新築住宅 収納のポイントVOL2

家づくりをする時
『収納の使い勝手』
を考えた間取りにするかどうかで
住み心地は全然違ってきます

せっかく家を建てるなら
収納量が少ない...場所が悪い...と
後悔する家にはしたくありませんよね。

そこで今回のシリーズでは
奥が深い収納について
整頓術から場所別収納術まで
まとめてご紹介します。

これからの家づくりにぜひお役立てください。

第一回目の前回は整頓術についてお伝えしました
第二回目の今回は生活動線から考える場所別収納玄関編です。

生活動線から考える場所別収納 玄関編
23269426_s.jpg

前回の整頓術では
ステップ1で全部出し
ステップ2で使うものと使わないものに分け
ステップ3で使うものをしまう
ということでしたね。

このステップ3の
使うものをしまう
は新居で行うわけです。

元々あったところに戻すのはかんたんですが
注文住宅では収納を自由に設計できるので
どこに何をしまったらいいのか
自由過ぎて迷ってしまいますよね。

そんな時は
日常の生活動線を基準にしてみてください。

動線上の最適な場所に収納スペースを設けると
無駄な動きを抑えられるからです。
必要な場所に必要なものがあると
出すために遠くまで行くというストレスがなくなるし
使う場所としまう場所が近ければ
出しっぱなしになることもありません。

では実際に注文住宅の収納について
玄関からの動線に沿って紹介していきます。

玄関収納

実際に帰宅した時のことを
イメージしてみましょう。

まず玄関で靴を脱ぎ、
カバンやコートをどこかにおいて
洗面所で手洗いうがいをして
それからリビングに行く
という行動をとる人が多いかもしれません。

もちろん一番にトイレに行ったり
買い物帰りだったらキッチンに行ったり
ということもあります。

ご自身のお宅では家族は
どんな行動をとることが多いですか?

カバンやコートを投げっぱなしにして
洗面所やトイレに行くことが多いなら
玄関に収納場所を作れば
部屋が散らからなくなります。

ゴルフやヨガなどを趣味にしている場合は
ゴルフバックやヨガマットが玄関に
置けたりすると便利ですよね。

また小さいお子さんがいる場合は
ベビーカーや三輪車、
子供の習い事のサッカーボールや
野球道具などの置き場所が必要かもしれません。

こんな風に家族構成や生活習慣に合わせて
玄関収納を考えていきましょう。
玄関収納にはこんなタイプがあります。

靴と傘を収納するシンプルな下駄箱
10004105_s.jpg
昔からあるタイプの玄関収納で
壁面収納にすればかなり省スペースで作ることができます。

特に大きなものを収納する必要がなかったり
別に収納できる場所を確保できるなら
シンプルなタイプで十分だと言えるでしょう。

 コートやゴルフバックなどをしまえる収納
storage_order_housing_01.jpg
コートやカバン、ゴルフバックなど
大きめのものもしまえる玄関収納です。
玄関にコートやカバンなどをしまえれば
リビングに持っていく必要がありません。

玄関近くの廊下の壁面に
設置できれば省スペースです。

 ウォークインシューズクローゼット
191223287399_01.jpg
靴をはいたまま入れるシューズクローゼットです。
大容量なので三輪車やベビーカーも
そのまま入れることができます。
棚などには帽子やマフラーなども置けて
外出に必要な物を備えておくことができます。

鏡を設置すれば
ここで身支度まで整えることも出来ます。

玄関は家の顔ともいえる大事な場所。
キレイに整えておくと運気も上がると言われます。
希望に合わせて収納を自由に作れるのは
注文住宅ならではの魅力です。
ぜひ今回の記事を参考に
スッキリと片付く玄関収納について
考えてみて下さい。

次回は洗面・脱衣所編です。
お楽しみに!

新築住宅 収納のポイントVOL1

家づくりをする時
『収納の使い勝手』
を考えた間取りにするかどうかで
住み心地は全然違ってきます

せっかく家を建てるなら
収納量が少ない...場所が悪い...と
後悔する家にはしたくありませんよね。

そこで今回は
奥が深い収納について
整頓術から場所別収納術まで
まとめてご紹介します。

これからの家づくりにぜひお役立てください。

整頓術からはじめる
23854409_s.jpg

物を入れて部屋をスッキリ見せたり
必要な物をストックしたりする収納。
収納は、サイズや容量
設置する場所によって
使い勝手の良し悪しが決まります。
そのため
『必要な物を使う場所に片付けることができる収納
取り出しやすく片付けやすい収納』が
暮らしていく中で
使いやすい収納ということになります。

