住宅ローン審査通過のための4つの条件

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

新築住宅を建てる時、大抵の方はローンを組むと思います。その時にたとえば正社員じゃない、転職して間もない場合、銀行がお金を貸してくれるのか心配になることがありませんか?

少子化で人口減のフェーズに入っている現在、銀行も昔のように正社員、勤続何年というような基準ではなく、どんな仕事をしているのかその中身で判断するようにはなってきています。

これは判断基準があいまいになったとも言えて、自分が借りられるのかどうかわかりにくいですよね。

そこで今回はこの判断基準をある程度明確にして、あなたが家を建てるためのローンを組めるかどうか参考になるような記事を書いていきたいと思います。ぜひ最後までご覧いただければと思います。

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☆勤続年数

銀行ローンは、表向きは勤続年数が3年以上となっている場合が多いです。ただ、実際には1年経っていて、他の条件(年齢・ローン返済を滞らせたことがないか・勤務先の安定性などなど)もそろえば貸してくれるところがほとんどです。

ただ、転職を繰り返していたり、あまりにも短いスパンで転職していたりすると、審査が厳しくなる傾向があるようです。


☆正社員じゃなくても大丈夫?

銀行の融資条件は各社違います。その条件は住宅ローンのサイトやパンフレットに細かく載っています。その中で派遣社員やアルバイトでも融資可と記載されていればローンを組むことができます。

もちろん、年収や勤続年数などの条件を満たしていることが必要ですが、派遣やアルバイトだからローンは組めないということはありません。

☆車のローンなどがあるけど大丈夫?

車のローン返済や奨学金の返済などがある人も住宅ローン審査に影響があります。

奨学金も給付型と貸与型に分かれていますが、貸与型はローンの一つとみなされます。これらは借り入れ可能額を産出する基準の一つ、返済負担率に大きく影響してきます。カードでの分割払い、携帯電話の分割払いも加味して審査されるので注意が必要です。


返済負担率というのは「年収に占める年間返済額の割合」のこと。 「年間返済額÷年収」で算出されます。 金融機関によって見方は若干変わりますが、一般的には30~35%が基準といわれています。

例えば年収が400万円の人が返済負担率30%ということであれば、400×30%=120で、年間120万円の返済額ということになり、これに銀行が貸付ける相手に個別にに設ける審査利率を加味すると、3266万円、35%だと3810万円を借り入れることができます。(金利1%35年元利均等、審査利率1.5% ボーナス返済なしの場合)

車のローン返済+携帯の分割払いが年間で合わせて50万円あるとすると、年間返済額が170万円になり返済負担率が42.5%になってしまうため、ローン審査が通らない可能性が高くなってしまうのです。

車のローンなどが残っていると住宅ローンが借りられないというわけではありませんが、希望の借入額まで借りることができなくなってしまうので、住宅ローンを借りる前に自己資金で他のローンは一括返済するのも一つの方法です。

☆土地の評価額

住宅ローンを組んだけれども、返済できなくなってしまった...そんな時、銀行は土地を差し押さえて売却しますが、その時に売れなかったら困るので事前に土地の価値を試算します。

敷地面積が狭すぎたり、変形しすぎていたり、市街化調整区域という建物を建てるのに制限のある土地だったりすると、担保評価が低くなって借り入れ可能額を減らされてしまう可能性があります。

建てたい土地に不安がある時は、購入する前に無理のない資金計画をしてくれる工務店や、住宅会社に相談できると安心です。

☆オーバーローン

土地や家を買うときに、販売価格以上のお金を借りることを言います。家を建てるには、家の登記費用、外構費、土地を買うときに必要な仲介手数料など諸費用がかかるので、それも含めて借りることを意味します。この諸費用は住宅価格の3~10%程度かかるのが一般的で、けっして少ない金額ではないので住宅ローンと一緒に借りられれば助かりますよね。

私が家を建てた13年前は諸費用は借りられないことが多く、頭金3割用意して諸費用に充てると言われていたものですが、今は多くの銀行で融資してくれるようです。

ただ、超低金利時代と言っても住宅ローンの金利は破格なので、水増しして借りて車や家具などを購入するといった本来の目的とは違う使い方をする場合もあるようで、それが問題視されることも。

諸費用以上の借り入れは契約違反。余計なリスクを背負うことになってしまうので気を付けましょう。

銀行によって住宅ローンで借りられる諸費用は、それぞれの銀行の住宅ローンサイトに記載されています。諸費用に対する借り入れは金利を高く設定している銀行もありますので、事前に融資の窓口で相談してみるといいと思います。

今回は住宅ローン審査通過のための4つの条件についての記事でした。

勤続年数
正社員じゃなくても大丈夫?
車のローンなどがあるけど大丈夫?
土地の評価額
オーバーローン

についてそれぞれ説明しました。

住宅ローンがどの位組めるかによって、建てられる家が大きく変わってくるので、家づくりの第一歩だと言えます。ちょっと面倒なお金のことですが、いろいろ知っておくと後でこんなはずじゃなかったと後悔することが少なくなると思います。 

今回の記事があなたのお役にたてればうれしいです。

それではまた次回お会いしましょう!