家づくり 価格の秘密1

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家づくりを考え始めた時、どのような「家」にするかを決めた後、どこで建てようか?ということも悩むポイントになります。

テレビCM、雑誌広告、折込チラシ、様々なものに目が行くようになり、気になってくる部分が価格についてです。

そこで今回からのシリーズでは住宅の価格の、業界にいれば当たり前の、でも一般のお客さんには知られていない裏話をお伝えしていこうと思います。家づくりに役立つ情報が満載です!

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現在の住宅販売方法

あなたは現在の住宅の販売方法をどのくらい御存知でしょうか?

現在の住宅販売法は大きく分けて4つに分類できます。

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ローコストハウスメーカーなどに多い、坪単価で販売する方法

土地付きの建売住宅を販売する方法

土地条件をつけて注文住宅を販売する方法

土地条件なしで注文住宅を販売する方法

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ローコストハウスメーカーなどに多い、坪単価で販売する方法

ローコスト住宅のハウスメーカーでは、様々な商品を用意し、坪単価何円!というような言い方をします。

実は、住宅の価格には「入口価格」と「出口価格」があると言われています。

入口価格というのは、契約のときに提示される金額で御見積書として渡されるものです。

出口価格は、家が建った後に支払う実際の金額のことです。

ローコスト住宅の場合、入り口価格は低価格に設定されていますが、設計の変更や追加工事、設備のグレードアップの理由で契約時の金額よりも高額になるケースが多いです。

あとあと追加される付帯工事の費用は、おおよそ230万円~350万円といわれています。
これは坪単価とは別に追加されます。

規格のままでOKという方にとってはローコストなのですが、変更や追加工事があるとローコストではなくなってしまうのがローコスト住宅です。

ですからローコスト住宅を考えている方は、標準規格をよく検討することが大事です。


土地付きの建売住宅を販売する方法

土地と建物がセットで販売されるのが「建売住宅」。「1区画・1軒」のみで販売されているケースから、「複数区画・それぞれ1軒ずつ」というケースまであります。建物は建築済みの住宅か、建築前または建築中の段階で販売されます。どちらも間取りや仕様は最初からほぼ決まっています。

コンセントの数なども必要最低限と少なめに設置されていますし、間取りや仕様を変更したいなど、追加工事などがあれば、追加料金になります。

間取りや仕様を自分で決められないなどのデメリットもありますが、それよりも煩雑なやりとりが不要で入居時期が明確、土地と建物を住宅ローンで一括払いできる点などに魅力を感じる人にはうれしい存在です。


土地条件をつけて注文住宅を販売する方法

土地条件が付いた注文住宅の場合、土地の大きさに合わせて設計されます。

家の大きさで、押入れの数が限定されてしまうこともあります。棚を増やしたいとか、場所を変えたいとか、それも追加料金になっていきます。

広告などで提示されている金額に、さらに追加されていく可能性がある上に"条件付"となると、注文住宅なのに要望をいえなくなってしまうことも考えられます。

一般的な土地よりも割安だったり、建築会社と参考プランが決まっているうえ、一定のプラン変更が可能なため、ある程度思い通りの家をスピーディーに建てられるというメリットもあるので、ある程度自分たちの好みの家を建てたいけれど、土地購入や家づくりの費用は抑えたいという人には魅力的な存在です。

土地条件なしで注文住宅を販売する方法

注文住宅は土地と住宅を自由に販売する方法です。

どこに住むかをはじめ、どんな間取りやデザインにするか、どんな建材や設備を使うのかといったことまで自分たちの希望を取り入れることができます。ドアや引き戸、押入れなどの収納もコンセントの数や設置場所も自由に設計することができます。

もちろん、建物の形状は自由で敷地にあわせて設計してもらうことができます。

ローコストなどに比べ高額になることが多いですが、こだわりのない部分は節約したりなど予算をかける部分とそうでない部分のメリハリを付けられるので、やり方によっては予算を抑えて建築することも可能です。


