ココから始める資金計画のお話⑦

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てたい!そんな時、初めに考えたいのが資金計画ですよね。今回からは家を建てる時に無くてはならない資金計画についてお話していこうと思います。

新居での暮らしも左右する資金計画は、無理のないようしっかり検討することが大事です。

今回は支払総額や金利についてお伝えします。

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住宅ローンで着目したい「総支払額」

せっかく新居での暮らしがスタートしても、住宅ローンの返済に追われてしまっては台無しです。 

「返済期間はどれくらいで組んだらいいのか」は気になるところです。

そこで着目したいのが、「総支払額」です。借入額に利息を加算した、総支払額を意識すると答えが見つかりやすくなります。

月々の返済額は同じでも、返済期間によって借入額は大きく変わります。逆に、同じ金額を借り入れるのに返済期間を長く設定することで、月々の返済額を押さえることもできます。

ただ返済期間が長くなると、利息がかさんでしまい、総支払額が増えてしまいます。保証金などの手続費用も多くかかりますので注意をしたいところです。

金利などの条件も関わってきますが、収入の変化にも関わる仕事の定年が、返済期間設定の一つの目安になります。借入額が大きく返済期間を長くしなければならない場合は、繰り上げ返済を活用するなどして、定年までの完済に近づけるようにするのも一つの手です。

住宅ローンの金利を見分けよう!

金利の傾向(動向)やライフプランの家計収支に合わせた選択がポイントになります。

目先の数字(金利)に目がいきがちですが、金利には3種類あります。金利を比較する前に、それぞれの特徴を知っておくと検討がしやすくなります。
金利の種類は、固定金利の「全期間固定金利型」と変動金利の「固定金利期間選択型」、「変動金利型」の3種類です。

月々の決まった返済額の増減を左右するのが、この金利の種類です。金利の傾向(動向)やライフプランの家計収支に合わせた選択がポイントになります。

[ 金利の種類と特徴]

■全期間固定金利
最初から最後まで同じ金利が全返済期間に適用されます。金利が上昇した場合にも影響を受けることはなく、借入時に総返済額と返済計画が確定しやすいのが特徴です。

■固定金利期間選択型
「当初 5 年間は○%」というように、一定期間に固定金利が設定されています。固定金利期間後には、金利が上昇すると返済額が増加する場合もあります。

■変動金利型
金融情勢により定期的に金利が変動します。金利が低下すると返済額が減少し、金利が急上昇すると未払利息が発生する場合もあります。

金利は低い方が総支払額がほぼ安くなる

「金利は低い方が総支払額も少なくなるに決まっている!」と思われる方も多いかもしれません。確かに金利が安いことは
で支払額は少なくなるのですが、総支払額でみると100%安くなるとも言えないのです。

住宅ローンの種類によっては、事務手数料や保証料などがかかる場合とかからない場合があります。また、返済にかかわる、繰り上げ返済も住宅ローンの種類や借入先によって、手数料が0円から数万円と、金額も異なります。


つまり、利息以外の保証料などを含めた総支払額を見ると、金利は低くても逆転してしまう場合があるのです。だから、"ほぼ"としています。

最近の傾向としては、繰り上げ返済の手数料の無料化や、保証料がかからない住宅ローンもありますので、「低金利」にこだわらずに幅広い視点での情報収集と選択をしましょう。

また、借りるまでではなく、返済中の利便性や安心の確保も大切です。


今回は

支払総額や金利

についてお伝えしました。

何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!

それではまた次回お会いしましょう。

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ここから始める資金計画 番外編-住宅ローンネット銀行編-

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てたい!そんな時、初めに考えたいのが資金計画ですよね。今回からは家を建てる時に無くてはならない資金計画についてお話していこうと思います。

新居での暮らしも左右する資金計画は、無理のないようしっかり検討することが大事です。

今回は前回お伝えした住宅ローンについて、最近気になるネット銀行のことを補足してお伝えしていこうと思います。

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ネット銀行の住宅ローンの違い

ネット銀行って何?

