融資を受けることができない10の原因

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てたい!そんな時、初めに考えたいのが資金計画ですよね。今回からは家を建てる時に無くてはならない資金計画についてお話していこうと思います。

新居での暮らしも左右する資金計画は、無理のないようしっかり検討することが大事です。

前回は住宅ローンの審査で落ちる人に多い問題点や、落ちてしまった場合の対策法についてお伝えしました。

その中で一般的に審査に通りにくいと言われる原因について少し触れましたが、今回はそれについてもう少し掘り下げて行きたいと思います。

というわけで今回は「融資を受けることができない10の原因」についてお伝えします。

4527074_s.jpg

融資を受けることができない10の原因

住宅ローンを組む場合、事前の審査が必要だということはご存じだと思います。そして審査結果によって希望の借り入れが可能かどうかが決まります。

残念ながら審査に落ちてしまい、希望に届かなかったり、場合によっては全く融資がうけられないという人も少なくありません。

では、住宅ローンが組めないのにはどのような原因があるのでしょうか?

1年収が300万円以下

住宅ローンを組むうえで一番最初に重要視されるのが「年収」です。

特に年収が300万円以下だと厳しいと言われています。

できるだけ頭金を用意したり、配偶者の収入も合算して申請できる収入合算という方法をとったりすることで審査が通りやすくなります。

2自己資金が少ない、または0

住宅ローンを組む際に自己資金が少ないか0の場合、審査に影響があります。

ただ、低金利の現在は、自己資金を貯めることに何年かかけることと、金利の上昇のリスクのどちらがいいのか考えることも重要です。

住宅アドバイザーや金融機関に相談してみましょう

3車のローンの残債がある

車を購入する際の支払いは、ローンを組む人が6割以上と言われていて、返済期間も平均で3年~5年が多いようです。

ただ、住宅ローンを組む際に車のローンの残債があると、ローンが組めないこともあります。

もし今車のローンが残っているなら、住宅ローンを組む前に完済してしまうのがおススメです。

4サラ金、キャッシング、リボ払いの残債がある

サラ金やキャッシングの利用人口は1200万人とも言われ、実に国民の1/10にもなります。利用者の年齢も30代、40代が多く、家づくりをされる多くの型が該当します。

それだけ多くの人が利用しているサラ金、キャッシングですが、残債があるとローンを組むのが難しくなってしまいます。

そうならないために未払い残高があったらできるだけ完済しておくことが大事です。

5クレジットの支払が遅れたことがある

買い物の支払いや公共料金の引き落としなど、クレジットカードは様々な場面で使われています。

銀行口座の残高不足などにより支払いが遅れたことがあると審査に響いてきます。

口座を移転させた時にうっかり...といった場合でも、支払いができない人=信用できないというレッテルが貼られてしまいます。そして5年間はその情報が保有されるので、住宅ローンを組むのが難しくなります。

対処法としては、61日以上の支払い遅延があった場合は5年間の情報保有期間の間待つしかないのですが、それ以下の遅延だったら、延滞理由を申告して交渉することができます。ぜひトライしてみてください。


6債務を整理したことがある

債務整理とは、過払い金返還請求の事で、最近テレビやラジオのCMで弁護士事務所などが行っているサービスです。

この債務整理をしたことがある場合、住宅ローンを組む上で支障をきたす場合があります。

7家族の借金を肩代わりしている

家族の借金を肩代わりしている場合、住宅ローンを組むのはなかなか難しいです。

8すでに住宅ローンを組んでいる

中古の一戸建てを住宅ローンを組んで購入した後で「やっぱり新築にすればよかった」と立て直す方や、何らかの事情で現在の家が住めなくなり、新しく購入する方は少なくありません。

でも既に住宅ローンを組んでいる場合、一般的には現在の住宅ローンを完済してからの融資となります。

9雇用形態が「契約社員」

現在は雇用形態に「契約社員」というものがあり、その数は年々増加しています。雇用形態が契約社員の場合、住宅ローンは通りづらくなります。

10自営業を営んでいる

自営業の場合、開業年数や売り上げなどに関係なく、住宅ローンを組むのが難しいとも言われています。


では、どれか一つでも当てはまるとローンを組むことができないのでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。

もし、いずれかに該当する場合でも住宅ローンを組める可能性があります。なぜなら、年齢、健康状況、勤続年数、担保評価など、他にも審査基準があるからです。

まずは今の状況をよく把握して、改善できるところはしてみましょう。

そのうえで金融機関ご相談の上、事前審査をしてみましょう。借りやすい制度やプランを活用するのも手です。前回の記事でも書きましたが、フラット35や地方銀行は雇用形態など融資の基準が緩和されており、利用しやすいとされています。

また、収入が一定以下であれば、現金の給付を受けられる「すまい給付金」などの制度もあります。


今回は「融資を受けることができない10の原因」についてお伝えしました。


今回の記事が住宅ローンを利用する時の参考になれば幸いです。


何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!