上記の4つの販売方法の他にも土地の条件はあるが、こちらの要望に応えてくれる注文住宅などもあります。

また、土地と建物は別のものとして販売する形もあります。


今回は現在の住宅販売法についてお伝えしました。

ローコストハウスメーカーなどに多い、坪単価で販売する方法

土地付きの建売住宅を販売する方法

土地条件をつけて注文住宅を販売する方法

土地条件なしで注文住宅を販売する方法

の4つです。

住宅の価格は広告などで目を引かれることありますが、契約後に金額が大幅にアップすることになっては資金計画が立ちいかなくなってしまいます。価格のマジックにかからないよう、しっかりと見極めるようにしてくださいね。


何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!
それではまた次回お会いしましょう。

ホンモノの健康住宅をつくるために 5

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

あなたは、どんな住宅を建てたいと思っていますか?

「庭が広い家がいいな」「バリアフリーの家ならおじいちゃんおばあちゃんも安心!」「大切なペットと一緒にすごせる家がいいな」

いろいろな「思い」があると思いますが、家族の笑顔を守るための住宅、ホンモノの「健康住宅」についてお伝えしていこうと思います。

前回は木材以外にも化学物質が使われているということについてお伝えしました。今回は現在の健康住宅の状況と問題点についてお伝えしていきますね。
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現在の健康住宅の状況と問題点

前回までのお話で、現在の状況と問題点をまとめておきましょう。

合板とクロスで造ってしまった部屋は、悪い空気を外断熱や気密性の高い住宅で囲んでしまい、それをさらに冬は暖房で暖めてしまいます。

これでは、家の中が悪い空気でいっぱいになってしまいます。悪い空気を吸い続けてしまったら、体調不良になるのも無理はありません。

この悪い空気を一番に吸ってしまう場所に、免疫力の弱い赤ちゃんやお年寄りが座っている可能性があります。

悪い空気が溜まってしまうのは床から60cmの場所です。この場所で生活をしているのは、家族の中でもっとも免疫力の低い赤ちゃんだったり、おじいちゃんおばあちゃんだったりします。

国で定めている改正建築基準法の規制に沿っただけの「健康住宅」が多いため、一般の方たちには、「本物の健康住宅」との差がわかりにくくなっています。
「健康住宅」といえば、化学物質を使用していない建材だけで造られていると思いがちですが、規制されているのはごく一部の化学物質だけなので、使用しても「健康住宅」と呼んでしまいます。
一般の方々は、「健康住宅」という言葉だけで安心してしまいがちです。

自然素材を使用した健康住宅は、手間暇がかかり大量生産ができないのが現状です。さらに儲けが少なく業者がやりたがらない傾向があります。
業者としては、なるべく利益をあげたいのが本当のところだと思います。もしかしたら、本当のことを知らずにセールスをする営業の方もいるかもしれません。この現状を知っていれば、化学物質を使った名ばかりの「健康住宅」をすすめられるはずがありません。

家族を守るには?

では、どうやって家族を守るのでしょうか?
これまでの情報で、どこに注意すべきかはだいたい想像できてきたと思います。
注意すべき点がわかれば、みなさんは、ホンモノの「健康住宅」を見極めることができるのです。

使用する木材は、自然素材、天然素材を使用することです。
建材も、化学物質を使用しない天然成分でできたものを使用するべきです。

化学物質を発散させないようにすれば、室内に悪い空気が流れることはありませんから、常にきれいな空気で換気システムが良い状態で働いてくれます。

まとめてしまえば、これだけのことかもしれません。
でも、どこに問題があるのかを正しく理解していれば、みなさんが家づくりをする時に役立つはずです。


では、もう少し知っておくと役立つ情報をお伝えしますね。
住宅に使用する建材や、住宅に関わるマーク言葉の意味を紹介します。

F☆☆☆☆の表示の意味は?

