家づくり勉強会のお知らせ

一生に一度の家づくり。
あれこれ夢が広がりますね。

夢の実現に必要なのが資金です。
とはいっても
そもそも自分が実現したい
部屋数やキッチンや床や壁って
いったいいくらかかるのかがわからないと
資金調達のしようがないですよね。

でもハウスメーカーなどに聞くと
セールスされてしまいそうだし
情報が多すぎてネットでも
調べようがない...

また、家を建てる時は
ほとんどの方が住宅ローンを組みますが
自分にとってどの金融機関がベストなのかも
どこに相談したらいいかわからない...

今回の相談会は
そんな風に迷子になってしまった方のための
相談会です。

私たち地元工務店は
大手ハウスメーカーと違い
下請けを使うことがありません。

ですから
あなたの実現したい
部屋数、キッチン、壁や床の
マージンなしのリアルな価格を
提示することができます。

また金融機関とのしがらみもないため
お客様が一番得をするローンを
金融機関を問わずご紹介することが可能です。

■住宅購入(家づくり)を検討しているが何から始めてよいか分からない方

■土地と建物総額でいくらまでなら不安なく払えるのか知りたい方

■自分はいくら借りることが出来るのかローン金額を知りたい方

■大きな買い物なので色々相談したいけど、誰に聞けば良いのか分からない方

■登記も含めて完成まで総額でいくらかかるのか知りたい方

こんな方におススメの相談会です。

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ご予約はお早めに!
お待ちしています(^^♪


三島市でペットと暮らす注文住宅VOL3

犬や猫は大切な家族。
こんな風に家族の一員としてペットを迎えることが
一般的になってきました。

ペットとの暮らしは生活に潤いを与えて
元気と活力を与えてくれますよね。

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ペットを迎えたいから
また今のペットとより快適に暮らしたいから
家を建てたいと思う人も
増えています。

家を新築するなら
人とペットが気持ちいい暮らしができる
家づくりをしたいですよね。

でも
人とペットが一緒に住むということは
多少なりともストレスや負担があります。

例えば

家の中の暑さや寒さ
ニオイや汚れ

などなど

これらのストレスを解決して
お互いに負担なく快適に暮らすには
どのような工夫をしたらいいのでしょう?

そこで今回のシリーズでは
ペットと暮らすための
家づくりのポイントを
ご紹介します。

第一回目は
建てる前に知っておきたい
ペットの習性について
お伝えしました。
第二回目はそれを踏まえた家づくりのポイント
「犬編」
第三回目の今回は「猫編」です。

高いところが好き
ハンターである猫は
獲物の姿を目視でき
自らの姿を隠すことのできるので
高いところが大好きです。

そんな猫の習性に合わせて
キャットタワーを設置するのもいいですが
注文住宅ならではの
よりダイナミックに遊べる
キャットステップやキャットウォークを
設けるのがおススメです。

キャットステップは
猫が上下に運動できる
壁に付けた階段のようなモノ。

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高いところが大好きな
猫の要求を満たすだけでなく
運動不足解消にも役立つ優れものです。

タワーだと置き場所に
苦労しますが
キャットステップは
壁に直接設置できるので
省スペースなのも魅力です。


キャットウオークというのは
高いところにある猫の通路のこと。

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高い所が好きな猫に
うってつけの場所です。

最近はキャットステップと
キャットウォークを組み合わせると
家の中でも
猫が大好きな縦に移動する運動を
させてあげることができます。

探索好き

探索好きな猫に
楽しく暮らしてもらうため、
お部屋の中に猫の散歩コースを
つくっては?

先ほど提案した
キャットステップや
キャットウオークも組み込みながら
猫の好奇心を刺激する
アイテムを並べてあげましょう。

例えば猫は穴があると
向こうをのぞいてみたい
通り抜けたいと
好奇心がくすぐられます。

ジャングルジムのように遊べる
通り穴を設置したり
様々な遊び方ができる棚を
設置したり。

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猫の探索魂を
満足させてあげる工夫を
してあげましょう。

きれい好き

きれい好きな猫と快適に暮らすためには
傷つき防止や臭いの
対策を行うことが大切です。


爪とぎなどで床や壁に傷がつくと
そこに埃やごみがたまって
不衛生になるし
トイレの砂や消臭剤だけでは
どうしても限界があるからです。

そこで取り入れたいのが
適切な場所に設置する
爪とぎアイテムと
消臭性や耐久性に優れた建材です。


猫を飼っていると
家の中にひっかき傷ができるのは避けられません。
対処としては適切な場所に
爪とぎを設けることです。

どんな場所がいいかというと
猫にとってマーキングしたくなるような場所。

マーキングポイントは
部屋によって異なりますが
多くの場合、猫にとって
場所の持つ役割が変わる境目が
マーキングのポイントになりやすいようです。

例えば、いつもの遊び場所と
寝る場所の境目などといった具合。

猫の普段の過ごし方をよく観察して
マーキングのポイントを見極めましょう。

ポイントがわかったら
その場所に爪とぎを設置しましょう。

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ニオイ・汚れ対策に
おススメなのが自然素材。
消臭効果が高いフィチンドットが
含まれた針葉樹や
臭いを吸収する漆喰や珪藻土を
内装材として使うことです。

塗り壁は耐久性もクロスより高く
消臭機能を備えている点がメリットです。

壁そのものに消臭効果があるので
汚れたり傷がついたりしても
取り換える手間がなく楽ちんです。

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自然素材がペットにいい理由は
実は他にもあるんです。
長くなりそうなので
続きは次回のブログで...。
おたのしみに!

三島市でペットと暮らす注文住宅VOL4

犬や猫は大切な家族。
こんな風に家族の一員としてペットを迎えることが
一般的になってきました。

ペットとの暮らしは生活に潤いを与えて
元気と活力を与えてくれますよね。

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ペットを迎えたいから
また今のペットとより快適に暮らしたいから
家を建てたいと思う人も
増えています。

家を新築するなら
人とペットが気持ちいい暮らしができる
家づくりをしたいですよね。

でも
人とペットが一緒に住むということは
多少なりともストレスや負担があります。

例えば

家の中の暑さや寒さ
ニオイや汚れ

などなど

これらのストレスを解決して
お互いに負担なく快適に暮らすには
どのような工夫をしたらいいのでしょう?

そこで今回のシリーズでは
ペットと暮らすための
家づくりのポイントを
ご紹介します。

第一回目は
建てる前に知っておきたい
ペットの習性について
お伝えしました。
第二回目はそれを踏まえた家づくりのポイント
「犬編」
第三回目は「猫編」

そして第四回目の今回は
自然素材がペットにいい理由です。


前回臭いを軽減させる工夫で
ペットとの暮らしが
ずっと快適になること...
例えば

消臭できる建材:ヒノキや杉などの
消臭成分が含まれた針葉樹を使い、
漆喰や珪藻土などで壁を塗ると
驚くほど臭いを軽減してくれる

ということをお伝えしました。

でも実は自然素材は
臭いを軽減するだけでなく
ペットにいい理由が他にもあるんです!

それは安全性です。

自然素材の家は安全性が高い
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ペットが安全に暮らせる住環境は
基本的には人間と同じですが
ペットは体が小さいので
環境からの影響を人間より受けやすいといえます。

住宅に使われている建材によっては
様々な化学物質が発散されています。

室内飼育のペットなら
24時間家の中の空気を吸って
生活しているので
人間よりはるかに室内の
空気環境の影響を受けてしまいます。

自然素材で家を作るということは
化学物質が使われていない素材で作る
ということです。

これによって建材からの化学物質放散量が
圧倒的に減ります。

フローリングを合板から無垢板にすれば
接着剤が必要なくなります。

化学糊で貼るビニールクロスから
珪藻土やしっくいなどの塗り壁に。

これら自然素材は調湿効果もあります。

実は犬や猫は乾燥しすぎも
湿気が多すぎるのも苦手です。

一般的に50~60%が適しているとされています。

湿度が70%を超えると
ダニやカビが繁殖しやすくなり
アレルギーや皮膚病の原因になることも!

自然素材の家は
家自体が調湿してくれるので
一年を通して心地よい湿度を保ってくれます。


犬や猫の性質による危険を回避
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犬や猫は家の中で元気に走り回ります。
その時、フローリングの上を走ったらどうなるでしょう?

本来、犬や猫は地面に爪を食い込ませて走る動物です。

でもフローリングはつるつるしていて
すべりやすいので、滑りながら走っているのです。

そうするとどうなるかというと

滑って着地に失敗する。
踏ん張れないので思うように動けない。
変な風に力を入れるので関節や筋肉を痛める。
滑って体制を崩してしまう。

などの危険の可能性が高まります。

では絨毯がいいかというと
確かに運動のためには一番いいのですが
掃除がしにくくアレルギーの原因になったり
ペットの粗相や抜け毛の処理などを考えると
現実的ではありません。

フローリングには
合板のものと無垢のモノがありますが
合板は表面は硬くつるつるに加工されていて
さらにワックスやニスなどでピカピカにするため
滑りやすさがMAXです。

それに比べて無垢のフローリングは
やわらかく、ワックスなども浸み込んでしまうため
合板ほどつるつるにはなりません。

柔らかい=傷がつきやすい
ということなのですが
それだけ爪をひっかけて
心地よく走っているという証拠でもあります。

もちろん木の種類によって
傷が目立ちにくいものもありますので
いくつか選択肢をあげてもらうと
いいと思います。

4回に渡って
ペットと暮らす家づくりについて
お伝えしてきましたがいかがだったでしょうか?

ペットの習慣や性質をよく知り、
造りや建材など、ペットと人間の両方に優しく、たのしく共存できる家をぜひ作ってくださいね。

タッチハウスにも
どうぞご相談ください(^^♪

三島市でペットと暮らす注文住宅VOL2

犬や猫は大切な家族。
こんな風に家族の一員としてペットを迎えることが
一般的になってきました。

ペットとの暮らしは生活に潤いを与えて
元気と活力を与えてくれますよね。

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ペットを迎えたいから
また今のペットとより快適に暮らしたいから
家を建てたいと思う人も
増えています。

家を新築するなら
人とペットが気持ちいい暮らしができる
家づくりをしたいですよね。

でも
人とペットが一緒に住むということは
多少なりともストレスや負担があります。

例えば

家の中の暑さや寒さ
ニオイや汚れ

などなど

これらのストレスを解決して
お互いに負担なく快適に暮らすには
どのような工夫をしたらいいのでしょう?

そこで今回のシリーズでは
ペットと暮らすための
家づくりのポイントを
ご紹介します。

第一回目の前回は
建てる前に知っておきたい
ペットの習性について
お伝えしました。

その習性を踏まえて
ペットと暮らす家づくりのポイントを
「犬編」と「猫編」にわけて
お伝えしていきます。

第二回目の今回は「犬編」です。

運動が好き
回遊動線やレーン

犬は運動が大好き。
可能であれば家の中でも動き回れるように
回遊動線にするのがおススメです。

その際には
犬の膝や股関節にかかる負担を軽くするために
滑りにくい床にすることが大切です。

実は室内で飼われている犬の8割が
腰痛などで悩んでるそうです。
その原因の一つに床材もあげられています。

足腰に優しい床材と言えば
無垢のフローリング・カーペット・コルクなどです。

ヒノキや杉などのいった針葉樹は、
やわらかくしっとりとしていて
足や腰にもとってもやさしい。
傷がつきやすいのがデメリットですが
経年で木の色が濃くなっていくので
それほど目立たないという声も。

カーペットやコルクは
クッション性があるため
フローリングよりも
さらに足腰にやさしい。

ただしシミになりやすいので
トイレのしつけが
しっかりできてから
導入するといいですね。

回遊動線にできない場合は
室内でも小走りできるレーンを
用意してあげると
喜んでくれるでしょう。

足腰にやさしくするため
細長いカーペットや
滑りにくいタイルなどで
つくってあげましょう。

庭にドッグラン

犬はもともと野生で狩りを
していた動物なので
外でたくさん動き回ることで
ストレスを発散する
性質があります。

1日1回は散歩に連れていくのは
そのためです。

でも忙しい日常で
連れていけない日もありますよね。

そこで庭や屋上に
ドッグランを設けるのはいかがでしょう?

散歩へ連れていくという
飼い主の負担を減らしながら
犬もストレスなく
過ごせるようになります。
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ドッグランの地面には
やわらかい芝生が最高です。

芝生は排泄も見つけやすく
グリーンによるリラックス効果も
期待できます。

足洗場や玄関土間収納

お散歩は準備と片付けが
意外と大変なもの。
それが億劫で散歩の回数が
減ってしまうことも。

犬のためにも準備や片づけが
スムーズにいくよう
整えてあげましょう。

例えば玄関近くに
専用の足洗い場を用意!
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お散歩のあと、
お風呂まで抱っこして連れていって洗う
という手間を省き
玄関に入る前にサッと洗うことが出来ます。

また散歩は意外に
準備品が多いものです。
リード、トイレグッズ、
水、遊び道具
飼い主の帽子、上着などなど。

こんな時
グッズをまとめてしまえる
玄関土間収納があると便利です。
靴を履いてから
あれがない、これがない
ということがなくなり
散歩のストレスが激減します。

落ち着く場所が好き
犬の祖先は元々
穴をほってその中で生活していたので
ケージなどの限られたスペースにいることで
安心します。

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専用の居場所づくり

そこで家族と一緒にいながら
適度な距離を保てる
専用の居場所を
作ってあげましょう。

階段下や収納の下部などは
スペースを有効に使えるだけでなく
穴を掘って暮らしていた習性で
天井が低く狭い場所が好きなので
お気に入りの空間になるでしょう。

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スペースに余裕があれば
インナーテラスといった
土間風のスペースを設けるのも
おススメです。

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家族が好き

犬は群れで暮らしていた習性から
誰かと行動を共にしたいと
思う動物です。

ですから
「犬と一緒に過ごす」
ことを仮定して間取りを考えます。

リビングや寝室など
人間にとっての基本スペースに
先ほどの犬の居場所を設置したり
ベッドやソファの横に
犬がくつろげる場所を確保したり。

家族が大好きなだけに
留守の時は不安になったり
さみしくなってしまうのがワンちゃん。

留守番上手になってもらうためにも
安心できる快適な環境を準備してあげることが
とても大事です。

普段からそういった場所で
落ち着いて過ごす習慣がある犬は
留守番をしても不安になりにくいと
言われています。

安全対策

犬は散歩に行く時に
うれしくて飛び出してしまい
迷子になってしまったり
調理中にキッチンに入ってきたりと
予期せぬアクシデントが
よくあります。

そこで玄関には
飛び出し防止のフェンスを設置し
キッチンとの境には
ペットゲートをつけるのを
おススメします。

玄関のフェンス内で落ち着いてから
散歩や庭で遊ぶと安全ですし

調理中はキッチンに
出入り禁止にすることで
ワンちゃんの安全を
しっかり守ることが出来ます。

犬の立場で考えた家づくり

犬種や性質によって
多少の違いはありますが
基本的に犬はとても
適応力が高く温厚な動物です。

飼い主が気にかけてあげないと
意外にストレスがたまってしまうもの。

私たち人間にとっての当たり前が
犬の習性上、不快に感じることも
よくあります。

お互いに気持ちよく暮らすために
犬の特徴や習性を理解して
空間づくりをしてあげましょう。

次回は猫編です。
お楽しみに!

三島市でペットと暮らす注文住宅VOL1

犬や猫は大切な家族。
こんな風に家族の一員としてペットを迎えることが
一般的になってきました。

ペットとの暮らしは生活に潤いを与えて
元気と活力を与えてくれますよね。

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ペットを迎えたいから
また今のペットとより快適に暮らしたいから
家を建てたいと思う人も
増えています。

家を新築するなら
人とペットが気持ちいい暮らしができる
家づくりをしたいですよね。

でも
人とペットが一緒に住むということは
多少なりともストレスや負担があります。

例えば

家の中の暑さや寒さ
ニオイや汚れ

などなど

これらのストレスを解決して
お互いに負担なく快適に暮らすには
どのような工夫をしたらいいのでしょう?

そこで今回のシリーズでは
ペットと暮らすための
家づくりのポイントを
ご紹介します。

第一回目の今回は
建てる前に知っておきたい
ペットの習性について
お伝えします。

ペットと暮らすために知っておきたいこと

家づくりの前に
知っておきたいことがあります。
それはペットの習性です。
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新しい家を作る前から
ペットと一緒に暮らしている方なら
自分のペットの習性を把握されているとは思いますが
その習性を新しい家づくりに
どう生かせるかを考えておきたいものです。

また、家を建てるタイミングで
ペットを新しい家族として迎えたいという方もいらっしゃるでしょう。

その場合はしっかりと習性を把握して
ペットも人間も快適に暮らせるようにしたいですね。

今回はペットとしてメジャーな
犬と猫の習性をご紹介します。

犬の習性

運動が好き

犬は人と一緒に狩猟や牧畜など
さまざまな仕事をしてきた動物。
獲物を探したり
見つけたり、追ったりが大好きです。

ペットとして過ごしていても
本来の能力を発揮するような
遊びを取り入れると気分転換にもなり
クオリティ・オブ・ライフが向上します。

落ち着く場所が好き

犬は巣穴で生まれ、母犬にくっついて育ちます。
幼少期を思い出すためか
狭い場所に入ると落ち着く習性があります。

これにはもう一つ理由があります。

元々犬は縄張り意識が強い動物です。
自由に家の中を歩き回るのは楽しい反面
「敵が来ないかどうか」
と常に警戒しています。

広い空間を自由に行き来させることで
自分の縄張りが広がってしまうため
縄張り意識が邪魔をして
十分に休むことができなくなってしまうのです。

狭く落ち着ける居場所にいると
自分の縄張りスペースが狭まるので
安心して休めるようになります。

常に警戒している状態だと
警戒心の強い子や攻撃性の高い子に育ってしまう
こともあるので

このような落ち着ける場所は
穏やかな性格を育てることにもつながります。

家族が好き

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先ほども言ったように
犬は人と一緒に狩猟や牧畜などをしてきたので
現在の犬も「家族」といたいという意欲があります。

外部の人に対して吠えるのも
「家族」と家を守るため。
家族が大好きなことの現れです。

「家族」にかまってほしくて呼びかけたり
おやつをおねだりしたりするときに
思わず吠えてしまうこともあります。

また寂しがりやで一人にされるのが苦手なのも
家族大好きの裏返しです。


猫の習性

高いところが好き

猫の祖先と言われるリビアヤマネコは
周囲を見渡せる木の上にいることを好みました。
その習性を受け継いだ現代の猫も
空間を見渡せる場所にいたがります。

獲物が見つけやすい
敵に襲われにくい
という理由に加え
他の猫に対する優位性を保ちたい
という理由も。

他の猫がいない場合は
飼い主に対する優位性かな(^^;

探索好き

猫は自分の住む環境を
納得するまで探索しないと
安心しない習性があります。

室内飼いの猫にとって
家は縄張りそのものなので

縄張りのパトロールは欠かせないし
ちょっとした変化に敏感です。

宅配便が来て
新しい荷物が届いたりすると
興味津々でそばに寄って来たりすることも。

荷物を出した後の段ボールに
すっぽり入るのはお約束。

獲物を探したり観察したりしていた穴の中を
彷彿させる段ボールに
つい狩猟本能を刺激されて中に入ってしまうのだそう。

また室内飼いの猫とはいえ
外だって見える範囲は縄張りです。
なので外が見える窓際によく座り
外の状況を観察しています。


きれい好き
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猫は生まれながらのハンター。
ハンターとしての習性が染みついています。

きれい好きなのもその習性の一つ。

狩りをする時には自分の体から臭いがすると
それだけで獲物に気づかれてしまいます。

また、身体に匂いがついていると
外敵や獲物に自分が近くにいることを
察知されてしまうと恐れがあります。

これを避けるために身に付いた習性なのです。

また毛づくろいには
リラックス効果もあります。

猫は叱られると
急に毛づくろいを始めることがあります。
これは毛づくろいをすることで
気持ちを落ち着かせたり気分転換の効果があるから
なんだそうです。


今回は建てる前に知っておきたい
ペットの習性について
お伝えしましたがいかがだったでしょうか?

