住宅ローンシミュレーションってあてになるの?

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てたい!そんな時、初めに考えたいのが資金計画ですよね。今回からは家を建てる時に無くてはならない資金計画についてお話していこうと思います。

新居での暮らしも左右する資金計画は、無理のないようしっかり検討することが大事です。

資金計画をたてるにあたってまず初めにしたいのは、自分がどれだけローンを組めるのかを知ることです。そのために、事前にどれだけ借りれるのかを知ることができるかローンシュミレーションを利用するのがはじめの一歩です。

ただ、中には「試算で出た結果と全然違う!」とか、「銀行によって試算結果が違う!」ということが起こることもあります。それはなぜなんでしょう?

そこで今回はローンシミュレーションとはどういうものか、なぜ銀行によって結果が違うのかについてお伝えしていこうと思います。

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住宅ローンシミュレーションとは

そもそも住宅ローンシミュレーションとは、各銀行などが提供している住宅ローンの試算をすることができるツールです。

通常は、実際に書類を用意して、銀行に年収や頭金などの状況を提出し、住宅ローンの仮審査として相談を進めていきますが、ネットによくあるローンシミュレーションを使えば、事前にある程度の試算をすることができるのです。

ただ、ローンシミレーション(仮審査)は自分の土地も無くどんな家を建てるのかも検討がつかないごく初期の段階で、実際ある仮の土地に住宅会社のおすすめの住宅プランで見積もりを銀行に提示して行うというもの。

それだけに親身になってくれる信頼できる工務店の協力が必要になります。

あくまで目安で自分がどのくらい借りる事ができるのか、また家を建てるためにどのくらいの費用が必要なのかを知るためのもの、ということは念頭に置いてください。

インターネットにある住宅ローンシミュレーションでは、毎月の支払額や金利、頭金、年収や毎月の返済額などを入力することで、住宅ローンの試算をします。

ただ、実際には銀行で行うローン仮改審査の計算とはばらつきがおこることもあるので(頭金のあるないや、自己管理の意識、部屋の掃除状況など等)面談により査定

その辺も信頼できる工務店からのアドバイスを参考にしてください。

インターネットでのシミュレーションの計算は不正確?

住宅ローンを借りるうえで知っておきたい「月々の返済額(毎月返済額)」や「総支払額」はローンシミュレーションで簡単に知ることができます。でも実際には、自行の住宅ローンのシミュレーションしか計算できないものが多いのです。シミュレーションの仕様が違っていたり、中には不正確なシミュレーションもあったりするといいます。

例えば、10年固定金利の住宅ローンを借りた場合、11年目以降の金利は変動金利か、固定金利かを選ぶことになりますが、銀行のサイトで公開されているシミュレーションは設定がまちまちなのです。

また、諸費用・手数料に、印紙税、司法書士報酬、抵当権設定の登録免許税など(合計で約20万円)を含んでいるか、いないかも銀行によって違っているのです。

その他にも金融機関によって判断基準が違う場合がありますので、相談できる工務店と出会えると安心でき来ますね。

属性の判断基準が金融機関によって違う

属性とは、住宅ローンの申込者の返済能力を判断するために必要な情報の事です。

年収
年齢
勤務先
勤続年数
住居状況
家族構成

などの情報を金融機関が独自の判断基準で判断するのです。その基準がまちまちなので、シュミレーションの結果が各社違ってきます。

ローン状況の判断基準が違う

住宅ローンを審査する場合は、現在借入ているローンの状況も判断材料に含まれます。自動車ローンや教育ローン・カードローンといったローン関係は全てです。忘れがちですが、クレジットカードでのキャッシングも含まれます。

すでにローンを利用しているから必ず住宅ローンは借りられないとは限らないですが、他に借入があると「他のローン返済で住宅ローン返済が難しいのではないか」と判断されることもあります。

この時に、店舗を持たずに事業展開をしているオンラインの金融機関と、従来型の店舗のある金融機関では、リスクに対する判断基準が大きく違ってきます。

ネット金融機関の住宅ローンは金利や手数料が安いので利益が小さくなります。また信用会社の保証をつけずに融資することが多いため、貸し倒れによる損失は何としても回避したいので審査が厳しくなり、借り入れ可能金額に差がでてきます。

このように住宅ローンシミュレーションは、他社と正確に比較することが難しいものの、、借入期間・金利・毎月の返済額・借入額など様々な条件で算出ができるので大変便利なのは確かです。

ローンシュミレーションの特性を知った上で上手に利用するのが正解です。

また以下の表のように、金融機関の特性によって審査の通りやすい銀行、通りにくい銀行というものがあることも知っておくといいでしょう。

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画像作成/SUUMO編集部

各社にシュミレーションしてもらってもイマイチよくわからないという方は、当タッチハウスでも諸経費等の説明を含めたローンシュミレーションをさせていただいております。ぜひご気軽にお問い合わせ下さい。

今回はローンシュミレーションとはどういうものか、なぜ金融機関によって結果が違うのかについてお伝えしました。


今回の記事がローンシュミレーションを利用する時の参考になれば幸いです。


何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!