F☆☆☆☆(エフフォースター)という表示を見たことがありますか?

Fに☆が並んでいる表示です。これは、ホルムアルデヒド等級の最上位規格を示すマークです。

「ホルムアルデヒド等級の最上位規格」。 最上位規格なんて言葉があると、とても良いものだと思いませんか?

では、もう少し分かりやすい言葉で表現してみます。
化学物質であるホルムアルデヒド(Formaldehyde)の放散量を☆で表したもので、☆の数が多いほど放散量が少ないものです。F☆☆☆☆が最上位で、もっとも放散量が少ないものとなります。
他にもF☆☆☆、F☆☆、F☆ といった表示方法があります。

いかがでしょうか?
ホルムアルデヒドを使っていないどころか、使っていますが放散量が少ないですよ。という表記です。

この表記は、建材に記されています。
F☆☆☆☆ が表記されているからといって、必ずしも安全なものだと思わないようにしてください。

あくまでも、ホルムアルデヒドの放散量を示すだけであり、他の化学物質が使われている可能性が大きいのです。
F☆☆☆☆の表記がある建材であれば使用面積の制限がないことも大きな問題のひとつです。

室内環境配慮マークがあれば・・・?

続いて「室内環境配慮マーク」です。

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このマークは、

家具に使われる合板、繊維板、パーティクルボードおよび接着剤が「F☆☆☆」または「F☆☆☆☆」ということを示すもの
です。

もう、お分かりですよね?

F☆☆☆またはF☆☆☆☆の表記は、安全とは言い切れないものです。
これを、異なるマークに置き換えて、安全に見えるようにしているだけです。

塗料に関しては、ホルムアルデヒドを含まないものを使用しているということですが、他の化学物質を使用している可能性は十分に考えられます。

家具業界における自主表示になっていますので、表示されているものについてはぜひ注意してください。

では、どうすればいいの?

家づくりの環境を良くするためにするべきことです。
1つは、
悪い空気を吸わないために、悪い空気を発生させない材料を使用することです。
具体的には、「無垢の木」、「国産床板」、「天然塗り壁」を使用することです。

2つめ。
化学物質をできるだけ使わずに、天然成分でできた材料を使うことです。
天然成分でできた材料には、「食品糊」、「食品塗料」などがあります。

これらのことを、しっかり覚えておきましょう!

注意するポイントは?

ここまでお伝えさせていただいたことを覚えていてくだされば、きっとあなたの家づくりに役立つと思います。
最後に、あなたがもし住宅のセールスを受けたとき、それに対して質問をしたときに注意するポイントをまとめます。

①F☆☆☆☆が付いているから安全です! とすすめられる。

前述したようにF☆☆☆☆の意味が分かっているとこのようなすすめ方はしないでしょう。

②無垢の家はヒビや割れがあるので・・・と避ける。

無垢材を使用するのは、実際にとても手間がかかってしまいます。その割りに利益が見込めないものなので、無垢材を使うことを厭わない会社はプロ意識が高く、信頼できるといえるでしょう。

③健康住宅にも拘らず、クロスやフロアをすすめる。

④今ならこれをサービスします! と商品で誘う。

⑤24時間換気の意味を知らずに、健康住宅だと強調する。

⑥本体価格以外にいくらかかるかを言わない。

⑦質問をすりかえたり、はぐらかす。

これらのセールスを受けた場合は、ぜひ注意してください。

ホンモノの「健康住宅」をつくるために何を知っていればいいのか?

あなたは、もうお分かりですよね。

家づくりは妥協していいところと悪いところがあります。
あなたがもっとも大切にすべきは家族です。

「家族の笑顔が絶えない家づくり」を目指しませんか?

ホンモノの健康住宅を手に入れて、大切な家族の笑顔を守ってください。


何かわからないことがありましたら、コメント欄にぜひお寄せください!
それではまた次回お会いしましょう。