建ててみて思う工務店のメリット・デメリット

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てようと思ったときに、どんな住宅会社で建てるかはけっこう大きな問題ですよね。

テレビでよく見聞きするような大手ハウスメーカー、地域密着型の工務店...。
私も夫と一緒にずいぶん悩みましたが、最終的には、自然住宅を得意とした地域密着型の工務店で建てました。
もちろんハウスメーカー・工務店とひとくくりにはできないし、個々の会社によって違いはあると思いますが、一つの体験談として参考になればと、
今回は、工務店で家を建ててみて感じたメリット・デメリットをお伝えしようと思います。

我が家は家づくりの一歩としてハウスメーカーのモデルハウス巡りから始めたのですが、大手のハウスメーカーは自由設計と言いながら、
使う部材がある程度規格があって制約が多く、意外と好きなように建てられないのでした。
私が家を建てた13年前は無垢の木やぬりかべを規格内にしている大手はなかったので、自然に大手以外の住宅会社を選びました。

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建ててみて思う工務店のメリット・デメリット


メリット

☆カスタマイズできる

個人の要望に柔軟に対応してくれるのが工務店の良さです。大手メーカーは多くの人が満足する最大公約数的な家を得意としていますが、工務店は個人の好みに応じたエッジの効いた家づくりが得意な所が多いです。
私たちは無垢の床板・塗り壁・建具・作り付けの家具...などわりと明確なイメージがあり、それを実現してくれたのは工務店でした。

☆価格が安い

工務店は大手ハウスメーカーより安いというのが実感です。合板やビニールクロスより高価なはずの自然素材をほぼ使って建ててもほとんど変わらないか、少し安いという見積りでした。直接地元の職人を組織できたり、テレビコマーシャルなどの宣伝費をあまりかけていないことがその理由のようです。

☆地元密着なので地域に合わせた仕様を熟知している。

家を建てる環境はとても大事で、風が強いのか、湿気は多いのか、その土地によって全然違います。我が家は静岡にあるのですが、設計者は夏と冬の日照時間、太陽の角度、風向き、などを設計に生かし、夏涼しく冬暖かい家を建ててくれました。


デメリット

☆自分の要望をかなえてくれる工務店を自分で探して選ばなければならない施工された家をみせてもらったりして、自分のイメージ通りの家を建ててくれそうかどうか選ぶので、たくさんの工務店の現場を見て歩きました。まあそれも楽しかったですが(^^♪

☆倒産のリスクが大手より高い

今は大手でもどうなるかわからない時代とはいえ、やはりリスクが高いのは確かで、実際、うちを建てた工務店も10年後に倒産してしまいました。工務店といえば地元密着なので、ちょっとしたトラブルにも対処してもらえるのが魅力でしたので、来てもらえなくなってしまったのは残念でした。


とはいえ、工務店は地元にいくつもあるのでちょっとしたトラブルを見てくれる所には困っていません。
ただ建ててる最中に倒産してしまうのは困りますよね。そんな心配のために、万が一、契約した会社が倒産しても、保証会社が工事を引き継ぐ建築会社を紹介し完成をサポートしてくれる「住宅完成保証制度」というものがあります。

支払った金額分よりも工事が進んでいない場合でも、一定の過払金や追加工事金が保証されるため、施主はより安心して住宅を建てることができるというものです。

私たちはこれを利用して、建てている最中の万が一には備えられたので安心でした。

☆最新技術や省エネ効率は大手メーカーの方が勝っている

大手のように潤沢な資本があるわけではないので、最新技術を開発しているところはほとんどないと思います。

以上が私が家を建ててみて思う工務店のメリット・デメリットでした。

実は家を建てる時に工務店を利用する人は、全体の7割にも上るそうです。実際に私も探すのは難しかったけど、私たちの希望を叶えてくれる工務店で家を建てて満足しています。会社は倒産はしてしまったけれど、家が建ってしまえば面倒を見てくれる大工さんはたくさんいるのでそれほど困っていないですしね。

満足できる家を建てるにはまずは自分たちがどんな家に住みたいのか、具体的にイメージしてみてくださいね。

家族でも話し合い、予算、間取り、欲しい設備などゆずれないポイントをはっきりさせてから、モデルハウスや住宅展示場で情報収集すると、自分たちの希望を叶えてくれるメーカーや工務店がみつかりやすくなると思います。

今回は建ててみて思う工務店のメリット・デメリットについて、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!