大手メーカーと工務店の一長一短(自然住宅編)
こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。
家を建てようと考えているあなたは、メジャーで安心できそうな大手のハウスメーカーと、地元密着型の工務店では、どちらがいいのか考えているのではないでしょうか。
大手メーカーは、モデルハウスで使い勝手を確認出来たり、イメージを膨らませることができるし、営業マンはビシッとしていて頼りがいがあり何でも希望を叶えてくれそう...
工務店は、面倒見がよくアフターケアが良さそうだし、大手より安く作ってくれそう...
人によってイメージは様々だと思いますが、大手のハウスメーカーにも、工務店のどちらにももちろん一長一短があります。
それをよく知れば、自分の理想の家を建てるにはどちらがいいのか選べるようになりますよね。
そこで、今回は自然住宅を建てたくて何年もリサーチを重ねた私が感じた、大手メーカーと工務店の一長一短について書きたいと思います。
どちらを選ぶのか判断する時の参考になれば幸いです。
まず、長所短所は一般的なものと自然住宅ならではのものがあるので、こんがらがってしまわないように分けてあげていきますね。
一般的な大手メーカーの長所
・モデルハウスがあること
・会社規模が大きいから信頼できる
・建てている人が多いから口コミをゲットしやすい
一般的な大手メーカーの短所
・モデルハウスや営業スタッフの維持費、研究開発費、広告費などが上乗せされるので価格が高い
・独自の設備(サッシやキッチンなど)からしか選べないことが多い
などが一般的な大手メーカーの一長一短です。
ここからが自然素材編です。
自然住宅の観点から見た大手メーカーの長所
・高価だが、イメージや見本と差のない均一な材料で作れる。
・圧倒的なデータの蓄積から材質を厳選している。
自然住宅の観点から見た大手メーカーの短所
・材料は厳選されているがその中からしか選べない。
・規格外への変更は高くつくので、使いたい材料が規格に入っていない場合にはコストアップする。
ハウスメーカーはたいてい規格が決まっています。木造住宅のメーカーでも床材や壁材を自由に選んだりすることはできないので自由度は低め。そのメーカーのテイストが気に入っていて規格通りで作りたいという人向けですね。
大きい会社で情報量も多く安心感がある反面、それに対する対価も高いという感じでしょうか。工務店を選ぶ場合は自分でアンテナを張り情報を調べなければならないのでけっこう大変ですからね~。
さて次は工務店の一長一短です。
一般的な工務店の長所
・大手のような維持費が少ないため、価格が安い
・設計士や大工さんが営業を兼ねていることも多いので、話が伝わりやすく、細かいニュアンスを含んだ希望が通りやすい
一般的な工務店の短所
・小さい会社だと倒産の可能性などの心配がある
・情報が少なすぎて信頼しにくい
などがあげられると思います。
ここからは自然素材編!
自然住宅の観点から見た工務店の長所
・自由度が高い。この中から選ばなければという規格がない場合が多く、自分の好みの自然素材の材料を取り入れやすい。
・無垢の木や塗り壁などを得意とする工務店に頼むと、それがスタンダードなので高くなかったりする。
・木のことを知り尽くした腕のいい大工さんが多い
自然住宅の観点から見た工務店の短所
・デザイン力が弱い工務店が多い
・人手がなかったり、手間をかけたりするので建てるのに大手メーカーより時間がかかる場合が多い。
工務店のいい所はとにかく自由度が高いこと。工務店のテイストが気に入ればおまかせすることも可能だし、こだわりがたくさんある人はそれを形にすることもできます。
それに腕のいい大工さんは、下請け工事ではなく自分の工務店を持ってやっていることが多いので、下請けに大工仕事を頼んでいる大手メーカーより確かな仕事をしてくれます。
自然素材は、大工さんの技術や勘によって適材適所におさめられるもの...と私は思っているので、私は「無垢の木や塗り壁の施工をデフォルトにしている工務店で建てる」ことを選択しましたが、優先するものは人それぞれなので、それを実現してくれる会社を見つけて下さいね~。
大手メーカーと工務店の一長一短(自然住宅編)いかがだったでしょうか。
大手メーカーと工務店では情報量が全然違います。ザイオンス効果という心理効果を知っているでしょうか?単純接触効果といい、接触機会が増えれば好意や好感が高まる効果があるというものです。大手メーカーにはそういうバイアスがかかっている場合もあるので、冷静な視点を持つことも大事ですね。
両方のメリットデメリットをちゃんと把握することが、自分にとって、家族にとって最適な理想の家を建てる第一歩です。
今回は大手メーカーと工務店の一長一短について、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!
それではまた次回お会いしましょう!
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