無垢床板はそったりひび割れたりしないの?      三島市 デザイン×健康住宅

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

日に日に日が短くなって、秋の気配が深まっていますね。

夏は湿気を吸ってくれる無垢材ですが、冬になると乾燥してそりやひび割れなどが出てくるという不安のある方もいるかもしれませんね。

そこで今回は、冬場の無垢床板について、13年無垢の床板や漆喰の壁の家に暮らしている経験からお伝えします。

我が家は一階はヒノキの無垢板と畳、二階はパインの無垢板で、一階二階ともに壁はホタテ漆喰、天井は紙クロスです。

我が家の場合、冬になると面白いほど天然素材は収縮します。畳は5㎜程もすき間があき、床板の目地も夏の倍くらい広がります。

シナ合板の扉は閉まりやすくなるし、タモの木で作った作り付けの戸棚も開け閉めが楽になります。

13年経って、そったりひび割れたりしてきた場所があるかと言うと...、うーん、
思いつかないんですよね。DIYで作ったものはそってしまったものがたくさんあるんですけど(^^;

プロが適材適所に木材を配置してくれたということがやはり大きいのだと思います。

それともう一つ、家の湿度を調節してくれるのは床だけじゃないというのも、住んでいると強く感じますね。
室内の湿度は家全体が調節してくれているという感じです。

実際、部屋を構成するのは床と壁と天井の3つ。その3つが調湿する材料で作られているかいないかで大分違いますよね。

例えば床は無垢板でも、壁と天井がビニールクロスや樹脂系の塗り壁だったりすると、
1/3の湿度調節機能ということになりますからね。

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だから全部をセットで考えた方が、そりやひび割れといった無垢材の変形は避けやすいんじゃないかなと思います。

今日は無垢板のそりやひび割れについて、私の超個人的な感想をお話しました。
ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

無垢の床板と子供2     三島市 自然素材 × 健康住宅

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

前回のブログで「自然住宅で子育てをすると無垢板がどんな風に変化するか」について、実際の写真も添えて書きました。
今回はその続編です。

前回の写真を見て、中にはこんなに傷やシミがついてしまうなら無垢材はやめておこうかなと考える人もいたかもしれません。
でも実は前回の記事では写真での見え方についてちゃんとお伝えできていなかったと反省しておりまして...(^^;

そこで今回は、写真とリアルの感覚の違いについて書いてみたいと思います。

実は無垢板は写真でみるのと実物を見るのは大きく違います。光の加減もあるのかもしれないのですが、
写真で見るほどシミも傷も目立たないんです。
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無垢材の床には数え切れないほど傷やシミがつきます。でも無垢材には傷はついても目立ちづらいという特性があります。
無垢材は年月と共に色が濃くなり、つやも出てきます。それによって傷は目立たなくなってきます。

カメラを寄せて撮れば傷もシミも目立つのですが、立っている目線や、座っている目線ではあまり気にならないんです。

これはもう実際に見てみるしかないと思うので、やはり入居宅見学会などで、実際に住んでいる方の家を見せてもらうのが一番だと思います。

そしてもう一つは、例え傷だらけだったとしても、味わいとして見れるかもしれないということです。
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個人的に無垢材は、ナチュラルなインテリアや生活スタイルに合っていると思います。無垢材の一つ一つに表情があり、
クセも性質も違うからこそ、独特の風合いや足触りが出てきます。生活によってつく傷や汚れもそんな風合いの一つだともいえます。

私が自然派住宅に住みたいと思ったのは、天然の木の柔らかい雰囲気、無垢板の床の足触りと艶が素敵だったからです。
見学した家はどこも10年以上経っていたのですが、あめ色に艶が出た無垢材や、ちっとも古びた感じのしない漆喰の壁が本当にすてきで、
時間が経つとよくなる家に住みたいと思ったものです。

そんな私は傷もシミも風合いとしてとらえてしまっています。このあたりは感覚的なものなので、実際に見学してみて、
傷や汚れが許容範囲かどうか確認するといいと思います。写真や言葉だけで判断するのはもったいないと思います。

ぜひ色んな家を見学して、あなたにとって最高の家を建ててくださいね。今回の記事が少しでも役に立てればうれしいです。

今回は無垢の床板と子供について、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!