これさえ知っておけば失敗しない!三島市で耐震補強工事 VOL4

2011年の東日本大震災の後
日本では各地で大小の地震が発生しています。

「我が家も地震に備えたい...」
と思いながらよくわからないからと
先延ばしにしている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は耐震補強工事の方法や
費用、実例を紹介します。
正しい知識を身につけて
あなたのご自宅に必要な
耐震リフォームを行ってください。

VOL1では木造建築の耐震補強工事の流れと方法
VOL2では工事費用について
VOL3では補助金制度
VOL4ではタッチハウスの実例
をお伝えします。

第4回目の今回は
タッチハウスの実例をご紹介します。

効果のある部分を効率的に補強する

前回までご紹介してきた通り
耐震工事は部分によって
かかるコストが大きく異なります。

そのため全てを補強するのは
現実的ではありません。

建物全体の耐震強度を上げるために
必要最小限で最も効率のよい
部分を補強するのが理想で
経験豊富な大工の腕の見せ所です。

こちらの住宅は
居住者で高齢ご夫婦の生活に配慮し
工事の手間が少なく(費用がかからず)
最大の効果が得られる筋かい補強金物
「ブレスターz」金物工法を多く取り入れました。

上部金物1.jpg
ある
この補強金物は繰返しの揺れに強いのが特徴で
大きな地震のあとに絶え間なく
やってくる余震にしっかり対応します。


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木造住宅では
複数回の大きな揺れによって
建物を支える筋かいが外れたり
損傷する事があります。

この場合、建物の耐震性能は
急激に低下して倒壊する恐れがあります。

「ブレスターZ600」は
特殊なスリットが変形をして
筋かいの損傷を抑える事によって
建物をねばり強くしてくれるのです。

また2 階のある部分の 1 階では
復旧費の少ない押入れの
柱と土台、柱と桁に金物を取り付け
構造用合板で補強することで
大幅にコストダウンすることができました。
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和室押入完成.jpeg

工事費が安い上、工期も短く済んだため
お施主さんに大変喜んでいただけました。

タッチハウスではこのように
お施主さんのご予算や生活スタイルを
お聞きして、
限られた条件の中で
プロの目から見て最も良いと思う選択肢を
ご提案させていただいています。

次回は耐震補強のために行った
塀の建て替えをご紹介します。

これさえ知っておけば失敗しない!三島市で耐震補強工事 VOL3

2011年の東日本大震災の後
日本では各地で大小の地震が発生しています。

「我が家も地震に備えたい...」
と思いながらよくわからないからと
先延ばしにしている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は耐震補強工事の方法や
費用、実例を紹介します。
正しい知識を身につけて
あなたのご自宅に必要な
耐震リフォームを行ってください。

VOL1では木造建築の耐震補強工事の流れと方法
VOL2では工事費用について
VOL3では補助金制度
VOL4ではタッチハウスの実例
をお伝えします。

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第三回目の今回は耐震補強工事の
補助金制度についてです。

耐震補強工事補助金

住宅の耐震補強には
「補助金制度」や「税制優遇」など
様々な公的補助制度があります。

自治体によってその金額は様々です。
今回は三島市の取り組みをご紹介します。

三島市の補助金制度

専門家による診断(令和6年まで)
 昭和56年5月31日以前に着工された
木造住宅(戸建住宅・長屋・共同住宅)を対象に
市から派遣した専門家(静岡県耐震診断補強相談士)
による無料の耐震診断で受けることができます。
専門家は耐震診断とあわせて
耐震補強工事の相談に応じることもできます。

非木造住宅は耐震診断に係る経費の
一部を補助してくれます。

木造住宅の耐震改修事業(令和7年まで)
昭和56年5月31日以前に建築された木造住宅を対象に
一定の基準を満たす建物の補強計画を策定し
耐震改修工事をする場合
市から耐震改修工事に要する
費用の一部を補助してくれます。

金額は1棟あたり100万円が上限ですが
65歳以上の方だけで済んでいる場合や
障害者がいらっしゃるばあいは120万円が上限です。

木造住宅の除却事業(令和7年まで)
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耐震診断を受けた結果
残念ながら結果が思わしくなく
取り壊しを決めることもありますよね。
そんな時に使える補助金もあります。

評点が1.0未満で
地震に対して特定行政庁による
勧告等を受けた建物を対象に
建物の撤去工事費用の一部を補助してもらえる
というものです。

ブロック塀等耐震改修促進事業
地震の時はブロック塀の倒壊も
第三者に被害を与えるかもしれないので
耐震補強が必須です。
そのための補助金です。

危険なブロック塀の撤去費用や
安全なものに改善する費用の一部を
補助してくれます。

補助率は撤去費用が

補助対象経費の額と
1メートル当たりの基準額9,000円に
撤去するブロック塀の長さをかけた額と比較し
少ない額の3分の2以内(上限18万円)

改善費用が

補助対象経費の額と
1メートル当たりの基準額47,400円に
改善するブロック塀等の長さをかけた額とを比較し
少ない額の3分の2以内(上限43万円)

となっています。

いずれも令和6年~7年までも実施ですが
補助金はその年度の予算の範囲内の交付のため
予算がなくなり次第終了となりますので
タイミングを逃さないように
ご注意くださいね。

補助金の申請は各市町村のホームページで
ご確認いただけます。
三島市の補助金制度については
こちらをご覧ください⇓
三島市建物地震補強について

次回はタッチハウスで実際に行った
耐震補強工事を紹介します。