収納の棚板には種類があるって知ってましたか?後編

快適な家にするのに収納は必須です。

その収納になくてはならないのが棚板。
でも普段はあまり目立たないですよね。

でも実はこの棚板には種類があって
適材適所で配置することによって
オシャレでコストパフォーマンスがよくなるんです。

そこで今回のシリーズでは
棚板について掘り下げていきたいと思います。

前編では棚板の種類や設置する場所について紹介しました。

今回の後編ではタッチハウスでの施工例を紹介します。

今回施工させていたのは
玄関横にもともとついていた収納スペースです。

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棚板がいくつかついている普通の収納でしたが
ここにゴルフバックを収納したいとのご依頼でした。

ゴルフバックは以前は玄関から離れた場所に収納していて
出かけるたびに出してくるのが億劫だったそう。

玄関からすぐの場所なら取り出すのも便利だし
帰ってきたときもすぐにしまえるからと、
玄関わきのこの収納に目をつけられた施主さん。

素晴らしいです°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

さっそく中の棚をそっくり外して
上の段には棚を設けず
ゴルフバックをドーンと入れられる空間に。

下の段は棚板をつけて靴を収納できるようにしました。

ゴルフは緑豊かな自然の中でするスポーツです。
とっても爽やかなイメージですが
山や芝生はとても湿気が多いもの。

そこで一日を過ごしたゴルフバックや靴は
湿気をたっぷり吸っています。
まあ靴はゴルフでなくても
いつも足からの湿気をたっぷり吸っていますが(≧▽≦)

前編でお伝えした通り、
そんな湿気たっぷりのものを収納する場所には
棚の材質がとても重要です。

湿気の吸放出を全くしないプリント合板のなどの棚板では
湿気が逃げないのでカビやすいし
特に靴は嫌な臭いがしてくることがあります。

おススメなのは湿気を吸ってくれる集成材です。

実はタッチハウスでは、見える収納棚はもちろん
見えない収納棚にも集成材を使うのがデフォルトです。

集成材の持つ吸放出性に加え
強度や持ちなどを考慮すると
長い目で見るとコスパがいいと思うからです。

出来上がった収納棚がこちらです。

S__39534599.jpg

厚みのある集成材を使い吸放出率を高めています。
棚板の位置を変えられるようレールをつけるために
横壁にも集成材を設置したので
さらに湿気を吸ってくれます。

上の棚にはゴルフバックが
余裕で3つ入ります。

棚の高さもちょうどよく
とても使いやすいと喜んでいただけました。

プリント合板の棚板は安価ですが
収納内部の環境を考えると
場所によっては使わない方がいい場合もあります。

集成材の棚板は
内部を調湿してくれるので
下駄箱だけじゃなく
クローゼット、食品庫などにもおススメです。

タッチハウスでは新築の場合
収納内部の壁や天井も集成材を使いますので
効果は倍増しますよ~(^^♪

家づくり・リフォームは
見えない部分が実はとても大事です。

適材適所を考えて建材を
セレクトできるパートナーを選んで
安心安全な家を作ってくださいね。

タッチハウスでもぜひお手伝いさせてください!

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