ウッドデッキのおススメ素材&リフォーム徹底解剖 VOL3

こんにちは。タッチハウスブログスタッフ平戸です。

「リビングがちょっと狭いな」・「子どもや犬が走り回れるスペースが欲しいな」と思うことはありませんか?

リビングの延長に設置するウッドデッキは「アウトドアリビング」のようなもの。風を感じながら食事をしたり、読書や勉強をしたりと多彩な使い方ができます。

今回は、ウッドデッキにおすすめの素材から、メンテナンス、改修工事の様子まで、実際に私がタッチハウスでウッドデッキの改修工事をした事例を元に、徹底解剖していくシリーズです。

自宅にウッドデッキを作りたいと思っている方
ウッドデッキの改修工事をしようと思っている方
確かな技術の工務店を探している方

におすすめの記事です。VOL1ではウッドデッキの素材について、VOL2ではデッキ改修工事土台編についてお伝えしました。

今回はウッドデッキ改修の要、板張りについてお伝えします。

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ウッドデッキ改修工事 デッキの設置編

ウッドデッキの板の張り方

デッキ材は、それを受ける根太の上に、ビスで留めていきます。我が家の改修前のデッキがこちら↓家を建てた大工さんに作ってもらったものです。
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1メートル間隔に2カ所ビスで止められていて、デッキ材のすきまが1㎝弱ありました。

ウッドデッキの板張りプロの技

そしてこれが、タッチハウスで施行してもらったデッキです。

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ビスはどこ?

違いに気が付きましたか?そうなんです。1メートル間隔に留められていたビスがないんです!えーーー!ビスがなくてどうやって留まっているの???

なんと!下からビスを打っているのでした↓

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デッキ材にドリルで穴を開けビスを打つのが施行しやすいのに、なぜこんなに手間のかかることをやるの?

聞いてみたところ、穴を開けるとそこから水が入り込んで傷んできてしまうから...とのこと。

確かにーー!!
ビスのところから板が腐ってきてたーーー!!

その腐った板の下の根太も腐ってたーー!!

そうだったのか...。知らなかった...。

タッチハウスではビスが水のあたる表面に出ないように留めているのです。

実は板を継ぐことも、同じ理由でデッキの傷みが早くなってしまうそうなんです!

我が家のデッキは長い部分で3メートル80センチ。3メートル以上の長い木材は価格も運賃も高いうえ、まっすぐに施工するのに技術が必要なため、短めのモノを組み合わせて使う場合が多いのだとか。

でもタッチハウスでは、「継ぎ目の部分から傷んでくるので短めを組み合わせることはしない」という方針なんです。

せっかくデッキを作るならできるだけ長く持たせたいですよね。そんな思いでデッキを作る際にこのような知識を持っていることは必須だなと思いました。

私も15年前に知っていれば施工業者さんの見極めができたなーと残念です^^;

でも!今回は、特別に水に強いレッドシダーの赤い部分を使って、このような施工をしてもらいました!

もう30年くらい持つんじゃないか...と期待に胸がふくらんでいます。


すきまが少ない!

デッキ材のすきまにも注目です。

以前のデッキはすきまが1㎝弱あって、デッキで過ごしていると箸やペンなどを落すのですが、それがすきまから落ちてしまうということがけっこうあって、かなり緊張感を持たないとならなかったのですが、

すきまが少なくなって、箸が落ちなくなったんです↓

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ペンも!えんぴつも!↓

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これでうっかりの私も安心できるようになりました。

ただ、今は木材が湿気を含んで膨らむ夏なので、冬になったら鉛筆は落ちちゃうかもです^^;

完成品がこちらです!↓
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赤い木の色がとてもすてきです。いい感じに完成しました。

お手入れは「3年に一度、防腐効果のある塗料を塗る」です。また、デッキ材のすきまに入った落ち葉をほうきで掻き出すと長持ちすると聞いたので、長持ちさせるために頑張って掃除しようと思いました。


さていよいよ最終回の次回は、タッチハウスでウッドデッキをリフォームするとお得な理由をまとめてお伝えします。お楽しみに!

