土地探しのコツ VOL2

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

土地を探すのには、ちょっとしたコツやポイントがあります。コツやポイントを押さえると、安心してスムーズに土地探しを進めることができます。

少しでも条件のよい土地の探し方や選び方も、ポイントがわかれば心配しなくてすみます。

というわけで今回は、理想の家づくりのために欠かせない「土地の探し方」のコツや要点をお伝えする土地探しシリーズの第二弾です。良い土地と悪い土地の見分け方や、お金のかかる土地とかからない土地など、知っているのといないのでは大きな差が出る情報をお伝えします。

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「転売しやすい土地」が条件のよい土地

「土地が見つからない」、「いい土地かどうかわからない」...など、土地探しは何かと苦労の連続で不安になるものです。

そこで、知っておいてほしいのが、いい土地は、「建て替えが可能かどうか」、「転売がしやすいかどうか」ということです。土地を探すときにその部分を念頭においてチェックしてみてください。

具体的には、①建築協定などのルール、②土壌汚染法が適用の有無、③接道状況(公道・私道、セットバックなど)、④用途規制、⑤相隣関係(迷惑行為等)、
⑥河川氾濫の有無、⑦高圧線や敷地地下に鉄道走行の有無、⑧将来も含めた南側の環境、⑨土地の権利関係、などをチェックします。
すべての土地には、何らかの規制が重なってかかっています。

例えば、不動産仲介会社に聞くなどして調べればすぐわかる、国土法や都市計画法などの建物に関わる法的な規制があります。
そのほかにも、住環境に関わる、迷惑行為をする人の有無などは、近隣住民に話を聞かないとわからない部分もあります。

現地見学などで見落とさずにしっかりチェックしましょう。

さらに、よい土地と悪い土地の見分け方

造成地などでは、「○○ヶ丘」などと、おしゃれな地名が多く見られますが、造成地以外などでは、古くから使われている地名が多く残っています。

その地名からも土地の良し悪しはわかります。例えば、「谷」や「沼」、「沢」、「吉田("吉"をつけて湿地を隠した地名など)」というような低湿地を表す地名の多くは、歴史的に見ても河川の氾濫地域です。

住環境面から、日当たりや眺望を望むのなら、近隣地の環境をまず、目で確認をします。駐車場や空き地は要注意です。今は空地でも、将来、日当たりや眺望を遮るような建物が建つ可能性もあるからです。

公園などの将来、変わる可能性の少ない隣地を選ぶのも一つの手です。どんなものが建つ可能性があるのかを予測して買うことが大切です。また、用途地域を知っておくことで、将来、建つ可能性のある建物も知ることができます。

お金のかかる土地とかからない土地

土地には、土地代金のほかに、建築費がかさむ土地があります。

建築費がかさむ土地には、①宅地として整備されていない、②地盤が弱い、③道路と敷地の高低差が 1.5 m以上ある、④古い擁壁がある、⑤古い建物付き、 ⑥準防火地域、⑦ 接道の幅員が狭い、などがあります。

土地の購入前にわかることですので、しっかりチェックしたいものです。

宅地として整備されていない土地を購入すると、思わぬ別途工事費用が必要となります。

敷地内への上下水道管がない場合には配管引き込み工事、地盤が弱い土地は地盤改良工事、敷地に高低差がある場合には擁壁工事など、建築時に新たな費用が発生する場合があります。選ぶ際には注意が必要です。

また、取り壊しを前提に古い建物付きの土地を選ぶ場合は、解体費用のほかに、場合によってはアスベスト撤去費用がかかる場合もあります。
接道の幅が狭いと、大型車が使えずに建築資材運搬費増の場合も。

安く購入するはずが、結果的には、価格が高くても地盤の強い更地の土地のほうが安くなる場合もあります。

変形地のデメリットは設計でカバーできる?

一般的に建築コストがかさむと言われている土地には、土地の形状から、変形地も含まれています。
同じ敷地広さの四角い土地に比べて、三角や台形などの変形地は絶対的なスペースが少なく、安く購入しても建築費やランニングコストがかさみやすいと考えられています。

しかし、注文住宅で家づくりを検討中なら、設計のアイデアや工夫でカバーすることもできます。

土地探しでは、不動産仲介会社だけに頼るのではなく、依頼する住宅会社を早めに決めて、一緒に土地探しからアドバイスをしてもらうのもよい方法です。

不動産仲介会社では敬遠してしまうような土地でも、"設計目線"から思わぬよい物件が見つかるかもしれません。
ちなみに、同じ立地の三角形の土地でも、道路に接する部分が長い場合とそうでない場合も土地の価格は異なってきます。

今回の記事では良い土地と悪い土地の見分け方や、お金のかかる土地とかからない土地など、知っているのといないのでは大きな差が出る情報をお伝えしました。

☆「転売しやすい土地」が条件のよい土地
☆さらに、よい土地と悪い土地の見分け方
☆お金のかかる土地とかからない土地
☆変形地のデメリットは設計でカバーできる?

です。

家を建てる土地を購入する時は、土地代だけで選択するのではなく、土地の条件によってかかる費用も考慮して、トータルコストでの検討が必要です。

これを踏まえて、次回は同じ立地・広さの土地を安く手に入れる方法や、土地の見方を勉強する方法をお伝えしていきます。お楽しみに。

それではまた次回お会いしましょう!