リモートワークしやすい家って?
こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。
新型コロナウイルスの感染拡大で、自宅でリモートワークをしなければならなくなったり、これからそうなるかもしれないという方は多いのではないでしょうか。
実際首都圏の企業では、週の半分くらいは在宅という所も多いようで、大学の授業、会議や飲み会など、これからはリモートがスタンダードになっていくかもしれません。
リモートワークというと、ダイニングやリビングの一角で少しスペースがあれば大丈夫だと思うかもしれませんが、実際にリモートで仕事をしてみると色々と問題が生じてきます。
これから家づくりをするなら、家で仕事をしやすい環境を作りたいと思う方もいるかもしれませんね。
私も在宅で仕事をし始めて3年ほどになります。
そして昨年の緊急事態宣言から半年ほどは夫が在宅勤務にもなり、夫婦二人で在宅で仕事することになりました。
そこで今回は夫婦二人で在宅ワークとなり困った経験から、こんな家ならリモートワークしやすいだろうなと思うことを紹介していきたいと思います。
作業スペースの確保
まずはやはり作業スペースですよね。これは仕事内容によっても変わるとは思うのですが、在宅ワークできるということはパソコンなどを使う場合が多いと思います。
仕事によってはモニターが2台、3台と必要な場合もあるでしょうし、仕事に必要な資料なども意外にかさばり、広げるスペースが必要だったりもします。
そうなると、リビングで二人分のスペースをとるのは結構難しくなります。
それでなくても子供さんが小さかったりするとリビングでの仕事は、声やテレビの音などで集中できなかったり、zoom会議などもしにくかったりしますよね。
お子さんが小さい場合は子供部屋をワークスペースにするとイイのですが、大きくなってくるとそうもいきません。
今後在宅ワークの可能性がある場合、最初から小さくても篭れるようなスペースを作っておきたい所です。
そうは言っても敷地や予算の都合上、むやみに延床面積を増やすこともできませんよね。
そんな場合は例えば寝室の一角を区切ってスペースを作ったり、リビングに取り外しのできるパーティションのあるスペースを作るのはどうでしょう?
時間差で場所を共有できれば、同じ延床面積でも広く使うことができると思います。
音問題の解決
そこで重要になってくるのが音の漏れです。簡易なパーティーションだとどうしても音が漏れやすくなってしまいます。
在宅ワークが増えてきた現在は、そんな風に音漏れで悩んでいる人が多いようで、完璧な防音にはならなくても音漏れを軽減できるアイテムがたくさん出ています。
「在宅ワーク、防音」で検索するとたくさんのアイテムが出てくるのでぜひ参考にしてみてください。
もちろんスペースや予算に余裕があれば、しっかり防音できる個室をぜひ。
仕事しやすい適温の確保
当たり前ですが、在宅ワークは一日中家で仕事をするので、仕事をしやすい環境を作りたいものです。そこで重要なのが室温です。快適に仕事をするためにオフィスでは空調で適温を保っていたと思うので、自宅で寒すぎる、暑すぎると仕事のパフォーマンスが落ちてしまうことも考えられます。
我が家の場合、私一人で在宅ワークをしていた時は、暑い時も寒い時も我慢しちゃっていたのですが、夫が在宅ワークになり空調をしっかり入れるようになり、自分の仕事のパフォーマンスが上がったので驚きました。
温暖化で気温の変化が激しい昨今は、空調は欠かせないものになりつつあります。ただ空調も無料ではありません。ランニングコストを下げるためにはしっかりした気密を持たせた家づくりが欠かせません。
高気密高断熱をうたった住宅はたくさんありますが、やはり住宅会社によってかなりの差があるのが現状です。
そこで指針になるのが断熱性能値。おうちの性能を示す公的機関で検査された数値なので住宅会社えらびの判断基準となります。
この断熱性能値には「UA値・C値・Q値」というのがあります。
Q値とは、どれくらい熱が逃げにくいのかを表す数値です。断熱性が高ければ高いほどQ値の値は少なくなります。
Q値が小さい家=熱が逃げづらい家ということですね。
C値とは、どのくらい家に隙間があるのかを示した数値です。1平方メートルあたりの隙間の面積を示す数値です。
C値が低い家=隙間がすくない高気密な家ということになります。
UA値とは、どれくらい熱量が家の外に逃げやすいのかを示す数値です。
UA値が小さい家=断熱性が高いということを示します。
こういったことを頭に入れると、この数値を公表していない住宅は高気密高断熱を重要視していないということがわかります。
もちろん、高気密高断熱より優先したいものがある場合はそちらを優先するといいと思います。
仕事をしやすい適温をリーズナブルに確保したいと思う場合、この断熱性能値というのを意識されるといいと思います。
今回はこんな家ならリモートワークしやすいだろうなと思うことを紹介させていただきました。
在宅ワークといっても業種によって様々だと思うので、すべての人に参考になるかはわかりませんが、少しでも家を建てたいと思っているあなたの参考になれば幸いです。
それではまた次回お会いしましょう!