最近はシュークローゼットや
ウォークインクローゼット
パントリー、壁面収納など
多くの収納があり
どれもよさそうにみえますよね。

確かに、一つひとつは便利で使い勝手がいいものですが、
あなたの暮らしに合っているでしょうか?
どんなにいい物でも
あなたのライフスタイルに合っていなければ
使いこなすことはできません。

あなたの暮らしをイメージして
収納場所を考えることが大切です。

ここがしっかりできていないと
持ち物の総量に対して収納スペースが多すぎたり
収納スペースが足りなくなったりしてしまいます。

そこで大事なのが
家づくりと並行して持ち物の見直しをすること。
今持っているものは
今の住まいに合わせているものが多く
新しい家に必要ではないものが
けっこうあったりします。

持ち物を減らすことができれば、
その分収納スペースも減り
リビングや寝室などのスペースを広くすることができます。

家をきれいにキープするには
整理整頓術が欠かせません。

引っ越しはその整頓術の第一ステップである
全部出す
を強制的にさせられるので

それを上手に利用して
第二ステップの
「使う使わないでわける」
第三ステップの
「使っているものをしまう」
を家の収納に落とし込んでいけば
「片付くしくみ」のできあがりです。

では具体的に整頓術の
第一~第三ステップとは
どんなものなのでしょう?

整頓術第一ステップ

整頓術の最初のステップは
全ての持ち物を広げてみることです。
23452952_s.jpg

とはいっても家の中には
莫大な量のモノがありますので
一日30分~1時間くらいを目安に
今日はこの引き出し
今日はこのタンス
というように少しづつやっていきます。

大きな戸棚や収納庫などを整理整頓するときは
床にブルーシートやレジャーシートなどを広げ
そこに置くのをおすすめします。

全部出して確認してみると
全く覚えていなかったようなモノが
出て来たりしておどろきますよ!

同じものがいくつもあったり
貰いもので捨てられないものが入っていたり...

使わずに入れっぱなしになっているものが
なんと多いことか!

もちろん捨てずにいることも可能ですが
その置き場所のせいで
リビングやキッチンが狭くなるとしたら...

整頓術第二ステップ

第二ステップは
「使っているモノ」「使っていないモノ」を分別すること。
911085_s.jpg

このときの片付けのコツは
一年以内に使ったものかどうかで判断することです。

あれば使うかも
まだ使える

ええ、そう思いますよね。
本当によくわかります。
でもそのいつか使うモノの置き場所のために
何十万と払うのを忘れないで...

また必要になったら買う

そんな考えも頭に入れて
考えてみて下さい。

最初は迷うことが多いかもしれませんが
だんだん判断する速度が上がってきます。
判断力が強化されるからです。

その判断力はいろいろなメリットをもたらします。

まず無駄な買い物が減って節約につながります。
不要なモノを買わなくなるので
ゴミ箱行きのモノが減ります。

モノが少なければ
新居がモノであふれてしまうことも
なくなりますよね。

スッキリ片付いて
余分なお金も使わない...

メリットしかないのですよ~。

どうしても迷う場合は
迷いボックスを用意しておいて
そこへ入れておきましょう。
時間が答えを出してくれることも多いです。

整頓術第三ステップ

第三ステップは「使っているモノ」をしまうこと。
22108504_s.jpg

その時のコツは
毎日使うものか・時々使うものか
に分けて
毎日使うものは、一番出し入れしやすいゴールデンゾーンに配置することです。
収納のゴールデンゾーンとは
しゃがんだり、背伸びしたりしないで
手が届く範囲のことです。

よく使うものが
サッと出せて戻しやすいと
それだけてめちゃめちゃ時短になります。

毎日使うモノの収納場所が決まったら
それ以外のところに使用頻度の低いモノを
しまいます。

キッチンだったら
お箸やスプーンなどのカトラリーは
出し入れしやすい場所に

時々使うお重や来客用の大皿などは
つり戸棚に入れたり
季節のあるものなどは引き出し収納の下などへ

としまっていきます。

今回は整頓術から始めるということで
 「出す」 「分ける」 「しまう」 の "基本の3ステップ" 
を紹介しました。
ぜひ、この整頓術を使って家を片付けながら
家づくりのプランを立ててみてくださいね!

次回は
生活動線から考える場所別収納について
お伝えしていきます。
おたのしみに!