次回は具体的な
ペットと暮らす家づくりのポイント「犬編」
をお伝えします。お楽しみに!


新築住宅 収納のポイントVOL4

家づくりをする時
『収納の使い勝手』
を考えた間取りにするかどうかで
住み心地は全然違ってきます

せっかく家を建てるなら
収納量が少ない...場所が悪い...と
後悔する家にはしたくありませんよね。

そこで今回のシリーズでは
奥が深い収納について
整頓術から場所別収納術まで
まとめてご紹介します。

これからの家づくりにぜひお役立てください。

第一回目は整頓術
第二回目は生活動線から考える場所別収納玄関編
第三回目は生活動線から考える場所別収納洗面・脱衣所編
についてお伝えしました。

4回目の今回は生活動線から考える場所別収納キッチン編です。

生活動線から考える場所別収納キッチン編
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キッチンは料理をする場所ですが
そこで行う家事は
料理だけではありませんよね。

買い物からかえってきたらまず
買ったものを冷蔵庫や戸棚に収納します。
その他にも
食材を洗う
カットする
加熱する
食器や鍋を洗う
盛り付ける
食卓に出す

などなどの作業があります。

収納は量ではなくて
場所だとよく言います。
作業内容とそれをする場所をよく考えて配置すると
作業効率をアップさせ
時間を大幅に短縮することができます。

そのコツは...

作業する場所に作業に必要なものを
配置するのことです。

使うところにモノを置く

シンク

例えばシンクでは食材や食器などを
洗います。

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食材を洗う場合は
ボウルやザルが

食器を洗うためには
水切りかごやスポンジ
洗剤などが必要です。

食材を洗って鍋に入れたり
鍋に水を入れたりするので
実は鍋やフライパンも
シンクの下の方が動線がスムーズです。

なのでシンク下に
ボウルやザル、鍋類

シンクの脇に
水切りかご・スポンジ・洗剤などを
配置するとスムーズに作業できます。

シンクではごみも出ます。
生ごみ・燃えるゴミ・燃えないゴミ・ペットボトル・ビン・缶...
ゴミ箱はできるだけシンクの近くにあるといいのですが
これだけの種類別に置くとなると
かなりの大きなスペースが必要です。

シンク下に置けない場合は
手元に小さなゴミ箱を置くのをおススメします。
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調理中に出るごみをここに入れておいて
あとで分別ごみ箱に入れなおすと
調理中にあちこち動かなくていいので便利です。

ゴミ箱の設置場所は悩ましい所です。
キッチンカウンターに組み込んだり
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リビングとの境目に設置したり
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勝手口がある場合は外においても。
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ゴミ箱の置き場所はささいなことのようですが
その使い勝手の良し悪しは
家事のしやすさに大きく影響してくるので
プランニングの段階でしっかり検討することが大事です。

コンロ

コンロでは
煮たり炒めたり加熱したりします。
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加熱中に必要になってくるのは
調味料やヘラ・菜箸などのキッチンツール。

鍋つかみや鍋敷きなども
ここに取り出すとパっと取り出せて便利です。

コンロの下など近くに配置しましょう。

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食器の収納

食器は最後の仕上げの盛り付けで使います。
また食後は洗って片づけることも考えると
調理台とシンクの近くがおススメです。

洗った食器をすぐにしまえて
調理したものもすぐにお皿に盛ることができるので
家事動線がとても楽になります。

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収納する時のポイントは使用頻度の高いものを
手の届きやすいエリアに配置すること。

逆に使用頻度の低いものは
高い棚や足元の引き出しに収納します。

グラスや湯呑は
食卓にポットや急須を持って行って飲む習慣がある場合は
食卓のそばに配置すると無駄がないです。

全4回にわたって
整頓術と生活動線から考える場所別収納術を
お届けしてまいりましたがいかがだったでしょうか。

整頓術も収納術も
地味で小さなことですが
ちりも積もれば山となるという言葉のとおり
無駄を省いてできた
小さな時間の積み重ねが
トータルで見ると30分、1時間になったりするものです。

ぜひ、この整頓術・収納術を使って家を片付けながら
家づくりのプランを立ててみてくださいね!


おうち時間が楽しくなる家づくり後編

最近コロナ過の状況で
おうち時間を楽しみたいと
家づくりを検討する方が
だいぶ増えてきました。

そこで今回は
おうち時間が楽しくなる
ポイントをご紹介したいと思います。

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前編では自然素材を使った
居心地のいい空間づくりについて
お伝えしました。

後編の今回は
おうち時間が楽しくなる間取りについて
お伝えしていきます。

変化してきた住宅のありかた

コロナ過の影響では住宅事情に
いろんな変化がありました。

テレワークやzoomなどでの授業参加
なども普通に行われるようになりました。

長く過ごす時間が増えた住まいの中で

自然と触れ合える場所や
家族団らんの空間
1人で過ごせるスペース

などを設けることで
住む人全員が
ストレスなく快適に
暮らせるのではないでしょうか。

自然と触れ合える場所

ウッドデッキ
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ウッドデッキは
家の外と中を緩やかにつなぐ
緩衝材のような場所。

縁側でもなく、バルコニーでもない
内とも、外ともとれる
中間的なウッドデッキがあることで、
暮らしに厚みが出てきます。

家にいながらアウトドアを
気軽に楽しむことが出来ます。

外のおいしい空気を吸いながら
食事をしたり読書をしたり
ワイワイとバーベキューや
ゲームをしたりと

自然の中で暮らしている感覚を
味わうことができます。

植栽&ガーデニング&家庭菜園

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人は花や緑を見ると
イライラが緩和され血圧下がり落ち着いたり

副交感神経が優位になりすぎて
何もやる気が起こらない人が
やる気が起こるという
医学的結果が発表されています。

なぜかというと
人は歴史上700万年もの間森の中で暮らしてきて
未だにそのDNAを持ち続けているから。

人のDNAが変化(進化?)するには2-3万年かかります。
人類は都市生活をするようになってから
まだほんの300年程度しか経過していません。

つまり、森の中で生きるDNAのまま
都市生活を送っているというわけです。

なので家の中から
庭木やお花を見るだけでも
気持ちが落ち着き、
体の調子を整えるのに効果的なのです。

庭木やお花は日常的に
お手入れが必要です。

実はその庭いじりも健康に
いい影響をもたらします。

土に触れ、植物に囲まれて30分間過ごすと
ストレスを受けた時に出る
コルチゾールというホルモンの
分泌率が下がり
気分が向上することがわかっています。

一歩進んで家庭菜園などをすれば
ストレス軽減もできてさらに
新鮮で栄養満点の野菜を収穫できるので
一石二鳥ですね。


家族団らんの空間

開放感のあるリビング
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家族が集まるリビングは
開放感のあるような空間にすることで
リラックス効果も高くなります。

窓から景色が楽しめたり
アウトドアリビングなどを工夫することで、
自然と家族が集まるような場所に。

開放感があると
それぞれに読書やゲームを楽しむなど
余裕をもってゆったりと過ごせます。

みんなで料理できるキッチン
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在宅時間が増える中
"食事を準備する回数"
"キッチン滞在時間"もぐんと増え
主に料理をされる方は
ストレスに感じることもあるのでは。

そこでみんなで料理できる
キッチンを作り
家族を巻き込んでしまうのは
いかがでしょうか。

回遊型のアイランドキッチンは
色んな方向から参加できるため
食材を切る人
煮たり炒めたりする人
盛り付ける人
洗う人
など複数人がキッチンで
活動することが可能です。

いつでも参加できる環境なので
家族がキッチンに集まりやすくなります。

これには副産物もあります。

協力し合って料理をすると
お互いの信頼関係が非常に深まります。
子供は家事の大変さがわかるのと同時に
家族の役に立ててうれしくなるし
夫婦も連係プレーで助け合うので
バディのような連帯感が生まれます。

1人で過ごせるスペース

テレワークが増える中で
快適に暮らす空間を作る秘訣は
気が散らないで落ち着いて仕事ができるよう
工夫することです。

例えば、仕事と生活空間を区切ることで
オンとオフの切り替えがしやすくなります。

仕事部屋を持てない場合でも
リビングの隅にデスクやパソコンを設置して
ちょっとしたワークスペースを設けることで改善することができます。

その際に
簡単なパーティションを設置したり
少し丈のある家具で仕切ったり
大きめのグリーンを置いたりすることで
気持ちを切り替えやすくなります。

注文住宅では自由度の高い設計により
予めワーキングスペースを設けることができるので
その利点を十分生かして工夫することをお勧めします。

タッチハウスでは
自由設計で注文住宅を建てることが可能です。
こちらのページ
詳しくご紹介していますので
よかったらご覧ください。

前後編でおうち時間が楽しくなる家づくりを
ご紹介してきましたが
いかがだったでしょうか?

何か質問などがありましたら
何でもご気軽にご相談くださいね!

シロアリに好かれる家・嫌われる家vol3

春分の日が過ぎ、日増しにあたたかくなってきましたね。

春になると怖いのがシロアリです。

シロアリが活動のピークをむかえるのは春(4月~6月)。
羽アリが大量に発生して気が付くことが多いのです。

シロアリは木などを分解して土に還してくれる
地球の循環にとって無くてはならない生物ですが
家の土台などに住みつくと
木材から断熱材まで食べてしまう怖い存在です。
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そこで今回のシリーズでは
「シロアリに好かれる家・嫌われる家」
をお伝えします。

この記事を読むと
シロアリの好みに詳しくなれます。

その結果
シロアリ被害に合わない家を
作ることができるようになれます。

VOL1ではシロアリに好かれる家を
V0l2ではシロアリに嫌われる家の特徴をご紹介しました。
3回目の今回はシロアリに嫌われる対策をご紹介します。

シロアリ被害一番の原因

タッチハウスのある静岡県三島市では
ゴールデンウィーク前後が
シロアリの大量発生する時期にあたります。

その原因の殆どが
隙間から入った雨漏りによるもの。

建物の内部に入り込んだ雨水は
なかなか乾かず
木材をしっとりさせて

シロアリの大好物にしてしまうのです。

昔のタイルのお風呂の隙間からの水分の流出で
土台などが半分無くなっているなんてことも
珍しくありません!

シロアリの大好きな
しっとりした木材や湿気は
雨漏り対策をすることで
大部分回避できるのです。

では具体的な雨漏り対策には
どんなものがあるのでしょう?

雨漏り対策

これから家を建てる場合は
次のような対策がおススメです。

切妻屋根にする

雨漏りは
わずかな隙間や部材のつなぎ目などから
雨水が建物の内部に侵入してしまうことで発生します。

そのため、つなぎ目の多い屋根は
雨漏りしやすいといえます。

つなぎ目の少ないシンプルな屋根が
一番雨漏りのリスクが少ない。

それが切妻屋根です。

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切妻屋根は2つの面だけ
で構成された屋根の形。

雨漏りしにくい屋根ナンバーワンです。

軒ゼロにしない

日本は雨が多いので
伝統的に家には「深い軒」を設置していました。

壁と屋根のつなぎ目は
どうしても隙間が空いてしまうものです。
軒が深ければ雨水に触れずにすみます。

でも最近は建築コストの削減や住宅密集問題
またデザイン的に「軒がない家」や
「軒が極端に短い家」が急増しています。

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軒がないと外壁や窓が常に雨や雪に晒されます。
もちろん塗装やシーリングはしてありますが
経年劣化が激しい場所なので
常に雨水にさらされていると
雨漏りリスクは高くなります。

軒ゼロ住宅にしないことで
雨水が建物内に侵入する可能性を
大きく減らすことができます。

バルコニー&屋上バルコニーを作らない

バルコニーや1階や2階の部屋の上のバルコニー
これらは雨漏りの危険を増大させます。

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FRPなどの防水処理を
10年サイクルで行わなければ
防水機能が失われて
雨水がどんどん建物内に侵入してしまいます。

また、排水溝に枯れ葉やごみがつまって
雨漏りの原因になることも。

バルコニーは
雨漏りのリスクを非常に高めるので
本当に必要かどうか
しっかり検討するのをおすすめします。

天窓をつけない

天窓は雨漏りリスクの高さナンバーワン
といっても過言ではないほど
雨漏りしやすいと言われています。
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天窓自体の性能は
年々上がっているものの
天窓と屋根をつなぐ部分は
シーリングや防水テープで塞ぐしかないからです。

正しく施工されていても
新築から10年も経過すれば
メンテナンスが必要になります。

天窓は雨漏りリスクが高いことを
しっかりと考慮に入れて
検討することをおすすめします。

ソーラーパネルは屋根一体型のソーラーパネルに

ソーラーパネルも雨漏りリスクが高まる設備です。
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特に気をつけたいのが新築後に
ソーラーパネルを設置してもらう場合です。

屋根一体型のソーラーパネルと違い
新築後に設置する場合
屋根に穴をあけることがあります。

屋根に穴をあけて
その下の防水シートまで釘が貫通するため
少しでも施工ミスがあると
たちまち雨水が建物内に侵入してしまいます。

ソーラーパネルを検討している場合
屋根一体型のパネルを設置することを
強くおすすめします。

今回は雨漏り対策【これから家を建てる場合】をお伝えしました。

次回は雨漏り対策【建ててからの場合】をご紹介します。
お楽しみに!

収納の棚板には種類があるって知ってましたか?後編

快適な家にするのに収納は必須です。

その収納になくてはならないのが棚板。
でも普段はあまり目立たないですよね。

でも実はこの棚板には種類があって
適材適所で配置することによって
オシャレでコストパフォーマンスがよくなるんです。

そこで今回のシリーズでは
棚板について掘り下げていきたいと思います。

前編では棚板の種類や設置する場所について紹介しました。

今回の後編ではタッチハウスでの施工例を紹介します。

今回施工させていたのは
玄関横にもともとついていた収納スペースです。

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棚板がいくつかついている普通の収納でしたが
ここにゴルフバックを収納したいとのご依頼でした。

ゴルフバックは以前は玄関から離れた場所に収納していて
出かけるたびに出してくるのが億劫だったそう。

玄関からすぐの場所なら取り出すのも便利だし
帰ってきたときもすぐにしまえるからと、
玄関わきのこの収納に目をつけられた施主さん。

素晴らしいです°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

さっそく中の棚をそっくり外して
上の段には棚を設けず
ゴルフバックをドーンと入れられる空間に。

下の段は棚板をつけて靴を収納できるようにしました。

ゴルフは緑豊かな自然の中でするスポーツです。
とっても爽やかなイメージですが
山や芝生はとても湿気が多いもの。

そこで一日を過ごしたゴルフバックや靴は
湿気をたっぷり吸っています。
まあ靴はゴルフでなくても
いつも足からの湿気をたっぷり吸っていますが(≧▽≦)

前編でお伝えした通り、
そんな湿気たっぷりのものを収納する場所には
棚の材質がとても重要です。

湿気の吸放出を全くしないプリント合板のなどの棚板では
湿気が逃げないのでカビやすいし
特に靴は嫌な臭いがしてくることがあります。

おススメなのは湿気を吸ってくれる集成材です。

実はタッチハウスでは、見える収納棚はもちろん
見えない収納棚にも集成材を使うのがデフォルトです。

集成材の持つ吸放出性に加え
強度や持ちなどを考慮すると
長い目で見るとコスパがいいと思うからです。

出来上がった収納棚がこちらです。

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厚みのある集成材を使い吸放出率を高めています。
棚板の位置を変えられるようレールをつけるために
横壁にも集成材を設置したので
さらに湿気を吸ってくれます。

上の棚にはゴルフバックが
余裕で3つ入ります。

棚の高さもちょうどよく
とても使いやすいと喜んでいただけました。

プリント合板の棚板は安価ですが
収納内部の環境を考えると
場所によっては使わない方がいい場合もあります。

集成材の棚板は
内部を調湿してくれるので
下駄箱だけじゃなく
クローゼット、食品庫などにもおススメです。

タッチハウスでは新築の場合
収納内部の壁や天井も集成材を使いますので
効果は倍増しますよ~(^^♪

家づくり・リフォームは
見えない部分が実はとても大事です。

適材適所を考えて建材を
セレクトできるパートナーを選んで
安心安全な家を作ってくださいね。

タッチハウスでもぜひお手伝いさせてください!

収納の棚板には種類があるって知ってましたか?

快適な家にするのに収納は必須です。

その収納になくてはならないのが棚板。でも普段はあまり目立たないですよね。

でも実はこの棚板には種類があって、適材適所で配置することによって、オシャレでコストパフォーマンスがよくなるんです。

そこで今回のシリーズでは、棚板について掘り下げていきたいと思います。

前編では棚板の種類や設置する場所について
後編ではタッチハウスでの施工例を紹介します。

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棚板の種類

棚板には大きく分けて3種類あります。

プリント合板
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1つは、収納内部によく使われるプリント合板棚板です。

合板とは、原木を薄くはぎ取った「ベニヤ」を幾層にも重ね、接着剤で張り合わせて板状にした人工の木材です。ベニヤ板とも呼ばれています。

人工の木材なので、大きさや厚みなどサイズが豊富で値段もお手頃。品質が安定していて、加工も簡単で強度も高いです。

樹種は「ラワン」や「ナラ」、「ブナ」などさまざま。

この合板の表面に木目のフィルムが貼られたのが「プリント合板」です。色とりどりの塗装板を貼った「カラー合板」なども販売されていて、これらを使えば、塗装の手間が省けます。

カラーボックスの素材というとわかりやすいかもしれませんね。

集成材

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2つめは、部屋の中で見える場所に設置することが多い、集成材の棚板です。

集成材とは、細かな木材を接着剤で接合して作られた人工の木材です。

「ゴム集成材」や「ナラ集成材」「ウォールナット集成材」などさまざまな樹種の集成材が売られています。

1本の丸太でも、木の先端から根の近くまで、部位により強度やしなやかさなどの性質が異なるものですが、集成材はさまざまな部位の木材を接合して作られるため、品質が安定しています。

また、よく乾燥させた木材が使われるため、反りやねじれが少なく、年月が経っても作った棚が変形しにくいのも長所です。

天然の無垢材に比べると安価です。

無垢板

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無垢材とは、丸太から切り出した天然の木材です。

「ヒノキ」や「スギ」、「桐」などが日本ではメジャーです。

無垢材の魅力は、なんといっても木目の美しさにあります。木材の色は年月とともに変化して、味わい深さを増します。

自然乾燥の無垢材は時間がたてばたつほど強度が増すのが特徴。

また乾燥すると空気中の水分を吸収し、湿気が溜まると自らの水分を放出する「調質効果」に優れ、カビやダニの発生を抑えるとも言われています。

特に調質効果が高い桐がタンスによく使われるのはそのためです。

一方で、天然の木材なので反りやねじれを持ち、集成材に比べるとやや暴れる可能性があります。

無垢材の扱いに慣れている業者さんにお願いするのがいいと思います。


見える場所の収納に設置する棚板

リビングなどの居室から見える位置に設置する棚は、扉などで隠すことができないので、集成材や無垢板を使うことが多くなります。

特に風合いがよくオシャレに見えるのは無垢の木。選ぶ木によっても雰囲気を変えることができます。

ヒノキやパインだとナチュラルな感じ、チークやオークなどだと重厚な雰囲気に。

ただ、無垢材は暴れやすいのと価格が高いので、多くの場合集成材を使っています。

集成材は木の収縮が少なく安定していて安価なので、メーカーも使いやすいのです。

目に見えない場所に設置する棚板

扉などで隠すことが出来る目に見えない場所に設置する棚は、プリント合板などを使用する場合が多いです。

プリント合板は集成材の1/2の価格ということもあり、見えない場所にコストをかける必要はないと、多く使われています。

ベニヤ板など、化粧板がついていない板を使う場合もあります。


コストパフォーマンスを上げるためには

もちろんコストダウンは必要なのですが、注意したいのは設置する場所です。

例えば湿気を多く含む靴を入れておく下駄箱、湯気の立ち込める洗面所、家の北側のじめじめした場所など。

こういう場所に扉付きの収納を設置する場合、湿気の吸放出を全くしないプリント合板の棚板をつけると、中で湿気が逃げられずに、カビや嫌な臭いを発生させてしまうことがよくあります。

その結果、中にしまったものがカビてしまったり、虫が発生してしまったりすることも。

そうならないために乾燥材を入れたり、ファンを設置したりとかえって出費がかさむこともあります。

集成材はプリント合板の倍の価格ですが、こういうリスクやわずらわしさを回避できることを考えると、逆にコストパフォーマンスがいいと言えます。

無垢材に比べて湿度を吸収しないのではとご心配かもしれませんが、実は人工乾燥の無垢材と集成材の吸放出のパーセントはほとんど変わらないのです。現在は無垢材といってもほとんどが人工乾燥ですから、風合いを気にしないのであれば、集成材一択でいいと思います。

次回はタッチハウスでの施工例をご紹介します。お楽しみに!

