これさえ知っておけば失敗しない!三島市で耐震補強工事 VOL2

2011年の東日本大震災の後
日本では各地で大小の地震が発生しています。

「我が家も地震に備えたい...」
と思いながらよくわからないからと
先延ばしにしている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は耐震補強工事の方法や
費用、実例を紹介します。
正しい知識を身につけて
あなたのご自宅に必要な
耐震リフォームを行ってください。

VOL1では木造建築の耐震補強工事の流れと方法
VOL2では工事費用について
VOL3では補助金制度
VOL4ではタッチハウスの実例
をお伝えしていきます。
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耐震補強工事の費用

耐震工事にかかる工事費用は
補強箇所や補強内容などによってかなりの差があります。
平均値で150万円という数字を
よく目にしますが
個々のお宅によって
全く異なるので目安になるとはいえません。

そこでVOL1でお伝えした
耐震補強工事のパターンごとの費用を
非常にざっくりとですがご紹介します。

1建物の基礎
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木造住宅に耐震補強で
布基礎(鉄筋コンクリートで覆われていない基礎)
からベタ基礎(鉄筋コンクリートの基礎)
にリフォームする工事の費用は、
平均で152万円程度というデータがあります。
当然面積が広いほど費用がかかります。

旧耐震基準で建てられた住宅の基礎工事では
平均が180万円です。

地盤によっては布基礎のほうが安全な場合もありますので
耐震診断士さんに地盤のことも
よく調べてもらいましょう。

2接合部の補強

接合部の補強は
壁や柱の接合部に耐震金物を取り付ける方法が
一般的です。
相場は、耐震金物1個につき材料費込で3万円程度で、
一般的な大きさの住宅だと10ヶ所が目安で
壁の補修などの内装工事10万で
あわせておよそ40万円が平均です。

3屋根の掛け替え
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昔ながらの日本瓦とふき土で重量のあった屋根を
軽い金属系素材でふき直す工事ですが
材質はガルバリウム鋼板やスレートを
使うことが多いようです。

一般的な大きさの住宅で
瓦からガルバリウム鋼板屋根へリフォームする場合
およそ150~200万

スレートにリフォームする場合は
80~150万ほどが目安となります。

4壁の補強
耐力壁は外壁に設置する場合と
住宅内部の壁を耐力壁へ
リフォームする方法の2種類があります。

外壁を耐力壁へリフォームするには
今ある外壁材を撤去し
外壁下地に耐震性能の高い素材を
設置していきます。

費用は外壁の材質によっても
変わりますが
平均で150〜250万円が目安です。

木造住宅内部の壁を耐力壁にするには
壁の石膏ボードやベニヤ板を
耐震性の高い素材に変えます。

6畳の部屋で平均約15〜20万円が目安です。
押入・クローゼットを利用すると、狭い範囲で
多くの補強が可能になりコストダウンする事が出来ます。

以上が耐震補強工事費用の
ざっくりとした目安です。

あちこち補強したいとなると
どうしても高額になってきますが
少ない費用で最大の効果が出る
補強工事が理想ですよね。

耐震補強工事の費用の割合は
「解体費用:2・補強費用:4・復旧費用:4」
が目安です。

なのでリフォームと同時に耐震補強を行うと
費用を約半分ぐらいに抑えることができます。

地震が不安だけど
なかなか耐震補強費用が出せない...
という方も
リフォームする時に
検討してみるのも一つの手です。

また、耐震補強工事は
自治体で補助金や助成金が出ていることが多いです。

次回は三島市の補助金について
ご紹介しますのでお楽しみに!

