シロアリに好かれる家・嫌われる家vol1

春分の日が過ぎ、日増しにあたたかくなってきましたね。

春になると怖いのがシロアリです。

シロアリが活動のピークをむかえるのは春(4月~6月)。
羽アリが大量に発生して気が付くことが多いのです。

シロアリは木などを分解して土に還してくれる
地球の循環にとって無くてはならない生物ですが
家の土台などに住みつくと
木材から断熱材まで食べてしまう怖い存在です。
5097351_s.jpg

そこで今回のシリーズでは
「シロアリに好かれる家・嫌われる家」
をお伝えします。

この記事を読むと
シロアリの好みに詳しくなれます。

その結果
シロアリ被害に合わない家を
作ることができるようになれます。

シロアリに好かれる家

床下空間が狭い

床下には通気口があるのですが
床下の空間が狭いとどうしても風が通りにくくなります。

シロアリは空気の動きが嫌いです。
だから風の通りが悪いところは大好きなのです。

換気が悪く壁や柱の水分量が多くなっている

シロアリはしっとりした木材が大好物です。

この
「しっとりとした」
という所がみそで、雨漏り等で濡れてしまって
乾かない状態が続くと喜んで近づいて気ます。
木が好物なわけではありません。

シロアリが好む素材は"やわらかいもの"なのです。

はっきり言って、やわらかいものであればなんでも食べます!
時には発泡スチロールや段ボールにも

その中でも
木の中に含まれるセルロースという成分が
シロアリ達の栄養源なので

しっとりした(乾いてない)木材が最も好きな物ということになるのです。

家の周りに木材を置いている
しっとりした木材が好き
ということは
雨をたっぷり吸った木材なんか最高にしっとりしていて
大大大大好物なわけです。

家の中の木材は雨漏りでもしない限り
びしょびしょになることはありませんが
家の外ならどうでしょう?

一回の雨でびしょびしょですよね。

もし家の周りに木材を置いていると
大好物の元へ
シロアリは集まってきます。

たくさん集まって
しっとり柔らかい木材を食べ終わったら
近くでまた食べ物を探します。

そう。
だから家の周りの木材は危険なのです。

オシャレな枕木・ウッドデッキ・板塀...

防腐処理をしてあっても
ちょっとした隙間にやってきます。
だって大好物ですもの。

庭に植木や鉢植えが多い
シロアリは生きている木は嫌いです。
だから庭木は心配ないと思うでしょ?

でも実は庭木に病気など問題が発生している時は
シロアリの好物になってしまいます。

例えば木が部分的に枯れてしまっている
立ち枯れという症状があると

その枯れた部分はシロアリの大好物です。

立ち枯れでなくても
庭木や鉢植えの多い家では
枯れた草花や枝などが
置いたままになっていることもあります。

それもシロアリの大好物ですよ~。

シロアリの好みを知っていただけたでしょうか。
次回はシロアリに嫌われる家の特徴を
ご紹介していきますのでお楽しみに!

PageTop