思い出の家に住み続けたいあなたに!古い家の寒さ対策 番外編2

冬は寒く夏は暑い...築年数の経った家に住んでいるとこんなお悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。

今年は特に寒さが厳しいのでリフォームをお考えの方もいるのでは。

前回からお送りしている番外編では、タッチハウスで実際に行っている断熱リフォームの様子をご紹介します。

今回の現場は、冬は寒さが厳しい御殿場の築30年の住宅のリフォームです。具体的な寒さ対策として、床暖房と内窓工事を提案施工しました。

前回は床暖房の施工の様子と、内窓のメリットデメリットについてお伝えしました。

今回は実際の施工の様子をお伝えします。

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お施主さんは30年住んでいたご自宅を、ご両親と一緒に住むために全面改装することになさいました。

以前住んでいて困っていたことの一つが寒さでした。御殿場は静岡県でありながら、富士山のふもとで冬は雪がよく降るという寒冷地。年齢とともに寒さが体にこたえるように。

ただ、壁や床下、屋根裏の断熱材を入れ替えるとなると、大変な工事になって費用も大きくかさんでしまいます。

そこでタッチハウスがおススメしたのが床暖房と内窓でした。床暖房は前回の記事でお伝えしているのでそちらをご覧ください。

今回の内窓工事では(YKKのプラマード)を使いました。。

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「かんたんマドリモ」とはYKK APから発売されているリフォーム用の窓です。窓交換が短時間かつ簡単な作業で済むという点が特徴的です。

これまでの窓リフォームと言えば窓枠と窓周辺の壁を解体しなければならなかったのでかなり大掛かりな工事を必要としていました。


しかしマドリモは既存の窓枠をそのまま利用し、新たな窓枠をかぶせて窓交換するため何かを解体するという作業がありません。

新しい窓を窓枠にはめ込むだけなのでとても簡単に作業が完了します。 そのためマドリモの 設置作業は長くても約半日しかかからず、居住者の生活を邪魔せずに工事することができるという画期的な商品なのです。

家じゅうのほとんどの窓を内窓にした結果

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実際に住んでみられたお施主さんに、今までと違うと大絶賛されました(^^)/

内窓は、樹脂製のサッシと複層ガラスによって熱気と日差しの侵入を防いでくれるので、冷暖房効率がすごく上がるんですね。すぐ暖かくなります。

また、窓周辺の気温が下がりにくくなるので、結露が発生しにくくなります。
そのため毎年冬の結露に悩まされているご家庭にもおすすめです。

もちろん、室内から室外へ漏れる生活音なども軽減できるので、ピアノの音やペットの鳴き声などの音漏れ対策にも有効です。

「子どもの声が外に響いていないか心配...」
そんな小さなお子様がいらっしゃるご家庭にもお勧めです。

今回のシリーズでは、古い家の寒さ対策として、色んな手法をお伝えしてきました。
家の状況に合わせて、ぜひ色々試してみて、快適な生活を手に入れてくださいね。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

思い出の家に住み続けたいあなたに!古い家の寒さ対策 番外編1

冬は寒く夏は暑い...築年数の経った家に住んでいるとこんなお悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。

今年は特に寒さが厳しいのでリフォームをお考えの方もいるのでは。

でも少しの工夫で寒さが軽減されることがあるのです。この工夫でリフォームをしなくても快適に過ごすことができるようになるかもしれません。

そこでこのシリーズでは古い家が抱える寒さに対する問題に対する対策を紹介しています。長年住み続け、思い出がいっぱいの家にずっと住み続けるためにぜひお試しください。

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前回までお伝えしてきた寒さ対策ですが、対策をしてもどうしても寒い場合はリフォームをしてみてはいかがでしょうか?

今回の番外編では、タッチハウスで実際に行っている断熱リフォームの様子をご紹介します。

今回の現場は、冬は寒さが厳しい御殿場の築30年の住宅のリフォームです。具体的な寒さ対策として、床暖房と内窓工事を提案施工しました。

床暖房

タッチハウスではシート式の床暖房を採用することが多いです。今回の現場もこのシート式の床暖房です。
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この商品はアルシステムのプリマヴェーラネオというフィルム式の床暖房で、一般のものと比べると約1/3程に予算を抑えられます。

タッチハウスでは、この床暖房の専用メーカーの商品を採用する事でコストを抑え、同じ予算で、リビングダイニングだけでなく廊下や水回りまで全面に張ることも可能にしました。

安いだけではなく、薄さ僅か0.5mmという超薄型タイプなのでリフォームの際も段差が生じることなくすっきりと仕上がります。しかも30年もの保証がついているので安心なのです。

でも、家の熱の出入りを調べると、床からどんなに暖めても窓からなんと58%も熱が出て行ってしまうという事実があります。

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そこで施主さんに内窓をつける提案をしました。

内窓って?
内窓は「複層ガラス」「ペアガラス」と混同されやすいですが、まったくの別物です。「複層ガラス」は、2枚以上のガラスの間に乾燥空気や質量が重いガスを封入したガラスのことです。ガスの種類が何かによって防露・断熱効果は変わります。

二重窓は、既存の窓はそのままに室内側に取り付ける窓サッシのこと。複層ガラスのようにガラスだけが二重になるのではなく、窓サッシ自体が二重になります。ただし、二重窓のガラスはいくつかのタイプから選ぶことができ、そのガラス自体を複層ガラスにすることもできます。

断熱性能が上がる

内窓をつけると、今ある窓と内窓の間に空気層ができることで、冷たい外気の影響を受けにくくなります。室内側が冷たくなりにくいので、結露の発生も抑えられます。

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また、最近では、内窓のサッシ枠のほとんどが樹脂製となっており、金属製のサッシ枠に比べ気温の影響を受けにくく、温かい室内の温度を効率的に保ちます。

防音効果がある
窓ガラスは、壁や屋根と比較して、防音性の低い建材です。ガラスを通して家の中の音が漏れたり、外の音が入ってきたりしています。

防音のためには開口部の気密性を高めるのもポイント。二重窓にすることで隙間がなくなり気密性が大きく向上するため、防音対策になります。

防犯対策になる

二重窓(内窓)は防犯対策にもなります。

家に侵入しようとした際に、2回ガラスを割らなければならないというのは、心理的に非常にストレスをあたえると言われています。それだけで大きな抑止力になるのです。

採用するガラスを防犯対策向けのガラスにするなど、ガラスとあわせた対策をすればさらに防犯率は上がります。


いいことばかりに見える内窓ですが、もちろんデメリットもあります。

価格が高い

当然ながら今までご紹介してきた断熱シートなどの対策と比べ、価格が高くなっています。なかには自分で設置する人もいますが、施工業者に依頼することが一般的です。費用は、窓のサイズなどにもよりますが、数万~数十万円程度となります。

開閉の手間が増える
窓が二つあるので、換気の際や出入りの際に開閉の手間が二重になります。

掃除の手間が増える
窓サッシと窓ガラスが増える分、掃除の手間が少し増えます。とはいえ、汚れやすいのは既存の外側のみ。結露を拭く面倒な作業が減ることを考えれば、そこまでの手間ではないでしょう。

狭くなる場合も

室内側に取り付ける分、お部屋が数センチ程度ですが狭くなる場合もあります。

デメリットを考慮しても、それ以上にメリットのほうが大きい商品だと思い提案しました。

次回は実際の内窓の様子をお伝えします。

思い出の家に住み続けたいあなたに!古い家の寒さ対策5選Vol5

冬は寒く夏は暑い...築年数の経った家に住んでいるとこんなお悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。

今年は特に寒さが厳しいのでリフォームをお考えの方もいるのでは。

でも少しの工夫で寒さが軽減されることがあるのです。この工夫でリフォームをしなくても快適に過ごすことができるようになるかもしれません。

そこでこのシリーズでは古い家が抱える寒さに対する問題に対する対策を紹介しています。長年住み続け、思い出がいっぱいの家にずっと住み続けるためにぜひお試しください。

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VOL1では古い家が寒い理由とその寒さ対策その1「断熱性能の高いカーテンをつける」を

VOL2では寒さ対策その2「断熱シート・断熱テープを貼る」を

VOL3では古い家の寒さ対策3として、これを気をつけるとかなり体感温度が上がるという、冷たい床に直接肌がふれないようにする工夫を

VOL4ではサーキュレーターを紹介しました。

今回のVOL5では暖房器具+アルファで暖かさをアップさせる方法をご紹介します。

暖房器具+アルファで暖かさをアップさせる方法

より効率的に部屋を暖めるには、暖房器具と他の暖房器具と組み合わせたり、防寒アイテムを組み合わせるとより効率的です。

では具体的にはどんな組み合わせがいいのでしょう?

エアコン+ホットカーペット・こたつなど

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エアコンは、部屋の中の空気を暖める物であるのに対して、ホットカーペットは肌がふれる部分を温める物。性質の違う両者を併用することで、体と足元、両方を温められます。ストーブでも同じように足元を温めることが有効です。ホットカーペット以外に、こたつもいいですね。

暖房器具+サーキュレーター

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せっかくお部屋を暖めても、室温にムラがあると「部屋の隅が寒い」「頭だけ暑くてボーっとする」と、快適に過ごせません。

暖かい空気は上昇して天井付近へたまり、冷たい空気は下降して床付近へ溜まってしまうことが原因です。

そんな温度ムラの解消にはサーキュレーターやシーリングファンの併用がおすすめ!より効率よく室内を暖められ、電気代のムダも抑えられます。

暖房器具+湯たんぽ、あんか、ひざかけ

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エアコンやストーブなどの暖房器具に、足元を温めるために湯たんぽやあんか、ひざかけなどを組み合わせるのもおススメです。

昔ながらの防寒アイテムなので古臭いと思われがちですが、お金もかからないし、繰り返し使えるモノなのでとってもエコなんです。

暖房器具+加湿器=体感温度アップ!


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「室温は充分暖かいはずなのに寒く感じる」という時には、お部屋の湿度を気にかけてみましょう。

人が快適に過ごせる湿度は40~60%。湿度が高い方が実際の室温より体感温度を高く感じられます。

また、乾燥状態では「空気中のウイルスが活発になる」「静電気によってハウスダスト・ホコリが飛散する」「目・鼻・のど・お肌などに不快感を覚える」といったデメリットもおきます。

特にエアコンやセラミックファンヒーターなどの使用中は室内が乾燥しやすくなるため、加湿器を併用して快適な湿度を保つのがおすすめです。

今回はより効率的に部屋を暖めるために、暖房器具+アルファで暖かさをアップさせる方法をご紹介しました。

このシリーズでは長年住み続け、思い出がいっぱいの家にずっと住み続けるために、古い家が抱える寒さに対する問題に対する対策を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

もしこれらの寒さ対策で、乗り切れない時は断熱リフォームを考えてもいいかもしれません。築年数が古い家も、しっかり寒さ対策リフォームすることで新築同様の断熱性能を持たせることができます。

快適な暮らしと家族の健康にもつながりますので、DIYしても寒さを感じるならぜひ断熱リフォームも検討してみてください。

寒い冬はもちろん、夏も快適に過ごせる健康マイホームを目指しましょう♪

タッチハウスでは断熱リフォームも承っています。ぜひお気軽にご相談くださいね。

思い出の家に住み続けたいあなたに!古い家の寒さ対策5選VOL3-2

冬は寒く夏は暑い...築年数の経った家に住んでいるとこんなお悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。

今年は特に寒さが厳しいのでリフォームをお考えの方もいるのでは。

でも少しの工夫で寒さが軽減されることがあるのです。この工夫でリフォームをしなくても快適に過ごすことができるようになるかもしれません。

そこで今回は、古い家が抱える寒さに対する問題に対する対策を紹介します。長年住み続け、思い出がいっぱいの家にずっと住み続けるためにぜひお試しください。

前回の古い家の寒さ対策3では冷たい床に直接肌がふれない工夫と題して、カーペットや断熱マット、ルームシューズのご紹介をしました。

実はカーペットではもう一種類おすすめがあります。それがウッドカーペット。でもウッドカーペットについては、お伝えしたいことが多すぎて、前回の記事にはおさまりませんでした(^-^;


そこで今回は前回の続きとして、ウッドカーペットのご紹介をしていきたいと思います。
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ウッドカーペット

家の中の体感温度で重要なのが床の温度。足から体の熱がどれだけのスピードで奪われるかで体感温度が大分変わってきます。

足の体感温度をあげるには床の温度を上げるか、熱伝導率の小さい床材を使用することが解決策となります。

前回は熱伝導の小さい床材のカーペット・ホットカーペット・ジョイントマット・コルクマットなどと、熱伝導を小さくするために断熱マットやスリッパ・ルームシューズ・ソックスなどを利用することなどを紹介しました。

では熱伝導率とは材質によってどれほど違うのでしょうか?

材質による熱伝導率のちがい

熱伝導率を調べたこんな資料がありました。
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                             さとるパパの住宅論より

熱伝導率というのは小さいほど暖かく感じるものですが、カーペットと木材がほとんど数値的に変わらないのに驚かれた人もいるのでは?

そうなんです。合板ではない無垢の木材はカーペットと同じくらい熱伝導率が小さく暖かさを感じさせてくれるのです。

無垢の木材の中でも違う熱伝導率

そうはいっても、無垢の木だけど冷たく感じた...そんな経験をしたことがある方がいるかもしれません。

実は無垢の木は樹種によって大きく二つに分かれていて、熱伝導率がかなり違うのです。

その違いは針葉樹か、広葉樹かです。

そもそもなぜ木材は熱伝導率が小さいのでしょう?

木材を顕微鏡で見てみると、パイプ状の細胞の集合体であることがわかります。この細胞の内側は空気で満たされています。空気は身近な物質の中で最も熱を伝えにくいので、木材の熱伝導率は低いのです。

ただし、同じ木材でも空気を含む量が樹種によって違います。

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左側が針葉樹で、右側が広葉樹。左側の針葉樹は穴だらけで空気が通る道がたくさんあるのに対して、右側の広葉樹では細胞がみっちり詰まっています。

針葉樹は細胞の内側が空洞で空気が詰まっているから暖かく感じ、広葉樹は細胞に空洞がないせいで空気を含んでいないから冷たく感じるのですね。

針葉樹のスギなどと広葉樹のナラやカリンなどを実際に触り比べてみるとスギの方が断然暖かく感じるのはこのせいなのです。

木材は身体にやさしい

静大の農学部が行った実験で「コンクリ-ト」「金属」「木」の三種類の巣箱でネズミの母子を飼育するという研究がありました。

母ネズミの行動には大きな違いがあり、木箱の場合は落ち着いて授乳していたのに比べ、コンクリート・金属製の巣箱では落ち着きがなく授乳もすぐにやめてしまいました。

子ネズミの生育率はコンクリート巣箱はわずか10%前後、金属製が40%、木製が85%と大きく開きが出たのです。

この差が開いた一番の要因が「熱の奪われ方」つまり「物質の熱伝導率」ということが研究の結果わかったそうです。

身体に接する素材によって動物はここまで影響を受けてしまうものなんですね。ちょっとびっくりですよね。

この研究からも木材は、身体の熱を奪わずに気持ちよく過ごせる素材だということが言えそうです。

ウッドカーペットの選び方

木材はどれがいい?

足元を暖かくというのが目的ですので

無垢板

針葉樹

で作られたウッドカーペットを選ぶのがベストという事になります。

針葉樹といっても多くの種類があります。

国内で手に入りやすい種類でいうと、スギ・ヒノキ・パイン・桐などがあります。空気を含む量を密度で比べると

桐 0.29
スギ 0.38
ヒノキ0.41
ホワイトパイン 0.45

のようになっています。

密度が低いほど空気が多く含まれ熱伝導率は小さくなるので、もっとも暖かく感じる木は桐ということになります。

ただ、密度が低くなると木は柔らかくなります。桐はとても柔らかくて傷がつきやすくフローリング材としては適さないとされているので、ウッドカーペットとして出回っている数はとても少ないです。

一般的にはスギ、ヒノキなどが手に入りやすくおススメです。

気をつけたいのは、無垢板でもウレタン塗装をしてしまっている製品。

同じフローリング材でも、表面の塗装状態によって、感じる冷たさが変わってきます。表面をウレタン塗装などで平滑に仕上げたものは冷たく、表面に被膜をつくらない自然オイル塗料などで仕上げたものは、暖かく感じます。

なので足元を暖かくするには、無垢で無塗装もしくはオイル塗装のものを選ぶようにしてくださいね。

以下は参考までに。

スギのウッドカーペット
https://www.toyamart.com/index.php?dispatch=products.view&product_id=6183

ヒノキのウッドカーペット
https://item.rakuten.co.jp/sikoku-kako/rwpm-1318/

今回は寒い家で暖かく過ごすために、熱伝導率の小さい無垢の木材を使ったウッドカーペットを紹介しました。

次回は古い家の寒さ対策5 サーキュレーターを設置すると題して、サーキュレーターをご紹介したいと思います。どうぞお楽しみに!

