あなたには長期優良住宅が必要か?Vol1

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てようと色々勉強をしていると、長期優良住宅というのを耳にすることが多いと思います。

税制面の軽減制度や住宅ローンの金利優遇など様々なメリットのある長期優良住宅ですが、デメリットもあるとも聞きます。さてじゃあどうすればいいのでしょう?

そこで今回は長期優良住宅のメリット・デメリットを調べてみました。

この記事を読むと、長期優良住宅メリットもデメリットがわかり、自分に必要かどうか判断することができるようになります。

長期優良住宅を検討されている方はぜひご参考にしてみて下さい。

4853169_s.jpg

第一回めの今回は、そもそも長期優良住宅とは何かというところからスタートしていきます。

長期優良住宅はメリットが多いとはよく聞きますが、そもそも長期優良住宅って何なのでしょう?

そもそも長期優良住宅って?

長期優良住宅とは、2009年に開始した「長期優良住宅認定制度」の基準をクリアし、所管行政庁から認定を受けている住宅の事。

一定基準の性能の確保や定期点検・メンテナンスが義務化されているので長期に渡り安心して快適に暮らせるという特徴があります。

では長期優良住宅はどんな基準をもっているのでしょうか。

長期優良住宅の設定基準

長期優良住宅の認定を受ける為の基準は以下の7項目を満たしている必要があります。

戸建ての場合
・劣化対策
・耐震性
・維持管理・更新の容易性
・省エネルギー対策
・住戸面積
・居住環境への配慮
・維持保全計画

キャプチャ.PNG


ではひとつひとつ見ていきましょう。

劣化対策

数世代にわたり住宅が使用できること(100年)を目的としています。
劣化対策等級3相当、 かつ 構造の種類によって以下の対策が必要です。

【木造 】
床下空間330mm以上確保、床下・小屋裏に点検口を設置
【鉄骨造】
防錆措置又は木造と同様の措置
【RC造】
水セメント比を5%低減又はかぶり厚さを1cm増加


耐震性

めったに起きない大きな地震が起こった時でも、継続利用できるよう損傷をおさえることが目的です。

そのために以下の①~③のいずれかを満たさなければなりません。

①.耐震等級1(伝統工法などに適応)
(限界耐力計算を行い、安全限界変形 1/100(木造 1/40)以下を確認)

②.耐震等級2 (許容応力度計算による値1.25を満たす)
③.免震建築物であること

維持管理・更新の容易性

内装や設備は家本体に比べると耐用年数が短いですよね。そこで維持管理(清掃・点検・補修・更新)を行い、耐用年数を伸ばすことが目的です。

これらを行いやすくするたに必要な措置を講じなければなりません。維持管理対策等級3相当

省エネルギー対策

必要な断熱性能等の省エネルギー性能を確保することが目的です。

断熱等性能等級4相当

住戸面積

良好な居住水準を確保するためにはある程度の規模が必要です。その規模を確保することが目的です。

一戸建ての場合少なくとも一つのフロアの床面積が40㎡以上(階段部分の面積を除く)、合計が75㎡以上。(地域によっては合計床面積55㎡以上に緩和される)

居住環境への配慮

良好な景観の形成、その他の地域における居住環境の維持、もしくは向上に配慮した建物を建てることが目的です。

維持保全計画

建築時から将来を見据えて、定期的な点検・補修等の計画を立て、家を長持ちさせるのが目的です。

維持保全計画に以下の事項を定める

・構造耐力上主要な部分、雨水の浸入を防止する部分、給水・排水の設備について仕様に応じた点検の項目・時期(点検の時期の間隔が10年以内であること)
・点検の結果、必要に応じて補修等を行うこと
・地震・台風時に臨時点検を行うこと
・維持保全の実施期間が30年以上であること

以上が長期優良住宅と認定を受ける為に満たすべき基準です。

長期優良住宅の概要がつかめたでしょうか?

次回は長期優良住宅のメリットについてお伝えしていきます。お楽しみに!

