が耐震補強工事費用の
ざっくりとした目安です。

あちこち補強したいとなると
どうしても高額になってきますが
少ない費用で最大の効果が出る
補強工事が理想ですよね。

耐震補強工事の費用の割合は
「解体費用:2・補強費用:4・復旧費用:4」
が目安です。

なのでリフォームと同時に耐震補強を行うと
費用を約半分ぐらいに抑えることができます。

地震が不安だけど
なかなか耐震補強費用が出せない...
という方も
リフォームする時に
検討してみるのも一つの手です。

また、耐震補強工事は
自治体で補助金や助成金が出ていることが多いです。

次回は三島市の補助金について
ご紹介しますのでお楽しみに!

PageTop