思い出の家に住み続けたいあなたに!古い家の寒さ対策5選VOL2

冬は寒く夏は暑い...築年数の経った家に住んでいるとこんなお悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。

今年は特に寒さが厳しいのでリフォームをお考えの方もいるのでは。

でも少しの工夫で寒さが軽減されることがあるのです。この工夫でリフォームをしなくても快適に過ごすことができるようになるかもしれません。

そこで今回は、古い家が抱える寒さに対する問題に対する対策を紹介します。長年住み続け、思い出がいっぱいの家にずっと住み続けるためにぜひお試しください。

前回の記事では古い家が寒い理由とその寒さ対策その1「断熱性能の高いカーテンをつける」を紹介しました。

今回は寒さ対策その2「断熱シート・断熱テープを貼る」を紹介します。


古い家の寒さ対策その2「断熱シート・断熱テープを貼る」

『暖房をつけても消すとすぐに寒くなる』という経験をしたことがある人は多いと思いますが、これは全て部屋内の暖かい空気が外に逃げているから。前回もお伝えしましたが室内の空気の50%以上は窓から逃げると言われています。

逆に言うと、窓から逃げる熱を抑えることが出来れば部屋内の気温を暖かいままで保つことができるということですね。

そこで窓を断熱する方法としておススメその2が断熱シート・断熱テープをはることです。

まずは断熱シートから
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断熱シート

断熱シートとは、冬に窓ガラスに貼り暖房効率を高めたり、結露防止に利用したりするものです。窓用断熱シートには、プチプチの緩衝材のような3層シートで厚手のものと、薄手のシートのものがあります。

いわゆるプチプチを間に挟んだ4~5mm厚さの厚手断熱シート
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窓用断熱シートの多くが、プチプチ緩衝材に似た3層シート構造になっています。空気の壁で窓を覆うため断熱効果が抜群にいいのがメリットです。柄のついた商品もあり部屋のデザインやテイストに合わせて選ぶこともできます。

プチプチタイプのデメリットは見た目が悪くなること。見た目がThe緩衝材という感じで生活感が出てしまいます。プチプチに遮られて窓からの景色を楽しむこともできません。

薄いフイルムタイプの断熱シート

薄手の生地の窓用断熱シートもあります。厚手のシートに比べ、断熱効果は劣るものの表面がボコボコしておらず滑らかで、見た目に違和感がありません。

厚手のシートと違い、光を通しやすいので普段通りの生活ができるのがメリットです。

取り付け方法をチェック

窓用断熱シートの多くは、水で貼りつけるタイプか、裏面がシール式になっているタイプです。

シートで張り付けるタイプはシートの裏面に弱めの粘着シールがついていて、窓にそのまま貼り付けられます。シートをはがして窓に貼りつけるだけなので、水で貼りつけるタイプに比べてとてもかんたんです。

不器用な方、またシートを貼るのにあまり時間をかけたくないという人におすすめです。

粘着力が弱く貼り直しができるので、シーズンにだけ張るということができますが、長期間つけている場合は粘着剤がくっついてしまう場合もあります。もちろん経年劣化で粘着力は徐々に弱まっていきます。

水で貼り付けるタイプは、水を吹きつけてそのうえから手で押してつけて貼り付けていきます。シールタイプに比べて水の吹きつけ加減がむずかしいのが難点ですが、貼り直しは何度でもできるので、何度か繰り返すと上手に貼れるようになりますので、トライしてみて下さい。

あとがつかないので、ガラスを汚したくない人、賃貸物件などに住んでいる人におすすめです。

和室の寒さに悩んでいる方にはこんなものもあります。

〇障子シート

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障子シートとは、空気をたっぷり含んだ特殊不織布フレクスターで作られたものです。暑さも寒さをバリアしてくれて、強さは一般障子の5倍以上だそうです。

断熱テープ

断熱テープはテープを貼るだけの簡単な方法ですが、貼り方などのコツをおさえると窓の断熱性を効果的に上げることができます。

窓は閉め切っている状態でも、レールや引き違い(窓どうしが合わさる部分)にはわずかな隙間ができています。

冬場はこのような隙間から冷気(隙間風)が室内に入ってきたり、室内の暖かい空気が逃げて行ってしまうため、「隙間テープで隙間をふさぐ」ことは寒さ対策として効果があります。

隙間テープにはさまざまな種類がありますが、おもな違いは「サイズ」と「素材」です。

隙間テープは製品によって幅や厚みが異なるので、貼り付けたい窓の窓枠やレールの幅をあらかじめ測っておき、貼り付けたい窓の大きさに合ったサイズの製品を選びましょう。

隙間テープの素材はスポンジ、モヘア、ゴムなどがありますが、寒さ対策で使う場合は「スポンジタイプ」か「モヘアタイプ」がおすすめです。

スポンジタイプ

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弾力性があるため、窓サッシが当たる部分に貼っても窓を閉め切ることができます(テープの幅や厚みは合わせる必要があります)。サッシの横部分(戸当たり)の溝を埋めるのにおすすめの素材です。

また、「防水」と書いてあるものは結露にも比較的強くなっています。

モヘアタイプ

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お風呂場のドアや網戸の枠に、このモヘアタイプの隙間テープが貼られているのを見たことがありますか?このタイプの隙間テープは、引き戸と引き戸の間の隙間に使うのがおススメです。

引き戸の間にスポンジ状の隙間テープを使うと、摩擦により開きにくくなることがあります。モヘアタイプの隙間テープは、表面に細かい起毛素材が貼り付けてあり開閉がしやすいのが特徴です。浴室のドアや網戸の枠にも使用されていることが多く、水に強い素材です。

起毛部分が動いて邪魔になりにくいので、横の戸当たり部分だけではなく、上下のレール部分にも貼り付けることができます。

効果的な貼り方

隙間テープは貼るだけで断熱できる便利なものですが、貼り方の工夫で断熱効果をアップすることができます。隙間テープの性能を最大限に引き出す方法を紹介します。

貼る場所

まずは貼る場所です。窓ガラスで隙間になりやすいような場所にテープを貼ると効果的です。

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・下のレール部分
・サッシが窓枠と当たる部分
・召し合わせ部で、上になる方の窓枠
・窓ガラスとサッシの境目(ゴムパッキンで接着されている部分)

レールなど窓が動く部分は、テープに厚みがある(モヘアタイプの場合は毛足が長い)と引っかかってしまって窓を閉められないので、毛足や厚みが少ないものを使うと開閉の妨げになりにくいです。

貼り方

次に下準備。隙間テープを貼る前に、貼る場所をきれいに拭いてほこりや汚れをしっかり落としておきましょう。

ホコリや汚れがあるとしっかりテープがつかないし、そこから隙間があいてしまうこともあります。面倒でも下準備をしっかりすることで断熱効果をアップさせることができます。

できれば中性洗剤や掃除用のクリーナーを使って掃除しましょう。ハケや歯ブラシを使うと隅まできれいに掃除できます。隅まできれいにしたら、最後は乾拭きして仕上げてくださいね。

下準備が終わったらいよいよ貼り付けていきます。この時なるべく隙間ができないように貼り付けましょう。テープを途中で切ったり、テープがよれてしまうとその部分が隙間になって断熱効果が弱まってしまいます。

ですから隙間テープを購入する際は、必ず隙間テープを貼ったり埋める部分の幅をしっかり測っておくようにしましょう。

貼り付ける場所の寸法を測ったら、今度は隙間テープを測った幅に合わせて切り取っていきます。その際に注意することが、切断面をきれいにすること。

斜めに切ってしまったり、隙間テープが足りなくて隙間が空いてしまうことで、その小さな隙間から風が入ってきます。しっかりと測ったら、隙間ができないように真っすぐに切るようにしましょう。

貼るときには隙間テープのテープ部分をはがして貼るのですが、少しずつはがして、貼るというのを繰り返してじっくり丁寧に貼っていきましょう。

一気にはがしてしまうと、壁にテープがくっついてしまったり、ほこりや汚れがついてしまったりします。10~15㎝くらいずつはがしながら貼っていくのがおススメです。

今回は断熱シートとテープについてご紹介しました。断熱シートやテープの役割や選び方・効果的な貼り方など参考になったでしょうか。

前回紹介したような厚手カーテンと今回の対策を組み合わせると、寒さがだいぶ緩和されると思います。

次回は古い家の寒さ対策3として、冷たい床に直接肌がふれないようにする工夫をご紹介します。次回もお楽しみに!

思い出の家に住み続けたいあなたに!古い家の寒さ対策5選Vol1

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

冬は寒く夏は暑い...築年数の経った家に住んでいるとこんなお悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。

今年は特に寒さが厳しいのでリフォームをお考えの方もいるのでは。

でも少しの工夫で寒さが軽減されることがあるのです。この工夫でリフォームをしなくても快適に過ごすことができるようになるかもしれません。

そこで今回は、古い家が抱える寒さに対する問題に対する対策を紹介します。長年住み続け、思い出がいっぱいの家にずっと住み続けるためにぜひお試しください。

寒さの原因

外気が入ってきてしまうから

古い木造住宅の寒さの原因の一つが、床ー壁・壁ー天井間がしっかりと区切られておらず、外気が入ってきてしまっているというケースが多いです。

断熱材は空気を静止させることにより、断熱効果を発揮させているのですが、空気が流れてしまうと断熱材が働かなくなってしまいます。つまり断熱材が無いと同じことになってしまうのです(^^;

このような住宅は、せっかく暖房設備により室内を暖めても、すぐに熱が外に逃げてしまいますので寒いまま...。

最近の暖房設備は逃げた熱を補うようにパワーを上げて運転しますので、必然的に暖房コストも上がってしまいます。

外気が壁の中に入るのを防ぐには、床ー壁・壁ー天井間を区切って密閉する方法がありますが、しっかりした知識と技術のある施工会社に頼む大掛かりなリフォームになってきます。


断熱材が使用されてないから

築50年以上の古い家になってくるとそもそも断熱材が入ってないということも考えられます。断熱材があると暖かい空気が外に出ず、外気が入ってこないのですが、無ければ寒さにさらされることになってしまいます。


窓から熱が逃げているから

室内の空気の50%以上は窓から逃げると言われています。古い家屋のガラス窓は薄い単板ガラスのことが多く、ペアガラスに比べると熱の逃げる割合は2倍以上!寒いわけですね。

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でもそれだけではないんです。ガラスを入れている窓枠自体が老朽化して隙間を生んでいる可能性もあります。

築年数が経った家だとアルミサッシでさえなく木枠ということもあります。木自体は断熱性能が高いものですが、外気に長い時間晒された木は経年劣化で変形したり、痩せたりしていて、大きく隙間が空いていることがよくあります。

アルミサッシだったとしても、アルミ自体熱を伝えやすい素材なため、煖房で温めた室内の空気が窓を伝って外気で冷やされやすいと言われています。樹脂や木質系のサッシは断熱性能が高いのです。

窓ガラスをペアガラスに変えたり、窓枠を樹脂や木質系のサッシに変えたりすれば窓からの熱の放出を防ぐことができますが、大規模なリフォームになってきます。

自分でできる対策とは?

古い家の寒さ対策1 
断熱性能の高いカーテンをつける

まず一番かんたんにできる対策が、冷気を取り込む一番の原因になっている窓をカーテンで覆うこと。

寒さの原因でも書いたように、冬場に窓から逃げる熱は約50%!

冷気の発生源をしっかり抑えることで効率よく寒さをシャットアウトできるんです。

でもカーテン以外の窓周りの対策というと、

・窓をペアガラスにする
・サッシを樹脂や木質素材にする

など、どれも大掛かりですよね。

でもカーテンならとても手軽に対策することができるんです。

もちろん普通のカーテンでもいいのですが、できるだけ厚手で断熱機能の高いものをつけるとさらに効果的です。最新のカーテンはすごいんです。

断熱効果率が50%以上なんて商品も出ているんです。色々探してみて下さい。

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もちろん雨戸やシャッターがついていればちゃんと閉めておけば大分寒さがやわらぎます。
ぜひめんどくさがらずに開け閉めしてくださいね。

床面ギリギリで冷気をシャットアウト

冷気が入らないようにするためにはカーテンの丈も重要です。隙間から冷気は忍び寄ってきますから、カーテンを床ギリギリの丈にしていきましょう。

ただ、ギリギリだと思って買ってきたら床を引きずってしまった...など、ぎりぎりを狙うのって意外と大変ですよね。オーダーならギリギリの丈を注文すればいいのですが、既製品を購入する場合はそうもいきません。

そんな時役に立つのがアジャスターフック。

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カーテンにとりつけているフックのことで、調整が可能。
アジャスターフックは、フックの位置を上下に動かせるようになっています。(カチカチって音がします。けっこういい音です。)
ものによるのですが、だいたい4cm前後まで丈の微調整ができます

100均やホームセンターで簡単に手に入ります。

古い家の寒さ対策について今回は

古い家の寒さの原因とそれに合わせた対策の一つ目を紹介しました。
次回は2つ目以降を紹介していきますのでぜひお楽しみに!

ペニンシュラキッチンのよさ

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。
今回は現在タッチハウスで行っているリフォームの現場からお届けします。

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こちらは元々喫茶店をやっていたお宅でした。

何年か前にすでにお店はたたみご夫婦二人で住まわれていたのですが、娘さんご夫婦&お子さんと同居することになり、リフォームをすることに。

今キッチンを作っているこの場所が、元々は喫茶店だった場所です。奥に見える壁はなく大きなテーブルを置いたホールになっていました。そのホールを壁で仕切って奥を寝室、手前をキッチンに改装しました。

カウンターと流しの間には壁があり、ホールと手前のリビングとを仕切っていました。

キッチンとリビングを広々とした一つの空間に見せるために、その仕切り壁をとって中に入っていた筋交いをデザインとして見せています。

このキッチンはペニンシュラキッチンと呼ばれ、キッチン本体の左右どちらかが、壁に接している対面式キッチンです。

ペニンシュラとは「半島」という意味を持つ言葉です。カウンターが半島のように突き出たレイアウトが特徴的です。
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一般的に、従来の「壁付けタイプのI型キッチン」よりもカウンターの奥行きが広くなります。

ペニンシュラキッチンには、以下の4つのメリットがあります。

家族とコミュニケーションが取れる
独立タイプより開放感がある
スペースを取らずに済む
スペース確保や手元を隠しやすい

一つずつ見ていきましょう。
家族とコミュニケーションが取れる

同居する娘さんご夫婦には1歳にならない赤ちゃんがいます。娘さんからすると、年を重ねる親御さん、小さなお子さんと一緒に暮らすには家事の間、目が届きにくい時間があるのが心配でした。

現在は育休中ですが、仕事に復帰するとなると、お子さんをご両親に見ていただく時間も増えます。そんな場合でもペニンシュラキッチンなら、料理をしながらリビングのご家族とコミュニケーションが取れるというのがメリットですね。

独立タイプより解放感がある

独立タイプとは、周囲を壁で囲まれている、個室型のキッチンです。独立タイプの場合は、周りの目を気にせずに調理ができたり、臭いや煙の心配をせずに済んだりします。

ただリビングやダイニングから少し離れた場所にあったり、個室ならではの孤独感があります。

その点ペニンシュラはリビングに直結していて、孤独にならずリビングの誰かと話しながら料理できるのが魅力です。

アイランド型より省スペース

ペニンシュラ型と似たキッチンのスタイルにアイランド型キッチンというのがあります。文字通り島のように独立した作業場があるのが特徴です。

でもこのアイランド型はキッチンの両サイドに通路をつくる必要があるので意外とスペースが必要なんです。そこへいくとペニンシュラ型は、片側を壁に付けて設置すればよいため、省スペースで導入しやすいといえます。

動線は違うのですが、開放的な雰囲気や、家族とコミュニケーションをとれるといった部分ではあまり違いを感じることはないでしょう。

配膳スペースの確保や、手元隠しの工夫をしやすい

対面型キッチンには作業台に目隠しがないフルフラットタイプと、調理台のダイニング側に腰壁(立ち上がり)を付けたタイプがあります。
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フルフラットタイプは解放感がより高くオシャレな雰囲気ですが、実際に使っていると

「調理台の上が物で溢れかえってしまい、来客の時に困ってしまう」

「調理中にテーブル側への水や油はねが気になる」

といった不満点を挙げる人も多いものです。

そんな時には調理台のダイニング側に腰壁(立ち上がり)を付けて、手元を隠す目隠しが有効です。この目隠しはペニンシュラ型のキッチンでは割と一般的で、色んなメーカーで出しているので選びやすいと思います。

また、キッチンの正面やサイドにカウンターなどを設けることで、配膳スペースが増えます。背面にもカウンターをつければ、どちらでも配膳や調理ができるようになります。

振り向いてすぐに作業スペースがあるというのは、思う以上に仕事がしやすいものです。忙しくて時短料理をしたい人や、家族で料理する人にピッタリです。

もちろんデメリットもあります。

リビングとの仕切り部分に吊戸棚を設けられない分、収納が少なめになるのは否めません。リビングからよく見えるので、きちんと整理や掃除ができる人向けかもしれません。

また個室に比べ臭いや油煙が流れやすいです。能力の高い換気扇を設置したり、消臭効果の高いタイルや、漆喰、珪藻土などの自然素材を施工することで、軽減することができます。

今回はリフォームの現場からペニンシュラキッチンを紹介しました。

ペニンシュラキッチンは、

家族とコミュニケーションが取れる
独立タイプより開放感がある
スペースを取らずに済む
スペース確保や手元を隠しやすい

というメリットがある反面

収納が少ない
臭いや油煙がリビングに流れやすい

などのデメリットもあります。

ぜひメリットデメリットを考慮してご検討ください。

自分の家のキッチンもペニンシュラキッチンにリフォームできるか、いくらくらいで施工できるのかなどなど、ご質問があれば何でもコメントやメールでどうぞ。

子供部屋のリフォームと安全な接着剤

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

今回の現場は木造二階建ての二階の子供部屋の改装です。

大人になったお子さんが改装したいとのことでご依頼がありました。

二部屋に分かれていた部屋を一つにして14畳の広々としたワンルームに。

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床は絨毯だったのですがシックな色のフローリングにしたい、壁の一部に木を張って欲しいとのご依頼でした。

今回は施主さんが明確なイメージをお持ちだったので、それを実現するべく全力で取り組みました。

元々二つに分かれていた部屋は、一方の天井は黒く塗ってあり、もう一方は木を張ってありました。それを利用して淡い色と濃い色で対比させたデザインにしたいというご意向がありました。
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そこで全体の壁は白いクロスでシンプルに仕上げて、ポイントとして一面に木目調のタイルを張ったのですが、同じ柄で色が違うものを探して設置しました。
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濃い黒い天井の下には淡い木目のタイル、淡い木の天井の下には濃い木目のタイルを設置することで、色の対比が生まれました。

実は他の面を覆うクロスも真っ白に見えますが白地にグレーの幾何学模様が入っていて、近くで見るととても重厚感があるんです。

間の壁を壊したら出てきた筋交いも、デザインとして活かすように壁と同じクロスで張りスッキリと見せました。

家自体がシックな洋館なのですが、それにふさわしい空間になりました。

クロスやフロアタイルを張る時に気を付けているのは水性の糊を使うこと。ウレタンの糊は使わないようにしています。

なぜかというと水性のものはウレタンの糊に比べて揮発成分が少ないからです。

もちろん水性系接着剤でも、添加剤や可逆剤と記載されている、有機溶剤を含むものがありますが、極力少ないものをチョイスして使用しています。

近年、問題になりその対策が議題に挙がるシックハウス症候群ですが、その主な原因の一つに接着剤が挙がっています。

接着剤は建築に欠かせないものとなっていますが、その危険性もともに理解し、生活空間において使用する接着剤選定には最善の注意が必要だからです。

また、水性の糊だと例えば傷がついて一枚だけ張りなおしたいという場合でも、簡単に対応できるのでリフォーム代が安く済みます。

それに対して、ウレタンの糊は一度塗ったらはがれないので、一部が傷つくと全てを張りなおさなくてはなりません。

そういった長い目で見ると経済的にもリーズナブルなのです。

タッチハウスでは建材が健康面に及ぼす影響を一番に考えながら、あなたのお困りに全力でお答えします。何かご相談がありましたらぜひお気軽にコメントください!

今回の記事があなたのお役にたてればうれしいです。

それではまた次回お会いしましょう!