サイディングの貼り分けの効果~メリットデメリットVol3

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てる時に、外観って悩みますよね。建物自体の形や屋根の形状などはもちろんですが、どんな外壁にするかでもだいぶ印象が変わってきます。

最近特に人気があるのが違う種類のサイディングを張り分ける方法。そういえば最近ツートンカラーの家をよく見かけますよね。

そこで今回のシリーズでは外壁サイディング張り分けの効果やの方法、メリット・デメリットについて調べてみました。

VOL1では張り分けの効果について

VOL2では代表的な張り分けの方法をご紹介しました。

3回目の今回は張り分けのメリット・デメリットについてお伝えしていきます。

354.jpg


メリット

オシャレ

外観をオシャレに見せるには色んな要素がありますが、張り分けで外壁の色や素材をセンス良く組み合わせることで、ワントーンの外壁よりもオシャレにできる可能性がアップします。

ただ組み合わせ次第ということはあるので、合わせるものを慎重に選ぶことが大事です。

自分らしさを出せる

例えばファッションだったら、カジュアル系、ナチュラル系、ゴスロリ系など、好みのスタイルがありますよね。

家の外観も同じで、シンプル系なのか、ホビー系なのか、ゴージャス系なのか、好みのスタイルがあると思います。

家の形ももちろんありますが、シンプルな形の家の場合外観は重要です。色んな色や素材を組み合わせることで、より自分の好きなスタイルに近づけることができます。

メリハリが出る

外壁を一色で塗るとどうしてものっぺりしてしまいがちです。他の色や素材を取り入れることでメリハリが出ます。

迷った時に組み合わせるという選択肢に救われる

外壁は種類がとても多いので、どっちにしたらいいんだろう...どうしても選べない...と悩んでしまうことも多いもの。

そんな時に複数使える張り分けなら、好きな物をあきらめなくていいのでストレスが大きく減ります。


デメリット

流行遅れになるかも
cd16.jpg

ここ5年間くらい都会的でクールな印象のシンプルモダンのデザインテイストが人気傾向です。モダンですっきりとしたデザインで、白、黒、グレー、ダークブラウンなどの飽きのこないカラーが選ばれることが多いのです

デザインがシンプルな分、塗り壁、モザイクタイル、木目、コンクリートなど、色や質感の違う外装を組み合わせてニュアンスのある表情の外観にするのが大変人気なのです。

確かに近年は建売住宅などでも、外壁の張り分けをよく見かけます。

こんな風に多くの張り分けを目にすると、人間のサガとして見飽きてくるということがあります。すると、「あー、こういうの昔流行ったな~」という感覚になってきてしまいます。

個性的過ぎると周囲から浮く


個性を尊重すると言っても、黄色と黒などのように大変目立ちそうな組み合わせなどは、近所の家と外観が違い過ぎて悪目立ちする恐れがあるので注意が必要です。

場合によっては「景観ガイドライン」で色使いが制限される場合もあります。


組み合わせしだいでダサくなってしまう

メリットでもお伝えした通り、センスのいい組み合わせだとオシャレになり、センスのない組み合わせだとダサくなってしまいます。

多くの人にとって家づくりは初めての場合が多く、経験がほとんどありません。そんな中
住宅雑誌やネットなどで付け焼刃で得た情報で選択すると、ハズしてしまうこともままあります。

ご自身の希望を伝えつつ、経験豊富でセンスのいい設計者に託すのも選択肢の一つです。


いかがだったでしょうか?

外壁の張り分けのメリットは

・おしゃれになる
・自分らしさを出せる
・メリハリが出る。
・迷った時に組み合わせるという選択肢に救われる

でした。

一方のデメリットはというと

・流行遅れになるかも
・個性的過ぎると周囲から浮く
・組み合わせ次第でダサくなる

などでした。

昨今大人気のサイディングの張り分け。メリット・デメリットをよく吟味して、プランニングを楽しんでくださいね~!