基本的に店舗を持たず、オンラインで業務を行う銀行のことです。
そのため、講座開設をはじめ手続きはすべてオンライン。キャッシュカードの受け取りも郵送で通帳はなく、印鑑も必要ありません。


ネット銀行の住宅ローンのメリット

金利が安い

ネット銀行は金利の安さが最大の魅力です。ではなぜ低金利なのでしょうか。

ネット銀行は店舗運営コストが不要で、ATMも他の金融機関やコンビニと提携してコストを抑えています。

そのため利益率が高まり、金利を下げて売り上げが減っても利益を残すことができます。

また、多くのネット銀行では個人の顧客が多く事業融資を扱っていません。なので個人を相手に融資額を伸ばすために住宅ローンの利用者を増やしたいという思惑があります。

それには安い金利を提示することで魅力をアピールする必要があるので金利が安い傾向にあります。

店舗に行かなくていい

高額な住宅ローンを組む場合、金融機関の店舗に出向かなければならないものですが、ネット銀行の場合、店舗には行かずに全てオンラインで完結します。審査の必要書類もネット上でアップロードして提出できるなど、今まで仕事を休んでしなければならなかったようなことも在宅でできます。

また、繰り上げ返済などの手続きもオンラインでできるので借りた後も楽です。


手数料が安い

金利が安いだけでなく、手数料が安いこともネット銀行のメリットです。多くのネット銀行が返済手数料を無料にしています。

多様なサービス

伝統的な銀行の団体信用生命保険(団信)は基本コース(死亡&1級高度障害)のみが無料です。それ以上のサービスは有料です。一方、ネット銀行では、すでに、プラスアルファの部分で競争をしています。

たとえば、住信SBIネット銀行の「全疾病保障」、じぶん銀行の「がん50%保障」、楽天銀行の「全疾病特約」など病気になったら住宅ローンが免除になるような特約を付けている銀行があります。

団信以外でも、イオン銀行のイオンでの買い物が毎日5%オフになるなど、銀行の母体のサービスと連動していることが多く、自分がよく使うサービスなら大きなメリットになるでしょう。


ネット銀行のデメリット

審査に時間がかかる

ネット銀行以外で住宅ローンを組むと審査期間は3週間程度ですが、ネット銀行では平均1か月、長いと1か月半以上かかります。

ネット銀行は歴史が浅いためデータやノウハウの蓄積が少なく、申し込み情報や物件の担保調査などに時間がかかるためです。

また、WEBで書類のやり取りをするため、書類の不備が発生しやすいことも原因の一つ。書類が揃うのに時間がかかる分だけ審査開始が遅くなってしまうのです。

書類審査のハードルが高い

ネット銀行の住宅ローンは金利や手数料が安いので利益が小さくなります。また信用会社の保証をつけずに融資することが多いのです。

収益性が低く、保証会社による債権保全も不十分なので、貸し倒れによる損失は何としても回避しなければなりません。そのためどうしても審査が厳しくなってしまいます。

対応できない物件がある

多くのネット銀行では借地権の対応はしていません。同様に、多くの銀行は、築年数は65年までに完済しなければならず、築古の物件では35年の利用ができないことがあります。なお、一部の銀行では対応している銀行もあります。

事前審査の制度が低い

ネット銀行の事前審査は名称こそ事前審査ですが、大変かんたんなものです。この段階で審査に通ったとしても本審査で覆ってしまうことはよくあるので要注意です。自己申告だけの情報での審査は単なる集客ツールと見た方が安全です。

手続きを全て自分でやらなければならない

ネット銀行のシステムでは本審査完了までご本人がやることになります。書類の手配やチェックもご自身で対応するので、慣れないため時間がかかったり、書類の不備などがおこりやすくなります。

加えてパソコンに不慣れだったりすると相当な負担になることが考えられます。


今回は住宅ローン「ネット銀行編」として番外編として前回の記事を補足しました。ネット銀行のメリット・デメリットを把握して、住宅ローン選びの材料にしていただければ幸いです。

何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!

次回は住宅ローンの続きをお伝えしていこうと思います。お楽しみに!

