思い出の家に住み続けたいあなたに!古い家の寒さ対策5選VOL4
冬は寒く夏は暑い...築年数の経った家に住んでいるとこんなお悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。
今年は特に寒さが厳しいのでリフォームをお考えの方もいるのでは。
でも少しの工夫で寒さが軽減されることがあるのです。この工夫でリフォームをしなくても快適に過ごすことができるようになるかもしれません。
このシリーズでは古い家が抱える寒さに対する問題の対策を紹介しています。長年住み続け、思い出がいっぱいの家にずっと住み続けるためにぜひお試しください。
VOL1では古い家が寒い理由とその寒さ対策その1「断熱性能の高いカーテンをつける」を
VOL2では寒さ対策その2「断熱シート・断熱テープを貼る」を
VOL3では古い家の寒さ対策3として、これを気をつけるとかなり体感温度が上がるという、冷たい床に直接肌がふれないようにする工夫を紹介しました。
今回のVOL4ではサーキュレーターを紹介します。
古い家の寒さ対策4 サーキュレーターを設置する
古い家の魅力は現代のマンションのような閉塞感のある空間ではなく、部屋が広かったり天井が高かったりすること。そこはとても魅力的なのですが、暖房の観点から見ると一番の難点。
天井が高いと、いくら部屋を温めても暖かい空気は天井へいってしまいます。すると頭のほうは暖かくなるけど足元は寒い状態が続くということに。足元が寒いと人は体感的に暖かさを感じにくくなります。
頭寒足熱ともいうように、足腰を暖めて頭のほうはむしろ涼しい状態にした方が健康によく集中力もあがるとも言われていますしね。
そこで今回おススメしたいのがサーキュレーター。
見た目は扇風機のようですが、空気を循環する機械です。風量はすごいけどあまり涼しくはない。
暑い夏は空気を循環させて過ごしやすい室内に、冬場は天井に上がった暖気を足元に降ろして冷え性対策に使うためのものです。
実はこのサーキュレーターが、冷え冷えの寒いおうちには大活躍するんです。
エアコンや暖房器具をつけてもあまり暖かくならないと感じる時は、暖かい空気が上の方に上がってしまっています。
そんな時にサーキュレーターを使うと...
なんと!暖かい空気が循環されて、体感温度が上がるんです。すごい!!
でも、サーキュレーターを使うと風が発生してかえって寒くなるんじゃないの?
って思いませんか?
それが、サーキュレーターの風を直接人にあてるのではなく、滞留している暖かい空気にあてることで、部屋の空気が循環して暖かくなるんです!
ちょっと不思議な感じしますよね~。
具体的には
部屋の隅からエアコンに向けて対角線上にサーキュレーターを設置するのがおススメです。
アイリスオーヤマより
これがとても効率よく空気を動かす場所と方向で、天井付近に溜まりがちな暖気を効率よく室内に循環させることができます。
家具などがあって対角線上に設置できない場合は、サーキュレーターを真上に向け、床から天井に向かって垂直に風が吹くように設置するといいでしょう。
上下の空気をかき回すので、暖気を部屋全体に循環させることができます。首振りだとさらに効果ありです。
これって吹き抜けの家にもよいのです。
吹き抜けの家にはよく天井にファンがついていたりしますが、あれって掃除大変ですよね。ファンってワンシーズン回すだけでも相当汚れるし...。
サーキュレーターなら掃除も楽ちんです。
ただ、吹き抜けは縦の空間が広くなり空気の循環が難しくなります。そこでサーキュレーター2台使いがオススメです。
暖気は上にたまるため、1台目はロフト内の手前にサーキュレーターを置き暖気を下に送ります。2台目は1階のエアコンの下に置き、真上に向け風の流れを作ります。
アイリスオーヤマより
これで吹き抜けの家も暖気が循環して暖かく過ごすことができます。
扇風機でも代用はできるんですが、サーキュレーターの方がより狭い範囲に集中的に、そして遠くまで風を送ることができるので効率的です。
サーキュレーターはサイズにもよりますが、3000円~くらいで売ってます(小さいのだと、うまく探せばもっと安いかも)ので、ぜひ試してみて下さいね。
エアコンをガンガン回すよりも電気代もかからないし、湿度も下がるから結露も減ってカビも生えにくいのです。
これ、梅雨の時期にも活躍しそうです。
今回は暖かい空気を部屋中に循環させて室内を均等に温めてくれるサーキュレーターを紹介しました。暖房しても足元が寒いなと感じているあなた、サーキュレーターを導入してみてはいかがでしょうか。
次回は古い家の寒さ対策5 防寒アイテム+暖房器具で暖かさアップさせる方法をご紹介します。お楽しみに!
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