リフォーム現場の解体工事

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

御殿場のリフォームの現場がいよいよ解体工事に入りました。

解体工事は、残すところは残して壊すところは壊すというのが大事なポイントです。

壊す前にはしっかりと養生をして壊さない部分を明確にしていきます。

また、必要な場所には補強も入れながら壊します。

例えば普通に柱をとってしまうと天井が落ちてきてしまったりするからです。そんな時は天井が落ちてこないように柱の代わりに補強を入れながら壊して行きます。

解体業者さんに頼んでしまうとその辺は考えずにどんどん壊してしまうので後で余分な作業が増えてしまいます。

結局は作る人が解体した方が必要最小限のものだけを壊すことができるんですよね。なのでタッチハウスでは大工が丁寧に解体していきます。

そんな風に作業をしていると解体には4~5日かかってしまうのですが(^^;

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今回は予想以上に廃棄物も出ました。木はトラックに載せて産廃業者さんに直接持っていきます。

木材、石膏ボード、金属、ビニールクロスなど、住宅には多種多様な素材が使われています。

少ない量なら分別せずにコンテナに詰めて持っていけるのですが(もちろん単価は高くなります)多い場合は仕分けして直接持っていきます。木材などは大量に出るのでトラックで産廃業者の所に持ち込むことが多いです。

解体工事が終わったらいよいよ施主さんの夢が詰まった家づくりの始まりです。

リフォームの様子は始まったらまたレポートしていきますね!

家づくりの失敗事例 Vol4

家づくりに失敗したくない!・・・でも具体的にどんなことを気を付ければいいの?

そんな時は家づくりの失敗ランキングに注目です。

家を建てた方へのアンケートから集計した「失敗したと思うことワースト10」というランキングがあります。

それを元に家づくりでどんなことに気を付ければ、失敗しないお家が建てられるのかを解説していきます。

前回までに家づくり失敗事例ワースト10までを見てきましたが、今回はワースト10には入らなかったけれど、参考になりそうなリアルな声を紹介します

前回までの失敗事例はこちらからご覧ください↓

家造りの失敗事例Vol1 失敗事例ワースト1~3
家造りの失敗事例Vol2 失敗事例ワースト4~6
家造りの失敗事例Vol3 失敗事例ワースト7~10
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【間取り】

和室の使い方で夫婦の考え方が違い、最後まで和室の位置が決まらなかった。結局、曖昧な使いづらい和室になってしまった。

和室は、必要な部屋をつくったうえでプラスアルファとして考えられることが多い場所です。つくる際の費用や後のお手入れを考えると、使う将来が見えなければ無理につくる必要はないのかもしれません。
作ってから後悔しないよう、メリット、デメリットをしっかり確認しておきましょう。


玄関から見えるところにトイレのドアがある。もっと考えて間取り決めるべきだった。

思っていたよりリビングが狭かった。図面上では広さの感じがつかめなかった。

このような失敗例は、打ち合わせの際にしっかり確認すれば防げるもの。自分たち家族の生活の仕方、考え方などを打ち合わせのたびに十分に設計士へ伝えることで防げます。

 図面では違和感を感じなかったが、いざ出来上がった階段が思ったより急勾配で狭かった。しょっちゅう物がぶつかり、傷がつきやすい
 

 建築基準法では階段の勾配に基準を設けています。
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国土交通省より
 
 最近の住宅では45度以下が一般的らしく、勾配のきつい階段は小さなお子さんや高齢者に優しくないといえます。事前に調べることが可能ですので、図面ができたら確認してみましょう。

【隣地】
 
寝室の窓が隣のキッチンの排気口と同じ位置で、臭いが入ってくるため、寝室の窓を開けることができない。事前に確認すべきだった。
 
隣家の台所と自分の家の台所の出窓がほぼ同じ位置にあることが、建ててから分かった。使えないので結局後から窓をつぶす羽目になった。

窓の位置と庭の植栽がバラバラ。室内からの見え方を考慮すべきだった。

狭小の敷地をできるだけ広く使うプランを提案されたが、隣家の距離を考えていなかったため、ちょっとした声も響いてしまう。駐車場も想像以上に狭く、何度も切りまわさなければ入らない家になってしまった。

家を建てる時は家の中のことで頭がいっぱいで、なかなか隣地にまで考えが及ばないものですが、隣家の窓と自分の家の窓の位置関係は、意外にストレスやトラブルの元になることが多いもの。

隣家の窓や換気扇、駐車場がどこにあるのかを事前に確認しましょう。隣家の調理のニオイや車の音が気になるところの近くには、自分の家の窓は配置しないように気を付けましょう。

窓の位置を高くして隣家の視線を遮ることもできます。


【家具】

子供室の家具の配置はどうにでもなると思い、広さだけを確保した。いざベッドと机、本棚を置いてみると入口扉、窓、コンセントなどうまく配置できず、落ち着かない子供部屋になってしまった。間取りがきまった段階で家具を図面に入れて検討すればよかった。

採光を多く取り入れたいと思って窓を多くしたが、入居して家具を置こうとしてから、スペースがまったく足りず、そのうえカーテン代が想定以上に高くついた。

家ができて実際に家具を置いてみたら、思ったよりも家具が大きくて圧迫感があり、部屋が狭く見えるなんてこともよくあります。

このような家具の失敗例の原因としては、間取りの段階で実際に入れるサイズの家具を図面に書き込んでいないのが大きな要因です。家具を図面に書き込むことでサイズ感がでてきます。

そうすれば間取りの狭さが原因であれば間取りを広げたり、もう少しコンパクトな家具に変更するという選択肢も取る事ができるようになります。

【冷暖房】

リビングに大きな吹き抜けをつくることが憧れだった。しかし実際に住んでみると寒いし音も響くし、落ち着かなかった。冷暖房の効率をもっと真剣に考えるべきだった。

LDKに階段を置くプランを提案され、オシャレだと思って喜んで採用した。しかし、住んでみるとその階段のためにエアコンの効きが悪く、夏は暑く冬は寒いLDKになってしまった。設備計画をきちんと考えたプランにすべきだった。

解放感が人気の吹き抜けやリビング階段ですが、冷暖房効率が悪くなるのがデメリットです。ただ対策次第で快適に過ごすこともできます。

リビング階段の効果的な寒さ対策には以下のようなものがあります。

カーテンやロールスクリーンを取り付ける ...
サーキュレーターやシーリングファンを使う ...
階段に向けてストーブを使う ...
全館空調システムを使う ...
リビングの階段に引き戸を設ける...

色んな方法を知った上で優先順位を決めるといいですね。

このシリーズでは4回にわたって家づくりの失敗事例から、それを元に家づくりでどんなことに気を付ければ、失敗しないお家が建てられるのかをお伝えしました。

家を新築するというと、誰しも理想の生活を思い描いてしまうもの。でも重要なのが「理想の生活に間取りを合わせようとしない」ということです。

掃除や片付けが苦手な方は、オープンキッチンや見せる収納は避けたほうがよいでしょう。どんなに立派な家事室をつくっても、テレビを見ながら洗濯物を畳んだりアイロンをかけたりする習慣のある方は、やがて家事室を使わなくなるかもしれません。

憧れの間取りに生活を合わせようとするのではなく、今の生活習慣に理想や憧れを取り入れながらプランニングする。それが、失敗のない家づくりの第一歩です。

4回に分けてお届けした失敗事例が、あなたの家づくりのお役に立てたら大変うれしく思います。

今回の記事にご質問などございましたら、お気軽にコメント下さい。メールやお電話でのお問い合わせもお待ちしています。


家の中で洗濯物を干すならどこがいい?

こんにちはタッチハウス広報の平戸です。

共働きをしていると朝早くや、夜帰ってきてから洗濯したり、取り込んだりしますよね。

お天気が不安定な日もあって、外に干そうか室内に干そうか毎日悩みますよね。思い切ってランドリールームを作ってしまおうかな、など、新築の際には色々と考えるのではないでしょうか。

洗濯物干し場を考えるのって地味なようですが、毎日のことだし時間をかなり食うところでもあるので、家事の効率に大きく影響が出る所なので、結構大事なんです。

我が家も、引っ越しをしてから10年間共働きをしてきました。実家の店の手伝いだったので子供が小さいうちは早めに帰ってきたりしていたのですが、だんだんほぼフルタイムになっていったんですよね。

当初はそんなにガッツリ働くつもりはなかったので、洗濯干場のことって本気で考えなかったんですが、それでまあまあ苦労しました(≧▽≦)

現在は専業主婦やほんの短い時間のパートに出ている人でも、将来もっと忙しくなるって可能性はけっこうあると思います。仕事以外でも、子供が大きくなると習い事の送迎や部活の付き添いなどで忙しくなることも大いに考えられます。

住んでみて実感するのは、洗濯物干場は、洗濯モノ干しの時間、たたむ時間、しまう時間などの時短になるとても重要なポイントだということ。

私もそこで今日は、もし建てる以前に戻れるなら「こうしたい!」という願望を込めて、
共働きの人が使いやすい理想の洗濯干場について書きたいと思います。共働きでなくても、雨が降ったり花粉がひどいときに室内干しをするときの参考になればと思います。

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サンルーム

サンルームは一階や2階の掃き出し窓の外側などによくある、ガラスや樹脂性のパネルで囲った小部屋です。出勤前や夜間でもそこへ干してしまえば、夜露にあたるとか雨の心配がなく、しかもガラス窓越しではあるものの太陽の光もあたります。

夫の実家は新潟なのですが、冬に雪や雨が多く湿る気候なのでサンルームがあります。冬の寒い日で雪が続いても、安心して干せるのがめちゃめちゃ魅力です。雪が続いて湿気が多い時は除湿器を回して乾かします。

家にいられて天気のいい日は両脇の戸を開ければ風が入るので外に干すのと同じように乾きます。

デメリットとしては、やはり相応のスペースが必要なことと、設置費がかさむことです。小さめのスペースでも最低50万円くらいはかかってしまうそうです。

敷地もたっぷりあり予算的にも合うようなら、ぜひ作りたいと思う干場です。

ランドリールーム

ランドリールームは洗濯機のある部屋や、その近くの家事室などにパイプをつけて干せるようにしたものです。アイロンをかけられるようにしたり、洗濯ものの収納スペースを設けたりして、洗濯、干す、たたむ、しまうが全部一つの部屋で済むようにすることもできるそうです。

フルタイムで働いていて、明るい時間には家には帰ってこれないことがわかっているような場合は、すごくありがたいスぺースですよね。お日様にあてることができないというデメリットはあるものの、今は性能のいい除湿器が出ているので、それで十分対応できそうです。

何より一か所で洗濯が完結するなんて夢のようです。洗濯ものを持って2階に上がり、帰ってきたら慌てて2階に上って取り込み、たたんで各部屋にしまう...が一部屋で!魅力的すぎます。

デメリットとしては、さっきも書きましたがお日様にあてれないことと、ある程度のスペースが必要なことでしょうか。

家事をできるだけ時短したい人には最適な干場だと思います。

2階のホールや窓際スペース

この二か所は室内干しのスペースを作らなかった私が雨の日などに干している場所です。

まずは階段をのぼった先の2階のホールです。ここは一階から暖かい空気が上がってきて意外に洗濯ものが乾きやすい場所なんです。専用の金具をつけたわけではなかったので、ここに干すときは自立式の洗濯物干しを使っていました。

過去形になっているのは、実は今はもう使っていないからです。

我が家は洗濯機が1階で、干す場所は1階と2階にあるのですが、窓際の室内干し用の金具は2階にしかありません。マックスで忙しい時は夜洗濯をして室内に干し、翌日晴れたら外に出し、帰ってきてしまうということをやっていました。

最初は2階に持って行っていたのですが、だんだん洗濯ものを2階に持っていくのが手間に感じ、一階で自立式の室内干しに夜干して、翌朝晴れたらそのまま外に干すように。

雨の時は洗濯ものを干したままの自立式物干しを2階のホールまで持っていくというのをやっていたので、けっこう重いのです。それでだんだん雨がふったらそのまま一階の和室などで干すようになってしまいました。

こうなると生活感丸出しで...。

そこで利用し始めたのが二階寝室の窓際です。ここには物干しざおをかけることができる金具を設置してありました。窓際の干場は太陽の光がたくさん入るのでサンルームとまではいかなくても、乾きやすいと感じます。外に出すのも出しやすく、雨でぬれてしまった時も窓際に移してまた干すということができて便利です。私のように外にも中にも両方に干したいという方には外の干場に近い窓際がいいと思います。

2階ホールと窓際は、生活スペースのリビングやダイニングから目につかず、干場のために特別にスペースを取らなくてもいいのが最大の魅力です

特別な設備をつけなくても、間取りの工夫だけでスペースを作れるのもいいですよね。

2階に干すことになるので、洗濯機が一階に設置されている場合は家事動線が長くなってしまうのがデメリットですが、できるだけ坪数を増やさずに、お金もかけずに室内の洗濯物干し場を作りたいなら、この方法がおススメです。

今回は家の中で洗濯物を干すならどこ?というテーマでお伝えしました。

敷地と予算に余裕があるならサンルーム
家事をできるだけ時短したいならランドリールーム
坪数を増やさず低予算で行きたいなら、2階のホールや窓際

がおススメです。

今回の記事が家を建てたいと思っているあなたの参考になれば幸いです。

それではまた次回お会いしましょう。

住んでみてわかったLDKの照明の良かった点・残念な点

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てる時って、設計、建築素材や設備の選択、資金計画などとにかく決めることが多く、頭の中がいっぱいで、正直照明などは提案されたものでいいやとなりがちですよね。

私が家を建てた時も、照明を選ぶ頃は正直色々と決めることに疲れ果てていました(>_<)あまり知識もなかったこともあり、住宅会社さんのおススメ中心に決めた記憶があります。

実際に住んでみると、良かった点もあれば、もっとこうすればよかったという点もありました。

そこで今回はこれから家を建てるあなたが後悔のないように、家を建てて13年の私の経験から感じたことを書きたいと思います。

どんな照明にしようか迷っているあなたのお役に立てればうれしいです。

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良かったこと:光の色を統一した

我が家はキッチン+ダイニングのベースの電灯はダウンライトです。キッチンにはそれに加えて換気扇についた照明と手元を照らすスポット照明、ダイニングテーブルの上にはペンダント式の照明をつけました。

ダウンライト、換気扇のライト、スポットライト、ペンダントライトは住宅会社の勧めですべて電球色で揃えました。

これは料理の色が変化しないという点でとても良かったです。電灯と一言で言っても色んな色があります。その色によって特に料理は見え方が変化します。昼白色と電球色では料理の色が微妙に違って見えるのです。

料理の色を変えて美味しそうに見せるアプリがありますが、あんな感じです。

リビングとダイニングはくつろげるように電球色、料理を作る場所は素材の色がわかるようにと昼白色という考え方もあると思いますが、料理の見栄えから考えるとそろえた方がいいというのが実感です。

というのも私は自宅で料理の写真を撮る機会がとても多いのですが、ライトの光によって写真写りが全然違うのを実感しているからです。

昼白色のキッチンで作り、食べる場所が電球色の電灯だと、せっかく彩りよく盛り付けたつもりの料理が、食卓に出したらあんまり美味しくなさそう...ということになりかねません。

どちらにするかは好みなのですが、どちらかに統一したほうがいいのでは...と思いますね。

よかったこと:ペンダントライト一つで十分に明るかった
残念だったこと:ダイニング照明の位置

我が家のダイニングテーブルは90×180㎝。その中央に直径50㎝のペンダント灯をつけました。テーブルの大きさから考えると直径40㎝を2つか3つつけないと光量が足りないのですが、ダウンライトもあるし、気に入ったライトだったのでひとつだけつけることにしました。

明るさが足りないかもと不安でしたが、周囲に拡散するタイプの照明だったのと、ダウンライトの明かりもあり、じゅうぶん明るくてほっとしました。もしつけたいペンダントライトがテーブルの大きさに比べて小さい場合は、我が家のようにダウンライトと併用すると設置が可能になるかもしれません。

問題は位置です。実は家を建てた当初、テーブルをキッチンに対して垂直に配置していたのですが、暮らしているうちに平行に配置した方がいいということになって、テーブルの配置を変えてしまったのです。

当然ペンダントの位置が微妙にずれてしまいました。我が家のペンダント灯は天井に穴をあけないと移動できないタイプ。位置を動かすのに相当ハードルが高いのです。

家の設計中はまだダイニングテーブルが決まってなかったり、子供が大きくなったら買い替えるというようなこともあると思います。なので、ダイニングテーブルの照明は移動できるようにしておくのがいいと思います。

今は照明の位置を簡単に変えられるものがたくさんあるようなので、住宅会社さんと相談してみてくださいね。

よかったこと:多灯照明でリビングの雰囲気がよくなった
残念だったこと:リビングが暗かった

我が家はリビングが吹き抜けになっているため、天井からの照明がありません。壁に4か所ブラケットライトをつけています。小さな明かりを点在させて空間全体を照らす多灯照明で、とてもいい雰囲気のリビングになりました。

当初間接照明を足す予定で少し控えめな照明にしたのですが、カウンターに置いたり床に置いたりするタイプの照明は、飼い猫に壊されちゃったり、コードが見えてうるさかったり、掃除のじゃまになったりと中々しっくりくるものがみつかりませんでした。

それで結局今は間接照明は足してない状況で、全体に少し暗めなのです。

そのせいか集まる場所はダイニングになりがちで、リビングはテレビや映画をみたり、ソファで個人個人くつろいでゲームやスマホをいじる場所という感じになっています。


照明の暗さを感じるのは年齢によるものもあると思います。50歳をすぎた頃から小さなものが見えにくくなり、より明るくないと見えづらいという症状がでてきました。そこで照明器具をもう少し明るめのものにするか、電球を明るいものに変えるということも考えています。

誰しもが年をとります。加齢により見えにくくなることは十分考えられるので、電球を明るいものに代えても大丈夫な照明や、調光機能のある照明にしておくといいかもしれません。


今回は住んでみてわかったLDKの照明の良かった点・残念だった点について書きました。


良かったこと:光の色を統一した
      :ペンダントライト一つで十分に明るかった
      :多灯照明でリビングの雰囲気がよくなった
残念だったこと:ダイニング照明の位置
       :リビングが暗かった
       
       
どんな照明にもメリットデメリットがありますね。特徴をよく知ってご自身の住宅に上手に取り入れられるといいですね。


今回の記事があなたのお役にたてればうれしいです。

それではまた次回お会いしましょう!