ウッドデッキのおススメ素材&リフォーム徹底解剖 VOL2

こんにちは。タッチハウスブログスタッフ平戸です。

「リビングがちょっと狭いな」・「子どもや犬が走り回れるスペースが欲しいな」と思うことはありませんか?

リビングの延長に設置するウッドデッキは「アウトドアリビング」のようなもの。風を感じながら食事をしたり、読書や勉強をしたりと多彩な使い方ができます。

今回は、ウッドデッキにおすすめの素材から、メンテナンス、改修工事の様子まで、実際に私がタッチハウスでウッドデッキの改修工事をした事例を元に、徹底解剖していくシリーズです。

自宅にウッドデッキを作りたいと思っている方
ウッドデッキの改修工事をしようと思っている方
確かな技術の工務店を探している方

におすすめの記事です。VOL1ではウッドデッキの素材についてお伝えしました。

VOL2では、タッチハウス施工!我が家のウッドデッキ改修工事の様子をお伝えしていきます。

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ウッドデッキ改修工事 土台編

我が家のウッドデッキは築15年。実は5年ほど前に一部腐ってきた部分があり、そこだけ交換してもらった経緯がありました。

15年経って、全体の1/5ほどが、ぶかぶかとやわらかくなってきてしまいました。万が一腐って抜け落ちたりでもしたら大けがになりかねない...と改修工事を決めました。

見積にきてもらった山田代表に聞いてみると、使用していた木材はホワイトウッドという水にはあまり強くない木材だったよう。

水に強いレッドシダーを使うから20年は持つよ!と太鼓判を押され、うれしくなりました。

土台に白アリが!

そして始まった改修工事。まず古い木を外します。すべてのデッキ材を取り払うと、土台が現れました。そしてそこで見たものは...

白アリ!!!
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土台は5㎝ほどのコンクリート置き石の上に設置されていたのですが、そのコンクリートの下の地面から白アリが登ってきていたのでした。

白アリが来ていた土台の上のデッキ材は5年前に腐って取り替えた場所。やっぱり腐ってしまうのには原因があったのですね。

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白アリは木を分解して自然界に返すという重要な役割を担っています。我が家のデッキでもきちんと白アリとしての仕事をしていたわけで、白アリは悪くはないんですけどね(>_<)

そんなわけで、計画段階ではデッキ材だけの交換の予定でしたが、悪くなっている土台も全て変えてもらうことに。

防腐塗料でコーティング

もちろん土台の木材には、しっかりと防腐塗料を。上に木を貼ってしまうと見ることもできないので、今回のように白アリが来てしまうこともあります。そうならないためにしっかりと防腐塗料を塗るそうです。

実はデッキの下に白アリ駆除用の薬を撒くことも考えたのですが、山田代表に、「駆除用の薬も万能というわけじゃないし、防腐塗料でも十分役目は果たせるので、薬害を考えたらしなくてもいいのでは」とアドバイスを受けました。


レッドシダーでも水に弱い部分もある

「防腐塗料だけでほんとに大丈夫?」不安に思った私は聞きました。

すると山田代表が教えてくれたのは、塗料も大事だけど、最も大事なのはどんな木を使うかということ。そして木の中でもどの部位を使うかということでした。

ウッドデッキのおススメ素材&リフォーム徹底解剖 VOL1で山田代表に聞いたデッキにおすすめの木材「レッドシダー」にも実は水に弱い部分があるそうです。それは色が白い部分。

レッドシダーとは直訳すると「赤い杉」。文字通り赤い部分が多いのですが、それは木の中心部分。外側には水を吸い上げる部分があってそこは色が白っぽいのです。

外側の白い部分は水を吸い上げるのが仕事なので、木材になっても水を吸ってしまい水に弱いのだとか。

そこでタッチハウスでは木材を少し多めに購入し、白い部分をはじいていいものだけを厳選して施工に使っているのだそうです。

だから防腐塗料をしっかり塗れば、白アリ駆除剤などの健康を害するほどの強い薬剤は必要ないのだそう。

すごい!なんかもう、30年くらい持ちそうな気がしてきた!

というわけで、次回は我が家のウッドデッキ改修工事の様子「デッキの設置編」をお伝えしていきます。お楽しみに!