それではまた次回お会いしましょう。

頭金0で住宅ローンを組むことのメリット、デメリット

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てたい!そんな時、初めに考えたいのが資金計画ですよね。今回からは家を建てる時に無くてはならない資金計画についてお話していこうと思います。

新居での暮らしも左右する資金計画は、無理のないようしっかり検討することが大事です。

以前資金計画話④で自己資金についてお伝えした時「ゆとりを持った返済を続けていくためには、支払い期間の関係から、やはり総費用の2~3割を自己資金でまかなうのが理想」という話をしました。

とはいえ現在の生活の中からある程度まとまった金額を捻出するのはなかなか大変なことです。実は今、時代は頭金0で家を買うのに追い風の超低金利時代に突入しています。

そこで今回は頭金0で住宅ローンを組むことのメリット、デメリットについてお伝えします。
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そもそも頭金0でマイホームの購入資金を全額住宅ローンで準備することはできるのでしょうか?

超低金利時代の現在はズバリ、頭金なしでも住宅ローンを利用することは可能です。金融機関によっては諸費用も合わせて借り入れることができる場合もあります。

以前は自己資金が販売価格の2割程度ないと、ローン返済の負担が大きくなってローンが破綻してしまう可能性が高いとされていました。

でも今は超低金利で総返済額が少なくなっています。
10年前の平均金利金利2%で4000万円を借りた場合と金利0.7%で4000万円を借りた場合を考えてみても、35年の返済期間に設定した場合、ざっくり計算して2%の返済額5570万円に対して0.7%では4520万円とおよそ1050万円少なくなっています。(表1)
仮に一割に当たる400万円の自己資金があったとしても、約-490万円で現在の優遇金利が住宅づくりのチャンスだと感じますね(^^)V(表2)

(表1)金利の違いと返済計画 頭金0での比較.jpg

(表2)金利の違いと返済計画 頭金0でも計画可能な訳.jpg


そんな超低金利時代に頭金0円で住宅ローンを組むメリットとデメリットとは、どんなものがあるのでしょうか。


頭金0で住宅ローンを借りるメリット

1頭金を貯めるより返済が楽になる

例えば今すぐ頭金なしで金利0.7%35年ローンを組んだ場合(借入時年齢30歳)と5年で300万の頭金を用意してから35年ローンを組んだ場合で比較すると、毎月の返済額は頭金なしで107,408円、ありで99,352円で差額は8,056円程度です。

総返済額は頭金なしの場合4512万円。頭金ありの場合は4173万円。総支払額は当然多くなりますが、貯金している期間にかかる住居の5年分の賃貸料を考慮すると仮に8万円だったとして総額は480万円で総返済額の差額とほぼ一緒です。それにプラス頭金を貯金するわけなので、440万円以上余分に払うことになってしまいます。(表3)

(表3)マイホームいつ建てるべきか(家+土地)_001.jpg

2金利が上がれば頭金を貯める意味がなくなる

例えば今年頭金0金利0.7%で35年ローンを組んだ時と、5年かけ頭金300万を貯め、その間に金利が1%上昇して同じようにローンを組んだ場合では総返済額で約700万円も頭金0の方が得になります。
ためる間5年間の家賃を含めると1180万円の増額になることになります。(表4)

(表4)金利の違いと返済計画 頭金0と5年後金利が上がったら.jpg

3ローンのスタートを早められる

ローンのスタートが早ければ、定年退職後に完済時期がずれ込む可能性が減ります。30歳でローンをスタートできたら35年ローンでも完済は65歳。65歳ならまだまだ働いている可能性が高いです。

頭金0で住宅ローンを借りるデメリット

1住宅ローン審査に通りにくくなる

頭金なしで住宅ローンを組もうとすると、金融機関からもしもの時の資金の余力がないと捉えられがちで、リスクを回避したい金融機関からの審査が厳しくなることが想定されます。

2返済額が増える

頭金なしで住宅ローンを組むということは、住宅購入代金の全額をローンで賄うということです。頭金を用意する場合よりも借入金額が多くなるので、当然のことながら支払う利息が増えます。毎月の返済額が高くなるか、返済期間が伸びるかして、結果として総返済額も増大します。

3変動金利の場合、金利上昇時のリスクが高まる

頭金がないということは借入金額が増えるということです。借入金額が多い時に注意したいのが変動金利型住宅ローンに置ける金利の上昇です。金額が大きいほど金利の変動に夜影響を受けやすく、経済的にも負担になります。


今回は超低金利時代に頭金0円で住宅ローンを組むメリットとデメリットについてお伝えしました。

住宅ローンは頭金なしでも組める時代にはなっています。今回の記事が住宅ローンを組むときの参考になれば幸いです。

何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!

それではまた次回お会いしましょう。

そろそろ「衣か(替)える?」

♪くちびるつんと尖らせて♪
雨の夕暮れに何を唄う?
実は、わたしはちょっとカエルは苦手なんです(>_<)

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