住んでみてよかったと思ったこと5選

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てるとなると、細かい仕様で悩むことが多いですよね。 コンセントの位置、収納の場所、家電の置き場などなど...。実際に住んでいる状況をイメージするといい、なーんていいますが、なかなかリアルに思い描くって難しいですよね。

そこで今回は家を建てて13年の私が、リアルに住んでみてよかったと思うことを書いてみたいと思います。

これから家を建てようとしているあなたのお役にたてればうれしいです。

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できるだけ引き戸にした

我が家では設計上可能な限り引き戸を採用しました。押したり引いたりするタイプの扉だと、開ける時にスペースを取り、邪魔になりそうだと思いやめたのですが、想像以上に快適でした。

開閉のスペースがいらないというのはもちろん、その他に良かったことがたくさんありました。

☆開け閉めが簡単。バタンとならない
ドアノブを回したりしなくてよく、横にスライドするだけなのでラクです。風や予期せぬことでバタンとしまることがないのも、事故を防げて安心です。

☆開けたままにでき、使い方に柔軟性がある
扉の開き具合で風通りの調節ができ、夏などの風通しを良くしたい時期などはとても便利です

開閉位置を好きな所にできるので、猫の出入りがある我が家にはピッタリでした。

☆室内引き戸だと開けた時に開放感がある
引き戸を開けると部屋と部屋をつながり、一つの大きな空間になり、広々と過ごせます。

引き戸にはデメリットもあります。機密性が保てない、引き戸の引き込みスペースがないと作れない.、引き込む壁は壁として使えないなどです。

メリットとデメリットを比べてご自分の家に合うか合わないか検討してみてくださいね。

コンセントを多めにつけた

近年は便利な家電がたくさん出ています。特にキッチン周りの家電は増える一方!炊飯器、オーブントースター、電子レンジ等の定番のものに加え、フードプロセッサー、ブレンダー、ミキサー、ヨーグルトメーカー、フードクッカー、低温オーブンなどなど便利な家電がたくさん出ているんですよね。

そこで便利だったのが、キッチン周りに多くつけたコンセントでした。作業台、カウンター周りだけでなく、棚の中にも設けたので、家電の置き場を変えたり買い替えの時に柔軟に対応することができました。

また、エアコン用のコンセントを高い位置につけたのも、エアコンがスッキリ収まってよかったです。

ここはつけておけば良かったという場所もあります。収納スペースの中と、洗面所の下の位置のコンセントです。

今主流になりつつあるコードレス掃除機の充電場所と、洗面所のヒーターの電源を取る場所です。

コードレス掃除機は充電する間外に出ていると生活感が出てしまうので、掃除機をしまっている床下収納庫にコンセントがあればよかったなーとしみじみ思います。
今は充電式の家電が多いので、収納スペースに専用のコーナーなんてあると便利ではないでしょうか。

洗面所にはコンセントをいくつもつけたのですが、どれも 腰から上の位置につけてしまいました。ヒーターは下に配置しているので、コードが長々と目立ちます。

ヒーター用に下の位置にコンセントをつけておけばよかったです(T ^ T)


キッチン吊り戸棚をやめた

キッチン上部に吊り戸棚があると収納が増えてイイのですが、圧迫感を感じることも。我が家ではスッキリと開放感が欲しくてやめました。

高い位置だと出し入れしにくいので、使用頻度が低いものを入れますよね。それなら少し離れた場所でもいいかなという判断でした。

そのかわりに手の届く位置に飾り棚を設け、竹の籠や頻繁に使う粉類を透明な入れ物に入れておいています。

結果的にはとてもスッキリして良かったですね。収納を減らしたことで、食器も調理器具も厳選するようになり、本当に気に入ったものだけをキッチンに持ち込むようになりました。

好きなものばかりのキッチンで、料理をするのが楽しくなりました。

モノが多く、片付けが苦手な方は吊り戸棚があった方がいいし、スッキリみせたい方は吊り戸棚を無くすことも考えてもいいかもしれません。

家電が隠れる収納にした

我が家では、オーブン、炊飯器、トースター、フードプロセッサー、ブレンダーなど、冷蔵庫以外の家電は全て、リビングダイニングから見えない場所に設置もしくは収納しています。

家電は色もデザインも色々なので、出しておくとキッチンに色が氾濫し、雑多なイメージになってしまうと思ったからです。

ステキなデザインのものも出ていますが、機能がイマイチだったり、値段が高すぎたりと、ちょうどいいのが見つかりにくいもの。

家電が見えないようにしたので、機能重視で選べるのがとってもよかったです。

キッチンカウンターには何も置かない!を徹底してスッキリしたキッチンになっています。

ただ、オーブンやトースターの位置がカウンターの下なので、かがまなくてはいけないし、フープロなどは使う度に収納から出すので、頻繁に使う方は億劫に感じるかもしれません。


今回は家を建てて13年の私がリアルに住んでみてよかったと思うことを書きました。

よかったことは4つ

できるだけ引き戸にした

コンセントを多めにつけた

キッチン吊り戸棚をやめた

家電が隠れる収納にした

でした。

家を建てるのはとっても大きな買い物なのでできるだけ失敗は避けたいですよね。

今回の我が家の体験談があなたの家づくりのお役に立てたらうれしいです。

ではまた次回お会いしましょう。

家をコストダウンするためにやった5つのこと

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てる時って、憧れもあるし、展示場で色んな設備を見たりするとあれも欲しいこれも欲しいとなりがちです。

でも予算にはやっぱり限りがありますよね。

予算の中で家を作るには、やりたいことにはしっかりお金をかけ、削れるところは削るという、メリハリの利いた予算の使い方をするしかないと思います。

そこで今回は、13年前に自然住宅を建てた私が、建築費用を予算内でおさめるために削ったことをお話したいと思います。

何を削ろうか悩んでいるあなたの参考になれば幸いです。

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予算を削ったポイントその1

玄関ホールをなくす

我が家は、一般的に玄関を上がったところにあるホールというものがありません。上がり框からすぐにダイニングという作りになっています。

玄関ホールがない代わりに大きな窓をつけ、狭さを和らげる作戦をとっています。

実際に住んでみて、玄関ホールがないのはどうかというと、特に問題はありませんでした。家の中を見られたくない場合は土間に下りて対応すればいいし、そもそも配達員以外の来客は家に上がってもらうことが多く、玄関先での対応があまりないからです。

その2 廊下をなくす

我が家は、玄関からダイニングに入りリビングが繋がっていて、その奥に和室と洗面所、トイレがリビングにつながって配置されています。

廊下も意外と面積をとるので、なければその分リビングやダイニングを広くとれると思ったからです。

実際に13年住んでみての感想は、廊下がないため各部屋の温度差がなく、夏や冬に洗面所やトイレに行くのが苦にならないという点がすごくいいですね。年を取るごとにますます感じるようになりました。

イマイチな点はリビングでテレビを見ているときに洗面所のドライヤーの音がうるさいことです。ドライヤーが壊れた時に音が静かなものに買い替えて、だいぶ良くなりました。また来客の時はトイレの音が気になりますね。トイレは洗面所の奥に配置するなど、リビングから扉2枚くらいクッションがある場所に作ればよかったなと思います。

その3 トイレを1カ所にする

2階の寝室の近くにトイレを設けるケースって多いと思うのですが、うちはやめちゃいました。水回りを減らすと設備費が浮くしもちろん施工面積も減るからです。

あともうひとつ理由があって...それは「トイレ2カ所も掃除したくない...」というものでした(^^;

トイレ一か所でも掃除が大変なのに、2カ所になれば時間も倍かかります。できるだけ家事を時短したかったのです。

家族4人ですが、今のところトイレ1台ですっごく困ったということはないんですよ。何とかなるなーという感じです。1台きりのトイレなので負担なく毎日掃除できるのがいいです。


その4  総二階にする

総二階にすると施工費が安く、地震にも強いと聞いて採用しました。外観に憧れやこだわりがある人はむかないかもしれませんが、我が家の場合は外壁の素材を変えたり色を変えたりして、単調にならないように住宅会社さんが工夫してくれました。

実際に建ったのを見てみると、住宅会社さんが頑張ってはくれましたが、外観のオシャレさはあんまりないです(^_^;)外観のデザイン性を優先するか、耐震を優先するか、内装材を優先するか...何を優先するか悩ましいですよね。


その5 パントリーや玄関収納などの大きな収納庫を設けない

収納も大きければ便利だろうけど、施工面積が増えるし、収納庫が広いとかえってモノが溜まってしまうと思い、大型収納庫は設けず、各部屋に収納場所を作る形にしました。

大きな収納庫がないので、常にいらないモノをチェックして捨てるクセがつき、今のところスッキリ暮らせています。

買い物にも便利な場所に住んでいるので、ストックも最小限にして必要になったら買いに行くという生活です。食品スペースは二週間程度の備蓄品が入る位の大きさです。

ただ、予期せぬ頂きものなどを置いておくスペースがないんですよねー。いただいた野菜を外において霜でダメにしてしまったり、玄関において乱雑になってしまったり...。そこが住んでみてちょっと後悔している点ですね。


今回は私が予算内でおさめるために削ったことについて書きました。

1 玄関ホールをなくす
2 廊下をなくす
3 トイレを1カ所にする
4  総二階にする
5 パントリーや玄関収納などの大きな収納庫を設けない

どれも一つ一つは小さな面積ですが、積もれば結構な面積を削ることができました。

もちろん削ることでデメリットもあるので、ご自身のライフスタイルに合うかどうかをよく検討してくださいね。

今回の記事があなたの家づくりのお役に立てたらうれしいです。

ではまた次回お会いしましょう。


坪単価って何??

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

家を建てようと情報を集め始めると、広告などでよく坪単価という言葉が目に入ってきませんか?「坪単価40万円の家!」とか。

よく聞く坪単価ですが、そもそも坪単価って何でしょう?私は家づくりを考え始めた時疑問に思ったものです。

そこで今回は坪単価を正しく理解してもらい、あなたが最適な住宅メーカーを選ぶ手助けができたらと思い、まとめてみました。

坪単価って何なの?坪単価で選んでいいのかな?と思っている人必見です!

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坪という単位って?

まずはじめに坪という単位、あまりなじみがないですよね。どんな単位なのかというと、1坪というのは日本特有の単位で畳2畳分のことなんです。
具体的な数値にすると畳の一辺が1.82メートルなので1,82メート×1.82メートル=一坪(約3.31平方メートル)ということになります。

土地や住宅面積の広さを示す時に日本で一般的に使われる単位です。坪という単位が初めての方はとりあえず畳2枚で一坪と覚えておくと簡単です。
リビング10畳といったら畳20枚分と考えると、イメージが湧きやすいのではないでしょうか。


坪単価って?

坪単価というのは住宅会社のおおよその建物金額を一言で表す単位で、簡単に金額の比較ができる便利な単位です。

坪単価は基礎、外壁、屋根を含め、内装、外装、設備など家にかかる全体の費用を建物の坪数で割ったものです。

全体の費用が2000万円だった場合、建物の施工面積が30坪だとすると坪単価66万円ということになります。

こんな風に、坪単価というのは家の坪数から建物金額を知ることができる便利な目安です。逆に30坪の家で2000万円という広告を見た時に、坪単価が66万円の住宅会社だということがわかるので、予算に合わせた住宅会社の選択の目安になります。


住宅会社によって相場が違う?

そうなると坪単価の相場ってどの位なのか気になりますよね。坪単価というのは本当に幅があって、リーズナブルな家なら40万円くらいですが、こだわりのある住宅会社だと100万円なんてこともままあり、ずいぶん幅があります。

なぜそんなに違いがあるの?って思いますよね。そんな疑問を感じているあなたのために、住宅会社の特徴を説明していきますね。

坪単価の大まかな価格帯ごとにメーカーを分けると

大手メーカー70万~100万円

ローコストメーカー 40万~60万

地元公務店  50万~70万

という感じに分けられます。

大手メーカーというと、全国展開をしていてコマーシャルなどもしているような大企業で、SキスイハウスとかHーベルハウスなど、誰でも知っているようなメーカーです。

これらの会社は大規模なコマーシャルの費用や全国の展示場の建設、維持費に加え、独自に家の技術を研究開発しているので、どうしても坪単価が高くなってしまいます。

もちろんその会社にしかない独自の装備や家の作りが気に入れば高い金額を払う価値があります。


ローコストメーカーは、コストを抑えた家づくりを提唱している会社で、AイフルホームやTマホームなどが有名です。
大量発注で仕入れコストを下げ、規格化で在庫や人件費を減らすことでローコストにしています。

素材や間取り、家の性能などにあまりこだわりがなく、価格重視で建てたい方を対象にしています。


地元工務店は、全国の住宅メーカーの7割を占め、会社によって得意とする分野が異なるのでひとくくりにするのは難しいのですが、自由設計で作る場合は間取りや使う素材の制限が大手メーカーやローコストメーカーに比べて少ないのが特徴です。

個人的なこだわりを形にしたい、予算内での満足度を高めたいと思っている人に人気があります。


坪単価だけで施工会社を選ぶリスクとは?

坪単価は住宅会社の建設コストを比較するのに大変便利な数字ですが、ただ比較の仕方を間違えると本当の建物金額を知ることができず、住宅メーカー選びを間違えてしまう可能性もあります。

というのも、会社によって坪単価に含まれているものが違う場合があるからです。

例えば確認申請費用、設計費用、地盤調査費用、保証費用、照明器具などは坪単価に含んでいる会社とそうでない会社があります。
坪単価というものには公的なルールがあるわけではないので、会社ごとに坪単価に含めているものが違うということがあるのです。

私が建てた工務店で言うと、設計費用、照明器具は坪単価に含まれていましたが、確認申請費用、地盤調査費、保証費用などは別で請求がありました。

なので、坪単価だけで判断してしまうと、後になって別で請求がきてこんなはずじゃなかったということになりかねません。
住宅会社を比べる時は、何が含まれていて、何が含まれていないのかをしっかりチェックして、トータルの金額で比較するのがいいですね。

また、土地によって大きく金額が変わる地盤改良費や水道工事費、外構費、土地の申請費用などは含まれていないことが多いです。

坪単価に加えてこのような費用も発生することを頭においておくと、予算オーバーになってしまう可能性を減らすことができます。


今回は坪単価についてお伝えしました。

坪という単位

坪単価はどんなものか

住宅会社によって相場が違うこと

坪単価だけで施工会社を選ぶリスク

についてそれぞれ説明しました。

坪単価は家を作るときの大きな判断基準にはなりますが、それだけでは自分の好みやライフスタイルに合う家にはなりません。

あくまでも目安として用いて、実際に住宅会社を選ぶ段階になったら、生活の質やランニングコストにも関わる断熱性や気密性、メンテナンス費用がどのくらいかかるのか、耐震性、健康を左右する建材など、他の要素をしっかりと確認するようにしてくださいね。


今回の記事があなたのお役にたてればうれしいです。

それではまた次回お会いしましょう!

家事がラクになる収納アイデア

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

子育てや共働きをしていると、時間っていくらあっても足りませんよね。疲れているときは掃除や料理も誰かに頼みたいと思うほどです。

家を新築したらそんな家事がラクになったらイイなって思いますよね。以前家事を時短できる動線について書きましたが、しっかりした収納計画を立てることでも、家事の時間を大幅に減らすことができます。

今日はそんな収納アイディアを紹介したいと思います。

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携行品収納

携行品収納とは、外出先から帰宅した時に、カバンやコート、帽子、鍵など携行品を置く場所のことです。

2階建の一戸建てだと収納って2階に設けることが多いですよね。携行品を2階まで持っていくとなると帰ってからの動線が長くなってしまいます。

特に子供は部屋に持って行くより先に他のことに興味が移ってしまいがちで、我が家のリビングは私が帰宅する頃には子供たちの携行品で埋め尽くされていました。

ランドセルや手提げバックはダイニングテーブルの上にドサっと置かれ、コートや服はソファーや椅子の上に積み上げられていきました。

朝キレイにしたはずなのに、帰ってきたら散らかってる...ホントーにイライラが募りますよね。

どうせ散らかるなら片付けもテキトーでいいか、となってしまっていました。

そんなある日、片付け本を読んだ私は携行品を置く場所がないから片付かないんだと知り、一念発起し、玄関横の半間の浅い戸棚とリビングの中央にある半間の収納を携行品置き場にしたのです。

すると子供達も少しずつ自分から片付けるようになり、キレイな状態が保てるようになったのです。

我が家の場合は携行品専用に作ったわけではなかったため使いにくい面もあったので、これから新築するあなたは、ぜひ専用のスペースを考えることをオススメします。

お客さんが来た時に見えない位置で、もしシューズクロークをつけるならその一角に専用のスペースを作ったり、廊下やホールに専用のカウンターや棚を設けたり。

我が家の場合は扉の中に収納しているのですが、扉を開けるのもめんどくさいという心理が働いてしまい、結局いつも扉が開けっ放しになってしまいます。

毎日頻繁に使う物の収納はシンプルにワンアクションでしまえて取り出せるのが一番だと実感しています。可能なら、扉なしでポンとすぐ出し入れできるといいと思います。

リビングなどの生活空間から見えない場所に作れればベストですね。

携行品収納を作ると、散らかった部屋を片付ける時間が減り家事の時短ができます。


連絡ボードの設置

お子さんが幼稚園や学校に行っている方はよく知ってると思いますが、幼稚園や学校からの配布物ってめちゃめちゃ多いんですよ。

お遊戯会とか、運動会とか、参観日とか、確認して忘れずにいなきゃならない行事も多いのです。

冷蔵庫にマグネットで貼り付けている方もいるかもしれませんが、量が多くなってくると見た目が良くなかったりしますよね。

せっかく新築するのなら、ぜひ専用のスペースを確保することをオススメします。

シンプルに壁にマグネットボードやコルクボードを設置できるよう下地を作ってもらうだけですしね。

これもやはり生活空間から丸見えにならない場所にしましょう。

短い期間だから無くてもいいという考えもあるかもしれませんが、高校生になっても部活関連のプリントや進路のプリントなどたくさんの配布物があったので、まだお子さんが小さい方は、あればきっとスッキリすると思いますよ。

何よりプリント類もいつも整理整頓、何をどこに貼るか決まっていた方が、これどこに置いておこうと悩まずに済むので時短につながります。

必要なくなったらボードを外せばいいのです。


備蓄用の収納を計画的に作る

共働きのご家庭だと、買い物に頻繁に行くより、休日にまとめ買いしたり、Amazonや通販で購入するということも多いのではないでしょうか。

新築だからたくさん備蓄できるように大きなパントリーを設けよう!と思うかもしれませんが、ちょっと待って!

その前に今現在の自分の買い物の仕方をよく観察してみて欲しいのです。買い物も習慣なので、引っ越したからといって買い方が大きく変わるという事はほとんど無いのです。

ですから、今自分がトイレットペーパーをいくつ置いているのか、コーンやツナ缶を何個ストックしてるのか、切れてから買いに行くタイプなのか、必ず切れる前にストックしておくのかをまず知りましょう。

それがわかれば、それに合わせて自分に合った収納スペースが作れます。

大きければ大きいほど安心という方もいらっしゃるかもしれませんが、大きいと逆に必要以上に買い込む癖がついてしまうこともあります。

多すぎる在庫は管理もたいへんです。何を買ったのかわかりにくくなり、探す時間も増えてしまいます。期限切れも見つかりにくくなり、フードロスにつながります。

自分の買い方を観察することは、めんどくさいようでも長い目で見ると経済的にも時短の面でも大きなメリットがあるので、家を建てる時はぜひやってみてくださいね。

今回は家事がラクになる収納アイデアについて書きました。

そのアイデアは

携行品収納
連絡ボードの設置
備蓄用の収納を計画的に作る

でした。

これからは男も女も社会に出てバリバリ働く時代です。できるだけ家事をサクッと済ませて仕事に団欒に時間を使えるよう、ぜひ今日のアイデアを参考にしてみてくださいね、。

今回の記事があなたの家づくりのお役に立てたらうれしいです。

ではまた次回お会いしましょう。

建ててみてわかった失敗 4連発

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

あなたは今のお住まいでここがちょっと良くなかったなとか、ここがもっとこうだったらよかったのに、などと思うことってありませんか?