これさえ知っておけば失敗しない!三島市で耐震補強工事 VOL1

2011年の東日本大震災の後
日本では各地で大小の地震が発生しています。

「我が家も地震に備えたい...」
と思いながらよくわからないからと
先延ばしにしている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は耐震補強工事の方法や
費用、実例を紹介します。
正しい知識を身につけて
あなたのご自宅に必要な
耐震リフォームを行ってください。

VOL1では木造建築の耐震補強工事の流れと方法
VOL2では工事費用について
VOL3では補助金制度
VOL4ではタッチハウスの実例
をお伝えしていきます。

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耐震リフォームの流れ

1耐震診断
耐震を思い立ったら
まずは耐震診断をしてもらいましょう。
専門家に耐震補強工事の必要性を
見てもらうものです。
壁などを壊さずに判断する一般診断(約10万円)と
壁を壊して建物内部の様子を見て
判断する精密診断(約20万円)があります。

補助金が支給されたり
業者を紹介してくれることもあるので
お住まいの市区町村に
相談してみるのがおすすめです。

公的な資格を持つ施工責任者
がいる工務店でも
耐震診断を行っているところがあります。
お知り合いの工務店があれば
相談されるのもいいと思います。

ちなみにタッチハウスでも
行っています。

2耐震補強提案
耐震診断の結果に基づき
専門家が補強必要箇所や補強方法を決定します。

耐震補強工事の見積りとスケジュール
の提案があるので
それを見て耐震補強工事を
行うかどうか決めます。

診断と提案はできるだけ
おなじ業者がおススメです。
できるだけ耐震補強工事経験の豊富さで
選ぶといいでしょう。

耐震工事経験の豊富な業者は
建物のどの部分をどのように補強すれば良いか
などの引き出しが多いので
最適な改修計画をたてることができます。

補強工事の実施
診断、設計とすすんだら次は
耐震補強工事です。
耐震工事は工事が終わると
見えなくなってしまうので
途中で確認させてもらえると安心です。

アフターフォロー

タッチハウスでは
リフォーム後も定期的な点検や
困りごとへの即時対応を行い
それぞれのお宅に合わせた
メンテナンス方法をお伝えしています。

耐震補強工事の方法

耐震補強工事のパターンは主に4つに分けられます。
1建物の基礎から見直す工事
2接合部の補強工事
3屋根の見直し
4壁の補強

それぞれを見ていきましょう
1建物の基礎から見直す工事

古い木造住宅は
基礎部分に鉄筋を用いた技術がない頃
建てられた物件もあるため
そういう建物の基礎は無筋状態です。

無筋状態だと強度が弱いため
基礎をコンクリートで補強します。
コンクリートで補強することで
強度がぐんと増します。

2接合部の補強工事
古い木造建築の建物は
接合部が金属で補強されてないことがあります。
木造住宅は壁や梁が一体となって
地震に耐えるようになっているため
一つでも外れてしまうと
一気に耐震性が落ちてしまいます。
こういう場合
接合部を金具で補強して
つなぎ合わせることで
耐震性を大幅に
アップさせることができるのです。


3屋根の見直し

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耐震性を上げるには屋根も重要です。
一見するとなぜ?と思うかもしれませんね。
実はその理由は屋根の重さなんです。

地面から離れた位置に重いものがあるほど
揺れが大きくなってしまうからです。

棚の上に重いモノをおいておくと
ちょっとの揺れで落ちてしまいますよね。
それと同じです。

ですから屋根が重たい場合には
軽い材質の屋根材に変えることで
耐震性をアップさせることができます

4壁の補強

耐震工事を考える時に
最も大事だと言えるのが壁の補強です。

細かい筋が入っていない壁は
実はとても
揺れに弱いんですよね。

それに加えて
昔ながらの日本家屋は
開口部が多く壁の少ない家が多いのです。

壁を補強する場合は方法は2つあります。

・耐震の壁を新しく増設する
・既存の梁や柱を補強する

「耐力壁」というのを聞いたことが
あるでしょうか?

これは柱の間に筋交いを取り付けた壁や、
構造用合板を規定の釘で打ち付けた壁のこと。

耐力壁を造ることが難しい場合は
耐震金物を使って耐力壁にします。

耐力補強工事の流れと方法を
ご理解いただけたでしょうか?

わかってくると
費用の方も気になりますよね。
そこで次回は
工事費用についてお伝えしていきますので
お楽しみに!