それではまた次回お会いしましょう。

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ココから始める資金計画のお話⑥

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てたい!そんな時、初めに考えたいのが資金計画ですよね。今回からは家を建てる時に無くてはならない資金計画についてお話していこうと思います。

新居での暮らしも左右する資金計画は、無理のないようしっかり検討することが大事です。

今回は資金計画から入居までの流れについてお伝えします。

家づくりの実現の可否を握る資金計画

長期間にわたる住宅ローンでは、資金計画の立て方によっては返済の負担が増えてしまうということも。後であわてることがないように流れをつかんでおくと安心です。

・マイホーム取得計画&自己資金の確認
 ↓ 総予算決定とライフプランも考慮した資金計画を検討

・住宅会社探し  
 ↓ 情報収集をしながら、選択・決定へ

・住宅ローンの検討 
 ↓ まずは仮審査!(相談に乗ってくれる住宅会社なら安心です!)
   金融機関に出向きローンシミュレーションをしてもらいいくらまで借入可能かを知る
   (資金調達が出来なければ先には進めません!)

・建物工事請負契約(もしくは売買契約)
 ↓ 住宅ローン申込み(本審査)

・住宅ローン契約(金銭消費貸借契約)
 ↓ つなぎ融資 の申し込み・準備

・残金決済・竣工
 ↓  資金(住宅ローン融資)受取り

・物件引き渡し・入居後
 定期的な繰り上げ返済等の検討・実施


自分に合った住宅ローン選びをしましょう。
「住宅ローン」と一言で言っても、「種類が多くてよく分からない...」と、戸惑ってしまう人も多いのではないでしょうか。そこで、借入先による違いから住宅ローンを大別すると、公的金融機関が融資する「公的ローン」と民間金融機関が融資する「民間ローン」の2つに分けることができます。
それぞれに特徴や条件が異なりますので、まずは借入先を確認したうえで、自分に合った住宅ローン選びをしましょう。

【公的ローン 】
●財形住宅融資
(勤務先で財形貯蓄を 1 年以上継続していて貯蓄高 50 万円以上ある人が対象。貯蓄残高の 10 倍(最大 4,000 万円)まで借り入れが可能です。)

●自治体融資
(一部の都道府県や市町村で行われている融資。条件もそれぞれ異なりますが、有利な場合が多いので調べてみましょう。

【 民間ローン 】
●フラット 35
 住宅金融機支援機構と民間の金融機関提携による長期固定金利の住宅ローン。保証料・繰り上げの返済手数料は無料です。金利等は金融機関ごとに異なります。

●銀行・信用金庫・信用組合・労働金庫等
 金融機関が融資をし、その条件や保証料・繰り上げ返済の手数料等もそれぞれ異なります。
 金利の固定期間選択型や変動型など、多種多彩な種類があります。

●ノンバンク・モーゲージバンク等
 信販会社やクレジットカード会社で専門的に扱う住宅ローンです。

●JA・生命保険会社等
 組合員(JA)や加入者(生命保険)を対象にした住宅ローンです。


「頭金0円でもOK!」って、ホントにいいの?

「頭金0円」を謳い文句にした土地などの物件を目にする機会が多くなりました。
住宅ローンでも「頭金無しでもOK」というのも出てきています。
借りやすい半面、借入額が大きくなることから返済期間も長くなることが予測されます。
謳い文句に飛びつくことのないように十分に検討したほうがよさそうです。

ほとんどの住宅ローンの融資限度額は、物件価格の8割以内が一般的ですから、2割以上は頭金の用意が必要になります。頭金は、自己資金から現金で支払い、物件価格の一部に充当されます。つまり、頭金が多ければ多いほど住宅ローンを組む金額も少なくてすみます。

返済期間が長期にわたる住宅ローンでは、収入減少など予期せぬ事態が起こりうることも。目先での判断は危険です。

2割以上の頭金を用意できなかった場合は、住宅ローンの返済が始まってからも貯蓄を増やせるようにするとよいでしょう。
頭金以外にも、諸費用や手続き費用等で、まとまった現金が必要になります。

「自己資金=頭金」ではなく、「自己資金-諸費用=頭金」です。2割以上は用意したいものです。


今回は
家づくりの実現の可否を握る資金計画
自分に合った住宅ローン選び
「頭金0円でもOK!」って、ホントにいいの?

についてお伝えしました。

何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!

次回はネット銀行についてお伝えしていこうと思います。お楽しみに!

それではまた次回お会いしましょう。