それではまた次回お会いしましょう。

住宅ローンの審査で落ちてしまったら...

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てたい!そんな時、初めに考えたいのが資金計画ですよね。今回からは家を建てる時に無くてはならない資金計画についてお話していこうと思います。

新居での暮らしも左右する資金計画は、無理のないようしっかり検討することが大事です。

前回ははローンシュミレーション後の、ローン契約までの流れについてお伝えしました。でも、本審査で落ちてしまった...そんな時はどうすればいいのでしょう?

そこで今回は住宅ローンの審査で落ちる人に多い問題点や、落ちてしまった場合の対策法についてお伝えします。

5023459_s.jpg

なぜ審査で落ちてしまうのか

書類の不備

事前審査は書類を全て提出することはなく、スピード重視で自己申告などをもとに審査します。そのため、記入内容を誤った内容があったりして、事前審査は受かったのに、本審査では落ちることがあります。


申告と実際の情報の相違

前述したとおり、事前審査では自己申告した情報を元に審査しているので、自己申告の情報と証明書類の情報が異なることもあり、本審査で落ちる可能性があります。

また、金融機関にとって担保価値は重要なので、もちろん物件の調査もします。購入物件に建築基準法上の問題があったり、瑕疵物件であったりした場合には融資を断られることになるでしょう。

金融機関の審査基準をクリアしていなかった

住宅ローンを借りるには金融機関共通の必須条件を満たし、金融機関個別の審査基準をクリアする必要があります。ただし、金融機関個別の審査基準については公表されていません。

必須条件が

・定職についている
・安定した収入がある

ということだけはわかっていますが、各金融機関で様々な属性を総合的に判断しています。

一般的には以下に格闘してしまうと審査に通りにくくなると言われています。

年収が300万円以下
自己資金が少ない
他にローンが残っている
クレジットの返済が遅れたことがある
債務を整理したことがある
家族の借金を肩代わりしている
契約社員である
自営業である
そして意外と知られてないのがうっかりして携帯電話代の支払いの延滞経験がある事です。

審査に落ちた場合

でもある住宅ローンの申請が通らなかったからといって、住宅の購入をあきらめる必要はないです。なぜなら審査は他社に申し込むことも可能だからです。

一般的にはメガバンクなどの大手では審査条件が厳しいため、通らないこともよくあります。しかし、あきらめずに地方の金融機関などに申し込めば、そちらでは受かるということがよくあります。

したがって、ダメだったら別の金融機関で申し込んでみましょう。

別の住宅ローンに申し込んでみる

信用情報に大きな問題がない人は、別の住宅ローンに申し込むのがおすすめです。金融機関ごとに審査基準が異なるため、別の金融機関の住宅ローンであれば通る可能性があります

この時に審査が通りやすいと言われるローンに申し込むのがおススメです。

フラット35

「フラット35」は民間金融機関と独立行政法人住宅金融支援機構(旧住宅信用公庫)が提携・提供しているものです。特徴は長期固定金利が民間の金融機関を下回っている点と、審査方法が物的審査という、これから建てる家が担保になりえるのかを判断する審査を重視している点です。

これらに関してはこちらが、住宅購入を支援するために創設されたローンであるからです。そのため、他の民間の住宅ローンと比較すると審査に通りやすいといわれています。


地方の金融機関

「地方の金融機関」とは地方銀行、信用金庫(しんきん)、労働金庫(ろうきん)のことです。これらでは全国各地の多くの人が利用する大手の金融機関とは違い、地域の住民が主な顧客であるので柔軟な対応を取ってくれるのです。

例えば大手では申し込みを行っても基準に達していなければ審査に通らず、融資できないという結果で終わってしまいます。しかし、こちらなら審査に通らなくても、保証会社などにもう一度審査を行うように働きかけてくれるのです。

ただし、再度審査を行うに足る材料を顧客が持っていたり、長年その金融機関と取引があるなどの理由で信用がある必要があります。

大手の審査に受からない場合や普段給料の振込先などでこちらを利用しているなら、一度審査を受けてみましょう。

粘り強く自分に最適なローンを見つけよう

住宅ローンの審査に通りやすいといわれているのは「フラット35」や「地方の金融機関」です。一方でメガバンクなどの大手の金融機関ではそれらよりも審査が厳しいといわれています。

しかし、審査基準は明確なものはなく金融機関によって異なります。また、顧客それぞれで信用情報などが異なってくるので、審査が甘い銀行はないと思ったほうがよいでしょう。

大切なのは「審査が甘い」といわれている金融機関を選ぶことではなく、自分にとってどんなローンが最適なのかを考えることです


今回は住宅ローンの審査で落ちる人に多い問題点や、落ちてしまった場合の対策法についてお伝えしました。


今回の記事が住宅ローンを利用する時の参考になれば幸いです。


何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!