そうは言っても家は住んでみないとなかなかわからないもので、時間が経たないとわからないこともあります。

賃貸住宅なら住みかえるのも比較的容易なのでそんなに問題はありませんが、高いお金を出して建てた新築住宅でそんなことになったら残念ですよね。


そこで今回は13年前に自然住宅を建てた私が感じている失敗をシェアします。住み始めてから「しまった」ということにならないように、ぜひ参考にしてみてください。
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住んでみてわかった失敗4連発

トイレの音

我が家は限られた予算の中で、自然素材を使うことや広いリビングを優先したかったので、廊下をなくして居住空間を増やすという間取りを採用しました。

そこでリビングから洗面所やトイレに直接アクセスする形になったのですが、やっぱり音が気になります。普段家族だけで過ごす分には問題ないのですが、お客さんが来た時は、相手の方にも気を使わせてしまって申し訳ないと思ってしまいます。

お客さんがほとんど来ないという家はいいと思いますが、頻繁に来客がある場合は廊下に配置するか、それができなければ緩衝空間や緩衝材のようなものをリビングやダイニングとの間に設置するのをおススメします。


スイッチの位置

家を建てる時って夢がどんどん膨らみ、間接照明をつけたりしたいなって思ってしまったんですね。オシャレなデザインの置き型照明を設置してそれをオンオフできるスイッチをお願いしました。

でも無駄にスイッチが多くて混乱するんです。しかも住み始めてみると暗い間接照明をつける時ってほとんどなくて、無用の長物と化してしまいました(^^;

こういう施主側の問題はまだいいのですが、スイッチやコンセントは絶対数が多いので工務店側も大変な作業です。間違いがあったら大変ですので、電気の図面をもらったら家での生活をイメージしながらスイッチの数、コンセントの位置などを確認してみるのをおススメします。


ベランダ

我が家のベランダは主寝室に一つ、娘と息子の2つの部屋からアクセスできるベランダが一つあります。


このベランダが意外に汚れるんです。うちは大掃除の時にやることが多いのですが、下地がみえないほど土埃がベランダを覆っているので、水を撒いてデッキブラシでこすります。

これが地味に大変な作業です。


また、我が家は公園の近くなので、葉っぱや鳥の羽がベランダに舞い込んできます。そのごみを定期的に捨てないと排水できず雨漏りしてしまうこともあるのです。我が家ではそれを知らずに大量の水が天井から漏ってきて大変でした。

そして極めつけが見栄えを重視して所々に木を使ったことです。たしかにステキ。でも木を長持ちさせるには毎年のように防腐塗料を塗らなければなりません。高い所の塗装なんて素人には無理。結果我が家では6~7年で木材を取り替えることになってしまいました。


ふとんを干したいなら窓に布団干しの設備をつければいいので、掃除やメンテナンスの費用も手間がかかるベランダはいらなかったなと思います。


植木が多すぎた

インスタやオシャレな住宅を見ると、グリーンがいっぱいの庭ってめちゃくちゃ素敵に見えますよね。

実際グリーンがあるとエネルギーをチャージできたり、マイナスイオンが出たり良い面がたくさんあります。

でもそれと同時に考えておかなければならないのは庭木に手入れが必要だということです。
植木の種類によっては水やりを頻繁にしなければなりません。


6.7月の生命力がすさまじく水分も養分も水もいつもよりたくさん必要で、切らすとすぐに枯れてしまいます。日々のお手入れにかける時間がない人は、素敵だと思っても自分の首を絞めるだけなのでおススメできません。

今回は建ててみてわかった失敗について書きました。


トイレの音
スイッチの位置
木製ベランダ
植木が多すぎた

どれも住んでみてはじめてわかったことでした。それぞれのライフスタイルによって必要なものは違いますが、私の体験が家を建てたいと思っているあなたに少しでもお役にたてればとシェアしました。

あなたの家づくりのヒントになればうれしいです。

それではまた次回お会いしましょう!

なぜ増えている?シックハウス症候群 その対策は?

こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。

あなたは「シックハウス症候群」という言葉を聞いたことがありますか?

住宅の環境が原因で発症してしまう症状のことで、湿疹や蕁麻疹、倦怠感と言ったものから、頭痛、嘔吐など起きる症状は様々。建材や家具などから発生する化学物質のガスなどが主な原因と言われています。

平成15年に建築基準法で規制を厳しくしたので、それ以降のものは大丈夫と安心している方も多いのですが、実は近年「シックハウス症候群」になる人が増えているのです。

今回の記事はその理由と対策について書きたいと思います。
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なぜ増えているの?

・家の高気密・高断熱化が進んだから

高気密・高断熱住宅は、省エネでヒートショックがなく住みやすいのですが、換気がうまくできないと空気が汚染されてしまうことに。

また、石油ストーブやガスストーブを使用すると、排出される汚染物質は24時間換気では排出しきれないこともあリます。

・アレルギー体質の人が増えたから

厚生労働省が発表している「アレルギー疾患 推計患者数の年次推移」によるとここ10年でアトピー性皮膚炎や食物アレルギーの患者数が増えていることがわかります。
シックハウス症候群は、アレルギー疾患を持つ人がかかりやすいと言われてるんです。

アレルギー体質の方は体の免疫力が弱っている状態。そういう状態だと確かに病気になりやすいですよね。

・厚生労働省で規制をかけている化学物質以外にも化学物質があるから

厚生労働省はホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなど13の化学物質に指針値と設け規制しています。

でもそれ以外にも建材に使われる化学物質があり、それについての対策は特になされていないのが現状です。
未規制の物質が健康に影響しているという研究結果も出ているそうで、それが原因の一つだとも言われています。

また、安全な建材としての認証「F☆☆☆☆フォースター」は、ホルムアルデヒド以外の化学物質は表示義務がないので、これがついていたら安心とも言い切れないのだそうです。

シックハウス症候群にならないために対策したいこと

・自然素材を使う

できるだけ無垢の木材や塗り壁にすることで、化学物質の総量を減らすことができます。

・積極的に換気する

24時間換気システムがついていても、幼児や高齢の方がよく過ごす床上60cm以下の部分は空気の循環がうまくいかないことも頭において、定期的に窓を開けることを心がけましょう。

・生活する中で化学物質を使わない

現代の生活では知らずに化学物質を使っていることがあります。例えば、

殺虫剤をまく
芳香剤・消臭剤を置く
香りの強い柔軟剤を使う
蚊取り線香をたく

などなど、あげればキリがありません。ダニやカビを除去しようとこまめにかける掃除機のフィルターにも防虫剤が塗布されていたりします。

こういう事にアンテナをはり、できるだけ住環境に化学物質が入ってこないように気をつけましょう。

今回はシックハウス症候群になる人が増えている理由と対策について書きました。

シックハウス症候群は、花粉症のようにある日突然やって来るといいます。

体内に入った化学物質の量が許容量を超えるのが原因だともいわれるので、できるだけばく露しないようにしたいですね。

記事を作成するにあたり、厚生労働省の「科学的根拠に基づくシックハウス症候群に関する相談マニュアル(改訂新版) 」を参考にさせていただきました。

今回の記事があなたの家づくりのお役に立てたらうれしいです。

ではまた次回お会いしましょう。

ストレスフリーなキッチンとは?後編

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

前回、ストレスフリーなキッチンについて
時間が経っても汚れがさっと落ちる素材
汚れが味になる素材のことを書きました。

今回はその後編です。前編を読んでない方は是非前編を先にご覧ください⇓
/diaryblog/2020/10/post-42.html

前回お話したようにキッチンでストレスをなくすには、掃除がラクにできる仕組みづくりがとても大事です。それには

調理台にものを置かないこと

もめっちゃ大事です。油がはねたり、調味料が飛び散ったりして、レンジ台や調理台は調理をする度に汚れますが、調理台に物がおいてあるとそれ自体も汚れるし、
台を拭くためには物を全部どかさなければならないので、手間が増えてしまうんです。

それに、調味料を調理台やガスレンジの周りに置いておくと、さっと使えて便利なように思えますが、そこにあるものを毎回必ず使うとは限りませんよね。
それ以外の調味料を出してくると、調理するスペースが狭くなってしまいます。狭いところで料理をするのってかなりストレスです(^^;

なのでよく使うものは調理台の上に置くのではなく、

1アクションもしくは2アクションで出せる場所に収納する

です。一番よく使う調味料類、毎日使う鍋、まな板、包丁などは、使う場所から動かずに取れる場所に置ければ最強!
できるだけシュミレーションして、具体的な動線をイメージすることが勝利への道でしょう。

そして、本当はワンアクションが一番ですが、そこまで行けなくても、せめてツーアクションで調味料や鍋が取り出せると、
かなりストレスフリーで調理を進めることができるでしょう。

とはいえ、実際に使ってみないとわからないこともありますよね。そんな時のために収納場所をフレキシブルに変えることができるといいですね。
少し余白なスペースがあるものを選んだり、ゆとりを持たせて収納しておくと、実際に使いながら、使い勝手のいいキッチンに作り上げていけます。

我が家ではシンクやガスレンジ、調理台の下は空いていて、そこにワゴンを入れたり棚を入れたりして、その時々に必要なものを入れ替えています。「こんなのがあるといいな」と言うとDIY好きな夫が作ってくれたりするので(^^♪

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あとやはり、キッチンは立っている時間が長いので、

立っていても疲れない床材

も外せません。無垢板はビニールタイルや合板に比べて、あたたかさと柔らかさがあるんですね。
素足で触ってもヒヤッとしないし、感触が柔らかいんです。

なんでも木材はパイプ状の細胞の集合体で、その細胞の内側は、私たちの身近な物質の中で最も熱を伝えにくい空気で満たされているんだとか。
だからあたたかく感じるんですね。

木材の中でもパイプ細胞が多いのが針葉樹。杉やヒノキ、パインなどは空気を含む量が断然多いので、あたたかく足触りも柔らかいんだそうです。

我が家のキッチンの床材はヒノキですが、確かに塩ビタイルだったアパート時代と比べて、すごく足腰が楽なんです。疲れにくくしんどさが全然違います。

今回は前編と後編に分けてストレスフリーなキッチンについて、私の超個人的な感想をお話してきましたが、まとめると

時間が経っても汚れがさっと落ちる素材
汚れが味になる素材
調理台にものを置かない
1アクションもしくは2アクションで出せる場所に収納する
立っていても疲れない床材

ということに気をつけるとストレスフリーなキッチンになる!

という記事でした。

ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

玄関のスペースは広い方がいい?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

日に日に寒くなって、鍋が恋しい季節になりましたね~。
我が家で人気の鍋はチゲ鍋!ちょっと辛くしてビールと合わせる...至福のひと時です。

さて、今回は玄関スペースについて書きたいと思います。

玄関は家の顔なので、広くてスッキリ、いつもきれいにしてある...というのが理想のイメージとしてあるのではないでしょうか。

玄関は外から色んなものが入ってくる場所でもあるので、収納スペースもたくさんないと乱雑になってしまう...。そんな風にもよく言いますよね。

そこへいくと我が家の玄関は狭いです!細長い形になっていて、はっきりとはわからないのですが、多分1坪、畳2畳分くらいの広さです。

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しかも収納は天井までの作り付けの半間の靴箱だけです。

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中に収納できる靴は約50足。傘だって10本が限界です。

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収納少なっ!!と思う方もいるかもしれませんね。

家を建てた当時、玄関の隣に収納の小部屋を作るのが流行っていて(今もあるのかな?)子供の遊び道具や部活の道具なんかもしまえると人気でした。

家にかけられる予算って、まあ限られていますよね。我が家の場合は、収納のためのスペースにお金をかけるのをやめて、自然素材にお金をかけようと決めました。

それでこんな玄関になりました。

靴は一人10足+α。それを超えてしまったら各自の部屋のスペースに置くことにしました。そう決めたら、新しい靴を買う時は各自いらない靴を捨てるようになり、結果13年ずっと収まっています。

子どもが大きくなると、一緒にいる時間はほんとに短いんだなと実感します。ベビーカーや三輪車、部活の道具も置く場所が必要なのはほんの少しの間でしたね。

息子がテニスをやっていた6年間はいつも玄関にラケットが立てかけてあってちょっと乱雑でしたが、玄関のスペースはうちはこれでよかったと思っています。

玄関は広い方がいい...確かに狭いよりは広い方がいいかもしれません。でもその分掃除は大変ですよね。

収納は多い方がいい...確かに多ければたくさんの物を持つことができますよね。でも本当に全部必要なものでしょうか?

お客さんがたくさん来る家は玄関は広い方がいいかもしれませんし、広い玄関より生活スペースを優先したいという方もいるかもしれません。
優先順位は本当に人それぞれ。だから何を優先するかがはっきりしていると、限られた予算を有効に使えるのではないでしょうか。


今日は玄関スペースについて、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

水回りに無垢材ってどうなの?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

自然素材の家を建てたいと検討中のあなたは、無垢の床材は素敵だけど台所とか洗面所とかトイレなどの水がかかりやすい場所は大丈夫なんだろうか?
と悩んでいるのではないでしょうか?

私が家を建てる時もそこ、けっこう悩みました。
料理する時って床に水がこぼれるんですよね。
調味料をこぼしたり、食器を落としたり...。
お風呂に入っている時も「あ、シャンプーがない」とびしょびしょの足で洗面所に取りに行ったり...。

・水に強い木材にすれば大丈夫かな?
・そもそも水に強い木って?
・クッションフロアの方がいいかなあ?
・10年後20年後はどんな風になるんだろう?

悩んで悩んで、実際に住んでる人の話が凄ーく聞きたかったんです。

そこで今回は水回りの床材について、自然住宅に13年住んでいる私が水回りの床についての体験をお話ししますね。

我が家の場合、キッチンはリビングとつながっているので、できたらキッチンは同じ床材で統一したいなあと思っていました。

水に強いと言っても色んな木があるんですよね。ひのき、ひば、レッドシダー、杉、さわら、オーク、くり、ナラ...。
どれも水に強くメリット・デメリットがあります。数多くの木材の中からどう絞り込んでいったかというと、キッチンは立ちっぱなしってことが多いので、

・比較的柔らかくて足への負担が少ない
・空気を多く含むので断熱効果が高く暖かい

という特徴のある針葉樹を選びました。その中でも

・ひのきはひのきオイルなんて商品が出ているほど油分が多く、天然のワックスのようになり水をはじく

と聞きひのきにすることに。

13年経った今のキッチンはこんな感じです。

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傷もたくさんついているし、ワゴンのタイヤが通る部分は白く削れています。
でも全体的に見るとつやがあり、時間が経った今の方がワックス効果が増して、汚れをはじくようになりました。

これがリビングの床です。

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そんなに変わらないですよね。

それは、キッチンは水や汁物をこぼしてもすぐに拭けるからなんです。同じひのきでも水に濡れたままにしておくとこんな風になっちゃうんです。

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ここは掃き出し窓の部分の床なんですが、掃き出し窓って、窓を開けて置いた時に雨が吹き込んでも、気付かないまましばらく放置されてしまうことって多くないですか?
あ、うちだけかな( ´∀` )それが度重なると、こんなふうにつやがなくなり、白く色抜けしてしまうんですね。
まあ、このあと20年後、30年後にどうなっているかはわかりませんが...。


我が家では入居したころは子供が小さかったので、目くじらを立てなくても済むように洗面所とトイレはクッションフロアにしました。

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今のところ、はがれや劣化などはないですね。

住んで13年のあいだに洗濯機の水漏れ、トイレの水漏れなど水のトラブルが実際に何度もあったので、結果的にクッションフロアにしてよかったなあと思います。

また、トイレは水漏れがあるので取り換えようかなと思っているのですが、13年前とサイズが変わってきているんですよね。ということは設置の場所が変わってしまうということで、床材の張替えもしなければならないようなんです。そんな意味でも安いクッションフロアにしておいてよかったと思っています。

水回りは傷みやすいので10年後、20年後にリフォームするという事も念頭においておくといいですよ。

無垢材の床で13年暮らしてきてわかったのは、無垢板を一番傷めるのは水分を放置しておくことだということ。
家を建ててからの生活を想像して、手入れができそうな場所、無理そうな場所をイメージするといいかもしれませんね。

木材を選択する時に頼りになったのは、やっぱり木の専門家の工務店のスタッフさん。
しょせん素人がネットで仕入れる情報なんて知れているので、現場で木を毎日触り経験が豊富な方の意見がものすごーーーく参考になりました。

木材について知り尽くしている大工さんから直接話を聞けたら最高ですよね。

今回は水回りの床材について、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

自然素材の家で部屋干しすると匂わないってホント?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

雨が降らずにカンカン照りだった夏が終わり、秋雨のシーズンがやってきましたね。
秋雨というのは夏から冬の季節の変わり目で、夏の暖かい高気圧と冬の冷たい高気圧がせめぎ合いで雨が降るらしいです。
梅雨の時期同様、洗濯物を外に干せない日が増えてきますね。

日本は雨が多いので洗濯物を室内に干す時間がとても多いですよね。そうなると気になるのは部屋干しの臭いではないでしょうか?
部屋干し専用の洗剤、除湿器、スプレー式の消臭剤などがたくさん売られていますもんね。

実は自然素材の家で使う、無垢の木材や漆喰、畳、障子、ふすまなど、日本古来からの建材は、部屋の温度、湿度を調節し、
においを吸収する効果があると言われています。つまり、部屋干しをしても洗濯物も臭わないというのです。

でもそれって実際どうなの?本当かなあ?って思いますよね??

そこで今日は自然素材の家で13年間部屋干しをしている私の実感を書きたいと思います。

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部屋干ししても臭わないは本当か?

