新築住宅 収納のポイントVOL4

家づくりをする時
『収納の使い勝手』
を考えた間取りにするかどうかで
住み心地は全然違ってきます

せっかく家を建てるなら
収納量が少ない...場所が悪い...と
後悔する家にはしたくありませんよね。

そこで今回のシリーズでは
奥が深い収納について
整頓術から場所別収納術まで
まとめてご紹介します。

これからの家づくりにぜひお役立てください。

第一回目は整頓術
第二回目は生活動線から考える場所別収納玄関編
第三回目は生活動線から考える場所別収納洗面・脱衣所編
についてお伝えしました。

4回目の今回は生活動線から考える場所別収納キッチン編です。

生活動線から考える場所別収納キッチン編
images.jpg

キッチンは料理をする場所ですが
そこで行う家事は
料理だけではありませんよね。

買い物からかえってきたらまず
買ったものを冷蔵庫や戸棚に収納します。
その他にも
食材を洗う
カットする
加熱する
食器や鍋を洗う
盛り付ける
食卓に出す

などなどの作業があります。

収納は量ではなくて
場所だとよく言います。
作業内容とそれをする場所をよく考えて配置すると
作業効率をアップさせ
時間を大幅に短縮することができます。

そのコツは...

作業する場所に作業に必要なものを
配置するのことです。

使うところにモノを置く

シンク

例えばシンクでは食材や食器などを
洗います。

23128992_s.jpg

食材を洗う場合は
ボウルやザルが

食器を洗うためには
水切りかごやスポンジ
洗剤などが必要です。

食材を洗って鍋に入れたり
鍋に水を入れたりするので
実は鍋やフライパンも
シンクの下の方が動線がスムーズです。

なのでシンク下に
ボウルやザル、鍋類

シンクの脇に
水切りかご・スポンジ・洗剤などを
配置するとスムーズに作業できます。

シンクではごみも出ます。
生ごみ・燃えるゴミ・燃えないゴミ・ペットボトル・ビン・缶...
ゴミ箱はできるだけシンクの近くにあるといいのですが
これだけの種類別に置くとなると
かなりの大きなスペースが必要です。

シンク下に置けない場合は
手元に小さなゴミ箱を置くのをおススメします。
61CYNNTnTuL._SL1000_.jpg

調理中に出るごみをここに入れておいて
あとで分別ごみ箱に入れなおすと
調理中にあちこち動かなくていいので便利です。

ゴミ箱の設置場所は悩ましい所です。
キッチンカウンターに組み込んだり
4426149_s.jpg
リビングとの境目に設置したり
スクリーンショット 2022-05-18 101435.png
勝手口がある場合は外においても。
22689463_s.jpg

ゴミ箱の置き場所はささいなことのようですが
その使い勝手の良し悪しは
家事のしやすさに大きく影響してくるので
プランニングの段階でしっかり検討することが大事です。

コンロ

コンロでは
煮たり炒めたり加熱したりします。
23928669_s.jpg

加熱中に必要になってくるのは
調味料やヘラ・菜箸などのキッチンツール。

鍋つかみや鍋敷きなども
ここに取り出すとパっと取り出せて便利です。

コンロの下など近くに配置しましょう。

20190903_maeda_06.jpg
23e8eeb6.jpg


食器の収納

食器は最後の仕上げの盛り付けで使います。
また食後は洗って片づけることも考えると
調理台とシンクの近くがおススメです。

洗った食器をすぐにしまえて
調理したものもすぐにお皿に盛ることができるので
家事動線がとても楽になります。

4293211_s.jpg

収納する時のポイントは使用頻度の高いものを
手の届きやすいエリアに配置すること。

逆に使用頻度の低いものは
高い棚や足元の引き出しに収納します。

グラスや湯呑は
食卓にポットや急須を持って行って飲む習慣がある場合は
食卓のそばに配置すると無駄がないです。

全4回にわたって
整頓術と生活動線から考える場所別収納術を
お届けしてまいりましたがいかがだったでしょうか。

整頓術も収納術も
地味で小さなことですが
ちりも積もれば山となるという言葉のとおり
無駄を省いてできた
小さな時間の積み重ねが
トータルで見ると30分、1時間になったりするものです。

ぜひ、この整頓術・収納術を使って家を片付けながら
家づくりのプランを立ててみてくださいね!


新築住宅 収納のポイントVOL3

家づくりをする時
『収納の使い勝手』
を考えた間取りにするかどうかで
住み心地は全然違ってきます

せっかく家を建てるなら
収納量が少ない...場所が悪い...と
後悔する家にはしたくありませんよね。

そこで今回のシリーズでは
奥が深い収納について
整頓術から場所別収納術まで
まとめてご紹介します。

これからの家づくりにぜひお役立てください。

第一回目は整頓術
第二回目は生活動線から考える場所別収納玄関編
についてお伝えしました。

第三回目の今回は生活動線から考える場所別収納洗面・脱衣所編です。

生活動線から考える場所別収納 洗面所・脱衣所

コロナ前
洗面所はたいてい
お風呂場の隣にあり脱衣所を兼ねていました。
こんな感じ。
スクリーンショット 2022-05-15 202937.png
洗面所はプライベートスペースとして
目立たない場所(家の奥など)に
配置されることが多かったのです。

でも
コロナによって
洗面所は表舞台に躍り出ました。

プライベートスペースから
パブリックスペース
【家に帰ったら一番に行く場所】
【お客さんも使う場所】
【玄関から近い場所】
へと大変換をとげました。

洗面所

そういうわけで
近頃の洗面所は
手洗いと脱衣所を分離して
玄関脇や廊下などに
設置するパターンが
増えています。

22075517_s.jpg

当然収納も洗面・脱衣所が
同じスペースだった時とは変化しています。

パブリックスペースに設置する場合は
生活感のあるものを見せない収納
を意識する必要があります。


洗面所を2カ所に設置するのでない限り
洗面用具や歯磨き用具も置かなければならないので
戸棚やかごなどを使って生活感のあるものは
上手に隠しましょう。

ce6760c7353caf8ce950a35e5cf0bb1d-720x550.jpg


リネン類は色や素材を統一すれば
見せる収納として利用できますが

23034934_s.jpg

色や種類がバラバラなこともありますよね。
1404716_s.jpg

多彩な色や素材で
キッチュでアートな印象を与えることが
できればいいのですが
かなり難易度が高いです。

センスに自信がない場合は
見えないように収納するのがおススメです。

脱衣所

洗面所が独立すると
脱衣スペースは少しゆとりができます。

そこで昨今人気なのが
ランドリースペースを作ること。

最近は共働きで
室内干しがメインだという方も多いため
脱衣所に洗濯機と室内干しスペースを設置してしまうのです。

4975976_s.jpg

すると洗濯機から出した洗濯物をその場で干せるので
家事動線がグンと短くなります!

そこに収納するスペースを設けると
乾いた洗濯物をすぐにしまうことができて
さらに時短!
5178093_s.jpg

着替えなどを取りに行くのに
1階と2階を往復しなくて済むのも
うれしいですよね。

全てをしまう程広さにゆとりがない...という場合には
タオルや部屋着をしまっておける程度の
ミニ収納でも十分時短になります。

洗面・脱衣所の収納アイデアいかがだったでしょうか?
次回はキッチン編です。どうぞお楽しみに!