ストレスフリーなキッチンとは?後編

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

前回、ストレスフリーなキッチンについて
時間が経っても汚れがさっと落ちる素材
汚れが味になる素材のことを書きました。

今回はその後編です。前編を読んでない方は是非前編を先にご覧ください⇓
/diaryblog/2020/10/post-42.html

前回お話したようにキッチンでストレスをなくすには、掃除がラクにできる仕組みづくりがとても大事です。それには

調理台にものを置かないこと

もめっちゃ大事です。油がはねたり、調味料が飛び散ったりして、レンジ台や調理台は調理をする度に汚れますが、調理台に物がおいてあるとそれ自体も汚れるし、
台を拭くためには物を全部どかさなければならないので、手間が増えてしまうんです。

それに、調味料を調理台やガスレンジの周りに置いておくと、さっと使えて便利なように思えますが、そこにあるものを毎回必ず使うとは限りませんよね。
それ以外の調味料を出してくると、調理するスペースが狭くなってしまいます。狭いところで料理をするのってかなりストレスです(^^;

なのでよく使うものは調理台の上に置くのではなく、

1アクションもしくは2アクションで出せる場所に収納する

です。一番よく使う調味料類、毎日使う鍋、まな板、包丁などは、使う場所から動かずに取れる場所に置ければ最強!
できるだけシュミレーションして、具体的な動線をイメージすることが勝利への道でしょう。

そして、本当はワンアクションが一番ですが、そこまで行けなくても、せめてツーアクションで調味料や鍋が取り出せると、
かなりストレスフリーで調理を進めることができるでしょう。

とはいえ、実際に使ってみないとわからないこともありますよね。そんな時のために収納場所をフレキシブルに変えることができるといいですね。
少し余白なスペースがあるものを選んだり、ゆとりを持たせて収納しておくと、実際に使いながら、使い勝手のいいキッチンに作り上げていけます。

我が家ではシンクやガスレンジ、調理台の下は空いていて、そこにワゴンを入れたり棚を入れたりして、その時々に必要なものを入れ替えています。「こんなのがあるといいな」と言うとDIY好きな夫が作ってくれたりするので(^^♪

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あとやはり、キッチンは立っている時間が長いので、

立っていても疲れない床材

も外せません。無垢板はビニールタイルや合板に比べて、あたたかさと柔らかさがあるんですね。
素足で触ってもヒヤッとしないし、感触が柔らかいんです。

なんでも木材はパイプ状の細胞の集合体で、その細胞の内側は、私たちの身近な物質の中で最も熱を伝えにくい空気で満たされているんだとか。
だからあたたかく感じるんですね。

木材の中でもパイプ細胞が多いのが針葉樹。杉やヒノキ、パインなどは空気を含む量が断然多いので、あたたかく足触りも柔らかいんだそうです。

我が家のキッチンの床材はヒノキですが、確かに塩ビタイルだったアパート時代と比べて、すごく足腰が楽なんです。疲れにくくしんどさが全然違います。

今回は前編と後編に分けてストレスフリーなキッチンについて、私の超個人的な感想をお話してきましたが、まとめると

時間が経っても汚れがさっと落ちる素材
汚れが味になる素材
調理台にものを置かない
1アクションもしくは2アクションで出せる場所に収納する
立っていても疲れない床材

ということに気をつけるとストレスフリーなキッチンになる!

という記事でした。

ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

ストレスフリーなキッチンとは?前編

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

家を建てる時は外観や素材、間取りや外構などを一生けんめい考えますよね。
でも家は完成すると生活の場所。当たり前ですが、ご飯を作り、洗濯をして、
掃除をする毎日が待っていて、きれいなままじゃいられません。

だからご飯を作りやすい、洗濯のしやすい、掃除のしやすい家というのが主婦にとってはとても重要です。

人によって家事にも優先順位があると思います。

「掃除はそこそこ、料理は好きだからちゃんとやりたい」
「家はきれいじゃないと嫌。キッチンが汚れるからおかずは出来合いの物で十分」
「洗濯は重要。アイロンスペースやクローゼットは充実させたい」

などなど...。自分が何を優先させたいのかを知ることはとても重要ですね。

私の場合は、料理教室を主宰しているので料理に対する優先度はめちゃめちゃ高いと思います。

そこで今日は、毎日のご飯作りをストレスなくできるキッチンについて、
自然素材の家に住んで13年の経験をもとに書きたいと思います。

キッチンは毎日、粉や油が飛び散る場所です。調理が終わってから周囲を拭いてきれいにしたつもりでも、
拭ききれずに積み重なる汚れは多いですよね。

そこで助かっているのが
時間が経っても汚れがさっと落ちる素材
です。

キッチンに多い油と埃が混じった汚れは、時間と共に固くなって取りにくくなっていくのですが、
樹脂系の素材とその他の素材では時間が経ってからの落ちやすさが全然違います。

ホーローやタイル、ステンレスなどの素材では、セスキ炭酸ソーダや強アルカリ水などを吹き付けるとさっと落ちるのに対し、
樹脂系の素材のものはべとべとがなかなか取れません。しかも10年過ぎると経年劣化で色が黄ばんでもろくなってきます。

こういうのが積み重なると、だんだんキッチンが汚れてきて、
キッチンに立つのがストレスになってきちゃうんですよね。

これと同じ理由で
汚れが味になる素材
というのも愛着のあるキッチンにするために、私にとって大きな要素です。

我が家ではキッチン脇の壁は塗り壁、床はヒノキの無垢材です。

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塗り壁や床に水や調味料が飛び散ることは日常茶飯事です。
その度に拭き掃除はしますが、うっすらシミになったりもしています。
でもそれがいい味になっているんですよね。床も油が飛び散るせいか、
他の部分よりもあめ色が濃くていい感じになってきています。

実は天井はクロスを貼っていて、天井だからたいして汚れは飛び散ってないはずなのに、
塗り壁より汚れが目立つんです。しかも継ぎ目の部分が薄い茶色に変色してきているんですよね。

塗り壁や無垢板が時間が経てば経つほどいい感じになるのに対し、
クロスは劣化が目立ってきて張替えをしたくなってくるんです。
長い目で見れば天井も塗り壁にした方が安く済んだな~と、大変後悔している部分です。


ちょっと長くなってしまったので、次回、後編を書きたいと思います。


今日はストレスフリーなキッチンについて、私の超個人的な感想をお話しました。
ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!