本当です(*^^*)
私は専門家ではないのでただの実感でしかないのですが、13年部屋干しをしてきて、臭いなと思ったことは一度もありません。

実は13年の間に洗剤も色々と使ってきました。最初はそのせいで臭くないんじゃないかと思っていました。

☆界面活性剤ゼロで重曹主体の粉状洗浄剤「バジャン」「浄」
☆界面活性剤ゼロの液状洗浄剤「海へ」
☆洗浄剤がいらない洗濯リング

こういった有機成分の入っていない洗濯洗浄剤を使っていたので、臭くなる原因となる有機物質が少ないせいなのかなと思っていたのです。

でも子供がだんだん大きくなり汚れが増してくると、有機成分の入った通常の粉せっけんや液体せっけんも使うようになりました。
子供が高校生になり部活の汚れと臭いに耐え切れず、香りの入った合成洗剤を使うこともでてきました。

でもこういった粉せっけんや合成洗剤で洗濯したものを部屋干ししても、全く臭くなかったんです。

周囲には部屋干しの洗濯物の臭いで悩んでいる人がけっこう多いのですが、遊びに行ったりすると、
ビニールクロスの壁に合板のフローリングというお宅が圧倒的に多くて、やはり建材の影響が大きいと実感しました。


我が家のリビングと居室は、ホタテの貝殻を原料にしたホタテ漆喰壁というものです。
貝殻の細微な穴が部屋の温度に応じて水分を吸ったり、吐いたりする調湿効果もあるし、消臭効果もあると言われる壁材です。
トイレ、洗面所などの水回りは調湿効果がもっと高いと言われる珪藻土で施工しました。

ホタテ漆喰壁は、珪藻土や本漆喰にくらべて消臭・殺菌効果は低めと聞いていましたが(大分安かったので仕方なし(-_-;))それでも全然部屋干しの洗濯物が臭わないです。
全空間を珪藻土や本漆喰にできればもっと快適かもしれません。

そして床材は一階が無垢のヒノキ、二階が無垢のパインです。ヒノキもパインも針葉樹で、フィトンチッドといういい香りの成分が広葉樹よりたくさん含まれているんだそう。
これには消臭や抗菌作用があるそうで、その影響もあるかもしれません。消臭に重きをおきたいなら針葉樹の床材を選ぶという選択肢もアリだと思います。

家の中は果てしなく繰り返される地味な掃除、洗濯、片付けの場所。見た目のステキさも大事ですが、機能性もとっても大事です。
自然住宅は、部屋干しに関しては多分除湿器並みの高性能を発揮すると私は思っています。
床材と壁材は一番面積が多く、一番触れることが多く、一番機能が発揮される建材なので、妥協せずに実際に触ったりして体験して選んだ方がいいと思います(^^♪

タッチハウスでは本漆喰も、珪藻土も、無垢の床材もコストアップすることなく施工できるとか!いいなあ。うらやましい。

今日は部屋干しについて、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

洗濯物干し場はどこにする?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

住宅雑誌や展示場、インテリアの売り場などに行くと、オシャレにきれいに整えられていて素敵ですよね。
でもそんなオシャレな家でも生活を始めるとあっという間に汚れ物でいっぱいになっていきます。
そう、家の中は果てしなく繰り返される地味な掃除、洗濯、片付けの場所でもあるのです。

だから見た目のステキさと同じくらい、それらの家事がしやすいように考えて設計することが大事だなと実感します。家事動線ってやつですよね。

今日はそんな家事の一つ、洗濯干しについて、一階と二階の干し場の両方を使ってみた経験を元に書きたいと思います。

今は自宅で在宅の仕事をしている私ですが、3年前までは9時~6時までの仕事についていて、
土日も仕事か、子供の少年団や部活に付き添う超多忙な毎日を送っていました。

洗濯もの干し場は一階と二階の2カ所に作ったのですが、その頃は「2階に上がる時間も惜しい」と、使っていたのはもっぱら一階の干し場でした。
(一階の干し場はリビングの南側に設けたウッドデッキの端です)

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一階の干し場のメリットは、やはり階段を上らなくていいこと。
洗濯物も濡れていると意外と重たくて、それを持って上がるのはけっこうしんどいので省力化できるし、洗うのも干すのもしまうところも一階なので、
一階で全てが完結できるので時短できました。

しかもその頃の私は、朝の家事をひとつでも少なくしたくて、夜のうちに洗濯して干していました。
リビング脇の干し場だと、子供や夫とおしゃべりしながら干せるのが良かったですね。

家で仕事をするようになって時間に余裕ができて、2階に干すようになりました。

2階の干し場のメリットは何といっても早く乾くこと。
一般的な住宅密集地の場合、2階の方が日当たりがいいという場合が多いと思いますが、我が家も例にもれず2階の方が日当たりがいいというのもあると思いますが、
二階の干し場は一階に比べるとやはり湿気が少ないんでしょうね、特に雨上がりでは干し時間が大きく違います。
3~4時頃に帰宅して取り入れることができる生活スタイルなら、2階の干し場のメリットは大きいと思います。

2階で干すようになって一番よかったなと思うのは、雨の日です。多分湿気の関係なんでしょうが早く乾きます。うちは除湿器がないので扇風機を回して部屋干しにするのですが、
薄いものは夕方には乾くし、厚手のデニム生地のものも、翌日の朝にはたいてい乾いてしまいます。
一階に干していた時は2~3日ほしていたこともあったので、全然違います。

また、一階の干し場だとリビングから洗濯物が見えることがありましたが、2階だと全く目につかないのがいいですね。
まあこれは物干し場の位置によってなので、二階干し場だからこそのメリットではないですが(^^;


というわけで、一階と二階の両方で洗濯を干した経験のある私が感じた一階の物干し場のメリットは

☆省力・時短

二階物干し場のメリットは

☆早く乾く・目につかない

ですね。

洗濯干しは、量が多いと意外に重労働です。
体力や、家事を担当する人の忙しさ、洗濯物の量など、時間と共に条件は変わると思うので、
柔軟に対応できるような設計にしておくといいかもしれませんね。今日の記事が参考になれば幸いです。

果てしなく続く家事をどれだけ楽しめるかによって、家で過ごす時間のクオリティが大きく変わってくると思います。
それを設計できるのが家を建てる時。住宅のプロの手を上手に借りながら、理想の家づくりを楽しんでくださいね!


今日は洗濯物の干し場について、私の超個人的な感想をお話しました。
ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

吹き抜けってどうなの?パート2☆冷房編

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

今週は台風が近づいているせいか天候不順ですね。でもまだまだ暑い日が続いていますね。

先日吹き抜けについての記事をアップしましたが、エアコンがなかったため、夏のエアコンの効きについてコメントできなかったのが心残りでした。だってやっぱり8月の最も暑い時期に、吹き抜けでのエアコンの効きはどうなの?って気になりますよね。

実はあれから我が家にエアコンが導入されたので、吹き抜けのエアコンの効きについてレポートできることになりました!パチパチ!

というわけで今日は、観測史上最も暑い夏と言われる今夏、吹き抜けの冷房の効きってどうなの?をレビューしたいと思います。
吹き抜けを検討しているあなたのお役に立てればうれしいです。


まずは設置空間と導入したエアコンのKWを紹介しますね。

我が家は12畳のダイニングキッチンと約10畳のリビング、その隣に6畳の畳の部屋があります。東西に細長く南側は三間分の掃き出し窓があります。吹き抜けはリビングの上部8畳分と、リビングに設けられた階段上部2畳分です。

畳の部屋はふすまで仕切ることができるので、約22畳のLDKが冷えればいいかなと、23畳用の7.1KWのエアコンを導入しました。

設置場所は、真ん中のリビングと畳の部屋の間の壁。リビングからダイニングキッチンに向けて風が行くように設置しました。
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設置当日は35度越えの暑い日。汗だくで設置してくれた作業員さんがエアコンのスイッチを入れたとたん、5分ほどであっという間に冷えていくではありませんか。27度の設定温度では寒いほど!
「え?こんなに冷えるの?」
でもでも、作業が終わったのは4時過ぎだったので、ガンガンに陽が照りつけてるわけじゃないし、まだわかんないな。とまだまだ疑っていたのでした。

翌日はいい天気で、三間分の南の窓から太陽の光が容赦なく部屋に差し込む暑い日。外気温は35度。
「この太陽光にエアコンが対抗できるのか??」
ドキドキしながらスイッチを入れると、やはり5分ほどであっという間に冷えるじゃないですか!しかもためしに畳の部屋や洗面所などの戸も開けてみても、十分涼しくなるじゃありませんか!

つまり、23畳用のエアコンで約30畳分の空間が十分涼しくなったってことです。めちゃめちゃパフォーマンス高くないですか?

吹き抜けもあるのにこんなに冷えていいの?そう思って2階に上がってみると...あ・・暑い(^^;
そうか、大空間なのに一階がこんなに冷えるのは、冷たい風がぜんぜん上には上がって行かないからなんですね。
2階に冷気が行かない分、分散せずにこのサイズのエアコンでも1階が十分に冷えるということではないかなーーと思います。

エアコンの業者さんが言っていたんですが、吹き抜けのもう少し高い場所に設置し、30畳以上の大きいパワーのあるエアコンをつけ、シーリングファンなどで空気を動かせば、全館を冷やすことも可能だと言っていました。

我が家では2階の個室は寝るだけなのでこれで大丈夫ですが、個室で仕事や勉強をするとか、寝る時も暑くてエアコンがないと眠れないというお宅では、30畳のエアコンか、個室のエアコンの検討が必要かもしれません。

ともあれ、吹き抜けのエアコンは、想像しているより冷えるというのが実感です。最近のエアコンは性能がいいとは聞いていましたが、激しく同感です。涼しすぎて設定温度がどんどん上がっています(^^;

吹き抜け上部へ冷気は上がって行かないからですが、それって暖かい空気は全部上に上がってしまうということなんですよねー。それを考えると吹き抜けは床暖房などと相性がいいのかなと思います。

ぜひ、家を建てた後の生活まで想像して、間取りを検討してみてくださいね。

今日は吹き抜けについて、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!


リビング階段ってどうなの?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

家づくりを考えているあなたは、リビング階段をきっと検討したことがあるのでは?

家族のコミュニケーションをとるのにリビングを通らないと二階の個室に行けないリビング階段は

有効だという話はよく聞きますよね。

ハイ、私もそれだ!とリビング階段を採用した一人でございますw

そこで今日は、実際に子供5歳と7歳の時に家を建て、現在二人とも大学生になっているという私が、

子育てを振り返ってお伝えしていこうと思います。


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まずはリビング階段にしてよかったこと、悪かったこと。

よかったこと
☆廊下がない分、床面積の割に広く感じること。
リビングの中に階段があると、壁がないのでその分広く見えます。

子供の友人がたくさん来てリビングでテレビを見たりする時に、椅子代わりに階段に座ってみる子もいました。

☆廊下が部屋のアクセントになっていてオシャレに見える。
壁に沿って階段をつけたので、階段がデザインのように見える。

☆2階に行くのが億劫じゃなくなる。
リビングに階段があると、2階との距離が縮まる気がします。

実家は普通の階段だったので「リビングから暖房や冷房の効いていない廊下の奥の階段を上って2階に行く・・・」というのは意外と心の障壁になっていて、

2階が遠く感じられ行くのが億劫に感じていました。

リビング階段だと空間でつながっているので、2階も同じ空間のように感じますね。

悪かったこと
☆子供の友人がリビングを通らないと子供の部屋に行けない。
子どもの友人が来た時など、リビングを通らないと自分の部屋に行けないので、

ねまきや部屋着でいたりすると焦る(^^; また、来客中に子供が帰ってくるというパターンもあり、

お客さんに気を使わせてしまうこともありました。

☆階段上部は吹き抜けなので、冷暖房の効きが悪い。
暖房する時は暖かい空気が上に行ってしまうのでリビングが暖まりにくいというのが実感です。

全館暖房するという考え方ならいいのかもしれません。

☆音や匂いが筒抜け
吹き抜けの回でも言いましたが、テレビの音や生活音は筒抜けになるので、

子供が遅くまで起きている年ごろになるとうるさく感じました。

今後、娘や息子が結婚して、子供を連れて帰省する時のことなどを考えると、ちょっと不安です。


リビング階段の良かったこと、悪かったことをあげてみましたが、肝心の子供とのコミュニケーションはどうだったかと言うと...。

子供とのコミュニケーション
リビング階段のメリットに「子どもが帰ってきた時や出かける時に、必ず顔を合わせるからコミュニケーションがとれていい」というのがあり、

コレだ!と思った私でしたが・・・、実際に13年子育てをしてきて「子供とのコミュニケーションにリビング階段はほとんど関係ない」

というのが実感です。

というのは、いいコミュニケーションは、相手を思いやれるかどうかがカギだからです。

子供は本当に敏感なので、親が自分の思いを通そうとすると反発するし、

子供の思いを優先させてあげれば親を信頼してくれます。

恥ずかしながら、昔は子どものやりたいことを無視して自分の都合ばかりを押し付けていたので、

子供は反発してうまくいっていませんでした。

その後、子供のやりたいことを優先できるようになったら子供との関係がすごくよくなったんですね。

その時に、リビング階段かどうかという、物理的なことってほとんど関係なかったと断言できますね。

むしろ関係の悪い時は接触の機会が増えて、冷静になるものもなれずにヒートアップしてしまうこともあり、

デメリットに感じることも多かったように思います。

「リビング階段にして親子関係がよくなる」なーんていう事はメリットにはならないので、

それより別のメリット、デメリットに目を向けて検討するといいと思います。

この記事が少しでもお役に立てたらうれしく思います。

自分の理想のライフスタイルにピッタリあった階段を見つけてくださいね!


今日はリビング階段について、私の超個人的な感想をお話しました。

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それではまた次回お会いしましょう!

大きな窓のあるリビングってどうなの?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

家を建てる時、日当たりが良く、明るく開放感のある家を建てたいと思う人は多いのではないでしょうか。

光をたくさん取り入れて通気性も高まる、大きな窓があるリビングに憧れますよね。

熱が入りやすく逃げやすいことから敬遠されていたのは昔の話で、断熱性が高いサッシを使えば問題ないというし...。

今日はそんな風に大きな窓のあるリビングに憧れて、窓の多い明るいリビングにした私が、

実際に13年住んでみて感じた大きな窓のメリットとデメリットを紹介したいと思います。

私の家はリビングの南面に一間半(273㎝)の窓が2つ並んでいます。

合計546㎝の開口部があり、南面はほとんど掃き出し窓という間取りです。
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大きな窓のあるリビングのメリット



明るい
開口部が広いので明るさは抜群。太陽が出ると同時に家中が明るくなり、解放感もあって気持ちいい。

風通しがいい
季節のいい時は窓を開けておくことが多いので、南側の掃き出し窓から北側の小さな窓に風が通り抜けていきます。

おかげで湿気もたまりにくいようです。

冬温かい
冬は太陽の位置が下がってくるので、南の窓から部屋の奥まで日が入ってきます。

そのおかげで天気のいい日は昼間は暖房がいらないほど温かく過ごせます。

大きな窓のあるリビングのデメリット

夏暑い
太陽の位置が高い6月7月はまだいいのですが、8月にもなると、だいぶ位置が下がってきて、

日の光が部屋の中に容赦なく入ってきます。

窓際にいることができないほど暑くなり、エアコンがないと熱射病になりそうなくらいです。

窓ガラスの掃除が大変
解放感を味わうためにはカーテンを開けておくので、ガラスの汚れが目に付くことになります。

冬の空気が乾燥している時期はそうでもないのですが、湿気の多い夏はすぐに汚れが目立ってきてしまいます。

仕事で忙しくて掃除できない時はストレスになります。

外からの視線が気になる
我が家の南側は公園になっているので、休日の昼間などは公園からの視線が気になります。

公園から目隠しになるようにオーニングをしたり木を植えているので、その分外構に費用がかかっています。
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まとめ
大きな窓のあるリビングは、明るく、風通しがよく、開放的ですが、夏暑かったり、

掃除や視線が気になるデメリットがあるというのが私の感想です。

夏暑いというのも、10年前のガラスと今のガラスでは断熱性能も上がっていると思いますし、

エアコンを利用すれば快適に過ごせると思います。

また窓の掃除も家のメンテナンスを楽しめる方なら苦にならないですよね。

外構も設計の時点である程度計画しておけば問題ないかもしれません。

窓の大きさは家の印象を大きく変えると思うので、メリット、デメリットを知って、じっくり検討してみてくださいね。

今日はリビングの窓について、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!

アイランドキッチンってどうなの?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

家を建てようと間取りや配置を考えている時って楽しいですよね。玄関はどこにしよう、リビング、ダイニング、キッチンの繋がりは?

きっとあなたはワクワクしながら考えていることと思います。

特にキッチンには、壁に向かった形、対面式のI型、コの字型、アイランド型など

色んなタイプがあって、どのタイプにするかも悩みどころですよね。


そこで今日は、キッチンの使い勝手をレビューしたいと思います。

我が家ではアイランドキッチンを採用したので主にアイランドキッチンの使い心地についてお話したいと思います。

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アイランドキッチンのメリット・デメリット

私は料理が好きでキッチンにいる時間が長いので、「料理中も家族と交流したい」「家族と一緒に料理したい」という思いがあって

アイランドキッチンを選びました。さて実際に13年住んでみてどうだったかと言うと...。

メリット
ダイニング、リビングとの仕切りがないので、料理をしている時に孤独感を感じない。

テレビや音楽を楽しみながら料理できる。

料理している時間がわりと長いので、その時間、家族とも一緒の空間にいられるのは楽しい。

作業台が広いので、たくさん料理をする時に便利。

人寄せで料理を作ったり、たくさんのお弁当を作ったりする時、作業台が広いと食材などを並べておけるし、

できあがったものをおいておくスペースがあるのがいい。

☆スペースがあるので、大人数で料理の支度や後片付けをしやすい。

左右どちらからでも回り込めるので、一人が皿洗い、一人が茶碗を拭く、

一人が残り物を冷蔵庫へしまうという風に複数人で作業しやすい。

デメリット

☆リビングで静かにテレビを見たいのに、キッチンで料理をしている音がうるさい。

料理を作る側からするとメリットな部分が、作らない人から見るとデメリットになってしまう。

☆広いスペースなだけに、気を抜くといろんなものを置いてしまいごちゃごちゃになりやすい。

子どものカバン、郵便物、お菓子、食べかけのパン、飲みかけのペットボトル、飲み終わったコップ、

新聞、チラシ、時計、スマホ、読みかけの本、

雑誌...忙しいと気づかないうちに置き場の決まっていないモノたちが山積みになってしまいます。

☆散らかった時に隠せない

急な来客があった時、散らかっていてもオープンなので隠す場所がなく、全部見られてしまいます。


まとめ

アイランドキッチンは、解放感があってリビングダイニングとの一体感がある所が最大のメリットですが、

同時にデメリットにもなるなーと改めて思いました。

アイランドキッチンが向いているのは、いつもきれいに片づけておける人、料理を通して家族と交流したい人、料理を生活の中心にしたい人。

逆に向いてない人は、忙しくて片付けまで手が回らない人、料理に時間をかけたくない人、家族それぞれの活動を邪魔したくない人などでしょうか。


今回はアイランドキッチンについて、私の超個人的な感想をお話しました。

キッチンは住む人の生活に密着しています。自身の生活スタイルをよく観察してピッタリのキッチンをぜひ見つけて下さいね!

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それではまた次回お会いしましょう!

吹き抜けって暑い?

こんにちは。タッチハウスブログスタッフの平戸です。

うだるような暑さとはこのこと?というくらい暑いですね。お盆休みはいかがお過ごしでしょうか。

これから家を建てようと思っているあなたは、お盆休みを利用して住宅展示場などを回ることもあるかもしれませんね。モデルハウスで多用されているのが吹き抜け。リビングに大きな吹き抜けがあると広々として見えてカッコいいですよね。
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でも吹き抜けって実際どうなの?って思いますよね。気候のいい時はよくても、暑い時や寒い時ってどうなの?って。

そこで今日は実際に吹き抜けの家に13年住んでいる私が、吹き抜けの暑さ寒さの実感を含めてお伝えしていこうと思います。よかったら参考にして下さいね。


我が家は家の中央のリビングに6畳の吹き抜けがあります。階段もリビング階段にしたのでリビングは一階と二階がつながっている感じです。まずは吹き抜けのメリットから。

メリット

☆夏涼しい
うちはエアコンがないので、エアコンの効きについてレビューできないのが申し訳ないのですが、夏は熱い空気が上昇し2階の窓から抜けていく感じがあります。例年最も暑い8月の上旬は暑くて死にそうになりますが、それ以外の時期は扇風機だけでも過ごせるくらいです。

☆2階との温度差がない

実家は吹き抜けのない2階建てで、夏は2階に暑さがこもって2階に行くのが嫌になるのですが、吹き抜けの我が家では2階との温度差がほとんどありません。

☆明るい

吹き抜け部分の高い場所の窓から光が入るので、曇りの日でも明るい。特に家の奥の方って光が当たらず、昼間でも薄暗くなってしまうけど、吹き抜けだと奥まで光がとどいて明るいです。

デメリット

☆冬は寒い

夏は風の通りが良くていいのですが、冬は逆にデメリットに。暖めた空気が2階に行ってしまうからです。一階と二階が一体化している吹き抜けの家は、全館を冷房したり暖房する方法が合ってると思います。

☆音が響く

寝ようと思って寝室に行っても、リビングでテレビをつけていたりするとよく聞こえてきて、うるさく感じることがあります。よく言えば「家族の気配を感じられる」わけですが...。子供が小さいうちはあまり想像できなかったのですが、子供が高校生くらいになると夜更かしするようになり、気になり始めました。

☆吹き抜け部分のお手入れが命がけ

吹き抜け部分の高い窓の掃除がとにかく危ないです。うちははしごで登って窓を拭くのですが、一度やってみましたが本当に怖いです。それ以来夫にやってもらっているのですがケガでもしたらと気が気ではありません。

壁のすす払いは長い棒を使って何とかやっています。うちにはついていないのですが、吹き抜けの天井に設置したシーリングファンもお手入れが大変そうです。
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吹き抜けはこんな風にメリット、デメリットがありますので、その両方を知って検討するといいと思います!

今日は吹き抜けについて、私の超個人的な感想をお話しました。ご質問などありましたら何でもお答えしますのでコメント欄にどうぞ!

それではまた次回お会いしましょう!