家づくり 価格の秘密3

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家づくりを考え始めた時、どのような「家」にするかを決めた後、どこで建てようか?ということも悩むポイントになります。

テレビCM、雑誌広告、折込チラシ、様々なものに目が行くようになり、気になってくる部分が価格についてです。

そこで今回からのシリーズでは住宅の価格の、業界にいれば当たり前の、でも一般のお客さんには知られていない裏話をお伝えしていこうと思います。家づくりに役立つ情報が満載です!

前回のブログでは基本的な住宅の本体価格をベースに予算をかけるポイントについてお伝えしました。大体の予算が見えてきたらあとは家を建てるタイミングです。

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家づくりは思い立ったが吉日

あわてて建てる必要はありませんが、もし今の家が化学物質が多い住宅ならば、ぜひ早めに考えて下さい。

室内の空気には化学物質が放出されている可能性が高いです。その中で毎日呼吸しているということは、体内に化学物質を溜め込んでいることになります。

花粉症なども同じですが、花粉も化学物質も人によって許容量が決まっているといいます。その許容量をコップに例えたとします。コップが花粉や化学物質でいっぱいになると花粉症や化学物質過敏症、シックハウス症候群になってしまいます。

同じ量の化学物質を吸い込んでも人によって症状が出たり出なかったりするのは、コップの大きさが人によって違うからです。

花粉症と同じように、いつコップがいっぱいになるかは誰にもわかりません。ある日突然症状が現れます。予防法は、免疫力をあげることと、できるだけ吸い込まないようにすることなので、化学物質の多い住宅からは、早めの脱却をおすすめします。

それでも、家づくりには莫大なお金がかかります。
頭金を貯めてから、と考える方がほとんどだと思います。

そこでですが、金利についても考えてみてください。
今と数年先とでは、金利にも違いが出てきてしまうのです。


金利の差は、こんなに違う!

『頭金を貯めてから・・・』 と考えている方は多いと思います。住宅価格の2割程度の頭金が必要と言われた時代もありましたしね。

でも超低金利の今は以前とはちょっと状況が違います。これから金利が下がると予想される場合はじっくりと頭金を貯めながら様子をみるべきですが、金利が変わらないか、上昇する可能性が高い場合は、どうせ買うなら急いだほうがいいのです。

例えば3年後1%金利があがったらどうなるでしょう?

今なら40坪の家が建てられて、3年後には30坪の家になるといったイメージです。

現在の経済情勢としては、多少景気はよくなりつつあるものの、金利や物件価格がどんどん上がっていくというほどではない状況なので、そこまで急ぐ必要はないと思われるかもしれませんが、金利が上がらないとしても、家賃が高く、毎年の貯蓄が少ない人ほど急いだほうがいいのです。

例えば、現在30歳の人が、4000万円(諸費用込み)の物件の購入を考えているとします。

今すぐ買うためには、4000万円のローンを組む必要があるとします。ローンの金利は全期間固定で1.5%とし、返済期間30年で計算すると、ボーナス返済なしで毎月返済額は13万8048円、総返済額は約4970万円になります。

一方、この人が、現在の住まいの家賃を支払いながら年間100万円の貯蓄が可能だったとして、3年間で300万円の頭金を貯めたとします

。同じ4000万円の物件を買うと、借入金額は3700万円。金利は同じく1.5%で、27年返済でローンを組むとすると、毎月返済額は13万8949円、総返済額は約4502万円になります。支払った頭金と合計すると、約4802万円です。

3年間頭金を貯めたほうが約168万円トクになりますが、3年間の家賃がこの金額を上回る場合は、急いで買ったほうが有利になるというわけです。


つまり、現在の家賃が安く、毎年の貯蓄額を多くできる人ほど、急がずにじっくりと貯めたほうがよく、家賃が高く、毎年の貯蓄額が少ない人ほど、どうせ買うなら急いだほうがいい、ということです。


今回は家を建てるタイミングについてお伝えしました。

現在住んでいる住宅の状況、家賃と収入のバランス、毎年できている貯蓄額を把握して、しっかりと考えていきましょう。

何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!
それではまた次回お会いしましょう。