オリジナルのサンルーム
先日ご依頼があり
サンルームの増築工事をさせていただきました。
サンルームは天候に関わらず洗濯物が干せたり
リラックスするための癒し空間になったりと
近年共働き世代にもシニア世代にも人気です。
サンルームの増築工事で
最も気をつけているのが防水処理です。
サンルームを後付けで設置するときは
既存の外壁に釘やビスなどを使って固定します。
このときに固定した部材周辺を
コーキング材でしっかりと防水処理をしておかなければ
雨や害虫が外壁の中に侵入し
建物の耐久性を落とすきっかけとなってしまいます。
せっかく設置したサンルームが
雨漏りや害虫が入ってくる
原因になってしまっては
元も子もない!
というわけで一番気を遣う所です。
サンルームは既製品もあるのですが
今回はオリジナルで一から作りました。
防水処理や見た目など様々な要素を
総合的に見た時に
既製品でしっくりくるものがなかったからです。
屋根板と手前の壁は
ポリカーボという樹脂パネルを加工しました。
ポリカーボネートは、DIYで人気が高い素材のアクリル板と同じプラスチック材の一種です。
透明な見た目はアクリル板とよく似ていますが
紫外線に強いうえに
-40℃~125℃までの温度に耐えられるという
見た目を裏切る強さを持っているのです。
また衝撃にも強く
非常に割れにくいという特性があります。
その強度はアクリル板の30倍と言われており
プラスチック素材の中でも
最高クラスなんです。
日光浴や洗濯物を乾かす場所として
認識されているサンルームですが、
断熱効果もあります。
住宅の断熱性は
外気と内気の間に
どれだけ隔たりがあるかで決まります。
通常、断熱性を高めるためのリフォームは
壁の間に断熱材を入れたり二重の窓にしたりと
外気と内気の隔たりを作ります。
実はサンルームはそれ自体が
外気と内気の間の隔たりになるんですよね~。
大きな空気のクッションを入れている
イメージです。
建物全体の断熱性能を
上げることはできませんが
隣接する部屋の断熱性を
向上させることはできます。
デメリットとしては
メリットの裏返しになってしまうのですが
夏は太陽熱が空気を温めてしまうので
隣接する部屋が暑くなってしまうこと。
気になる場合は
『屋根の日除け』や『熱量を吸収する屋根材』
などを選択すると暑さを軽減することができます。
すだれとかよしずなども有効です。
サンルームは機能的に素晴らしい面も
もちろんありますが
作ると家の雰囲気は大きく変わり
新たなリラックス空間空間を
作れることが意外なメリットです。
ご興味のある方は
ぜひタッチハウスにご相談下さい。
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