それではまた次回お会いしましょう。

住宅ローン シミュレーション(事前審査)後の流れ

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てたい!そんな時、初めに考えたいのが資金計画ですよね。今回からは家を建てる時に無くてはならない資金計画についてお話していこうと思います。

新居での暮らしも左右する資金計画は、無理のないようしっかり検討することが大事です。

前回は住宅ローンのシミュレーション(事前審査)について詳しく解説しました。シミュレーションをしておおまかな目安ができたら次は何をすればいいのでしょう?

というわけで、今回はシュミレーション後の流れについてお伝えします。

住宅シミュレーション(事前審査)が終わったらすること

土地探し

シミュレーションで、予算が分かり住宅のプランを立て経費を把握したら土地を探し始めましょう。

土地を探す時の予算は、シミュレーションで出してもらった借入可能額を考慮に入れて計算します。

例えば自己資金が500万円あり、借り入れ可能な金額が2500万円だったら、その2つを足してそこから諸費用として200万円を引きます。

(自己資金500万円+借入可能額2500万円)-諸費用200万円=2800万円

すると合計は2800万円になります。

ここから建築費をマイナスします(仮に1800万円とします)

2800万円-建築費1800万円=1000万円

この1000万円で土地を探すと無理なく家を建てることができます。

このように余った資金で購入可能な土地を選ぶということが資金計画で失敗しない方法です。

そうは言っても土地探しは出会いです。もし予算オーバーの土地に出会ってしまったら...。

その時は以前の記事でもお伝えしたように、ご両親や祖父母などに協力をお願いするのも一つの手です。現在は税制面でも資金援助しやすいよう優遇措置がとられていますので、ご検討ください。

金融機関の選択

予算に合う土地が見つかったら、あるいは予算オーバーの土地でも、身内の協力で都合がつくようになったら、どこで借りるかを検討しなおします。

でも数ある金融機関の中でどれを選ぶべきなのか迷いますよね。実は銀行にはランクというものがあります。大きく分けて6段階に分かれています。

そのランクを良い順にA,B・・・Fとします。

そのランクによってどんな違いがあるのかというと、ランクによって受けられるサービスが違うのです。

例えば繰り上げ返済をする場合、Aランクの銀行なら、月々の返済金額に上乗せして支払することで35年ローンが33年と短くなっていくのですが、ランクの低い銀行の場合、100万円たまらなければこの「内入れ」ができないこともあります。

A・Bランクの銀行でローンが組めれば様々なサービスを受けられるので、A・Bランクの銀行でローンを組むことができるかどうかが重要なポイントになるのです。

売買契約

住宅ローンを借りる金融機関を決めたら土地の売買契約を結びます。


本審査

金融機関が決まったら本審査をします。

事前審査(仮審査)が通り、土地を見つけてから行うのが本審査です。

事前審査(仮審査)とは異なり、より多くの情報をもとに審査が行われます。事前審査(仮審査)の内容に加えて物件の担保評価や物件瑕疵はないか、取引関係人に反社会的勢力はいないかなど、住宅ローン利用者から提出される各種書類をもとに審査が行われます。一般的に一週間から二週間程度審査に時間がかかります。

本審査にあたっては、融資を受けることが難しい原因がいくつかあります。

たとえば
年収が300万円以下
自己資金が少ない
他にローンが残っている
クレジットの返済が遅れたことがある
債務を整理したことがある
家族の借金を肩代わりしている
契約社員である
自営業である

などです。これらはどれか一つでも当てはまると本審査が通らないというものではありません。ただ、ローンを組む前にクリアできる項目があれば、審査にスムーズに通るためにぜひ備えておくことをおすすめします。

住宅ローンの契約をする

本審査が承認されると、金融機関との間で金銭消費貸借契約を結ぶことになります。同時に担保となる物件の土地・建物に金融機関が債権者となる抵当権を設定するための抵当権設定契約や、保証会社が金融機関に対して債務を保証することを委託する保証委託契約を締結します。

住宅ローンの契約においては、金融機関や保証会社、抵当権設定のための司法書士など、複数の関係者が登場します。

pc1-2.png
SBIマネープラザより

全体像を把握しておくとよいでしょう。

今回はローンシミュレーション後のローン契約までの流れをお伝えしました。


今回の記事が住宅ローンを利用する時の参考になれば幸いです。


何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!

それではまた次回お会いしましょう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
体調不良も元気いっぱいに!自然素材の健康住宅
タッチハウス(山田建築)
住所:静岡県三島市谷田46-4
電話:055-981-4476
FAX:055-981-4620
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ホームページ
https://www.yamadakenchiku.com/

大工だから伝えたいタッチハウスブログ
https://www.yamadakenchiku.com/diaryblog/