塗り壁の手入れってどうなの?

こんにちは!タッチハウスブログスタッフの平戸です。

静岡県ではやっと昨日梅雨明けしました。長い梅雨の間、あなたの家では湿気でのお悩みはありませんでしたか?我が家では今年は神棚のしめ縄にびっしりカビが生えてしまいました。家を建てて13年ですがこんなことは初めて。今年の梅雨の湿気のスゴさを実感しました。

でもそんな湿気がひどい季節も、自然素材の家は調湿作用があるせいかわりとサラリとしています。洗濯物を部屋干ししても嫌なにおいが付いたことがないし、今年もしめ縄以外はどこにもカビませんでした。

あ、かびないのは普通なのかな?以前住んでいた集合住宅は梅雨時期は畳も押し入れの中もカビて困っていたので...(^^;
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さて、「自然素材の家のお手入れ・床材編」を前回のブログでアップさせてもらいました。

今日は塗り壁の手入れについて書きますね。

塗り壁と一言で言っても、材質や塗り方によって違います。

我が家の場合は、ホタテ貝を使った材質と珪藻土で壁を塗りました。ほんとうは天井も塗り壁にしたかったのですが、予算オーバーで叶わず天井にはクロスを貼りました。

その塗り壁のお手入れですが、我が家でやっているのは
・年末のすす払い
・汚れた時に雑巾でよく拭く
です。

・年末のすす払い

我が家では居間やキッチン、寝室などメインの壁はホタテの壁材です。これは凹凸がありざらざらした表面なので、そのざらざらの部分にほこりがつきやすいのです。最初の5年ほどはほとんど目につくことはなかったのですが、ここ何年かは天井に近い部分や吹き抜け部分にほこりがついているのが目に付くようになりました。

そこで、毎年年末にはブラシを付けた掃除機で吸い取るようにしています。ざらざらしているので、ホコリ取りのモップだと、モップについた埃を逆に壁にくっつけてしまうことがあるんです。だから掃除機で吸い取るのが結局は早いんです。

掃除機が届かない場所は、濡れた手ぬぐいでブラシの部分をおおったほうきで壁をなぞるという昔ながらの方法ですす払いをしています。

珪藻土の方は表面に凹凸がほとんどないので、ホタテほど埃がつくことはありません。天井付近のススもホタテの半分くらいじゃないかなあ。こちらも同じように掃除機かほうきで年に一度くらいはお手入れをしています。

私の施工住宅会社さんは珪藻土の値段が高かったので、洗面所やトイレなどの水回りだけしか珪藻土にできなかったんですが、タッチハウスの場合はどれを選んでも同料金なので、埃が気になる人は表面が滑らかな材質にしてもらうといいですね。


・汚れた時に雑巾でよく拭く

子どもが小さいと、よく汚れた手で壁を触っちゃうんですよね。うちは白い壁で汚れが目立つので、その度に濡れた雑巾で拭くようにしていました。ゴシゴシこすると壁材が少し剥がれてしまうこともありますが、汚れはほぼほぼ落ちます。色の濃い汚れの場合は石鹸水をしみこませた雑巾で拭いた後、水拭きすると大抵の汚れは落ちました。

書初めの墨が壁に飛び散ったりしたことがあったのですが、それだけはうっすらと残ってしまいましたね(^^;

ホタテも珪藻土も汚れの落ち方はあまり変わらないです。


こんなお手入れをしながら13年住んでみた感想は

「塗り壁は13年経っても美しい!」
です。

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冒頭で書いたように

予算の関係で天井は壁紙にしたので、壁紙との差を目にすることができるのでよくわかるんです。天井は手垢が付いたり、スープが飛び散ったりすることがないはずなのに、ところどころシミができて、色もベージュっぽくなり、境目のラインが目立ってきています。

それに対して塗り壁は天井に比べたら白い(元は同じ色だった)し、汚れた時は拭いているせいかもしれませんが、シミもほとんどないんです。

クロスは15年から20年で張り替える人が多いというのも、クロスはこんな風に何となく薄汚くなってきてしまうからなんですね。その点塗り壁は、時間が経てば経つほど良さが出てくる気がします。まあ、すす払いはめんどくさいですが(^^;


今日は塗り壁のお手入れについて、私の超個人的な意見をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!