ココから始める資金計画のお話②

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てたい!そんな時、初めに考えたいのが資金計画ですよね。今回からは家を建てる時に無くてはならない資金計画についてお話していこうと思います。

新居での暮らしも左右する資金計画は、無理のないようしっかり検討することが大事です。

今回は

資金計画を大きく左右する土地代と諸費用や家づくりのタイミングなどについてお伝えていきます。

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資金計画を大きく左右する土地代と諸費用

1年にもわたる家づくりのプロセスの中で、重要なのが土地選びです。選んだ土地の価格によっては、予算オーバーなんてことも。
資金計画を大きく左右するのが土地の価格です。

建物の建設費は、グレードによってほぼ決まっていますが、土地の価格はロケーションによって大きく変わります。予算を決めてから、探すのが鉄則です。

また、土地の価格のほかに、不動産仲介会社を通した場合には、売買価格の3%+消費税(※)の仲介手数料がかかります。そのほかにも、登録免許税や不動産売買契約書の印紙代、不動産取得税・固定資産税・都市計画税などが必要です。

地盤に問題のある土地などを安く買った場合には、地盤改良工事などがかかる場合があります。資金計画の中でも大きなウェイトを占めますので、早めに決めて、予算内に納まるようにしたいものです。

(※)物件価格により比率が変わります。ここでは、 400 万を超える物件を例にしています。


家を買うタイミング①「今が買い時」そう言われると......

いつの時代、どの商売であっても、物を売る側は売ることに生活をかけています。従って、買う側と同じくらい必死だと考えるべきです。

「○○の優遇措置は今年中に着工しないと無効になります」 「すぐに手付金を払わないと、別のお客様が手を挙げればそちらに回ってしまいます」 「○月○日までに契約すれば、減税期間が長くなります」 営業担当者の言葉は、決して嘘ではありません。

それだけに、「今すぐ買わないと大損をするのではないか」と迷ってしまうのは人情です。

しかし、少し冷静になりましょう。仮に慌てて土地を買ったとして、そこに建てる家は決まっていますか?土地によって、建てられる家は制限されることがあります。

地盤や環境など、周囲の状況も時間をかけて見極めないと、本当に満足できる土地かどうかはわかりません。

その土地を買うためのローンで、無理をする可能性はありませんか?能力を超えたローンを組めば、数年後に返せなくなって買った不動産を安値で売却し、さらにローンが残るなどということにもなりかねないのです。

揺れた心では、冷静な判断ができないことがあります。今は多少の損になるとしても、後々になって生活を破綻させるような事態を招くよりはずっといいはずです。

家を買うタイミング②安い物件にはワケがある

購入を焦ってしまう状況として、思わぬ安値で手に入りそうな物件が見つかった、という場合があります。「この条件の土地が、この価格で出ることはありませんよ」そんなふうに言われると、素人としては心が揺れてしまいますね。

抑えられる部分では出費を抑えて、「家の他の部分に回したい」「少しでもローンを軽くしたい」そう考えるのは当然のことです。

しかし、どんな買い物にも言えることですが、物の値段には全て「ワケ」があります。

同じ地域、同じ面積の似たような物件に比べて明らかに安いという場合、そこには何かの理由があると考えるべきです。

土地が変形している(長方形でない)、地盤が弱い、お墓が近い、下水道などが通っていない、過去に事故が起こっている、隣地との境界に大きな段差があるなど、値段を下げなければ売れない何らかの事情があるはずです。

不動産会社によく尋ねるだけではなく、実際にその場所へ出かけて周辺の状況をよく調べることが大切です。

物件の欠点が変えられないものである場合、いずれその物件を転売しようと考えたときに、安値でしか売れないことも覚悟しておく必要があります。最終的に格安物件を買うとしても、その価格を実現した理由はきちんと理解し、納得しておきましょう。

理由が許容できるものであれば、まぎれもなくその物件はあなたにとって絶好の掘り出し物と言えるでしょう。

家を買うタイミング③ライフプランの見通しがつくか?

誰にとっても家の買い時ではない時期、というものもあります。

それは、ある程度先の人生設計が定まっていない段階です。子供は何人くらいいるか、お年寄りと同居する可能性があるか、夫婦はどれくらいの期間働けて、どれくらいの収入が見込めそうか。

そういったことが大まかに予測できていない段階では、どんな家をつくるか、そこにどれくらいのお金をかけられるかが見えてきません。

家を買えば、普通は 20 年 30 年とそこに住み、ローンを支払い続けなければなりません。もちろんリフォームも可能ですが、費用も相応にかかりますから、ローンを支払いながら大規模なリフォームをするのは大変なことです。

ですから、家をつくろうと決める段階で、ある程度将来までの見通しがついている必要があります。
その見通しをつけられる時期は、人によって違うもの。結婚するときに先のことまで見越せる人もいれば、子供が生まれるとき、子供が就学するとき、両親との同居が決まったとき、そして自分が定年退職するとき、ということもあります。

人生がみんな違うように、家づくりのタイミングも人によって違います。人と比べる必要はありません。自分の家族や暮らしに合ったタイミングを見極めましょう。

今回は

資金計画を大きく左右する土地代と諸費用
家を買うタイミング①「今が買い時」そう言われると......
家を買うタイミング②安い物件にはワケがある
家を買うタイミング③ライフプランの見通しがつくか?

についてお伝えしました。

何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!

次回は実際に家づくりにかかるお金についてお伝えしていこうと思います。お楽しみに!

それではまた次回お会いしましょう。